JP3595611B2 - 映像提供システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばホテル等に設置される、リクエストビデオシステムと呼ばれる設備がある。このシステムの一例を図8を参照して説明する。ホテルの各部屋には、部屋端末101が設置されており、部屋端末101には映像および音声出力が可能なモニタテレビ102とリモコン103が付属している。各部屋端末101は同軸ケーブル104によってヘッドアンプ106に接続されている。ヘッドアンプ106には、変調器107を介してビデオデッキ108が接続され、高周波用のモデム109を介してセンターコントローラ110が接続されている。センターコントローラ110には、リクエスト番号を表示するための指示器111が接続されている。
【0003】
このシステムでは、例えばホテルの客が、リクエストリストを見て所望のビデオソフトを選択し、そのビデオソフトのリクエスト番号をリモコン103を操作して入力する。部屋端末101は、リモコン103から入力されたリクエスト番号を同軸ケーブル104からヘッドアンプ106およびモデム109を介してセンターコントローラ110に送信する。センターコントローラ110は、空いているビデオデッキ108の中から今回の再生に使用するビデオデッキ108を決定し、そのビデオデッキ108の番号と受信したリクエスト番号を指示器111に表示させる。
【0004】
すると、例えばオペレータが、指示器111の表示を見て、そこに表示されたリクエスト番号のビデオカセットを表示された番号のビデオデッキ108にインサートして再生させる。その再生信号が変調器107で高周波変調され、ヘッドアンプ106で周波数多重化されて同軸ケーブル104に送出される。部屋端末101は、送られてくる再生信号を受信して、モニタテレビ102の画面に表示させる。これにより、客は所望のビデオソフトを楽しむことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のリクエストビデオシステムでは、センタコントローラは、各ビデオデッキの稼働情報を得ることができなかったので、例えばセンターコントローラが、再生に使用するビデオデッキを決定するに当たって、各ビデオデッキの稼働実績を考慮することができなかった。このため、例えば番号が若いビデオデッキが頻繁に使用されて、機器寿命が相対的に短くなる等、様々な不具合があった。
【0006】
この例のようなシステムは、ビデオ映像の提供用に使用されるばかりでなく、例えばゲームソフトの提供等に使用されることもある。
上述の問題は、テープ、ディスク等の録担体に記録されている映像情報を再生して映像信号を出力する映像再生装置を複数備えて、上述のリクエストビデオシステムと同様のサービスを行うシステムでは共通の問題であった。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数の映像再生装置を使用する映像提供システムにおいて、各映像再生装置毎の積算使用時間を得ることにより、この積算使用時間がなかったために発生していた様々な不具合を防ぐことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の映像提供システムは、記録担体に記録されている映像情報を再生して映像信号を出力する複数の映像再生装置と、該複数の映像再生装置が出力する映像信号を送出する送出手段と、前記複数種類の映像情報中の1種類を特定する映像番号を入力するリクエスト入力手段と、前記映像番号を送出する対センター通信手段と、前記送出手段によって送出されてくる複数の映像信号中から1種類を選択する映像情報選択手段と、該選択された映像信号に基づく映像を表示する映像表示手段とを備える複数の端末装置と、前記端末装置から送出される前記映像番号を受信する対端末通信手段と、該受信された映像番号の前記映像情報を指定する指定番号を表示する指定番号表示手段とを備えるセンターコントローラとからなる映像提供システムにおいて、前記センターコントローラに、前記各映像再生装置が映像の再生中または再生中ではないことを示す再生中信号を取得する再生中信号取得手段と、前記再生中信号とタイマから取得する時刻情報とに基づいて前記各映像再生装置毎の積算使用時間を算出する積算使用時間算出手段と、該算出された積算使用時間に基づいて前記映像再生装置を選定する選定手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の映像提供システムは、請求項1記載の映像提供システムにおいて、前記 選定手段は、前記積算使用時間が短い前記映像再生装置を優先して選定することを特徴とする。
請求項3記載の映像提供システムは、請求項1または2記載の映像提供システムにおいて、前記センターコントローラに、前記選定手段によって選定された映像再生装置の装置番号を表示する装置番号表示手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の映像提供システムは、請求項1ないし3のいずれか記載の映像提供システムにおいて、前記センターコントローラに、前記再生中信号とタイマから取得する時刻情報とに基づいて構築される前記各映像再生装置毎の稼働情報を該映像提供システム外に送信する対外部システム通信手段を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の端末装置は、請求項1ないし4のいずれか記載の映像提供システムに用いられる。
請求項6記載のセンターコントローラは、請求項1ないし4のいずれか記載の映像提供システムに用いられる。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記の構成になる請求項1記載の映像提供システムにおいては、複数の映像再生装置は、記録担体に記録されている映像情報を再生して映像信号を出力する。送出手段は、複数の映像再生装置が出力する映像信号を送出する。
【0012】
例えば客が端末装置に設けられているリクエスト入力手段により、複数種類の映像情報中の1種類を特定する映像番号を入力すると、対センター通信手段は、この映像番号を送出する。映像情報選択手段は、送出手段によって送出されてくる複数の映像信号中から1種類を選択し、映像表示手段は、選択された映像信号に基づく映像を表示する。
【0013】
センターコントローラでは、対端末通信手段が、端末装置から送出される映像番号を受信すると、指定番号表示手段は、受信された映像番号の映像情報を指定する指定番号を表示する。
さらに、センターコントローラにおいては、再生中信号取得手段が、各映像再生装置が映像の再生中または再生中ではないことを示す再生中信号を取得する。そして、積算使用時間算出手段が、再生中信号とタイマから取得する時刻情報とに基づいて各映像再生装置毎の積算使用時間を算出し、選定手段は、算出された積算使用時間に基づいて映像再生装置を選定する。
【0014】
センタコントローラが各映像再生装置毎の積算使用時間を算出し、その積算使用時間に基づいて映像再生装置を選定することにより、例えば番号が若い映像再生装置が頻繁に使用されて機器寿命が相対的に短くなる等の不具合を防ぐことができる。
【0015】
ところで、一般的なビデオデッキは、自身が再生中であることを示す信号を出力する構成にはなっていない。また、スタンバイ状態でもブルーバックの映像信号を出力するものが多い。このため、単に映像信号の有無だけを監視したのでは、実際に再生中なのかスタンバイなのかは判別できない。従って、実際に再生中である場合には、映像信号とは別に再生中信号を出力する構成とすれば良いのであるが、そのような構成とするとビデオデッキの構造が複雑化したり製造コストが高くなるおそれがある。そこで、映像再生装置が再生中であるか否かを検出して再生中信号を出力する再生中信号出力手段を外付けすれば、ビデオデッキの構造の複雑化等を回避できる。
【0016】
再生信号出力手段としては、映像再生装置から入力される映像信号の有無を検出する映像信号検出回路、映像信号から同期信号を分離する信号分離回路、分離された同期信号に基づいて映像信号がインタレース走査かノンインタレース走査かを識別する識別回路、映像信号検出回路の検出結果と識別回路の識別結果とに基づいて映像再生装置が再生中であれば再生中信号を出力する信号出力回路を有する再生中信号出力装置が例示される。
【0017】
例えばビデオデッキの場合には、(1)再生映像信号としてはインタレース走査の映像信号を出力するが、再生中でない時にはノンインタレース走査のブルーバック信号を出力する形式が多い。また、一部には、(2)再生中はインタレース走査の映像信号を出力し、再生中でない時はインタレース走査のブルーバック信号を出力する形式や(3)再生中でない時には映像信号を出力しない形式のものもある。
【0018】
(1)の形式の場合には、インタレース走査であれば再生中であり、ノンインタレース走査であれば再生中ではないことが、識別回路で識別できる。(3)の形式であれば、映像信号が有れば再生中で、映像信号がなければ再生中ではないことが、映像信号検出回路で判別できる。よって、信号出力回路が、映像信号検出回路で映像信号が検出され、識別回路の識別結果がインタレース走査であるときに再生中信号を出力する構成とすればよい。ただし、(2)の形式の場合には、再生映像信号とブルーバック信号とにインタレース走査/ノンインタレース走査の差がないので判別はできないが、この形式のものは少ないので、ほとんどのビデオデッキについて再生中であるか否かを判別することができるといえる。
【0019】
請求項2記載の映像提供システムでは、選定手段は、積算使用時間が短い映像再生装置を優先して選定するから、特定の映像再生装置ばかりが頻繁に使用されて装置の寿命を短くする等の不具合を防止できる。
請求項3記載の映像提供システムでは、装置番号表示手段は、選定手段によって選定された映像再生装置の装置番号を表示する。
【0020】
この装置番号表示手段が表示した装置番号の映像再生装置を使用することにより、特定の映像再生装置ばかりが頻繁に使用されて装置の寿命を短くする等の不具合を防止できる。
請求項4記載の映像提供システムでは、再生中信号とタイマから取得する時刻情報とに基づいて構築される各映像再生装置毎の稼働情報を映像提供システム外に送信する対外部システム通信手段をセンターコントローラに設けているので、例えばホテルの経営者や責任者が、ホテルから離れた場所に事務所を構えている場合などに、ホテルまで出向かなくとも稼働情報を入手することができる。稼働情報に、例えばビデオソフトの使用頻度を含ませれば、ビデオソフトの人気度が分かるので、人気の高いビデオソフトを追加購入したり、人気のないビデオソフトを廃棄して新たなビデオソフトに代える等様々な利用が可能である。また、稼働情報に、リクエストの受付から再生開始までのタイムラグを含めれば、オペレータの勤勉度の目安とできる。
【0021】
【具体例】
次に、本発明の映像提供システムをリクエストビデオシステムとして具体化した例に従って発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1はこのリクエストビデオシステム10の全体構成のブロック図である。この図1に示すように、リクエストビデオシステム10は、センターコントローラ20、複数の映像出力部50、送出手段としてのヘッドアンプ60、端末装置としての複数の部屋端末70等から構成されている。
【0022】
センターコントローラ20は、制御手段であり積算使用時間算出手段および選択手段としてのCPU21を中心として構成されている。CPU21には、CPU21の動作プログラム等を格納しているROM22、CPU21のワークエリアとなるRAM23、稼働情報記憶手段としての不揮発性RAM(NVRAM)24が接続されており、CPU21はROM22からの読出し、RAM23およびNVRAM24への書込みと読出しができる。
【0023】
CPU21は、対端末通信手段としての通信回路25を介して、ヘッドアンプ60と接続されている。通信回路25は、デジタル信号をセンターコントローラ20に割り当てられているチャンネル(以下、センターチャンネルという)の高周波信号に変調し、またセンターチャンネルの高周波信号をデジタル信号に復調する変復調手段であり、CPU21は、通信回路25を介して、ヘッドアンプ60との間で信号の送受が可能である。また、CPU21には、対外部システム通信手段としての電話用モデム26が接続されており、電話回線27によって外部システム28と通信可能である。
【0024】
CPU21には、タイマとしてのカレンダタイマ29が接続されていて、CPU21は、カレンダタイマ29が算出する年月日および時刻を読み込むことができる。
CPU21には、出力ポート30および再生中信号取得手段としての入力ポート31が接続されている。出力ポート30には、デジタル表示盤(図示略)を有する指定番号表示手段および装置番号表示手段としての指示器32が接続されており、CPU21は、指示器32に信号を送って所望の数字およびアルファベットを表示させることができる。また入力ポート31には、拒否スイッチ33が接続されていて、拒否スイッチからの信号がCPU21に入力される構成である。
【0025】
さらに、入力ポート31には、映像出力部50に含まれる再生中信号出力手段としての再生状態判別装置51からの再生中信号も入力される構成である。
このリクエストビデオシステム10は、再生状態判別装置51、ビデオデッキ(VTR)52および変調器53から構成される映像出力部50を複数備えており、一部図示を省略しているが、各映像出力部50の再生状態判別装置51が、それぞれ入力ポート31に接続されており、各再生状態判別装置51からの再生中信号が、入力ポート31に入力される。
【0026】
図2に示すように、再生状態判別装置51は、ビデオデッキ52の出力側に接続される入力端子54を備えている。入力端子54からの信号は映像信号検出手段としての映像検出回路55および信号分離手段としての同期信号分離回路56に入力される。映像検出回路55の出力は判別信号出力手段としての判別回路57に入力され、同期信号分離回路56の出力は、識別手段としてのフィールド識別回路58に入力される構成である。また、フィールド識別回路58の出力も判別回路57に入力される構成である。判別回路57の出力は上述の再生中信号であり、この信号はセンターコントローラ20の入力ポート31に入力される。
【0027】
映像検出回路55は、ビデオデッキ52から映像信号が入力されていれば映像検出信号を出力し、映像信号がなければ映像検出信号を出力しない回路である。 同期信号分離回路56はビデオデッキ52からの映像信号から同期信号を分離して、これをフィールド識別回路58に出力する回路である。
【0028】
フィールド識別回路58は、同期信号のパターンが変化する毎に出力レベルをハイ/ロー反転する回路である。
周知のように、テレビ映像等の走査方式には、1フレーム分の走査線を、例えば奇数番目の走査線からなるフィールド(奇数フィールド)と偶数番目の走査線からなるフィールド(偶数フィールド)とに分けて走査するインタレース走査と、1フレーム分を1回で走査するノンインタレース走査とがある。
【0029】
インタレース走査では、奇数フィールドの走査線の間に偶数フィールドの走査線を割り込ませる必要があるため、奇数フィールドの同期信号と偶数フィールドの同期信号とでは垂直同期期間がずらされている。つまり、インタレース走査では、奇数フィールドの同期信号と偶数フィールドの同期信号とでは、パターンが異なっている。普通30フレーム/秒なので、インタレース走査では、60フィールド/秒となり、同期信号のパターンは1/60秒周期で変化することになる。従って、フィールド識別回路58の出力レベルが1/60秒周期で変化していれば、入力されている映像信号はインタレース走査であるといえる。
【0030】
一方、ノンインタレース走査の場合には、各フレーム毎で同期信号のパターンは変化しないから、フィールド識別回路58の出力レベルがハイ/ロー反転されることはない。従って、フィールド識別回路58の出力レベルが変化しなければ、入力されている映像信号はノンインタレース走査であるといえる。
【0031】
判別回路57は、映像検出回路55から映像検出信号が入力され、かつフィールド識別回路58の出力レベルが変化するときに限って、再生中信号を出力する構成である。
図1に戻ると、変調器53は、ビデオデッキ52から出力される映像信号を、各ビデオデッキ52毎に割り当てられているチャンネルの高周波に変調してヘッドアンプ60に転送するための装置である。
【0032】
ヘッドアンプ60は、センターコントローラ20の通信回路25から入力されるセンターチャンネルの高周波信号および各映像出力部50の変調器53から入力される高周波信号を周波数多重化して伝送路としての同軸ケーブル61に送出可能であり、センターチャンネルで、同軸ケーブル61から入力される高周波信号を通信回路25に転送することが可能である。
【0033】
部屋端末70は、例えばホテルの各部屋毎に1台ずつ設置されている。図1および図3に示すように、各部屋端末70には、映像を表示する映像表示手段としての機能と音声を出力する音声出力手段としての機能を兼備するモニタテレビ(モニタTV)71が接続されており、リクエスト入力手段としてのリモコン72が付属している。なお、図1においては、モニタテレビ71とリモコン72は1台の部屋端末70についてだけ図示し、他の部屋端末70については図示を省略している。
【0034】
図3に示すように、部屋端末70は、端末制御手段としてのCPU73、CPU73の動作プログラム等を格納しているROM74、CPU73のワークエリアとなるRAM75、対センター通信手段としての通信回路76、映像情報選択手段としてのチューナ77および入力インタフェース(入力I/F)78を備えている。
【0035】
通信回路76は、同軸ケーブル61を介してヘッドアンプ60(図3には示さない)と接続されている。通信回路76は、デジタル信号をセンターチャンネルの高周波信号に変調し、またセンターチャンネルの高周波信号をデジタル信号に復調する変復調手段であり、各部屋端末70のCPU73は、通信回路76〜同軸ケーブル61〜ヘッドアンプ60〜通信回路25の経路により、センターコントローラ20のCPU21と通信できる。
【0036】
チューナ77は、同軸ケーブル61によって送信されてくる周波数多重化信号から1つのチャンネルの高周波信号を選択してモニタテレビ71に送出するための装置であり、CPU73から指示されるチャンネルを選択する構成である。
入力インタフェース78は、リモコン72から入力されるリクエスト信号等の各種の信号を受信して、CPU73に転送するための装置である。リモコン72は、テンキー、確定キー、取消キー等(いずれも図示略)を備えており、利用者はこれらのキーを操作して所望の映像の提供を要求するリクエスト信号やその取消、途中打ち切り等の指示信号を、入力インタフェース78からCPU73に送信することができる。
【0037】
再生状態判別装置51で正確に判別できるビデオデッキは、再生映像信号としてはインタレース走査の映像信号を出力するが、再生中でない時にはノンインタレース走査のブルーバック信号を出力する形式か、再生中でない時には映像信号を出力しない形式のものである。
【0038】
そのようなビデオデッキ52がリクエストビデオシステム10に組み込まれているとして、リクエストビデオシステム10の動作について図4〜図7を参照して説明する。なお、リクエストビデオシステム10が起動されているときには、各ビデオデッキ52の電源がオンとされている。
【0039】
まず図5に従って、センターコントローラ20のCPU21が実行するメインルーチンについて説明する。図5に示すように、CPU21は、いずれかの部屋端末70にポーリングして、要求が有るか問い合わせる(S11)。CPU21は、ポーリング先の部屋端末70から要求があれば(S12:YES)、それが映像の提供を要求するリクエストであるか否かを判断し、肯定判断であれば(S13:YES)、次のS14に進む。
【0040】
ここで、部屋端末70におけるリクエスト操作について説明する。部屋端末70の利用者(例えばホテルの客)は、ビデオソフトのタイトル、内容の要約、リクエスト番号等が記載されているリスト(図示しない)を参照して、見たいビデオソフトを選択し、そのリクエスト番号をリモコン72のテンキーで入力する。この入力は部屋端末70の入力インタフェース78を介してCPU73に伝えられる。CPU73は、前述のセンターコントローラ20からのポーリングに応じて、このリクエスト番号をセンターコントローラ20に宛てて送出する。センターコントローラ20のCPU21は、このリクエスト番号を受信すると、図5に示されるS14の処理を行うことになる。
【0041】
このS14では、CPU21は、カレンダタイマ29からその時の時刻を読込み、その時刻をリクエスト番号とリンクさせてNVRAM24に記憶させる。
次にCPU21は、受け付けたリクエスト番号のビデオテープを再生させるビデオデッキ52を選定する(S15)。
【0042】
この選定は、次のようになされる。まずCPU21は、どのビデオデッキ52が再生中であるかを書き込んである再生中リストをRAM23から読出して、再生中ではないビデオデッキ52を選び出す。次に、NVRAM24に書き込んでおいた、各ビデオデッキ52毎の積算使用時間テーブルを読出し、再生中でないビデオデッキ52の中で積算使用時間が最も短いビデオデッキ52を選び出す。このビデオデッキ52が、今回受け付けたリクエスト番号のビデオテープを再生させるビデオデッキ52である。このように、積算使用時間が最も短いビデオデッキ52を選択して再生に使用させるので、各ビデオデッキ52の使用頻度を平均化でき、特定のビデオデッキ52だけが頻繁に使用されることによる不具合を防止できる。なお、ビデオデッキ52が再生中であるか否かの情報の取得、積算使用時間の算出等については後述する。
【0043】
図5の説明に戻ると、ビデオデッキ52の選定後に、CPU21は、S14で記憶したリクエスト番号とS15で選定したビデオデッキ52の番号(デッキ番号)を指示器32に送信して表示させると共に、リクエストしてきた部屋端末70に選定したビデオデッキ52に割り当てられているチャンネルを通知して(S16)、S17に進む。
【0044】
部屋端末70のCPU73は、通知されたチャンネルをチューナ77に指示して選択させる。そして、このチャンネルで映像信号が送信されてくれば、その映像信号に基づく映像がモニタテレビ71に表示される。
オペレータは、指示器32の表示を見て、表示されたリクエスト番号のビデオテープを取り出し、表示されたデッキ番号のビデオデッキ52にインサートして、再生を開始させることになる。
【0045】
ところで、S13でリクエストではないと判断した場合には(S13:NO)、CPU21は、その要求に応じた処理を実行して(S18)から、S17に進む。このような要求の例としてはビデオ再生の中断等が挙げられる。また、CPU21は、S12で部屋端末70からの要求がない場合も(S12:NO)、S17に進む。
【0046】
S18では、CPU21は、次の部屋端末70を選択する。そして、CPU21は、この部屋端末70にポーリング(S11)し、上述の処理を繰り返す。
次に、CPU21が実行する割込み1ルーチンおよび割込み2ルーチンの処理について説明する。なお、割込み1ルーチンと割込み2ルーチンは、タイマー割込みにより定期的に、交互に実行される。
【0047】
図6に示すように、割込み1ルーチンでは、CPU21は、まず直前のメインルーチンにおける処理で選択したデッキ番号のビデオデッキ52が再生を開始したかを判断する(S22)。この再生開始の判断は、このビデオデッキ52に接続されている再生状態判別装置51から再生中信号が入力されているか否かによって判断される。
【0048】
この再生中信号の出力について図4を参照して説明する。
図4に示すように、再生状態判別装置51では、映像検出回路55が映像信号を検出し(S51:YES)、かつフィールド識別回路58の出力レベルが1/60秒周期で変化している(S52:YES)ときには、判別回路57が再生中信号を出力する(S53)。一方、映像検出回路55が映像信号を検出しない(S51:NO)、またはフィールド識別回路58の出力レベルが周期変化しない(S52:NO)ときには、判別回路57は再生中信号を出力しない(S54)。
【0049】
前述したように、このリクエストビデオシステム10に組み込まれているビデオデッキ52は、再生時にはインタレース走査の映像信号を出力し、非再生時には、ノンインタレース走査のブルーバック信号を出力するか、映像信号自体を出力しない方式であるから、再生状態判別装置51は、ビデオデッキ52が実際にビデオテープを再生しているときに限って再生中信号を出力し、スタンバイ状態(映像信号としてノンインタレース走査のブルーバック信号を出力しているとき、または映像信号を出力していないとき)には、再生中信号を出力しない。したがって、それまで再生中信号を出力していなかった再生状態判別装置51から再生中信号が入力されたなら、そのビデオデッキ52が再生を開始したことになる。
【0050】
図6に戻ると、図4の説明から明らかなように、再生状態判別装置51からの再生中信号が入力した時刻を、そのビデオデッキ52の再生開始時刻とみなせる。そこで、S22で肯定判断であれば、CPU21は、その時の時刻をカレンダタイマ29から読み込んで、この時刻をリクエスト番号とリンクさせてNVRAM24に記憶させると共にデッキ番号ともリンクさせて記憶させる(S23)。
【0051】
一方、S22で否定判断であれば、CPU21は、S24に進んで拒否スイッチ33がオンされているかを判断する。この拒否スイッチ33は、例えば同じ内容のビデオテープを複数用意してあってもリクエストが集中してしまって足りない場合やビデオテープの破損等により、リクエスト番号のビデオテープを再生できないときに、オペレータがオン操作する。CPU21は、拒否スイッチ33がオンされていれば(S24:YES)、そのリクエスト番号を送信してきた部屋端末70に対して、リクエストが受け付けられない旨を通知すると共におわびメッセージの出力を指示する(S25)。
【0052】
この指示を受けた部屋端末70のCPU73は、モニタテレビ71にデータを送出して、例えば「申し訳ありませんが、ただいま混み合っていてリクエストが受け付けられません。後ほど再度リクエストするか他のビデオソフトをリクエストしてください。」といったメッセージを表示させる。
【0053】
以上が割込み1ルーチンの処理である。
次に割込み2ルーチンの処理について図7を参照して説明する。図7に示すように、CPU21は、割込み2ルーチンを開始すると、まず再生状態判別装置51からの再生中信号が直前の割込み処理まではあったが、今回は停止したビデオデッキ52があるか否かを判断する(S31)。肯定判断であれば、CPU21は、その時の時刻をカレンダタイマ29から読み込み、そのビデオデッキ52の再生開始時刻をNVRAM24から読出し、そのビデオデッキ52の今回の再生時間を算出する。さらに、この再生時間を、NVRAM24から読出した積算使用時間に加算して、新たな積算使用時間としてNVRAM24に記憶させると共に、終了時刻を、そのビデオデッキ52が再生していたビデオテープのリクエスト番号とリンクさせてNVRAM24に記憶させる(S32)。このS32の処理の後、または再生を停止したビデオデッキ52がなかった場合には(S31:NO)、メインルーチンの処理に戻る。
【0054】
こうしたCPU21の一連の処理によって、1件のリクエスト毎にリクエスト番号、リクエスト受付時刻、再生を割り当てたビデオデッキ52のデッキ番号、再生開始時刻、再生終了時刻が記録される。なお再生終了には、部屋端末70の利用者の要求で再生を中断した場合も含まれる。また、各ビデオデッキ52毎には、積算使用時間が記録される。
【0055】
従って、リクエスト毎の記録を集計すれば、同じリクエスト番号の出現回数からビデオソフトの人気度、リクエストの受付から再生開始までのタイムラグに基づいてオペレータの勤勉度を知ることができる等、稼働情報のさまざまな利用が可能である。また、各ビデオデッキ52毎の使用頻度の平均化が可能で、特定のビデオデッキ52ばかりが頻繁に使用されることによる不具合を防止できる。
【0056】
以上、具体例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような具体例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
例えば、具体例では再生状態判別装置51の判別回路57が再生中信号を出力するが、映像検出回路55およびフィールド識別回路58の出力をセンターコントローラ20のCPU21に入力して、CPU21が直接に、ビデオデッキ52の再生状態を判断する構成も可能である。このようにすれば、再生状態判別装置の構成を簡素化できる。また、再生中信号を出力する構成の映像再生装置を使用すれば、具体例のように再生状態判別装置を外付けする必要はなくなる。
【0057】
さらに、具体例では映像再生装置としてビデオデッキを採用しているが、ビデオデッキ以外の映像再生装置、例えばコンパクトディスクプレーヤ、レーザディスクプレーヤ、ビデオゲーム機等にも適用できる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の映像提供システムによれば、センタコントローラが各映像再生装置毎の積算使用時間を算出できるので、この積算使用時間の情報がなかったために発生していた様々な不具合を防ぐことができる。
映像再生装置が再生中であるか否かを知るために具体例のように再生状態判別装置を外付けするなら、例えばビデオデッキ等の映像再生装置の構造を複雑化させることはない。
【0059】
請求項2記載の映像提供システムによれば、積算使用時間が短い映像再生装置が優先して選定されるから、特定の映像再生装置ばかりが頻繁に使用されて装置の寿命を短くする等の不具合を防止できる。
請求項3記載の映像提供システムでは、装置番号表示手段は、選定手段によって選定された映像再生装置の装置番号を表示するので、特定の映像再生装置ばかりが頻繁に使用されて装置寿命を短くする等の不具合を防止できる。
【0060】
請求項4記載の映像提供システムによれば、例えばホテルの経営者や責任者はホテルまで出向かなくとも稼働情報を入手することができる。稼働情報に、例えばビデオソフトの使用頻度を含ませれば、ビデオソフトの人気度が分かるので、人気の高いビデオソフトを追加購入したり、人気のないビデオソフトを廃棄して新たなビデオソフトに代える等様々な利用が可能である。また、稼働情報に、リクエストの受付から再生開始までのタイムラグを含めれば、オペレータの勤勉度の目安とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例のリクエストビデオシステムの全体構成のブロック図である。
【図2】具体例のリクエストビデオシステムに含まれる再生状態判別装置のブロック図である。
【図3】具体例のリクエストビデオシステムに含まれる部屋端末のブロック図である。
【図4】具体例のリクエストビデオシステムにおける再生状態判別装置の動作のフローチャートである。
【図5】具体例のリクエストビデオシステムに含まれるセンターコントローラのCPUが実行するメインルーチンのフローチャートである。
【図6】具体例のリクエストビデオシステムに含まれるセンターコントローラのCPUが実行する割込み1ルーチンのフローチャートである。
【図7】具体例のリクエストビデオシステムに含まれるセンターコントローラのCPUが実行する割込み2ルーチンのフローチャートである。
【図8】従来のリクエストビデオシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10・・・リクエストビデオシステム(映像提供システム)、
20・・・センターコントローラ、
21・・・CPU(積算使用時間算出手段、選択手段)、
22・・・ROM、
23・・・RAM、
24・・・不揮発性RAM(稼働情報記憶手段)、
25・・・通信回路(対端末通信手段)、
26・・・電話用モデム(対外部システム通信手段)、
27・・・電話回線、
28・・・外部システム、
29・・・カレンダタイマ(タイマ)、
30・・・出力ポート、
31・・・入力ポート(再生中信号取得手段)、
32・・・指示器(指定番号表示手段、装置番号表示手段)、
33・・・拒否スイッチ、
50・・・映像出力部、
51・・・再生状態判別装置(再生中信号出力手段)、
52・・・ビデオデッキ(映像再生装置)、
53・・・変調器、
54・・・入力端子、
55・・・映像検出回路、
56・・・同期信号分離回路、
57・・・判別回路、
58・・・フィールド識別回路、
60・・・ヘッドアンプ(送出手段)、
61・・・同軸ケーブル、
70・・・部屋端末(端末装置)、
71・・・モニタテレビ(映像表示手段)、
72・・・リモコン(リクエスト入力手段)、
76・・・通信回路(対センター通信手段)、
77・・・チューナ(映像情報選択手段)、
78・・・入力インタフェース。
Claims (6)
- 記録担体に記録されている映像情報を再生して映像信号を出力する複数の映像再生装置と、
該複数の映像再生装置が出力する映像信号を送出する送出手段と、
前記複数種類の映像情報中の1種類を特定する映像番号を入力するリクエスト入力手段と、前記映像番号を送出する対センター通信手段と、前記送出手段によって送出されてくる複数の映像信号中から1種類を選択する映像情報選択手段と、該選択された映像信号に基づく映像を表示する映像表示手段とを備える複数の端末装置と、
前記端末装置から送出される前記映像番号を受信する対端末通信手段と、該受信された映像番号の前記映像情報を指定する指定番号を表示する指定番号表示手段とを備えるセンターコントローラと
からなる映像提供システムにおいて、
前記センターコントローラに、
前記各映像再生装置が映像の再生中または再生中ではないことを示す再生中信号を取得する再生中信号取得手段と、
前記再生中信号とタイマから取得する時刻情報とに基づいて前記各映像再生装置毎の積算使用時間を算出する積算使用時間算出手段と、
該算出された積算使用時間に基づいて前記映像再生装置を選定する選定手段と
を設けたことを特徴とする映像提供システム。 - 請求項1記載の映像提供システムにおいて、
前記選定手段は、前記積算使用時間が短い前記映像再生装置を優先して選定することを特徴とする映像提供システム。 - 請求項1または2記載の映像提供システムにおいて、
前記センターコントローラに、前記選定手段によって選定された映像再生装置の装置番号を表示する装置番号表示手段を設けたことを特徴とする映像提供システム。 - 請求項1ないし3のいずれか記載の映像提供システムにおいて、
前記センターコントローラに、前記再生中信号とタイマから取得する時刻情報とに基づいて構築される前記各映像再生装置毎の稼働情報を該映像提供システム外に送信する対外部システム通信手段を設けたことを特徴とする映像提供システム。 - 請求項1ないし4のいずれか記載の映像提供システムに用いられる端末装置。
- 請求項1ないし4のいずれか記載の映像提供システムに用いられるセンターコントローラ。
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