JP3595254B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に関するものであり、特に振動手段により遊技に変化を与えるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ遊技機は、遊技盤上に始動入賞口,可変表示装置,大入賞口等を配設し、始動入賞口に遊技球が入賞すると可変表示装置の図柄を変動させると共に、その停止時の表示によって特定遊技状態となり、大入賞口を開放して一気に多量の景品球を獲得するようにしたものが主流となっている。
【0003】
また、振動手段を操作ハンドル内に組み込んで、所定の遊技状態になったことを振動によって遊技者に知らせる報知手段としているものは知られている。(特開平7−148312号公報参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパチンコ遊技機は、盤面の釘調節により入賞口への入賞率が決定してしまい、その出球率のよいパチンコ遊技機も決まってしまい、遊技者にとっても公平でなく、ホールにとっても稼働率の低下の要因となっていた。
【0005】
また、振動手段を組み込んだ上記のパチンコ遊技機は、従来の視聴覚により遊技状態を報知するものに比べ確かに目新しいが、折角コストと手間暇を掛けた割に利用価値の低いものであった。
【0006】
そこで本発明は、振動手段を利用して遊技盤を振動させ遊技内容自体に変化をもたらすパチンコ遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、誘導レールにより遊技領域を形成した遊技盤の裏面に、パチンコ球が流下する球誘導樋等を設けた機構板を備えたパチンコ遊技機であって、前記遊技盤の裏面に該遊技盤を振動させる振動手段を設けると共に、前記振動手段を前記機構板と接触位置に設けたことを特徴としている。
【0008】
前記遊技盤の表面に導電性を有するプラスチック板を貼設したことを特徴としており、遊技盤の静電気を完全に逃がすことができる。
【0009】
遊技盤の前面に誘導レールにより遊技領域を形成し、該遊技領域に障害釘及び入賞口等を設けたパチンコ遊技機であって、前記遊技盤を穿設して該遊技盤を振動させる振動手段を設けると共に、前記振動手段を前記障害釘と接触させて設けるのが好ましい。
【0010】
また、前記遊技盤を遊技盤取付枠に対し隙間を設けて装着するのが好ましい。
【0011】
前記遊技盤を遊技盤取付枠に対し揺動基準点を設けて装着するのがよい。
【0012】
前記遊技盤を遊技盤取付枠に対し弾性手段を介して装着するのがよい。
【0013】
前記弾性手段に不正防止機能を備えるのが好ましい。
【0014】
前記振動手段は、取付部材を介して着脱自在に装着するのがよい。
【0015】
誘導レールにより遊技領域を形成した遊技盤の前面に金属製枠部を備えたガラス扉枠が開閉自在に設けられるパチンコ遊技機であって、遊技盤を振動させる振動手段を導電性部材により形成される取付部材を介して装着すると共に、前記取付部材は誘導レールと導通させると共に前記ガラス扉枠を閉じることによって前記金属製枠部と弾性的に接触する弾性片部を設けるのがよい。
【0016】
遊技盤の前面に誘導レールにより遊技領域を形成し、該遊技領域に障害釘及び入賞口等を設けたパチンコ遊技機であって、前記遊技盤を振動させる振動手段を設けると共に、前記振動手段による振動により音を発生する音発生手段を設けるのがよい。
【0017】
また、前記取付部材によってガラス扉枠の透明板の上動を阻止するようにするのがよい。
【0018】
また、遊技盤を合成樹脂により成形すると共に、盤面部品の取付ボスの周縁に切り溝を設け、盤面部品を揺動可能な状態に取付けるようにするのが好ましい。
【0019】
また、遊技盤を分割形成することにより、遊技盤を部分的に振動させるようにするのが好ましい。
【0020】
また、ガラス扉枠または機構板等の遊技盤以外に設けた振動手段の振動を遊技盤に伝達するようにしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。図1はガラス扉枠を開いて示すパチンコ遊技機の斜視図、図2はパチンコ遊技機の裏面図である。図において、パチンコ遊技機1は、縦長方形状に枠組みされる外枠2の前面に前面枠3が上下のヒンジ金具4,4により開閉自在に装着されている。前面枠3の裏面には遊技盤取付枠5が一体に設けられ、該遊技盤取付枠5に遊技盤6が着脱自在に装着されている。また、前面枠3の前面上方部分には遊技盤6が臨むガラス扉枠7が軸受片8,8によって開閉自在に軸着されており、その下方部分に上部球受皿9が開閉可能に設けられている。また、上部球受皿9の下方には下部球受皿11が設けられ、その側方に打球発射用の操作ハンドル12が配設されている。13は、前面枠3およびガラス扉枠7の施錠機構のシリンダー錠である。
【0022】
前記ガラス扉枠7は、前面枠3の上半部分を全幅にわたって覆う大きさに形成され、その中央部に遊技盤6の遊技領域6aが視認可能な方形状の開口が形成される金属製枠部7aと、該金属製枠部7aの表面側に装着される合成樹脂製の飾り枠7bとから構成されている。前記金属製枠部7aの裏面には、上辺部を除く左右側辺部及び下側辺部を囲うようにコ字形に形成された溝枠部材7cが一体的に設けられており、該溝枠部材7cに遊技盤6を透視し得る内、外2枚のガラス板等の透明板15,15が上方より挿入嵌合されて保持されている。
【0023】
前記遊技盤6の表面には、図3に示すように誘導レール16で囲まれる遊技領域6a内に液晶の表示部17aを有する可変表示装置17や大入賞口18、チューリップ式の始動入賞口19および一般入賞口10等の各種役物が配設され、さらに風車20や障害釘21等が設けられている。前記大入賞口18は、基板の開口22を開閉する扉板23をソレノイド等により開閉する公知的な入賞装置である。
【0024】
また、遊技盤6の裏面に入賞球集合カバー24が取着され、該入賞球集合カバー24を覆うように機構板25が装着される。機構板25は、ほぼ中央に前記可変表示装置17の後部を臨ませるための窓部26が開設されて合成樹脂によりほぼ方形状に成形されている。この機構板25の上方には補給経路から補給されるパチンコ球を貯留する球タンク27が取付けられる。また、球タンク27の下方にはパチンコ球を整列して導き出す球誘導樋28が設けられており、該球誘導樋28はパチンコ球が自然流下するように傾斜して取付けられる。そして、該球誘導樋28の下流端は、屈曲誘導樋29を介して球払出装置30に接続されており、さらに球払出装置30の下方には、払出されたパチンコ球を前面枠3の前面の上部球受皿9へ導くための排出樋31および余剰球を下部球受皿11に導く余剰球排出樋32が形成される。また、窓部26の下方には入賞球集合部33に集められた入賞球を1個ずつ排出処理する入賞球排出処理装置34が設けられている。
【0025】
前記球タンク27は、図6および図7に示すように上面が開口する平面略長方形の箱形に形成され、機構板25に接する後面壁35と、該後面壁35に対向する前面壁36と、左側壁37と右側壁38および底壁39とからなる。該底壁39は、ほぼ平坦面であり、左側壁37に向かって緩やかに下傾している。そして、底壁39の下流端部であり、かつ前後巾のほぼ中央に球誘導樋28の上流端部分に対応する長方形状の球導出口40が開設される。
【0026】
前記球誘導樋28は、底壁51の中央に下流に向うにしたがって高くなるように形成された仕切壁52によって球通路53a,53bを形成し、パチンコ球が二列になって流下するようになっている。
【0027】
上記球タンク27は、機構板25に後面壁35を当接させてビス止め等の適宜手段によって固着され、補給経路から補給されるパチンコ球が貯留される。そして、該球タンク27に貯留されるパチンコ球は、底壁39の傾斜によって球導出口40から球誘導樋28に流出する。
【0028】
しかして、本発明は、図4ないし図8に示すように前記遊技盤6に振動手段41を設けている。該振動手段41は、遊技盤6に着脱自在に取付ける取付部材42と、該取付部材42に装着される振動モータ43とにより構成される。振動モータ43は、モータ軸44に偏心ウェイト45を固着することによりモータ43自体が振動するようになっている。取付部材42は、ほぼ遊技盤6の厚さに合致するコ字型に形成された取付片46とL字型の受け枠47を有し、前記振動モータ43を受け枠47の上方から嵌め込んで保持し、取付片46を遊技盤6の上端に掛けるだけで取付部材42を介して振動モータ43の振動を遊技盤6に与えるようにしている。また、遊技盤6は図8に示すように遊技盤取付枠5に対して弾性手段としてのウレタンゴム48を介して装着され、遊技盤6が振動しやすいようにしている。なお、図上ウレタンゴム48を遊技盤6の上下左右に設けるようにしたが前後方向に設けるようにしてもよい。また、弾性手段を設けることなく上部または左右に振動可能な僅かな隙間Sを設けるようにしてもよい。
【0029】
次に、このように構成されるパチンコ遊技機の動作の一例を説明する。まず遊技者が操作ハンドル12を操作して遊技領域6aにパチンコ球を打ち込み、始動入賞口19にパチンコ球が入賞すると可変表示装置17の表示部17aの表示が変動し、「7・7・7」等の特定の表示により特別遊技状態になるパチンコ遊技機において、操作ハンドル12の操作時に可変表示装置17の表示部17aに例えば「天使」や「悪魔」が出現すると、その画像と連動して振動手段41の振動モータ43が振動し、この振動が遊技盤6を振動させることによって球飛びが変化し始動入賞口19へ入賞しやすくなったり、入賞し難くなったりして遊技に変化をもたせることができる。また、特別遊技状態時に振動手段41を振動させ、大入賞口18の扉板23の開放時に入賞しやすくしてもよい。また、振動モータ43の回転数を変えることにより振動に強弱を付け、球飛びに変化を持たせることも可能である。また、上記したように遊技者に振動を予告することなく、ランダムに振動させることにより遊技者を驚かせ興趣を持たせるようにしてもよい。このとき、表示部17aに「振動中」と表示するようにしたり、揺動自在に設けたキャラクターにより振動状態を表示したりして、振動状態を報知する振動報知手段を設けるようにしてもよい。また、振動報知手段は振動手段41の近傍にベル等の音発生手段を設け、振動によりベルを鳴らしたりするようにしてもよい。
【0030】
またこのとき、図7に示すように、振動手段41と機構板25を接触状態とすることで、球タンク27および球誘導樋28に振動が伝わり、球導出口40や仕切壁52で球詰りしそうになっても、該振動によってバランスを崩し確実に球払出装置30にパチンコ球を供給することができる。
【0031】
このように、遊技盤6に振動手段41を設けることで遊技に変化が生じ、遊技者に興趣を持たせることができ、さらに熟練した技術を必要とする釘調整にかわって振動手段41によって入賞率を変化させることができる。また、振動手段41を着脱自在に装着することで、主に振動させたい場所を変更でき、当然のことながら遊技盤6の交換時にそのまま使用することができ、コストを削減することができる。
【0032】
また、図9(イ)(ロ)に示すように遊技盤6の下面を切削して前後または左右方向に緩やかな円弧面にしたり、緩やかなV字状にしたりして揺動の基準点Aを設けることでより揺動可能な不安定状態となり、振動を起しやすくなる。また、遊技盤取付枠5の遊技盤6受部を緩やかな円弧面や緩やかなV字状にしても同様の効果が得られる。なお、遊技盤6を位置決めする突起等を基準点Aとして揺動自在に装着するようにしてもよい。
【0033】
また、図10は弾性手段の他の実施の形態を示し、遊技盤6の周縁に弾性手段としての板バネ49を設け、さらに該板バネ49の端部を屈曲させて不正防止片50を一体に設けており、遊技盤6自体が振動しやすいようにすると同時に、図10二点鎖線に示すように機外からピアノ線等の不正具Hにより大入賞口18の扉板23を不正に開放してパチンコ球を払出す不正行為を阻止することができる。なお、弾性手段は上記実施の形態のウレタンゴム48および板バネ49に限定されることなく、スプリングおよび弾性片等であってもよく、遊技盤取付枠5側に設けるようにしてもよい。なお、図上一点鎖線で示したように、遊技盤6を後面側から装着するようにしたが、前面側から装着するようにしてもよい。また、本実施の形態で遊技盤取付枠5を前面枠3の裏面に一体に設けるようにしたが、遊技盤取付枠5を別体に形成し、遊技盤取付枠5と前面枠3の間に弾性手段を設けるようにしてもよい。
【0034】
また図11は、遊技盤取付枠5を機構板25側に設け、遊技盤6を前面側から装着するようにして、機構板25と遊技盤取付枠5との間に弾性手段としての板バネ49を介在させるようにした実施の形態を示し、遊技盤を揺動可能(図上前後方向に揺動可能)な状態で取着している。このとき機構板25は、固定具60により前面枠3に固着している。なお、固定具はビスまたはロックレバーであってもよい。また、前記板バネ49の一端を延設して機構板25の配線収納部61に収納された配線Hを抜け止めする蓋片62が設けられている。該蓋片62は弾性を有しているので配線Hの処理を簡単に行うことができ、わざわざ蓋部材を取着する必要がない。また、図12に示すように前面枠3とガラス扉枠7の隙間からの不正具の侵入を防止する不正防止片50を一体に延設するようにしてもよい。
【0035】
また、取付部材42を金属等の導電性部材により形成し、図13に示すように取付部材42の取付片46を延設屈曲54し、該屈曲部54を誘導レール16に接触させると共に、先端部55を前記ガラス扉枠7の閉鎖時に金属製枠部7aと接触するようにしてもよい。このように、遊技盤6とガラス扉枠7とを導通させることにより、遊技盤6に発生した静電気がガラス扉枠7に逃がされその電位差が解消されることから静電気が原因で起こる誤作動等の種々の障害が解消される。なお、取付部材42はアルミニウムおよびマグネシウム合金をダイカスト鋳造または射出成形(チクソーモールディング法)によって成形してもよい。
【0036】
また、前記ヒンジ金具4,4または軸受片8,8とガラス扉枠7とをさらに導通させ、該ヒンジ金具4,4または軸受片8,8にアース線を接続させることで、さらに万全の静電気対策となり得る。また、遊技盤6の表面全体に貼られているプラスチック板(いわゆるセル板)を導電性のものとすれば、誘導レール16と他の実装部品とが電気的に導通し、遊技盤6の静電気をより完全に逃がし得る。
【0037】
また、取付部材42の先端部55は、図13鎖線および実線に示すようにガラス扉枠7を閉じることによって、該ガラス扉枠7の金属製枠部7aに弾性的に接触する弾性片部として確実に接触させるようにするのが好ましい。また、取付部材42を弾性的に接触させることにより、ガラス扉枠7の解錠時に該弾発力を利用してガラス扉枠7を自然開放することができる。また、図10ないし図12に示した板バネ49を利用して直接ガラス扉枠7の金属製枠部7aと導通させたり、アース線により導電させるようにしてもよい。
【0038】
また、図14に示すように、取付部材42の端部に屈曲片56を形成し、ガラス扉枠7を閉鎖した際に、該屈曲片56がちょうど内外2枚の透明板15,15の上方に位置し、透明板15,15の上端面を塞ぐため、パチンコ遊技機1の前面側から透明板15,15を上動することができなくなり、透明板15,15を上方へ持ち上げて行う不正行為を防止する上動防止手段としての役割を果すことができる。
【0039】
なお、本実施の形態では振動手段41を遊技盤6の上部に設けるようにしたが設ける場所に限定されることなく、中央または下部に設けるようにしてもよい。例えば振動手段41を下部に設けるようにして、特別遊技状態時に該振動手段41を振動させ、入賞球集合カバー24に振動を伝達し、入賞球集合カバー24内での入賞球の球詰りを解消したり、一気に多量の入賞球が集合する入賞球集合部33に振動を伝達し入賞球集合部33での入賞球の球詰りを解消するようにしてもよい。また、振動手段41を着脱自在として説明したが、遊技盤6にビス着等により直接固定的に設けるようにしたり、遊技盤6に取付部を穿設して設けるようにしてもよく、取付部を穿設することにより振動手段41の場所を取らず、しかも遊技盤面に近くなるためより障害釘21により振動を与えることができる。また、振動手段41を障害釘21と接触させて直接的に振動を与えるようにしてもよい。なお、振動手段41は、いわゆる天釘および入賞口上部に設けられる命釘と称される主要釘近傍に設けるのが効果的である。
【0040】
また、振動手段41を遊技盤6に設けられる可変表示装置17等の盤面部品に設け、該盤面部品を振動させることにより遊技盤を振動させるようにしてもよい。このとき振動させたくない盤面部品は、吸振ゴムを介して振動しないように設けるようにすればよい。また、遊技盤6を合成樹脂により成形するようにしてもよく、合成樹脂により成形することで、振動手段41の受枠47を一体に成形することができ、さらに上下左右等に分割成形も可能となり、振動させたい部分だけ振動させたり、振動の伝わりに変化を与えることができる。また、図15および図14に示すように遊技盤6に形成した可変表示装置17等の盤面部品の取付ボス57の周縁に切り溝58を設けて、図16に示すように盤面部品を揺動可能な不安定状態で取付けることができ、一つの振動手段で振動の強弱や振動の伝達時間等の振動の伝わり具合を変化させることができる。また、弾性片59により盤面部品を支えながら揺動可能な状態で取付けるようにしてもよい。
【0041】
また、振動手段41を遊技盤6の表側に設けてもよく、例えば直接誘導レール16に振動を与えて球飛びに変化を与えるようにしてもよい。このとき振動手段41は、遊技領域6a外に設けられるコーナーレンズ等に設けるのが好ましい。このときコーナーレンズに振動を表示するキャクターを設けるようにしてもよい。また、振動手段41は遊技盤6に設けることなく、ガラス扉枠7および機構板25、入賞球集合カバー24等に設けて、取付部材等の伝達手段を介して遊技盤6に振動を伝達するようにしてもよい。これにより、不正防止用の振動手段または球詰り防止用の振動手段を遊技盤6の振動手段として利用することができ、本来の目的のほかに遊技内容を変化させることができ、複合的な効果をもたせることができる。なお、当然のことながら球タンク27および球誘導樋28に設けた振動手段の振動を伝達するようにしてもよい。
【0042】
また、上述した振動手段41をリーチ状態等の遊技内容の報知手段として利用してもよいのはいうまでもない。また、振動手段41を振動モータ43として例示したが、振動手段41に特定されることなく、例えばソレノイドを使用して直接的に振動を発生させるほかに、モータおよびソレノイド等の駆動源の周囲に当接部材を設け、該駆動源の回転往復運動により当接部材に当接して振動を発生させるようにしてもよい。また、超音波発生装置により細かな振動を発生するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、振動手段によって遊技盤を振動させるようにしたので、球飛びを不規則に変化させたり入賞口の入賞率を変化させたりすることができ、遊技者に興趣をもたせることができる。しかも振動手段を機構板と接触させることで、球払出装置への供給球経路でバランスがとれてパチンコ球が球詰りを起すような事態を解消してパチンコ球を確実に供給することができる。
【0044】
また、振動手段の取付部材を導電性部材により形成すると共に、該取付部材を介して遊技盤およびガラス扉枠を導通させることで、静電気を確実に逃がして、静電気を原因とする種々の障害の発生を容易に防止することができる。
【0045】
さらに、振動手段の取付部材をガラス扉枠のガラス板の上動防止部材とすることで、ガラス板を上方へ持ち上げて行う不正行為を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス扉枠を開放して示すパチンコ遊技機の斜視図である。
【図2】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】遊技盤の正面図である。
【図4】振動手段の斜視図である。
【図5】図4の分解斜視図である。
【図6】球タンク部分の正断面図である。
【図7】パチンコ遊技機の要部側断面図である。
【図8】パチンコ遊技機の平断面図である。
【図9】(イ),(ロ)は遊技盤に揺動基準点を設けた実施の形態の要部正面図である。
【図10】弾性部材の他の実施の形態の要部断面図である。
【図11】他の実施の形態の要部側断面図である。
【図12】他の実施の形態の要部側断面図である。
【図13】導電手段を備えた他の実施の形態の要部側断面図である。
【図14】透明板の上動防止手段を供えた他の実施の形態の要部側断面図である。
【図15】遊技盤を合成樹脂にした実施の形態の要部斜視図である。
【図16】図15の側断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
5 遊技盤取付枠
6 遊技盤
6a 遊技領域
7 ガラス扉枠
7a 金属製枠部
10 一般入賞口
15,15 透明板
16 誘導レール
18 大入賞口
19 始動入賞口
21 障害釘
25 機構板
41 振動手段
42 取付部材(振動手段)
43 振動モータ(振動手段)
48 ウレタンゴム(弾性手段)
49 板バネ(弾性手段)
50 不正防止片(不正防止機能)
55 先端部
56 屈曲片(上動防止手段)
A 揺動基準点
S 隙間

Claims (1)

  1. 誘導レールにより遊技領域を形成した遊技盤の裏面に、パチンコ球が流下する球誘導樋等を設けた機構板を備えたパチンコ遊技機であって、前記遊技盤の裏面に該遊技盤を振動させる振動手段を設けると共に、前記振動手段を前記機構板と接触位置に設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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