JP3598945B2 - 空気調和機の通信回路保護装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、セパレート型空気調和機に係り、特に、通信回路保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、例えば特開平11−193950号公報に記載された従来の空気調和機の室内外通信装置を示す電気回路図である。図において、1台の室外機1と、複数台の室内機2とを有している。そして、複数台の室内機2は、3本の接続線3を介して室外機1に対して互いに並列接続されている。前記室外機1は、商用電源10(以下AC電源とする)の端子間に接続される半波整流直流電源回路12と、商用電源10の端子間に接続される室外制御用電源手段としての室外制御用直流電源11と、室外用制御手段としての室外用マイクロコンピュータ(以下マイコンと称す)14と、室外用マイコン14の送信ポートに接続された室外送信用フォトカプラ15と、室外用マイコン14の受信ポートに接続された室外受信用フォトカプラ16と、室外受信用フォトカプラ16と並列接続された第1抵抗手段としてのターミネーション抵抗17とを有している。
【0003】
また、前記室内機2は、1対の商用電源3a、3bの間に接続された室内制御用電源手段としての制御用直流電源21と、室内用制御手段としての室内用マイコン22と、室内用マイコン22の送信ポートに接続された室内送信用フォトカプラ23と、室内用マイコン22の受信用フォトカプラ24と、室内送信用スォトカプラ23のフォトトランジスタ23bのコレクタ端子に直列接続された、正温度係数を有する第2抵抗手段としての過電流保護用の正温度特性サーミスタ25とを有している。
【0004】
次に、動作について説明する。図11は室内機の誤配線判定処理を説明するフローチャートである。ステップSP1において、室内用マイコン22の送信ポートをON,室内送信用フォトカプラ23の受光素子23bをOFFにし、ステップSP2において、商用電源周波数割り込みの判定を行う。そして、商用電源周波数割込みがあると判定された場合には、ステップSP3において、室内機接続線3の接続が異常であることを認識し、ステップSP4において、室内用マイコン22の送信ポートをOFF、室内送信用フォトカプラ23の受光素子23bをONにし、そのまま一連の処理を終了する。逆にステップSP2において商用電源周波数割込みがないと判定された場合には、ステップSP5において、室内外接続線3の接続が正常であることを認識し、ステップSP6において、通常のシーケンスに基づく動作を行う。
【0005】
また、図12は室外機の誤配線判定処理を説明したフローチャートである。ステップSP11において、室外用マイコン14の送信ポートをOFF、室外送信用フォトカプラ15の受光素子15bをOFFにし、ステップSP12において、受信データ割込みの判定を行う。そして、受信データ割込みがあると判定された場合には、ステップSP18において、室内外接続線3の接続が異常であることを認識し、再びステップSP11の処理を行う。逆に、ステップSP12において受信データ割込みがないと判定された場合には、ステップSP13において、室内機2の誤配線判定期間が経過するまでウェイト処理を行い、ステップSP14において、室外用マイコン14の送信ポートをON、室外送信用フォトカプラ15の受光素子15bをONにし、ステップSP15において、送信出力と受信入力とが互いに等しいか否かを判定する。そして、送信出力と受信入力とが互いに等しくない場合には、ステップSP18の処理を行う。逆に、ステップSP15において送信出力と受信入力とが互いに等しいと判定された場合には、ステップSP16において、室内外接続3の接続が正常であることを認識し、ステップSP17において、通常のシーケンスに基づく動作を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の室外機から室内機へAC電源を供給する空気調和機の通信回路保護装置は、据え付け時に通信線へ間違えてAC電源を接続してしまうことがしばしば発生し、AC電源を供給してしまうと通信回路の保護用の正特性サーミスタの応答性によっては、室内送信用フォトカプラが破壊されてしまう可能性がある等の問題があった。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、AC電源を通信回路へ供給した場合、通信回路を確実に保護できるとともに、据え付けを正しい状態に戻せば再度利用できるため、据え付けの迅速化、据え付けミスによる基板破壊の削減、基板の無償サービスパーツ出荷の低減と利益率向上を得ることが出来、サービス率の低減を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の空気調和機の通信回路保護装置は、1台の室外機と、複数台の室内機とを有しているセパレート型空気調和機において、前記室内機内の室内マイコンに並列に設け、かつ室内半波整流ダイオードと室内制限電流抵抗の直列回路の接続した室内通信送信フォトカプラ及び第1の室内ダイオードとPTCサーミスタの直列回路を接続した室内通信受信フォトカプラと、前記室内通信送信フォトカプラと室内通信受信フォトカプラとに並列接続された室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサーと第2の室内ダイオードの直列回路とを設けたものである。
【0009】
また、この発明の空気調和機の通信回路保護装置は、1台の室外機と、複数台の室内機とを有しているセパレート型空気調和機において、前記室内機内の室内マイコンに並列に設け、かつ室内半波整流ダイオードと室内制限電流抵抗の直列回路の接続した室内通信送信フォトカプラ及び第1の室内ダイオードと直列にヒューズを設けた室内通信受信フォトカプラと、前記室内通信送信フォトカプラと室内通信受信フォトカプラとに並列接続された室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサーと第2の室内ダイオードの直列回路とを設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1における空気調和機の通信回路保護装置を図について説明する。図1はこの発明の空気調和機の制御ブロック図である。図において、1台の室外機1と、複数台の室内機2とを有している。そして、複数台の室内機2は、室外端子台1aと室内端子台2aからなる端子N番、端子2番、端子3番をそれぞれ3本の第1の室内外接続線3a、3b、3cを介して室外機1に対して互いに並列接続されている。前記室外機1は、商用電源10(以下AC電源とする)の端子間に接続される室外制御用電源手段としての室外制御用直流電源11と、室外用制御手段としての室外用マイコン14と、室外用マイコン14の送信ポートに接続されたフォトトランジスタ15bとフォトダイオード15aからなる室外送信用フォトカプラ15と、室外用マイコン14の受信ポートに接続されたフォトトランジスタ16aとフォトダイオード16bとからなる室外受信用フォトカプラ16と、このフォトダイオード16bと直列に室外制限電流抵抗16cと室外ダイオード16dの直列回路が設けられている。
【0011】
また、前記室内機2は、3本の第1の室内外接続線3が、端子N番、端子2番、端子3番の間に接続された室内制御用電源手段としての制御用直流電源21と、室内用制御手段としての室内用マイコン22と、室内用マイコン22の送信ポートに室内送信用トランジスタ23aを介して接続されたフォトトランジスタ23bとフォトダイオード23cからなる室内送信用フォトカプラ23と、室内用マイコン22に接続されのフォトトランジスタ24aとフォトダイオード24bからなる室内受信用フォトカプラ24と、室内送信用スォトカプラ23のフォトトランジスタ23bのコレクタ端子に直列接続された、室内半波整流ダイオード23dと室内制限電流抵抗23eの直列回路と、室内受信用フォトカプラ24のフォトトランジスタ24aのコレクタ端子に直列接続された、第1の室内ダイオード24cとPTCサーミスタ24dの直列回路と、前記室内送信用フォトカプラ23と室内受信用フォトカプラ24とに並列接続された室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサ26と第2の室内ダイオード27の直列回路と、この室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサ26と並列に接続された室内ツェナーダイオード28とを有している。
【0012】
この実施の形態1において、通信線の接続を説明する。室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを、第1の室内外接続線3で正しく据え付け接続し、AC電源10を室外機1に供給すると、室外端子台1aの端子N番と端子2番よりAC電源10が出力され、第1の室内外接続線3を伝わり、室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給され、室内機2にAC電源10供給される。供給されたAC電源10より室外機1の室外制御用電源11で制御用電源が作り出され、室外マイコン14が動作する。同様に、供給されたAC電源10より室内機2の室内制御用電源21で制御用電源が作り出され、室内マイコン22が動作する。室内マイコン22がシリアル通信開始条件で室内機2が正常運転であり、AC電源10の供給から3分以上経過した場合のみ、室内マイコン22のシリアル信号送信ポートより、室内通信送信トランジスタ23aをON/OFFさせる信号を室内通信送信トランジスタ23aに送信する。送信したON/OFF信号を室内通信送信トランジスタ23aが受信してON/OFF動作を行う。室内通信送信トランジスタ23aがON/OFFする事によって、室内通信送信フォトカプラ23のフォトダイオード23cがON/OFFする。室内通信送信フォトカプラ23のフォトダイオードがON/OFFする事により、室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタがON/OFFする。室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタがON/OFFすることにより、AC電源10から供給された電源を室内機2の室内半波整流ダイオード23dがAC電源10を半波整流する。半波整流されたAC電源10が室内通信受信フォトカプラ23と室内通信受信フォトカプラ24を壊さない程度の電流にするための制限抵抗である室内制限電流抵抗23eを通過して、室内ツェナーダイオード26で非絶縁の直流電源になる。直流になった電圧・電流が室内通信送信フォトカプラ23のON/OFFによって、室内と室外の通信信号のシリアル信号になる。室内通信送信フォトカプラ23からシリアル信号を室内通信受信フォトカプラ24へ送信し室内通信受信フォトカプラ24が受信後、第1の室内ダイオード24cへシリアル信号を送信する。第1の室内ダイオード24cが受信した後、PTCサーミスタ24dへシリアル信号を送信し、PTCサーミスタ24dが受信した後、室内端子台2aの端子3番へシリアル信号を送信する。受信したシリアル信号を室内端子台2aが、室内端子台2aと室外機1の室外端子台1aの端子3番に接続してある第1の室内外接続線3cへシリアル信号を送信し、第1の室内外接続線3cをシリアル信号が伝搬されて、室外機1の室外端子台1aの端子3番にシリアル信号が受信される。
【0013】
受信したシリアル信号を室外端子台1aの端子3番より室外ダイオード16dへ送信され、室外ダイオード16dが受信して、室外制限電流抵抗16cへ送信する。室外制限電流抵抗16cがシリアル信号を受信した場合、室外制限電流抵抗16cより室外通信受信フォトカプラ16にシリアル信号を送信し、室外通信受信フォトカプラ16がシリアル信号を受信した場合、一方では、室外通信受信フォトカプラ16から室外通信送信フォトカプラ15にシリアル信号を送信する。一方では、室外通信受信フォトカプラ16のフォトダイオード16bがON/OFFすると、室外通信受信フォトカプラ16のフォトトランジスタ16aがON/OFFし、室外通信受信フォトカプラ16のフォトトランジスタ16aがON/OFFするに伴って、室外マイコン14の受信ポートにON/OFF信号が入力される。入力されたシリアル信号を室外マイコン14解析し、制御信号に置き換えて、制御信号として室外機1を動作させる。動作させた結果を室外マイコン14の送信ポートから、室外機1からのシリアル信号として室外通信送信トランジスタ15aへON/OFF信号を送信する。
【0014】
次に、シリアル信号を受信した室外通信送信トランジスタ15aが室外通信送信フォトカプラ15にシリアル信号を送信して、室外通信送信フォトカプラ110が受信した場合、室外通信送信フォトカプラ15のフォトダイオード15aがON/OFFする事により、室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bがON/OFFする。室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bがON/OFFすることによって、室外通信送信フォトカプラ15が室外通信受信フォトカプラ16より受信したシリアル信号に、室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bのON/OFFによりシリアル信号をAC電源10の端子N番側に同調させることが出来る。同調させた、シリアル信号を室外通信送信フォトカプラ15から室外端子台1aの端子N番に送信し、室外端子台1aの端子N番がシリアル信号を受信して、室外端子台1aと室内機1の室内端子台2aの端子N番に接続してある第1の室内外接続線3aに送信し、第1の室内外接続線3aでシリアル信号が伝搬され、室内端子台2aの端子N番が受信し、室内送信フォトカプラ23に送信する。即ち、室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサ26のマイナス側(−側)がシリアル通信回路の基準グランドになり、室外機101からのシリアル信号のON/OFFにより室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサ26の基準グランドがON/OFFすることにより室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタがON/OFFする。そして、室内通信送信フォトカプラ23がシリアル信号を受信した後に、室内通信受信フォトカプラ24にシリアル信号を送信して、室内通信受信フォトカプラ24が受信する。受信したシリアル信号によって室内通信受信フォトカプラ24のフォトダイオード24aがON/OFFを行うことにより、室内通信受信フォトカプラ24のフォトダイオード24aがON/OFFする。室内通信受信フォトカプラ24のフォトダイオード24aがON/OFFすることにより、室内マイコン22の受信ポートがHi/Loになるため、室内マイコン22がシリアル信号を受信して解析を行い、新たなシリアル信号を室内マイコン22の送信ポートからする。以上のシリアル信号の流れで、室外機1と室内機2のシリアル通信が成り立つ。
【0015】
図2において、caseAで、間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを第2の室内外接続線31のように据え付け接続した場合、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の端子N番を接続。次に、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子3番を接続。次に、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子2番を接続。
【0016】
また、caseBで間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを第3の室内外接続線32の様に据え付け接続した場合、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の端子3番を接続。次に、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2Aの端子N番を接続。次に、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子2番を接続する場合である。
【0017】
caseAの第1の室内外接続線31で、室外機1、室内機2を据え付け接続して室外機1にAC電源10を供給すると、室外機1の室外制御用電源11にAC電源10が供給され、室外制御用電源11にて制御用電源が作られ室外機1が室内機2からのシリアル信号待機状態になるが、室内機2、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子N番、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子3番、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子2番と接続されているように第2の室内外接続線31で接続されているため、AC電源10が室内機2へ正常に供給されない。よって室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給されないため、室内機2の室内制御用電源21は動作できないため室内機2は動作しない(室内マイコン22が動作できないため、試運転スイッチを押しても室内機2が動作しない)。一方では、室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子3番間にAC電源10が供給される。室内端子台2aの端子3番から供給されるAC電源10はPTCサーミスタ24dに供給されるが、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへはカソード接続をしてある。そのため、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへは電流が流れないため、室内機2のシリアル通信回路は保護される。
【0018】
また、室内端子台2aの端子N番から供給されるAC電源10の場合には、室内機2の第2の室内ダイオード27に供給され、PTCサーミスタ24dに供給された後に室内端子台2aの端子3番に供給され、第2室内外接続線31を通過して室外機1の室外端子台1aの端子2番へ供給され、AC電源10に戻る。
【0019】
しかし、以上のような経路でAC電源10が供給された場合、室内機2の内部回路の抵抗負荷が小さいため、過電流が流れて流れ続けて、回路の1部である第2の室内ダイオード27が焼損してしまう。この焼損を未然に防ぐために、過電流がPTCサーミスタ24dに流れた際に、瞬時にPTCサーミスタ24dの内部抵抗が数Ωから数MΩに上昇し過電流を遮断して第2の室内ダイオード27を保護する。
【0020】
この状態が、AC電源10の供給を止めるまでPTCサーミスタ24dの抵抗値が数MΩになるのが継続される。AC電源102の供給を止めた後に、図1に示すように室外機1、室内機2を第1の室内外接続線3で正しく据え付け接続し直し、AC電源10を室外機1に供給すれば正常に動作する。
【0021】
caseBでの第3の室内外接続線32で、室外機1と室内機2を据え付け接続して室外機1にAC電源10を供給すると、室外機1の室外制御用電源11にAC電源10が供給され、室外制御用電源11にて制御用電源が作られ室外機1が室内機2らのシリアル信号待機状態になるが、室内機2は、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子3番、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子N番、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子2番と接続されているように、caseBでの第3の室内外接続線32で接続されているため、AC電源10が室内機2へ正常に供給されない。
【0022】
よって、室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給されないため、室内機2の室内制御用電源21は動作できないため室内機2は動作しない、即ち、室内マイコン22が動作できないため、試運転スイッチを押しても室内機2は動作しない。一方では、室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子3番間にAC電源10が供給される。室内端子台2Aの端子3番から供給されるAC電源10はPTCサーミスタ24dに供給されるが、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへはカソード接続をしてある。そのため、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへは電流が流れないため、室内機2のシリアル通信回路は保護される。室内端子台2aの端子N番から供給されるAC電源10は室内機2の第2の室内ダイオード27に供給され、PTCサーミスタ24dに供給された後に室内端子台2aの端子3番に供給され、第3の室内外接続線32を通過して室外機1の室外端子台1aの端子N番へ供給され、AC電源10に戻る。
【0023】
しかし、以上のような経路でAC電源10が供給された場合、室内機2の内部回路の抵抗負荷が小さいため、過電流が流れて流れ続けて、回路の1部である第2の室内ダイオード27が焼損してしまう。。この焼損を未然に防ぐために、過電流がPTCサーミスタ24dに流れた際に、瞬時にPTCサーミスタ24dの内部抵抗が数Ωから数MΩに上昇し過電流を遮断して第2の室内ダイオード27を保護する。この状態が、AC電源10の供給を止めるまで継続される。AC電源10の供給を止めた後に、図1に示すように室外機1と室内機2を第1の室内外接続線3で正しく接続を直しAC電源10を室外機1に供給すれば正常に動作する。
【0024】
図3において、caseCで間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを第4の室内外接続線33のように据え付け接続した場合、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の端子2番を接続。次に、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子3番を接続。次に、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子N番を接続する。
【0025】
次に、caseDで間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを第5の室内外接続線34ように据え付け接続した場合、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の端子3番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子2番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子N番を接続する。第5の室内外接続線34で、室外機1と室内機2を据え付け接続して室外機1にAC電源10を供給すると、室外機1の室外制御用電源11にAC電源10が供給され、室外制御用電源11にて制御用電源が作られ室外機1が室内機2からのシリアル信号待機状態になるが、室内機2は、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子2番、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子3番、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子N番と接続されているように、第5の室内外接続線34で接続されているため、AC電源10が室内機2へ正常に供給されない。
【0026】
よって室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給されないため、室内機2の室内制御用電源21は動作できないことにより室内機2は動作しない。即ち、室内マイコン22が動作できないため、試運転スイッチを押しても室内機2は動作しない。一方では、室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番間にAC電源10が供給される。室内端子台2aの端子3番から供給されるAC電源10はPTCサーミスタ24dに供給されるが、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへはカソードによる回路接続をしてある。
【0027】
そのため、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへは電流が流れない。よって、室内機2のシリアル通信回路は保護される。一方では、室内端子台2aの端子N番から供給されるAC電源10の場合には、室内機2の室内半波整流ダイオード23dにAC電源10が供給され、室内制限電流抵抗23eにAC電源10が供給される。この室内制限電流抵抗318で室内通信送信フォトカプラ23と室内通信受信フォトカプラ24とが壊れない程度の電流に制限されるため、AC電源10を室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番間に間違えて供給しても室内機2のシリアル通信回路は保護される。
【0028】
このcaseDの第5の室内外接続線34では、室外機1にAC電源10を供給すると、室外機1の室外制御用電源11にAC電源10が供給され、室外制御用電源11にて制御用電源が作られ室外機1が室内機2からのシリアル信号待機状態になるが、室内機2は、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子3番、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子2番、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子N番と接続されているように、第5の室内外接続線34で接続されているため、AC電源10が室内機2へ正常に供給されない。
【0029】
よって室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番にAC電源10が供給されないため、室内機2の室内制御用電源21は動作できないことにより室内機2は動作しない。即ち、室内マイコン22が動作できないため、試運転スイッチを押しても室内機2は動作しない。一方では、室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番間にAC電源10が供給される。室内端子台2aの端子3番から供給されるAC電源10はPTCサーミスタ24dに供給されるが、第1の室内ダイオード24cと第2の室内ダイオード27へはカソードによる回路接続をしてある。そのため、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへは電流が流れない。よって、室内機2のシリアル通信回路は保護される。
【0030】
室内端子台2aの端子2番から供給されるAC電源10の場合には、室内機2の室内半波整流ダイオード23dにAC電源10が供給され、室内制限電流抵抗23eにAC電源10が供給される。この室内制限電流抵抗23eで室内通信送信フォトカプラ23と室内通信受信フォトカプラ24とが壊れない程度の電流に制限されるため、AC電源10を室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番間に間違えて供給しても室内機2のシリアル通信回路は保護される。
【0031】
図4において、caseEで間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2室内端子台2aを第6の室内外接続線35のように接続、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子2番と接続。室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子N番と接続。室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子3番を接続して、AC電源10を室外機1に供給すると、室外端子台1aの端子N番と端子2番よりAC電源10が出力され、第6の室内外接続線35を伝わり、室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給され、室内機2にAC電源10が供給される。供給されたAC電源10より室外機1の室外制御用電源11で制御用電源が作り出され、室外マイコン14が動作する。同様に、供給されたAC電源10より室内機2の室内制御用電源21で制御用電源が作り出され、室内マイコン23aが動作する。室内マイコン22がシリアル通信開始条件の室内機2が正常運転であり、AC電源10の供給から3分以上経過した場合のみ、室内マイコン22のシリアル信号送信ポートより、室内通信送信トランジスタ23aをON/OFFさせる信号を室内通信送信トランジスタ23aに送信する。送信したON/OFF信号を室内通信送信トランジスタ23aが受信してON/OFF動作を行う。室内通信送信トランジスタ23aがON/OFFする事によって、室内通信送信フォトカプラ23のフォトダイオード23cがON/OFFする。室内通信送信フォトカプラ23のON/OFFがON/OFFする事により、室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタ23bがON/OFFする。室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタ23bがON/OFFすることにより、AC電源10から供給された電源を室内機2の室内半波整流ダイオード23DがAC電源10を半波整流する。半波整流されたAC電源10が室内制限電流抵抗23e、即ち、室内制限電流抵抗23eは、室内通信受信フォトカプラ24と室内通信受信フォトカプラ24を壊さない程度の電流にするための制限抵抗を通過して、室内ツェナダイオード28で非絶縁の直流電源になる。直流になった電圧・電流が室内通信送信フォトカプラ23のON/OFFによって、室内と室外の通信信号のシリアル信号になる。室内通信送信フォトカプラ23からシリアル信号を室内通信受信フォトカプラ24へ送信し室内通信受信フォトカプラ24が受信後、第1の室内ダイオード24cへシリアル信号を送信する。第1の室内ダイオード24cが受信した後、PTCサーミスタ24dへシリアル信号を送信し、PTCサーミスタ24dが受信した後、室内端子台2aの端子3番へシリアル信号を送信する。受信したシリアル信号を室内端子台2aが、室内端子台2aと室外機1の室外端子台1aの端子3番に接続してある第6の室内外接続線35へシリアル信号を送信し、caseEである第6の室内外接続線35をシリアル信号が伝搬されて、室外機1の室外端子台1aの端子3番にシリアル信号が受信される。受信したシリアル信号を室外端子台1aの端子3番より室外ダイオード16dへ送信され、室外ダイオード16dが受信して、室外制限電流抵抗16cへ送信する。
【0032】
室外制限電流抵抗16cがシリアル信号を受信した場合、室外制限電流抵抗16cより室外通信受信フォトカプラ16にシリアル信号を送信し、室外通信受信フォトカプラ15aがシリアル信号を受信した場合、一方では、室外通信受信フォトカプラ16から室外通信送信フォトカプラ15にシリアル信号を送信する。一方では、室外通信受信フォトカプラ16のフォトダイオード16bがON/OFFすると、室外通信受信フォトカプラ16のフォトトランジスタ16aがON/OFFし、室外通信受信フォトカプラ16のフォトトランジスタ16aがON/OFFするに伴って、室外マイコン14の受信ポートにON/OFF信号が入力される。入力されたシリアル信号を室外マイコン14で解析し、制御信号に置き換えて、制御信号として室外機1を動作させる。動作させた結果を室外マイコン14の送信ポートから、室外機1からのシリアル信号として室外通信送信トランジスタ15aへON/OFF信号を送信する。シリアル信号を受信した室外通信送信トランジスタ15aが室外通信送信フォトカプラ15にシリアル信号を送信して、室外通信送信フォトカプラ15が受信した場合、室外通信送信フォトカプラ15のフォトダイオード15cがON/OFFする事により、室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bがON/OFFする。室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bがON/OFFすることによって、室外通信送信フォトカプラ15が室外通信受信フォトカプラ16より受信したシリアル信号に、室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bのON/OFFによりシリアル信号をAC電源10の端子N番側に同調させることが出来る。同調させた、シリアル信号を室外通信送信フォトカプラ15から室外端子台1aの端子N番に送信し、室外端子台1aの端子N番がシリアル信号を受信して、室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aの端子2番に接続してあるcaseEの第6の室内外接続線35に送信し、caseEの第6室内外接続線35でシリアル信号が伝搬され、室内端子台2aの端子2番が受信し、室内半波整流ダイオード23dへ送信される。しかし、室内制限電流抵抗23eにてシリアル通信電流が減衰させられるため、室内通信受信フォトカプラ24のフォトダイオード24aが受信できないため、シリアル通信が成り立たなくなる。この時点で、室内機2の表示モニタに異常表示をして、異常を知らせる。
【0033】
図5はこの発明の空気調和機の動作を示すフローチャートである。図を説明すると、ステップSP1において室内機・室外機を据え付け接続を行い、ステップSP2において室外機にAC電源を投入する。そして、ステップSP3で室内機の試運転スイッチを押す。ステップSP4において室内機が動作するか確認し、動作すれば、ステップSP5において、ステップSP2のAC電源投入から3分経過後、ステップSP6で室外機と室内機とが正常に動作すれば、据え付けは接続完了である。ステップSP6で正常運転しなかった場合、ステップSP8においてAC電源をOFFさせる。AC電源をOFFさせたら、ステップSP9で室内機・室外機接続線誤配線をチェックする。そして、誤配線の場合、ステップSP10において室内機・室外機接続誤配線修正を行い、再びステップSP2に戻ってAC電源を投入を行う。ステップSP9において、室内機・室外機接続線誤配線か確認し、誤配線でない正しい配線であった場合には、ステップSP11に進むが、室内機・室外機の接続線誤配線ではない別の要因で、正常に空調機が運転しないため、基板等その他の部品チェック修理・交換を行い、再びステップSP2に戻り、AC電源を投入する。
【0034】
一方、ステップSP4で室内機動作するか確認し、室内機が動作をしなかった場合は、ステップSP12において、室内機/室外機接続語配線を判断する。しかし、この時点で、誤配線によりAC電源がシリアル信号回路に投入されるが、ステップSP13でPTCサーミスタ・室内制限電流抵抗・室内ダイオードによる室内機のシリアル回路の保護ができる。即ステップSP14でAC電源をOFFしなくとも、誤配線を気が付いた時点でAC電源をOFFすれば良い。AC電源OFF後、ステップSP15で室内機・室外機接続線修正を行い、再びステップSP2に戻りAC電源を投入し、ステップSP3、ステップSP4で、室内機・室外機が正常に動作すること確認をし、ステップSP5、ステップSP6を経て、ステップSP7でENDとなる。
【0035】
以上のように、この発明によれば、室内機と室外機の接続線を誤配線してAC電源を投入しても、シリアル回路を破壊することがないため、誤配線による基板交換が無くなる。よって、無償サービス基板の出荷率低下と、利益率のUPと据え付けの際の基板交換が不要になるため、据え付け効率のUPになる。また、図1〜4の室内機のシリアル回路を用いれば、万が一PTCサーミスタの応答性が遅れ、抵抗値が数Ωから数MΩになるのが遅れた際も、図2及び図3の第2の室内ダイオー27のみ負担が掛かるだけであり、室内通信送信フォトカプラ23と室内通信受信フォトカプラ24にはまったく影響が無いため、基板を交換しなくとも将来的に安心して使用を続けられる。即ち、室内通信送信フォトカプラ23と室内通信受信フォトカプラ24に耐電圧、耐電流以上の電圧・電流が掛かってしまうと、初期は使用できるフォトカプラもあり、それを使用を続けると、将来的に早く壊れて客先でのクレームになってしまう恐れがある。
【0036】
実施の形態2.
図6は実施の形態2による室外機と室内機の接続線を正常に接続した構成を表すブロック図、図7はcaseFとcaseGの室外機と室内機の接続線を間違えて接続した要部配線図、図8はcaseHの室外機と室内機の接続線を間違えて接続した要部配線図、図9はcaseJの室外機と室内機の接続線を間違えて接続した要部配線図である。
【0037】
実施の形態2を図について説明する。図において、1台の室外機1と、複数台の室内機2とを有している。そして、複数台の室内機2は、室外端子台1aと室内端子台2aからなる端子N番、端子2番、端子3番をそれぞれ3本の第7の室内外接続線36a、36b、36cを介して室外機1に対して互いに並列接続されている。前記室外機1は、AC電源10の端子間に接続される室外制御用電源手段としての室外制御用直流電源11と、室外用制御手段としての室外用マイコン14と、室外用マイコン14の送信ポートに接続されたフォトトランジスタ15bとフォトダイオード15aからなる室外送信用フォトカプラ15と、室外用マイコン14の受信ポートに接続されたフォトトランジスタ16aとフォトダイオード16bとからなる室外受信用フォトカプラ16と、このフォトダイオード16bと直列に室外制限電流抵抗16cと室外ダイオード16dの直列回路が設けられている。
【0038】
また、前記室内機2は、室外端子台1aと室内端子台2aからなる端子N番、端子2番、端子3番をそれぞれ3本の第7の室内外接続線36a、36b、36cを介して接続された室内制御用電源手段としての制御用直流電源21と、室内用制御手段としての室内用マイコン22と、室内用マイコン22の送信ポートに室内送信用トランジスタ23aを介して接続されたフォトトランジスタ23bとフォトダイオード23cからなる室内送信用フォトカプラ23と、室内用マイコン22に接続されのフォトトランジスタ24aとフォトダイオード24bからなる室内受信用フォトカプラ24と、室内送信用スォトカプラ23のフォトトランジスタ23bのコレクタ端子に直列接続された、室内半波整流ダイオード23dと室内制限電流抵抗23eの直列回路と、室内受信用フォトカプラ24のフォトトランジスタ24aのコレクタ端子に直列接続された、第1の室内ダイオード24cとヒューズ29の直列回路と、前記室内送信用フォトカプラ23と室内受信用フォトカプラ24とに並列接続された室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサ26と第2の室内ダイオード27の直列回路と、この室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサ26と並列に接続された室内ツェナーダイオード28とを有している。
【0039】
次に、実施の形態2における通信線の動作の詳細を説明する。図6において、室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを、第7の室内外接続線36で正しく据え付け接続し、AC電源10を室外機1に供給すると、室外端子台1aの端子N番と端子2番よりAC電源10が出力され、第1の室内外接続線3a、3bを伝わり、室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給され、室内機2にAC電源10が供給される。供給されたAC電源10より室外機1の室外制御用電源11で制御用電源が作り出され、室外マイコン14が動作する。同様に、供給されたAC電源10よりの室内機2の室内制御用電源21で制御用電源が作り出され、室内マイコン22が動作する。室内マイコン22がシリアル通信開始条件、即ち、室内機2が正常運転であり、AC電源10の供給から3分以上経過した場合のみ、室内マイコン622のシリアル信号送信ポートより、室内通信送信トランジスタ23aをON/OFFさせる信号を室内通信送信トランジスタ23aに送信する。送信したON/OFF信号を室内通信送信トランジスタ23aが受信してON/OFF動作を行う。室内通信送信トランジスタ23aがON/OFFする事によって、室内通信送信フォトカプラ23のフォトダイオード23cがON/OFFする。室内通信送信フォトカプラ23のフォトダイオード23cがON/OFFする事により、室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタ23bがON/OFFする。室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタ23bがON/OFFすることにより、AC電源10から供給された電源を室内機2の室内半波整流ダイオード23dがAC電源10を半波整流する。半波整流されたAC電源10が室内通信送信フォトカプラ23と室内通信受信フォトカプラ24をON/OFFし壊さない程度の電流にするための制限抵抗である室内制限電流抵抗23eを通過して、室内ツェナーダイオード28で非絶縁の直流電源になる。直流になった電圧・電流が室内通信送信フォトカプラ23のON/OFFによって、室内と室外の通信信号のシリアル信号になる。室内通信送信フォトカプラ23からシリアル信号を室内通信受信フォトカプラ24へ送信し室内通信受信フォトカプラ24が受信後、第1の室内ダイオード24cへシリアル信号を送信する。第1の室内ダイオード24cが受信した後、ヒューズ29へシリアル信号を送信し、ヒューズ29が受信した後、室内端子台2aの端子3番へシリアル信号を送信する。受信したシリアル信号を室内端子台2aが、室内端子台2aと室外機1の室外端子台1aの端子3番に接続してある。
【0040】
第7の室内外接続線36へシリアル信号を送信し、第7の室内外接続線36をシリアル信号が伝搬されて、室外機1の室外端子台1aの端子3番にシリアル信号が受信される。受信したシリアル信号を室外端子台1aの端子3番より室外ダイオード16dへ送信され、室外ダイオード16dが受信して、室外制限電流抵抗16cへ送信する。室外制限電流抵抗16cがシリアル信号を受信した場合、室外制限電流抵抗16cより室外通信受信フォトカプラ16にシリアル信号を送信し、室外通信受信フォトカプラ16がシリアル信号を受信した場合、一方では、室外通信受信フォトカプラ16から室外通信送信フォトカプラ15にシリアル信号を送信する。一方では、室外通信受信フォトカプラ16のフォトダイオード16bがON/OFFすると、室外通信受信フォトカプラ16のフォトトランジスタ16aがON/OFFし、室外通信受信フォトカプラ16のフォトトランジスタ16aがON/OFFするに伴って、室外マイコン14の受信ポートにON/OFF信号が入力される。入力されたシリアル信号を室外マイコン14で解析し、制御信号に置き換えて、制御信号として室外機1を動作させる。動作させた結果を室外マイコン14の送信ポートから、室外機1からのシリアル信号として室外通信送信トランジスタ15aへON/OFF信号を送信する。シリアル信号を受信した室外通信送信トランジスタ15aが室外通信送信フォトカプラ15にシリアル信号を送信して、室外通信送信フォトカプラ15が受信した場合、室外通信送信フォトカプラ15のフォトダイオード15cがON/OFFする事により、室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bがON/OFFする。室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bがON/OFFすることによって、室外通信送信フォトカプラ15が室外通信受信フォトカプラ16より受信したシリアル信号に、室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bのON/OFFによりシリアル信号をAC電源10の端子N番側に同調させることが出来る。同調させた、シリアル信号を室外通信送信フォトカプラ15から室外端子台1aの端子N番に送信し、室外端子台1aの端子N番がシリアル信号を受信して、室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aの端子N番に接続してある第7の室内外接続線36に送信し、第7の室内外接続線36でシリアル信号が伝搬され、室内端子台2aの端子N番が受信し、室内ツェナダイオード28へ送信される。室内ツェナダイオード28がシリアル信号を受信して、室内通信送信フォトカプラ23に送信する。即ち、室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサ26のマイナス側(−側)がシリアル通信回路の基準グランドになり、室外機1からのシリアル信号のON/OFFにより室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサ26の基準グランドがON/OFFすることにより室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタ23bがON/OFFする。
【0041】
室内通信送信フォトカプラ23がシリアル信号を受信した後に、室内通信受信フォトカプラ24にシリアル信号を送信して、室内通信受信フォトカプラ24が受信する。受信したシリアル信号によって室内通信受信フォトカプラ24のフォトダイオード24aがON/OFFを行うことにより、室内通信受信フォトカプラ24のフォトダイオード24aがON/OFFする。室内通信受信フォトカプラ24のフォトダイオード24aがON/OFFすることにより、室内マイコン22の受信ポートがHi/Loになるため、室内マイコン22がシリアル信号を受信して解析を行い、新たなシリアル信号を室内マイコン22の送信ポートからする。以上のシリアル信号の流れで、室外機1と室内機2のシリアル通信が成り立つ。
【0042】
図7において、caseFで間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを第8の室内外接続線37のように据え付け接続した場合、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の端子N番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子3番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子2番を接続。
【0043】
また、caseGで間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを第9の室内外接続線38の様に据え付け接続した場合、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の端子3番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子N番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子2番を接続である。
【0044】
caseFで第8の室内外接続線37で室外機1と室内機2を据え付け接続して室外機1にAC電源10を供給すると、室外機1の室外制御用電源11にAC電源10が供給され、室外制御用電源11にて制御用電源が作られ室外機1が室内機2からのシリアル信号待機状態になるが、室内機2は、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子N番、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内2の室内端子台2aの端子3番、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子2番と接続されているため、AC電源10が室内機2へ正常に供給されない。よって室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給されないため、室内機2の室内制御用電源21は動作できないため、試運転スイッチを押しても室内機2は動作しない。一方では、室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子3番間にAC電源10が供給される。室内端子台2aの端子3番から供給されるAC電源10はヒューズ29に供給されるが、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへはカソード接続をしてある。そのため、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへは電流が流れないため、室内機2のシリアル通信回路は保護される。
【0045】
また、室内端子台2aの端子N番から供給されるAC電源10の場合には、室内機2の第2の室内ダイオード27に供給され、ヒューズ29に供給された後に室内端子台2aの端子3番に供給され、第8の室内外接続線37を通過して室外機1の室外端子台1aの端子2番へ供給され、AC電源10に戻る。しかし、以上のような経路でAC電源10が供給された場合、室内機2の内部回路の抵抗負荷が小さいため、過電流が流れて流れ続けて、回路の1部である第2の室内ダイオード27が焼損してしまう。この焼損を未然に防ぐために、過電流がヒューズ29に流れた際に、瞬時にヒューズ29が切れて、シリアル回路を保護する。
【0046】
caseGの第9の室内外接続線38で室外機1と室内機2を据え付け接続して室外機1にAC電源10を供給すると、室外機1の室外制御用電源11にAC電源10が供給され、室外制御用電源11にて制御用電源が作られ室外機1が室内機2からのシリアル信号待機状態になるが、室内機2は、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子3番、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子N番、室外機1の室外端子台1Aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子2番と接続されているように、第9の室内外接続線38で接続されているため、AC電源10が室内機2へ正常に供給されない。よって室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給されないため、室内機2の室内制御用電源21は動作できず、室内マイコン22が動作できないため、試運転スイッチを押しても室内機2は動作しない。
【0047】
一方では、室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子3番間にAC電源10が供給される。室内端子台2aの端子3番から供給されるAC電源10はヒューズ29に供給されるが、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへはカソード接続をしてある。そのため、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへは電流が流れないため、室内機2のシリアル通信回路は保護される。室内端子台2aの端子N番から供給されるAC電源10は室内機2の第2の室内ダイオード27に供給され、ヒューズ29に供給された後に室内端子台2aの端子3番に供給され、第9の室内外接続線38を通過しての室外機1の室外端子台1aの端子N番へ供給され、AC電源10に戻る。しかし、以上のような経路でAC電源10が供給された場合、室内機2の内部回路の抵抗負荷が小さいため、過電流が流れて流れ続けて、回路の1部である第2の室内ダイオード27が焼損してしまう。この焼損を未然に防ぐために、過電流がヒューズ29に流れた際に、瞬時にヒューズ29が切れて、シリアル回路の保護を行う。
【0048】
図8において、caseHで間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを第10の室内外接続線39のように据え付け接続した場合、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の端子2番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子3番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子N番を接続。
【0049】
また、caseJで、間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを第11の室内外接続線310のように据え付け接続した場合、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の端子3番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子2番を接続。室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子N番を接続である。
【0050】
caseHで、第10室内外接続線39で、室外機1と室内機2を据え付け接続して室外機1にAC電源10を供給すると、室外機1の室外制御用電源11にAC電源10が供給され、室外制御用電源11にて制御用電源が作られ室外機1が室内機2からのシリアル信号待機状態になるが、室内機2は、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子2番、室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子3番、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子N番と接続されているように、caseHの第10室内外接続線39で接続されているため、AC電源10が室内機2へ正常に供給されない。よって室内機2の室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給されないため、室内機2の室内制御用電源21は、室内マイコン22が動作できないため、試運転スイッチを押しても室内機2は動作し動作できない。
【0051】
一方では、室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番間にAC電源10が供給される。室内端子台2aの端子3番から供給されるAC電源10はヒューズ29に供給されるが、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへはカソードによる回路接続をしてある。そのため、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへは電流が流れない。よって、室内機2のシリアル通信回路は保護される。一方では、室内端子台2aの端子N番から供給されるAC電源10の場合には、室内機2の室内半波整流ダイオード23dにAC電源10が供給され、室内制限電流抵抗23eにAC電源10が供給される。この室内制限電流抵抗23eで室内通信送信フォトカプラ23と室内通信受信フォトカプラ24とが壊れない程度の電流に制限されるため、AC電源10を室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番間に間違えて供給しても室内機2のシリアル通信回路は保護される。
【0052】
caseJの第11室内外接続線310では、室外機1にAC電源10を供給すると、室外機1の室外制御用電源11にAC電源10が供給され、室外制御用電源11にて室外制御用電源11が作られ室外機1が室内機2からのシリアル信号待機状態になるが、室内機2は、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子3番、室外機1の室外端子台1a端子2番との室内機2の室内端子台2aの端子2番、室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子N番と接続されているように、caseJの第11の室内外接続線310で接続されているため、AC電源10が室内機2へ正常に供給されない。よって室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番にAC電源10が供給されないため、室内機2の室内制御用電源21は室内マイコン22が動作できないため、試運転スイッチを押しても室内機2は動作しない。一方では、室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番間にAC電源10が供給される。室内端子台2aの端子3番から供給されるAC電源10はヒューズ29に供給されるが、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへはカソードによる回路接続をしてある。そのため、第2の室内ダイオード27と第1の室内ダイオード24cへは電流が流れない。よって、室内機2のシリアル通信回路は保護される。室内端子台2aの端子2番から供給されるAC電源10の場合には、室内機2の室内半波整流ダイオード23dにAC電源10が供給され、室内制限電流抵抗23eにAC電源10が供給される。この室内制限電流抵抗23eで室内通信送信フォトカプラ23と室内通信受信フォトカプラ24とが壊れない程度の電流に制限されるため、AC電源10を室内機2の室内端子台2aの端子2番と端子3番間に間違えて供給しても室内機2のシリアル通信回路は保護される。
【0053】
図9において、caseKで間違えて室外機1の室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aを第12室内外接続線311のように接続、即ち、室外機1の室外端子台1aの端子N番と室内機2の室内端子台2aの端子2番と接続。室外機1の室外端子台1aの端子2番と室内機2の室内端子台2aの端子N番と接続。室外機1の室外端子台1aの端子3番と室内機2の室内端子台2aの端子3番を接続。そして、AC電源10を室外機1に供給すると、室外端子台1aの端子N番と端子2番よりAC電源10が出力され、caseKの第12室内外接続線311を伝わり、室内端子台2aの端子N番と端子2番にAC電源10が供給され、室内機912にAC電源902が供給される。供給されたAC電源10より室外機1の室外制御用電源11で制御用電源が作り出され、室外マイコン14が動作する。同様に、供給されたAC電源10より室内機2の室内制御用電源21で制御用電源が作り出され、室内マイコン22が動作する。室内マイコン22がシリアル通信開始条件、即ち、室内機2が正常運転であり、AC電源10の供給から3分以上経過した場合のみ、室内マイコン22のシリアル信号送信ポートより、室内通信送信トランジスタ23aをON/OFFさせる信号を室内通信送信トランジスタ23aに送信する。送信したON/OFF信号を室内通信送信トランジスタ23aが受信してON/OFF動作を行う。室内通信送信トランジスタ23aがON/OFFする事によって、室内通信送信フォトカプラ23のフォトダイオード23cがON/OFFする。室内通信送信フォトカプラ23のフォトダイオード23cがON/OFFする事により、室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタ23bがON/OFFする。室内通信送信フォトカプラ23のフォトトランジスタ23bがON/OFFすることにより、AC電源10から供給された電源を室内機2の室内半端整流イオード23dがAC電源10を半端整流する。
【0054】
半端整流されたAC電源10が、室内通信受信フォトカプラ24と室内通信受信フォトカプラ24を壊さない程度の電流にするための制限抵抗である室内制限電流抵抗23eを通過して、室内ツェナダイオード28で非絶縁の直流電源になる。直流になった電圧・電流が室内通信送信フォトカプラ23のON/OFFによって、室内と室外の通信信号のシリアル信号になる。室内通信送信フォトカプラ23からシリアル信号を室内通信受信フォトカプラ24へ送信し室内通信受信フォトカプラ24が受信後、第1の室内ダイオード24cへシリアル信号を送信する。第1の室内ダイオード24cが受信した後、ヒューズ29へシリアル信号を送信し、ヒューズ29が受信した後、室内端子台2aの端子3番へシリアル信号を送信する。受信したシリアル信号を室内端子台2aが、室内端子台2aと室外機1の室外端子台1aの端子3番に接続してあるcaseKの第12室内外接続線311へシリアル信号を送信し、第12の室内外接続線311をシリアル信号が伝搬されて、室外機1の室外端子台1aの端子3番にシリアル信号が受信される。受信したシリアル信号を室外端子台1aの端子3番より室外ダイオード16dへ送信され、室外ダイオード16dが受信して、室外制限電流抵抗16cへ送信する。室外制限電流抵抗16cがシリアル信号を受信した場合、室外制限電流抵抗16cより室外通信受信フォトカプラ16にシリアル信号を送信し、室外通信受信フォトカプ16がシリアル信号を受信した場合、一方では、室外通信受信フォトカプラ16から室外通信送信フォトカプラ15にシリアル信号を送信する。一方では、室外通信受信フォトカプラ16のフォトダイオード16bがON/OFFすると、室外通信受信フォトカプラ16のフォトトランジスタ16aがON/OFFし、室外通信受信フォトカプラ16のフォトトランジスタ16aがON/OFFするに伴って、室外マイコン14の受信ポートにON/OFF信号が入力される。入力されたシリアル信号を室外マイコン14で解析し、制御信号に置き換えて、制御信号として室外機1を動作させる。
【0055】
動作させた結果を室外マイコン14の送信ポートから、室外機1からのシリアル信号として室外通信送信トランジスタ15aへON/OFF信号を送信する。シリアル信号を受信した室外通信送信トランジスタ15aが室外通信送信フォトカプラ15にシリアル信号を送信して、室外通信送信フォトカプラ15が受信した場合、室外通信送信フォトカプラ15のフォトダイオード15bがON/OFFする事により、室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15cがON/OFFする。室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15cがON/OFFすることによって、室外通信送信フォトカプラ15が室外通信受信フォトカプラ16より受信したシリアル信号に、室外通信送信フォトカプラ15のフォトトランジスタ15bのON/OFFによりシリアル信号をAC電源10の端子N番側に同調させることが出来る。同調させた、シリアル信号を室外通信送信フォトカプラ15から室外端子台1aの端子N番に送信し、室外端子台1aの端子N番がシリアル信号を受信して、室外端子台1aと室内機2の室内端子台2aの端子2番に接続してあるcaseKの第12室内外接続線311に送信し、第12室内外接続線311でシリアル信号が伝搬され、室内端子台2aの端子2番が受信し、室内半波整流ダイオード23dへ送信される。しかし、室内制限電流抵抗23eにてシリアル通信電流が減衰させられるため、室内通信受信フォトカプラ24のフォトダイオード24aが受信できないため、シリアル通信が成り立たなくなる。この時点で、室内機2の表示モニタに異常表示をして、異常を知らせる。
【0056】
【発明の効果】
この発明の空気調和機の通信回路保護装置は、1台の室外機と、複数台の室内機とを有しているセパレート型空気調和機において、前記室内機内の室内マイコンに並列に設けた 室内半波整流ダイオードと室内制限電流抵抗の直列回路の接続した室内通信送信フォトカプラ及び第1の室内ダイオードとPTCサーミスタの直列回路の接続した室内通信受信フォトカプラと、前記室内通信送信フォトカプラと室内通信受信フォトカプラとに並列接続された室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサーと第2の室内ダイオードの直列回路とを設けた構成としたから、空調機の室内機と室外機の接続線を誤配線してAC電源を投入しても、シリアル回路を破壊することがないため、基板交換(誤配線による)が無くなると共に、無償サービス基板の出荷率低下と、利益率のUPと据付効率UPになり、かつ万一PTCサーミスタの応答性が遅れ、抵抗値が数Ωから数MΩになるのが遅れた際も、室内ダイオードのみ負担が掛かるだけである、空気調和機の基板を交換しなくとも将来的に安心して使用を続けられる効果を有する。
【0057】
また、この発明の空気調和機の通信回路保護装置は、1台の室外機と、複数台の室内機とを有しているセパレート型空気調和機において、前記室内機内の室内マイコンに並列に設け、かつ室内半波整流ダイオードと室内制限電流抵抗の直列回路の接続した室内通信送信フォトカプラ及び第1の室内ダイオードと直列にヒューズを設けた室内通信受信フォトカプラと、前記室内通信送信フォトカプラとと室内通信受信フォトカプラとに並列接続された室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサーと第2の室内ダイオードの直列回路とを設けた構成としたから、室内機と室外機の接続線を誤配線してAC電源を投入した場合、回路を壊す事無くヒューズ切れのみの交換だけで保護できるため、初期サービス基板出荷の低下につながり、サービス設定の安価につながる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による空気調和機を示す制御ブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるcaseAおよびcaseBでの空気調和機の誤配線を示す制御ブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるcaseCおよびcaseDでの空気調和機の誤配線を示す制御ブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるcaseEでの空気調和機の誤配線を示す制御ブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態1による空気調和機を示す制御のフフローチャート図である。
【図6】この発明の実施の形態2による空気調和機を示す制御ブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態2によるcaseFおよびcaseGでの空気調和機の誤配線を示す制御ブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態2によるcaseHおよびcaseJでの空気調和機の誤配線を示す制御ブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態2によるcaseKでの空気調和機の誤配線を示す制御ブロック図である。
【図10】従来の空気調和機の通信装置回路を示す制御ブロック図である。
【図11】従来の空気調和機の通信装置回路を示す制御フローチャート図である。
【図12】空気調和機の通信装置回路の誤配線判定処理を示す制御フローチャート図である。
【符号の説明】
1 室外機、2 室内機、3 第1の室内外接続配線、10 AC電源、11室外制御用電源、14 室外用マイコン、15室外通信送信用フォトカプラ、16 室外通信受信用フォトカプラ、21 室内制御用電源、22 室内用マイコン、23 室内通信送信用フォトカプラ、24 室内通信受信用フォトカプラ、24c 第1の室内ダイオード、24d PCTサーミスタ、27 第2の室内ダイオード、29 ヒューズ。
Claims (2)
- 1台の室外機と、複数台の室内機とを有しているセパレート型空気調和機において、前記室内機内の室内マイコンに並列に設け、かつ室内半波整流ダイオードと室内制限電流抵抗の直列回路の接続した室内通信送信フォトカプラ及び第1の室内ダイオードとPTCサーミスタの直列回路の接続した室内通信受信フォトカプラと、前記室内通信送信フォトカプラと室内通信受信フォトカプラとに並列接続された室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサーと第2の室内ダイオードの直列回路とを設けたことを特徴とした空気調和機の通信回路保護装置。
- 1台の室外機と、複数台の室内機とを有しているセパレート型空気調和機において、前記室内機内の室内マイコンに並列に設け、かつ室内半波整流ダイオードと室内制限電流抵抗の直列回路の接続した室内通信送信フォトカプラ及び第1の室内ダイオードと直列にヒューズを設けた室内通信受信フォトカプラと、前記室内通信送信フォトカプラと室内通信受信フォトカプラとに並列接続された室内ツェナー電圧安定用電解コンデンサーと第2の室内ダイオードの直列回路とを設けたにことを特徴とした空気調和機の通信回路保護装置。
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