JPH0955024A - 情報記録装置の制御回路 - Google Patents

情報記録装置の制御回路

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JPH0955024A
JPH0955024A JP20242595A JP20242595A JPH0955024A JP H0955024 A JPH0955024 A JP H0955024A JP 20242595 A JP20242595 A JP 20242595A JP 20242595 A JP20242595 A JP 20242595A JP H0955024 A JPH0955024 A JP H0955024A
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Masahiko Katada
雅彦 片田
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Fujitsu Peripherals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は回路規模が非常に大きく且つ複雑にな
るため、コストの上昇を招来し、また爾後の設計変更の
際の障害になっていた。 【解決手段】 Residual Data が記録されている位置を
示す情報と現在の読み取り位置とを比較し、一致した場
合にResidual Data を読み出すブロックID位置検出用デ
ータ作成部6と、Residual Data の内容とIDコードの記
録位置との対応を予め記憶しており、ブロックID位置検
出用データ作成部6が読み出したResidualData からID
コードの記録位置を求める Residual Data調査部7と、
所定のカウント開始位置の情報と現在の読み取り位置と
を比較し、一致した場合にカウント動作を開始するブロ
ックID検出用計算部1と、このカウント値と Residual
Data調査部7により求められたIDコードの記録位置とを
比較し、一致した場合にIDコードの記録位置と判断する
ブロックID検出用パルス発生部2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば磁気テー
プ等のようなブロックIDを有する磁気記憶媒体に対する
ディジタルデータの書き込み, 読み出しを行なう情報記
録装置の制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機の外部記憶装置、特に所謂バック
アップ用の情報記録装置として広く利用されている磁気
テープ装置は、記憶媒体である磁気テープが多数のトラ
ック及びブロックに区分されており、各ブロックのトラ
ックに対して磁気ヘッドによりディジタルデータを書き
込み、あるいは既に書き込まれているディジタルデータ
を読み出すようになっている。従来の情報記録装置の一
例としての磁気テープ装置 (例えばANSI-ASC X3 Projec
t No.897-D準拠) のデータフォーマットを図1の模式図
に示す。
【0003】図1に示されているデータフォーマットに
おいて、参照符号1はデータ部(Data)を示している。デ
ータ部1は拡大して示されているように、いわゆる 9/8
変調された9ビットのデータが1フレームとして複数ト
ラックに記録されている。 9/8変調とは、本来記録され
るべき8ビットのデータをそのビットの配列に応じて予
め定められている9ビットのコードに変換する変調方法
である。
【0004】参照符号2はプレアンブル/ポストアンブ
ル(Preamble/Postamble)であり、データブロックの開始
(Preamble)または終了(Postamble) を示す。
【0005】参照符号3はプレフィクス/コンプレッシ
ョンフレーム(PREFIX/COMP1,2)と称され、ダミーのデー
タが記録されている。
【0006】参照符号4は同期/再同期フレーム(SYNC/
RESYNC) であり、各トラックのデータの同期を取るため
のフィールドである。
【0007】参照符号5はリシディアルフレーム(RESID
1,2)と称され、 CRCチェックキャラクタ, データブロッ
クの番号等を示すブロックIDが記録されている。
【0008】ブロックIDは、各ブロックに付与されたシ
リアルナンバを示すためのものであり、このシリアルナ
ンバを確認しつつデータをリード/ライトすることによ
り、ブロック抜け (データのリード/ライトが行なわれ
ないブロックがあること) あるいはブロックダブリ (同
一のブロックに対してデータのリード/ライトが重複し
て行なわれること) 等の発生を防止すると共に、ブロッ
ク位置の把握を容易にせんとするものである。
【0009】従来の磁気テープ装置では、ブロックIDの
検出のためにたとえば図2のブロック図に示されている
ような回路構成が採用されていた。
【0010】図2においては、参照符号200 で示されて
いるブロックID検出用パルス発生部内部に、テープの走
行方向を考慮すべくブロックIDの位置検出に必要なデー
タ(Residual Data) を検出するための大規模なテーブル
203 が必要であった。
【0011】図2において、参照符号100 は走行方向別
ブロックID位置検出用データ作成部を示しており、主と
してコンパレータ101 にて構成されている。この走行方
向別ブロックID位置検出用データ作成部100 は、図示さ
れていないリードヘッドから出力されるテープの現在位
置と予め定められているデータの取り込み位置とをコン
パレータ101 で比較しており、一致した場合にデータを
取り込んでブロックID検出用パルス発生部200 へ出力す
る。
【0012】ブロックID検出用パルス発生部200 は主と
して、デコーダ201,テーブル202,テーブル203,コンパレ
ータ204, 205等で構成されている。デコーダ201 にはコ
ンパレータ101 のコンパレータ101 からの出力が、テー
ブル202 には同じくコンパレータ101 の出力とリードヘ
ッドからの現在のデータ位置及びテープの走行方向とが
入力される。
【0013】テーブル202 は、予め格納されているデー
タに従ってテープの走行方向、即ち前進方向(FWD) また
は後進方向(BWD) 時それぞれの制限値を発生してコンパ
レータ204 に与える。デコーダ201 はコンパレータ101
の出力をデコードしてテーブル203 に与える。テーブル
203 には他にリードヘッドからの現在のデータ位置も入
力されており、テープの走行方向を考慮してブロックID
の位置検出に必要なデータ(Residual Data) を検出する
ためのパルスを発生する。
【0014】なお、このテーブル203 を構成するために
は、図2に示されている例では、20個の ANDゲート,15
個のORゲート, 5個のEXORゲート等が必要であり、かな
り大規模になる。
【0015】コンパレータ204 は、テーブル202 の出力
である前進方向, 後進方向それぞれの場合の制限値とテ
ーブル203 の出力とを比較し、テーブル203 の出力が制
限値内である場合にブロックIDを取り込むためのタイミ
ングパルスBID0を発生してコンパレータ205 に与える。
【0016】コンパレータ205 は後述するブロックID検
出部300 のブロックID用パルス発生カウンタ301 から出
力されるパルスBID0−BID3と上述のコンパレータ204 が
出力するブロックID取り込みタイミングパルスとを比較
し、4バイトのブロックIDの先頭バイトのタイミングを
示すBID0を発生し、ブロックID用パルス発生カウンタ30
1 に与える。
【0017】ブロックID検出部300 は主として、上述の
ブロックID用パルス発生カウンタ301 とレジスタ302 と
で構成されている。レジスタ302 には、ブロックID用パ
ルス発生カウンタ301 が発生するブロックID用パルスBI
D0−BID3と、リードヘッドから読み込まれてデータ発生
部400 で発生されたデータとが入力される。そして、ブ
ロックID検出部300 は、データ発生部400 から与えられ
るデータから、ブロックID用パルス発生カウンタ301 が
発生するブロックID用パルスBID0−BID3に対応する部分
をそれぞれ取り出し、合計4バイトのブロックIDとして
出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
テーブルを組み込んだ従来の回路構成では、回路規模が
非常に大きく且つ複雑になるため、コストの上昇を招来
し、また爾後の設計変更の際の障害になるなどの問題が
あった。
【0019】また、上述の従来例では、たとえば記憶媒
体に疵等があってデータの読み込みがうまくいかなかっ
た場合の対策が考慮されていない等の問題もある。
【0020】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、カウンタを利用した計算でブロックIDの位
置を検出することにより、回路規模を小さく且つ単純化
すると共に、爾後の設計変更を容易にすることを可能と
した情報記録装置の制御回路の提供を目的とする。
【0021】また、データの読み込みがうまくいかなか
った場合の対策をも考慮した情報記録装置の制御回路の
提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報記憶領域
を複数のブロックに区分し、各ブロックに、本来記録さ
れるべき実データと、実データの末尾の位置にそのブロ
ックを特定するIDコードと、所定位置にIDコードの記録
位置に関する位置データとがそれぞれ記録された記憶媒
体から情報を読み出す際にIDコードを検出する情報記録
装置の制御回路において、位置データが記録されている
所定の位置を示す情報と記憶媒体の現在の読み取り位置
とを比較し、一致した場合に位置データを読み出すブロ
ックID位置検出用データ作成部と、位置データの内容と
IDコードの記録位置との対応を予め記憶しており、ブロ
ックID位置検出用データ作成部が読み出した位置データ
からIDコードの記録位置を求める位置データ調査部と、
所定のカウント開始位置の情報と記憶媒体の現在の読み
取り位置とを比較し、一致した場合にカウント動作を開
始するブロックID検出用計算部と、ブロックID検出用計
算部のカウント値と位置データ調査部により求められた
IDコードの記録位置とを比較し、一致した場合にIDコー
ドの記録位置と判断するIDコード位置検出部とを備え
る。
【0023】本発明の情報記録装置の制御回路は更に、
ブロックID位置検出用データ作成部及びブロックID検出
用計算部には記憶媒体の情報読み出し方向を示す情報
と、情報読み出し方向に応じた位置データが記録されて
いる所定の位置を示す情報及び所定のカウント開始位置
の情報がそれぞれ与えられるように構成されている。
【0024】本発明の情報記録装置の制御回路は更に、
位置データ調査部により求められたIDコードの記録位置
が予め定められている範囲外である場合に、記憶媒体か
らの情報の再読み取りを行なわせるリトライ手段を備え
る。
【0025】本発明の情報記録装置の制御回路は更に、
リトライ手段による記憶媒体からの情報の再読み取りの
回数をカウントし、カウント値が所定値に達した場合に
所定の警報信号を発生する警報発生部を備える。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。
【0027】図3は本発明に係る情報記録装置の制御回
路を磁気テープ装置に適用した場合の原理的な構成を示
すブロック図、図4は同じく実施の形態を示すためのよ
り詳細なブロック図である。
【0028】図3において、参照符号1は走行方向別ブ
ロックID検出用計算部であり、テープの走行方向別の制
御を行なうためのブロックID検出用データ11を発生して
ブロックID検出用パルス発生部2に与える。
【0029】図4に示されているように、走行方向別ブ
ロックID検出用計算部1は、コンパレータ11とブロック
ID検出用カウンタ12とで構成されている。コンパレータ
11には、現在データ位置とテープの走行方向とカウンタ
ロード位置とが入力され、ブロックID検出用カウンタ12
にはテープの走行方向が入力される。
【0030】コンパレータ11はテープ走行方向、即ち前
進(FWD) または後進(BWD) に応じて、現在データ位置と
カウンタのロード位置とを比較し、テープの現在位置が
予め定められているブロックID検出用カウンタ12がロー
ドされるべき位置と一致するか否かを比較しており、一
致するとブロックID検出用カウンタ12に初期値をロード
する。ブロックID検出用カウンタ12はテープの走行方向
に応じてデータのバイト単位でカウントを行ない、その
結果のカウント値をブロックID検出用パルス発生部2へ
出力する。
【0031】参照符号9はリードヘッド、即ち磁気テー
プからディジタルデータを読み込む磁気ヘッドであり、
読み込んだデータを読み込みデータ(A) 10としてデータ
発生部5に与える。図4にはデータ発生部5は示されて
いないが、データ発生部5から出力される信号として
は、テープ走行方向, 現在データ位置, 読み込みデータ
(A) 等である。
【0032】データ発生部5は読み込みデータ(A) 10を
読み込みデータ(B) 18として走行方向別ブロックID位置
検出用データ作成部6及びブロックID検出部3へ出力す
る。図4に示されているように、データ発生部5はメモ
リコントローラ51とメモリ(SRAM)52とで構成されてお
り、データ発生部5から読み込まれたデータをメモリコ
ントローラ51が発生するアドレスに従ってメモリ52に一
旦格納し、出力する。
【0033】走行方向別ブロックID位置検出用データ作
成部6は読み込みデータ(B) 18からResidual Data を検
出して Residual Data調査部7に与える。図4に示され
ているように、走行方向別ブロックID位置検出用データ
作成部6は、コンパレータ61及びレジスタ62にて構成さ
れている。コンパレータ61にはResidual Data を取り込
むべき位置である取り込み位置と現在データ位置とが与
えられている。コンパレータ61は、現在データ位置と取
り込み位置とを比較し、テープの現在位置が予め定めら
れているResidual Data を取り込む位置と一致するか否
かを比較しており、一致するとResidual Data を取り込
んでレジスタ62に格納する。
【0034】Residual Data調査部7は走行方向別ブロ
ックID位置検出用データ作成部6から与えられたResidu
al Data を所定のテーブルに従って変換してブロックID
検出用パルス発生部2及び警報発生装置4に与える。図
4に示されているように、 Residual Data調査部7は主
としてブロックIDを抜き取るためのパルス用の変換テー
ブル71にて構成されている。変換テーブル71には、レジ
スタ62に一旦格納されたResidual Data が与えられ、後
述するような変換が行なわれてブロックID検出用パルス
発生部2及び警報発生部4へ出力される。
【0035】ブロックID検出用パルス発生部2は、Resi
dual Data 調査部7により変換出力されたデータと前述
の走行方向別ブロックID検出用計算部1から出力される
ブロックID検出用データ11、即ちブロックID検出用カウ
ンタ12のカウント値とを照合し、参照符号13にて示され
ているブロックID検出用のパルスBID0を発生する。この
パルス13はブロックID検出部3に与えられる。
【0036】図4に示されているように、ブロックID検
出用パルス発生部2は主としてコンパレータ21にて構成
されている。コンパレータ21にはブロックID検出用カウ
ンタ12のカウント値と変換テーブル71から出力された変
換データとが与えられている。コンパレータ21は、ブロ
ックID検出用カウンタ12のカウント値と変換テーブル71
から出力された変換データとが一致すると、ブロックID
検出用のパルスBID0を発生してパルス発生器31に与え
る。
【0037】ブロックID検出部3は、データ発生部5が
出力する読み込みデータ(B) 18とブロックID検出用パル
ス発生部2による照合結果、即ち参照符号13にて示され
ているブロックID検出用のパルスBID0とに基づいてブロ
ックIDを検出する。
【0038】図4に示されているように、ブロックID検
出部3は主としてパルス発生器31とレジスタ32とで構成
されている。パルス発生器31にはコンパレータ21が出力
するパルスBID0が入力され、これをトリガとしてBID1,
BID2, BID3までのパルスを発生してレジスタ32に与え
る。レジスタ32には上述のパルス発生器31から与えられ
るパルスBID0, BID1, BID2, BID3とデータ発生部5から
出力されている読み込みデータ(B) 18とが入力されてお
り、データ発生部5から出力されている読み込みデータ
(B) 18の内のパルス発生器31から与えられるパルスBID
0, BID1, BID2, BID3のタイミングに対応する4バイト
のデータをブロックIDのデータ、即ちBID0-BID3 データ
として取り込む。
【0039】なお、上述のような構成の本発明の情報記
録装置の制御回路を磁気テープ装置に適用した実施例で
は、走行方向別ブロックID検出用計算部1及び走行方向
別ブロックID位置検出用データ作成部6は、テープの走
行方向別の制御を行なうためのデータを発生する。これ
により、テープの走行方向によってカウンタの制御を切
り換えることにより、テープの走行方向には拘わらず、
容易にブロックIDを検出することが可能である。
【0040】また、警報発生装置4は図4に示されてい
るように、主としてカウンタ41とレジスタ42とで構成さ
れている。警報発生装置4は、変換テーブル71から出力
される変換データがブロックIDの検出範囲外である場合
にそれをカウンタ41によりエラー発生回数としてカウン
トすると共にリトライ要求信号16を出力して再度データ
の読み込みを指示する。そして、このリトライ要求信号
16に対応してデータの読み込みが所定回数反復されても
ブロックIDの検出範囲外である場合には、カウンタ41は
エラー発生を示す警報 (エラーフラグ) を出力してレジ
スタ42に保持させる。これにより、ブロックIDの値が正
常であるか否かが容易に判断可能になる。また、リトラ
イ要求, エラーフラグは同一ブロックに対してのみ有効
であり、次のブロックからのデータの読み込み時にはリ
セットされる。
【0041】レジスタ42は上述のように、カウンタ41か
ら出力されるエラーフラグ格納用のレジスタであり、た
とえば装置の外部へ警報を出力することにより、オペレ
ータがエラー発生を認識すると共に、有効な措置を講じ
ることが可能になる。
【0042】本発明の情報記録装置の制御回路を磁気テ
ープ装置に適用した実施例では、ブロックIDの検出を、
ブロックID位置検出に必要なデータ、即ちResidual Dat
a をResidual Data調査部7により読み出して走行方向
別ブロックID検出用計算部1が生成するカウンタ制御に
よるデータとブロックID検出用パルス発生部2で比較す
ることにより行なう。その際、Residual Data がブロッ
クIDの検出範囲外である場合はエラー発生を示す警報が
警報発生装置4から出力される。
【0043】以下に図5のフローチャートと、図6, 図
7及び図8のタイミングチャートを参照して本発明の情
報記録装置の制御回路を磁気テープ装置に適用した場合
の実施例によるブロックIDの検出タイミングを詳細に説
明する。なお、ここでPAD について説明しておく。PAD
とは、Dataバイトの最後の位置、換言すればDataバイト
の数に応じて残りの部分にダミーバイトを充填する必要
があるが、そのダミーバイトのことを言う。但し、PAD
の数の最大値は13、最小値は0である。
【0044】第1ステップ(S1)では、Residual Data が
抜き取られる。まず、取り込み位置と現在のデータ位置
とをコンパレータ61が比較し、Residual Data を検出し
てレジスタ62に格納する。図8に示されているように、
前進(FWD) 方向の場合は、A=”H”and D=”H”の
条件を満足し、E(SRAM アドレス) のアドレス”05”ま
たは”15”からResidual Data を抜き取る。後進(BWD)
方向の場合は、C=4発目の”H”の次のA=”H”の
条件を満足し、E (SRAM52のアドレス) のアドレス”0
3”からResidual Data を抜き取る。
【0045】なお、メモリ52のメモリマップに関しては
図9の模式図に示されている。
【0046】第2ステップ(S2)では、Residual Data を
ブロックID抜き取りパルス用変換テーブル71で変換す
る。この変換テーブル71は、ブロックIDを抜き取り用の
カウンタに合わせるために必要である。レジスタ62に格
納されたResidual Data は Residual Data調査部7に送
られ、ブロックID抜き取りパルス用の変換テーブル71で
変換される。
【0047】第3ステップ(S3)では、ブロックID検出範
囲外であるか否かを判定する。Dataバイトの最後の位置
に応じてダミーバイト、即ちPAD が必要になる。PAD 数
は MIN=0, MAX=13であり、この範囲外である場合には
ブロックIDの検出範囲外と判定される。
【0048】第3ステップにおいて、変換後のデータが
ブロックID検出範囲外である場合には、第6ステップへ
進む。
【0049】第6ステップ(S6)では、ブロックIDの検出
範囲外の回数を計数するため、カウンタ41が使用され
る。
【0050】第7ステップ(S7)では、ブロックID抜き取
りパルス用の変換テーブル71で変換されたデータがブロ
ックID検出範囲外と判定された回数が制限値よりも小さ
い場合、上位装置へリトライ要求信号16が出力され、上
位装置から再度該当ブロックの読み込みが実行される。
即ち、上位装置に対してリトライ要求信号16が出力され
るか否かがその時点までのリトライ回数によりカウンタ
41が判定する。この場合、制限値 (リトライ回数) より
小さく且つリトライ要求があれば、上位装置から再度該
当ブロックのデータの読み込みが実行される。
【0051】第8ステップ(S8)では、ブロックID抜き取
りパルス用の変換テーブル71で変換されたデータがブロ
ックID検出範囲外と判定された回数が制限値よりも大き
い場合、異常終了としてカウンタ41がエラーフラグをオ
ンして警報を出力する。なお、カウンタ41及びレジスタ
42は次のブロックからのデータの読み込み時にリセット
される。
【0052】第3ステップにおいて、変換後のデータが
ブロックID検出範囲内である場合には、第9ステップへ
進む。但し、第2ステップ,第3ステップの処理と同時
に第4,第5ステップの処理が平行して行なわれる。
【0053】第4ステップ(S4)では、 Residual Data
検出後、走行方向別ブロックID検出用計算部1のブロッ
クID検出用カウンタ12を動作させるため、テープの走行
方向を調べ、ブロックID検出用カウンタ12にロードする
タイミングを決定する
【0054】第5ステップ(S5)では、ブロックIDを抜き
取るため、ブロックID検出用カウンタ12を動作させる。
Residual 2Flame のみブロックID検出用カウンタ12を動
作させてブロックIDを抜き取る。ブロックID検出用カウ
ンタ12の動作は図6及び図7に示されているように、”
01H ”を先頭とし、以降はECC バイトを除いて1DataBy
te 毎に動作する。
【0055】第9ステップ(S9)では、第3ステップにお
いてResidual Data がブロックID検出範囲内と判定され
た場合に、ブロックID検出用カウンタの値と比較し、BI
D0検出用のパルスを作成する。
【0056】続く第10ステップ(S10) では、残りの3バ
イト分のブロックIDのパルスは、BID0NOカウンタ値か
ら”1”をインクリメントすることにより作成される。
【0057】Residual Data が Residual Data調査部7
においてブロックID検出範囲内と判断された場合は、ブ
ロックID検出用カウンタ12の値とブロックID検出用パル
ス発生部2のコンパレータ21が比較することにより、ブ
ロックID検出用のパルスが作成される。ブロックID検出
用カウンタ12には、まず走行方向別にカウンタの値をロ
ードするタイミングがコンパレータ11により決定され、
ブロックID検出用カウンタ12は”01H ”を先頭として以
降はECC バイトを除いた各データバイト毎に動作して自
身のカウント値を”1”ずつインクリメントする。
【0058】テープの進行が前進(FWD) 方向である場
合、図6に示されているように、Residual 2Flame にお
いて、ブロックIDの位置はPAD の数に応じて変化する。
ブロックID検出に必要なカウンタを2個用意し、それぞ
れのカウンタの動作はResidualFlameの先頭バイトから
下記と図6(a) 及びと図6(b) に示されている如く
であり、ECC バイトを除く各バイトに対してカウンタ動
作を行なう。
【0059】*→01→03→05→07→09→0B→0D→0F→
11→13→15→17→19→1B→1D→1F→* *→02→04→06→08→0A→0C→0E→10→12→14→16→
18→1A→1C→1E→00→*
【0060】図6(c) 及び(d) は上述のカウンタ値に対
応するResidual Flameの各バイトを示している。また、
図10はテープの走行方向が前進方向(FWD) である場合の
変換テーブル71の内容を示す模式図である。
【0061】たとえば、PAD の数が13個である場合、Re
sidual Data は”1101”(00)であり、変換テーブル71に
より”1101”→”09H ”とされ、残りの4バイトのブロ
ックID検出のために”09H ”から”1”インクリメント
を3回反復して”0AH ”, ”0BH ”, ”0CH ”が割り出
され、ブロックID検出用カウンタ12のカウンタ値とコン
パレータ21で比較されて一致した時点でパルス発生器31
によって、図6(a), (b)にハッチングにて示されている
4バイトのブロックIDが検出される。
【0062】Residual Data が”1110”(0E), ”1111”
(0F)である場合はブロックIDの検出範囲外と見做され
る。
【0063】次に、テープの進行が後進(BWD) 方向であ
る場合、図7に示されているように、Residual 2Flame
において、ブロックIDの位置はPAD の数に応じて変化す
ることはFWD の場合と同様である。それぞれのカウンタ
の動作は下記と図7(c) 及びと図7(b) に示されて
いる如くであり、ECC バイトを除く各バイトに対してカ
ウンタ動作を行なう。
【0064】*→01→03→05→07→09→0B→0D→0F→
11→13→15→17→19→1B→1D→1F→* *→02→04→06→08→0A→0C→0E→10→12→14→16→
18→1A→1C→1E→00→*
【0065】なお、図11はテープの走行方向が後進方向
(BWD) である場合の変換テーブル71の内容を示す模式図
である。
【0066】たとえば、PAD の数が13個である場合、Re
sidual Data は”1101”(00)であり、変換テーブル71に
より”1101”→”11H ”とされ、残りの4バイトのブロ
ックID検出のために”11H ”から”1”インクリメント
を3回反復して”12H ”, ”13H ”, ”14H ”が割り出
され、ブロックID検出用カウンタ12のカウンタ値とコン
パレータ21で比較されて一致した時点でパルス発生器31
によって、図7(a), (b)にハッチングにて示されている
4バイトのブロックIDが検出される。
【0067】なお、Residual Data が”1110”(0E), ”
1111”(0F)である場合はブロックIDの検出範囲外と見做
され、警報発生部4のカウンタ41によりその回数がカウ
ントされると共に、リトライ要求信号16が出力される。
【0068】第11ステップ(S11) では、4バイト分の作
成されたパルスに対応するデータをメモリ(SRAM)52から
出力されたデータから抜き取り、ブロックIDのデータと
してレジスタ32に格納する。
【0069】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の情報記
録装置の制御回路によれば、カウンタを利用した計算で
ブロックIDの位置を検出することにより、回路規模を小
さく且つ単純化することが可能になると共に、爾後に設
計変更の必要が生じた場合にも容易に可能である。
【0070】また、データの読み込みがうまくいかなか
った場合には所定回数まではリトライされ、それでもデ
ータの読み込みが行なえない場合には外部に警報が出力
されるので、オペレータがそれに気付けば、記憶媒体を
取り替える等の適宜の措置を講じることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の情報記録装置の一例としての磁気テープ
装置のデータフォーマットを示す模式図である。
【図2】従来の情報記録装置の制御回路の一構成例を示
すブロック図である。
【図3】本発明に係る情報記録装置の制御回路を磁気テ
ープ装置に適用した場合の原理的な構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の情報記録装置の制御回路を磁気テープ
装置に適用した場合の実施の形態を示すためのより詳細
なブロック図である。
【図5】本発明の情報記録装置の制御回路の動作説明の
ためのフローチャートである。
【図6】本発明の情報記録装置の制御回路の動作説明の
ための、記録媒体が前進方向に動作する場合のタイミン
グチャートである。
【図7】本発明の情報記録装置の制御回路の動作説明の
ための、記録媒体が更新方向に動作する場合のタイミン
グチャートである。
【図8】本発明の情報記録装置の制御回路の動作説明の
ためのタイミングチャートである。
【図9】本発明の情報記録装置の制御回路のメモリマッ
プの模式図である。
【図10】テープの走行方向が前進方向(FWD) である場
合の変換テーブルの内容を示す模式図である。
【図11】テープの走行方向が後進方向(BWD) である場
合の変換テーブルの内容を示す模式図である。
【符号の説明】
1 走行方向別ブロックID検出用計算部 2 ブロックID検出用パルス発生部 4 警報発生部 6 走行方向別ブロックID位置検出用データ作成部 7 Residual Data調査部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶領域を複数のブロックに区分
    し、各ブロックに、本来記録されるべき実データと、前
    記実データの末尾の位置にそのブロックを特定するIDコ
    ードと、所定位置に前記IDコードの記録位置に関する位
    置データとがそれぞれ記録された記憶媒体から情報を読
    み出す際に前記IDコードを検出する情報記録装置の制御
    回路において、 前記位置データが記録されている所定の位置を示す情報
    と前記記憶媒体の現在の読み取り位置とを比較し、一致
    した場合に前記位置データを読み出すブロックID位置検
    出用データ作成部と、 前記位置データの内容と前記IDコードの記録位置との対
    応を予め記憶しており、前記ブロックID位置検出用デー
    タ作成部が読み出した位置データから前記IDコードの記
    録位置を求める位置データ調査部と、 所定のカウント開始位置の情報と前記記憶媒体の現在の
    読み取り位置とを比較し、一致した場合にカウント動作
    を開始するブロックID検出用計算部と、 前記ブロックID検出用計算部のカウント値と前記位置デ
    ータ調査部により求められた前記IDコードの記録位置と
    を比較し、一致した場合に前記IDコードの記録位置と判
    断するIDコード位置検出部とを備えたことを特徴とする
    情報記録装置の制御回路。
  2. 【請求項2】 前記ブロックID位置検出用データ作成部
    及びブロックID検出用計算部には前記記憶媒体の情報読
    み出し方向を示す情報と、情報読み出し方向に応じた前
    記位置データが記録されている所定の位置を示す情報及
    び所定のカウント開始位置の情報がそれぞれ与えられる
    べくなしてあることを特徴とする請求項1に記載の情報
    記録装置の制御回路。
  3. 【請求項3】 前記位置データ調査部により求められた
    前記IDコードの記録位置が予め定められている範囲外で
    ある場合に、前記記憶媒体からの情報の再読み取りを行
    なわせるリトライ手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の情報記録装置の制御回路。
  4. 【請求項4】 前記リトライ手段による前記記憶媒体か
    らの情報の再読み取りの回数をカウントし、カウント値
    が所定値に達した場合に所定の警報信号を発生する警報
    発生部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の情報
    記録装置の制御回路。
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