JP3591322B2 - カメラのデータ写込み装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに組み込まれ、撮影されたフィルムに日付けや時刻等の撮影データを写し込むカメラのデータ写込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のデータ写込み装置として、例えば特許第2519957号公報に記載のものが知られている。このデータ写込み装置は、カメラの裏蓋部分に露出するモニタ用液晶表示体と、フィルムの近傍に配設され撮影データを表示する透過型の写込み用液晶表示体と、光を写込み用液晶表示体に透過させてフィルムにデータを写し込むランプとを備えており、主に、カメラ本体側から供給されるモニタ用液晶表示体、写込み用液晶表示体およびランプ用の電源により、被写体の撮影に連動して、ランプを所定時間点灯し、写込み用液晶表示体をマスクとして、これに表示した撮影データをフィルムに写し込むようにしている。
【0003】
この場合、ランプとしてタングステンランプやLEDランプが用いられるが、これらのランプと、モニタ用液晶表示体および写込み用液晶表示体の定格電圧が近似していること、および電池の電圧降下を考慮して、この従来技術では、モニタ用液晶表示体、写込み用液晶表示体およびランプへの印加電圧を一定にする定電圧回路が組み込まれている。これにより、電池が消耗しても安定した電圧で、モニタ用液晶表示体、写込み用液晶表示体およびランプを駆動することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液晶表示体、特に写込み用液晶表示体ではマスク性能の良否が写し込んだデータの良否(濃淡)に影響するため、ランプに比して、電圧の設定許容範囲が極めて狭い。したがって、定電圧回路により設定される電圧は、写込み用液晶表示体の許容電圧に合わせることとなる。このため、従来のデータ写込み装置では、定電圧回路の設定電圧に合うようにランプを選択する必要があった。ランプは製品としてのばらつきが大きいため、設定電圧でフィルム面に所定の輝度を得るためには、製品としては不良品ではないが、データ写込み装置には適用できないものが頻発することになる。特に、ランプの選択にあっては、フィルム面での所望の輝度を見越した単体としての照度による選択と、モジュールとしてデータ写込み装置に組み込んだ後におけるフィルム面での輝度による選択との、2段階の選別が必要となり、この選別作業に手間がかかると共に、ランプの歩留まりが悪化する問題があった。
特に、フィルム面における輝度は、写込みパネルの透過率やランプの実装形態などのランプ以外の要因でも影響を受けるため、ランプをデータ写込み装置に組み込んだ状態で所望の輝度を得るためには、自ずとランプの選択範囲が狭くなる。
【0005】
本発明は、液晶表示体のマスク性能を良好に保持しつつ、ランプの選択範囲を広くすることができるカメラのデータ写込み装置を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のカメラのデータ写込み装置は、フィルムにデータを写し込むための光源を構成するランプと、ランプの光をマスクしてデータをフィルムに照射させる透過型の液晶表示体と、複数のスイッチ要素から成り、接続状態の複数のスイッチ要素が選択的に切断されて複数ビットの設定信号を生成するスイッチ回路パターンを有し、複数ビットの設定信号により、電源を構成する電池のランプへの印加電圧を可変可能な所定の値に設定すると共に、ランプへの印加電圧を一定にするランプ用定電圧手段と、電池の液晶表示体への印加電圧を一定にする液晶用定電圧手段と、液晶表示体のデータを制御すると共に、ランプの点灯時間を制御する制御手段と、装置の液晶表示体が取り付けられた側の面に設けられ、スイッチ回路パターンの複数のスイッチ要素に対応する複数のテスト用スイッチ端子と、を備え、ランプ用定電圧手段は、生成する複数ビットの設定信号が、複数のテスト用スイッチ端子に複数ビットの設定信号に対応する複数ビットのテスト信号を入力して測定された全開状態の液晶表示体を透過するランプ光の輝度が所定の輝度値に最も近い値となるテスト信号と同一の信号となるように、スイッチ回路パターンの複数のスイッチ要素が選択的に切断されていることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、制御手段によりランプを所定時間点灯させると、ランプの光は、液晶表示体をマスクとしてこれを透過し、液晶表示体に表示されたデータをフィルムに写し込む。この場合、電池のランプへの印加電圧を一定にするランプ用定電圧手段と、電池の液晶表示体への印加電圧を一定にする液晶用定電圧手段とを備えているため、液晶用定電圧手段の設定電圧を液晶表示体に合わせて設定し、ランプ用定電圧手段の設定電圧をランプに合わせて設定することができる。
より具体的には、複数のテスト用スイッチ端子を利用して、液晶表示体側から、ランプへの印加電圧とランプの輝度との関係を、スイッチ回路パターンを切断調整する前に、簡単にテストすることができる。そして、スイッチ回路パターンの複数のスイッチ要素を選択的に切断することで、ランプへの印加電圧を自在に変更することができ、ランプのフィルム面における輝度を調整することができる。そのため、ランプをデータ写込み装置に組み込んだ後においても、ランプの照度、ひいてはフィルム面の輝度を調整することができ、ランプの選択範囲を広げることができる。したがって、照度に関するランプの選別作業を単純化することができると共に、ランプの歩留まりを良好なものとすることができる。
換言すれば、液晶表示体が良好なマスク性能を発揮するように、液晶表示体に合わせて液晶用定電圧手段の電圧を設定することができ、またランプがフィルム面において所望の輝度を発揮するように、ランプに合わせてランプ用定電圧手段の電圧を設定することができる。これにより、電池の電圧降下などにかかわらず、液晶表示体のマスク性能を良好なものとすることができると共に、ランプの製造上のばらつきを吸収することができる。
【0010】
これらの場合、制御手段は、ランプの点灯時間を可変可能に構成されていることが、好ましい。
【0011】
この構成によれば、カメラ自体に装填されるフィルムの感度に合わせて、ランプの点灯時間、すなわち露光時間を調整することができる。また、フィルムの感度と連動させない場合(低価格カメラ)でも、その初期設定において、最適な写込み時間に固定することにより、ランプのフィルム面における輝度の過不足を、露光時間で補うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るカメラのデータ写込み装置について説明する。このデータ写込み装置は、カメラ本体の裏蓋に組み込まれ、外部に対し日付け、時刻等を表示すると共に、内部のフィルムに日付け、時刻等(データ)を裏側から写し込むものである。
【0020】
図1はデータ写込み装置の外観を表しており、同図に示すように、このデータ写込み装置1は、表ケース2aと裏ケース2bとから成るケース2の内部に、写込み用LCD(写込み用液晶表示体)3、モニタ用LCD(モニタ用液晶表示体)4、ランプ5および回路基板6を備えて、構成されている。表ケース2aの外面には、写込み用LCD3がフィルムFに面するように露出し(図3参照)、裏ケース2bの外面には、モニタ用LCD4がカメラ本体Cの裏蓋Caを貫通するようにして外部に露出している。
【0021】
図2および図3に示すように、モニタ用LCD4は、裏蓋Caの表面に露出して使用者に日付け、時刻等を表示するものであり、日付け等を入力設定可能に構成されている。モニタ用LCD4は、裏ケース2bに形成したモニタ用開口7に内側から嵌合した状態で、回路基板6との間に介在させたモニタ用コネクタゴム8で押圧固定されている。また、モニタ用LCD4の外側にはカバーガラス9が装着されている。モニタ用LCD4は、モニタ用コネクタゴム8を介して回路基板6に接続されており、後述する電池21を電源として回路基板6により駆動される。
【0022】
写込み用LCD3は、対面するフィルムFに日付け、時刻等を写し込む際にマスクを構成するものであり、日付け、時刻等を透明部分で表示する透過型のものである。写込み用LCD3は、表ケース2aに形成した写込み用開口10に内側から嵌合した状態で、回路基板6との間に介在させた一対の写込み用コネクタゴム11,11で押圧固定されている。
【0023】
写込み用LCD3は、この一対の写込み用コネクタゴム11,11を介して回路基板6に接続されており、後述する電池21を電源として回路基板6により駆動される。この場合、写込み用LCD3およびモニタ用LCD4には、同一のデータが入力されるため(詳細は後述する)、両LCD3,4は同一の日付け、時刻等を表示する。また、写込み用LCD3は、通常35mmのフィルムFにデータを写し込むため、モニタ用LCD4に比して十分にコンパクトに構成されている。
【0024】
ランプ5は、写込み用LCD3をマスクとして、これに表示した日付け、時刻等をフィルムFに露光(写し込む)するものであり、タングステンランプやLEDランプ等で構成されている。ランプ5は、ケース2の上部に配設されている写込み用LCD3対し、ケース2の上部にこれと同一光軸上に配設されている。ケース2の内部には、回路基板6を貫通してランプ5から写込み用LCD3に至る光路12が形成され、光路12は上部で直角に屈曲している。そして、この屈曲部分にはミラー13が配設されている。すなわち、ランプ5の光軸14は、フィルムFと平行に延び、ミラー13で屈曲してフィルムFに直角に交わっている。
【0025】
また、光路12を構成するケース2の内側部分には、フィルムFにコヒーレントな光を照射すべく、突起状の複数のスリット部15が形成されている。ランプ5は、回路基板6に接続されており、後述する電池21を電源として回路基板6により駆動され、所定時間、フィルムFを露光する。
【0026】
回路基板6には、図1(a)に示すように、モニタ用LCD4側の面に、日付け、時刻等を入力設定するための3つのスイッチ端子16a、16b、16cがプリントされており、このスイッチ端子16a、16b、16cには、図示しないが、裏蓋Ca側のセットボタンやセレクトボタン等が接触するようになっている。また、回路基板6には、スイッチ端子16cの近傍に位置して、2つの写込み時間調整端子17a、17bが配設されており、この写込み時間調整端子17a、17bをそれぞれハンダで接続するか否かにより、3パターン(30ms、45ms、60ms)の写込み時間が固定的に設定できるようになっている。この写込み時間調整端子17a、17bは、データ写込み装置1を低価格カメラなどのフィルム感度切換が不可能なカメラ本体Cに搭載する場合に用い、特定のカメラ本体Cにデータ写込み装置1を搭載したときに、これを用いてその時間設定を行う。
【0027】
また、写込み時間調整端子17a、17bの近傍には、下側からマイナス電源端子19a、写込み時間信号端子19b、写込み信号端子19cおよびプラス電源端子19dが配設されている。マイナス電源端子19aおよびプラス電源端子19dは、カメラ本体C側の電池(後述する)21に接続されている。写込み時間信号端子19には、カメラ本体Cのフィルム感度切換信号が入力し、この切換信号により、フィルム感度に対応して写込み時間が可変できるようになっているすなわち、カメラ本体C側で写込み時間を設定する場合には、この写込み時間信号端子19が用いられる。また、写込み信号端子19cには、カメラ本体Cの写込み指令が入力する。
【0028】
一方、図1(c)に示すように、回路基板6の写込み用LCD3側の面には、ランプ5の印加電圧を調整するための3つの電圧調整端子18がプリントされている。この電圧調整端子18も上記の時間調整端子17a,17bと同様に、この各端子をそれぞれハンダで接続するか否かにより、3ビット8パターン(実施形態では、0.05Vピッチで1.7Vから2.05Vまで)の印加電圧が設定できるようになっている。なお、ランプ5の照度は、ランプ5への印加電圧の約3乗に比例するため、この電圧調整により、ランプ5の照度を細かく調整することができる。
【0029】
図4に示すように、回路基板6には、カメラ本体Cに搭載されている電池21を電源として、写込み用LCD3、モニタ用LCD4およびランプ5の駆動を制御する制御回路22が組み込まれている。制御回路22は、電池21のランプ5への印加電圧を一定にするランプ用定電圧回路23と、電池21の写込み用LCD3およびモニタ用LCD4への印加電圧を一定にする液晶用(LCD)定電圧回路24と、写込み用LCD3およびモニタ用LCD4の表示データを制御すると共に、ランプ5の点灯時間を制御する写込み制御部時計回路(時計回路)25とを備えている。
【0030】
液晶用(LCD)定電圧回路24は、モニタ用LCD3および写込み用LCD4への印加電圧を設定するための基準電圧VR2を出力するLCD基準電源241と、基準電圧VR2に基づいて一定の電圧を生成して(詳細は特許第2519957号公報参照)モニタ用LCD3および写込み用LCD4に供給するLCD駆動電源部242を備えている。
【0031】
時計回路25は、日付、時刻等を入力設定するスイッチ端子16a、16b、16c、写込み信号スイッチ(シャッタ)からの写込み信号を入力する写込み信号端子(図示のX端子)19c、および、2つのスイッチD、Tから写込み時間調整信号を入力する時間調整端子17a、17bに接続されている。カメラ本体Cから写込み信号を入力すると、時計回路25は、電子時計による日付や時刻等の撮影データをLCD駆動電源部242に出力する。LCD駆動電源部242は、これらの撮影データをLCD表示信号に変換し、モニタ用LCD3および写込み用LCD4に出力する。
【0032】
ランプ用定電圧回路23は、ランプ5への印加電圧を設定するための基準電圧VR1を出力するランプ基準電源231と、基準電圧VR1に等しい印加電圧をランプ5に供給するランプ駆動電源部232とを備えている。また、ランプ基準電源231は、8パターンの基準電圧VR1を設定するアナログスイッチLR1、LR2、LR3からの電圧設定信号を入力する電圧調整端子18a、18b、18cに接続され、アナログスイッチLR1、LR2、LR3により設定された基準電圧VR1をランプ駆動電源部232に対して出力する。なお、アナログスイッチLR1、LR2、LR3による基準電圧VR1は、このデータ写込み装置1を組み立てた後、その輝度を測定し、輝度が要求される規格に合致するように調整(設定)される。
【0033】
ランプ駆動電源部232は、オペアンプ232aとランプ駆動用トランジスタ232bを備え、時計回路25からコントロール信号Sが入力されたときに、基準電圧VR1とランプ5への印加電圧との電位差に基づいて、ランプ駆動用トランジスタ232bのコレクタ電流を調整し、基準電圧VR1に等しい印加電圧をランプ5に供給する。
【0034】
ここで、カメラ本体Cから図示のX端子を介して写込み信号を入力すると、時計回路25が、写込み時間調整信号に基づく所定時間だけコントロール信号Sを出力し、ランプ用定電圧回路23のランプ駆動電源部232は、設定された基準電圧VR1に等しい印加電圧をその時間分だけランプ5に供給することになるので、ランプ5は、その時間分だけ点灯することになる。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、モニタ用LCD3および写込み用LCD4を、液晶用(LCD)定電圧回路24を介して駆動するようにしているため、特に写込み用LCD3のマスク性能を考慮した電圧設定が可能になると共に、これに安定した電圧を印加することができる。したがって、フィルムに対し、安定且つ良好なデータの写込みが可能になる。
【0036】
また、ランプ5を、ランプ用定電圧回路23を介して駆動するようにしているため、フィルム面の輝度を考慮し、製品によりばらつきの大きなランプに対し、個々に電圧設定が可能になると共に、これに安定した電圧を印加することができる。これにより、ランプ5のばらつきを吸収することができ、ランプ5の歩留まりを格段に向上させることができる。
【0037】
また、電圧調整端子18を介して電圧設定信号を入力することができるため、ランプ5をデータ写込み装置1に組み込んだ後でも、ランプ5の照度を調整することができ、データ写込み装置1自体の歩留まりも向上させることができ、且つデータ写込み装置1毎の輝度のばらつきを少なくすることができる。さらに、時間調整端子17a,17bおよび写込み時間信号端子19bにより、カメラ本体Cがフィルム感度切換が可能か否かに拘らず、写込み時間を適切に設定可能な状態で、データ写込み装置1を汎用的に組み込むことができる。
【0038】
もちろん、データ写込み装置に組み込んだランプが照度不足となる場合でも、この露光時間の調整で、これを充足させることができる。なお、実施形態におけるデータの写込みは、フィルムの裏側からこれを透過させて為される。
【0039】
次に、図5を参照して、データ写込み装置1の他の実施形態について説明する。図5は、図1(c)に対応するデータ写込み装置1の平面図であり、このデータ写込み装置1には、その表ケース2aにテスト用のプローブ挿入孔31が複数個形成されると共に、各プローブ挿入孔31が臨む回路基板6の各部には、テスト用端子32がそれぞれプリントされている。この複数のテスト用端子32は、日付等の入力、写込み時間の調整、ランプ電圧の調整などを、それぞれテストするためのものであり、そのうちの3つは日付等をテスト入力するためのテスト用端子32であり、且つこの3つのテスト用端子32はランプ電圧の調整テスト用の端子を兼ねている。また、他の1つのテスト用端子32は、日付等のテスト入力とランプ電圧の調整との間で、モード切替を行うための端子を構成している。さらに、他の2つのテスト用端子32は、テスト電源用の端子を構成している。
【0040】
また、ランプ電圧の調整テストの結果、ランプ電圧の適正(上記の3ビット8パターン)値が確定したときに、これを物理的に設定するための電圧調整端子(スイッチ回路パターン)18が、表ケース2aの切欠き部に露出している。電圧調整端子18は上記の実施形態と同様に、回路基板6にプリントされており、図6に示すように、3つのU字状部18a,18b,18cにより、図4に示す3つのアナログスイッチ(スイッチ要素)LR1、LR2、LR3が構成されている。
【0041】
この各U字状部18a,18b,18cの一方の片には細線部41が形成され、この部分をドリル(後述する)58で適宜切断および非切断することで、3つのアナログスイッチLR1、LR2、LR3により、8段階(パターン)の設定電圧に対応する8つの設定信号が生成されるようになっている(図8参照)。また、U字状部18a,18b,18cの他方の片の先端には半円部42が形成され、例えば最終的に両LCD3,4の欠陥等でデータ写込み装置1が不良品となったときに、切断されたアナログスイッチLR1、LR2、LR3を、この部分ではんだ付けにより再度接続し、欠陥部品以外の部品の再利用を可能にしている。
【0042】
図7は、ランプ基準電源231を構成するデジタル回路である。ここでは、製品化された状態でも外部から入力設定可能な3つのスイッチ、すなわち日付モード切り替えスイッチM、日付設定スイッチS2、S1(以下、それぞれをテスト用端子M、S2、S1という)を、後述するパターンカットによりその設定値が決定されるアナログスイッチLR3、LR2、LR1の代わりにパターンカット前に種々のテスト入力を行う端子として兼用して、選択回路の一方の入力とし、他方にはアナログスイッチLR3、LR2、LR1を入力し、テストモード設定のためのテスト用端子TMを選択信号として、いずれかを選択し、その選択結果の3ビットの設定信号を8ビットにデコードして、抵抗R1からR8の接続を決定する。
【0043】
したがって、このデジタル回路では、テスト用端子M、S2、S1またはアナログスイッチLR3、LR2、LR1からの3ビットの設定信号により、選択スイッチSSを介して抵抗R1からR8が適宜接続され、出力端子Voを介してランプ5への印加電圧が8段階で出力される(図8参照)。また、テスト用端子TMの入力を「0」(「L」)または「1」(「H」)に切り替えることにより、このデジタル回路をテスト用端子M、S2、S1で駆動するか、アナログスイッチLR3、LR2、LR1で駆動するかが、選択される。
【0044】
次に、テスト方法を含むランプ電圧の設定方法について説明すると共に、これらの方法を実行する組立製造ラインの一部について説明する。図9は、組立製造ラインの一部を示しており、この組立製造ライン50では、データ写込み装置1を搬送する搬送路51に沿って、前テストステーション52、パターンカットステーション53、後テストステーション54が配設されている。データ写込み装置1は、写込み用LCD3を上にしてトレイ(セット手段)55に載置され、この状態で、搬送路51上を適宜搬送され、前テストステーション52、パターンカットステーション53および後テストステーション54の順でこれらに臨む。
【0045】
前テストステーション52には、ランプテスト装置57が配設されており、これに組立を完了したデータ写込み装置1が臨み、所望のランプ輝度に対応するランプ5の電圧調整が行われる。パターンカットステーション53には、パターンカットのためのドリル58を有するパターンカット装置59が配設されており、これにテスト後のデータ写込み装置1が臨み、テスト結果に基づく電圧調整端子(アナログスイッチLR1、LR2、LR3)18のパターンカットが行われる。後テストステーション54には、前テストステーション52と同様のランプテスト装置57が配設されており、これにパターンカット後のデータ写込み装置1が臨み、ランプ輝度の確認が行われる。
【0046】
なお、テストの結果、パターンカット(図8のn=7)を必要としない場合には、パターンカットを行わないことは、言うまでもない。また、前テストステーション52では、後述するテストプローブ61を介してモード切替用のテスト用端子TMに「1」の信号が入力し、テスト用端子M、S2、S1を介して入力する設定信号が利用される。一方、後テストステーション54では、テストプローブ61を介してテスト用端子TMに「0」の信号が入力し、アナログスイッチLR1、LR2、LR3を介して入力する設定信号が利用される(図8参照)。すなわち、前テストステーション52では、TM「1」の信号によりテストモードへの切替えが行われ、日付設定用のテスト用端子S1およびS2がアナログスイッチLR1およびLR2の役割を担い、日付モード切替用のテスト用端子MがアナログスイッチLR3の役割を担うことになる。
【0047】
図9および図10に示すように、ランプテスト装置57は、データ写込み装置1の各プローブ挿入孔31に挿入される複数本のテストプローブ61と、写込み用LCD3に上方から臨むCCDカメラ62と、これらテストプローブ61およびCCDカメラ62などを制御すると共に、設定信号を生成する信号回路などを組み込んだ制御ボックス63と、CCDカメラ62で撮像した画像などを写し出すと共にその輝度を数値表示するモニター64と、を備えている。また、特に図示しないが、制御ボックス63には、CCDカメラ62で撮像した画像に基づいて、写込み用LCD3を透過したランプ光の輝度を検出する検出回路、および所望の輝度を得るためのランプ5への最適な印加電圧を判別する判定回路が組み込まれている。すなわち、CCDカメラ62、検出回路および判定回路により、輝度測定手段が、構成されている。
【0048】
複数本のテストプローブ61およびCCDカメラ62は支持プレート65に組み込まれ、支持プレート65は昇降装置66に取り付けられている。昇降装置66は、テストプローブ61がプローブ挿入孔31を介して回路基板6の各端子に接触すると同時に、CCDカメラ62の撮像面が、写込み用LCD3に対するフィルムの位置と同一になるように、支持プレート65を介してこれらを下降させる。これにより、複数本のテストプローブ61のうち、3本のテストプローブ61は上記のテスト用端子M、S2、S1に接続され、1本のテストプローブ61は上記のテスト用端子TMに接続される。また、他の2本のテストプローブ61は、電源入力用のテスト用端子に接続される。
【0049】
ここで、図11のフローチャートを参照しながら、パターンカットを含むテスト方法について説明する。この場合、制御ボックス63の信号回路から8パターン分の設定信号が順に入力するが、図8のn=7のパターンから入力を開始する。先ず、TM「1」と、M「1」、S2「1」およびS1「1」とが入力し、このパターンに対応する電圧がランプ5に印加される。同時に、検出回路により、CCDカメラ62を介して全開状態の写込み用LCD3を透過したランプ光の輝度が測定される(S1)。次に、判定回路により、この測定結果と必要とされる輝度とが比較され、適切であると判断された場合には、このフローを終了する。この場合には、後のパターンカットステーション53および後テストステーション54での作業工程は、キャンセルされる。
【0050】
一方、測定結果の輝度が不適切と判断されると、入力をn=6のパターンに設定信号を変更し(S2)、上記と同様の輝度測定を行う(S3)。この輝度測定でも、測定結果の輝度が適切が否かが判別され、不適切な場合には、適切と判断されるまで、n=5、4、3、2、1、0の順で、設定信号を変更し(S4)、且つその都度する輝度測定を行う。そして、適切と判断されると、データ写込み装置1は、搬送路51上を前テストステーション52からパターンカットステーション53に搬送される。一方、制御ボックス63内では、適切と判断された設定信号を得るために、アナログスイッチLR1、LR2、LR3のいずれをカットすべきかが、演算処理され、この処理結果の制御信号がランプテスト装置57からパターンカット装置59に出力される。なお、n=0でも適切な輝度を得られない場合には、これを不良品として処理する。
【0051】
データ写込み装置1がパターンカットステーション53に搬送されてくると、上記の制御信号に基づいて、パターンカット装置59が駆動し、適宜アナログスイッチLR1、LR2、LR3をカットする(S5)。パターンカットが終了すると、データ写込み装置1がパターンカットステーション53から後テストステーション54に搬送される。ここで、TM「0」を入力し、カット後のアナログスイッチLR1、LR2、LR3の設定信号に基づいて、ランプ5を点灯させ、且つ確認のための輝度測定を行う(S6)。そして、この輝度測定の結果、適切な輝度を得られれば、これを良品としてフローを終了し、適切な輝度を得られない場合には、これを不良品として処理する。
【0052】
以上のように、アナログスイッチLR1、LR2、LR3を切断設定する前に、印加電圧を変えながらランプ5の輝度をテストするようにしているため、アナログスイッチLR1、LR2、LR3の切断設定を誤りなく、簡単に行うことができる。また、アナログスイッチLR1、LR2、LR3を切断設定した後に、ランプ5の輝度測定を行うようにしているため、ランプ5の不良に基づくデータ写込み装置1の不良を確実に排除することができる。
【0053】
ここで、上記の効果について数値を挙げて具体的に説明する。ランプ単体では、それが良品であるか不良品であるかを、測定した全光束の数値に基づいて判断(選別)する。例えば、実施形態のものでは、全光束が0.04MSCP±25%の範囲のものが良品、すなわち製品となる。ところが、同じランプでも、データ写込み装置では、ランプ前方における特定の範囲に照射される光(単位面積当たりの光)、すなわち照度が問題となる。また、全光束が同等のランプであっても、照度の値はフィラメント取付位置のずれ等により異なるため、必要とする照度は、安全をみて165lx±45%に広げる必要がある。このことは、ランプメーカー側からすると25%の範囲でばらつきがあるとされるランプが、データ写込み装置のメーカー側からすると、ランプ単体の段階で、45%の範囲でばらつきがあると判断せざるを得ないことになる。
【0054】
一方、データ写込み装置に組み込まれたランプは、フィルムにデータを写し込む手段に他ならず、フィルムの感度との関係で、フィルム面における輝度のみが問題となる。この例で必要とされる輝度は24±63%の範囲で規定されている。ところで、ランプがデータ写込み装置に組み込まれた状態では、ランプ以外のばらつき要因として、例えば写込みパネル(LCD)透過率、ランプ実装位置、反射鏡(ミラー)反射率、基準電源電圧等があり、これらは測定の結果32.5%のばらつき要因となっている。したがって、63−32.5=30.5%がこの場合のランプ自体に許されるばらつきとなる。
【0055】
結局、単純計算で1/3のランプが、良品として出荷したにも拘らず、使用することができないものとなる。すなわち、1/3のランプが、ランプ単体では良品であるにも拘らず、不良品扱いとして捨られることになる。このことは、コストアップに要因となるばかりでなく、省資源化にも反することになる。
【0056】
これに対し、本実施形態のように、ランプへの印加電圧を8段階で調整可能とすれば、出荷後にランプが何らかの損傷を受けた場合を除き、全てのランプが使用可能となる。したがって、データ写込み装置のコストダウンを達成することができると同時、省資源化にも寄与することになる。
【0057】
なお、アナログスイッチの数や印加電圧の可変数、可変値は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、本発明のカメラのデータ写込み装置によれば、ランプへの印加電圧を一定にするランプ用定電圧手段と、液晶表示体への印加電圧を一定にする液晶用定電圧手段とを備えているため、ランプおよび液晶表示体の印加電圧を個々に設定することができると共に、電池の電圧降下などにかかわらず、これらに安定した電圧を印加することができる。このため、液晶表示体のマスク性能を良好なものとすることができると共に、ランプの選択範囲を広くすることができ、フィルムへの良好な写込みが可能になると共に、ランプの歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ写込み装置の外観図(正面図、側面図、背面図)である。
【図2】図1(c)のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1(c)のB−B線拡大断面図である。
【図4】回路基板に組み込まれた制御回路のブロック図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係るデータ写込み装置の正面図である。
【図6】他の実施形態に係るデータ写込み装置の部分拡大正面図である。
【図7】ランプ基準電源を構成するデジタル回路の回路図である。
【図8】設定信号とランプの電圧設定値との関係を表した図である。
【図9】データ写込み装置の組立製造ラインの一部を表した概略図である。
【図10】ランプテスト装置の斜視図である。
【図11】ランプのテスト方法を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 データ写込み装置
3 写込み用LCD
4 モニタ用LCD
5 ランプ
6 回路基板
17 時計調整端子
18 電圧調整端子
21 電池
22 制御回路
23 ランプ用定電圧回路
24 写込み用定電圧回路
25 時計回路
32 テスト用端子
55 トレイ
57 ランプテスト装置
59 パターンカット装置
61 テストプローブ
62 CCDカメラ
63 制御ボックス
F フィルム
Claims (2)
- フィルムにデータを写し込むための光源を構成するランプと、
前記ランプの光をマスクしてデータをフィルムに照射させる透過型の液晶表示体と、
複数のスイッチ要素から成り、接続状態の前記複数のスイッチ要素が選択的に切断されて複数ビットの設定信号を生成するスイッチ回路パターンを有し、前記複数ビットの設定信号により、電源を構成する電池の前記ランプへの印加電圧を可変可能な所定の値に設定すると共に、前記ランプへの印加電圧を一定にするランプ用定電圧手段と、
前記電池の前記液晶表示体への印加電圧を一定にする液晶用定電圧手段と、
前記液晶表示体のデータを制御すると共に、前記ランプの点灯時間を制御する制御手段と、
装置の前記液晶表示体が取り付けられた側の面に設けられ、前記スイッチ回路パターンの複数のスイッチ要素に対応する複数のテスト用スイッチ端子と、を備え、
前記ランプ用定電圧手段は、生成する前記複数ビットの設定信号が、前記複数のテスト用スイッチ端子に前記複数ビットの設定信号に対応する複数ビットのテスト信号を入力して測定された全開状態の前記液晶表示体を透過するランプ光の輝度が所定の輝度値に最も近い値となるテスト信号と同一の信号となるように、前記スイッチ回路パターンの複数のスイッチ要素が選択的に切断されていることを特徴とするカメラのデータ写込み装置。 - 前記制御手段は、前記ランプの点灯時間を可変可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラのデータ写込み装置。
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