JP3591243B2 - 旅行時間計測方法、旅行時間計測装置及び旅行時間計測システム - Google Patents
旅行時間計測方法、旅行時間計測装置及び旅行時間計測システム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両が所定の区間又は所定の地点間を移動に要する時間(以下、「旅行時間」という。)を計測するための旅行時間計測方法、旅行時間計測装置及び旅行時間計測システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等により目的地まで移動を行う場合、交通渋滞等を避けて通行経路を適宜選択することが行われる。この場合、できるだけ短時間で目的地まで移動するには、現状の交通状況を的確に把握し、旅行時間が最も短くなる最適経路を選択することが肝要である。
【0003】
そこで、現在位置から目的地までの旅行時間を計測する手法として、例えば、交差点から交差点までの区間又は合流地点から分岐地点の区間などを1リンクとし、1リンクごとの現実の旅行時間を計測し、現在位置から目的地までの経路における各リンクの旅行時間を合計して算出する。そして、現在位置から目的地までの経路が複数ある場合、各経路ごとの合計された旅行時間を比較して、最短となる旅行時間を選び出すことが考えられる。
【0004】
また、この旅行時間計測方法において、現在位置から目的地までの経路の途中に右折箇所又は左折箇所が存在する場合、旅行時間を正確に計測するためには、右折に要する時間(右折コスト)又は左折に要する時間(左折コスト)を加味して現在位置から目的地までの旅行時間を計測することが重要である。
【0005】
更に、右折に要する時間及び左折に要する時間を計測する手法としては、以下のようなものが考えられる。例えば、図8に示すように、現在位置から目的地までの経路の途中に右折すべき交差点Xaがある場合、その前の交差点Xbの出口位置Paから交差点Xaを右折した出口位置Pbまでの移動に要する旅行時間Taを計測し、前の交差点Xbの出口位置Paから直進して交差点Xaを通過した出口位置Pcまでの旅行時間Tbを計測した後、右折したときの旅行時間Taと直進するときの旅行時間Tbとの差をとって、右折に要する時間(Ta−Tb)を算出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した旅行時間計測技術にあっては、現在位置から目的地までの旅行時間が正確に算出できないという問題点がある。
【0007】
一般に、交差点に設置される信号機の青開始時間(赤信号から青信号に変わる時間)は、上流から走行してきた車両がなるべく停止することなく各交差点を通過できるように設定されている(いわゆる、「オフセット」)。このような信号機の設定は主要な流れ(一般には直進車)を対象として行われるため、その主要な流れに途中から流入した車両は流入後の最初の交差点で赤信号により停止させられる可能性が高い。
【0008】
このため、前述した旅行時間計測のように右折又は左折に要する時間を算出すると、単に右折又は左折する時に要する時間のみが算出されるだけであって、それ以外に右折又は左折したことにより生ずる損失時間、即ち右折後又は左折後の最初の交差点で停止させられることにより要する時間が加味されない。従って、前述した旅行時間計測方法では、車両が右折又は左折した際、現実に要する時間に対し短い時間が算出されることになり、正確な旅行時間を算出することができないことになる。
【0009】
そこで本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであって、旅行時間を正確に算出できる旅行時間計測方法、旅行時間計測装置及び旅行時間計測システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明に係る旅行時間計測方法は、第一通行路と第二通行路が交差してなる交差点にて車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を計測する方法であって、第一通行路から交差点に進入し右折又は左折して第二通行路にある次の交差点を通過するまでに要する右左折所要時間を計測し、第一通行路から交差点に進入し直進して交差点を通過するのに要する第一直進所要時間を計測すると共に、第二通行路から交差点に進入し直進した際に交差点の通過後から次の交差点を通過するまでの第二直進所要時間を計測し、
右左折所要時間から第一直進所要時間及び第二直進所要時間を減じて旅行時間を算出することを特徴とする。
【0011】
また本発明に係る旅行時間計測装置は、第一通行路と第二通行路が交差してなる交差点にて車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を計測する装置であって、第一通行路から交差点に進入し右折又は左折して第二通行路にある次の交差点を通過するまでに要する右左折所要時間を演算する右左折所要時間演算手段と、第一通行路から交差点に進入し直進して交差点を通過するのに要する第一直進所要時間を演算する第一直進所要時間演算手段と、第二通行路から交差点に進入し直進した際に交差点の通過後から次の交差点を通過するまでの第二直進所要時間を演算する第二直進所要時間演算手段と、右左折所要時間から第一直進所要時間及び第二直進所要時間を減じて旅行時間を演算する旅行時間演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
また本発明に係る旅行時間計測システムは、第一通行路と第二通行路が交差してなる交差点にて車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を計測するシステムであって、第一通行路から交差点に進入し右折又は左折して第二通行路にある次の交差点を通過するまでに要する右左折所要時間を検出する右左折所要時間検出手段と、第一通行路から交差点に進入し直進して交差点を通過するのに要する第一直進所要時間を検出する第一直進所要時間検出手段と、第二通行路から交差点に進入し直進した際に交差点の通過後から次の交差点を通過するまでの第二直進所要時間を検出する第二直進所要時間検出手段と、右左折所要時間の情報信号、第一直進所要時間の情報信号及び第二直進所要時間の情報信号を入力し、右左折所要時間から第一直進所要時間及び第二直進所要時間を減じることにより旅行時間を算出する旅行時間計測装置とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また本発明に係る旅行時間計測システムは、前述の右左折所要時間検出手段から右左折所要時間の情報信号を受信し、第一直進所要時間検出手段から第一直進所要時間の情報信号を受信し、第二直進所要時間検出手段から第二直進所要時間の情報信号を受信すると共に、右左折所要時間の情報信号、第一直進所要時間の情報信号及び第二直進所要時間の情報信号を旅行時間計測装置に伝達させる情報伝達手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
更に、本発明に係る旅行時間計測システムは、第一通行路と第二通行路が交差してなる交差点にて車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を計測するシステムであって、第一通行路から交差点に進入する車両を検出すると共にその車両の進入する際の時刻を記憶する第一進入検出手段と、交差点から第一通行路に退出する車両を検出すると共にその車両の退出する際の時刻を記憶する第一退出検出手段と、第二通行路から交差点に進入する車両を検出する第二進入検出手段と、交差点から第二通行路に退出する車両を検出すると共にその車両の退出する際の時刻を記憶する第二退出検出手段と、第二通行路上で交差点と隣り合う交差点から第二通行路に退出する車両を検出すると共にその車両の退出する際の時刻を記憶する第三退出検出手段と、第一進入検出手段及び第三退出検出手段により得られる情報に基づき第一通行路から交差点に進入し右折又は左折して隣り合う交差点を通過するまでに要する右左折所要時間を算出し、第一進入検出手段及び第一退出検出手段により得られる情報に基づき第一通行路から交差点に進入し直進して交差点を通過するのに要する第一直進所要時間を算出し、第二進入検出手段、第二退出検出手段及び第三退出検出手段により得られる情報に基づき第二通行路から交差点に進入し直進した際に交差点の通過後から隣り合う交差点を通過するまでの第二直進所要時間を算出すると共に、右左折所要時間から第一直進所要時間及び第二直進所要時間を減じて旅行時間を算出する旅行時間計測装置とを備えたことを特徴とする。
【0015】
これらの発明によれば、車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を正確に計測することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の種々の実施形態に係る旅行時間計測方法、旅行時間計測装置及び旅行時間計測システムについて説明する。また、各図において同一要素には同一符号を付して説明を省略する。また、図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致していない。
【0017】
(第一実施形態)
図1に本実施形態に係る旅行時間計測システムの概要図を示す。図1に示すように、旅行時間計測システム1には、旅行時間計測装置2が設けられている。旅行時間計測装置2は、交通管制センタ21などに設置されるものであり、専用回線22を介して端末装置3と接続され、端末装置3の情報が入力できるようになっている。この旅行時間計測装置2としては、例えば、演算機能を有する制御部、変復調部などを具備したコンピュータなどが用いられる。端末装置3は、車両4が走行する道路に設置されるものであり、車両4から情報信号を受信する機能及びその情報信号を専用回線22を介して旅行時間計測装置2へ伝達させる機能を有している。例えば、端末装置3としては、光学的に走行する車両4と通信するものが用いられる。
【0018】
図2に示すように、端末装置3は、例えば、道路5の直上に設置される感知器31と制御器32により構成される。感知器31は、車両4から出射される光信号を受光する受光器が内蔵されている。制御器32は、感知器31が受信した信号を記憶する記憶部、その受信した信号を旅行時間計測装置2へ伝達させる通信部を備えて構成されている。なお、端末装置3は、感知器31が投光機能を備え車両4との双方向通信を行えるものであってもよく、また、制御器32が車両4を撮像する機能を備え車両4の存在、速度及び車種を計測可能としたものであってもよい。
【0019】
図1に示すように、車両4には、車載装置6が搭載されている。車載装置6は、道路網の地図データを有しており、衛星(GPS)、地磁気センサ又はジャイロセンサなどを用いて車両4の現在位置を検出する位置検出機能を備えている。また、車載装置6は、現在の時刻を検出するための時計機能を備えている。また、車載装置6は、車両4が実際に走行した交差点、合流地点、分岐地点等から交差点、合流地点、分岐地点等までの区間(以下、「リンク」という。)において、各リンクを走行するのに要した時間を計測し記憶する旅行時間計測機能を有している。更に、車載装置6は、投光器を備えており、記憶した旅行時間の情報を端末装置3へ送信する通信機能を有している。この車載装置6としては、例えば、車載用ナビゲーション装置に旅行時間計測機能及びした通信機能を付加したものなどが用いられる。なお、車載装置6は、端末装置3と双方向通信が行えるように、受光器を備えて受信機能を有するものであってもよい。また、車両4は、自動車に限られず、運転者の意志により任意に走行経路を選択できるものであれば、バイクなどであってもよい。
【0020】
次に、旅行時間計測システム1、旅行時間計測装置2などの動作及び旅行時間計測方法について説明する。
【0021】
図3に示すように、複数のリンクLを有する道路網を車両4が走行すると、車載装置6が作動して、車両4が各リンクLを通過するのに要した時間が車載装置6に記憶される。ここでいう「リンクLを通過するのに要した時間」とは、例えば、交差点などを通過後から次の交差点などに進入し通過するまでの時間をいうものとし、以下、「リンク旅行時間」と称する。そして、車両4が通行路に設置される端末装置3を通過する際に、車載装置6が端末装置3に向けて光信号を送信する。すなわち、車両4の車載装置6は、走行して来たリンクLを特定する情報(リンク番号の情報)及び走行に要したリンク旅行時間の情報などのリンクLに関するデータを光信号とし、端末装置3に向けて投光する。端末装置3では、車両4の光信号を受光して、電気信号に変換し又は光信号のまま増幅して、専用回線22を介しリンク旅行時間の情報を含んだデータを旅行時間計測装置2に伝送する。
【0022】
一方、旅行時間計測装置2では、端末装置3及び専用回線22などの情報伝達手段を介して伝送されるリンク番号及びリンク旅行時間の情報を記憶し、それらの情報に基づいて各リンクLごとのリンク旅行時間を算出し集計する。このため、多数の車両4の情報が収集できれば、道路網の各リンクLのリンク旅行時間のデータが得られる。そして、ある地点から地点までの移動に要する時間がその地点間の通行経路における各リンク旅行時間をそれぞれ加算することにより算出することが可能となる。その際、出発地点から目的地点までの移動に要する時間を正確に算出するには、車両4が右左折する際に要する時間を正確に算出することが重要となる。
【0023】
図4に示すように、例えば、東西方向(図4では左右方向)に延びる第一通行路51と南北方向(図4では上下方向)に延びる第二通行路52が交差してなる交差点X1において、車両4が東に向けて第一通行路51を進行し交差点X1を右折する場合、右折に要する際の旅行時間は、以下のように計測される。
【0024】
車両4が第一通行路51から交差点X1に進入し右折して第二通行路52の次の交差点X2を通過したとき、車両4の車載装置6により、交差点X1の前の交差点X0通過後から交差点X1の通過後までの時間T1及び交差点X1の通過後から次の交差点X2の通過後までの時間T2がそれぞれ検出される。そして、車両4が端末装置3を通過する際に、その端末装置3に向けて時間T1、T2の情報を含む光信号が送信される。そして、端末装置3がその光信号を受光して、光信号又は電気信号とし専用回線22を介して旅行時間計測装置2に伝送される。そして、旅行時間計測装置2に、車両4が第一通行路51から交差点X1に進入し右折して第二通行路52の次の交差点X2を通過するまでに要する時間(T1、T2)が記憶される。
【0025】
また、車両4が第一通行路51から交差点X1に進入し直進してその交差点X1を通過したとき、車両4の車載装置6により、交差点X1の前の交差点X0の通過後から交差点X1の通過後までの時間T3が検出される。そして、車両4が端末装置3を通過する際に、車載装置6により端末装置3に向けて時間T3の情報を含む光信号が送信される。そして、その時間T3の情報は、端末装置3及び専用回線22を介して旅行時間計測装置2に伝送され、旅行時間計測装置2に記憶される。なお、ここでいう車両4は、車載装置6を備えるものであれば、時間T1、T2を検出した車両と同一のものでなくてもよい。
【0026】
更に、車両4が第二通行路52の北側から交差点X1に進入して直進し、次の交差点X2を通過したとき、車両4の車載装置6により、交差点X1の前の交差点X3の通過後から交差点X1の通過後までの時間T4及び交差点X1の通過後から交差点X2の通過後までの時間T5がそれぞれ検出される。そして、車両4が端末装置3を通過する際に、車載装置6により端末装置3に向けて時間T4、T5の情報を含む光信号が送信される。そして、その時間T4、T5の情報は、端末装置3及び専用回線22を介して旅行時間計測装置2に伝送され、旅行時間計測装置2に記憶される。なお、ここでいう車両4は、車載装置6を備えるものであれば、時間T1、T2及びT3を検出した車両と同一のものでなくてもよい。
【0027】
そして、旅行時間計測装置2により、記憶された情報に基づいて、まず、第一通行路51の東側から交差点X1に進入し右折して第二通行路52にある次の交差点X2を通過するまでに要する時間、即ち時間T1、T2が演算される。そして、第一通行路51から交差点X1に進入し直進して交差点X1を通過するのに要する時間、即ち時間T3が演算される。更に、第二通行路52から交差点X1に進入し直進した際に交差点X1の通過後から次の交差点X2を通過するまでの時間、即ち時間T5が演算される。
【0028】
次いで、次の式(1)により、車両4が交差点X1を右折する際に要する時間TRが算出される。
【0029】
TR=(T1+T2)−T3−T5 ‥‥(1)
このように算出された時間TRは、第二通行路52のオフセットによる旅行時間の増減が考慮されたものとなる。このため、交差点X1の右折する際の正確な旅行時間が得られる。
【0030】
一方、図4に示すように、交差点X1において車両4が東に向けて第一通行路51を進行し交差点X1を左折する場合、左折に要する際の旅行時間は、以下のように計測される。
【0031】
車両4が第一通行路51から交差点X1に進入し左折して第二通行路52の次の交差点X3を通過したとき、車両4の車載装置6により、交差点X1の前の交差点X0通過後から交差点X1の通過後までの時間T6及び交差点X1の通過後から次の交差点X3の通過後までの時間T7がそれぞれ検出される。そして、車両4が端末装置3を通過する際に、その端末装置3に向けて時間T6、T7の情報を含む光信号が送信される。端末装置3はその光信号を受光して、光信号又は電気信号とし専用回線22を介して旅行時間計測装置2に伝送する。そして、旅行時間計測装置2に、車両4が第一通行路51から交差点X1に進入し左折して第二通行路52の次の交差点X3を通過するまでに要する時間(T6、T7)が記憶される。
【0032】
また、車両4が第一通行路51から交差点X1に進入し直進してその交差点X1を通過したとき、車両4の車載装置6により、前述と同様にして交差点X1の前の交差点X0の通過後から交差点X1の通過後までの時間T3が検出される。そして、車両4が端末装置3を通過する際に、車載装置6により端末装置3に向けて時間T3の情報を含む光信号が送信される。そして、その時間T3の情報は、端末装置3及び専用回線22を介して旅行時間計測装置2に伝送され、旅行時間計測装置2に記憶される。なお、ここでいう車両4は、車載装置6を備えるものであれば、時間T6、T7を検出した車両と同一のものでなくてもよい。
【0033】
更に、車両4が第二通行路52の南側から交差点X1に進入して直進し、次の交差点X3を通過したとき、車両4の車載装置6により、交差点X1の前の交差点X2の通過後から交差点X1の通過後までの時間T8及び交差点X1の通過後から交差点X3の通過後までの時間T9がそれぞれ検出される。そして、車両4が端末装置3を通過する際に、車載装置6により端末装置3に向けて時間T8、T9の情報を含む光信号が送信される。そして、その時間T8、T9の情報は、端末装置3及び専用回線22を介して旅行時間計測装置2に伝送され、旅行時間計測装置2に記憶される。なお、ここでいう車両4は、車載装置6を備えるものであれば、時間T3、T6及びT7を検出した車両と同一のものでなくてもよい。
【0034】
そして、旅行時間計測装置2により、記憶された情報に基づいて、まず、第一通行路51から交差点X1に進入し左折して第二通行路52に設置される次の交差点X3を通過するまでに要する時間、即ち時間T6、T7が演算される。そして、第一通行路51の東側から交差点X1に進入し直進して交差点X1を通過するのに要する時間、即ち時間T3が演算される。更に、第二通行路52から交差点X1に進入し直進した際に交差点X1の通過後から次の交差点X3を通過するまでの時間、即ち時間T9が演算される。
【0035】
次いで、次の式(2)により、車両4が交差点X1を左折する際に要する時間TLが算出される。
【0036】
TL=(T6+T7)−T3−T9 ‥‥(2)
このように算出された時間TRは、第二通行路52のオフセットによる旅行時間の増減が考慮されたものとなる。このため、交差点X1の左折する際の正確な旅行時間が得られる。
【0037】
以上のように、本実施形態に係る旅行時間計測方法、旅行時間計測装置2及び旅行時間計測システム1によれば、車両4が右折又は左折に要する際の旅行時間を正確に計測することができる。このため、出発地点から目的地点までの旅行時間を正確に計測することが可能となる。特に、道路交通情報通信システム(VICS)、動的経路誘導システム(DRGS)などに適用すれば非常に有用なものとなる。
【0038】
(第二実施形態)
第一実施形態に係る旅行時間計測システム1では車両4の車載装置6と端末装置3との間で光学式の通信が行われるが、それらの間の通信は光学式のものに限られるものではなく、電波式の通信や移動電話を用いた通信などであってもよい。
【0039】
このような旅行時間計測システムであっても、前述の第一実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0040】
(第三実施形態)
次に第三実施形態に係る旅行時間計測方法、旅行時間計測装置及び旅行時間計測システムについて説明する。
【0041】
図5に本実施形態に係る旅行時間計測システムの概要図を示す。図5に示すように、旅行時間計測システム1aには、旅行時間計測装置2aが設けられている。旅行時間計測装置2aは、交通管制センタ21などに設置されるものであり、専用回線22を介して端末装置7と接続され、端末装置7の情報が入力できるようになっている。この旅行時間計測装置2aとしては、例えば、演算機能を有する制御部、変復調部などを具備したコンピュータなどが用いられる。端末装置7は、車両8が走行する道路に設置されるものであり、車両8の車両ナンバを認識する機能及びその情報信号を専用回線22を介して旅行時間計測装置2aへ伝達させる機能を有している。例えば、端末装置7としては、光学的に走行する車両8と通信するものが用いられる。
【0042】
図6に示すように、端末装置7は、例えば、道路5の直上に設置される感知器71と制御器72により構成される。感知器71は、道路5上を撮影するための撮像手段を備えたカメラユニットであり、撮像手段としてはCCDカメラなどが用いられる。制御器72は、感知器71の撮影により得られた画像信号に基づき車両8を検出すると共に、画像処理により車両8の車両ナンバを読み取る車番読取機能を有している。また、制御器72は、現在の時刻を検出するための時計機能を備えている。更に、制御器72は、検出した車両8の車両ナンバ及び車両8の通過時刻の情報信号を旅行時間計測装置2aへ伝達させる通信機能を有している。なお、ここでいう車両8は、自動車に限られず、運転者の意思により任意に走行経路を選択できるものであれば、バイクなどであってもよい。
【0043】
次に、旅行時間計測システム1a、旅行時間計測装置2aなどの動作及び旅行時間計測方法について説明する。
【0044】
図7に示すように、複数のリンクを有する道路網には各リンクの入口位置には端末装置7(7a〜7h)がそれぞれ設けられている。例えば、東西方向(図7では左右方向)に延びる第一通行路51上には交差点X0があり、その交差点X0の西側の出口位置には端末装置7aが設けられている。交差点X0の東側には、第一通行路51と南北方向(図7では上下方向)に延びる第二通行路52が交差してなる交差点X1がある。この交差点X1の西側の出口位置には端末装置7b、交差点X1の南側の出口位置には端末装置7b、交差点X1の北側の出口位置には端末装置7fが設けられている。また、第二通行路52上の交差点X1の南側には交差点X2があり、この交差点X2の南側の出口位置には端末装置7cが設けられ、交差点X2の北側の出口位置には端末装置7hが設けられている。更に、第二通行路52上の交差点X1の北側には交差点X3があり、この交差点X3の南側の出口位置には端末装置7eが設けられ、交差点X3の北側の出口位置には端末装置7gが設けられている。
【0045】
このような道路網において、車両8が走行し端末装置7の位置を通過すると、端末装置7の感知器71が車両を撮像し制御器72が画像処理により車両ナンバを検出し、それと共に通過時刻を記憶する。このため、端末装置7により、特定の車両8がその端末装置7を通過した時刻が検出されることになる。この車両ナンバと通過時刻の情報は、専用回線22を介して旅行時間計測装置2aに伝送され、その旅行時間計測装置2aに記憶される。
【0046】
また、旅行時間計測装置2aでは、各端末装置7における車両ナンバと通過時刻の情報を集計し、同一の車両8における端末装置7の通過時刻に基づき交差点などから交差点などまでのリンクを移動するのに要する時間、即ちリンク旅行時間を演算し算出する。このため、多数の車両8が道路網を走行することにより、道路網の各リンクのリンク旅行時間のデータが得られる。そして、ある地点から地点までの移動に要する時間がその地点間の通行経路における各リンク旅行時間をそれぞれ加算することにより算出することが可能となる。その際、出発地点から目的地点までの移動に要する時間を正確に算出するには、車両8が右左折する際に要する時間を正確に算出することが重要となる。
【0047】
図7に示すように、第一通行路51と第二通行路52が交差してなる交差点X1において、車両8が東に向けて第一通行路51を進行し交差点X1を右折する場合、右折に要する際の旅行時間は、以下のように計測される。
【0048】
車両8が第一通行路51の西側から交差点X1に進入し右折して第二通行路52の次の交差点X2を通過した場合、車両8が第一通行路51の交差点X0を通過した時に端末装置7aにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。また、車両8が交差点X1を通過した時に端末装置7bにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。更に、車両8が交差点X2を通過した時に端末装置7cにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。そして、端末装置7a〜7cに記憶された車両8の車両ナンバ及び通過時刻の情報は専用回線22を介して旅行時間計測装置2aに伝送される。そして、旅行時間計測装置2aにより、車両ナンバの情報に基づき同一の車両8が連続して端末装置7a、7b及び7cを通過したことが検出され、端末装置7aの通過時刻及び端末装置7bの通過時刻の情報に基づき交差点X0の通過後から交差点X1の通過後までの時間T1が演算され、端末装置7bの通過時刻及び端末装置7cの通過時刻の情報に基づき交差点X1の通過後から交差点X2の通過後までの時間T2が演算される。
【0049】
また、車両8が第一通行路51の西側から交差点X1に進入し直進してその交差点X1を通過した場合、車両8が交差点X0の通過した時に端末装置7aにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。また、車両8が交差点X1を通過した時に端末装置7dにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。そして、端末装置7a、7dに記憶された車両8の車両ナンバ及び通過時刻の情報は専用回線22を介して旅行時間計測装置2aに伝送される。そして、旅行時間計測装置2aにより、車両ナンバの情報に基づき同一の車両8が連続して端末装置7a、7dを通過したことが検出され、端末装置7aの通過時刻及び端末装置7dの通過時刻の情報に基づき交差点X0の通過後から交差点X1の通過後までの時間T3が演算される。なお、ここでいう車両8は、時間T1、T2の検出に用いられた車両と同一のものでなくてもよい。
【0050】
更に、車両8が第二通行路52の北側から交差点X1に進入して直進し、次の交差点X2を通過した場合、車両8が交差点X3の通過した時に端末装置7eにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。また、車両8が交差点X1を通過した時に端末装置7bにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。更に、車両8が交差点X2を通過した時に端末装置7cにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。そして、端末装置7e、7b及び7cに記憶された車両8の車両ナンバ及び通過時刻の情報は専用回線22を介して旅行時間計測装置2aに伝送される。そして、旅行時間計測装置2aにより、車両ナンバの情報に基づき同一の車両8が連続して端末装置7e、7b及び7cを通過したことが検出され、その際の端末装置7bの通過時刻及び端末装置7cの通過時刻の情報に基づき交差点X1の通過後から交差点X2の通過後までの時間T5が演算される。
【0051】
そして、旅行時間計測装置2aにより、演算により得られたリンク旅行時間T1、T2、T3及びT5を第一実施形態にて説明した式(1)に代入することにより、車両8が交差点X1を右折する際に要する時間TRが算出できる。
【0052】
このように算出された時間TRは、第二通行路52の各交差点X1〜X3の信号機がオフセット設定される場合であっても、そのオフセットによる旅行時間の増減が考慮されたものとなる。このため、交差点X1の右折する際の正確な旅行時間が得られる。
【0053】
一方、図7に示すように、交差点X1において車両8が東に向けて第一通行路51を進行し交差点X1を左折する場合、左折に要する際の旅行時間は、以下のように計測される。
【0054】
車両8が第一通行路51の西側から交差点X1に進入し左折して第二通行路52の次の交差点X3を通過した場合、車両8が第一通行路51の交差点X0を通過した時に端末装置7aにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。また、車両8が交差点X1を通過した時に端末装置7fにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。更に、車両8が交差点X3を通過した時に端末装置7gにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。そして、端末装置7a、7f及び7gに記憶された車両8の車両ナンバ及び通過時刻の情報は専用回線22を介して旅行時間計測装置2aに伝送される。そして、旅行時間計測装置2aにより、車両ナンバの情報に基づき同一の車両8が連続して端末装置7a、7f及び7gを通過したことが検出され、端末装置7aの通過時刻及び端末装置7fの通過時刻の情報に基づき交差点X0の通過後から交差点X1の通過後までの時間T6が演算され、端末装置7fの通過時刻及び端末装置7gの通過時刻の情報に基づき交差点X1の通過後から交差点X3の通過後までの時間T7が演算される。
【0055】
また、車両8が第一通行路51の西側から交差点X1に進入し直進してその交差点X1を通過した場合、前述と同様にして、車両8が交差点X0の通過した時に端末装置7aにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。また、車両8が交差点X1を通過した時に端末装置7dにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。そして、端末装置7a、7dに記憶された車両8の車両ナンバ及び通過時刻の情報は専用回線22を介して旅行時間計測装置2aに伝送される。そして、旅行時間計測装置2aにより、車両ナンバの情報に基づき同一の車両8が連続して端末装置7a、7dを通過したことが検出され、端末装置7aの通過時刻及び端末装置7dの通過時刻の情報に基づき交差点X0の通過後から交差点X1の通過後までの時間T3が演算される。なお、ここでいう車両8は、時間T6、T7の検出に用いられた車両と同一のものでなくてもよい。
【0056】
更に、車両8が第二通行路52の南側から交差点X1に進入して直進し、次の交差点X3を通過した場合、車両8が交差点X2の通過した時に端末装置7hにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。また、車両8が交差点X1を通過した時に端末装置7fにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。更に、車両8が交差点X3を通過した時に端末装置7gにより車両8の車両ナンバが検出されると共に、車両8の通過時刻が記憶される。そして、端末装置7h、7f及び7gに記憶された車両8の車両ナンバ及び通過時刻の情報は専用回線22を介して旅行時間計測装置2aに伝送される。そして、旅行時間計測装置2aにより、車両ナンバの情報に基づき同一の車両8が連続して端末装置7h、7f及び7gを通過したことが検出され、その際の端末装置7fの通過時刻及び端末装置7gの通過時刻の情報に基づき交差点X1の通過後から交差点X3の通過後までの時間T9が演算される。
【0057】
そして、旅行時間計測装置2aにより、演算により得られたリンク旅行時間T3、T6、T7及びT9を第一実施形態にて説明した式(2)に代入することにより、車両8が交差点X1を左折する際に要する時間TLが算出できる。
【0058】
このように算出された時間TLは、第二通行路52の各交差点X1〜X3の信号機がオフセット設定される場合であっても、そのオフセットによる旅行時間の増減が考慮されたものとなる。このため、交差点X1の右折する際の正確な旅行時間が得られる。
【0059】
以上のように、本実施形態に係る旅行時間計測方法、旅行時間計測装置2a及び旅行時間計測システム1aによれば、車両8が右折又は左折に要する際の旅行時間を正確に計測することができる。このため、出発地点から目的地点までの旅行時間を正確に計測することが可能となり、特に、道路交通情報通信システム(VICS)、動的経路誘導システム(DRGS)などに適用すれば非常に有用なものとなる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0061】
車両の旅行時間の計測において、信号機のオフセットによる影響が加味されるため、車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を正確に計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】旅行時間計測システムの説明図である。
【図2】端末装置の説明図である。
【図3】旅行時間計測方法の説明図である。
【図4】旅行時間計測方法の説明図である。
【図5】第三実施形態に係る旅行時間計測システムの説明図である。
【図6】第三実施形態に係る旅行時間計測システムにおける端末装置の説明図である。
【図7】第三実施形態に係る旅行時間計測方法の説明図である。
【図8】本発明の前提となる旅行時間計測技術の説明図である。
【符号の説明】
1…旅行時間計測システム、2…旅行時間計測装置、3…端末装置、4…車両。
Claims (5)
- 第一通行路と第二通行路が交差してなる交差点にて車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を計測する方法であって、
前記第一通行路から前記交差点に進入し右折又は左折して前記第二通行路にある次の交差点を通過するまでに要する右左折所要時間を計測し、前記第一通行路から前記交差点に進入し直進して前記交差点を通過するのに要する第一直進所要時間を計測すると共に、前記第二通行路から前記交差点に進入し直進した際に前記交差点の通過後から前記次の交差点を通過するまでの第二直進所要時間を計測し、
前記右左折所要時間から前記第一直進所要時間及び前記第二直進所要時間を減じて前記旅行時間を算出すること、
を特徴とする旅行時間計測方法。 - 第一通行路と第二通行路が交差してなる交差点にて車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を計測する装置であって、
前記第一通行路から前記交差点に進入し右折又は左折して前記第二通行路にある次の交差点を通過するまでに要する右左折所要時間を演算する右左折所要時間演算手段と、
前記第一通行路から前記交差点に進入し直進して前記交差点を通過するのに要する第一直進所要時間を演算する第一直進所要時間演算手段と、
前記第二通行路から前記交差点に進入し直進した際に前記交差点の通過後から前記次の交差点を通過するまでの第二直進所要時間を演算する第二直進所要時間演算手段と、
前記右左折所要時間から前記第一直進所要時間及び前記第二直進所要時間を減じて前記旅行時間を演算する旅行時間演算手段と、
を備えたことを特徴とする旅行時間計測装置。 - 第一通行路と第二通行路が交差してなる交差点にて車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を計測するシステムであって、
前記第一通行路から前記交差点に進入し右折又は左折して前記第二通行路にある次の交差点を通過するまでに要する右左折所要時間を検出する右左折所要時間検出手段と、
前記第一通行路から前記交差点に進入し直進して前記交差点を通過するのに要する第一直進所要時間を検出する第一直進所要時間検出手段と、
前記第二通行路から前記交差点に進入し直進した際に前記交差点の通過後から前記次の交差点を通過するまでの第二直進所要時間を検出する第二直進所要時間検出手段と、
前記右左折所要時間の情報信号、前記第一直進所要時間の情報信号及び前記第二直進所要時間の情報信号を入力し、前記右左折所要時間から前記第一直進所要時間及び前記第二直進所要時間を減じることにより前記旅行時間を算出する旅行時間計測装置と、
を備えたことを特徴とする旅行時間計測システム。 - 前記右左折所要時間検出手段から前記右左折所要時間の情報信号を受信し、前記第一直進所要時間検出手段から前記第一直進所要時間の情報信号を受信し、前記第二直進所要時間検出手段から前記第二直進所要時間の情報信号を受信すると共に、前記右左折所要時間の情報信号、前記第一直進所要時間の情報信号及び前記第二直進所要時間の情報信号を前記旅行時間計測装置に伝達させる情報伝達手段を備えたこと、
を特徴とする請求項3に記載の旅行時間計測システム。 - 第一通行路と第二通行路が交差してなる交差点にて車両が右折又は左折する際に要する旅行時間を計測するシステムであって、
前記第一通行路から前記交差点に進入する車両を検出すると共にその車両の進入する際の時刻を記憶する第一進入検出手段と、
前記交差点から前記第一通行路に退出する車両を検出すると共にその車両の退出する際の時刻を記憶する第一退出検出手段と、
前記第二通行路から前記交差点に進入する車両を検出する第二進入検出手段と、
前記交差点から前記第二通行路に退出する車両を検出すると共にその車両の退出する際の時刻を記憶する第二退出検出手段と、
前記第二通行路上で前記交差点と隣り合う交差点から前記第二通行路に退出する車両を検出すると共にその車両の退出する際の時刻を記憶する第三退出検出手段と、
前記第一進入検出手段及び前記第三退出検出手段により得られる情報に基づき前記第一通行路から前記交差点に進入し右折又は左折して前記隣り合う交差点を通過するまでに要する右左折所要時間を算出し、前記第一進入検出手段及び前記第一退出検出手段により得られる情報に基づき前記第一通行路から前記交差点に進入し直進して前記交差点を通過するのに要する第一直進所要時間を算出し、前記第二進入検出手段、前記第二退出検出手段及び前記第三退出検出手段により得られる情報に基づき前記第二通行路から前記交差点に進入し直進した際に前記交差点の通過後から前記隣り合う交差点を通過するまでの第二直進所要時間を算出すると共に、前記右左折所要時間から前記第一直進所要時間及び前記第二直進所要時間を減じて前記旅行時間を算出する旅行時間計測装置と、
を備えたことを特徴とする旅行時間計測システム。
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