JP3590443B2 - 多極モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、多極モータに関し、特にブラシを受容するブラシホルダを保持するためのブラシホルダステーに複数の導体がインサートモールドされると共に該導体同士が部分的に互いに所定の間隙をもって交差する多極モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ブラシホルダステー27を樹脂にて形成する際にブラシホルダ28及び導電板22をインサートモールドするモータが用いられている。このようなモータのうち例えば4極モータを1スピード型モータとして用いる場合、モータの内部側からエンドブラケット21を見た図5に良く示すように、例えば4つのブラシ3〜6にピグテール3a、4a、5a、6aを介して接続された導電板22を引き回して部分的に交差させ、ゴムグロメット23を介して外部に取り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記導体22同士、或いは導体22と他の金属部分とが交差する部分(図6)が確実に絶縁されていることを成形時、または成形後に確認することが困難であり、その改善が望まれていた。
本発明は上記したような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その主な目的は、樹脂からなるブラシホルダステーにブラシホルダや導電板などの導体金属をインサートモールドするモータに於て、導電板同士または導電板と他の金属部分との交差部分の絶縁状態を成形中または成形後に確認可能とすることで、完成したモータの信頼性を向上することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した目的は本発明によれば、ブラシを受容するブラシホルダを保持するためのブラシホルダステーにインサート成形された第1の導体と、前記ブラシホルダステーに露出するように設けられた第2の導体と部分的に互いに隙間をもって交差する多極モータであって、前記導体同士が交差する部分に於て、前記第1の導体から前記第2の導体が露出するブラシホルダステー面に向けてかつ前記第2の導体の側方に間隙をおいて突出するように前記第1の導体に設けられた突起を有し、前記ブラシホルダステー面に於ける前記突起の露出状態により前記導体同士間の前記隙間が適正な絶縁距離であることを確認し得るように前記突起の長さが定められていることを特徴とする多極モータを提供することにより達成される。
【0005】
【作用】
このようにすれば、成形中に交差部分にて他方の導体の突起が露出しているか否かを確認して他方の導体の位置を調整すれば両導体間距離を適正化でき、成形後に他方の導体の突起が露出しているか否かを確認することにより、絶縁不良を容易に発見できる。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく説明する。
【0007】
図1は、本発明が適用された4極モータの内部側からエンドブラケット1を見た図である。このエンドブラケット1には、中心のコンミテータ2を挟んで2組、4つのブラシ3〜6が、ブラシホルダステー7、ブラシホルダ8を介して保持されている。図2に併せて示すように、各ブラシ3〜6はブラシホルダステー7に立設された支柱7bに支持された捩りコイルばね7cによりコンミテータ2に向けて付勢されている。また、これらブラシ3〜6は互いに対向するブラシ同士(正極:ブラシ3とブラシ5、負極:ブラシ4とブラシ6)が同極となるように外部給電線に接続されるようになっている。更に、各ブラシ3〜6はピグテール3a、4a、5a、6a及び導電板3b、4b、5b、6bを介して端子9〜12に接続されている。
【0008】
正極の端子9、11は図の下部にて互いに近接配置され、負極の端子10、12は図の上部にて互いに近接配置されている。そして、端子9、11から外部に延出する外部給電線17、18はゴムグロメット13に、端子10、12から外部に延出する外部給電線19、20はゴムグロメット14に保持されている。
ブラシホルダステー7にはゴムグロメット13、14を挿通、保持するための孔7aが設けられているが、この孔7aは後記する導体片15、16の切離のためにも利用される。
【0009】
ここで、ブラシホルダステー7にはブラシホルダ8、導電板3b、4b、5b、6bがインサートモールドされている。また、図1をIII−III線について見た図3に示すように、導電板4bと導電板5bとは部分的に交差している。この交差部分に於ける導電板4b(上側:一方の導体)は表面に露出しており、導電板5b(下側:他方の導体)には、導電板4bとやや間隙をおいて導電板4b側に向けて4本の突起5cが突設されている。この突起の寸法Zは導電板4bの厚みと導電板4b、5b間の絶縁距離Yとを加えた長さよりもやや短い寸法(Z<X+Y)になっている。これにより、突起5cが導電板4bの露出する面に露出していたら絶縁が適正ではないことが視認により容易に確認できる。しかも、ブラシホルダステー7を成形する際にも、突起5cが露出しないように調整すれば導電板4b、5b間の絶縁距離を適切化できる。更に、成形時、突起5cが型面に当接することで、最低限の導電板4b、5b間の絶縁距離が確保でき、ショートの発生は回避できる。
【0010】
一方、図4(a)及び図4(c)に示すように、互いに近接配置された端子9と端子11とは導体3bと一体的に形成された選択的に切離容易な導体片15が導体5bに溶着することをもって電気的に接続されている。同様に互いに近接配置された端子10と端子12とは導体6bと一体的に形成された選択的に切離容易な導体片16が導体4bに溶着することをもって電気的に接続されている。従って、当該4極モータを1スピードモータとして用いる場合には各端子間の導体片15、16は切離せず、いずれかの端子に外部給電線を接続すれば良い。また、例えば2スピードモータとして用いる場合には各端子間の導体片15、16をブラシホルダステー7の孔7aを利用して切離治具をもって切離し(図4(b)、図4(d))、各端子に対応する外部給電線を接続すれば良い。尚、図4(a)〜図4(d)は端子9と端子11との接続部分を拡大して示す図であり、端子10と端子12との接続部分はこれと同様な構造を有しているため図示省略する。
【0011】
尚、本実施例では、突起5cの寸法Z、導電板4bの厚みX、導電板4b、5b間の絶縁距離Yの関係を(Z<X+Y)としたが、この関係を(Z=X+Y Y≠0)とした場合には、成形時に突起5cがブラシホルダステー7上に面一状態に露出していれば絶縁が適正であることが確認できる。
更に、各導電板4b、5bをブラシホルダステー7内部にインサート成形した場合、互いに他方の導電板に向けて突起5cを設け、上記関係を(Z=X+Y)となるように設定すれば、成形時に各突起がブラシホルダステーの表裏に面一状態に露出していれば絶縁が適正であることが確認できる。
また、ブラシホルダステーにインサート成形された導電板同士の交差部について本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば一方の導電板をブラシホルダステーにインサート形成し、他方の導電板をブラシホルダステー上に植設して、その交差部について適用しても同様の効果を奏するものである。
【0012】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明による多極モータによれば、ブラシホルダステーにインサートモールドされる導体同士が交差する部分にて一方の導体が外面に露出し、かつ他方の導体の交差部分近傍に一方の導体側に向けて突出すると共に両導体同士が近接すると外面に露出する所定長の突起を形成することにより、ブラシホルダステー成形中に交差部分にて他方の導体の突起が露出しているか否かを確認して他方の導体の位置を調整すれば両導体間距離を適正化でき、また成形後に他方の導体の突起が露出しているか否かを確認することにより、絶縁不良を容易に発見でき、モータの信頼性を向上することが可能となる。しかも、成形時、突起が型面に当接することで最低限の導体間距離が確保でき、絶縁されることから検査漏れがあった場合でもショートする心配がなく、一層モータの信頼性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された4極モータの内部側からエンドブラケットを見た図。
【図2】図1のII−II線について見た図。
【図3】図1のIII−III線について見た図。
【図4】(a)及び(b)は、2スピードモータとして用いる場合の図1の要部を拡大して示す説明図、(c)及び(d)は(a)及び(b)の側面図。
【図5】従来の4極モータの内部側からエンドブラケットを見た図。
【図6】図4のVI−VI線について見た図。
【符号の説明】
1 エンドブラケット
2 コンミテータ
3〜6 ブラシ
3a、4a、5a、6a ピグテール
3b、4b、5b、6b 導電板
5c 突起
7 ブラシホルダステー
8 ブラシホルダ
9、11 正極端子
10、12負極端子
13、14 ゴムグロメット
15、16 導体
17〜20 外部給電線
21 エンドブラケット
22 リード線
23 ゴムグロメット
27 ブラシホルダステー
28 ブラシホルダ

Claims (4)

  1. ブラシを受容するブラシホルダを保持するためのブラシホルダステーにインサート成形された第1の導体と、前記ブラシホルダステーに露出するように設けられた第2の導体と部分的に互いに隙間をもって交差する多極モータであって、
    前記導体同士が交差する部分に於て、前記第1の導体から前記第2の導体が露出するブラシホルダステー面に向けてかつ前記第2の導体の側方に間隙をおいて突出するように前記第1の導体に設けられた突起を有し、
    前記ブラシホルダステー面に於ける前記突起の露出状態により前記導体同士間の前記隙間が適正な絶縁距離であることを確認し得るように前記突起の長さが定められていることを特徴とする多極モータ。
  2. 前記導体の少なくともいずれか一方が、ブラシを外部給電線に接続するための導電板からなることを特徴とする請求項1に記載の多極モータ。
  3. 前記第2の導体がブラシホルダステーの外側に露出することを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の多極モータ。
  4. 前記第2の導体がブラシホルダステーと共にインサート形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の多極モータ。
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