JP3591124B2 - 経路案内システム及びそれに使用される携帯通信端末と案内指示装置 - Google Patents

経路案内システム及びそれに使用される携帯通信端末と案内指示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯通信端末を用いて、利用者に目的地までの経路を逐次指示する通信による経路案内システム及びそれに使用される携帯通信端末と案内指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、現在位置を検出し目的地までの経路を案内するシステムとしては、カーナビゲーションシステムが知られている。カーナビゲーションシステムにおける基本的な機能としては、現在位置検出機能、経路探索機能、経路案内機能などが備わっている。
【0003】
現在の位置検出の技術としては、GPS(Global Positioning System:衛星測位システム)が利用されている。一般的なカーナビゲーションシステムの構成を示すブロックを図9に示す。地球を回る軌道上の3個以上のGPS衛星からの信号をアンテナ100で受信し、GPS信号処理部101において各々の衛星からの信号の到達所要時間を測定することにより衛星までの距離を計算し、それら衛星の位置と衛星までの距離から現在位置の推定を行う。方位センサ102により車両の向きを検出する。GPS信号処理部101で推定された現在位置及び方位センサ102で検出された方位からなる現在位置情報は、ナビゲーションコンピュータ103に送られ、その現在位置情報を基に、関係する地図情報をCD-ROMプレーヤ104内のCD-ROMから読み出し、その地図情報に含まれる地図をディスプレイ105上に表示し、表示された地図上に現在位置を逐次プロットして行く。
【0004】
経路探索機能は現在位置からユーザが設定した目的地までの推奨経路をナビゲーションコンピュータ103においてCD-ROMプレーヤ104内のCD-ROMに記憶された地図情報を基に計算し、計算された推奨経路をディスプレイ105上に表示された地図上にプロットする。
【0005】
経路案内機能は、経路探索機能によって計算された推奨経路に沿って移動しているとき、交差点、分岐点等にさしかかった場合、交差点、分岐点までの距離、分岐方向などの案内情報を音声によりスピーカ106より出力したり、ディスプレイ上に判りやすく表示をおこなう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で述べたような経路探索機能、経路案内機能を実現するためにはにCD-ROM等に記憶された大容量の地図情報が必要でありそのためのCD-ROMプレーヤが不可欠となる。またより詳細な地図情報(国道、県道といった道路の種類、道路幅情報、一方通行の有無、道路に沿った目印、等の情報)への要求による地図情報データの増加により、複数枚のCD-ROMを保持する必要がある。そのために、カーナビゲーションシステムのための装置が大型化する傾向にあり、従来のカーナビゲーションシステムと同等な機能を持つ装置を徒歩、自転車に搭乗の利用者へ提供することは困難な状況にある。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、利用者は小型の携帯通信端末を携帯するだけで、予め指定した目的地までの経路案内情報を取得可能なシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の経路案内システムは、利用者が携帯する携帯通信端末と指定した目的地までの経路の案内情報を算出する案内指示装置との間で通信を行い、利用者に対し指定した目的地までの経路の案内を行う経路案内システムであって、前記携帯通信端末は、一定時間毎に利用者の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記現在位置検出手段に接続された携帯電話部とを備え、前記携帯電話部には、その現在位置検出手段により一定時間毎に検出された現在位置情報を前記案内指示装置に公衆回線を介して送信し、且つ、利用者の音声に対応する音声信号を公衆回線に送信する携帯通信端末側送信手段と、前記案内指示装置から送信された案内情報を含む無線信号を受信する携帯通信端末側受信手段と、その携帯通信端末側受信手段により受信された案内情報を含む無線信号を出力する出力手段とを設け、前記案内指示装置には、前記携帯通信端末より一定時間毎に送信された現在位置情報を公衆回線を介して受信する案内指示装置側受信手段と、地図情報を記憶した地図情報記憶手段と、前記案内指示装置側受信手段により一定時間毎に受信された現在位置情報と予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づき経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報を算出する案内情報算出手段と、その案内情報算出手段により算出された案内情報を前記携帯通信端末に公衆回線を介して送信する案内指示装置側送信手段とを備える。
【0009】
前記携帯通信端末において、利用者の現在位置情報は現在位置検出手段において一定時間毎に検出され、一定時間毎に検出された利用者の現在位置情報は、前記現在位置検出手段に接続された携帯電話部の携帯通信端末側送信手段を通して前記案内指示装置に公衆回線を介して送信される。前記案内指示装置においては、前記携帯通信端末側送信手段により一定時間毎に送信された現在位置情報を公衆回線を介して案内指示装置側受信手段において受信し、一定時間毎に受信した現在位置情報及び予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づき案内情報算出手段において経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報を算出し、算出された案内情報を案内指示装置側送信手段は前記携帯通信端末に公衆回線を介して送信する。案内指示装置側送信手段から送信された案内情報を公衆回線を介して前記携帯通信端末の携帯電話部の携帯通信端末側受信手段において受信し、受信された案内情報を携帯電話部の出力手段は出力する。また、携帯電話部の携帯通信端末側送信手段は、利用者の音声に対応する音声信号を公衆回線に送信し、携帯電話部の携帯通信端末側受信手段により公衆回線を介して受信した無線信号を携帯電話部の出力手段が出力する。
【0010】
請求項2記載の経路案内システムは、案内指示装置の案内情報算出手段が経路案内のための音声データを案内情報として算出し、携帯通信端末の出力手段は、前記音声データを音声信号に変換する音声信号変換手段と、変換された音声信号を音声として出力するスピーカとを備える。
【0011】
前記案内指示装置の案内情報算出手段が算出した経路案内のための音声データは、前記音声信号変換手段において音声信号に変換され、スピーカから音声として出力される。
【0012】
請求項3記載の経路案内システムは、携帯通信端末の出力手段が、案内情報算出手段により算出された案内情報に基づき経路案内のための音声の合成を行う音声合成手段と、音声合成された音声を出力するスピーカとを備える。
【0013】
前記経路案内システムの案内指示装置の案内情報算出手段において算出された案内情報は前記携帯通信端末の音声合成手段において経路案内のための音声として合成され、スピーカから音声として出力される。
【0014】
請求項4記載の経路案内システムは、前記携帯通信端末が、公衆回線を介して受信した案内情報から利用者が目的地に到達したか否かを判断する携帯通信端末側判断手段と、前記携帯通信端末側判断手段により利用者が目的地に到達したと判断されると公衆回線を介した現在位置情報の送信を終了する携帯通信端末側終了手段とを備え、前記案内指示装置が、公衆回線を介して受信した現在位置情報から利用者が目的地に到達したか否かを判断する案内指示装置側判断手段と、前記案内指示装置側判断手段により利用者が目的地に到達したと判断されると公衆回線を介した案内情報の送信を終了する案内指示装置側終了手段とを備える。
携帯通信端末では、公衆回線を介して受信した案内情報から利用者が目的地に到達したと携帯通信端末側判断手段が判断すると、携帯通信端末側終了手段が公衆回線を介した現在位置情報の送信を終了する。案内指示装置では、公衆回線を介して受信した現在位置情報から利用者が目的地に到達したと案内指示装置側判断手段が判断すると、案内指示装置側終了手段が公衆回線を介した案内情報の送信を終了する。
請求項5記載の携帯通信端末は、利用者が携帯する携帯通信端末と指定した目的地までの経路の案内情報を算出する案内指示装置との間で通信を行い、利用者に対し指定した目的地までの経路の案内を行う経路案内システムで使用される携帯通信端末であって、一定時間毎に利用者の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記現在位置検出手段に接続された携帯電話部とを備え、前記携帯電話部は、その現在位置検出手段により一定時間毎 検出された現在位置情報を案内指示装置に公衆回線を介して送信し、且つ、利用者の音声に対応する音声信号を公衆回線に送信する携帯通信端末側送信手段と、案内指示装置において一定時間毎に受信した前記現在位置情報と予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と地図情報とに基づき経路の案内が必要か否かを判断され、必要と判断された場合に算出され且つ送信された案内情報を含む無線信号を受信する受信手段と、その受信手段により受信された案内情報を含む無線信号を出力する出力手段とを備える。
【0015】
現在位置検出手段は利用者の現在位置情報を一定時間毎に検出し、現在位置検出手段に接続された携帯電話部の送信手段により前記案内指示装置に公衆回線を介して一定時間毎に送信される。案内指示装置は一定時間毎に受信した現在位置情報と目的位置情報と経路の情報と地図情報とに基づき経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報を算出してこれを公衆回線を介して送信し、この案内情報を携帯電話部の受信手段が公衆回線を介して受信し、受信手段により受信された案内情報を携帯電話部の出力手段は出力する。また、携帯電話部の送信手段は、利用者の音声に対応する音声信号を公衆回線に送信し、携帯電話部の携帯通信端末側受信手段により公衆回線を介して受信した無線信号を携帯電話部の出力手段が出力する。
【0016】
請求項6記載の携帯通信端末は出力手段が、前記受信手段により受信された案内情報の音声データを、音声信号に変換する音声信号変換手段と、変換された音声信号を音声として出力するスピーカとを備える。
【0017】
前記受信手段により受信された案内情報の音声データを音声信号変換手段が音声信号に変換し、スピーカから音声として出力される。
【0018】
請求項7記載の携帯通信端末は、出力手段が、前記受信手段により受信された案内情報に基づき経路案内のための音声の合成を行う音声合成手段と、合成された音声を出力するスピーカとを備える。
【0019】
前記受信手段により受信された案内情報を音声合成手段が経路案内のための音声として合成し、スピーカから音声として出力される。
【0020】
請求項8記載の前記携帯通信端末は、公衆回線を介して受信した案内情報から利用者が目的地に到達したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により利用者が目的地に到達したと判断されると公衆回線を介した現在位置情報の送信を終了する終了手段とを備える。
携帯通信端末では、公衆回線を介して受信した案内情報から利用者が目的地に到達したと判断手段が判断すると、終了手段が公衆回線を介した現在位置情報の送信を終了する。
請求項9記載の案内指示装置は、利用者が携帯する携帯通信端末と指定した目的地までの経路の案内情報を算出する案内指示装置との間で通信を行い、利用者に対し指定した目的地までの経路の案内を行う経路案内システムで使用される案内指示装置であって、利用者が携帯する前記携帯通信端末から一定時間毎に送信された現在位置情報を公衆回線を介して受信する受信手段と、地図情報を記憶した地図情報記憶手段と、前記受信手段において受信した現在位置情報と予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づき経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報を算出する案内情報算出手段と、前記案内情報算出手段により算出された案内情報を前記携帯通信端末に公衆回線を介して送信する送信手段とを備える。
【0021】
案内指示装置においては、利用者が携帯する携帯通信端末の送信手段から一定時間毎に送信された現在位置情報は公衆回線を介して受信手段において受信され、一定時間毎に受信された現在位置情報と予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と前記地図情報記憶手段の地図情報とに基づき案内情報算出手段が経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報を算出し、算出された案内情報を送信手段は利用者が携帯する携帯通信端末へ公衆回線を介して送信する。
【0022】
請求項10記載の案内指示装置は、案内情報算出手段が、経路案内のための音声データを案内情報として算出し、送信手段がその音声データを前記携帯通信端末に公衆回線を介して送信する。
請求項11記載の案内指示装置は、公衆回線を介して受信した現在位置情報から利用者が目的地に到達したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により利用者が目的地に到達したと判断されると公衆回線を介した案内情報の送信を終了する終了手段とを備える。
案内指示装置では、公衆回線を介して受信した現在位置情報から利用者が目的地に到達したと判断手段が判断すると、終了手段が公衆回線を介した案内情報の送信を終了する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図2、図3は本発明のシステムを通信手段として公衆電話回線を利用して実施した例である。
【0025】
本発明の経路案内システムにおいて利用者は携帯通信端末10を携帯する。携帯通信端末10は従来の携帯電話の機能に相当する携帯電話部30と、利用者の位置/向きを検出する位置方位検出部20の2つの部分から構成される。
【0026】
携帯電話部30は、公衆回線における基地局との電波の送/受信を行う携帯電話アンテナ42、携帯電話アンテナ42から送信するための送信信号及び携帯電話アンテナ42で受信した受信信号を処理する高周波信号処理部31、信号の多重化、多重化された信号の復元を行う多重化信号処理部32、音声信号の変調/音声信号への復調を行う音声処理部33、音声を出力するスピーカ34、音声を電気信号に換えるマイク35、携帯通信端末10全体を制御するプログラムを記憶したROM39、制御プログラムを実行するCPU38、制御のための様々なパラメータを記憶するRAM40、携帯通信端末10の状態等を表示するディスプレイ36、相手先電話番号等を入力するキーボード37から構成され、それぞれBUS41で接続される。
【0027】
位置方位検出部20はGPS衛星からの信号を受信するGPSアンテナ44、受信した信号を処理し現在位置情報を計算するGPS信号処理部21、利用者の向きを検出する方位センサ22を備え、BUS41を介して携帯電話部30に接続する。
【0028】
例えば、携帯電話部30がPHS(パーソナルハンディフォンシステム)による携帯電話の場合を想定する。利用者の音声はマイク35により電気信号に変換され音声処理部33に入力される。音声処理部33においては、32kbit/s ADPCM(適応差分パルス符号変調)によりデジタル信号化される。デジタル信号化された音声信号は、多重化信号処理部32でTDMA(Time Division Multiple Access)とTDD(Timedivisoin Duplex)方式により多重化され高周波信号処理部31を通して携帯電話アンテナ42から送信される。逆に携帯電話アンテナ42で受信された無線信号は高周波信号処理部31を通して多重化信号処理部32に入力される。入力された信号は多重化信号処理部32でデジタル音声信号に復元され、音声処理部33に入力される。音声処理部33ではデジタル音声信号からアナログの音声信号に復調され、スピーカより音声として出力される。
【0029】
位置方位検出部20では、地球を回る軌道上の3個以上のGPS衛星からの信号をGPSアンテナ44で受信する。GPS衛星からの信号には衛星の位置、信号の送信時刻が含まれ、GPS信号処理部21では各衛星からの送信時刻とGPSアンテナ44で受信した時刻から、各衛星までの距離を計算し、計算された3個以上の衛星の位置と距離から、GPSアンテナ44の位置つまり携帯通信端末10を携帯する利用者の位置情報を1秒から数十秒の時間間隔で計算する。現在位置情報としては緯度、経度が計算される。1秒から数十秒の間隔で計算される位置の差分を逐次計算する事により利用者の移動方向、移動速度が計算可能である。
【0030】
尚、上記携帯通信端末の実施の形態においてGPSアンテナ44及びGPS信号処理部22と方位センサ23から構成される位置方位検出部20が請求項における現在位置検出手段に相当し、多重化信号処理部32、高周波信号処理部31、携帯電話アンテナ42が携帯通信端末の送信手段に相当し、音声処理部33、スピーカ34が携帯通信端末の出力手段に相当する。携帯電話アンテナ42、高周波信号処理部31、多重化信号処理部32が携帯通信端末の受信手段に相当する。
【0031】
一方、本実施形態の案内指示装置50は、公衆電話回線80に接続するための公衆回線接続インターフェース51、音声信号の変調/音声信号への復調を行う音声処理部52、音声を出力するスピーカ53、音声を電気信号に換えるマイク54、案内指示装置50全体を制御するプログラム等を記憶したROM59、制御プログラムを実行するCPU58、制御のための様々なパラメータを記憶するRAM60、経路案内を行うための地図情報等を記憶するためのハードディスクやCD-ROM等から構成される外部記憶装置55、案内指示装置50の管理を行う管理者或いは操作を行うオペレータが操作を行うためのディスプレイ56、キーボード57、経路案内のための音声の合成を行う音声合成部61から構成され、それぞれBUS65で接続される。
【0032】
経路案内を行うためプログラムはROM59や外部記憶装置55に記憶されている。利用者の目的地、そこまでの経路情報はRAM60に記憶される。この経路情報は、現在位置情報と目的位置情報と地図情報とに基づいて算出されたものである。
【0033】
公衆回線80を通して案内指示装置50に利用者の現在位置情報が送られてくる。送られてきた利用者の現在位置情報、RAM60に記憶された利用者の目的地、目的地の位置情報、外部記憶装置55に記憶された地図情報(各地の道路の位置、国道、県道等の種別、道路の幅、通行規制、道路相互の接続、交差点の位置、信号の有無、公園、建物など)を基に、CPU58でROM59や外部記憶装置55に記憶された経路案内プログラムを実行し、経路案内情報を生成する。生成された経路案内情報は音声処理部52に送られ、音声処理部52において経路案内のための音声が生成される。例えば利用者が右折すべき交差点に到達した場合、「この交差点を右折して下さい。」の様な音声が合成される。合成された音声は、公衆回線接続インターフェース51を通して公衆回線80へ送られる。
【0034】
案内指示装置50で生成され公衆回線80へ送られた経路案内の音声は基地局90で多重化処理され利用者の携帯する携帯通信端末10に対して基地局アンテナ91より送信される。携帯通信端末10の携帯電話アンテナ42で受信した信号は高周波信号処理部31、多重化信号処理部32、音声処理部33を通して音声信号に変換されスピーカ34から音声として出力される。
【0035】
尚、上記案内指示装置の実施の形態において地図情報記憶手段は、ハードディスクやCD-ROM等から構成される外部記憶装置55に相当し、ROM59や外部記憶装置55内に記憶されたプログラム及びそれらプログラムを実行するCPU58、音声合成部61が請求項における案内情報を算出する案内情報算出手段に相当し、公衆回線接続インターフェース51が案内指示装置側送信手段に相当し、音声処理部33が音声信号変換手段に相当する。公衆回線接続インターフェース51が案内指示装置の受信手段に相当する。
【0036】
経路案内システムにおける処理の流れを図1に示す。利用者がある経路を通過して目的地へ到達することを希望している場合、利用者は携帯通信端末10から案内指示装置50へ接続要求を出す(S10)。携帯通信端末10からの接続要求をうけて、案内指示装置50は携帯通信端末10を接続する(S30)。利用者は接続後、案内指示装置50への目的地、経路の設定要求を出す(S11)。例えば、案内指示装置の操作オペレータに対して目的地、経路を案内指示装置50へ入力要求を出す。
【0037】
操作オペレータは案内指示装置50のキーボード57、ディスプレイ56からなる入出力端末から指定された目的地、経路を入力しRAM60内に記憶させ(S31)、経路案内を開始する(S32)。携帯通信端末側も経路案内のために現在位置情報の送信を開始する(S12)。携帯通信端末10は一定時間毎に現在位置情報を案内指示装置50に送信し、案内指示装置50から送られてくる経路案内情報を受信し、音声として出力する(S13)。案内指示装置50は一定時間毎に送られてくる現在位置情報とRAM60内に記憶した目的地、経路の情報及び外部記憶装置55に記憶してある地図情報とを比較し経路案内が必要と判断した場合、経路案内情報を生成し携帯通信端末10に向けて生成した経路案内情報を送信する(S33)。経路案内を受けて利用者が目的地に到達(S14)後、現在位置情報の送信を終了する。案内指示装置50も利用者の目的地への到着後、経路案内を終了する。
【0038】
図4は経路案内開始後の携帯通信端末10の処理の流れを示したものである。GPS衛星からの信号をGPSアンテナ44で受信し、受信した信号を処理し現在位置情報を計算する(S60)。計算した現在位置情報を多重化信号処理部32、高周波信号処理部31、携帯電話アンテナ42を通して送信する(S61)。案内指示装置50から送信されてくる信号を処理し、その中に経路案内情報が含まれているか判断し(S62)、含まれていなければS60へ戻る。S62で含まれていると判断されれば、経路案内情報をスピーカから音声として出力する(S63)。経路案内情報から目的地へ到達したか判断し(S64)、目的地に到達したと判断されれば携帯通信端末10の経路案内のための処理を終了する。S64で未だ目的地に到達していないと判断された場合、S60の処理へ戻る。ROM39に記憶され上記S64に対応するプログラム及びそのプログラムを実行するCPU38が、携帯通信端末側判断手段に相当し、ROM39に記憶され上記S64にてYESとなって携帯通信端末10の経路案内のための処理を終了するプログラム及びそのプログラムを実行するCPU38が、携帯通信端末側終了手段に相当する。
【0039】
図5は経路案内開始後の案内指示装置50の処理の流れを示したものである。携帯通信端末10から送られてくる信号を処理し、その中に現在位置情報が含まれているか判断し(S81)、含まれていなければ、S81の処理を繰り返す。含まれていれば現在位置情報とRAM60内に記憶した目的地、経路の情報及び外部記憶装置55に記憶してある地図情報とを比較する(S82)。比較した結果、経路案内情報を生成する必要があるか判断する(S83)。必要と判断された場合、経路案内情報を生成し(S84)、生成した経路案内情報に応じた経路案内のための音声を合成する(S85)。合成した音声は携帯通信端末10に向けて送信される(S86)。現在位置情報から利用者が目的地に到達したか判断し(S87)到達したと判断されれば、案内指示装置50の経路案内処理を終了する。未だ到達していないと判断されれば、S81に戻る。S83において経路案内情報を生成する必要がないと判断されれば、S87処理へ移る。ROM59や外部記憶装置55に記憶され上記S87に対応するプログラム及びそのプログラムを実行するCPU58が、案内指示装置側判断手段に相当し、ROM59や外部記憶装置55に記憶され上記S87にてYESとなって案内指示装置50の経路案内処理を終了するプログラム及びそのプログラムを実行するCPU58が、案内指示装置側終了手段に相当する。
【0040】
以下、簡単な例を用いて説明する。図8に示すように、ある利用者がA公園から、C交差点、D交差点を経由してBホテルまで移動したい場合を想定する。利用者は経路案内装置側に対して前述の様な経路を経てBホテルまで移動する旨を伝える。利用者が携帯通信端末から、予め割り当てられた電話番号を持つ経路案内装置側に電話をかけることにより携帯通信端末を経路案内装置に接続し、経路案内装置側における操作オペレータを介して、C交差点、D交差点を経由してBホテルまで移動するといった目的地、経路情報を経路案内装置に入力して貰う。目的地、経路情報を経路案内装置内に設定した時点で経路案内サービス利用可能となる。利用者は携帯する携帯通信端末の経路案内機能を起動させる。利用者が携帯通信端末を経路案内装置に接続している間、携帯通信端末は利用者の現在位置情報を一定間隔(1秒ないし数十秒間隔)で経路案内装置に送信し続ける。
【0041】
利用者が移動して、図8におけるC交差点に接近すると、経路案内装置において受信した利用者の現在位置情報を基に記憶した目的地、経路情報、地図情報を参照して経路案内情報が生成される。この場合、「C交差点で左折する必要あり」といった情報が生成される。生成された経路案内情報は、ここで「次の交差点を左折してください」といった音声情報に変換され、公衆回線網に送られる。基地局を通して利用者の携帯する携帯通信端末へ送信された音声情報は、携帯通信端末より音声として利用者に「次の交差点を左折してください」と音声の出力をおこなう。
【0042】
案内に従い利用者が左折しD交差点に向かって移動すると、E交差点では曲がる必要が無いので、経路案内装置では「交差点で直進」といった情報が生成され、これが刀u次の交差点を直進してください」といった音声情報に変換され、利用者の携帯する携帯通信端末から音声により、利用者に「次の交差点を直進してください」と経路案内する。同様に利用者がD交差点に接近すると「次の交差点を右折してください」と音声により経路案内する。利用者がD交差点で右折後、直進し目的地のBホテルに接近して行くと、同様に「およそ200m先Bホテルです」と音声情報として経路案内する。利用者が目的地に到達した時点で「目的地に到着です」と音声出力し経路案内サービスは終了する。
【0043】
図6、図7はもう一つの実施形態を示したものである。これまで説明してきた図2における案内指示装置50内の音声合成部61と同等な機能を、図6における携帯通信端末10内の携帯側音声合成部43に移したものである。この場合、図7における案内指示装置50内で生成された経路案内情報は、前述の実施形態とは異なり音声に変換されずに携帯通信端末10に向けて送信される。携帯通信端末10では受信した経路案内情報をROM39に記憶されたプログラムを基にCPU38内で処理し、処理結果を携帯側音声合成部43に入力する事により経路案内のための音声が生成される。生成された経路案内のための音声は音声処理部33を通してスピーカから音声として出力される。
【0044】
尚、上記携帯通信端末及び案内指示装置の実施の形態においてROM39内に記憶されたプログラム、プログラムを実行するCPU38、携帯側音声合成部43が請求項における携帯通信端末内の音声合成手段に相当し、ROM59や外部記憶装置55内に記憶されたプログラム及びそれらプログラムを実行するCPU58が案内情報を算出する案内指示装置内の案内情報算出手段に相当する。
【0045】
上記の実施形態では、利用者の目的地及び経路はオペレータを介して目的地、経路を設定していたが、予め、各種目的地、交差点等がコード化され、それらのコードが利用者に公開されておれば、オペレータを介さずに、携帯通信端末10におけるキーボード37の数字キーから目的地、経路上の通過地点のコードを入力する事により目的地、経路を設定することが可能となる。また、携帯通信端末10により高度な文字入出力機能(例えば、文字入力のためのキーボード、図/文字の表示可能なディスプレイ等)が備わっていれば、経路指示装置50に備えるキーボード57、ディスプレイ56と同等な機能を携帯通信端末10上に実現する事が可能になり、オペレータを介さずに携帯する帯通信端末10より目的地、経路を設定することが可能となる。図/文字の表示可能なディスプレイが携帯通信端末10に備わっておれば、音声による経路案内だけでなく図/文字情報による経路案内も可能になる。
【0046】
また、利用者が予め目的地及び経路を指定し、オペレータを介して目的地、経路を設定していたが、利用者は、利用開始位置及び目的地を設定し、案内指示装置側で自動的に経路を探索させることも可能である。この場合、経路指示装置50内のROM59あるいは外部記憶装置55に経路探索プログラムを記憶し、その経路探索プログラムをCPU58内で実行することにより、利用者の利用開始位置、目的地から、外部記憶装置55に記憶された地図情報を参照して経路を自動的に探索し、探索された経路をRAM60に記憶する。利用者が利用開始位置、目的地の他に最短距離の経路、最小の左/右折回数などの条件を設定すれば、設定された条件に合わせて最適な経路を探索し設定することも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したことから明かなように、請求項1記載の経路案内システムでは、利用者が携帯する携帯通信端末においては、利用者の現在位置情報は現在位置検出手段において一定時間毎に検出され、一定時間毎に検出された利用者の現在位置情報は、前記現在位置検出手段に接続された携帯電話部の携帯通信端末側送信手段を通して前記案内指示装置に公衆回線を介して送信される。前記案内指示装置においては、前記携帯通信端末側送信手段により一定時間毎に送信された現在位置情報を公衆回線を介して案内指示装置側受信手段において受信し、一定時間毎に受信した現在位置情報及び予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づき案内情報算出手段において経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報を算出し、算出された案内情報を案内指示装置側送信手段は前記携帯通信端末に公衆回線を介して送信する。案内指示装置側送信手段から送信された案内情報を公衆回線を介して前記携帯通信端末の携帯電話部の携帯通信端末側受信手段において受信し、受信された案内情報を携帯電話部の出力手段は出力する。また、携帯電話部の携帯通信端末側送信手段は、利用者の音声に対応する音声信号を公衆回線に送信し、携帯電話部の携帯通信端末側受信手段により公衆回線を介して受信した無線信号を携帯電話部の出力手段が出力する。
【0048】
したがって、利用者の目的地までの経路案内情報を計算する機能を利用者が携帯するのではなく案内指示装置が備え、利用者は小型の携帯通信端末を携帯することで、予め指定した目的地までの経路案内を受けることが可能になる。
【0049】
請求項2記載の経路案内システムでは、案内指示装置の案内情報算出手段により算出された経路案内のための音声データは、前記携帯通信端末の出力手段の音声信号変換手段により音声信号に変換され、スピーカから音声として出力されるので、利用者は、携帯通信端末から経路案内情報を音声として得ることができる。
【0050】
請求項3記載の経路案内システムでは、案内指示装置の案内情報算出手段により算出された案内情報は前記携帯通信端末の出力手段の音声合成手段により経路案内のための音声として合成され、スピーカから音声として出力されるので、利用者は携帯通信端末から経路案内情報を音声として得ることができる。
請求項4記載の経路案内システムでは、携帯通信端末において、公衆回線を介して受信した案内情報から利用者が目的地に到達したと携帯通信端末側判断手段が判断すると、携帯通信端末側終了手段が公衆回線を介した現在位置情報の送信を終了する。案内指示装置において、公衆回線を介して受信した現在位置情報から利用者が目的地に到達したと案内指示装置側判断手段が判断すると、案内指示装置側終了手段が公衆回線を介した案内情報の送信を終了する。
【0051】
請求項5記載の携帯通信端末は、現在位置検出手段は利用者の現在位置情報を一定時間毎に検出し、現在位置検出手段に接続された携帯電話部の送信手段により前記案内指示装置に公衆回線を介して送信される。案内指示装置は一定時間毎に受信した現在位置情報と目的位置情報と経路の情報と地図情報とに基づき経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報を算出してこれを公衆回線を介して送信し、この案内情報を携帯電話部の受信手段が公衆回線を介して受信し、受信手段により受信された案内情報を携帯電話部の出力手段は出力し、また、携帯電話部の送信手段は、利用者の音声に対応する音声信号を公衆回線に送信し、携帯電話部の携帯通信端末側受信手段により公衆回線を介して受信した無線信号を携帯電話部の出力手段が出力するので、利用者は携帯する携帯通信端末から経路案内情報を得ることが可能になる。
【0052】
請求項6記載の携帯通信端末は、案内指示装置が算出し送信した案内情報の音声データを前記携帯通信端末の出力手段の音声信号変換手段が音声信号に変換し、スピーカから音声として出力するので、利用者は携帯する携帯通信端末から経路案内情報を音声として得ることができる。
【0053】
請求項7記載の携帯通信端末は、案内指示装置が算出し送信した案内情報が前記受信手段により受信され、この案内情報を携帯通信端末の出力手段の音声合成手段が経路案内のための音声として合成し、スピーカから音声として出力するので、利用者は携帯する携帯通信端末から経路案内情報を音声として得ることができる。
請求項8記載の携帯通信端末では、公衆回線を介して受信した案内情報から利用者が目的地に到達したと判断手段が判断すると、終了手段が公衆回線を介した現在位置情報の送信を終了する。
【0054】
請求項9記載の案内指示装置は、利用者が携帯する携帯通信端末の送信手段から一定時間毎に送信された現在位置情報は公衆回線を介して受信手段において受信され、一定時間毎に受信された現在位置情報と予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と前記地図情報記憶手段の地図情報とに基づき経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報算出手段が案内情報を算出し、算出された案内情報を送信手段は利用者が携帯する携帯通信端末へ公衆回線を介して送信するので、利用者が携帯する携帯通信端末には経路案内情報を算出する機能を備えなくても、経路案内情報を得ることが可能になる。
【0055】
請求項10記載の案内指示装置は、案内情報算出手段が経路案内のための音声データを案内情報として算出し、案内指示装置の送信手段はその音声データを携帯通信端末に公衆回線を介して送信するので利用者の携帯する携帯通信端末では経路案内情報を音声データとして得ることができる。
請求項11記載の案内指示装置では、公衆回線を介して受信した現在位置情報から利用者が目的地に到達したと判断手段が判断すると、終了手段が公衆回線を介した案内情報の送信を終了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】その携帯通信端末を示すブロック図である。
【図3】その案内指示装置を示すブロック図である。
【図4】その携帯通信端末における処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】その案内指示装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明のもう一つの実施形態における携帯通信端末を示すブロック図である。
【図7】そのもう一つの実施形態における案内指示装置を示すブロック図である。
【図8】その経路案内システムによる経路案内の例を示した模式図である。
【図9】従来のカーナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 携帯通信端末
20 位置方位検出部
30 携帯電話部
42 携帯側音声合成部
50 案内指示装置
55 外部記憶装置
58 CPU
59 ROM
61 音声合成部
80 公衆回線
90 基地局

Claims (11)

  1. 利用者が携帯する携帯通信端末と指定した目的地までの経路の案内情報を算出する案内指示装置との間で通信を行い、利用者に対し指定した目的地までの経路の案内を行う経路案内システムであって、
    前記携帯通信端末は、一定時間毎に利用者の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記現在位置検出手段に接続された携帯電話部とを備え、
    前記携帯電話部には、
    その現在位置検出手段により一定時間毎に検出された現在位置情報を前記案内指示装置に公衆回線を介して送信し、且つ、利用者の音声に対応する音声信号を公衆回線に送信する携帯通信端末側送信手段と、
    前記案内指示装置から送信された案内情報を含む無線信号を受信する携帯通信端末側受信手段と、
    その携帯通信端末側受信手段により受信された案内情報を含む無線信号を出力する出力手段とを設け、
    前記案内指示装置には、
    前記携帯通信端末より一定時間毎に送信された現在位置情報を公衆回線を介して受信する案内指示装置側受信手段と、
    地図情報を記憶した地図情報記憶手段と、
    前記案内指示装置側受信手段により一定時間毎に受信された現在位置情報と予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づき経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報を算出する案内情報算出手段と、
    その案内情報算出手段により算出された案内情報を前記携帯通信端末に公衆回線を介して送信する案内指示装置側送信手段とを設けたことを特徴とする経路案内システム。
  2. 前記案内指示装置の案内情報算出手段は、経路案内のための音声データを案内情報として算出し、
    前記携帯通信端末の出力手段は、前記音声データを音声信号に変換する音声信号変換手段と、変換された音声信号を音声として出力するスピーカとを備えることを特徴とする請求項1記載の経路案内システム。
  3. 前記携帯通信端末の出力手段は、前記案内指示装置の案内情報算出手段により算出された案内情報に基づいて案内のための音声の合成を行う音声合成手段と、合成された音声を出力するスピーカとを備えることを特徴とする請求項1記載の経路案内システム。
  4. 前記携帯通信端末は、公衆回線を介して受信した案内情報から利用者が目的地に到達したか否かを判断する携帯通信端末側判断手段と、前記携帯通信端末側判断手段により利用者が目的地に到達したと判断されると公衆回線を介した現在位置情報の送信を終了する携帯通信端末側終了手段とを備え、
    前記案内指示装置は、公衆回線を介して受信した現在位置情報から利用者が目的地に到達したか否かを判断する案内指示装置側判断手段と、前記案内指示装置側判断手段により利用者が目的地に到達したと判断されると公衆回線を介した案内情報の送信を終了する案内指示装置側終了手段とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の経路案内システム。
  5. 利用者が携帯する携帯通信端末と指定した目的地までの経路の案内情報を算出する案内指示装置との間で通信を行い、利用者に対し指定した目的地までの経路の案内を行う経路案内システムで使用される携帯通信端末であって、
    一定時間毎に利用者の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    前記現在位置検出手段に接続された携帯電話部とを備え、
    前記携帯電話部は、
    その現在位置検出手段により一定時間毎に検出された現在位置情報を案内指示装置に公衆回線を介して送信し、且つ、利用者の音声に対応する音声信号を公衆回線に送信する携帯通信端末側送信手段と、
    案内指示装置において一定時間毎に受信した前記現在位置情報と予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と地図情報とに基づき経路の案内が必要か否かを判断され、必要と判断された場合に算出され且つ送信された案内情報を含む無線信号を受信する受信手段と、
    その受信手段により受信された案内情報を含む無線信号を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする携帯通信端末。
  6. 前記案内情報は音声データであり、前記出力手段は前記音声データを音声信号に変換する音声信号変換手段と、変換された音声信号を音声として出力するスピーカとを備えることを特徴とする請求項5に記載の携帯通信端末。
  7. 前記携帯通信端末の出力手段は、前記案内情報に基づいて案内のための音声の合成を行う音声合成手段と、合成された音声を出力するスピーカとを備えることを特徴とする請求項5に記載の携帯通信端末。
  8. 前記携帯通信端末は、公衆回線を介して受信した案内情報から利用者が目的地に到達したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により利用者が目的地に到達したと判断されると公衆回線を介した現在位置情報の送信を終了する終了手段とを備えることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の携帯通信端末。
  9. 利用者が携帯する携帯通信端末と指定した目的地までの経路の案内情報を算出する案内指示装置との間で通信を行い、利用者に対し指定した目的地までの経路の案内を行う経路案内システムで使用される案内指示装置であって、
    利用者が携帯する前記携帯通信端末から一定時間毎に送信された現在位置情報を公衆回線を介して受信する受信手段と、
    地図情報を記憶した地図情報記憶手段と、
    前記受信手段において受信した現在位置情報と予め指定した目的地の位置情報と経路の情報と前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づき経路の案内が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に案内情報を算出する案内情報算出手段と、
    前記案内情報算出手段により算出された案内情報を前記携帯通信端末に公衆回線を介して送信する送信手段とを備えたことを特徴とする案内指示装置。
  10. 前記案内情報算出手段は経路案内のための音声データを案内情報として算出し、
    前記送信手段はその音声データを前記携帯通信端末に公衆回線を介して送信することを特徴とする請求項に記載の経路案内システム用の案内指示装置。
  11. 前記案内指示装置は、公衆回線を介して受信した現在位置情報から利用者が目的地に到達したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により利用者が目的地に到達したと判断されると公衆回線を介した案内情報の送信を終了する終了手段とを備えることを特徴とする請求項9または10に記載の案内指示装置。
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