JP3593304B2 - オーディオ放送受信装置及びその音量補正方法 - Google Patents

オーディオ放送受信装置及びその音量補正方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDAB(Digital Audio Broadcasting)の如きディジタルオーディオ放送、及び、RDS(Radio Data System)データを含むFM放送を受信可能なオーディオ放送受信装置及びその音量補正方法に係り、特に、ディジタルオーディオ放送からFM放送へ切り替えて同一番組を受信する時の音量変化を抑圧したオーディオ放送受信装置及びその音量補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルオーディオ放送では、オーディオ情報信号や画像情報信号、文字情報信号などが所定のフォーマットで圧縮され、複数のサービスに対応できるように複数チャンネルの情報信号がデータ信号として多重化されて送信される。ディジタルオーディオを含む前記所定フォーマットのデータ信号を送受信するシステムとして、例えば欧州規格(Eureka 147)に準拠したDABシステムが実用化されている。
【0003】
そして、ディジタルオーディオ放送とFM放送とが、互いにリンキング情報を送信して同一の番組を放送するサイマルキャストシステムの一つとして、同一のラジオ番組がディジタルオーディオ放送としてのDAB及びRDSデータを含むFM放送の両放送形式で同時放送される場合がある。
DABシステムは特に移動体放送システムとして優れた特徴を有するが、DAB電波のカバー領域は、FM放送のそれよりも小さいのが通常である。
【0004】
このため、特に自動車に搭載されたDABとFM放送の共用オーディオ放送受信装置では、自動車の移動に伴い放送電波の電界強度等の受信状態が変化することを考慮してサイマルキャストを受信可能としている場合には、DABを優先的に受信し、DABの受信状態が悪化すると、DABからFM放送への切替が行われて、同一ラジオ番組のFM放送が出力されるようにされている。
サイマルキャストが行われているか否かは、DABの放送信号でも、FMの放送信号でもリンキング情報として提供される。また、DABとFM放送の夫々における受信状態は、夫々の放送波の電界強度や、DABにおける符号誤り率や、夫々におけるノイズレベルなどによって判断され、DABの受信状態が悪化したときには、RDSの受信状態を確認し、いずれか受信状態が良い方に切り替えることも出来る。
【0005】
前記DABシステムでは、1つのアンサンブルが複数のサービスで構成され、該各サービスは複数のコンポーネントで構成される。その詳細については前記DABの規格書に記載されているので説明を省略する。
図6はDABシステムにおける伝送フレームの構成を示す図である。送信されてくるDAB信号は直交周波数分割多重変調方式即ちOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)で変調されたOFDM信号として送信され、図6に示す伝送フレーム(Transmission frame)は、前記OFDM信号を復調した復調OFDM信号から得られる。
図6に示すように、復調OFDM信号における伝送フレームは、同期チャネル(Synchronization Channel)、FIC(Fast Information Channel:高速情報チャネル)、MSC(Main Service Channel:メインサービスチャネル)のブロックで構成される。前記FICは受信装置が番組を選局するのに必要な情報や番組に対する補助情報などを伝送し、前記MSCはディジタルオーディオやデータのサブチャンネル(Sub Channel)を伝送する。
【0006】
1フレーム分の前記FICは3つのFIB(Fast Information Block)と呼ばれるデータブロックからなり、MSCは伝送モードにより異なるが1乃至4のCIF(Common Interleaved Frame)と呼ばれるデータブロックにより構成され、CIF単位でタイムインターリーブがかけられている。前記CIFには複数のサブチャンネルが多重化されており、1つのサブチャンネルは一つの番組に相当する。従って、ユーザは一つの番組を受信しようとするときには、前記CIFから特定のサブチャンネルを選択して選局する。
DABシステムでは、あるアンサンブルが受信されれば、そのアンサンブルに含まれる複数のサービス、コンポーネントに関する情報を得ることができ、受信周波数を変更することなく異なるサービス、コンポーネントへ瞬時に切り換えることが可能とされている。
【0007】
前記伝送フレームの先頭には同期チャネルブロックが設けられている。この同期チャネルブロックには、その先頭に粗同期用のNULLシンボルが配置され、続いてOFDM復調(例えば差分QPSK復調)のための基準位相を担う位相参照シンボル(以下、PRSとも記す)が配置されている。
操作者がサーチ操作を行う場合には、前記NULLシンボルが検出されたときにサーチが終了したと見なされる。前記PRSの後ろには複数のFIBが配置される。前記各FIBは複数のFIGで構成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
サイマルキャストで行われている放送をDAB受信装置で受信しているときに、受信状態が悪化すると、FM受信装置でFM放送を受信するように自動的に切り替えられる。しかし、FM放送の変調度は放送局ごとに異なっている場合があるために、受信する放送がDABから同一番組のFM放送へ切り替えられたときに、音量が変化することがある。前記音量の変化を補正する方法として、DABの受信信号からDAB放送局がある国名を特定し、該国名に応じてFM放送の音響出力レベルを補正する方法が提案されている。
【0009】
図7は従来例オーディオ放送受信装置における受信放送切り換え手順の一例を示すフローチャート図である。図7に示すようように、ステップS71でDAB放送の受信が行われ、ステップS73では、FM放送の出力音響レベルを補正するソフトが本オーディオ放送受信装置にあるか?、と問われ、Yesの場合はステップS75へ進み、Noの場合はステップS89へ進む。ステップS75では、DAB放送の放送国(送信国)が受信信号から検出できたか?、と問われ、Yesの場合はステップS77へ進み、Noの場合はステップS83へ進む。
【0010】
ステップS77では、DAB放送の受信状態が悪化したか?、と問われ、Yesの場合はステップS79へ進み、Noの場合はステップS77へ戻る。ステップS79では、RDSリンク情報があるか?、と問われ、同一内容のFM放送がある場合はYesでステップS81へ進み、Noの場合はステップS93へ進む。ステップS81では、DABの受信信号から検出した放送国識別子に応じて、オーディオ増幅器の増幅度を補正し、同一番組のFM放送を受信する。そして本フローを終了する。このケースを(A)のケースとする。
【0011】
前記ステップS75における送信国の検出は次のように行われる。即ち、DAB伝送フレームの高速情報チャンネル(FIC:Fast Information Channel)で伝送される高速情報グループ(FIG:Fast Information Group)のデータで、その放送局の国識別子(Country Id)が提供されており、その放送の国名が分かる。具体的にはFIGのうちのtype0、extention2(以下、FIG0/2のようにも記す。)のデータが使用される。また、前記ステップS79におけるサイマルキャストリンク情報の有無は、FIG0/21とFIG0/27とFIG0/28で提供されるデータから判断される。
【0012】
ステップS83では、DAB放送の受信状態が悪化したか?、と問われ、Yesの場合はステップS85へ進み、Noの場合はステップS75へ戻る。ステップS85では、RDSリンク情報があるか?、と問われ、同一内容のFM放送がある場合はYesでステップS87へ進み、Noの場合はステップS93へ進む。ステップS87では同一番組のFM放送を受信し本フローを終了する。このケースを(B)のケースとする。
【0013】
ステップS89では、DAB放送の受信状態が悪化したか?、と問われ、Yesの場合はステップS91へ進み、Noの場合はステップS89へ戻る。ステップS91では、RDSリンク情報があるか?、と問われ、同一内容のFM放送がある場合はYesでステップS87へ進み、Noの場合はステップS93へ進む。ステップS93では、受信不可能、と表示手段で表示し、DAB受信待機状態として音響出力を停止し、本フローを終了する。このケースを(C)のケースとする。
【0014】
前記ステップS81、ステップS87、ステップS93の後で、DAB受信状況が改善したかを適当な時間間隔で調べ、改善されていればDABの受信に切り替えるが、このステップは図示が省略されている。
前記した(B)のケースでは、FM放送受信時に送信国ごとにオーディオ増幅器の増幅度が補正されることはないが、前記した(A)のケースでは、FM放送受信時に送信国ごとに増幅器の増幅度を補正して音響が出力されるから、DABとFM放送とで出力音響のレベル差がなくなるとされている。
【0015】
しかしながら、前記国識別子(Country Id)は、隣接する国では異なる識別子が割り当てられるものの、遠く離れた2つの国に対して同一の国識別子が割り当てられることがあり、この場合には受信信号から国識別子を正常に受信できたとしても、その国識別子に基づいて、FM放送受信時の音響レベルの補正を正しく行うことが不可能となる。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、同一番組をディジタルオーディオ放送からFM放送へ切り替えて受信する時の音量変化を抑圧したオーディオ放送受信装置及びその音量補正方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために次のような構成でなされたものである。
第1の発明は、デジタルオーディオ放送用の受信部とFM放送用の受信部とオーディオ信号の増幅度を補正する増幅度補正手段とを備えたオーディオ放送受信装置において、デジタルオーディオ放送の各送信機に係る識別子と、該識別子と対応する補正係数とからなる対応データを予めメモリに格納しておき、且つ受信中のデジタルオーディオ放送の送信機に係る第1の識別子をメモリに格納して、受信する放送がデジタルオーディオ放送から該ディジタルオーディオ放送と同一内容を放送しているFM放送に切り替えられた時に、前記増幅度補正手段は、前記第1の識別子に対応する補正係数を前記対応データより検出し該補正係数に応じてFMオーディオ信号の増幅度を補正して、デジタルオーディオ放送とFM放送との音響出力のレベル差を小さくしたオーディオ放送受信装置である。
【0017】
本発明によれば、前記対応データを予め作成する際に、或るDAB送信機識別子に対応付けされる増幅度の補正量は、そのDAB送信機識別子を有するDAB送信機がある場所又は領域で放送されるFM放送の変調度に応じて与えられ、変調度が小さい場合には増幅器の増幅度を大きくするように補正量が与えられる。そしてDABの受信状態が悪化したときなどに、受信放送を切り替えるべく前記対応データが参照される際には、受信したFM放送の送信所が、受信したDAB放送の送信所と略同一の地域にあるものとして、受信したDABの送信機Idを基にして、そのDAB送信機識別子がある場所或いは領域で送信されるFM放送局の変調度に応じた補正量が前記対応データから読み出され、この読み出された補正量に応じて増幅器の増幅度が補正される。従って、DABから同一番組のFM放送へ切り替えられたときにも、出力される音響レベルの差は小さなものとなる。
【0018】
第2の発明は、デジタルオーディオ放送用の受信部とFM放送用の受信部とオーディオ信号の増幅度を補正する増幅度補正手段とを備えたオーディオ放送受信装置において、デジタルオーディオ放送の各送信機に係る位置情報と、該位置情報と対応する補正係数とからなる対応データを予めメモリに格納しておき、且つ受信中のデジタルオーディオ放送の送信機に係る第1の位置情報をメモリに格納して、受信する放送がデジタルオーディオ放送から該ディジタルオーディオ放送と同一内容を放送しているFM放送に切り替えられた時に、前記増幅度補正手段は、前記第1の位置情報に対応する補正係数を前記対応データより検出し該補正係数に応じてFMオーディオ信号の増幅度を補正して、デジタルオーディオ放送とFM放送との音響出力のレベル差を小さくしたオーディオ放送受信装置である。
【0019】
本発明によれば、前記対応データを予め作成する際に、対応データは、例えば或る受信場所の緯度、経度と増幅度の補正量とからなる対応データとして構成される。そしてその補正量は、その緯度、経度が含まれる領域にあるFM放送の変調度に応じて与えられ、変調度が小さい場合には増幅器の増幅度を大きくするように補正量が与えられる。
そしてDABの受信状態が悪化したときなどに、受信放送を切り替えるべく前記対応データが参照される際には、受信するFM放送の送信所が、受信したDAB放送の送信所と略同一の地域にあるものと推定して、FM放送を受信する際の補正量が前記第1の位置情報に応じて前記対応データから読み出され、該読み出された補正係数に応じて増幅器の増幅度が補正されるから、DABからFM放送へ切り替えられたときにも、出力される音響レベルの差は小さなものとなる。
【0020】
第3の発明は、第2の発明において、デジタルオーディオ放送で送信される送信機識別信号(TII信号)から受信中のデジタルオーディオ放送の送信機識別子を得、デジタルオーディオ放送で送信される、各送信機識別子と該送信機識別子を有する送信機の場所又は地域とを示す送信場所情報から前記第1の位置情報を得るようにしたオーディオ放送受信装置である。
【0021】
本発明によれば、予めメモリに記憶させる対応データとして、地域識別子又は地域名などの位置情報と補正係数(補正量)とからなる対応データが用いられる。前記地域名(地域識別子)はFM放送の送信機がある地域、或いはFM放送を受信する地域であり、その地域のFM放送の変調度を予め調べて、その変調度に応じた補正係数又は補正量が地域ごとにメモリに格納される。FM放送の変調度が小さい場合には増幅器の増幅度を大きくするように補正係数又は補正量が与えられる。前記FM放送が行われている地域、或いはFM放送の受信位置は、同じ位置で受信可能なDAB放送の送信機の位置情報から推定することになる。
【0022】
第4の発明は、デジタルオーディオ放送用の受信部とFM放送用の受信部とを備えたオーディオ放送受信装置の音量補正方法において、デジタルオーディオ放送の各送信機に係る識別子と、該識別子と対応する補正係数とからなる対応データを予めメモリに格納しておき、且つ受信中のデジタルオーディオ放送の送信機に係る第1の識別子をメモリに格納して、受信する放送がデジタルオーディオ放送から該ディジタルオーディオ放送と同一内容を放送しているFM放送に切り替えられた時に、前記第1の識別子に対応する補正係数を前記対応データより検出し該補正係数に応じてFMオーディオ信号の増幅度を補正して、デジタルオーディオ放送とFM放送との音響出力のレベル差を小さくしたオーディオ放送受信装置の音量補正方法である。
【0023】
第5の発明は、デジタルオーディオ放送用の受信部とFM放送用の受信部とを備えたオーディオ放送受信装置の音量補正方法において、デジタルオーディオ放送の各送信機に係る位置情報と、該位置情報と対応する補正係数とからなる対応データを予めメモリに格納しておき、且つ受信中のデジタルオーディオ放送の送信機に係る第1の位置情報をメモリに格納して、受信する放送がデジタルオーディオ放送から該ディジタルオーディオ放送と同一内容を放送しているFM放送に切り替えられた時に、前記第1の位置情報に対応する補正係数を前記対応データより検出し該補正係数に応じてFMオーディオ信号の増幅度を補正して、デジタルオーディオ放送とFM放送との音響出力のレベル差を小さくしたオーディオ放送受信装置の音量補正方法である。
【0024】
第6の発明は、第5の発明において、デジタルオーディオ放送で送信される送信機識別信号(TII信号)から受信中のデジタルオーディオ放送の送信機識別子を得、デジタルオーディオ放送で送信される、各送信機識別子と該送信機識別子を有する送信機の場所又は地域とを示す送信場所情報から前記第1の位置情報を得るようにしたオーディオ放送受信装置の音量補正方法である。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明によるオーディオ放送受信装置及びその音量補正方法は、デジタルオーディオ放送受信部と、RDS復号部を有するFM放送受信部と、オーディオ信号の増幅度を補正する増幅度補正手段とを備えたオーディオ放送受信装置において、デジタルオーディオ放送の各送信機に係る識別子と、増幅器の増幅度を補正するための補正係数とからなる対応データを予めメモリに格納しておき、且つ受信中のデジタルオーディオ放送の送信機に係る識別子を第1の識別子としてメモリに格納して、サイマルキャストを行っているデジタルオーディオ放送からFM放送に切り替えられた時に、前記増幅度補正手段は、前記第1の識別子に対応する補正係数を前記対応データより検出し該補正係数に応じてFMオーディオ信号の増幅度を補正して、デジタルオーディオ放送とFM放送との音響出力のレベル差を小さくするものである。本発明では、前記対応データにおける補正係数は、補正量を算出するための補正係数であっても、或いは補正量そのものであっても良く、実質的に同一である。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は本発明オーディオ放送受信装置の一例を示すブロック図である。ここではディジタルオーディオ放送はDABを例にして説明する。このDABシステムでは、変調方式としてOFDM(直交周波数分割多重方式:Orthogonal Frequency Division Multiplex)が採用されているものとして説明する。図2において、オーディオ放送受信装置10はFM放送受信部とディジタルオーディオ放送受信部と、受信したディジタルオーディオ放送又はFM放送のいずれか一方を選択して出力するスイッチ31とで構成され、スイッチ31の出力は図示しないオーディオ増幅器で増幅され、その音響が図示しないスピーカから出力される。オーディオ放送受信装置10全体の制御はマイクロプロセッサ(MPU)33により行われる。
【0027】
ディジタルオーディオ放送とFM放送で同一の番組を同時に放送する、所謂サイマルキャスト放送が行われている場合に、ディジタルオーディオ放送の受信状態が悪化したときに、FM放送が良好に受信できる状態であれば、受信する放送はディジタルオーディオ放送からFM放送に切り替えられる。そして、ディジタルオーディオ放送の受信状態が改善されたときには、再度、受信する放送はFM放送からディジタルオーディオ放送へ切り替えられる。
【0028】
FM放送受信部は、RF信号の増幅と選局と中間周波信号(IF信号)の生成などを行うFMフロントエンド7、FM信号を復調するFM検波器9、復調FM信号からRDS信号を復号してDAB放送との間のリンキング情報を得るためのRDS復号器11、復号FM信号を増幅する増幅器12で構成され、DAB受信部はDABフロントエンド13、アナログ/ディジタル変換器(A/D)15、OFDM復調器21、チャンネルデコーダ23、MPEGデコーダ27、ディジタル/アナログコンバータ(D/A)29で構成される。
ディジタルオーディオ放送の復号信号又はFM放送の復調信号がスイッチ31により選択され、出力される。前記増幅器12は電子ボリュームを有し、増幅度が音量補正手段25によって補正される。音量補正手段25は実際にはMPU33によって構成される。DAB受信部については後で詳述する。
【0029】
オーディオ放送受信装置10での受信開始の指示やサーチ開始の指示はユーザから図示しない操作パネルを介してMPU33に与えられる。又、必要に応じて図示しない表示装置で受信チャンネルやユーザへの警告などが表示される。
以下、図2、図3を用いてDAB受信部について説明する。DABフロントエンド13では、受信アンテナを介して特定周波数のDAB搬送波が受信され、信号処理され、ディジタル信号処理が可能な所定の中間周波数信号(IF信号)に変換されてアナログ/ディジタル変換器(A/D変換器)15に出力される。A/D変換器15ではアナログ信号がディジタル情報信号に変換され、I/Q検波器16に供給される。I/Q検波器16とFFT17とDSP18とでOFDM復調器21が構成されている。
【0030】
I/Q検波器16では、後段でOFDM信号が処理できるように、I信号とQ信号とに分割されFFT17に供給される。FFT17とDSP(ディジタル演算装置)18によって高速フーリエ変換が行われ、チャンネルデコーダ23に供給される。チャンネルデコーダ23では、信号の順番を元の順に戻すデ・インターリーブ(de−interleaving)や、誤り符号の検出や訂正などが行われる。またマイクロプロセッサ(MPU)33では前記誤り符号の訂正と共に、符号誤り率の算出が行われ、符号誤り率が予め定めた所定値より大なる時には、復号動作と該復号で得られる復号信号との送出を停止するためのミュート補正信号がD/A変換器29に与えられる。チャンネルデコーダ23については後でさらに説明する。
【0031】
チャンネルデコーダ23から圧縮されたオーディオ情報がMPEGデコーダ27に供給され、MPEGデコーダ27では前記圧縮されたオーディオ情報が復号されて圧縮が解除され、ディジタル/アナログ変換器(D/A変換器)29でアナログ情報に変換され、スイッチ31を介してアナログオーディオ信号として出力される。
【0032】
図3はチャンネルデコーダにおける信号処理手順を示すフローチャートである。チャンネルデコーダ23では、図2のOFDM復調器21から出力された復調OFDM信号が処理される。
図3において、まず、周波数軸上での誤りをランダム化するためになされた周波数インターリーブを解除して元に戻す周波数デ・インターリーブがステップS141で行われ、図6に示すDAB伝送フレームが得られる。
【0033】
次に、前記FICとMSCとがステップS143で分離される。ステップS145ではFICのデータに対してビダビ復号が行われ、同時にステップS147で符号誤り率の算出が行われる。前記ステップS145とS147は実際にはMPU33によってほぼ同時に行われ、符号誤り率が予め定めた所定値より大なる時には、MPEGオーディオ信号の復号と該復号された信号の送出とを停止するためのミュート補正信号がD/A変換器29に与えられる。前記ステップS147での符号誤り率の算出は、ステップS145におけるビダビ復号によってエラー訂正されたデータと、エラー訂正前のデータとを比較することによって行われる。次にステップS149でスクランブルが解除され(デ・スクランブル)、ステップS151ではCRCチェックが行われ、この信号からFICで伝送される高速情報グループ(FIG:Fast Information Group)の情報が抽出される。
【0034】
ステップS155では、複数のサブチャンネルのうち、ユーザが選局した番組に対応するサブチャンネルのデータが図2に示す番組指定信号に基づいて分離される。次に、ステップS157では、時間軸上での誤りをランダム化するためのタイムインターリーブを解除するタイム・デ・インターリーブが行われる。因みに、FICに対してはタイム・デ・インターリーブは行われない。そして、ステップS159ではビダビ復号、ステップS61ではデスクランブルが行われ、DABオーディオフレーム(DAB Audio frame)が図2のMPEGデコーダ27に出力される。なお、ステップS159ではFICの場合と同様に畳み込み符号化されたデータに対する符号誤りの検出と訂正がビダビ復号により行われる。
【0035】
前記したようにDAB伝送フレームの同期チャンネルの先頭にはヌルシンボルが配置され、該ヌルシンボルによって、送信機を特定するための送信機識別情報(TII:Transmitter Identification Information )が伝送される。前記TIIは、特に単一周波数ネットワーク(SFN)において有効な情報を提供する。なお、NULLシンボルを検出するNULL検出手段及びヌルシンボルで伝送される送信機識別情報(TII)を検出するTII検出手段は図示していないが、図2に示すOFDM復調器21内のFFT17とDSP18などで構成され。
【0036】
前記TII信号は、OFDMシンボルにおける一定数の隣接キャリア対から成っていて、TII信号を有するTIIシンボルに実際にどの周波数のキャリアが存在するかによって、各送信機のTIIが識別される。各送信機を識別する送信機識別子は、2つの数、即ちパターン番号pと櫛番号cとを個々の送信機に割り当てることによって定義される。前記パターン番号pは主識別子(MainId)であり、櫛番号cは副識別子(SubId)である。
【0037】
SFNでは、周辺の複数の送信機から、同一の放送内容が同時に放送され、使用される周波数も同一で或るが、前記TIIだけは異なっている。TIIを伝送するキャリアの周波数は隣接する送信機間で異なるようにマッピングされており、該TIIを伝送するキャリアの振幅計測と前記送信機識別子の特定は、FFT17の出力を用いてDSP18により行われる。
【0038】
図8はDAB伝送フレームにおける高速情報ブロック(FIB)で伝送される高速情報グループ(FIG)の一つを示し、タイプ0フィールド、拡張11と呼ばれるFIG(以下、FIG 0/11とも記す)のデータフィールドのみを示している。
FIG 0/11は、送信機識別子(TII)と該TIIの送信機がある地域の地域識別子(Region Id)とを関連付ける地域別送信機情報(地域別放送局情報)である。地域別送信機情報は、同図に示すように複数の地域識別情報(Region Identification)を備えている。各地域識別情報(例えば Region Identification k)は、 GATy (Geographical Area Type)、地域識別子(Region Id)、Geographical Area情報を備え、該Geographical Area情報は複数のTransmitter Groupを有している。各Transmitter Group(例えば、Transmitter Group k)は、Transmitter Group の主識別子(MainId)、SubId listの長さ、副識別子リスト(SubId list)で構成され、SubId list には複数の送信機のサブ識別子(SubId)が含まれている。前記Gatyが0001のときは、受信可能地域の情報として、受信可能地域の端点を示す2個所の緯度、経度が示され、前記Gatyが0000のときは、受信可能地域の情報として、FIG 0/22で示されるTIIリストを用いて、間接的に緯度、経度が示される。
【0039】
そして、FIG 0/11のデータフィールドを参照することにより、Region Idで特定される地域に属する全送信機の(MainId+SubId)を得ることができる。従って、ヌルシンボルで伝送されるTIIの主識別子(MainId)と副識別子(SubId)が検出されると、その送信機の地域識別子Region Id を検出することができる。
前記したように、DAB放送ではDAB放送信号のヌルシンボル情報から送信機のMainIdとSubIdを認識できるようになっているから、DAB信号を受信してそのヌルシンボル情報よりDAB信号送信機(DAB放送局)のMainIdとSubIdを認識し、しかる後、DAB信号に含まれFIG 0/11のデータフィールドより前記認識したMainIdとSubIdを有する地域識別子RegionIdを検出すれば、該検出された地域識別子Region Idは当該DAB信号送信機が属する地域Regionを示している。
【0040】
図5はDAB伝送フレームにおける高速情報ブロック(FIB)で伝送される高速情報グループ(FIG)の一つを示し、タイプ0フィールド、拡張22と呼ばれるFIG(以下、FIG 0/22とも記す)のデータフィールドのみを示している。
FIG 0/22は送信機別位置情報であり、各送信機識別子とその送信機のある場所を示す位置情報とのリストである。送信機識別子は、主識別子(MainId)と副識別子(SubId)で構成され、位置情報は当該識別子を有する送信機がある場所の緯度情報と経度情報とで提供される。前記位置情報は、まず送信機のMainIdに対して、参照値としての緯度情報(Latitude coarse及びLatitude fine)と経度情報(Longitude coarse及びLongitude fine)とで提供され、送信機のSubIdに対して、オフセット値としての緯度情報(Latitude offset)と経度情報(Longitude)とで提供される。従って、送信機の識別子がTII信号から検出されると、当該送信機の緯度、経度が、MainIdの参照値にSubIdのオフセット値を加算又は減算することによって算出される。
【0041】
図1は本発明オーディオ放送受信装置の音量補正方法における第1実施例を示すフローチャートであり、DAB放送からFM放送へ切り替えたときに、DAB放送のTIIから検出した送信機識別子に基づいて、音量補正手段25によって増幅器12の増幅度を補正する例である。この第1実施例では、予め各送信機の識別子と増幅器12に対する補正係数(補正量)とからなる対応データをMPU33のメモリに格納しておく。この場合、DAB放送の送信機識別子に対応する場所又は地域にFM放送の送信機があるものとして、そのFM放送局の放送を受信した場合に、増幅器12の増幅度を何デシベル補正するか、という対応データで補正量を与える。
前記補正係数は例えば1db(デシベル)ステップで与え、最も変調度が大きいFM放送に対する補正量を0dbとして、それより変調度が小さいFM放送に対してはプラス数dbの補正量を与える。
【0042】
図1において、ステップS1ではNULLシンボルで伝送されるTIIを検出しステップS2へ進む。このTIIの検出は実際にはDAB放送からFM放送へ切り替える前に行われる。ステップS2では、TIIが検出できたか?、と問われ、YesであればステップS3へ進み、Noであれば本フローを終了する。ステップS3では、第1の送信機識別子を得てステップS4へ進む。前記第1の送信機識別子(Id)とは、DAB放送からFM放送へ切り替える前に受信していたDAB放送の送信機Idである。もし、DABからFM放送へ切り替えた後もDAB受信部が動作を継続するように設計されたオーディオ放送受信装置の場合は、第1の送信機Idとして、DABからFM放送へ切り替えた後に検出した送信機Idを用いることも出来る。
【0043】
ステップS4では、予めメモリに格納された対応データ中で、前記第1の送信機Idを検索し、ステップS5へ進む。ステップS5では、前記対応データから当該送信機Idに対応する補正係数を読み出し、ステップS6へ進む。ステップS6では、読み出した補正係数に基づいて、増幅器12の増幅度を補正し、本フローを終了する。
図1に示す手順によれば、受信したFM放送の送信所が受信したDAB放送の送信所と略同一の地域にあるものとして、DABの送信機Idから増幅器の補正量が決められる。そして、予めFM放送の変調度に応じて定められた補正係数によって、増幅器12の増幅度が補正されるから、DABからFM放送へ切り替えられたときにも、出力される音響レベルの差は小さなものとなる。
【0044】
図4は本発明オーディオ放送受信装置の音量補正方法における第2実施例を示すフローチャートであり、DAB放送からFM放送へ切り替えたときに、DAB放送における送信機の位置情報に基づいて、音量補正手段25によって増幅器12の増幅度を補正するものである。前記送信機の位置情報は前記したFIG 0/22のデータにより提供される。
【0045】
この第2実施例では、予めFM放送の送信機があると思われる場所の緯度及び経度と増幅器12に対する補正係数とからなる対応データをマトリクス状に定めてMPU33のメモリに格納しておく。前記対応データの作成に際しては、ある範囲の緯度、経度が含まれる一つの領域に位置するFM送信機を特定し、そのFM放送を受信した場合に、増幅器12の増幅度を何デシベル補正すべきであるか、という補正量として与える。そして、放送の切り替え時には、受信したDAB送信機識別子に対応する緯度、経度から、その緯度、経度が含まれる領域にあるFM放送局を特定し、そのFM放送局の変調度に応じた補正量を前記対応データから読み出すことになる。
前記補正係数は例えば1dbステップで与えられ、最も変調度が大きいFM放送に対する補正量を0dbとして、それより変調度が小さいFM放送に対してはプラス数dbの補正量を与える。
【0046】
図4において、ステップS11では伝送フレームのFICで伝送されるFIG0/22を抽出し、MPU33のメモリへ格納してステップS13へ進む。前記FIG 0/22の抽出とTIIの検出が、実際にはDAB放送からFM放送へ切り替える前に行われる。ステップS13では、TIIが検出できたか?、と問われ、YesであればステップS15へ進み、Noであれば本フローを終了する。ステップS15では、TII信号から第1の送信機識別子を得てステップS17へ進む。前記第1の送信機識別子(Id)とは、DAB放送からFM放送へ切り替える前に受信していたDAB放送の送信機Idである。もし、DABからFM放送へ切り替えた後もDAB受信部が動作を継続するように設計されたオーディオ放送受信装置の場合は、第1の送信機Idとして、DABからFM放送へ切り替えた後に検出した送信機Idを用いることも出来る。
【0047】
ステップS17ではメモリに格納したFIG 0/22のデータにある送信機リストで、前記第1の送信機Idを検索し、該送信機Idの送信機がある場所を示す第1の位置情報を得るために、FIG 0/22のデータから送信機がある場所の緯度と経度を読み出し、ステップS19へ進む。ステップS19では、メモリに格納した対応データ中で、前記第1の位置情報の緯度、経度に該当するセルを検索して、ステップS21へ進む。ステップS21では、前記セルにある補正係数を読み出しステップS23へ進む。ステップS23では、前記読み出した補正係数に応じて、増幅器12の増幅度を補正し、本フローを終了する。
図4に示す手順によれば、受信したFM放送の送信所が受信したDAB放送の送信所と略同一の地域にあるものとして、DABの送信機Idから、該DAB送信機の場所を示す第1の位置情報を得る。そして、FM放送の送信機の位置ごとに予め定められている補正係数が、前記第1の位置情報に応じて読み出され、該読みだされた補正係数に応じて増幅器12の増幅度が補正されるから、DABからFM放送へ切り替えられたときにも、出力される音響レベルの差は小さなものとなる。
【0048】
本発明オーディオ放送受信装置の音量補正方法における第3実施例では、予めメモリに記憶させる対応データとして、地域識別子又は地域名などの位置情報と補正係数(補正量)とからなる対応データが用いられる。前記地域名(地域識別子)はFM放送の送信機がある地域、或いはFM放送を受信する地域であり、その地域のFM放送の変調度を予め調べて、その変調度に応じた補正係数又は補正量が地域ごとにメモリに格納される。
前記FM放送が行われている地域、或いはFM放送の受信位置は、同じ位置で受信可能なDAB放送の送信機の位置情報から推定することになる。具体的には、DABで伝送される位置情報からDAB放送で伝送されるTII信号からDAB送信機の識別子を検出し、該識別子を有する送信機がが属する地域の識別子(Region Id)をFIG 0/11のデータから読み取ることにより、実現できる。FIG 0/11については既に詳述したとおりであるが、この第3実施例はFIG 0/11が送信されている場合にのみ実施可能である。
なお、異なる場所にある複数の送信機から複数のTIIを同時に受信した場合には、その複数の位置情報から現在の受信位置をより正確に算出することも可能である。この場合、TIIを伝送するキャリアの振幅は送信機と受信装置間の距離に概略反比例するものであることから、ユーザは受信している地域の地域名をより細かく推定することができる。そして、受信位置がより正確に推定できることにより、対応データからより的確な補正量を選択することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明音量補正方法の第1実施例を示すフローチャートである。
【図2】本発明オーディオ放送受信装置の一例を示すブロック図である。
【図3】チャンネルデコーダにおける信号処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明音量補正方法の第2実施例を示すフローチャートである。
【図5】高速情報チャンネルFICで伝送されるFIG0/22のデータ構造を示す図である。
【図6】DABシステムにおける伝送フレームの構成を示す図である。
【図7】従来例オーディオ放送受信装置における受信放送切り換え手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】高速情報チャンネルFICで伝送されるFIG0/11のデータ構造を示す図である。
【符号の説明】
7 FMフロントエンド
9 FM検波器
11 RDS復号器
12 増幅器
13 DABフロントエンド
15 アナログ/ディジタル変換器(A/D)
16 I/Q検波器
17 FFT
18 DSP
21 OFDM復調器
23 チャンネルデコーダ
25 音量補正手段
27 MPEGデコーダ
29 ディジタル/アナログ変換器(D/A)
31 スイッチ
33 マイクロプロセッサ(MPU)

Claims (6)

  1. デジタルオーディオ放送用の受信部とFM放送用の受信部とオーディオ信号の増幅度を補正する増幅度補正手段とを備えたオーディオ放送受信装置において、デジタルオーディオ放送の各送信機に係る識別子と、該識別子と対応する補正係数とからなる対応データを予めメモリに格納しておき、且つ受信中のデジタルオーディオ放送の送信機に係る第1の識別子をメモリに格納して、受信する放送がデジタルオーディオ放送から該ディジタルオーディオ放送と同一内容を放送しているFM放送に切り替えられた時に、前記増幅度補正手段は、前記第1の識別子に対応する補正係数を前記対応データより検出し該補正係数に応じてFMオーディオ信号の増幅度を補正して、デジタルオーディオ放送とFM放送との音響出力のレベル差を小さくしたことを特徴とするオーディオ放送受信装置。
  2. デジタルオーディオ放送用の受信部とFM放送用の受信部とオーディオ信号の増幅度を補正する増幅度補正手段とを備えたオーディオ放送受信装置において、デジタルオーディオ放送の各送信機に係る位置情報と、該位置情報と対応する補正係数とからなる対応データを予めメモリに格納しておき、且つ受信中のデジタルオーディオ放送の送信機に係る第1の位置情報をメモリに格納して、受信する放送がデジタルオーディオ放送から該ディジタルオーディオ放送と同一内容を放送しているFM放送に切り替えられた時に、前記増幅度補正手段は、前記第1の位置情報に対応する補正係数を前記対応データより検出し該補正係数に応じてFMオーディオ信号の増幅度を補正して、デジタルオーディオ放送とFM放送との音響出力のレベル差を小さくしたことを特徴とするオーディオ放送受信装置。
  3. デジタルオーディオ放送で送信される送信機識別信号(TII信号)から受信中のデジタルオーディオ放送の送信機識別子を得、デジタルオーディオ放送で送信される、各送信機識別子と該送信機識別子を有する送信機の場所又は地域とを示す送信場所情報から前記第1の位置情報を得ることを特徴とする請求項2記載のオーディオ放送受信装置。
  4. デジタルオーディオ放送用の受信部とFM放送用の受信部とを備えたオーディオ放送受信装置の音量補正方法において、
    デジタルオーディオ放送の各送信機に係る識別子と、該識別子と対応する補正係数とからなる対応データを予めメモリに格納しておき、且つ受信中のデジタルオーディオ放送の送信機に係る第1の識別子をメモリに格納して、受信する放送がデジタルオーディオ放送から該ディジタルオーディオ放送と同一内容を放送しているFM放送に切り替えられた時に、前記第1の識別子に対応する補正係数を前記対応データより検出し該補正係数に応じてFMオーディオ信号の増幅度を補正して、デジタルオーディオ放送とFM放送との音響出力のレベル差を小さくしたことを特徴とするオーディオ放送受信装置の音量補正方法。
  5. デジタルオーディオ放送用の受信部とFM放送用の受信部とを備えたオーディオ放送受信装置の音量補正方法において、
    デジタルオーディオ放送の各送信機に係る位置情報と、該位置情報と対応する補正係数とからなる対応データを予めメモリに格納しておき、且つ受信中のデジタルオーディオ放送の送信機に係る第1の位置情報をメモリに格納して、受信する放送がデジタルオーディオ放送から該ディジタルオーディオ放送と同一内容を放送しているFM放送に切り替えられた時に、前記第1の位置情報に対応する補正係数を前記対応データより検出し該補正係数に応じてFMオーディオ信号の増幅度を補正して、デジタルオーディオ放送とFM放送との音響出力のレベル差を小さくしたことを特徴とするオーディオ放送受信装置の音量補正方法。
  6. デジタルオーディオ放送で送信される送信機識別信号(TII信号)から受信中のデジタルオーディオ放送の送信機識別子を得、デジタルオーディオ放送で送信される、各送信機識別子と該送信機識別子を有する送信機の場所又は地域とを示す送信場所情報から前記第1の位置情報を得ることを特徴とする請求項5記載のオーディオ放送受信装置の音量補正方法。
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