JP3600023B2 - ホース誘導装置 - Google Patents

ホース誘導装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3600023B2
JP3600023B2 JP21323998A JP21323998A JP3600023B2 JP 3600023 B2 JP3600023 B2 JP 3600023B2 JP 21323998 A JP21323998 A JP 21323998A JP 21323998 A JP21323998 A JP 21323998A JP 3600023 B2 JP3600023 B2 JP 3600023B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
guide
frame
guides
liquid supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21323998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000044130A (ja
Inventor
喜代士 根本
和博 諫山
和宏 吉田
富雄 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruyama Manufacturing Co Inc filed Critical Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority to JP21323998A priority Critical patent/JP3600023B2/ja
Publication of JP2000044130A publication Critical patent/JP2000044130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3600023B2 publication Critical patent/JP3600023B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/34Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables
    • B65H75/38Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables involving the use of a core or former internal to, and supporting, a stored package of material
    • B65H75/44Constructional details
    • B65H75/4402Guiding arrangements to control paying-out and re-storing of the material

Landscapes

  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力噴霧機等の枠体内に載置されているホース巻取機に巻回される送液ホースを枠体外に誘導するためのホース誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
農作業や園芸等に用いられる動力噴霧機等には、薬液等を噴霧するための送液ホースが備えられている。この送液ホースは、比較的長いものとされているため、通常、動力噴霧機に載置されているホース巻取機によって巻回されており、作業時においては送液ホースが案内体を介してホース巻取機から引出されるようになっている。
【0003】
ところが、このように、送液ホースを枠体外に引出そうとすると、送液ホースに弛みが生じ、枠体等に接触したりして損傷するおそれがあった。そこで、実開平5−3252号公報では、枠体のホースリールの上方に設けた案内体に案内筒を連結した動力噴霧機を提案している。このような構成では、案内体によって案内された送液ホースは、案内筒によって枠体外まで案内されるので、送液ホースが弛んで枠体等に接触したりする等の不具合が解消されるようになっている。
【0004】
また、実公平4−39239号公報では、コ字形状の案内ブラケットにガイドローラを垂直方向に回転自在に枢支するとともに、案内ブラケットの先端に筒状のガイドパイプを設けたホース案内装置を提案している。このような構成では、送液ホースが筒状のガイドパイプを介して枠体外まで引出されるので、上記同様に、送液ホースが弛んで枠体等に接触したりする等の不具合が解消されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した前者の先行技術では、案内体に連結される案内筒は、比較的長いものとなっているため、作業終了後において、案内筒を格納しようとしても、案内筒の先端が枠体外にはみ出てしまうため、動力噴霧機の移動、搬送や格納に支障をきたす場合がある。
【0006】
さらに、案内体に連結される案内筒は、比較的長いため、送液ホースを案内筒を介して引出すとき、送液ホースが案内筒の内面に接触して摩擦を生じることから、送液ホースの引出しに大きな力を要するばかりか、その摩擦によって送液ホースが磨耗してしまうという問題もある。さらにまた、作業時等において、案内筒の先端部に送液ホースが長時間にわたってぶら下げられると、送液ホースに曲り癖が付いてしまうという問題もある。
【0007】
一方、上述した後者の先行技術では、案内ブラケットの先端に設けたガイドパイプは、上述した前者の先行技術よりは比較的短くされているため、送液ホースの引出し力が小さくされるものの、ガイドパイプは単に筒状であるので、上記同様に、送液ホースがガイドパイプを介して引出されるとき、摩擦によって送液ホースが摩耗したり、送液ホースに曲り癖が付いてしまうという問題を有している。
【0008】
本発明は、このような事情に対処してなされたもので、送液ホースの摩耗や曲り癖を防止することができるホース誘導装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載のホース誘導装置は、枠体(2)に搭載されるホース巻取機(5)に巻回される送液ホース(5a)を前記枠体(2)上方に導出するホース導出部(24)と、
所定の作業位置にあるとき、前記枠体(2)上方において前記ホース導出部(24)から前記送液ホース(5a)を少なくとも水平方向に所定長さ前記枠体(2)外方へ案内する案内体(19a,19b)と、
前記案内体(19a,19b)を、前記所定の作業位置から前記案内体(19a,19b)の外方端部(19f)が前記枠体(2)の水平方向内方に納まる格納位置まで摺動自在に支持するガイド部材(18a,18b)と、
前記所定の作業位置から前記格納位置へ向かって前記案内体(19a,19b)が移動するのを阻止する回動自在に支持された係止手段(16)と、
前記送液ホース(5a)を滑らかに係合する誘導溝(20a)を側周全面に設けた誘導ローラ(20)とを備えてなり、
前記案内体は、前記送液ホース(5a)を間に配し、且つ平行に設けられた一対の棒状部材(19a,19b)からなり、
前記誘導ローラ(20)は、これらの一対の棒状部材(19a,19b)の外方端部(19f)間に回転自在に挟持されており、
前記一対の棒状部材(19a,19b)の内方端部(19c)のストッパ(19d)とガイド部材(18a,18b)との間にはスプリング(19e)が介装されており、
各一対の棒状部材(19a,19b)を前記作業位置へと引出すとき、係止手段(16)を回動させて前記ストッパ(19d)を係止手段(16)に係止させるようにし、各一対の棒状部材(19a,19b)を内方端部(19c)側の格納位置へと引戻すとき、係止手段(16)を回動させて前記ストッパ(19d)を係止手段(16)から外すようにした、ことを特徴とする。
【0010】
このような構成では、案内体(19a,19b)を枠体(2)の内側まで引込めたり、枠体(2)の外側まで引出すように摺動自在に支持されているため、格納時には、案内体(19a,19b)を枠体(2)の内側に位置させることができる。このため、案内体(19a,19b)を枠体の内側に格納できるので、格納時に場所を取らない。案内体(19a,19b)は、水平方向に外方へ案内するだけではなく、垂直方向にも(例えば斜め上方に)案内するようにしても良い。垂直方向にも案内する場合は、案内体(19a,19b)を格納位置に移動させることにより、垂直方向の寸法を低減できる。
【0011】
係止手段(16)により、作業時には案内体(19a,19b)を固定することにより、案内体(19a,19b)が内側に引き戻ってしまうのを防止することができ、作業性が向上する。
【0012】
また、送液ホース(5a)を、ホース導出部(24)より枠体(2)の上方に導出して、各案内体(19a,19b)に沿って引出し、案内体(19a,19b)の外方端部(19f)間に回転自在に取付けられている誘導ローラ(20)の誘導溝(20a)内に係合させる。この状態で、送液ホース(5a)を誘導ローラ(20)より引出すと、誘導ローラ(20)が送液ホース(5a)の引出しに応じて回転するため、送液ホース(5a)は、誘導ローラ(20)との間に摩擦を生じることなく引出される。このとき、誘導ローラ(20)は、枠体(2)の外方に位置しているので、誘導ローラ(20)の誘導溝(20a)によって誘導される送液ホース(5a)は枠体(2)に接触することなく枠体(2)の外方に引出される。また、送液ホース(5a)は、誘導ローラ(20)の側周全面に設けられている誘導溝(20a)によって保持されるため、作業中、長時間にわたって送液ホース(5a)が誘導ローラ(20)の誘導溝(20a)に保持された状態にあっても、送液ホース(5a)に曲り癖が生じない。
【0013】
さらに、前記案内体(19a,19b)が、平行に設けられた一対の棒状部材(19a,19b)からなり、前記誘導ローラ(20)は、これらの一対の棒状部材(19a,19b)の外方端部(19f)間に回転自在に挟持されているため、案内体(19a,19b)及び誘導ローラ(20)を簡易な構成とすることができる。
【0014】
請求項2に記載のホース誘導装置は、前記各案内体(19a,19b)の前記外方端部(19f)には、前記誘導溝(20a)からの前記送液ホース(5a)の離脱を阻止する湾曲アーム(21a,21b)が前記誘導溝(20a)の上部側を跨ぐように取付けられていることを特徴とする。
【0015】
このような構成では、誘導溝(20a)の上部が湾曲アーム(21a,21b)によって囲まれているため、誘導溝(20a)からの送液ホース(5a)の離脱が湾曲アーム(21a,21b)によって阻止されることから、送液ホース(5a)の引出しを中断することなく連続して行える。
【0016】
請求項に記載のホース誘導装置は、前記案内体(19a,19b)は前記ホース導出部(24)における鉛直軸回りに回動自在とされていることを特徴とする。
【0017】
このような構成では、案内体(19a,19b)がホース巻取機(5)の上方にて鉛直軸回りに回動自在とされることにより、枠体(2)の外側に向けて引出される送液ホース(5a)の引出し方向に応じて誘導ローラ(20)の向きが変えられる。これにより、送液ホース(5a)の引出し方向が変えられても、誘導ローラ(20)との間に摩擦を生じることなく送液ホース(5a)が引出される。また、送液ホース(5a)の向きを自在に変えられるため、作業性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のホース誘導装置を備えた動力噴霧機を示す斜視図、図2は、図1のホース誘導装置を拡大して示す斜視図、図3は、図1のホース誘導装置の格納状態を拡大して示す斜視図、図4は、図1のホース誘導装置の詳細を示す側面図である。
【0019】
図1に示す動力噴霧機1は、枠体2の内部後方にエンジン3に連結された噴霧機本体4を配設し、その前方に送液ホース5aを巻取るホース巻取機5、ホース整列装置6及びホース誘導装置10を備えて構成されている。
【0020】
ホース誘導装置10は、図2〜図4に示すように、ホース整列装置6のシャフト7a,7bに沿って枠体2の幅方向に往復移動する移動体8に回動自在に枢支されている。すなわち、図4に示すように、移動体8には、上端にリング状のフランジ11aを有する中空の筒体11が取付けられている。また、この筒体11には、フランジ12aを有した中空の筒体12が回動自在に装着されている。さらに、この筒体12には、フランジ13aを有した中空の筒体13が回動自在に装着されている。なお、筒体11,12,13が、送液ホース5aを枠体2上方に引き出すホース導出部24となる。
【0021】
フランジ13a上には、2枚のガイド板14a,14bのフランジ14cがボルト13bによって取付けられている。これらガイド板14a,14bは、垂直方向に送液ホース5aの径より若干広い間隔をおいて互いに平行となるように立設されている。また、そのボルト13bの下端部は、筒体12のフランジ12aに係止する位置まで延びており、これによって筒体12,13が筒体11を介して同時に同方向に回動できるようになっている。
【0022】
また、筒体13のフランジ13aに取付けられているボルト14dには、筒体12のフランジ12aに弾接するスプリング14eが装着されている。このスプリング14eによって上記の送液ホース5aの引出し時の急激な力が吸収されるようになっている。筒体12のフランジ12aの端部には、2本の支持アーム15の後端部15aが取付けられている。各支持アーム15の先端部15bのそれぞれは、ボルト15cによって2枚のガイド板14a,14bの内側に連結されている。
【0023】
また、各支持アーム15には、2本のストッパアーム16がシャフト16aを介して垂直方向(矢印a,b方向)に回動自在に支持されている。これらストッパアーム16は、各ガイド板14a,14bの側方に位置するものであって、ガイドアーム19a,19bの内方端部19cのストッパ19dに当接して作業位置を保持するものであるが、その詳細は後述する。
【0024】
各ガイド板14a,14bの内側には、送液ホース5aをガイドする第1のローラ17aと第2のローラ17bとがホース巻取機5の巻取軸と平行な軸方向に回転自在に配設されている。また、各ガイド板14a,14bの上端部間にはシャフト17cが取付けられており、このシャフト17cによって各ガイド板14a,14bの間隔が保持されるとともに、後述する誘導ローラ20の格納位置が規制されるようになっている。
【0025】
各ガイド板14a,14bの側面には、各ガイドアーム19a,19bの外方端部19f側に向けられたそれぞれの端部を僅かに上向きとなるようにガイドアーム19a,19bを摺動可能に保持するガイド筒部(ガイド部材)18a,18bが取付けられている。これらのガイド筒部18a,18bには、ガイドアーム(案内体)19a,19bが矢印c,d方向にスライド自在に装着されている。各ガイドアーム19a,19bの内方端部19cには、ストッパ19dによって抜止めされたスプリング19eが装着されている。
【0026】
両ガイドアーム19a,19bの外方端部19f間には、送液ホース5aを誘導する誘導溝20aを有した誘導ローラ20が垂直方向に回転自在に挟持されている。ここで、誘導溝20aは、送液ホース5aの形状に合わせた湾曲凹状とされるものであって、しかも誘導ローラ20の側周全面に形成されたものである。なお、誘導溝20aの形状は、送液ホース5aを滑らかに案内できる形状であれば、断面半円状等どのような形状であっても良い。また、各ガイドアーム19a,19bの外方端部19fには、誘導ローラ20からの送液ホース5aの離脱を阻止するU字形状の湾曲アーム21a,21bが誘導溝20aの上部を囲むように取付けられている。
【0027】
ここで、各ガイドアーム19a,19bは、矢印c方向に引出されたとき、図2に示すように、その外方端部19f間に取付けられた誘導ローラ20が枠体2の外側に位置できる程度の長さとされている。また、各ガイドアーム19a,19bが矢印d方向に引も戻されたとき、図3に示すように、誘導ローラ20は枠体2の内側に位置するようになっている。
【0028】
そして、例えば図2のように、各ガイドアーム19a,19bを引出すとき、図4に示す各ストッパアーム16を矢印a方向に回動させて各ガイドアーム19a,19bのストッパ19dに係止させることにより、各ガイドアーム19a,19bの引出し状態が保持されるようになっている。このとき、ストッパ19dによって抜け止めされているスプリング19eがガイド筒部18a,18bの端部に弾接することで、各ガイドアーム19a,19bが矢印d方向に押出されるため、各ストッパアーム16の先端部に各ガイドアーム19a,19bのストッパ19dが押付けられた状態で係止される。一方、各ガイドアーム19a,19bを矢印d方向に引戻すとき、各ストッパアーム16を各ガイドアーム19a,19bのストッパ19dから外すことで、各ガイドアーム19a,19bを矢印d方向に引戻すことができるようになっている。
【0029】
続いて、以上のような構成のホース誘導装置10の作用について説明する。まず、送液ホース5aをホース巻取機5から引出す場合、図2に示したように、各ガイドアーム19a,19bを各ガイド筒部18a,18bに沿って矢印c方向に引出す。このとき、各ガイドアーム19a,19bの外方端部19f間の誘導ローラ20は、枠体2の外側まで引出される。
【0030】
次いで、各ストッパアーム16を矢印a方向に回動させて各ガイドアーム19a,19bの内方端部19cのストッパ19dに係止させ、各ガイドアーム19a,19bの矢印d方向への戻りを阻止する。このとき、ストッパ19dによって抜け止めされているスプリング19eがガイド筒部18a,18bの端部に弾接することで、各ストッパアーム16の先端部に各ガイドアーム19a,19bのストッパ19dが押付けられた状態で係止されることから、各ストッパアーム16による各ガイドアーム19a,19bの内方端部19cに対する係止が強固に行われる。
【0031】
この状態で、図4に示したように、ホース導出部24である各筒体11,12,13の中空部を通して上方に引出された、ホース巻取機5の送液ホース5aの端部を、各ガイドアーム19a,19bの外方端部19f間の誘導ローラ20の誘導溝20a内に係合させる。そして、送液ホース5aを誘導ローラ20の誘導溝20aに沿って滑らかに案内しながら引出す。このとき、送液ホース5aは、各ガイド板14a,14bの内側に配設されている第1のローラ17a及び第2のローラ17bと、誘導ローラ20の誘導溝20aによって誘導されので、送液ホース5aと、各第1のローラ17a、第2のローラ17b及び誘導ローラ20との間に摩擦を生じることなく引出される。なお、通常、送液ホース5aのホース導出部24からの引き出しは、人手により引き出し、自動送り出し機能付き装置の場合には、送り出しローラの駆動により引き出すようにする。
【0032】
またこのとき、誘導ローラ20は、図2のように、枠体2の外側に位置しているので、誘導ローラ20の誘導溝20aによって誘導される送液ホース5aを枠体2に接触させることなく引出すことができる。さらにこのとき、誘導溝20aの上部がU字形状の湾曲アーム21a,21bによって囲まれているため、誘導溝20aからの送液ホース5aの離脱が湾曲アーム21a,21bによって阻止されることから、送液ホース5aの引出しを中断することなく連続して行える。
【0033】
さらに、送液ホース5aは、誘導ローラ20の誘導溝20aによって支持されるため、作業中、長時間にわたって送液ホース5aが誘導ローラ20の誘導溝20aに保持された状態にあっても、送液ホース5aに曲り癖が生じない。一方、誘導ローラ20を格納する場合には、予め、ホース整列装置6で整列させながら、ホース巻取機5に送液ホース5aを巻き取り、誘導ローラ20に送液ホース5aの先端が出ている状態としておく。このとき、送液ホース5aの先端には、図示していないが、ストッパ等を取り付けて誘導ローラ20に係止するようにしても良い。次に、各ストッパアーム16を矢印b方向に回動させて各ガイドアーム19a,19bの内方端部19cのストッパ19dから外す。これにより、各ガイドアーム19a,19bの矢印d方向へ移動、搬送や格納が許されるので、図3のように、各ガイドアーム19a,19bをガイド筒部18a,18bに沿って、矢印d方向に押込む。このとき、各ガイドアーム19a,19bの外方端部19f間の誘導ローラ20が枠体2の内側に戻されるため、動力噴霧機1の移動、搬送や格納に支障を与えない。
【0034】
(第2の実施の形態)
図5及び図6は、ホース誘導装置10の第2の実施の形態を示す側面図である。なお、以下に説明する図において、図1〜図4と共通する部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。すなわち、この実施の形態では、各ガイド板14a,14bの側面に、各ガイドアーム19a,19bの内方端部19cを軸(折曲げ手段)19gを介して垂直方向(矢印e,f方向)に回動自在に取付けたものである。また、各ガイド板14a,14bの側面には、図6に示すように、横断面が略L字形状の受け座(係止手段)22を取付け、作業位置である矢印e方向に回動させた各ガイドアーム19a,19bを受止めるようになっている。
【0035】
このような構成では、送液ホース5aをホース巻取機5から引出す場合、図中一点鎖線で示す格納位置から、各ガイドアーム19a,19bの内方端部19c側を軸19gを支点として矢印e方向に回動させることで、ガイドアーム19a,19bの外方端部19f間に垂直方向に回転自在に取付けられた誘導溝20aを有する誘導ローラ20を枠体2の外側に位置させることができる。
【0036】
また、送液ホース5aは、誘導ローラ20の誘導溝20aに誘導されので、送液ホース5aと、誘導ローラ20との間に摩擦を生じることなく引出される。さらに、誘導ローラ20は、枠体2の外側に位置しているので、誘導ローラ20の誘導溝20aによって誘導される送液ホース5aを枠体2に接触させることなく引出すことができる。さらにまた、送液ホース5aは、誘導ローラ20の誘導溝20aによって支持されるため、作業中、長時間にわたって送液ホース5aが誘導ローラ20の誘導溝20aに保持された状態にあっても、送液ホース5aに曲り癖が生じない。
【0037】
一方、誘導ローラ20を格納する場合、各ガイドアーム19a,19bを内方端部9c側を支点として矢印f方向に回動させることで、誘導ローラ20を枠体2の内側に位置させることができ、動力噴霧機1の移動、搬送や格納に支障を与えない。また、案内体19a,19bを枠体の内側に格納できるので、格納時に場所を取らない。
【0038】
(参考例)
図7は、ホース誘導装置10の参考例を示す側面図である。すなわち、この参考例では、各ガイドアーム19a,19bの中間部位に折曲げ手段であるヒンジ23を設け、このヒンジ23を介して各ガイドアーム19a,19bを垂直方向(矢印e,f方向)に回動自在としたものである。なお、ガイドアーム19a,19bの内方端部側は、図示しない連結手段により、ホース巻取機5の上方に連結されている。
【0039】
このような構成では、送液ホース5aをホース巻取機5から引出す場合、各ガイドアーム19a,19bをヒンジ23を介して矢印e方向に回動させることで、ガイドアーム19a,19bの外方端部19f間に垂直方向に回転自在に取付けられた誘導溝20aを有する誘導ローラ20を枠体2の外側に位置させることができる。
【0040】
また、送液ホース5aは、誘導ローラ20の誘導溝20aに誘導されので、送液ホース5aと、誘導ローラ20との間に摩擦を生じることなく引出される。さらに、誘導ローラ20は、枠体2の外側に位置しているので、誘導ローラ20の誘導溝20aによって誘導される送液ホース5aを枠体2に接触させることなく引出すことができる。さらにまた、送液ホース5aは、誘導ローラ20の誘導溝20aによって支持されるため、作業中、長時間にわたって送液ホース5aが誘導ローラ20の誘導溝20aに保持された状態にあっても、送液ホース5aに曲り癖が生じない。
【0041】
一方、誘導ローラ20を格納する場合、各ガイドアーム19a,19bをヒンジ23を介して矢印f方向に回動させることで、ガイドアーム19a,19bの外方端部19f間に垂直方向に回転自在に取付けられた誘導溝20aを有する誘導ローラ20を枠体2の内側に位置させることができ、動力噴霧機1の移動、搬送や格納に支障を与えない。また、案内体19a,19bを枠体の内側に格納できるので、格納時に場所を取らない。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のホース誘導装置によれば、
案内体(19a,19b)を枠体(2)の内側まで引込めたり、枠体(2)の外側まで引出すように摺動自在に支持されているため、格納時には、案内体(19a,19b)を枠体(2)の内側に位置させることができ、格納時に場所を取らない。
また、係止手段(16)により、作業時には案内体(19a,19b)を固定することにより、案内体(19a,19b)が内側に引き戻ってしまうのを防止することができ、作業性が向上する。
【0043】
また、ホース巻取機(5)側の送液ホース(5a)を、各案内体(19a,19b)に沿って引出し、案内体(19a,19b)の外方端部(19f)間に回転自在に取付けられている誘導ローラ(20)の誘導溝(20a)内に係合させた状態で、送液ホース(5a)を枠体(2)の外方向に引出すと、誘導ローラ(20)が送液ホース(5a)の引出しに応じて回転するため、送液ホース(5a)は、誘導ローラ(20)との間に摩擦を生じることなく引出される。
【0044】
このとき、誘導ローラ(20)は、枠体(2)の外側に位置しているので、誘導ローラ(20)の誘導溝(20a)によって誘導される送液ホース(5a)は枠体(2)に接触することなく枠体(2)の外方向に引出されるので、送液ホース(5a)が枠体(2)により傷つくこともない。更に、送液ホース(5a)は、誘導ローラ(20)の側周全面に設けられている誘導溝(20a)によって保持されるため、作業中、長時間にわたって送液ホース(5a)が誘導ローラ(20)の誘導溝(20a)に保持された状態にあっても、送液ホース(5a)に曲り癖が生じることもない。
【0045】
さらに、前記案内体(19a,19b)が、平行に設けられた一対の棒状部材(19a,19b)からなり、前記誘導ローラ(20)は、これらの一対の棒状部材(19a,19b)の外方端部(19f)間に回転自在に挟持されているため、案内体(19a,19b)及び誘導ローラ(20)を簡易な構成とすることができる。
【0046】
請求項2に記載のホース誘導装置では、誘導溝(20a)の上部が湾曲アーム(21a,21b)によって囲まれているため、誘導溝(20a)からの送液ホース(5a)の離脱が湾曲アーム(21a,21b)によって阻止されることから、送液ホース(5a)の引出しを中断することなく連続して行える。
【0047】
請求項に記載のホース誘導装置は、枠体(2)の外側に向けて引出される送液ホース(5a)の引出し方向に応じて誘導ローラ(20)の向きを自在に変えることができる。
これにより、送液ホース(5a)の引出し方向が変えられても、誘導ローラ(20)との間に摩擦を生じることもなく、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のホース誘導装置を備えた動力噴霧機を示す斜視図である。
【図2】図1のホース誘導装置を拡大して示す斜視図である。
【図3】図1のホース誘導装置の格納状態を拡大して示す図2と反対側より見た斜視図である。
【図4】図1のホース誘導装置の詳細を示す側面図である。
【図5】本発明のホース誘導装置の第2の実施の形態を示す側面図である。
【図6】図5のガイドアームの受け座を示す断面図である。
【図7】本発明のホース誘導装置の参考例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 動力噴霧機
2 枠体
5 ホース巻取機
5a 送液ホース
6 ホース整列装置
8 移動体
10 ホース誘導装置
12 筒体
14a,14b ガイド板
16 ストッパアーム(係止手段)
17a 第1のローラ
17b 第2のローラ
18a,18b ガイド筒部(ガイド部材)
19a,19b ガイドアーム(案内体、棒状部材)
19c 内方端部
19f 外方端部
19g 軸(折り曲げ手段)
20 誘導ローラ
20a 誘導溝
21a,21b 湾曲アーム
22 受け座(係止手段)
24 ホース導出部

Claims (3)

  1. 枠体(2)に搭載されるホース巻取機(5)に巻回される送液ホース(5a)を前記枠体(2)上方に導出するホース導出部(24)と、
    所定の作業位置にあるとき、前記枠体(2)上方において前記ホース導出部(24)から前記送液ホース(5a)を少なくとも水平方向に所定長さ前記枠体(2)外方へ案内する案内体(19a,19b)と、
    前記案内体(19a,19b)を、前記所定の作業位置から前記案内体(19a,19b)の外方端部(19f)が前記枠体(2)の水平方向内方に納まる格納位置まで摺動自在に支持するガイド部材(18a,18b)と、
    前記所定の作業位置から前記格納位置へ向かって前記案内体(19a,19b)が移動するのを阻止する回動自在に支持された系止手段(16)と、
    前記送液ホース(5a)を滑らかに係合する誘導溝(20a)を側周全面に設けた誘導ローラ(20)とを備えてなり、
    前記案内体は、前記送液ホース(5a)を間に配し、且つ平行に設けられた一対の棒状部材(19a,19b)からなり、
    前記誘導ローラ(20)は、これらの一対の棒状部材(19a,19b)の外方端部(19f)間に回転自在に挟持されており、
    前記一対の棒状部材(19a,19b)の内方端部(19c)のストッパ(19d)とガイド部材(18a,18b)との間にはスプリング(19e)が介装されており、
    各一対の棒状部材(19a,19b)を前記作業位置へと引出すとき、係止手段(16)を回動させて前記ストッパ(19d)を係止手段(16)に係止させるようにし、各一対の棒状部材(19a,19b)を内方端部(19c)側の格納位置へと引戻すとき、係止手段(16)を回動させて前記ストッパ(19d)を係止手段(16)から外すようにした、ことを特徴とするホース誘導装置。
  2. 前記各案内体(19a,19b)の前記外方端部(19f)には、前記誘導溝(20a)からの前記送液ホース(5a)の離脱を阻止する湾曲アーム(21a,21b)が前記誘導溝(20a)の上部側を跨ぐように取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のホース誘導装置。
  3. 前記案内体(19a,19b)は前記ホース導出部(24)における鉛直軸回りに回動自在とされていることを特徴とする請求項1又はのいずれか1項に記載のホース誘導装置。
JP21323998A 1998-07-28 1998-07-28 ホース誘導装置 Expired - Fee Related JP3600023B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21323998A JP3600023B2 (ja) 1998-07-28 1998-07-28 ホース誘導装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21323998A JP3600023B2 (ja) 1998-07-28 1998-07-28 ホース誘導装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000044130A JP2000044130A (ja) 2000-02-15
JP3600023B2 true JP3600023B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=16635833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21323998A Expired - Fee Related JP3600023B2 (ja) 1998-07-28 1998-07-28 ホース誘導装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3600023B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011031711A2 (en) * 2009-09-08 2011-03-17 Windamatic Systems, Inc. Movable needle winding head for a winding machine
JP6268005B2 (ja) * 2014-03-12 2018-01-24 株式会社やまびこ ホース送出し巻取り装置
JP6499992B2 (ja) * 2016-05-18 2019-04-10 株式会社丸山製作所 動力噴霧機のホース泥落とし装置
IT201800002592A1 (it) * 2018-02-13 2019-08-13 Stubenruss S A S Porta-tamburo di avvolgimento/svolgimento di un tubo flessibile

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000044130A (ja) 2000-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102674075B (zh) 纺丝卷取机
JPH11263535A (ja) ワイヤ移送装置
CN102267652B (zh) 卷绕机
JP3600023B2 (ja) ホース誘導装置
US7874510B2 (en) Strap dispenser apparatus
JP2018512989A (ja) トイレットペーパーロールホルダー
KR102269787B1 (ko) 필라멘트 와인딩 장치 및 보빈 교환 방법
JP2018087067A (ja) 糸巻取機及び紡績機
JP2000044121A (ja) 紡績機のスライバ案内クリール
CN212503149U (zh) 一种用于布料复合的换卷装置
KR101673314B1 (ko) 와이어 풀림 안내 기능을 갖는 와이어보빈 홀더장치
JPH10204981A (ja) 下水道清掃車両
JPH0360588B2 (ja)
JP2017103904A (ja) ケーブル案内装置
US4327872A (en) Yarn end retainer
DE102015014385A1 (de) Verfahren zum Korrigieren eines Fadenlaufs bei einer Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine
CN111101246A (zh) 一种纺纱机打底纱装置
JP3639741B2 (ja) ホース巻取装置
JP6499992B2 (ja) 動力噴霧機のホース泥落とし装置
CN216235044U (zh) 一种布料放卷打乱装置
JP6106137B2 (ja) ホース巻き取り装置
JP5121379B2 (ja) ミシンの下糸搬送装置
KR101155682B1 (ko) 보빈용 용접와이어 인출치구
KR102314265B1 (ko) 언코일러용 코일 종단 낙하 방지 장치
JP5111577B2 (ja) 光コネクタ清掃工具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees