JP3592021B2 - レンズ保持方法及びレンズ保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズを加工する際に、研磨装置等の加工装置におけるリセス皿に対してレンズを保持するためのレンズ保持方法及びレンズ保持装置及びレンズ加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レンズを加工する場合、高度な光学特性を維持するためにレンズ中心の肉厚の寸法精度等を高精度に加工する必要があるが、レンズ中心の肉厚の寸法精度を高精度に加工するには、研磨装置等の加工装置の精度のみならずレンズのリセス皿に対する貼り付け精度が高精度であることが要求される。
【0003】
従来のリセス皿に対するレンズ貼り付け方法は、図20の(a)に示すように、基準面S0 となる段差部を有する位置決め凹所101を備えたリセス皿100を用い、基準面S0 上に接着剤102を施し、この接着剤102上にレンズW0 を指で摘んで載置し、矢印N方向へ押圧しながら回転させて前記基準面S0 に貼り付ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術によれば、レンズW0 を指で摘んで接着剤102を介在させた基準面S0 上に押し付けるため、図20の(b)に示すように、レンズW0 の球面が基準面S0 に密着しなかったり、接着剤102が固化しない間に動いてしまい、円Aで囲んで部分に隙間があいて傾いた状態で貼り付けられるおそれがある。このように基準面S0 に対して傾いた状態で貼り付けられたレンズW0 を加工すると、図21に示すように、レンズ中心の肉厚H0 の寸法精度が悪くなるばかりでなく、レンズ周縁部の肉厚にも厚い部分G1 と薄い部分G 2ができてしまい、高度な光学特性を有するレンズを得ることができないという未解決の課題があった。
【0005】
従って、本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、リセス皿の基準面にレンズを高精度に貼り付けることができるレンズ保持方法及びレンズ保持装置及びレンズ加工方法を実現することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わるレンズ保持方法は、加工すべき凸面状の被加工面を有するレンズを保持して研磨手段により研磨加工する保持部材への前記レンズの保持方法において、前記保持部材のレンズを収容する収容部に設けた基準保持位置に接着剤を施し、レンズを載せ、その後に、前記レンズの被加工面を、該被加工面の凸面の曲率半径よりも小さい曲率半径の凹面状の当接面を有した柔軟性部材の前記当接面で押圧して前記接着剤の固化によりレンズを固定するようにしたことを特徴としている。
【0007】
また、この発明に係わるレンズ保持方法において、前記柔軟性部材でレンズを押圧するときに、前記レンズ保持部材に振動を加えるようにしたことを特徴としている。
【0008】
また、この発明に係わるレンズ保持方法において、前記保持部材に接着剤を施す前に、前記保持部材を所定の温度に加熱しておくことを特徴としている。
【0009】
また、この発明に係わるレンズ保持方法において、前記接着剤が固化するまでの間、前記保持部材を空冷することを特徴としている。
【0010】
また、本発明に係わるレンズ保持方法は、加工すべき凹面状の被加工面を有するレンズを保持して研磨手段により研磨加工する保持部材への前記レンズの保持方法において、前記保持部材のレンズを収容する収容部に設けた基準保持位置に接着剤を施し、レンズを載せ、その後に、前記レンズの被加工面を、該被加工面の凹面の曲率半径よりも大きい曲率半径の凸面状の当接面を有した柔軟性部材の前記当接面で押圧して前記接着剤の固化によりレンズを固定するようにしたことを特徴としている。
【0011】
また、この発明に係わるレンズ保持方法において、前記柔軟性部材でレンズを押圧するときに、前記レンズ保持部材に振動を加えるようにしたことを特徴としている。
【0012】
また、この発明に係わるレンズ保持方法において、前記保持部材に接着剤を施す前に、前記保持部材を所定の温度に加熱しておくことを特徴としている。
【0013】
また、この発明に係わるレンズ保持方法において、前記接着剤が固化するまでの間、前記保持部材を空冷することを特徴としている。
【0014】
また、本発明に係わるレンズ保持装置は、曲面からなる外周面上にレンズを固定するための収容部を形成したレンズ加工用のレンズ保持部材に前記レンズを保持する装置において、前記レンズ保持部材の前記収容部に収容したレンズの凸面状の加工面に被せる柔軟性部材であって、前記加工面に当接するところの、前記凸面状の加工面の曲率半径よりも小さい曲率半径を有する凹面状の当接面を有する柔軟性部材と、前記柔軟性部材の上から前記レンズに圧力を印加する加圧手段と、前記レンズ保持部材に振動を加える振動発生手段とを具備することを特徴としている。
【0015】
また、この発明に係わるレンズ保持装置において、前記レンズ保持部材の複数個を直列的に保持する保持部材の受け部材と、前記加圧手段からの加圧力を複数のレンズ保持部材に伝達させる加圧部材とを更に具備することを特徴としている。
【0016】
また、この発明に係わるレンズ保持装置において、前記レンズを冷却するための冷却手段を更に具備することを特徴としている。
【0017】
また、本発明に係わるレンズ保持装置は、曲面からなる内周面上にレンズを固定するための収容部を形成したレンズ加工用のレンズ保持部材に前記レンズを保持する装置において、前記レンズ保持部材の前記収容部に収容したレンズの凹面状の加工面に被せる柔軟性部材であって、前記加工面に当接するところの、前記凹面状の加工面の曲率半径よりも大きい曲率半径を有する凸面状の当接面を有する柔軟性部材と、前記柔軟性部材の上から前記レンズに圧力を印加する加圧手段と、前記レンズ保持部材に振動を加える振動発生手段とを具備することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
先ず、本発明に係るリセス皿に対するレンズ貼り付け装置の第1の実施形態について説明する。
【0021】
図1は、本実施形態のリセス皿に対するレンズ貼り付け装置の説明図であって、ベース13上には振動台5が配置されており、振動台5上にはリセス皿7の軸部8が着脱自在に嵌挿される内径部6aを有する筒状のリセス皿受け6が載置されている。
【0022】
本実施形態は、リセス皿受け6が1個のリセス皿7を着脱自在に支持するタイプのものであって、これに対応してリセス皿7の位置決め凹所7aの基準面Sとなる段差部に施された接着剤9(図3参照)上に載置されたレンズWを該レンズの球面全面に当接するように変形自在な当接面4aを有する柔軟性部材4や、柔軟性部材4を介してレンズWを押圧するための加圧手段は、次のように構成されている。
【0023】
加圧手段は、ベース13上の振動台5の近傍部位に立設された支柱11の上端から振動台5の上方部位に自由端側が達するように張り出した支持部材12に取付けられた加圧シリンダ1と、加圧シリンダ1内に配設されたピストン(不図示)に一端側が連結されているとともに他端側に加圧ヘッド2が一体的に設けられたロッド1aを備えており、前記ピストンとともにロッド1aを突出させる方向に加圧シリンダ1内へ加圧流体を導入することにより、柔軟性部材4を保持するホルダ3の筒部3aの底壁に突設された当接部3bに加圧ヘッド2を当接させて柔軟性部材4を介してレンズWを押圧することができるように構成されている。
【0024】
他方、柔軟性部材4は、ゴム等の柔軟性を有する材料からなり、ホルダ3の筒部3aに嵌挿されており、レンズWに当接される当接面4aは、図2の(a)に示すように、レンズWの凸状の球面の曲率半径r1 よりも小さい曲率半径r2 を有する凹状の球面形状を有する。このため、柔軟性部材4の当接面4aは、基準面Sに施された接着剤上に載置されたレンズWの押圧時において、図2の(b)に示すように変形し、レンズWの周縁部へ回り込み、レンズWの球面が前記当接面4aにめり込んだ状態となる。つまり、柔軟性部材4は、レンズWの球面全面に当接するように変形自在な当接面4aを備えている。
【0025】
ちなみに、レンズWの球面の曲率半径r1に対して柔軟性部材4の当接面4aの曲率半径r2は、0.3〜0.5mm程度小さくなっている。
【0026】
このレンズWの球面の曲率半径r1に対して柔軟性部材4の当接面4aの曲率半径r2が小さいことにより得られる効果についてもう少し詳しく説明する。
【0027】
例えば、図4及び図5に示すように、柔軟性部材4の当接面4aの曲率半径r2がレンズWの球面の曲率半径r1よりも多少なりとも大きかった場合を考える。このような柔軟性部材4を図6に示すようにレンズWに被せると、レンズWの内周側の端部Waは柔軟性部材4によってしっかり押さえられるのに対して、外周側の端部Wbは押さえが弱くなり、この端部Wbがリセス皿7から符号70で示すように浮き上がってしまう。このような状態では、レンズWをリセス皿7の基準面Sにぴったりと密着させて貼り付けることができない。
【0028】
これに対し、図7及び図8に示す本実施形態のようにレンズWの球面の曲率半径r1に対して柔軟性部材4の当接面4aの曲率半径r2を小さくした場合には、図8のように最初に当接面4aによってレンズWの外周部Wbが押さえられ、更に柔軟性部材4をリセス皿7に押し付けていくと、図9に符号71で示すように外周部Wbが柔軟性部材4にめり込んで、レンズWの内周部Waも柔軟性部材4によってしっかりと押さえつけられることとなる。これにより、レンズWの全周がリセス皿7に確実に押さえつけられ、レンズWをリセス皿7の基準面Sにぴったりと密着させて貼り付けることができるようになる。
【0029】
次に、上述した第1実施形態のリセス皿に対するレンズ貼り付け装置を用いたリセス皿に対するレンズ貼り付け方法の工程について説明する。
【0030】
▲1▼予めリセス皿7を所定の温度に加熱する。
【0031】
▲2▼上記▲1▼ののち、図3の(a)に示すようにリセス皿7の基準面S上およびその少なくとも近傍に接着剤9を施す。
【0032】
▲3▼上記▲2▼ののち、接着剤9上にレンズWを載置し、ついでレンズWが載置されたリセス皿7を、その軸部8をリセス皿受け6の内径部6aに嵌挿することで(図2参照)装着する。
【0033】
▲4▼上記▲3▼ののち、リセス皿7に載置されたレンズW上にホルダ3に保持された柔軟性部材4の当接面4aを当接させた状態で載置する。
【0034】
▲5▼上記▲4▼ののち、加圧シリンダ1を起動することで加圧ヘッド2をホルダ3の当接部3bに当接させて、柔軟性部材4を介してレンズWをリセス皿7に向けて押圧し、これと同時に振動台5を起動させてリセス皿7とともにレンズWを図3の(a)に示す矢印X方向へ振動させる。
【0035】
本工程において、レンズWの球面に当接された柔軟性部材4の当接面4aは押圧力によって変形して上述した如くレンズWの周縁部にまわり込み、レンズWの球面が当接面4a中にくい込んだ状態になり、レンズWの球面全面に当接面4aが当接される。これと同時に、振動台5によりレンズWは矢印X方向へ振動されているため、基準面SとレンズWとの間の接着剤9が排除されて基準面Sの周囲に移動し、図3の(b)に示すようにレンズWが基準面Sに完全に密着される。なお、振動台5により振動を加えたときには、加圧シリンダ1内の流体の弾性により、柔軟性部材4もリセス皿7の振動に追従して振動するので、柔軟性部材の当接面4aがレンズWの表面から離れることはない。
【0036】
▲6▼上記▲5▼ののち、空冷用のファン10を起動させてリセス皿7ヘ向けて空気流を吹付けて空冷することによって接着剤9を冷却固化される。
【0037】
次に、図10は、上記のようにリセス皿7に取り付けられたレンズWを研磨する研磨装置を示した斜視図であり、図11は、図10を矢印H方向から見た側面図である。
【0038】
図10及び図11において、研磨装置200は、大きく分けて、基台202と、基台202の下部に配置されリセス皿7を水平面内で回転させるための回転駆動機構204と、基台202の上部に配置されリセス皿7に対して研磨皿208を揺動駆動させるための揺動駆動機構206とから概略構成されている。
【0039】
まず、図10及び図11を参照して、リセス皿7の回転駆動機構204の構成について説明する。回転駆動機構204は、リセス皿7を支持する鉛直軸210と、鉛直軸210の上端部に固定されリセス皿7をねじ固定する下軸212と、鉛直軸210を基台202に対して水平面内で回転可能に支持するための軸受け214,216と、鉛直軸210の中間部に固定された第1のフリクションディスク218と、第1のフリクションディスク218の下方で水平方向に延出する水平軸220と、水平軸220に固定され第1のフリクションディスク218と接触して水平軸220の回転力を第1のフリクションディスク218に伝達するための第2のフリクションディスク222と、水平軸220を回転駆動するためのモータ224とを備えている。水平軸220は、レバー226により矢印C方向にスライドされるように構成されており、レバー226の操作により、図11に示すように第1及び第2のフリクションディスク218,222が互いに接触してモータ224の動力が鉛直軸210に伝達される状態と、第1及び第2のフリクションディスク218,222が互いに離れてモータ224の動力が鉛直軸210に伝達されない状態とを切り替えることができるようになされている。
【0040】
一方、研磨皿208の揺動駆動機構206は、研磨皿208を図10の矢印B方向に揺動運動させるための駆動棒228と、駆動棒228を支持するためのアーム230と、アーム230を上下方向に回動させる軸となるシャフト232と、シャフト232の一端部を回動可能に支持し、自身も鉛直軸回りに矢印F方向に回動可能に支持された軸受け234と、シャフト232の他端部を回動可能に支持し、自身も矢印A方向にスライド可能に支持された軸受け236と、軸受け236を矢印A方向にスライド駆動するためのクランク機構238とを備えている。クランク機構238は、鉛直軸210に固定されたプーリ240からベルト242を介して駆動力を受けて回転軸244が回転されることにより動作する。クランク機構238は、回転軸244が回転されると、軸受け236を矢印A方向に往復スライドさせ、シャフト232が軸受け234を中心に水平面内で揺動運動する。これにより、アーム230が前後方向に揺動し、結果として、駆動棒228が研磨皿208を矢印B方向に揺動運動させる。
【0041】
なお、基台202上のリセス皿7の脇の位置には、レンズWに研磨液を噴射するためのノズル246が配置されている。
【0042】
このように構成される研磨装置200においては、モータ224を回転させて、レバー226を図10における左方向に操作することにより、第1及び第2のフリクションディスク218,222が接触して、これらのフリクションディスクを介して鉛直軸210が回転され、リセス皿7が水平面内で回転される。同時に、鉛直軸210の回転は、クランク機構238にも伝達されて、駆動棒228が矢印B方向に揺動駆動され、研磨皿208も矢印B方向に揺動駆動される。また、ノズル246からは、研磨液を噴射させておく。これらの動作により、リセス皿7上のレンズWは、水平面内で回転しながら、研磨皿208の矢印B方向の動きにより研磨され、所望の面精度に仕上げられる。
【0043】
図12は、上記の研磨装置に使用される研磨皿208を示した斜視図である。図12において、(a)は、レンズWを研削加工するための研磨皿を示したものであり、カップ状の研磨皿本体208aの内側面に、レンズWの完成形状に等しい曲率半径の球面状に形成されたダイヤモンドペレットを貼り付けたものである。また、(b)は、レンズWを研磨加工するための研磨皿を示したものであり、カップ状の研磨皿本体208aの内側面に、レンズWの完成形状に等しい曲率半径の球面状に形成されたポリウレタンを貼り付けたものである。
【0044】
次に、本実施形態のリセス皿へのレンズ貼り付け方法を用いてレンズの貼り付けを行い、レンズの研磨を行なった具体例について説明する。
【0045】
図13は、研磨を行なうレンズの形状を示したものであり、図示したように、直径φ51.0mm、研磨する面の曲率半径がR55.56mm、反対側の面の曲率半径が44.57mm、中心部の厚みが3mmのメニスカスレンズである。
【0046】
図14は、このレンズを固定するためのリセス皿7の具体的形状を示した図であり、リセス皿7には、レンズを収容するための直径φ51.0の凹所7aが形成されており、この凹所7aには、レンズを貼り付けるための幅2.5mmの基準面Sが形成されている。
【0047】
このリセス皿7の凹所7aの基準面S上に、図1に示した装置を用いて、既に述べた本実施形態のレンズ貼り付け方法により、図13に示すレンズWを貼り付けた。このとき用いた接着剤は、松ヤニとタールを混合したものであり、リセス皿7を80〜120°Cに加熱して軟化させた。また、レンズを加圧する柔軟性部材4には、硬度20〜40、厚さ10mm以上のシリコンゴムを用い、20〜70kgfの力でレンズをリセス皿7に押しつけた。また、振動台5により、リセス皿7に30〜70Hzの振動を印加した。さらに、レンズを貼り付けた後に、空冷用のファン10を起動させて、リセス皿7を10〜20分かけて冷却した。
【0048】
このようにしてリセス皿7に貼り付けられたレンズWを図10に示す研磨装置で研磨したところ、図15に示すようなレンズの中心厚精度が得られた。図15を見ると、本実施形態のレンズの貼り付け方法を適用した場合には、加工した130個のレンズの中心肉厚は、全て±0.05mmの公差内に収まっていたが、従来のように手作業で貼り付けた場合には、レンズWがリセス皿7の基準面から浮き上がって、レンズの肉厚が薄くなる方向に許容公差から外れるものが1割程度見られた。
【0049】
このように、本実施形態の方法でリセス皿にレンズを貼り付けることにより、レンズが確実にリセス皿の基準面にぴったりと密着して貼り付けられることが確認された。
【0050】
次に、リセス皿の変形例について説明する。
【0051】
図16はリセス皿の変形例を示し、(a)は模式上面図、(b)は模式正面図である。
【0052】
この変形例は、図3に示したリセス皿7の段差部を有する位置決め凹所7aのかわりに、図16に示すように、軸部28を有するリセス皿27の半球状の周面に4個の半球状の位置決め凹所27aを互いに間隔をおいて形成し、各位置決め凹所27aの開口部周縁部を基準面S1 としたものである。
【0053】
この変形例は、少なくとも一方の面が半球状の球面であるレンズW1 を貼り付ける場合に使用すると便利である。なお、これ以外は図3に示したリセス皿7と同様でよいのでその説明は省略する。
【0054】
次に、図17及び図18は、凹面のレンズを研磨加工するときのリセス皿7’を示した図である。凹面レンズ用のリセス皿7’は、カップ状に形成されており、その内周面にレンズの位置決め凹所が形成されている。また、レンズを押圧するための柔軟性部材4’は、凸球面状に形成されている。そして、柔軟性部材の表面の曲率半径R4は、凸面のレンズの場合とは逆に、凹面レンズの表面の曲率半径R3よりも大きく設定されている。これにより、凸面のレンズの例で既に述べた作用により、凹面レンズが、リセス皿7’の基準面にぴったりと密着して押し付けられる。また、凹面のレンズを研磨する場合の研磨装置は、研磨皿の研磨面が凸球面状となる以外は、図10に示したものとまったく同様である。
【0055】
(第2の実施形態)
続いて、本発明のリセス皿へのレンズ貼り付け装置の第2実施形態について説明する。
【0056】
図19は本実施形態のリセス皿ヘのレンズ貼り付け装置を示し、(a)は模式上面図、(b)は(a)のA−A線に沿う模式断面図、(c)は(a)のB−B線に沿う模式断面図である。
【0057】
振動台55上には箱形のリセス皿受け56が載置されており、リセス皿受け56の上面板56aには、リセス皿57の軸部58が嵌挿される貫通孔56bが互いに間隔をおいて長手方向へ5個ずつ2列に形成されている。
【0058】
また、加圧手段は、図1に示した第1実施形態と同様に、図示しない加圧シリンダと、前記加圧シリンダ内に配設されたピストンに一端側が連結されているとともに他端側に加圧ヘッド52が一体的に設けられたロッド51aを備えている。
【0059】
本実施形態は、リセス皿受け56が合計10個のリセス皿57を支持するものであって、これに対応して、各リセス皿57にそれぞれ載置されたレンズ(不図示)を押圧するための柔軟性部材54を保持したホルダ53が互いに間隔をおいて長手方向へ5個ずつ2列に配設された加圧板53aを備えている。
【0060】
各ホルダ53は、その軸部53bが加圧板53aの各リセス皿57に対応する部位に形成された案内孔53eに軸方向へ移動自在に嵌挿されており、ホルダ53の底壁と加圧板53aの下面間に配設されたスプリング53dにより加圧板53aの下面側へ突出するように常時付勢されている。
【0061】
なお、図19では省略しているが、リセス皿57には、上述した図3および図16にそれぞれ示した基準面S,S1を有する位置決め凹所7a,27aと同様の基準面を有する位置決め凹所が設けられている。
【0062】
本実施形態では、リセス皿受け56がその長手方向へ5個ずつ2列に配設された合計10個のリセス皿57を支持し、これに対応して加圧板53aがその長手方向へ5個ずつ2列に配設された合計10個の柔軟性部材54を保持したホルダ53を有するものとしたが、これらは必要に応じてその数を変更出来る。また、空冷用のファン(不図示)も必要に応じて任意の数に変更できることはいうまでもない。
【0063】
次に、図19に示したリセス皿のレンズ貼り付け装置を用いたレンズ貼り付け方法の工程について説明する。
【0064】
▲1▼予め各リセス皿57を所定の温度に加熱しておく。
【0065】
▲2▼上記▲1▼ののち、各リセス皿57の位置決め凹所の基準面の近傍にそれぞれ接着剤を施す。
【0066】
▲3▼上記▲2▼ののち、各リセス皿57の前記接着剤上にそれぞれレンズを載置し、ついでリセス皿57の軸部58をリセス皿受け56の貫通孔56aに嵌挿することにより、レンズが載置された各リセス皿57を装着する。
【0067】
▲4▼上記▲3▼ののち、各リセス皿57の接着剤上にそれぞれ載置されたレンズ上に各ホルダ53の柔軟性部材54を当接させて載置する。
【0068】
▲5▼上記▲4▼ののち、前記加圧シリンダを起動してロッド51aを突出させることにより、その加圧ヘッド52を加圧板53aの当接部53cに当接させて、各ホルダ53に保持された柔軟性部材54を介してレンズを押圧し、これと同時に振動台55を起動させてリセス皿受け56を介して各リセス皿57とともにレンズを図19の(b)に示す矢印X方向へ振動させる。
【0069】
本工程において、各ホルダ53は上述したようにスプリング53dにより加圧板53aの下面側へ突出するように常時付勢されているため、レンズを押圧したときにスプリング53dが橈むことで押圧力が均一に各リセス皿57上に載置されたレンズに加わる。
【0070】
▲6▼上記▲5▼ののち、各ファンを起動させてリセス皿57およびホルダ53に向けて冷却用の空気流を吹付けて空冷し、接着剤を冷却固化させる。
【0071】
以上説明したように、上記の実施形態においては、リセス皿の基準面に施された接着剤上にレンズを載置し、前記レンズの球面全面に当接するように変形自在な当接面を有する柔軟性部材を介して押圧すると同時にリセス皿を振動させるので、基準面とレンズとの間に介在する接着剤が均一に排除されて前記基準面の周囲へ移動し、レンズと基準面間に隙間が生じることなく完全に密着した状態で貼り付けることができる。
【0072】
なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲で、上記実施例を修正又は変形したものに適用可能である。
【0073】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
【0074】
レンズをリセス皿の基準面に完全に密着させた状態で貼り付けることができるため、レンズの寸法精度を高精度に加工することができる。
【0075】
また、作業者による貼り付けミスが無くなり、レンズの寸法精度をバラつきなく高精度に加工することができる。
【0076】
さらに、複数個のレンズを同時に貼り付けることができるため、生産性が著しく向上する。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリセス皿に対するレンズ貼り付け装置の第1実施形態を示す説明図である。
【図2】図1に示すレンズ貼り付け装置における柔軟性部材とレンズとの関係を示し、(a)は押圧前の状態を示す模式断面図、(b)は押圧時の状態を示す模式断面図である。
【図3】図1に示すレンズ貼り付け装置における柔軟性部材、レンズおよび接着剤を施した基準面の関係を示し、(a)はレンズが基準面に完全に密着していない状態を示す模式部分断面図、(b)はレンズが基準面に完全に密着した状態を示す模式部分断面図である。
【図4】柔軟性部材の表面の曲率半径を示す図である。
【図5】レンズ表面の曲率半径を示す図である。
【図6】レンズが浮いた状態を示した図である。
【図7】柔軟性部材の表面の曲率半径を示す図である。
【図8】レンズ表面の曲率半径を示す図である。
【図9】レンズが基準面に密着している状態を示した図である。
【図10】レンズの研磨装置の構成を示す図である。
【図11】図10を矢印H方向から見た図である。
【図12】研磨皿の構成を示す図である。
【図13】レンズの詳細形状を示した図である。
【図14】図13に示すレンズをリセス皿に貼り付けた状態を示す図である。
【図15】研磨加工したときのレンズの厚みのバラつきを示した図である。
【図16】リセス皿の変形例を示し、(a)は模式上面図、(b)は模式正面図である。
【図17】凹面のレンズを加工するときのリセス皿と柔軟性部材の形状を示した図である。
【図18】凹面のレンズを加工するときのリセス皿に柔軟性部材を押し付けた様子を示す図である。
【図19】本発明に係るリセス皿に対するレンズ貼り付け装置の第2実施形態を示し、(a)は模式上面図、(b)は(a)のA−A線に沿う模式断面図、(c)は(a)のB−B線に沿う模式断面図である。
【図20】従来のリセス皿に対するレンズ貼り付け方法を示し、(a)は正しく貼り付けられた状態を示す説明図、(b)は傾いて貼り付けられた状態を示す説明図である。
【図21】図20に示す従来のリセス皿に対するレンズ貼り付け方法を用いて加工されたレンズの説明図である。
【符号の説明】
1 加圧シリンダ
1a,51a ロッド
2,52 加圧ヘッド
3,53 ホルダ
3a 筒部
3b,53c 当接部
4,54 柔軟性部材
5,55 振動台
6,56 リセス皿受け
7,57 リセス皿
8,27,53c,58 軸部
8a,27a 位置決め凹所
10 冷却ファン
11 支柱
12 支持部材
53a 加圧板
53d スプリング
53e 案内孔

Claims (12)

  1. 加工すべき凸面状の被加工面を有するレンズを保持して研磨手段により研磨加工する保持部材への前記レンズの保持方法において、
    前記保持部材のレンズを収容する収容部に設けた基準保持位置に接着剤を施し、レンズを載せ、その後に、前記レンズの被加工面を、該被加工面の凸面の曲率半径よりも小さい曲率半径の凹面状の当接面を有した柔軟性部材の前記当接面で押圧して前記接着剤の固化によりレンズを固定するようにしたことを特徴とするレンズ保持方法。
  2. 前記柔軟性部材でレンズを押圧するときに、前記レンズ保持部材に振動を加えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のレンズ保持方法。
  3. 前記保持部材に接着剤を施す前に、前記保持部材を所定の温度に加熱しておくことを特徴とする請求項1に記載のレンズ保持方法。
  4. 前記接着剤が固化するまでの間、前記保持部材を空冷することを特徴とする請求項3に記載のレンズ保持方法。
  5. 加工すべき凹面状の被加工面を有するレンズを保持して研磨手段により研磨加工する保持部材への前記レンズの保持方法において、
    前記保持部材のレンズを収容する収容部に設けた基準保持位置に接着剤を施し、レンズを載せ、その後に、前記レンズの被加工面を、該被加工面の凹面の曲率半径よりも大きい曲率半径の凸面状の当接面を有した柔軟性部材の前記当接面で押圧して前記接着剤の固化によりレンズを固定するようにしたことを特徴とするレンズ保持方法。
  6. 前記柔軟性部材でレンズを押圧するときに、前記レンズ保持部材に振動を加えるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のレンズ保持方法。
  7. 前記保持部材に接着剤を施す前に、前記保持部材を所定の温度に加熱しておくことを特徴とする請求項5に記載のレンズ保持方法。
  8. 前記接着剤が固化するまでの間、前記保持部材を空冷することを特徴とする請求項7に記載のレンズ保持方法。
  9. 曲面からなる外周面上にレンズを固定するための収容部を形成したレンズ加工用のレンズ保持部材に前記レンズを保持する装置において、
    前記レンズ保持部材の前記収容部に収容したレンズの凸面状の加工面に被せる柔軟性部材であって、前記加工面に当接するところの、前記凸面状の加工面の曲率半径よりも小さい曲率半径を有する凹面状の当接面を有する柔軟性部材と、
    前記柔軟性部材の上から前記レンズに圧力を印加する加圧手段と、
    前記レンズ保持部材に振動を加える振動発生手段とを具備することを特徴とするレンズ保持装置。
  10. 前記レンズ保持部材の複数個を直列的に保持する保持部材の受け部材と、前記加圧手段からの加圧力を複数のレンズ保持部材に伝達させる加圧部材とを更に具備することを特徴とする請求項9に記載のレンズ保持装置。
  11. 前記レンズを冷却するための冷却手段を更に具備することを特徴とする請求項10に記載のレンズ保持装置。
  12. 曲面からなる内周面上にレンズを固定するための収容部を形成したレンズ加工用のレンズ保持部材に前記レンズを保持する装置において、
    前記レンズ保持部材の前記収容部に収容したレンズの凹面状の加工面に被せる柔軟性部材であって、前記加工面に当接するところの、前記凹面状の加工面の曲率半径よりも大きい曲率半径を有する凸面状の当接面を有する柔軟性部材と、
    前記柔軟性部材の上から前記レンズに圧力を印加する加圧手段と、
    前記レンズ保持部材に振動を加える振動発生手段とを具備することを特徴とするレンズ保持装置。
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