JP3598232B2 - Fm文字多重放送送出方法および装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一定周期でサンプリングして得た表示用データを文字情報データへ変換して文字情報データを表示できるFM文字放送ラジオ受信機に対して送出するFM文字多重放送送出方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラジオ放送は音声による伝送に限られていたが、近年、FM放送においては、文字や図形のディジタル情報をFM文字多重放送用受信機の液晶表示器に表示できるようにしたサービスが開始されている。液晶表示器には、15文字を2行あるいは15文字を8行程表示できる。
【0003】
このサービスによる文字情報(ディジタル情報)は、音声とは別に、ニュース、天気予報、交通情報、番組情報等の情報を対象にしている。文字情報を表示できる受信機は、内臓するコンピュータで情報処理できるようになっている。
【0004】
デジィタル情報を送信するFM放送局は、音声情報と文字情報を合成して送信し放送している。文字情報は外部装置から一定周期でサンプリングして得た表示用データに基づきFM文字多重放送送出装置で作成され、文字情報をデータ変調した後に音声情報と合成して送信される。
【0005】
このようなFM文字多重放送送出装置については、本出願人は先に特願平9−298394号として提案している。
【0006】
ところで、音楽番組等においては、外部装置からの表示用データによる文字情報だけでなく、操作員がキーボードで入力する、お知らせ等の手入力文字情報についてもFM文字多重放送送出装置に取込み送信することが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
FM文字多重放送送出装置は外部装置からN個にブロック分割された表示用データをN回のサンプリングで入力するようにしている。すなわち、一回のサンプリングで1/N個の表示用データを取込むようにしている。このため、表示用データのブロック分割数が多くなると、手入力文字情報の入力待ち時間が長くなるという問題点を有する。お知らせ等の手入力文字情報を入力する回数は比較的多いためFM文字多重放送送出装置の運用上で大きな問題になっている。
【0008】
本発明の目的は、外部装置からの表示用データ入力に支障をきたすことなく手入力文字情報の入力待ち時間を短縮できるFM文字多重放送送出方法および装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは、FM文字多重放送送出装置は外部装置からサンプリングによりブロック分割された表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に手入力文字情報を取込むようにしたことにある。
【0010】
本発明は、サンプリングによりブロック分割された1つのブロックの表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に手入力文字情報を取込むようにしているので、外部装置からの表示用データ入力に支障をきたすことなく手入力文字情報の入力待ち時間を短縮することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施例を示す。
【0012】
図1において、FM文字多重放送送出装置1は、データ受信部11、データ編集部12、データ記憶部13、データ入力部14、データ送出部15および中間ファイルとしてのデータベース16から構成されている。
【0013】
データ受信部11は、受信データ監視部111、受信データ抽出部112、受信タイムアウト監視部113および受信状態監視部114から構成され、また、データ編集部12は、データ変換部121、中間ファイル生成部122から構成されている。受信タイムアウト監視部113は図4に示すような内容でタイムアウト時間t1、t2を判定する。
【0014】
データ記憶部13は、受信データ格納テーブル131、タイムアウト監視起点時刻格納テーブル132から構成され、また、データ入力部14は、データ受信起動部141、データ判定部142から構成されている。
【0015】
受信データ格納テーブル131には、図5に示すようにデータ受信部11にて受信したデータの中で当該データが表示用データであることを表すデータ種別、当該受信ブロックの有効データの長さを表すデータサイズ、当該受信ブロックの一貫番号を表すブロック番号、ブロック分割総数を表すブロック総数、表示用データの全ブロック分のデータが格納されている。
【0016】
タイムアウト監視起点時刻格納テーブル132は、図6に示すように外部装置8への表示用データ送信許可時刻または外部装置8からの1ブロック受信完了時刻を記憶する。この時刻をTsとしている。
【0017】
外部装置8はコンピュータで構成され、図示しない上位装置から表示用データが不定期に与えられる。外部装置8の表示用データは一定周期でサンプリングされFM文字多重放送送出装置1に取込まれる。操作員による手入力文字情報はキーボード9で入力され、FM文字多重放送送出装置1のデータ入力部14に与えられる。
【0018】
FM文字多重放送送出装置1と外部装置8は、表示用データだけでなく図3に示すような通信制御データENQ,ACKの授受もおこなわれる。また、外部装置8は図4に示すような内容でタイムアウト時間T1、T2を判定する。
【0019】
FM文字多重放送送出装置1のデータ送出部15から出力される文字情報はデータ変調部2で変調された後にデータ合成部3において音声情報生成部7の音声情報と合成される。
【0020】
データ合成部3で合成された文字情報と音声情報はデータ送信部4からアンテナ5を介して送信されFM文字放送ラジオ受信機6に受信される。
【0021】
次に、図2に示すような表示用データをブロック単位で伝送する場合の動作を図7、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0022】
まず、データ入力処理について図7のフローチャートを用いて説明する。
【0023】
データ受信起動部141はステップS1においてデータ受信部11を起動する時間であるかを判定する。データ受信起動部141は起動時間であればステップS2でデータ受信部11を起動する。データ受信起動部141は一定時間(1秒程度)周期でデータ受信部11を起動する。
【0024】
データ受信部11が起動されると、受信データ監視部111はサンプリングして外部装置8からの表示用データの有無を監視する(ステップS3)。受信データ監視部111がステップS3で表示用データが入力されないと判定するとステップS4に移行する。ステップS1でデータ受信部11の起動時間でないと判定された場合にもステップS4に移行する。
【0025】
ステップS4では、データ入力部14がキーボード9から入力される手入力文字情報の有無を判定する。データ入力部14がステップS4で手入力文字情報有りと判定すると、ステップS5でデータ判定部142に手入力文字情報を入力する。ステップS4で手入力文字情報無しと判定するとステップS1に戻る。
【0026】
データ判定部142はステップS6において、全ての手入力文字情報の入力が完了したかを判定する。完了していなければステップS1に戻り、完了していればデータ入力処理を終了する。
【0027】
一方、データ判定部142がステップS3で表示用データが入力されていると判定すると中間ファイル16から文字情報データを読み出しデータ入力処理を終了する。
【0028】
データ判定部142は、データ編集部12で生成される文字情報が中間ファイル16に存在する時は中間ファイル16から文字情報データを読み出し、中間ファイル16に存在しない時は人手による文字情報データを入力してデータ送出部15へ伝送し、データ入力部14を終了する。
【0029】
次に、データ受信処理の動作を図8にフローチャートを用いて説明する。
【0030】
始めに、受信データ監視部111がステップS11で外部装置8からの表示データの有無を判定し、表示データ無しの時にはステップS20を実行し、表示データ有りの時にはステップS12を実行する。
【0031】
受信データ抽出部112はステップS12で受信したデータが図2に示す通信制御データ(ENQ)かどうかを判定する。受信データ抽出部112は受信したデータが通信制御データ(ENQ)の時、外部装置8へ図2に示す表示用データ送信許可の通信制御データ(ACK)を送信する(ステップS13)と共に、ステップS15でタイムアウト監視起点時刻格納テーブル132に現在時刻を格納する。
【0032】
受信データ抽出部112は受信した表示用データが通信制御データ(ENQ)でないときはステップS14の処理を実行し、受信した1ブロックの表示用データを受信データ格納テーブル131に記憶し、タイムアウト監視起点時刻格納テーブル132に現在時刻を格納する。
【0033】
ステップS16では、受信状態監視部114が全ブロックの表示用データの受信が完了したかを図2に示すように受信データ内のブロック番号とブロック総数が一致したことにより判定する。受信状態監視部114は受信した1ブロックのブロック番号とブロック総数が一致したかどうかを判定した結果、一致していない時、すなわち、全ブロックを受信完了していない時はデータ受信処理を終了し、データ入力部14にキーボード9からの手入力文字情報の入力を可能にさせる。
【0034】
また、受信状態監視部114は受信した1ブロックのブロック番号とブロック総数が一致している時、すなわち全ブロックを受信完了した時には、外部装置8に図2に示すように表示用データ受信完了の通信制御データ(ACK)を送信する(ステップS17)。
【0035】
データ変換部121は受信した全ての表示用データを文字情報データへ変換する(ステップS18)。中間ファイル生成部122はステップS18においてデータ変換部121で変換された文字情報データを中間ファイル16に書き込みデータ受信処理を終了する。
【0036】
ステップS11からステップS20の処理に移行すると、受信タイムアウト監視部113はタイムアウト監視起点時刻格納テーブル132に格納されたタイムアウト監視起点時刻と現在時刻の時間差を求め、その時間差が図4に示すタイムアウト判定時間t1もしくはt2を超過していない時はデータ受信処理を終了する。
【0037】
受信タイムアウト監視部113は時間差がタイムアウト判定時間t1もしくはt2を超過している時は受信データ格納テーブル131を初期化してデータ受信処理を終了する。
【0038】
このような動作を行うのであるが、この場合におけるFM文字多重放送送出装置1と外部装置8およびキーボード9の表示用データ、手入力文字情報データの関係をサンプリング周期について示すと図9のようになる。
【0039】
図9(a)は外部装置8とキーボード9の表示用データおよび手入力文字情報データの入力が共に無い場合である。図9(b)はキーボード9からの手入力文字情報データのみが入力されている場合で、図9(c)は外部装置8の表示用データとキーボード9の手入力文字情報データが共に入力されている場合である。また、図9(d)は外部装置8からの表示用データのみが入力されている場合である。
【0040】
データ判定部142は、データ編集部12で生成された文字情報データが中間ファイル16に存在している時は中間ファイル16から文字情報データを読み出し、中間ファイル16に文字情報データが存在しない時は手入力文字情報データを入力してデータ送出部15へ伝送する。
【0041】
データ送出部15から送出された文字情報データは、データ変調部2、データ合成部3、データ送信部4およびアンテナ5を介してFM文字放送ラジオ受信機6に送信される。
【0042】
このようにして外部装置8から入力される表示用データを一定周期でサンプリングして監視し、表示用データが入力されない時はデータ入力部14へキーボード9から手入力文字情報を入力できるようにする。また、表示用データが入力された時はブロック分割された表示用データをブロック単位に記憶してデータ入力部14へキーボード9から手入力文字情報を入力できるようにする。さらに、表示用データを全ブロック受信した時には、記憶されているブロック単位の表示用データを文字情報データへ変換して中間ファイル16を生成しデータ入力部14へキーボード9から手入力文字情報を入力できるようにする。データ入力部14は中間ファイル16の存在により手入力文字情報データを入力するか中間ファイル16の文字情報データを読み出すかを判定することにより、手入力文字情報データの入力を妨げることなく円滑に、かつ容易に行うことができ、文字情報データの入力処理における操作性の向上を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、サンプリングよりブロック分割された表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に手入力文字情報を取込むようにしているので、外部装置からの表示用データ入力に支障をきたすことなく手入力文字情報の入力待ち時間を短縮することができる。その結果として、文字情報データの入力処理における操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明における外部装置とのデータ送信手順の説明図である。
【図3】本発明の表示用データを受信する時の通信制御データの説明図である。
【図4】本発明の表示用データを受信する時のタイムアウト判定時間の説明図である。
【図5】受信データ格納テーブルの説明図である。
【図6】タイムアウト監視起点時刻格納テーブルの説明図である。
【図7】本発明のデータ入力処理のフローチャート図である。
【図8】本発明のデータ受信処理のフローチャート図である。
【図9】本発明のデータ取込み処理の説明図である。
【符号の説明】
1…FM文字多重放送送出装置、2…データ変調部、3…データ合成部、4…データ送信部、11…データ受信部、12…データ編集部、13…データ記憶部、14…データ入力部、15…データ送出部、111…受信データ監視部、112…受信データ抽出部、113…受信タイムアウト監視部、114…受信状態監視部、121…データ変換部、122…中間ファイル生成部、131…受信データ格納テーブル、132…タイムアウト監視起点時刻格納テーブル、141…データ受信起動部、142…データ判定部
【発明の属する技術分野】
本発明は一定周期でサンプリングして得た表示用データを文字情報データへ変換して文字情報データを表示できるFM文字放送ラジオ受信機に対して送出するFM文字多重放送送出方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラジオ放送は音声による伝送に限られていたが、近年、FM放送においては、文字や図形のディジタル情報をFM文字多重放送用受信機の液晶表示器に表示できるようにしたサービスが開始されている。液晶表示器には、15文字を2行あるいは15文字を8行程表示できる。
【0003】
このサービスによる文字情報(ディジタル情報)は、音声とは別に、ニュース、天気予報、交通情報、番組情報等の情報を対象にしている。文字情報を表示できる受信機は、内臓するコンピュータで情報処理できるようになっている。
【0004】
デジィタル情報を送信するFM放送局は、音声情報と文字情報を合成して送信し放送している。文字情報は外部装置から一定周期でサンプリングして得た表示用データに基づきFM文字多重放送送出装置で作成され、文字情報をデータ変調した後に音声情報と合成して送信される。
【0005】
このようなFM文字多重放送送出装置については、本出願人は先に特願平9−298394号として提案している。
【0006】
ところで、音楽番組等においては、外部装置からの表示用データによる文字情報だけでなく、操作員がキーボードで入力する、お知らせ等の手入力文字情報についてもFM文字多重放送送出装置に取込み送信することが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
FM文字多重放送送出装置は外部装置からN個にブロック分割された表示用データをN回のサンプリングで入力するようにしている。すなわち、一回のサンプリングで1/N個の表示用データを取込むようにしている。このため、表示用データのブロック分割数が多くなると、手入力文字情報の入力待ち時間が長くなるという問題点を有する。お知らせ等の手入力文字情報を入力する回数は比較的多いためFM文字多重放送送出装置の運用上で大きな問題になっている。
【0008】
本発明の目的は、外部装置からの表示用データ入力に支障をきたすことなく手入力文字情報の入力待ち時間を短縮できるFM文字多重放送送出方法および装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは、FM文字多重放送送出装置は外部装置からサンプリングによりブロック分割された表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に手入力文字情報を取込むようにしたことにある。
【0010】
本発明は、サンプリングによりブロック分割された1つのブロックの表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に手入力文字情報を取込むようにしているので、外部装置からの表示用データ入力に支障をきたすことなく手入力文字情報の入力待ち時間を短縮することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施例を示す。
【0012】
図1において、FM文字多重放送送出装置1は、データ受信部11、データ編集部12、データ記憶部13、データ入力部14、データ送出部15および中間ファイルとしてのデータベース16から構成されている。
【0013】
データ受信部11は、受信データ監視部111、受信データ抽出部112、受信タイムアウト監視部113および受信状態監視部114から構成され、また、データ編集部12は、データ変換部121、中間ファイル生成部122から構成されている。受信タイムアウト監視部113は図4に示すような内容でタイムアウト時間t1、t2を判定する。
【0014】
データ記憶部13は、受信データ格納テーブル131、タイムアウト監視起点時刻格納テーブル132から構成され、また、データ入力部14は、データ受信起動部141、データ判定部142から構成されている。
【0015】
受信データ格納テーブル131には、図5に示すようにデータ受信部11にて受信したデータの中で当該データが表示用データであることを表すデータ種別、当該受信ブロックの有効データの長さを表すデータサイズ、当該受信ブロックの一貫番号を表すブロック番号、ブロック分割総数を表すブロック総数、表示用データの全ブロック分のデータが格納されている。
【0016】
タイムアウト監視起点時刻格納テーブル132は、図6に示すように外部装置8への表示用データ送信許可時刻または外部装置8からの1ブロック受信完了時刻を記憶する。この時刻をTsとしている。
【0017】
外部装置8はコンピュータで構成され、図示しない上位装置から表示用データが不定期に与えられる。外部装置8の表示用データは一定周期でサンプリングされFM文字多重放送送出装置1に取込まれる。操作員による手入力文字情報はキーボード9で入力され、FM文字多重放送送出装置1のデータ入力部14に与えられる。
【0018】
FM文字多重放送送出装置1と外部装置8は、表示用データだけでなく図3に示すような通信制御データENQ,ACKの授受もおこなわれる。また、外部装置8は図4に示すような内容でタイムアウト時間T1、T2を判定する。
【0019】
FM文字多重放送送出装置1のデータ送出部15から出力される文字情報はデータ変調部2で変調された後にデータ合成部3において音声情報生成部7の音声情報と合成される。
【0020】
データ合成部3で合成された文字情報と音声情報はデータ送信部4からアンテナ5を介して送信されFM文字放送ラジオ受信機6に受信される。
【0021】
次に、図2に示すような表示用データをブロック単位で伝送する場合の動作を図7、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0022】
まず、データ入力処理について図7のフローチャートを用いて説明する。
【0023】
データ受信起動部141はステップS1においてデータ受信部11を起動する時間であるかを判定する。データ受信起動部141は起動時間であればステップS2でデータ受信部11を起動する。データ受信起動部141は一定時間(1秒程度)周期でデータ受信部11を起動する。
【0024】
データ受信部11が起動されると、受信データ監視部111はサンプリングして外部装置8からの表示用データの有無を監視する(ステップS3)。受信データ監視部111がステップS3で表示用データが入力されないと判定するとステップS4に移行する。ステップS1でデータ受信部11の起動時間でないと判定された場合にもステップS4に移行する。
【0025】
ステップS4では、データ入力部14がキーボード9から入力される手入力文字情報の有無を判定する。データ入力部14がステップS4で手入力文字情報有りと判定すると、ステップS5でデータ判定部142に手入力文字情報を入力する。ステップS4で手入力文字情報無しと判定するとステップS1に戻る。
【0026】
データ判定部142はステップS6において、全ての手入力文字情報の入力が完了したかを判定する。完了していなければステップS1に戻り、完了していればデータ入力処理を終了する。
【0027】
一方、データ判定部142がステップS3で表示用データが入力されていると判定すると中間ファイル16から文字情報データを読み出しデータ入力処理を終了する。
【0028】
データ判定部142は、データ編集部12で生成される文字情報が中間ファイル16に存在する時は中間ファイル16から文字情報データを読み出し、中間ファイル16に存在しない時は人手による文字情報データを入力してデータ送出部15へ伝送し、データ入力部14を終了する。
【0029】
次に、データ受信処理の動作を図8にフローチャートを用いて説明する。
【0030】
始めに、受信データ監視部111がステップS11で外部装置8からの表示データの有無を判定し、表示データ無しの時にはステップS20を実行し、表示データ有りの時にはステップS12を実行する。
【0031】
受信データ抽出部112はステップS12で受信したデータが図2に示す通信制御データ(ENQ)かどうかを判定する。受信データ抽出部112は受信したデータが通信制御データ(ENQ)の時、外部装置8へ図2に示す表示用データ送信許可の通信制御データ(ACK)を送信する(ステップS13)と共に、ステップS15でタイムアウト監視起点時刻格納テーブル132に現在時刻を格納する。
【0032】
受信データ抽出部112は受信した表示用データが通信制御データ(ENQ)でないときはステップS14の処理を実行し、受信した1ブロックの表示用データを受信データ格納テーブル131に記憶し、タイムアウト監視起点時刻格納テーブル132に現在時刻を格納する。
【0033】
ステップS16では、受信状態監視部114が全ブロックの表示用データの受信が完了したかを図2に示すように受信データ内のブロック番号とブロック総数が一致したことにより判定する。受信状態監視部114は受信した1ブロックのブロック番号とブロック総数が一致したかどうかを判定した結果、一致していない時、すなわち、全ブロックを受信完了していない時はデータ受信処理を終了し、データ入力部14にキーボード9からの手入力文字情報の入力を可能にさせる。
【0034】
また、受信状態監視部114は受信した1ブロックのブロック番号とブロック総数が一致している時、すなわち全ブロックを受信完了した時には、外部装置8に図2に示すように表示用データ受信完了の通信制御データ(ACK)を送信する(ステップS17)。
【0035】
データ変換部121は受信した全ての表示用データを文字情報データへ変換する(ステップS18)。中間ファイル生成部122はステップS18においてデータ変換部121で変換された文字情報データを中間ファイル16に書き込みデータ受信処理を終了する。
【0036】
ステップS11からステップS20の処理に移行すると、受信タイムアウト監視部113はタイムアウト監視起点時刻格納テーブル132に格納されたタイムアウト監視起点時刻と現在時刻の時間差を求め、その時間差が図4に示すタイムアウト判定時間t1もしくはt2を超過していない時はデータ受信処理を終了する。
【0037】
受信タイムアウト監視部113は時間差がタイムアウト判定時間t1もしくはt2を超過している時は受信データ格納テーブル131を初期化してデータ受信処理を終了する。
【0038】
このような動作を行うのであるが、この場合におけるFM文字多重放送送出装置1と外部装置8およびキーボード9の表示用データ、手入力文字情報データの関係をサンプリング周期について示すと図9のようになる。
【0039】
図9(a)は外部装置8とキーボード9の表示用データおよび手入力文字情報データの入力が共に無い場合である。図9(b)はキーボード9からの手入力文字情報データのみが入力されている場合で、図9(c)は外部装置8の表示用データとキーボード9の手入力文字情報データが共に入力されている場合である。また、図9(d)は外部装置8からの表示用データのみが入力されている場合である。
【0040】
データ判定部142は、データ編集部12で生成された文字情報データが中間ファイル16に存在している時は中間ファイル16から文字情報データを読み出し、中間ファイル16に文字情報データが存在しない時は手入力文字情報データを入力してデータ送出部15へ伝送する。
【0041】
データ送出部15から送出された文字情報データは、データ変調部2、データ合成部3、データ送信部4およびアンテナ5を介してFM文字放送ラジオ受信機6に送信される。
【0042】
このようにして外部装置8から入力される表示用データを一定周期でサンプリングして監視し、表示用データが入力されない時はデータ入力部14へキーボード9から手入力文字情報を入力できるようにする。また、表示用データが入力された時はブロック分割された表示用データをブロック単位に記憶してデータ入力部14へキーボード9から手入力文字情報を入力できるようにする。さらに、表示用データを全ブロック受信した時には、記憶されているブロック単位の表示用データを文字情報データへ変換して中間ファイル16を生成しデータ入力部14へキーボード9から手入力文字情報を入力できるようにする。データ入力部14は中間ファイル16の存在により手入力文字情報データを入力するか中間ファイル16の文字情報データを読み出すかを判定することにより、手入力文字情報データの入力を妨げることなく円滑に、かつ容易に行うことができ、文字情報データの入力処理における操作性の向上を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、サンプリングよりブロック分割された表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に手入力文字情報を取込むようにしているので、外部装置からの表示用データ入力に支障をきたすことなく手入力文字情報の入力待ち時間を短縮することができる。その結果として、文字情報データの入力処理における操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明における外部装置とのデータ送信手順の説明図である。
【図3】本発明の表示用データを受信する時の通信制御データの説明図である。
【図4】本発明の表示用データを受信する時のタイムアウト判定時間の説明図である。
【図5】受信データ格納テーブルの説明図である。
【図6】タイムアウト監視起点時刻格納テーブルの説明図である。
【図7】本発明のデータ入力処理のフローチャート図である。
【図8】本発明のデータ受信処理のフローチャート図である。
【図9】本発明のデータ取込み処理の説明図である。
【符号の説明】
1…FM文字多重放送送出装置、2…データ変調部、3…データ合成部、4…データ送信部、11…データ受信部、12…データ編集部、13…データ記憶部、14…データ入力部、15…データ送出部、111…受信データ監視部、112…受信データ抽出部、113…受信タイムアウト監視部、114…受信状態監視部、121…データ変換部、122…中間ファイル生成部、131…受信データ格納テーブル、132…タイムアウト監視起点時刻格納テーブル、141…データ受信起動部、142…データ判定部
Claims (4)
- 外部装置から一定周期でサンプリングしてブロック分割された表示用データを1つのブロック毎に取込み、前記表示用データを文字情報データへ変換して文字情報データを表示できるFM文字放送ラジオ受信機に対して送出するFM文字多重放送送出装置であって、前記FM文字多重放送送出装置は前記外部装置からサンプリングによりブロック分割された1つのブロックの表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に手入力文字情報を取込むようにしたことを特徴とするFM文字多重放送送出方法。
- 外部装置から一定周期でサンプリングしてブロック分割された表示用データを1つのブロック毎に取込み、前記表示用データを文字情報データへ変換して文字情報データを表示できるFM文字放送ラジオ受信機に対して送出するFM文字多重放送送出装置であって、前記FM文字多重放送送出装置は前記外部装置からの送信問合せに対し送信許可を与えた後に前記外部装置からサンプリングによりブロック分割された1つのブロックの表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に手入力文字情報を取込むようにしたことを特徴とするFM文字多重放送送出方法。
- 外部装置からブロック分割された表示用データを1つのブロック毎に取込み、前記表示用データを文字情報データへ変換して文字情報データを表示できるFM文字放送ラジオ受信機に対して送出するFM文字多重放送送出装置において、前記外部装置から一定周期でサンプリングしてブロック分割された表示用データを取込むデータ受信手段と、前記外部装置からサンプリングによりブロック分割された1つのブロックの表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に文字情報データを手動で入力する手動入力手段からの手入力文字情報を入力するデータ入力手段と、前記データ受信手段で取込んだ前記表示用データを記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段に記憶されている前記表示用データを読み出して文字情報データへ変換するデータ編集手段とを具備することを特徴とするFM文字多重放送送出装置。
- 外部装置からブロック分割された表示用データを1つのブロック毎に取込み、前記表示用データを文字情報データへ変換して文字情報データを表示できるFM文字放送ラジオ受信機に対して送出するFM文字多重放送送出装置において、前記外部装置からの送信問合せに対し送信許可を与えた後に前記外部装置から一定周期でサンプリングしてブロック分割された表示用データを取込むデータ受信手段と、前記外部装置からサンプリングによりブロック分割された1つのブロックの表示用データを取込んだ後の次のサンプリングまでの時間に文字情報データを手動で入力する手動入力手段からの手入力文字情報を入力するデータ入力手段と、前記データ受信手段で取込んだ前記表示用データを記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段に記憶されている前記表示用データを読み出して文字情報データへ変換するデータ編集手段とを具備することを特徴とするFM文字多重放送送出装置。
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