JP3597972B2 - プログラマブルロジックデバイス及びその試験方法並びに試験用データ作成方法 - Google Patents

プログラマブルロジックデバイス及びその試験方法並びに試験用データ作成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラムデータをメモリに書き込むことにより機能が設定される同一構成のプログラマブルロジックブロックを複数備えたPLA(Programable Logic Array)、CPLD(Complex Programable Logic Device)又はFPGA(Field Programable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイス、その故障をプログラマブルロジックデバイス自体で検出するプログラマブルロジックデバイス試験方法、及び、プログラマブルロジックデバイス試験用データ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、プログラマブルロジックデバイスの一例としてのFPGA10の概略構成を示す。図8では簡単化のために、3行3列のプログラマブルロジックユニットを備えた構成とし且つI/Oセルを図示省略している。
FPGA10は、互いに同一構成の3行3列のプログラマブルロジックセルLC11〜LC33と、ロジックセル間を接続するための横方向のセル間配線X1〜X3と縦方向のセル間配線Y1〜Y3とを備えている。セル間配線X1〜X3とセル間配線Y1〜3との交差部(斜線部)及び各プログラマブルロジックセルLC11〜LC33に接続された配線とセル間配線との交差部(斜線部)には、マトリックススイッチが配列されている。また、プログラマブルロジックセルLC11〜LC33に対応してそれぞれメモリセルブロックM11〜M33が配置され、これらが全体としてシフトレジスタを構成するように縦続接続されている。
【0003】
例えばプログラマブルロジックユニットU11は、プログラマブルロジックセルLC11が、一方では配線Y11及びマトリックススイッチSY11を介してセル間配線X1に接続され、他方では配線X11及びマトリックススイッチSX11を介してセル間配線Y1に接続されている。メモリセルブロックM11の内容により、プログラマブルロジックセルLC11の機能が設定され、マトリックススイッチS11、SX11及びSY11の各スイッチ素子のオン/オフが設定される。
【0004】
試験装置20は、FPGA10内の故障、例えば配線の断線や短絡、スイッチ素子やメモリセルの不良等を検出するためのものであり、従来では、図9に示す手順で試験が行われていた。
前処理として、FPGA10内のプログラム可能な部分を複数箇所選択し、その部分の良否が判定できるようにするためのプログラムデータ及び試験パターンを、全箇所検査できるように多数作成しておく。
【0005】
(21)このプログラムデータを、メモリセルブロックM11〜M33へシリアル転送でロードさせる。
(22)FPGA10に対し試験パターンを供給し、クロックを供給し、FPGA10からの出力データを期待値と比較して良否判定を行う。この処理を複数回行う。
【0006】
以上の処理が図9に示すように繰り返し行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特に、前処理時間及びステップ21での処理時間が比較的長いので、試験に膨大な時間を要する。さらに、各FPGA10に対して複雑な構成の試験装置20を備える必要があるので、複数の試験装置を備えて同時並列処理する個数が限られ、全体として試験に要する時間が長くなる。
【0008】
他の試験方法として、プログラマブルロジックセルでシフトレジスタやカウンタ等の論理回路を構成するようにプログラムし、プログラムされた回路に対して試験パターンを供給し、その良否を判定するものがある。
しかし、全てのプログラム可能部分や配線を試験するには、プログラムすべき論理回路の種類が多くなり、前処理時間が長くなる。また、各プログラムに対して図9のステップ21の処理を行う必要があるので、試験に膨大な時間を要する。さらに、各FPGA10に対して複雑な構成の試験装置20を備える必要がある。
【0009】
本発明の目的は、このような問題点に鑑み、試験所要時間を短縮することが可能なプログラマブルロジックデバイス及びその試験方法並びに試験用データ作成方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】
請求項1では、プログラムデータをメモリに書き込むことにより機能が設定されるプログラマブルロジックブロックを備えたプログラマブルロジックデバイスの故障を検出するプログラマブルロジックデバイス試験方法において、
プログラマブルロジックデバイス内の被試験ブロックに対し該プログラマブルロジックデバイス内の該被試験ブロック以外のプログラマブルロジックブロックで自己試験回路を構成するように該プログラムデータを該メモリにロードする第1工程と、
該自己試験回路で該被試験ブロックを試験する第2工程とを有する。
【0011】
このプログラマブルロジックデバイス試験方法によれば、プログラマブルロジックデバイスが自己試験されるので、小型で簡単な構成の試験装置をデバイスの外部に備えればよく、より多くの試験装置を備えることができ、より多数のプログラマブルロジックデバイスについて同時並列的に試験を行うことが可能になって、全体として試験時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0012】
また、もし自己試験回路に故障が存在して自己試験回路が正常に動作しない場合には、被試験ブロックが正常であっても故障が存在すると判定され、早期に不良品を選別することができるという効果も奏する。
請求項2のプログラマブルロジックデバイス試験方法では、請求項1において、上記被試験ブロックはプログラムデータで機能を変更することができないロジックブロックである。
【0013】
請求項3のプログラマブルロジックデバイス試験方法では、請求項1において、上記プログラマブルロジックデバイスは、同一構成のプログラマブルロジックブロックを複数備え、
上記被試験ブロックは1つのプログラマブルロジックブロックであり、上記自己試験回路は該被試験ブロックを除いた1つ以上のプログラマブルロジックブロックで構成され、
上記第2工程において、上記自己試験回路で上記メモリの内容を書き換えることにより該被試験ブロックの機能を変更し、変更された該被試験ブロックに対しても試験を行う。
【0014】
このプログラマブルロジックデバイス試験方法によれば、プログラムデータを外部からプログラマブルロジックデバイス内のメモリにロードするのは被試験ブロック毎に1回でよく、後は被試験ブロック内のメモリセルブロックに対してのみその書き換えを行えばよいので、試験時間をさらに短縮することができるという効果を奏する。
【0015】
請求項4のプログラマブルロジックデバイス試験方法では、請求項3において、上記第1工程と上記第2工程とを、上記被試験ブロックと上記自己試験回路との組み合わせを変える毎に実行する。
このプログラマブルロジックデバイス試験方法によれば、自己試験回路を構成する1つのプログラムデータ及び1つの被試験ブロックに対する試験パターンを生成しこれを修正することにより、他の自己試験回路を構成するプログラムデータ及び他の被試験ブロックに対する試験パターンを容易に作成することができ、これにより試験所用時間をさらに短縮することができるという効果を奏する。
【0016】
請求項5のプログラマブルロジックデバイス試験方法では、請求項4において、上記プログラマブルロジックデバイスは、プログラマブルロジックセルと、該プログラマブルロジックセルに接続された配線と、該配線とプログラマブルロジックセル間配線との接続部に配設されたマトリックススイッチと、該プログラマブルロジックセル間配線どうしの交差部に配設されたマトリックススイッチとを備えたプログラマブルロジックユニットを複数有し、該プログラマブルロジックセルの機能と該マトリックススイッチのオン/オフとが上記メモリの内容で設定されるFPGAであり、
上記プログラマブルロジックブロックは、該プログラマブルロジックユニットを整数個有する。
【0017】
請求項6のプログラマブルロジックデバイス試験方法では、請求項3乃至5のいずれか1つにおいて、上記メモリは、上記プログラマブルロジックブロック毎のメモリセルブロックが縦続接続されてメモリセルブロック間でプログラムデータをシリアル転送可能になっており、
上記被試験ブロックの該メモリセルブロックの縦続接続を切り離して該メモリセルブロックのシリアルデータ入力端を上記プログラマブルロジックセル間配線に接続し、該プログラマブルロジックセル間配線を介して該被試験ブロックの該メモリセルブロックの内容を上記自己試験回路で書き換えることにより該被試験ブロックの機能を変更する。
【0018】
請求項7では、請求項3乃至5のいずれか1つに記載のプログラマブルロジックデバイス試験方法を実施するために、第1〜nプログラマブルロジックブロックをそれぞれ被試験ブロックとする第1〜nプログラムデータ及び第1〜n試験パターンを作成するプログラマブルロジックデバイス試験用データ作成方法であって、
第1プログラマブルロジックブロックを被試験ブロックとする自己試験回路を論理記述し、該第1試験パターンを作成し、
該自己試験回路を論理記述したものを入力データとして論理合成プログラムで論理回路を自動生成し、
マッピングプログラムにより該論理回路を論理ブロック単位でプログラマブルロジックデバイス内に割り当て、
割り当てられた論理ブロック及び該論理ブロック内の論理回路に基づいて配置配線プログラムで該第1プログラムデータを作成し、該第1プログラムデータと該プログラマブルロジックデバイスの構成とから該第2〜nプログラムデータを作成し、
該第1プログラムデータで設定されたプログラマブルロジックデバイスについて信号伝播遅延時間を計算し、
該第2〜nプログラムデータ及び該第1試験パターンに基づいて該第2〜n試験パターンを作成し、該信号伝播遅延時間に基づいて該第1〜n試験パターンを修正する。
【0019】
このプログラマブルロジックデバイス試験用データ作成方法によれば、1つの試験ブロックに対する自己試験回路を論理記述し、この試験ブロックに対する試験パターンを作成することにより、全てのプログラマブルロジックブロックを試験するためのプログラムデータ及び試験パターンが得られるので、従来よりも容易にかつ短時間でプログラムデータ及び試験パターンを得ることができ、これにより試験所用時間をさらに短縮することができるという効果を奏する。
【0020】
請求項8では、プログラマブルロジックセルと、該プログラマブルロジックセルに接続された配線と、該配線とプログラマブルロジックセル間配線との接続部に配設されたマトリックススイッチと、該プログラマブルロジックセル間配線どうしの交差部に配設されたマトリックススイッチとを備えたロジックブロックと、該プログラマブルロジックセルの機能と該マトリックススイッチのオン/オフとを記憶内容により設定するシリアル転送可能なメモリセルブロックとを備えたプログラマブルロジックブロックを複数有するプログラマブルロジックデバイスにおいて、該プログラマブルロジックブロックは、
共通出力端が該メモリセルブロックのシリアルデータ入力端に接続され、一方の選択入力端が該プログラマブルロジックセル間配線に接続され、他方の選択入力端が他のプログラマブルロジックブロックのメモリセルブロックシリアル接続端に接続されたマルチプレクサと、
該メモリセルブロックのシリアルデータ出力端と他のメモリセルブロックのシリアルデータ入力端との間に接続されたスイッチ素子とを有し、
供給される制御データに応じて、該マルチプレクサ及び該スイッチ素子を選択制御するプログラムデータ経路選択制御回路を該複数のプログラマブルロジックブロックに共通の回路として有する。
【0021】
このプログラマブルロジックデバイスを用いれば、上述のプログラマブルロジックデバイス試験方法を実施することが可能になるという効果を奏する。
請求項9では、プログラマブルロジックセルと、該プログラマブルロジックセルに接続された配線と、該配線とプログラマブルロジックセル間配線との接続部に配設されたマトリックススイッチと、該プログラマブルロジックセル間配線どうしの交差部に配設されたマトリックススイッチとを備えたロジックブロックと、該プログラマブルロジックセルの機能と該マトリックススイッチのオン/オフとを記憶内容により設定するシリアル転送可能なメモリセルブロックとを備えたプログラマブルロジックブロックを複数有するプログラマブルロジックデバイスにおいて、該プログラマブルロジックブロックは、
共通出力端が該メモリセルブロックのシリアルデータ入力端に接続され、一方の選択入力端が、該複数のプログラマブルロジックブロックに共通の共通線を介して該プログラマブルロジックセル間配線に接続され、他方の選択入力端が他のプログラマブルロジックブロックのメモリセルブロックシリアル接続端に接続されたマルチプレクサと、
該メモリセルブロックのシリアルデータ出力端と他のメモリセルブロックのシリアルデータ入力端との間に接続されたスイッチ素子とを有し、
供給される制御データに応じて、該マルチプレクサ及び該スイッチ素子を選択制御するプログラムデータ経路選択制御回路を該複数のプログラマブルロジックブロックに共通の回路として有する。
【0022】
このプログラマブルロジックデバイスを用いても、上述のプログラマブルロジックデバイス試験方法を実施することが可能になるという効果を奏する。また、共通線を外部端子に接続すれば、図8のように外部に試験装置を備えたとしても、メモリセルブロック単位でその内容を書き換えることができるので、従来よりも短時間で試験を行うことが可能になるという効果を奏する。
【0023】
請求項10のプログラマブルロジックデバイスでは、請求項8又は9において、上記データ経路選択制御回路は、供給されるシリアル信号を並列データに変換して上記制御データを生成し、該制御データには通常使用モードと試験モードとを区別するビットが含まれており、該ビットが通常使用モードを示している場合には、該データ経路選択制御回路は、上記複数のプログラマブルロジックブロックのメモリセルブロック間をシリアル転送可能に縦続接続させる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図中、同一又は類似の構成要素には同一又は類似の符号を付している。
[第1実施形態]
図2は、同一構成のプログラマブルロジックブロックを複数備えたFPGA10A自体で試験を行う方法を示している。
【0025】
最初に図2(A)に示すように、プログラマブルロジックブロックLB11を被試験ブロックとし、それ以外の全てのプログラマブルロジックブロック又はその一部で自己試験回路C11を構成するように、プログラムデータをFPGA10A内のメモリにロードする。プログラマブルロジックブロックLB11は、1つ又は2つ以上の後述のプログラマブルロジックユニットである。次に、プログラマブルロジックブロックLB11に対し自己試験回路C11で試験を行う。
【0026】
次に図2(B)に示すように、プログラマブルロジックブロックLB12を被試験ブロックとし、それ以外の全てのプログラマブルロジックブロック又はその一部で自己試験回路C12を構成するように、プログラムデータをFPGA10A内のメモリにロードする。プログラマブルロジックブロックLB12は、図2(A)では自己試験回路C11の一部であったものであり、図2(A)で被試験ブロックであったプログラマブルロジックブロックLB11は自己試験回路C12の一部となっている。次に、プログラマブルロジックブロックLB12に対し自己試験回路C12で試験を行う。この試験の内容は、図2(A)のプログラマブルロジックブロックLB11に対し自己試験回路C11で行う試験と同一である。
【0027】
したがって、自己試験回路C11を構成するプログラムデータ及び被試験ブロックとしてのプログラマブルロジックブロックLB11に対する試験パターンを修正することにより、自己試験回路C12を構成するプログラムデータ及び被試験ブロックとしてのプログラマブルロジックブロックLB12に対する試験パターンを、容易迅速に作成することができ、結果として、試験所用時間を短縮することが可能になる。
【0028】
次に図2(C)に示すように、プログラマブルロジックブロックLB13を被試験ブロックとし、その他の部分で自己試験回路C13を構成して上記同様に試験を行い、以下、上記同様の処理を行って、FPGA内の全てのプログラマブルロジックブロックに対し試験を行う。
このようにすれば、FPGAで自己試験を行うことができるので、図8に示すような試験装置20を多数用意する必要がなく、より多数のFPGAについて同時並列的に試験を行うことができ、全体として試験所用時間をさらに短縮することが可能になる。
【0029】
図3は、図2(A)の自己試験回路C11の概略構成を示す。
試験パターン発生部40は、制御部41からの指令に基づき、被試験ブロックとしてのプログラマブルロジックブロックLB11に対し試験用入力パターンを供給し、比較部42に対しプログラマブルロジックブロックLB11の出力の期待値パターンを供給する。制御部41からプログラマブルロジックブロックLB11へクロックが供給され、期待値パターンとプログラマブルロジックブロックLB11の出力パターンとが比較部42で比較され、その結果が制御部41に供給される。
【0030】
制御部41は、比較部42から不一致信号が供給されると、不良品と判定し、処理を終了する。もし自己試験回路C11に故障が存在して自己試験回路C11が正常に動作しない場合には、被試験ブロックが正常であっても図3での比較結果が不一致になり、早期に不良品を選別することができる。故障個所の正確な検出には、例えば図8の従来の試験装置20を用いる。不良品の割合は一般に少ないので、このようにしても全体として試験時間を短縮することができる。
【0031】
プログラマブルロジックブロックLB11のプログラム可能な箇所の状態を変更してテストを行うために、自己試験回路C11はプログラムデータ書換部43を備えている。制御部41からの指令により、プログラムデータ書換部43はプログラマブルロジックブロックLB11内のメモリセルブロックに対しプログラムデータを書き換え、書き換え後のプログラマブルロジックブロックLB11に対し、上記同様にして試験を行い、このような処理を繰り返す。
【0032】
ここで図8に示す従来のFPGA10では、メモリセルブロックM11〜M33が縦続接続されていて外部からのみしかプログラムデータを書き換えることができず、また、メモリセルブロックM11〜M33の内容を一括してしか書き換えることができない。
そこで図1に示す如く、本第1実施形態のFPGA10Aでは、例えばプログラマブルロジックユニットU11Aにおいて、メモリセルブロックM11のシリアルデータ入力端にマルチプレクサMP11の出力端が接続され、マルチプレクサMP11の一方の入力端は外部端子に接続されてシリアルプログラムデータ供給用となっており、他方のデータ入力端はセル間配線X1の1つに接続されている。メモリセルブロックM11のシリアルデータ出力端は、デマルチプレクサDM11のデータ入力端に接続されている。デマルチプレクサDM11の一方のデータ出力端は、隣のプログラマブルロジックユニットU12AのマルチプレクサMP12の一方のデータ入力端に接続され、他方のデータ出力端はセル間配線Y1の1つに接続されている。他の不図示のプログラマブルロジックユニットもプログラマブルロジックユニットU12Aと同一構成であり、プログラマブルロジックユニット間の接続はプログラマブルロジックユニットU11AとプログラマブルロジックユニットU12Aとの間の接続と同じになっている。
【0033】
プログラムデータ経路選択制御回路30は、全てのプログラマブルロジックユニットに対して共通に用いられ、マルチプレクサMP11、デマルチプレクサDM11、マルチプレクサMP12、デマルチプレクサDM12及び不図示のプログラマブルロジックユニットの該当するものの選択制御は、プログラムデータ経路選択制御回路30からの制御信号により行われる。プログラムデータ経路選択制御回路30には、動作モード及びプログラマブルロジックユニット(PLU)選択コードが1本の外部端子からシリアル信号として供給され、これがプログラムデータ経路選択制御回路30内で並列データに変換され、内部のレジスタに保持されて、その内容で上記選択制御が行われる。動作モードには通常使用モードと試験モードとがあり、試験モードにはメモリセルブロック書き込みモードとメモリセルブロック読み出しモードとがある。PLU選択コードは、選択されるPLUの識別コードである。
【0034】
メモリセルブロックは、状態制御信号により自己がシリアル転送状態(書き込み又は読み出し状態)にされると、該状態制御信号に基づき、自己の並列データ出力端を高インピーダンスにして、シリアル転送時に同一ユニット内のプログラマブルロジックセルの機能がランダムに変化したりマトリックススイッチがランダムにオン/オフするのを防止する。メモリセルブロックの並列データ出力端はFETのゲートに接続されており、この高インピーダンス化により高インピーダンス化直前のゲート電位が保持されて、プログラマブルロジックセルの機能及びマトリックススイッチのスイッチング状態が維持される。したがって、シリアル転送前にデータ転送経路をプログラムしておくことにより、所望の経路を通ってメモリセルブロックに対するデータの書き込み又は読み出しが可能となる。メモリセルブロックは自己をシリアル転送状態にするかどうかを定めるための制御入力端Z(状態制御信号入力端)を備えており、例えばメモリセルブロックM11の状態制御信号入力端Zはセル間配線Y1中の1つに接続され、状態制御信号入力端Zの論理値は任意のプログラマブルロジックユニットから制御可能となっている。
【0035】
動作モードが通常使用モードを示している場合には、一本の外部端子から供給されるシリアルプログラムデータがマルチプレクサMP11で選択されてメモリセルブロックM11のシリアルデータ入力端に供給され、メモリセルブロックM11のシリアルデータ出力端からの出力がデマルチプレクサDM11及びマルチプレクサMP12を介してメモリセルブロックM12のシリアルデータ入力端に供給され、以下同様にしてメモリセルブロック間が図8に示すように縦続接続される。
【0036】
プログラマブルロジックユニットU11Aを被試験ブロックにする場合には、プログラムデータ経路選択制御回路30に供給されるPLU選択コードをプログラマブルロジックユニットU11Aの識別コードにする。この場合において、動作モードが試験モードかつメモリセルブロック書き換えモードの場合には、マルチプレクサMP11によりセル間配線X1側が選択される。メモリセルブロック書き換え時には、メモリセルブロックM11のみにシフトクロックが供給され他のメモリセルブロックには供給されず、シリアル書き換えデータが図2の自己試験回路C11から図1のセル間配線X1及びマルチプレクサMP11を通りメモリセルブロックM11のみに供給されてその内容が書き換えられる。この場合、デマルチプレクサDM11の切り替えはどちら側でもよいが、セル間配線Y1側にすれば、メモリセルブロックM11へのデータ書き込みと同時にメモリセルブロックM11からのデータ読み出しを行うことができ、メモリテストを容易迅速に行うことができる。
【0037】
PLU選択コードがプログラマブルロジックユニットU11Aの識別コードであり、かつ、動作モードが試験モードかつメモリセルブロック読み出しモードの場合には、デマルチプレクサDM11の出力端はセル間配線Y1側が選択される。メモリセルブロック読み出し時には、メモリセルブロックM11のみにシフトクロックが供給され他のメモリセルブロックには供給されず、メモリセルブロックM11内の内容がシリアルデータとしてデマルチプレクサDM11及びセル間配線Y1を介し図2(A)の自己試験回路C11内に供給される。この場合、マルチプレクサMP11の切り替えはどちら側でもよいが、セル間配線X1側にすれば、メモリセルブロックM11からのデータ読み出しと同時にメモリセルブロックM11へのデータ書き込みを行うことができ、メモリテストを容易迅速に行うことができる。
【0038】
例えばメモリセルブロックM11自体の試験(メモリテスト)を行う場合には、メモリセルブロックM11の全ビットに‘1’を書き込み、次にその内容をシリアルに読み出しながらメモリセルブロックM11の全ビットに‘0’を書き込み、メモリセルブロックM11から読み出された全ビットが期待値‘1’であれば良と判定し、次にメモリセルブロックM11から読み出されたの全ビットが期待値‘0’であれば良と判定する。また、メモリセルブロックM11の内容を書き換えて、プログラマブルロジックセルLC11の機能を変更し、又は、マトリックススイッチS11、SX11若しくはSY11の接続状態を変更し、変更されたものに対して試験を行う。メモリセルブロックM11の書き換えは、他のプログラマブルロジックセルで作成して伝達し、他のメモリセルブロックの内容を転送し、又は、他のメモリセルブロックの内容を用いて他のプログラマブルロジックセルで作成しこれを伝達することにより行う。メモリセルブロックM11に対する1回のデータ書き換えは、例えば、1ビットのデータをメモリセルブロックM11に供給してメモリセルブロックM11内を1ビットシフトさせるだけであってもよい。
【0039】
上記説明では、1つのプログラマブルロジックユニットを1つのプログラマブルロジックブロックとする場合を述べたが、2つのプログラマブルロジックユニット、例えば図1のプログラマブルロジックユニットU11A及びU12Aを、図2(A)に示す1つのプログラマブルロジックブロックLB11としてもよい。この場合には、デマルチプレクサDM11とマルチプレクサMP12とを省略し、メモリセルブロックM11のシリアルデータ出力端をメモリセルブロックM12のシリアルデータ入力端に直接接続した構成であってもよい。この構成は、メモリセルブロックM11とM12とが1つのメモリセルブロックであるのと実質的に同一である。同様に、3個以上のプログラマブルロジックユニット毎に1つのメモリセルブロックを備えた構成であってもよい。
【0040】
図4は、図2(A)の構成での自己試験手順を示す概略フローチャートである。
(31)動作モードを通常使用モードとし、プログラムデータを、図1のマルチプレクサMP11の外部端子側入力端に供給してシリアル転送し、全てのメモリセルブロックにロードする。
【0041】
(32)プログラマブルロジックブロックLB11に対し自己試験回路C11で試験を行う。故障が検出されれば不良品と判定し、処理を終了する。
(33)プログラマブルロジックブロックLB11のメモリセルブロックの内容を、次の試験でその結果を判定できるように書き換える。
(34)プログラマブルロジックブロックLB11に対し、上記書き換えに対応した所定の試験を行う。故障が検出されれば不良品と判定し、処理を終了する。
【0042】
以下、故障が検出されなければステップ33及び34と同様の処理が試験箇所を変えて繰り返される。
本第1実施形態では、プログラムデータをFPGA10A内の全メモリセルブロックにロードするのは被試験ブロック毎に1回でよく、後は被試験ブロック内のメモリセルブロックに対してのみその書き換えを行えばよいので、試験時間を従来よりも大幅に短縮することができる。
【0043】
図5は、自己試験用プログラムデータ及びテストパターンの作成手順を示す。図1のFPGA10Aがn個の第1〜nプログラマブルロジックブロックで構成されているとする。第1〜nプログラマブルロジックブロックをそれぞれ被試験ブロックとする第1〜nプログラムデータ及び第1〜n試験パターンを、以下のようにして自動作成する。
【0044】
(50、51)第1プログラマブルロジックブロックを被試験ブロックとする自己試験回路C11を、例えばHDL言語で論理記述し、また、第1試験パターンを作成する。
(52)自己試験回路C11を論理記述したものを入力データとして、FPGA10Aのテクノロジーに合った論理回路を論理合成プログラムで自動生成する。
【0045】
(53)マッピングプログラム(マッパー)により、ステップ52で得られた論理回路を、論理ブロック単位でFPGA10A内に割り当てる。
(54)割り当てられた論理ブロック及びこの論理ブロック内の論理回路に基づいて、第1プログラムデータを配置配線プログラム(プレイサー&ルータ)で自動生成する。FPGA10Aの構成を考慮し、この第1プログラムデータに基づいて第2〜nプログラムデータを自動生成する。
【0046】
(55)第1プログラムデータで設定されたFPGA10Aについて、回路素子及び配線の容量及び抵抗を抽出し、これらから信号伝播遅延時間を算出する。
(56)第2〜nプログラムデータ、第1試験パターン及びFPGA10Aの構成に基づいて、第2〜n試験パターンを作成する。ステップ55で得られた信号伝播遅延時間に基づいて、第1〜n試験パターンを修正する。
【0047】
なお、ステップ54及び56において、FPGA10Aの構成に対し第1〜n被試験ブロックを割り当てる。
従来では、1つのプログラムデータで試験可能な数カ所を単位として、図5のステップ50、52〜54で1つのプログラムデータを作成し、ステップ51、55及び56で1つの試験パターンを作成し、これを繰り返し行っていたので、プログラムデータ及び試験パターンの作成に長時間を要していた。これに対し、本第1実施形態では、1つの試験ブロックとする自己試験回路を論理記述し、この試験ブロックに対する試験パターンを作成することにより、全てのプログラマブルロジックブロックを試験するためのプログラムデータ及び試験パターンが得られるので、従来よりも容易にかつ短時間でプログラムデータ及び試験パターンを得ることができる。
【0048】
[第2実施形態]
図6は、図1のFPGA10Aに対応した第2実施形態に係るFPGA10Bの一部を示すブロック図である。
この回路では、全てのプログラマブルロジックユニットに共通の共通線57が、チップ周辺部に形成され、共通線57と、マルチプレクサMP11、MP12及び不図示のプログラマブルロジックユニットの他の該当するマルチプレクサの一方の入力端とが接続されている。また、共通線57とセル間配線Y1、Y2、X1及び不図示のその他のセル間配線との間が接続されている。
【0049】
PLU選択コードがプログラマブルロジックユニットU11Bの識別コードであり、かつ、動作モードが試験モードかつメモリセルブロック書き換えモードの場合には、マルチプレクサMP11により共通線57側が選択され、メモリセルブロック書き換え時には、メモリセルブロックM11のみにシフトクロックが供給され他のメモリセルブロックには供給されず、シリアル書き換えデータが図2の自己試験回路C11から図6の例えばセル間配線X1(又はY1)、共通線57及びマルチプレクサMP11を通りメモリセルブロックM11のみに供給されてその内容が書き換えられる。
【0050】
PLU選択コードがプログラマブルロジックユニットU11Bの識別コードであり、かつ、動作モードが試験モードかつメモリセルブロック読み出しモードの場合には、デマルチプレクサDM11の出力端はセル間配線Y1側が選択され、メモリセルブロック読み出し時には、メモリセルブロックM11のみにシフトクロックが供給され他のメモリセルブロックには供給されず、メモリセルブロックM11内の内容がシリアルデータとして、デマルチプレクサDM11及びセル間配線Y1を介し図2(A)の自己試験回路C11に供給され、又は、デマルチプレクサDM11から共通線57を通り、他のセル間配線を介して自己試験回路C11に供給される。
【0051】
共通線57を外部端子に接続すれば、図8のように外部に試験装置を備えたとしても、メモリセルブロック単位でその内容を書き換えることができるので、従来よりも短時間で試験を行うことが可能となる。
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態のプログラマブルロジックデバイス10Cを示す。
【0052】
このデバイス10Cでは、その内部にFPGA10Bと、プログラムで機能を変更することができないロジックブロック60及び61とを備えている。ロジックブロック60及び61は例えば、ASICにおけるメモリやMPU等のマクロセルである。デバイス10Cは、FPGAを含む多数のロジックブロックが1つのチップに形成されたいわゆるシステムオンワンチップであってもよい。
【0053】
FPGA10Bについては、上記同様に自己試験を行うことができる。ロジックブロック60及び61に対しては、FPGA10Bで自己試験回路を構成することにより、ロジックブロック60と61を1つずつ又は両方同時に、試験を行う。
なお、本発明には外にも種々の変形例が含まれる。
【0054】
例えば、図1のデマルチプレクサDM11の替わりに、メモリセルブロックM11のシリアルデータ出力端とメモリセルブロックM12のシリアルデータ入力端との間に接続されたスイッチ素子を用いた構成であってもよい。この場合、メモリセルブロックM11の内容の読み出しはできなくなるので、メモリテストが制限される。
【0055】
また、本発明のプログラマブルロジックデバイスは、プログラムデータをメモリに書き込むことにより機能が設定される同一構成のプログラマブルロジックブロックを複数備えたものであればよく、PLA又はCPLD等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るFPGAの一部を示すブロック図である。
【図2】図1のFPGAの自己試験方法説明図である。
【図3】図2(A)の自己試験回路の概略構成図を示すブロック図である。
【図4】図2(A)の構成での自己試験手順を示す概略フローチャートである。
【図5】自己試験用プログラムデータ及びテストパターンの作成手順を示す概略フローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態に係るFPGAの一部を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3実施形態のFPGA自己試験方法説明用ブロック図である。
【図8】従来のFPGA試験方法説明用ブロック図である。
【図9】図8中の試験装置による従来のFPGA試験手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10、10A、10B FPGA
30、30A プログラムデータ経路選択制御回路
41 制御部
40 試験パターン発生部
42 比較部
43 プログラムデータ書換部
57 共通線
LB11〜LB13 プログラマブルロジックブロック
C11〜C13 自己試験回路
LC11、LC12 プログラマブルロジックセル
M11、M12 メモリセルブロック
X11、X12、Y11、Y12 配線
X1、Y1、Y2 セル間配線
U11A、U12A、U11B、U12B プログラマブルロジックユニット
S11、SX11、SY11 マトリックススイッチ
MP11、MP12 マルチプレクサ
DM11、DM12 デマルチプレクサ

Claims (10)

  1. プログラムデータをメモリに書き込むことにより機能が設定されるプログラマブルロジックブロックを備えたプログラマブルロジックデバイスの故障を検出するプログラマブルロジックデバイス試験方法において、
    プログラマブルロジックデバイス内の被試験ブロックに対し該プログラマブルロジックデバイス内の該被試験ブロック以外のプログラマブルロジックブロックで自己試験回路を構成するように該プログラムデータを該メモリにロードする第1工程と、
    該自己試験回路で該被試験ブロックを試験する第2工程と、
    を有することを特徴とするプログラマブルロジックデバイス試験方法。
  2. 上記被試験ブロックはプログラムデータで機能を変更することができないロジックブロックであることを特徴とする請求項1記載のプログラマブルロジックデバイス試験方法。
  3. 上記プログラマブルロジックデバイスは、同一構成のプログラマブルロジックブロックを複数備え、
    上記被試験ブロックは1つのプログラマブルロジックブロックであり、上記自己試験回路は該被試験ブロックを除いた1つ以上のプログラマブルロジックブロックで構成され、
    上記第2工程において、上記自己試験回路で上記メモリの内容を書き換えることにより該被試験ブロックの機能を変更し、変更された該被試験ブロックに対しても試験を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブルロジックデバイス試験方法。
  4. 上記第1工程と上記第2工程とを、上記被試験ブロックと上記自己試験回路との組み合わせを変える毎に実行することを特徴とする請求項3記載のプログラマブルロジックデバイス試験方法。
  5. 上記プログラマブルロジックデバイスは、プログラマブルロジックセルと、該プログラマブルロジックセルに接続された配線と、該配線とプログラマブルロジックセル間配線との接続部に配設されたマトリックススイッチと、該プログラマブルロジックセル間配線どうしの交差部に配設されたマトリックススイッチとを備えたプログラマブルロジックユニットを複数有し、該プログラマブルロジックセルの機能と該マトリックススイッチのオン/オフとが上記メモリの内容で設定されるFPGAであり、
    上記プログラマブルロジックブロックは、該プログラマブルロジックユニットを整数個有する、
    ことを特徴とする請求項4記載のプログラマブルロジックデバイス試験方法。
  6. 上記メモリは、上記プログラマブルロジックブロック毎のメモリセルブロックが縦続接続されてメモリセルブロック間でプログラムデータをシリアル転送可能になっており、
    上記被試験ブロックの該メモリセルブロックの縦続接続を切り離して該メモリセルブロックのシリアルデータ入力端を上記プログラマブルロジックセル間配線に接続し、該プログラマブルロジックセル間配線を介して該被試験ブロックの該メモリセルブロックの内容を上記自己試験回路で書き換えることにより該被試験ブロックの機能を変更する、
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1つに記載のプログラマブルロジックデバイス試験方法。
  7. 請求項3乃至5のいずれか1つに記載のプログラマブルロジックデバイス試験方法を実施するために、第1〜nプログラマブルロジックブロックをそれぞれ被試験ブロックとする第1〜nプログラムデータ及び第1〜n試験パターンを作成するプログラマブルロジックデバイス試験用データ作成方法であって、
    第1プログラマブルロジックブロックを被試験ブロックとする自己試験回路を論理記述し、該第1試験パターンを作成し、
    該自己試験回路を論理記述したものを入力データとして論理合成プログラムで論理回路を自動生成し、
    マッピングプログラムにより該論理回路を論理ブロック単位でプログラマブルロジックデバイス内に割り当て、
    割り当てられた論理ブロック及び該論理ブロック内の論理回路に基づいて配置配線プログラムで該第1プログラムデータを作成し、該第1プログラムデータと該プログラマブルロジックデバイスの構成とから該第2〜nプログラムデータを作成し、
    該第1プログラムデータで設定されたプログラマブルロジックデバイスについて信号伝播遅延時間を計算し、
    該第2〜nプログラムデータ及び該第1試験パターンに基づいて該第2〜n試験パターンを作成し、該信号伝播遅延時間に基づいて該第1〜n試験パターンを修正する、
    ことを特徴とするプログラマブルロジックデバイス試験用データ作成方法。
  8. プログラマブルロジックセルと、該プログラマブルロジックセルに接続された配線と、該配線とプログラマブルロジックセル間配線との接続部に配設されたマトリックススイッチと、該プログラマブルロジックセル間配線どうしの交差部に配設されたマトリックススイッチとを備えたロジックブロックと、該プログラマブルロジックセルの機能と該マトリックススイッチのオン/オフとを記憶内容により設定するシリアル転送可能なメモリセルブロックとを備えたプログラマブルロジックブロックを複数有するプログラマブルロジックデバイスにおいて、該プログラマブルロジックブロックは、
    共通出力端が該メモリセルブロックのシリアルデータ入力端に接続され、一方の選択入力端が該プログラマブルロジックセル間配線に接続され、他方の選択入力端が他のプログラマブルロジックブロックのメモリセルブロックシリアル接続端に接続されたマルチプレクサと、
    該メモリセルブロックのシリアルデータ出力端と他のメモリセルブロックのシリアルデータ入力端との間に接続されたスイッチ素子とを有し、
    供給される制御データに応じて、該マルチプレクサ及び該スイッチ素子を選択制御するプログラムデータ経路選択制御回路を該複数のプログラマブルロジックブロックに共通の回路として有する、
    ことを特徴とするプログラマブルロジックデバイス。
  9. プログラマブルロジックセルと、該プログラマブルロジックセルに接続された配線と、該配線とプログラマブルロジックセル間配線との接続部に配設されたマトリックススイッチと、該プログラマブルロジックセル間配線どうしの交差部に配設されたマトリックススイッチとを備えたロジックブロックと、該プログラマブルロジックセルの機能と該マトリックススイッチのオン/オフとを記憶内容により設定するシリアル転送可能なメモリセルブロックとを備えたプログラマブルロジックブロックを複数有するプログラマブルロジックデバイスにおいて、該プログラマブルロジックブロックは、
    共通出力端が該メモリセルブロックのシリアルデータ入力端に接続され、一方の選択入力端が、該複数のプログラマブルロジックブロックに共通の共通線を介して該プログラマブルロジックセル間配線に接続され、他方の選択入力端が他のプログラマブルロジックブロックのメモリセルブロックシリアル接続端に接続されたマルチプレクサと、
    該メモリセルブロックのシリアルデータ出力端と他のメモリセルブロックのシリアルデータ入力端との間に接続されたスイッチ素子とを有し、
    供給される制御データに応じて、該マルチプレクサ及び該スイッチ素子を選択制御するプログラムデータ経路選択制御回路を該複数のプログラマブルロジックブロックに共通の回路として有する、
    ことを特徴とするプログラマブルロジックデバイス。
  10. 上記データ経路選択制御回路は、供給されるシリアル信号を並列データに変換して上記制御データを生成し、該制御データには通常使用モードと試験モードとを区別するビットが含まれており、該ビットが通常使用モードを示している場合には、該データ経路選択制御回路は、上記複数のプログラマブルロジックブロックのメモリセルブロック間をシリアル転送可能に縦続接続させる、
    ことを特徴とする請求項8又は9記載のプログラマブルロジックデバイス。
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