JP3590114B2 - 脚立支柱の下端具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は脚立支柱の下端具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、脚立は、図13で示すように、支柱a,a と横木とで2個の梯子体b,b を形成して、これらの梯子体b,b 同志の上端部を連結金具c,c と枢軸dを介して回動自在に連結して、折畳み可能の脚立eを構成している。
【0003】
そして、上記支柱a,a の下端部を、合成樹脂等で形成した上面開口の下端具f,f に挿入して、支柱の下端が滑ったり、変形したり、床等を傷つけたりするのを防止している。
【0004】
そして、図14で示すように、脚立eを折り畳んだ際に対向して当接する下端具f,f に、縦方向の突条gと条溝hよりなる係合部jを形成して、脚立を折畳んで梯子体b,b を重ね合わせたとき、上記係合部jの突条gと条溝hとが係合して、支柱a,a が互いに横ずれするのを防止して、収納時の収まりや取扱いをよくしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記係合部jが突条gと条溝hとで形成されているために、支柱a,a が伸縮可能の脚立の場合は、縦方向のずれを防止することができず、そのため、図15で示すように、一方の支柱aが伸びて収納状態での収まりが悪くなりやすく、取扱いに不具合があるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、脚立を構成する支柱を、外管に内管を摺動自在に挿入して伸縮自在に形成し、同支柱の下端部にそれぞれ取付けられ、脚立を折り畳んだ際に当接する両下端具の内の一方の下端具の他方の下端具に当接する面、及び他方の下端具の一方の下端具に当接する面に、それぞれ脚立を折り畳んだ際に縦及び横方向の相対的なずれを防止する嵌合部を形成し、この嵌合部は、一方の下端具に形成した凸部、及び他方の下端具に前記凸部が嵌入可能に形成した凹部で構成したことを特徴とする脚立支柱の下端具を提供せんとするものである。
【0007】
また、上記凸部と凹部とが上下方向に伸延した略長円形状であること、及び、前記嵌合部は、前記一方の下端具の前記当接する面に、同当接面の中心を通る縦方向の直線に関する対称位置の一方に凸部を、他方に凹部を形成し、前記他方の下端具の前記当接する面に、前記一方の下端具の凸部が嵌入する凹部、及び前記一方の下端具の凹部に嵌入する凸部を形成して構成したことにも特徴を有する。
【0008】
【実施例】
本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、本発明に係る下端具を具備する脚立Aを示しており、同脚立Aは、梯子体1,1 の上端部にそれぞれ連結体2,2 を固着し、同連結体2,2 を枢軸3を介して回動自在に連結している。
【0010】
梯子体1は、並設した2本の支柱4,4 と、同支柱4,4 の間に架設した複数の横木5とで、下部が拡幅した略台形状の梯子体1を構成されている。
【0011】
上記支柱4,4 は、それぞれ略矩形断面管状の外管6と、同外管6の下端部に抜差し摺動自在に挿入した内管7とで構成されており、各外管6の下端部内側面に取付けたストッパ9で、内管7の抜差し摺動を固定又は解除することで、各支柱4,4 を伸縮及び固定自在にしている。
【0012】
ストッパ9は、図2で示すように、外管6と横木5との交差部の上側隅角部に取付けた傾斜ガイド面10を有するガイド体11の内部に、上方向に付勢された略三角形状のストッパ本体12を摺動自在に挿入して、ストッパ本体12の小凹凸を形成した側面と、内管7の側面に形成された小凹凸を有する摩擦面13との圧着により、上記内管7の抜差し摺動を固定して支柱4を伸縮自在にし、ストッパ本体12に取付けたスライダ14を下方向に移動させて、上記圧着を解除して内管7を抜差し自在にすることにより、脚立Aの高さを変更できるようにしている。
【0013】
そして、上記脚立Aの各支柱4,の下端に、下端具B1,B2 を取付けており、同下端具B1,B2 は、合成樹脂等の射出成形可能な素材で、図3〜図10で示すように、上面開口の略箱形状に形成されており、この開口部20に前記内管7の下端を挿入できるようにしている。
【0014】
また、図4及び図10で示すように、開口部20の内周面に縦方向のリブ21を多数形成して、同リブ21の上端面で内管7の下端面を支持させ、上記開口部20の後内側面と右内側面とにそれぞれ係合突起22,22 を内側方向に突設すると共に、内管7の後側面と右側面とに、上記係合突起22,22 が嵌入可能の係合孔23,23 を形成して、同開口部20に内管7を挿入するだけで、内管7に下端具B1,B2 を固定できるようにして、ブラインドリベット等での締結を要しないようにしている。
【0015】
また、図3、図6、図7及び図10で示すように、下端具B1,B2 の外底面24を傾斜させると共に湾曲させて、傾斜した支柱4,4 の下端に取付けても、滑り止め用の凹条25を多数形成した外底面24が、水平な床面等に密着しやすいようにしている。
【0016】
かかる下端具B1,B2 において、本発明では、脚立Aを折り畳んだ際に対向状態で互いに当接する面に、それぞれ嵌合部30を形成して当接した支柱4,4 下端部の縦及び横方向の相対的なずれを阻止するようにしている。
【0017】
すなわち、図3〜図5及び図7〜図11で示すように、一方の下端具B1の他方の下端具B2に対向する面に、側面視縦長略楕円形状で抜け勾配を有する凸部31を形成し、他方の下端具B2の一方の下端具B1に対向する面に、上記凸部31が嵌入可能の凹部32を形成して、脚立Aを折り畳んだ際に、上記凸部31と凹部32と嵌合して、支柱4,4 の長手方向及びこれと直交する方向の相対的なずれを阻止するようにしている。
【0018】
上記のように、上記凸部31と凹部32とが上下方向に伸延した略長円形状であるから、凸部31と凹部32とが嵌合した際の接触面積が大きくなり、特に、大きな力がかかる横方向のずれに対する嵌合部分の接触面積が増加して、凸部31及び凹部32の摩耗を減少させてずれ防止機能を長持ちさせることができる。
【0019】
なお、上記凸部31と凹部32とは、脚立Aを折り畳んだ際に嵌合可能であれば、必ずしも長円形状である必要はなく、円形や矩形やその他の形状でもよい。
【0020】
図12は、嵌合部30を、下端具当接面の中心を通る縦方向の直線に関する対称位置の一方に凸部を形成し他方に凹部を形成した他の実施例を示しており、下端具B3の当接面を中央で交差する縦及び横方向の直線によって4分割し、上記4面のうち、向かって左上と右下との2面を突出させて凸部40,41 とし、他の2面を凹ませて凹部42,43 として、脚立Aを折り畳んで下端具B3同士が当接した際に、対向する凸部40,41 と凹部42,43 とが嵌合して、下端具B3同士の縦横方向のずれを阻止するようにしている。
【0021】
特に、凸部40と凹部43及び凸部41と凹部42とが、下端具当接面の中心を通る縦方向の直線に関して対称に配置されているので、同一形状の下端具B3同士を対向させても、上記凸部40,41 と凹部42,43 とを嵌合させることができる。
【0022】
なお、上記凸部40,41 と凹部42,43 とは、下端具当接面の中心を通る縦方向の直線に関して対称に配置されているのであれば、必ずしも図示するような矩形状である必要はなく、円形やその他の形状が考えられる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、脚立を構成する支柱を、外管に内管を摺動自在に挿入して伸縮自在に形成し、同支柱の下端部にそれぞれ取付けられ、脚立を折り畳んだ際に当接する両下端具の内の一方の下端具の他方の下端具に当接する面、及び他方の下端具の一方の下端具に当接する面に、それぞれ脚立を折り畳んだ際に縦及び横方向の相対的なずれを防止する嵌合部を形成し、この嵌合部は、一方の下端具に形成した凸部、及び他方の下端具に前記凸部が嵌入可能に形成した凹部で構成したことによって、下端具の縦及び横方向のずれを阻止する。これによって、脚立を構成する伸縮自在な支柱の下端部の縦及び横方向の相対的なずれが阻止され、折り畳み状態での脚立の収納状態を良くし、折り畳み状態での取扱いを容易にすることができる。
【0024】
また、上記凸部と凹部とが上下方向に伸延した略長円形状であることによって、凸部と凹部とが嵌合した際の接触面積が大きくなり、特に、大きな力がかかる横方向のずれに対する嵌合部分の接触面積が増加して、凸部及び凹部の摩耗を減少させてずれ防止機能を長持ちさせることができる。
【0025】
また、前記嵌合部は、前記一方の下端具の前記当接する面に、同当接面の中心を通る縦方向の直線に関する対称位置の一方に凸部を、他方に凹部を形成し、前記他方の下端具の前記当接する面に、前記一方の下端具の凸部が嵌入する凹部、及び前記一方の下端具の凹部に嵌入する凸部を形成して構成したことによって、各支柱に取付ける下端具が1種類ですむので、コストダウンをはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る下端具を具備する脚立の斜視図。
【図2】ストッパの断面説明図。
【図3】下端具の正面図。
【図4】下端具の平面図。
【図5】下端具の底面図。
【図6】下端具の左側面図。
【図7】下端具の右側面図。
【図8】下端具の背面図。
【図9】図4におけるI−I線による断面図。
【図10】下端具の突部及び凹部を示す斜視図。
【図11】下端具の嵌合状態を示す一部切欠側面図。
【図12】他実施例下端具の斜視図。
【図13】従来の下端具を具備する脚立の側面図。
【図14】従来の下端具の斜視図。
【図15】従来の下端具の嵌合状態を示す側面説明図。
【符号の説明】
A 脚立
B1,B2 下端具
4 支柱
31 凸部
32 凹部
Claims (3)
- 脚立を構成する支柱を、外管に内管を摺動自在に挿入して伸縮自在に形成し、同支柱の下端部にそれぞれ取付けられ、脚立を折り畳んだ際に当接する両下端具の内の一方の下端具の他方の下端具に当接する面、及び他方の下端具の一方の下端具に当接する面に、それぞれ脚立を折り畳んだ際に縦及び横方向の相対的なずれを防止する嵌合部を形成し、この嵌合部は、一方の下端具に形成した凸部、及び他方の下端具に前記凸部が嵌入可能に形成した凹部で構成したことを特徴とする脚立支柱の下端具。
- 上記凸部(31)と凹部(32)とが上下方向に伸延した略長円形状であることを特徴とする請求項1記載の脚立支柱の下端具。
- 脚立を構成する支柱を、外管に内管を摺動自在に挿入して伸縮自在に形成し、同支柱の下端部にそれぞれ取付けられ、脚立を折り畳んだ際に当接する両下端具の内の一方の下端具の他方の下端具に当接する面、及び他方の下端具の一方の下端具に当接する面に、それぞれ脚立を折り畳んだ際に縦及び横方向の相対的なずれを防止する嵌合部を形成し、この嵌合部は、前記一方の下端具の前記当接する面に、同当接面の中心を通る縦方向の直線に関する対称位置の一方に凸部を、他方に凹部を形成し、前記他方の下端具の前記当接する面に、前記一方の下端具の凸部が嵌入する凹部、及び前記一方の下端具の凹部に嵌入する凸部を形成して構成したことを特徴とする脚立支柱の下端具。
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JP31102394A JP3590114B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 脚立支柱の下端具 |
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JPH08165874A JPH08165874A (ja) | 1996-06-25 |
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Family Applications (1)
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JP31102394A Expired - Lifetime JP3590114B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 脚立支柱の下端具 |
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-
1994
- 1994-12-14 JP JP31102394A patent/JP3590114B2/ja not_active Expired - Lifetime
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