JP3591363B2 - 防爆型陰極線管用パネルガラス - Google Patents

防爆型陰極線管用パネルガラス Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にテレビジョン放送受信および産業用装置に用いられる陰極線管のためのパネルガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、陰極線管1は、基本的には映像を表示するパネルガラス3、偏向コイルを装着するファンネル部4および電子銃17を格納するネック部5からなるガラスバルブ2で構成されている。
【0003】
図3において、6はスカート部、7は映像を映し出すフェイス部、8は衝撃に対する強度を保持するための補強バンド、9はフェイス部とスカート部6とを連結するブレンドR部、10はパネルガラス3とファンネル部4を半田ガラス等で封着する封着部、12は電子線の照射により蛍光を発する蛍光膜、13は蛍光膜での発光を前方へ反射するアルミニウム膜、14は蛍光体上の電子線照射位置を特定するシャドウマスク、15はシャドウマスク14をスカート部6の内面に固定するためのスタッドピン、16はシャドウマスク14の電子線による高帯電位を防ぎ外部へ導通接地するための内装ダッグである。また、Aはネック部5の中心軸とパネルガラス3の中心を結ぶ管軸である。蛍光膜12をパネルガラス内面に形成したスクリーンは、管軸Aを中心とし管軸Aに直交する長軸および短軸にほぼ平行な4辺で構成されたほぼ矩形をなしている。
【0004】
陰極線管は、パネルガラス内部で電子線を照射することにより映像を表示するため、内部は高真空に保たれている。そして、球殻とは異なる非対称構造に内外圧差1気圧が負荷されるため、高い変形エネルギーを内在させていると同時に不安定な状態にある。このような状態にある陰極線管用パネルガラスに亀裂が生じた場合、内在する高い変形エネルギーを開放せんがため、亀裂は急激に伸長し、パネルガラス全体に亀裂が伸展するような大規模な破壊に至る。
【0005】
なかでも、機械的衝撃による破壊のように亀裂の伸展速度が高速になる場合には、瞬間的にパネルガラスは破壊し、爆発的収縮現象とその反作用により、鋭利なガラス片を多量に飛散させる爆縮現象をひき起こす。通常、爆縮現象から使用者を保護するため、補強バンド8がパネルガラス3の側面に装着され、亀裂の伸展、管体の破壊を抑制している。
近年、陰極線管の視認性向上のためパネルガラスのフェイス部はフラット化の傾向にあるが、これにより陰極線管の構造上の非対称性も増大の傾向にあり、爆縮現象が一層発生しやすい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような陰極線管用パネルガラスにおいて、構造的に剛性が高いフェイス対角部は、機械的衝撃により衝撃部およびその近傍に発生する応力の時間的変化が先鋭的でかつ大きいため、亀裂の発生確率が高くなるうえ、亀裂の伸展速度が高速になりやすく、爆縮現象が一層発生しやすい。そこで、他の部分の衝撃には充分な強度を有している場合でも、この部分に衝撃が加えられたときに発生する爆縮現象を防止することのみのために、フェイス部の肉厚を増加させ、発生応力の低減を図らなければならないことがある。しかし、この場合には陰極線管の最大の欠点である重量を増加させる。
【0007】
本発明は、フェイス対角部の剛性を選択的に低下させることにより、機械的衝撃によって発生する応力を低減し、爆縮防止効果の高い安全なパネルガラスの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述の課題を解決すべくなされたものであり、ほぼ矩形状のフェイス部とその側壁を構成するスカート部とを有するパネルガラスであって、少なくともフェイス部の外表面に物理強化による圧縮応力σcが7MPa≦|σc|≦30MPaの範囲で形成されており、かつフェイス部の対角部において、フェイス部とスカート部を連結するブレンドR部の外面の曲率半径Rbが、パネルガラスの最外径Dに対して、Rb≧0.017D+4.0であることを特徴とする防爆型陰極線管用パネルガラスを提供する。さらに、前記フェイス部がほぼ平面であり、フェイス部の対角部におけるブレンドR部の最大肉厚Trがパネルの最外径Dに対して、Tr≦0.014D+11.0であることを特徴とする上記の防爆型陰極線管用パネルガラスを提供する。
なお、上記において、曲率半径R 、最大径Dおよび最大肉厚T の単位はすべて(mm)であり、以下の説明においても同様である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、ほぼ矩形状のフェイス部を有するパネルガラスの対角部において、フェイス部とスカート部との連結部分の領域の形状や肉厚を特定することにより、前述のフェイス対角部の構造上の剛性を選択的に低下させ、真空容器としての機能を保持しつつ、機械的衝撃をうけた際に発生する応力を低減し、亀裂の発生および伸展の抑制の効果を得るものである。
【0010】
通常の陰極線管において、機械的衝撃により衝撃を受ける部位およびその近傍に発生する応力は、その部分の剛性が高いと最大値は大きくなり、応力の発生時間は短くなる。逆に、剛性の低い場合では最大値は小さくなり、発生時間は長くなる傾向にある。また、発生する応力が高ければ高いほど、亀裂の発生確率は高くなる。一方、応力の発生時間が短ければ短いほど、衝撃部近傍に衝撃による変形エネルギーが集中しやすく、この場合も亀裂の発生確率を高めるだけでなく、亀裂の伸展速度を高め、亀裂の伸展量も増大する。
【0011】
爆縮現象防止の観点からすれば、真空容器として構造を保ちうるかぎりにおいて、衝撃を受ける部位の構造上の剛性は低いことが望ましい。陰極線管用のパネルガラスにおいて、使用時に機械的衝撃を受ける可能性のある部位は、テレビジョン装置等から露出しているフェイス部である。このフェイス部において構造上最も剛性が高い部位は、ほぼ箱型をしているパネルガラスの3面が結合されているフェイス部の対角部(フェイス対角部)であるので、機械的衝撃により爆縮現象が最も発生しやすい部位はフェイス対角部となる。
【0012】
フェイス対角部に衝撃を受けた際に発生する爆縮現象を抑制するには、フェイス対角部の剛性を低下させる必要があるが、フェイス部自体の形状は陰極線管の画質に与える影響が大きく、形状の自由度が小さい。また、フェイス部はパネルガラスの形状中で最も平坦で面積の広い部分であり、フェイス部の形状、肉厚を変更することは、パネルガラス全体の剛性に影響を与える。
【0013】
本発明は、パネルガラスの対角部におけるブレンドR部(以下単にブレンドR部というときは、このブレンドR部をいう)の形状が、このフェイス対角部の剛性低下と密接な関係を有することを見出し、該ブレンドR部の形状を変えることにより、画質には影響を与えることなく、最も爆縮現象発生の可能性が高いフェイス対角部の剛性を選択的に変え、これを低下させるものである。
【0014】
次に、本発明を図1および図2に従って詳述する。図2はパネルガラス3の平面図、図1はこのパネルガラス3の対角部の部分断面図で、図2のB−B部における断面図である。図1において、RはブレンドR部9の外面の曲率半径を、TはブレンドR部9の最大肉厚を示す。ブレンドR部9の曲率半径Rが均一でない場合には、その最大曲率半径を用いる。また、爆縮現象発生の可能性が高いフェイス対角部は、フェイス部7の隅角付近に位置し、図2のCはこの部分を便宜的に示している。
【0015】
上記ブレンドR部9の持つ働きは、このフェイス対角部Cの機械的衝撃に対してフェイス部7を支持することであるが、前記ブレンドR部のRを大きくすることにより、ブレンドR部9を柔構造にし、フェイス対角部Cの受けた衝撃をこのブレンドR部9が逃がす働きをさせる。具体的には、ブレンドR部9の外面の曲率半径Rが、パネルガラス3の最外径Dに対して、R≧0.017D+4.0とされる。
【0016】
<0.017D+4.0では、フェイス対角部Cの剛性の低下効果が弱まり、爆縮現象が発生する確率が高まる。ここで、最外径Dは図2に示すようにパネルガラス3の対角軸方位におけるスカート部6の外面間の最大寸法である。なお、ブレンドR部9の外面の曲率半径Rはフェイス部とスカート部の間の範囲で実質的に一定であるが、前記範囲で異なる場合には平均曲率半径として求めうる。
【0017】
また、本発明は陰極線管の画質に影響を与えないことを前提としているので、上記Rの実質上の上限は、ブレンドR部がフェイス部7のスクリーン面となる有効画面領域の外側にあるように決める。したがって、Rが大きくなってブレンドR部が拡大しても、前記スクリーン面内には及ばないことが望ましい。また、このRが不必要に大きくなると、パネルガラス3のスカート部6の外周に補強バンド8を装着した場合、対角部における補強バンドの緊締効果を阻害することがあるので、Rの決定に当たってはこの点にも配慮することが重要である。
【0018】
さらに、これらパネルガラスに物理強化による圧縮応力を表面に施すことにより、亀裂の発生をさらに抑制できる。フェイス面に対する機械的衝撃で発生する引張性の応力は、物理強化により存在している圧縮応力が重ね合わされ見かけ上減少するからである。具体的には、少なくともフェイス部の外表面に圧縮応力σを7MPa≦|σ|≦30MPaの範囲で形成する。|σ|<7MPaでは充分な効果が得られず、30MPa<|σ|では、亀裂発生時に、物理強化により内部に貯えられた残留歪みエネルギーを開放しようとする働きにより亀裂の自走性が現れ、亀裂伸展量が増加し爆縮現象抑制の目的には実用的ではない。したがって、パネル外表面に前記圧縮応力値の範囲で物理強化を施すことが本発明の目的を達成するうえで重要である。
【0019】
しかし、フェイス部の外表面における圧縮応力は、パネルガラスを物理強化することにより形成されるので、一般に圧縮応力はフェイス部の内表面およびスカート部にも同時に形成される。本発明において、少なくともフェイス部の外表面に圧縮応力を形成するとは、このような状態を指す。この場合、フェイス部の外表面以外の部分の圧縮応力の大きさは特定されないが、通常フェイス部の外表面より相対的に小さい。
【0020】
上記圧縮応力は、フェイス部の任意箇所から所望のサイズの測定片を切り出し、この測定片の表面における圧縮応力をJIS−S2305直接法(セナルモン法)による光弾性応力計を用いて測定する。
【0021】
また、陰極線管の視認性を高めたほぼ平面のフェイス部を持つような陰極線管において、亀裂が発生した場合、亀裂により分離されたガラス片同士は曲率を有するフェイス面を持つ陰極線管より爆縮現象が発生しやすい。フェイス部がほぼ平面の陰極線管は構造の非対称性が強くなり、変形エネルギーの偏在性が増加するからである。加えて、曲率を持つフェイス部は、亀裂が発生しガラス片が構造から分離された場合でも、その断面が楔状になり、ガラス片同士が互いを保持しあうのに対し、ほぼ平面のフェイス部はガラス片の断面が矩形となり、ガラス片が分離しやすいため、爆縮現象の発生する可能性が高い。
【0022】
したがって、このようにフェイス部がほぼ平面の陰極線管の爆縮現象の発生を抑制するには、亀裂の発生の確率をさらに減少させることが重要であり、そのためにはブレンドR部の剛性をさらに低下させる必要がある。パネルガラス上のある部位の剛性を決定する因子としては、一般に形状と肉厚が有効である。フェイス部が曲率を有する陰極線管の場合には、前記したようにブレンドR部の外側の曲率半径Rを大きくすることによりかなり目的を達成できるが、フェイス部がほぼ平面つまりフェイス部の曲率半径が大きい陰極線管の場合には、ブレンドR部の剛性すなわちフェイス対角部の剛性を一層低下させるため、前述の曲率半径Rに加え、ブレンドR部の肉厚を制御する。
【0023】
具体的には、ブレンドR部の最大肉厚Tが、パネルの最外径Dに対して、T≦0.014D+11.0を満たすことにより、ブレンドR部の低剛性化を実現する。ブレンドR部を薄肉化により柔構造に改善することにより、応力集中を緩和または防止するものであり、T>0.014D+11.0では、その効果が低下し爆縮現象発生の確率を高める。ブレンドR部の肉厚は、陰極線管用バルブとしての必要な強度を保証する厚みであることはいうまでもない。
【0024】
以上の説明では、パネルガラスの対角部以外のブレンドR部について特に言及しなかったが、これはフェイス対角部が陰極線管の防爆対策上で極めて重要であり、本発明が前記したようにこのフェイス対角部に近接する、対角部のブレンドR部の形状や肉厚の適正化が、パネルガラスの爆縮現象の抑制に特に有効であることに依拠している。したがって、パネルガラスの対角部以外のブレンドR部の形状および肉厚は、対角部ほど厳密さが要求されないので、従来と同じようにして適宜決定すればよい。
【0025】
【実施例】
(実施例1)
本実施例におけるパネルガラスは、図3に示すような陰極線管に通常使用されるもので、いずれも旭硝子製のものを用いた。
【0026】
前記パネルガラスは、アスペクト比が4:3、対角径が68cmの有効画面を有する29型テレビジョン用(偏向角108°)のパネルガラスである。その対角部におけるブレンドR部の外面の曲率半径Rは16.5mmであり、Rが12.7mmでフェイス部が曲面である従来品(比較例1)と、対角部のブレンドR部を除いて同一形状としている。各パネルガラスを物理強化することにより、少なくともフェイス部の外表面に25MPaの圧縮応力を施した。本発明の実施例1と比較例1の概略寸法と爆縮発生率を表1に示す。
【0027】
対角部のブレンドR部の外面の半径Rを12.7mm(比較例1)から16.5mmに変更した結果、爆縮現象の発生率は5%から0%に減少した。また、重量の変化は実質的にない。なお、この際の評価方法はIEC65に規定されている方法で、40mm直径の鋼球により、5.5Jのエネルギーで衝撃する方法を取った。衝撃位置は、フェイス部(正確にはスクリーン部)の対角端から短軸方向に20mm、長軸方向に20mm内側の点で、前記IEC65に定められた範囲内で最も爆縮現象の発生しやすい点とした。
【0028】
【表1】
Figure 0003591363
【0029】
(実施例2)
本実施例のパネルガラスは、実施例1と同一のガラス材料を使用して作製した。前記パネルガラスはフェイス部がほぼ平面で、アスペクト比が16:9、対角径が66cmの有効径を有する28型テレビジョン用(偏向角102°)で、物理強化していない比較例2とは、前記曲率半径Rおよびその対角部におけるブレンドR部の最大肉厚T以外は同一形状である。また、比較例3とは物理強化されているか否かの違いのみで、その他は全く同一である。その概略寸法と爆縮発生率を比較例2、比較例3とともに表2に示す。
【0030】
実施例2のパネルガラスは、前記曲率半径Rを比較例2の8mmから20mmに変更し、ブレンドR部内面も調整して、ブレンドR部の最大肉厚Tを比較例2の23.4mmから20.8mmに変更した。このパネルガラスを物理強化して少なくともフェイス部の外表面に25MPaの圧縮応力を施した結果、物理強化していない比較例2と比較すると、爆縮現象の発生率は40%から0%に減少した。また、物理強化による圧縮応力が少なくともフェース外表面に付与されていない比較例3と比較しても5%から0%と減少した。評価方法は実施例1と同一とした。
【0031】
【表2】
Figure 0003591363
【0032】
【発明の効果】
本発明は、パネルガラスの物理強化と対角部におけるブレンドR部の形状の調整を組み合わせる非常に簡便な方法により、フェイス対角部の剛性を低下せしめて陰極線管使用上で最も危険な現象である爆縮現象の発生を抑制し、安全なパネルガラスを実現する優れた効果を有する。特に、視認性を向上させるため、フェイス面をほぼ平面にした陰極線管では爆縮現象発生の頻度が増すのが通常であるが、本発明の効果により、視認性を損ねることなく爆縮現象を抑制できるうえ、爆縮現象抑制を目的とした重量増加を防止できるだけでなく、軽量で安全な陰極線管用パネルガラスが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略を示すパネルガラスの対角部(図2のB−B部)の断面図。
【図2】本発明の実施例であるパネルガラスの平面図。
【図3】陰極線管の一部を切り欠いた説明図
【符号の説明】
1:陰極線管
3:パネルガラス
6:スカート部
7:フェイス部
9:ブレンドR部

Claims (3)

  1. ほぼ矩形状のフェイス部とその側壁を構成するスカート部とを有するパネルガラスであって、少なくともフェイス部の外表面に物理強化による圧縮応力σcが7MPa≦|σc|≦30MPaの範囲で形成されており、かつフェイス部の対角部において、フェイス部とスカート部を連結するブレンドR部の外面の曲率半径Rb (mm)が、パネルガラスの最外径D(mm)に対して、Rb≧0.017D+4.0であることを特徴とする防爆型陰極線管用パネルガラス。
  2. ほぼ矩形状のフェイス部とその側壁を構成するスカート部とを有するパネルガラスであって、パネルガラスを物理強化することにより少なくともフェイス部の外表面に物理強化による圧縮応力σcが7MPa≦|σc|≦30MPaの範囲で形成されており、かつフェイス部の対角部において、フェイス部とスカート部を連結するブレンドR部の外面の曲率半径Rb (mm)が、パネルガラスの最外径D(mm)に対して、Rb≧0.017D+4.0であることを特徴とする防爆型陰極線管用パネルガラス。
  3. 前記フェイス部がほぼ平面であり、フェイス部の対角部におけるブレンドR部の最大肉厚Tr (mm)がパネルの最外径D(mm)に対して、Tr≦0.014D+11.0であることを特徴とする請求項1または2記載の防爆型陰極線管用パネルガラス。
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