JP3595890B2 - 情報記録装置の制御回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば磁気テープ等のようなブロックIDを有する磁気記憶媒体に対するディジタルデータの書き込み, 読み出しを行なう情報記録装置の制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
計算機の外部記憶装置、特に所謂バックアップ用の情報記録装置として広く利用されている磁気テープ装置は、記憶媒体である磁気テープが多数のトラック及びブロックに区分されており、各ブロックのトラックに対して磁気ヘッドによりディジタルデータを書き込み、あるいは既に書き込まれているディジタルデータを読み出すようになっている。従来の情報記録装置の一例としての磁気テープ装置によりディジタルデータが書き込まれ、あるいは既に書き込まれているディジタルデータが読み出される記憶媒体のデータフォーマットの一例 (例えばANSI-ASC X3 Project No.897-D準拠) を図1の模式図に示す。
【0003】
図1に示されているデータフォーマットにおいて、参照符号1はデータ部(Data)を示している。データ部1は拡大して示されているように、いわゆる 9/8変調された9ビットのデータが1フレームとして複数トラックに記録されている。 9/8変調とは、本来記録されるべき8ビットのデータをそのビットの配列に応じて予め定められている9ビットのコードに変換する変調方法である。
【0004】
参照符号2はプレアンブル/ポストアンブル(Preamble/Postamble)であり、データブロックの開始(Preamble)または終了(Postamble) を示す。
【0005】
参照符号3はプレフィクス/コンプレッションフレーム(PREFIX/COMP1,2)と称され、ダミーのデータが記録されている。
【0006】
参照符号4は同期/再同期フレーム(SYNC/RESYNC) であり、各トラックのデータの同期を取るためのフィールドである。
【0007】
参照符号5はリシディアルフレーム(RESID1,2)と称され、 CRCチェックキャラクタ, データブロックの番号等を示すブロックIDが記録されている。
【0008】
ブロックIDは、各ブロックに付与されたシリアルナンバを示すためのものであり、このシリアルナンバを確認しつつデータをリード/ライトすることにより、ブロック抜け (データのリード/ライトが行なわれないブロックがあること) あるいはブロックダブリ (同一のブロックに対してデータのリード/ライトが重複して行なわれること) 等の発生を防止すると共に、ブロック位置の把握を容易にせんとするものである。
【0009】
従来の磁気テープ装置では、ブロックIDの検出のための制御回路としてたとえば図2のブロック図に示されているような回路構成が採用されていた。
【0010】
図2においては、参照符号200 で示されているブロックID検出用パルス発生部内部に、テープの走行方向を考慮すべくブロックIDの位置検出に必要なデータ(Residual Data) を検出するための大規模なテーブル203 が必要であった。
【0011】
図2において、参照符号100 は走行方向別ブロックID位置検出用データ作成部を示しており、主としてコンパレータ101 にて構成されている。この走行方向別ブロックID位置検出用データ作成部100 は、図示されていないリードヘッドから出力されるテープの現在位置と予め定められているデータの取り込み位置とをコンパレータ101 で比較しており、一致した場合にデータを取り込んでブロックID検出用パルス発生部200 へ出力する。
【0012】
ブロックID検出用パルス発生部200 は主として、デコーダ201,テーブル202,テーブル203,コンパレータ204, 205等で構成されている。デコーダ201 にはコンパレータ101 からの出力が、テーブル202 には同じくコンパレータ101 の出力とリードヘッドからの現在のデータ位置及びテープの走行方向とが入力される。
【0013】
テーブル202 は、予め格納されているデータに従ってテープの走行方向、即ち前進方向(FWD) または後進方向(BWD) 時それぞれの制限値を発生してコンパレータ204 に与える。デコーダ201 はコンパレータ101 の出力をデコードしてテーブル203 に与える。テーブル203 には他にリードヘッドからの現在のデータ位置も入力されており、テープの走行方向を考慮してブロックIDの位置検出に必要なデータ(Residual Data) を検出するためのパルスを発生する。
【0014】
なお、このテーブル203 を構成するためには、図2に示されている例では、20個の ANDゲート,15 個のORゲート, 5個のEXORゲート等が必要であり、かなり大規模になる。
【0015】
コンパレータ204 は、テーブル202 の出力である前進方向, 後進方向それぞれの場合の制限値とテーブル203 の出力とを比較し、テーブル203 の出力が制限値内である場合にブロックIDを取り込むためのタイミングパルスBID0を発生してコンパレータ205 に与える。
【0016】
コンパレータ205 は後述するブロックID検出部300 のブロックID用パルス発生カウンタ301 から出力されるパルスBID0−BID3と上述のコンパレータ204 が出力するブロックID取り込みタイミングパルスとを比較し、4バイトのブロックIDの先頭バイトのタイミングを示すBID0を発生し、ブロックID用パルス発生カウンタ301 に与える。
【0017】
ブロックID検出部300 は主として、上述のブロックID用パルス発生カウンタ301 とレジスタ302 とで構成されている。レジスタ302 には、ブロックID用パルス発生カウンタ301 が発生するブロックID用パルスBID0−BID3と、リードヘッドから読み込まれてデータ発生部400 で発生されたデータとが入力される。そして、ブロックID検出部300 は、データ発生部400 から与えられるデータから、ブロックID用パルス発生カウンタ301 が発生するブロックID用パルスBID0−BID3に対応する部分をそれぞれ取り出し、合計4バイトのブロックIDとして出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のようなテーブルを組み込んだ従来の回路構成では、回路規模が非常に大きく且つ複雑になるため、コストの上昇を招来し、また爾後の設計変更の際の障害になるなどの問題があった。
【0019】
また、上述の従来例では、たとえば記憶媒体に疵等があってデータの読み込みがうまくいかなかった場合の対策が考慮されていない等の問題もある。
【0020】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、カウンタを利用した計算でブロックIDの位置を検出することにより、回路規模を小さく且つ単純化すると共に、爾後の設計変更を容易にすることを可能とした情報記録装置の制御回路の提供を目的とする。
【0021】
また、データの読み込みがうまくいかなかった場合の対策をも考慮した情報記録装置の制御回路の提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報記憶領域を複数のブロックに区分し、各ブロックに、本来記録されるべき実データと、当該ブロックを特定するIDコードが各ブロックの前記実データよりも末尾側の部分にそれぞれ所定のデータフォーマットに従って記録された記憶媒体から情報を読み出す読出手段を有する情報記録装置が前記記憶媒体から前記読出手段により情報を読み出す際に前記IDコードを検出する制御回路において、各ブロックの前記IDコードを含む部分を示す情報と前記読出手段による前記記憶媒体の読み取り位置とを比較し、一致した場合に前記IDコードを含む部分のデータを読み出すブロックID位置検出用データ作成部と、前記IDコードを含む部分中の前記IDコードの記録位置を予め記憶しており、前記ブロックID位置検出用データ作成部が読み出した前記IDコードを含む部分のデータ中での前記IDコードの記録位置を求める位置データ調査部と、前記ブロックID位置検出用データ作成部がIDコードを含む部分のデータを前記記憶媒体から読み出す位置の情報と前記読出手段による前記記憶媒体の読み取り位置とを比較し、一致した場合にカウント動作を開始するブロックID検出用計算部と、前記ブロックID検出用計算部のカウント値と前記位置データ調査部により求められた前記IDコードの記録位置とを比較し、一致した場合に前記IDコードの記録位置であると判断するIDコード位置検出部とを備えたことを特徴とする。
【0023】
本発明の情報記録装置の制御回路は更に、前記ブロックID位置検出用データ作成部には前記読出手段による情報読み出し方向に応じた前記位置データが記録されている所定の位置を示す前記記憶媒体のデータフォーマットにより定まる情報が前記情報記録装置から、前記ブロックID検出用計算部には前記記憶媒体の情報読み出し方向を示す情報が前記読出手段から、及び所定のカウント開始位置の情報が前記ブロックID位置検出用データ作成部から、それぞれ与えられるべくなしてあることを特徴とする。
【0024】
本発明の情報記録装置の制御回路は更に、前記位置データ調査部により求められた前記IDコードの記録位置が前記IDコードを含む部分外である場合に、前記読出手段に前記記憶媒体からの情報の再読み取りを行なわせるリトライ手段を備えたことを特徴とする。
【0025】
本発明の情報記録装置の制御回路は更に、前記リトライ手段が前記読出手段に前記記憶媒体からの情報の再読み取りを行なわせた回数をカウントし、カウント値が所定値に達した場合に所定の警報信号を発生する警報発生部を備えたことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
【0027】
図3は本発明に係る情報記録装置の制御回路を上位装置である情報記録装置としての磁気テープ装置に適用した場合の原理的な構成を示すブロック図、図4は同じく実施の形態を示すためのより詳細なブロック図である。
【0028】
図3において、参照符号1は走行方向別ブロックID検出用計算部であり、テープの走行方向別の制御を行なうためのブロックID検出用データS11 を発生してブロックID検出用パルス発生部2に与える。
【0029】
図4に示されているように、走行方向別ブロックID検出用計算部1は、コンパレータ11とブロックID検出用カウンタ12とで構成されている。コンパレータ11には、現在データ位置とテープの走行方向とカウンタロード位置とが入力され、ブロックID検出用カウンタ12にはテープの走行方向が入力される。
【0030】
コンパレータ11はテープ走行方向、即ち前進(FWD) または後進(BWD) に応じて、現在データ位置とカウンタのロード位置とを比較し、テープの現在位置が予め定められているブロックID検出用カウンタ12がロードされるべき位置と一致するか否かを比較しており、一致するとブロックID検出用カウンタ12に初期値をロードする。ブロックID検出用カウンタ12はテープの走行方向に応じてデータのバイト単位でカウントを行ない、その結果のカウント値をブロックID検出用パルス発生部2へ出力する。
【0031】
参照符号9はリードヘッド、即ち磁気テープからディジタルデータを読み込む磁気ヘッドであり、読み込んだデータを読み込みデータS10 としてデータ発生部5に与える。図4にはリードヘッド9は示されていないが、リードヘッド9から出力される信号は、テープ走行方向, 現在データ位置, 読み込みデータS10 等である。
【0032】
データ発生部5は読み込みデータS10 を読み込みデータS18 として走行方向別ブロックID位置検出用データ作成部6及びブロックID検出部3へ出力する。図4に示されているように、データ発生部5はメモリコントローラ51とメモリ(SRAM)52とで構成されており、リードヘッド9から読み込まれたデータをメモリコントローラ51が発生するアドレスに従ってメモリ52に一旦格納し、出力する。
【0033】
走行方向別ブロックID位置検出用データ作成部6は読み込みデータS18 からResidual Data を検出して Residual Data調査部7に与える。図4に示されているように、走行方向別ブロックID位置検出用データ作成部6は、コンパレータ61及びレジスタ62にて構成されている。コンパレータ61にはResidual Data を取り込むべき位置である取り込み位置と現在データ位置とが与えられている。コンパレータ61は、現在データ位置と取り込み位置とを比較し、テープの現在位置が予め定められているResidual Data を取り込む位置と一致するか否かを比較しており、一致するとResidual Data を取り込んでレジスタ62に格納する。
【0034】
Residual Data調査部7は走行方向別ブロックID位置検出用データ作成部6から与えられたResidual Data を後述する図10及び図11に示す内容の変換テーブル71に従って変換し、変換結果をブロックID検出用パルス発生部2及び警報発生装置4に与える。図4に示されているように、 Residual Data調査部7は主としてブロックIDを抜き取るためのパルス用の変換テーブル71にて構成されている。変換テーブル71には、レジスタ62に一旦格納されたResidual Data が与えられ、後述するような変換が行なわれてブロックID検出用パルス発生部2及び警報発生部4へ出力される。
【0035】
ブロックID検出用パルス発生部2は、Residual Data 調査部7により変換出力されたデータと前述の走行方向別ブロックID検出用計算部1から出力されるブロックID検出用データS11 、即ちブロックID検出用カウンタ12のカウント値とを照合し、参照符号S13 にて示されているブロックID検出用のパルスBID0を発生する。このパルスS13 はブロックID検出部3に与えられる。
【0036】
図4に示されているように、ブロックID検出用パルス発生部2は主としてコンパレータ21にて構成されている。コンパレータ21にはブロックID検出用カウンタ12のカウント値と変換テーブル71から出力された変換データとが与えられている。コンパレータ21は、ブロックID検出用カウンタ12のカウント値と変換テーブル71から出力された変換データとが一致すると、ブロックID検出用のパルスBID0を発生してパルス発生器31に与える。
【0037】
ブロックID検出部3は、データ発生部5が出力する読み込みデータS18 とブロックID検出用パルス発生部2による照合結果、即ち参照符号S13 にて示されているブロックID検出用のパルスBID0とに基づいてブロックIDを検出する。
【0038】
図4に示されているように、ブロックID検出部3は主としてパルス発生器31とレジスタ32とで構成されている。パルス発生器31にはコンパレータ21が出力するパルスBID0が入力され、これをトリガとしてBID1, BID2, BID3までのパルスを発生してレジスタ32に与える。レジスタ32には上述のパルス発生器31から与えられるパルスBID0, BID1, BID2, BID3とデータ発生部5から出力されている読み込みデータS18 とが入力されており、データ発生部5から出力されている読み込みデータS18 の内のパルス発生器31から与えられるパルスBID0, BID1, BID2, BID3のタイミングに対応する4バイトのデータをブロックIDのデータ、即ちBID0-BID3 データとして取り込む。
【0039】
なお、上述のような構成の本発明の情報記録装置の制御回路を磁気テープ装置に適用した実施例では、走行方向別ブロックID検出用計算部1及び走行方向別ブロックID位置検出用データ作成部6は、テープの走行方向別の制御を行なうためのデータを発生する。これにより、テープの走行方向によってカウンタの制御を切り換えることにより、テープの走行方向には拘わらず、容易にブロックIDを検出することが可能である。
【0040】
また、警報発生装置4は図4に示されているように、主としてカウンタ41とレジスタ42とで構成されている。警報発生装置4は、変換テーブル71から出力される変換データがブロックIDの検出範囲外である場合にそれをカウンタ41によりエラー発生回数としてカウントすると共にリトライ要求信号S16 を出力して再度データの読み込みを指示する。そして、このリトライ要求信号S16 に対応してデータの読み込みが所定回数反復されてもブロックIDの検出範囲外である場合には、カウンタ41はエラー発生を示す警報 (エラーフラグ) S17 を出力してレジスタ42に保持させる。これにより、ブロックIDの値が正常であるか否かが容易に判断可能になる。また、リトライ要求, エラーフラグは同一ブロックに対してのみ有効であり、次のブロックからのデータの読み込み時にはリセットされる。
【0041】
レジスタ42は上述のように、カウンタ41から出力されるエラーフラグ格納用のレジスタであり、たとえば装置の外部へ警報を出力することにより、オペレータがエラー発生を認識すると共に、有効な措置を講じることが可能になる。
【0042】
本発明の情報記録装置の制御回路を磁気テープ装置に適用した実施例では、ブロックIDの検出を、ブロックID位置検出に必要なデータ、即ちResidual Data を Residual Data調査部7により読み出して走行方向別ブロックID検出用計算部1が生成するカウンタ制御によるデータとブロックID検出用パルス発生部2で比較することにより行なう。その際、Residual Data がブロックIDの検出範囲外である場合はエラー発生を示す警報が警報発生装置4から出力される。
【0043】
以下に図5のフローチャートと、図6, 図7及び図8のタイミングチャートを参照して本発明の情報記録装置の制御回路を磁気テープ装置に適用した場合の実施例によるブロックIDの検出タイミングを詳細に説明する。なお、ここでPAD について説明しておく。PAD とは、Dataバイトの最後の位置、換言すればDataバイトの数に応じて残りの部分にダミーバイトを充填する必要があるが、そのダミーバイトのことを言う。但し、PAD の数はデータフォーマットにより定められており、たとえば前述したANSI-ASC X3 Project No.897-D準拠のデータフォーマットの場合の最大値は13、最小値は0である。
【0044】
第1ステップ(S1)では、Residual Data が抜き取られる。まず、取り込み位置と現在のデータ位置とをコンパレータ61が比較し、Residual Data を検出してレジスタ62に格納する。図8に示されているように、前進(FWD) 方向の場合は、A=”H”and D=”H”の条件を満足し、E(SRAM アドレス) のアドレス”05”または”15”からResidual Data を抜き取る。後進(BWD) 方向の場合は、C=4発目の”H”の次のA=”H”の条件を満足し、E (SRAM52のアドレス) のアドレス”03”からResidual Data を抜き取る。
【0045】
なお、メモリ52のメモリマップに関しては図9の模式図に示されている。
【0046】
第2ステップ(S2)では、Residual Data をブロックID抜き取りパルス用変換テーブル71で変換する。この変換テーブル71は、ブロックIDを抜き取り用のカウンタに合わせるために必要である。レジスタ62に格納されたResidual Data は Residual Data調査部7に送られ、ブロックID抜き取りパルス用の変換テーブル71で変換される。
【0047】
第3ステップ(S3)では、ブロックID検出範囲外であるか否かを判定する。Dataバイトの最後の位置に応じてダミーバイト、即ちPAD が必要になる。PAD 数は前述した如くデータフォーマットにより定められており、たとえば前述したANSI-ASC X3 Project No.897-D準拠のデータフォーマットの場合では MIN=0, MAX=13であり、この範囲外である場合にはブロックIDの検出範囲外と判定される。
【0048】
第3ステップにおいて、変換後のデータがブロックID検出範囲外である場合には、第6ステップへ進む。
【0049】
第6ステップ(S6)では、ブロックIDの検出範囲外の回数を計数するため、カウンタ41が使用される。
【0050】
第7ステップ(S7)では、ブロックID抜き取りパルス用の変換テーブル71で変換されたデータがブロックID検出範囲外と判定された回数が制限値よりも小さい場合、上位装置である磁気テープ装置へリトライ要求信号16が出力され、上位装置である磁気テープ装置から再度該当ブロックの読み込みが実行される。即ち、上位装置である磁気テープ装置に対してリトライ要求信号16が出力されるか否かをその時点までのリトライ回数によりカウンタ41が判定する。この場合、制限値 (リトライ回数) より小さく且つリトライ要求があれば、上位装置である磁気テープ装置から再度該当ブロックのデータの読み込みが実行される。
【0051】
第8ステップ(S8)では、ブロックID抜き取りパルス用の変換テーブル71で変換されたデータがブロックID検出範囲外と判定された回数が制限値よりも大きい場合、異常終了としてカウンタ41がエラーフラグをオンして警報を出力する。なお、カウンタ41及びレジスタ42は次のブロックからのデータの読み込み時にリセットされる。
【0052】
第3ステップにおいて、変換後のデータがブロックID検出範囲内である場合には、第9ステップへ進む。但し、第2ステップ,第3ステップの処理と同時に第4,第5ステップの処理が平行して行なわれる。
【0053】
第4ステップ(S4)では、 Residual Data 検出後、走行方向別ブロックID検出用計算部1のブロックID検出用カウンタ12を動作させるため、テープの走行方向を調べ、ブロックID検出用カウンタ12にロードするタイミングを決定する。
【0054】
第5ステップ(S5)では、ブロックIDを抜き取るため、ブロックID検出用カウンタ12を動作させる。Residual 2Flame のみブロックID検出用カウンタ12を動作させてブロックIDを抜き取る。ブロックID検出用カウンタ12の動作は図6及び図7に示されているように、”01H ”を先頭とし、以降はECC バイトを除いて1Data Byte 毎に動作する。
【0055】
第9ステップ(S9)では、第3ステップにおいてResidual Data がブロックID検出範囲内と判定された場合に、ブロックID検出用カウンタの値と比較し、BID0検出用のパルスを作成する。
【0056】
続く第10ステップ(S10) では、残りの3バイト分のブロックIDのパルスは、BID0NOカウンタ値から”1”をインクリメントすることにより作成される。
【0057】
Residual Data が Residual Data調査部7においてブロックID検出範囲内と判断された場合は、ブロックID検出用カウンタ12の値とブロックID検出用パルス発生部2のコンパレータ21が比較することにより、ブロックID検出用のパルスが作成される。ブロックID検出用カウンタ12には、まず走行方向別にカウンタ12の値をロードするタイミングがコンパレータ11により決定され、ブロックID検出用カウンタ12は”01H ”を先頭として以降はECC バイトを除いた各データバイト毎に動作して自身のカウント値を”1”ずつインクリメントする。
【0058】
テープの進行が前進(FWD) 方向である場合、図6に示されているように、Residual 2Flame において、ブロックIDの位置はPAD の数に応じて変化する。ブロックID検出に必要なカウンタを2個用意し、それぞれのカウンタの動作はResidual Flameの先頭バイトから下記(1)と図6(a) 及び(2)と図6(b) に示されている如くであり、ECC バイトを除く各バイトに対してカウンタ動作を行なう。
【0059】
(1)*→01→03→05→07→09→0B→0D→0F→11→13→15→17→19→1B→1D→1F→*
(2)*→02→04→06→08→0A→0C→0E→10→12→14→16→18→1A→1C→1E→00→*
【0060】
図6(c) 及び(d) は上述のカウンタ値に対応するResidual Flameの各バイトを示している。また、図10はテープの走行方向が前進方向(FWD) である場合の変換テーブル71の内容を示す模式図である。
【0061】
たとえば、PAD の数が13個である場合、Residual Data は”1101”(10進数で13) であり、変換テーブル71により”1101”→”09H ”とされ、残りの3バイトのブロックID検出のために”09H ”から”1”インクリメントを3回反復して”0AH ”, ”0BH ”, ”0CH ”が割り出される。
これを図6に示されている前進方向で且つPAD の数が10個である場合について説明すると、Residual Data は”1010”(10進数で10) であり、図10に示す前進方向の変換テーブル71により10→”0CH ”とされ、残りの3バイトのブロックID検出のために”0CH ”から”1”インクリメントを3回反復して”0DH ”, ”0EH ”, ”0FH ”が割り出され、ブロックID検出用カウンタ12のカウンタ値とコンパレータ21で比較されて一致した時点でパルス発生器31によって、図6(c), (d)にハッチングにて示されている4バイトのブロックIDが検出される。
【0062】
Residual Data が”1110”(0EH:10進数で14),”1111”(0FH:10進数で15) である場合はブロックIDの検出範囲外と見做される。
【0063】
次に、テープの進行が後進(BWD) 方向である場合、図7に示されているように、Residual 2Flame において、ブロックIDの位置はPAD の数に応じて変化することはFWD の場合と同様である。それぞれのカウンタの動作は下記(3)と図7(c) 及び(4)と図7(b) に示されている如くであり、ECC バイトを除く各バイトに対してカウンタ動作を行なう。
【0064】
(3)*→01→03→05→07→09→0B→0D→0F→11→13→15→17→19→1B→1D→1F→*
(4)*→02→04→06→08→0A→0C→0E→10→12→14→16→18→1A→1C→1E→00→*
【0065】
なお、図11はテープの走行方向が後進方向(BWD) である場合の変換テーブル71の内容を示す模式図である。
【0066】
たとえば、PAD の数が13個である場合、Residual Data は”1101”(10進数で13) であり、変換テーブル71により”1101”→”11H ”とされ、残りの3バイトのブロックID検出のために”11H ”から”1”インクリメントを3回反復して”12H ”, ”13H ”, ”14H ”が割り出される。
これを図7に示されている後進方向で且つPAD の数が10個である場合について説明すると、Residual Data は”1010”(10進数で10) であり、図11に示す後進方向の変換テーブル71により10→”0EH ”とされ、残りの3バイトのブロックID検出のために”0EH ”から”1”インクリメントを3回反復して”0FH ”, ”10H ”, ”11H ”が割り出され、ブロックID検出用カウンタ12のカウンタ値とコンパレータ21で比較されて一致した時点でパルス発生器31によって、図7(c), (d)にハッチングにて示されている4バイトのブロックIDが検出される。
【0067】
なお、Residual Data が”1110”(0EH:10進数で14),”1111”(0FH:10進数で15) である場合はブロックIDの検出範囲外と見做され、警報発生部4のカウンタ41によりその回数がカウントされると共に、リトライ要求信号16が出力される。
【0068】
第11ステップ(S11) では、4バイト分の作成されたパルスに対応するデータをメモリ(SRAM)52から出力されたデータから抜き取り、ブロックIDのデータとしてレジスタ32に格納する。
【0069】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明の情報記録装置の制御回路によれば、カウンタを利用した計算でブロックIDの位置を検出することにより、回路規模を小さく且つ単純化することが可能になると共に、爾後に設計変更の必要が生じた場合にも容易に可能である。
【0070】
また、データの読み込みがうまくいかなかった場合には所定回数まではリトライされ、それでもデータの読み込みが行なえない場合には外部に警報が出力されるので、オペレータがそれに気付けば、記憶媒体を取り替える等の適宜の措置を講じることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の情報記録装置の一例としての磁気テープ装置のデータフォーマットを示す模式図である。
【図2】従来の情報記録装置の制御回路の一構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る情報記録装置の制御回路を磁気テープ装置に適用した場合の原理的な構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の情報記録装置の制御回路を磁気テープ装置に適用した場合の実施の形態を示すためのより詳細なブロック図である。
【図5】本発明の情報記録装置の制御回路の動作説明のためのフローチャートである。
【図6】本発明の情報記録装置の制御回路の動作説明のための、記憶媒体が前進方向に動作する場合のタイミングチャートである。
【図7】本発明の情報記録装置の制御回路の動作説明のための、記憶媒体が更新方向に動作する場合のタイミングチャートである。
【図8】本発明の情報記録装置の制御回路の動作説明のためのタイミングチャートである。
【図9】本発明の情報記録装置の制御回路のメモリマップの模式図である。
【図10】テープの走行方向が前進方向(FWD) である場合の変換テーブルの内容を示す模式図である。
【図11】テープの走行方向が後進方向(BWD) である場合の変換テーブルの内容を示す模式図である。
【符号の説明】
1 走行方向別ブロックID検出用計算部
2 ブロックID検出用パルス発生部
4 警報発生部
6 走行方向別ブロックID位置検出用データ作成部
7 Residual Data調査部

Claims (4)

  1. 情報記憶領域を複数のブロックに区分し、各ブロックに、本来記録されるべき実データと、当該ブロックを特定する ID コードが各ブロックの前記実データよりも末尾側の部分にそれぞれ所定のデータフォーマットに従って記録された記憶媒体から情報を読み出す読出手段を有する情報記録装置が前記記憶媒体から前記読出手段により情報を読み出す際に前記IDコードを検出する制御回路において、
    各ブロックの前記 ID コードを含む部分を示す情報と前記読出手段による前記記憶媒体の読み取り位置とを比較し、一致した場合に前記ID コードを含む部分のデータを読み出すブロックID位置検出用データ作成部と、
    前記ID コードを含む部分中の前記IDコードの記録位置予め記憶しており、前記ブロックID位置検出用データ作成部が読み出した前記 ID コードを含む部分のデータ中での前記IDコードの記録位置を求める位置データ調査部と、
    前記ブロック ID 位置検出用データ作成部が ID コードを含む部分のデータを前記記憶媒体から読み出す位置の情報と前記読出手段による前記記憶媒体の読み取り位置とを比較し、一致した場合にカウント動作を開始するブロックID検出用計算部と、
    前記ブロックID検出用計算部のカウント値と前記位置データ調査部により求められた前記IDコードの記録位置とを比較し、一致した場合に前記IDコードの記録位置であると判断するIDコード位置検出部と
    を備えたことを特徴とする情報記録装置の制御回路。
  2. 前記ブロックID位置検出用データ作成部には前記読出手段による情報読み出し方向に応じた前記位置データが記録されている所定の位置を示す前記記憶媒体のデータフォーマットにより定まる情報が前記情報記録装置から、
    前記ブロックID検出用計算部には前記記憶媒体の情報読み出し方向を示す情報が前記読出手段から、及び所定のカウント開始位置の情報が前記ブロック ID 位置検出用データ作成部から、
    それぞれ与えられるべくなしてあることを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置の制御回路。
  3. 前記位置データ調査部により求められた前記IDコードの記録位置が前記 ID コードを含む部分外である場合に、前記読出手段に前記記憶媒体からの情報の再読み取りを行なわせるリトライ手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置の制御回路。
  4. 前記リトライ手段が前記読出手段に前記記憶媒体からの情報の再読み取りを行なわせた回数をカウントし、カウント値が所定値に達した場合に所定の警報信号を発生する警報発生部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の情報記録装置の制御回路。
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