JP3590154B2 - Catv用変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光伝送路と電気伝送路とが複合されたCATVシステムにおいて、上り信号における流合雑音を低減し、通話品質を改善したシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ヘッドエンドからある供給地区までは光ファイバを用いて光信号を伝送し、その供給地区において光信号を周波数多重化電気信号に変換して、その電気信号を複数に分岐された各電気伝送路に伝送するシステムが知られている。又、そのシステムでは、各需要家から発信された上り信号は各電気伝送路を伝搬し、複数の電気伝送路上の電気信号が同一帯域において混合され、混合された電気信号によってキャリア光を変調して、光ファイバによってヘッドエンド側に伝送させるシステムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなシステムでは、各電気伝送路をヘッドエンド側に伝送する上り電気信号は全て同一周波数帯域であって、その複数の電気伝送路上の上り電気信号が混合された後、光信号に変換されることから、上り信号の流合雑音が大きくなり、通信品質を低下させるという問題があった。特に、上り信号を伝搬する低帯域程、流合雑音が多くなり、通話が確保できなくなるという問題がある。又、同一周波数帯域で混合されることから、任意の1つのチャネルは複数の電気伝送路で共用される。従って、複数の電気伝送路で同時に同一チャネルを使用できないという問題がある。
【0004】
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、光伝送路と電気伝送路とを結合したシステムにおいて、上り信号における流合雑音を低減し、通話品質を改善し、又、回線容量を拡張することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成は、光伝送路と電気伝送路とが接続されたCATV上り及び下り伝送路に用いられる変換装置であって、光伝送路は上り信号を伝搬する上り光ファイバと下り信号を伝搬する下り光ファイバとの2芯で構成されており、CATV伝送路の複数の電気伝送路のおのおのにおいて、複数の電気伝送路に関して同一周波数帯域である全上り帯域の上り帯域信号をそれぞれ分波する複数の分波器と、分波されたそれぞれの上り帯域信号を所定の周波数帯域に配置する複数の周波数変換器と、それぞれの周波数変換器の出力する帯域信号を混合して前記分波されたそれぞれの上り帯域信号を周波数多重化する混合器と、混合器の出力する周波数多重化信号を光信号に変換して上り光ファイバに出力する電気/光変換器と、前記下り光ファイバからの光信号を下り帯域信号に変換する光/電気変換器と、当該光/電気変換器の出力を前記複数の電気伝送路の数に分配する分配器とを有し、分配器からの出力が前記分波器を介して複数の電気伝送路に出力されることを特徴とするCATVの上り及び下り伝送路に用いられるCATV用変換装置である。
【0007】
【作用及び発明の効果】
本発明では、光伝送路と分岐された多数の電気伝送路とを接続する変換装置は、各電気伝送路をヘッドエンド側に伝搬し、複数の電気伝送路に関して同一周波数帯域である全上り帯域の各上り帯域信号を複数の周波数変換器によりそれぞれ所定の周波数帯域に配置する。その上でそれぞれの周波数変換器の出力する帯域信号を周波数多重化し、周波数多重化信号を光信号に変換して上り光ファイバに出力する。光伝送路の場合には、1つのキャリア光に対して使用できる帯域幅は広くとれる。よって、このように各電気伝送路の信号を周波数多重化して、光伝送路に送出することが可能となる。この結果、光伝送路の上り信号では、各電気伝送路における各流合雑音が現れるだけで、それらの流合雑音が重畳されることはない。よって、従来の変換装置に比べて、光伝送路における信号の流合雑音を低減させることができ、通話品質を改善することが可能となる。又、各電気伝送路をヘッドエンド側に伝搬する各信号を周波数多重化しているので、回線容量が増加し、各電気伝送路間でチャネルが共用化されることがないため、各電気伝送路において、同一周波数帯域における同時通信が可能となる。
又、光伝送路は上り信号を伝送させるための上り光ファイバに加えて下り信号を伝送させるための下り光ファイバとの2芯で構成するので、同一波長のキャリア光で良いことから、光ファイバの両端にある電気/光変換器、光/電気変換器を共通にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の具体的な第1実施例に係るCATVシステムの構成を示したブロック図である。ヘッドエンド10と変換器1とは、下り光信号を伝送する下り光ファイバ21と上り光信号を伝送する光ファイバ22とで接続されている。又、変換器1には電気伝送路41、42、43、44が接続されている。
【0010】
変換器1は、下り光ファイバ21を伝搬する下り光信号を受信して、電気信号に変換する光/電気変換器11、電気信号を光信号に変換して、上り光ファイバ22に送出する電気/光変換器12を有する。又、変換器1は下り信号系統として、光/電気変換器11の出力する電気信号を4分配する分配器31と、4分配された電気信号を各電気伝送路41、42、43、44に送出する分波器34、35、36、37を有する。さらに、変換器1は上り信号系統として、各電気伝送路41、42、43、44上の電気信号S1、S2、S3、S4を、図2に示すような周波数配置に周波数変換する周波数変換器13、14、15、16と、各周波数変換器の出力する信号を混合する混合器17とから成る。
【0011】
下り信号の流れは次の通りである。ヘッドエンド10においてキャリア光を周波数多重化された電気信号により振幅変調した変調光は、下り光ファイバ21に送出される。そして、光/電気変換器11により元の周波数多重化された電気信号に変換され、その変換された電気信号は分配器31で4分配され、分配された各電気信号は分波器34〜37を介して、各電気伝送路41〜44に送出される。各電気伝送路41〜44上の電気信号は図示しない需要家の端末装置により復調される。
【0012】
一方、上り信号の流れは次の通りである。各電気伝送路41〜44に接続された図示しない需要化の端末装置から出力された各信号は各電気伝送路41〜44をヘッドエンド側に伝搬する。この時、各電気伝送路41〜44における周波数帯域は同一である。そして、各電気伝送路41〜44上を伝搬する各電気信号は、各周波数変換器13〜16によって図2に示す周波数配置に変換され、混合器17により混合される。その後、電気/光変換器12において、このような周波数配置に変換されて混合された周波数多重化信号SSによって、所定波長のキャリア光が振幅変調される。そして、この光が上り光ファイバ22でヘッドエンド側へ伝送される。
【0013】
このようなシステムでは、上り光ファイバ22上では、各電気伝送路41〜44上の各電気信号S1〜S4が、図2に示すように、別々の周波数帯域に存在する。よって、各電気信号S1〜S4が重畳しないので、各電気伝送路に各需要家から流れ込む流合雑音が、異なる電気伝送路を越えて重畳されない。この結果、流合雑音の増加が抑制され、通話品質が向上する。又、各電気伝送路41〜44上の各電気信号S1〜S4は周波数多重化された後、光信号に変換されるので、各電気伝送路41〜44間で、同一周波数帯域であっても、同時に使用でき、回線容量が増大する。
【0014】
尚、上記実施例の光伝送路は、下り信号伝送用の光ファイバ芯線一芯と、上り信号伝送用の光ファイバ芯線一芯とで合計2芯の光ファイバ芯線で構成したが、光波長多重伝送を用いれば、一芯の光ファイバ芯線で構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な第1実施例に係るCATVシステムを示す構成図。
【図2】同実施例システムにおけるチャネル配置を示した配置図。
【符号の説明】
10…ヘッドエンド
11…光/電気変換器
12…電気/光変換器
13,14,15,16…周波数変換器
21…下り光ファイバ
22…上り光ファイバ
31…分配器
34,35,36,37…分波器
41,42,43,44…電気伝送路
Claims (1)
- 光伝送路と電気伝送路とが接続されたCATVの上り及び下り伝送路に用いられる変換装置であって、
前記光伝送路は上り信号を伝搬する上り光ファイバと下り信号を伝搬する下り光ファイバとの2芯で構成されており、
CATV伝送路の複数の電気伝送路のおのおのにおいて、複数の電気伝送路に関して同一周波数帯域である全上り帯域の上り帯域信号をそれぞれ分波する複数の分波器と、
分波されたそれぞれの上り帯域信号を所定の周波数帯域に配置する複数の周波数変換器と、
それぞれの周波数変換器の出力する帯域信号を混合して前記分波されたそれぞれの上り帯域信号を周波数多重化する混合器と、
混合器の出力する周波数多重化信号を光信号に変換して上り光ファイバに出力する電気/光変換器と、
前記下り光ファイバからの光信号を下り帯域信号に変換する光/電気変換器と、
当該光/電気変換器の出力を前記複数の電気伝送路の数に分配する分配器とを有し、
分配器からの出力が前記分波器を介して複数の電気伝送路に出力されることを特徴とするCATVの上り及び下り伝送路に用いられるCATV用変換装置。
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