JP3589839B2 - ピッチ変換を伴う基板搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶基板や半導体の製造工程間において、ピッチの異なる2つの収納用カセット間の基板やウエハの移載を行うのピッチ変換を伴う基板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体、および液晶産業において、その製造においてスパッタ、CVD、エッチングなど多数の工程を通過する。それらの処理装置の中には複数枚の基板を同時に処理するものがある。それらの処理装置に搬入する基板のピッチと装置間の基板の搬送に用いる基板収納用カセットのピッチは異なるため、基板をそれらの処理装置に搬入する際、基板のピッチを変換する必要がある。
【0003】
図12を用いて、ピッチの異なる基板棚間の基板の搬送方法を説明する。
【0004】
図12に示す第1の基板カセット100から第2の基板カセット(バッファ)101への基板の搬送について説明する。
【0005】
第1の基板カセット100の棚部100aは、収納した基板102のピッチがaとなるような溝からなっている。また、同様にバッファ101の棚部101aも収納した基板102のピッチがbとなるような溝からなっている。ピッチaはピッチbより狭い。
【0006】
基板搬送ロボット103は昇降部103a、搬送部103bからなり、搬送部103bの先端に基板ローダ104が設けられている。基板ローダ104には基板支持爪104aがあり、この部分で基板102を真空吸着し保持する。
【0007】
基板搬送時の動作を説明する。
【0008】
まず、基板搬送ロボット103は基板ローダ104の基板支持爪104aを、第1の基板カセット100内の搬送すべき基板102のわずかに下に挿入する。そして、基板支持爪104aを上昇させ基板102を基板支持爪104aに載せ、真空吸着し基板102を保持する。その後、基板支持爪104aを後退させ、第1の基板カセット100から基板102を一枚取出す。
【0009】
次に、基板搬送ロボット103は、基板支持爪104aをバッファ101の基板102を挿入する高さまで上昇させ、基板102をバッファ101に搬入する。基板支持爪104aをバッファ101内の収納すべき基板高さよりわずかに上に挿入する。そして、基板支持爪104aを下降させ基板102をバッファ101の棚部に載せる。その後、基板支持爪104aを後退させると、基板102はバッファ101に収納される。
【0010】
この動作を繰り返すことで、第1の基板カセット100からピッチの異なるバッファ101に基板102が搬送できる。また、バッファ101から基板カセット100へ基板102を搬送する場合は、前述と逆の動作を行うことで実現できる。
【0011】
この方法では、1枚ずつ搬送を行うため、どんなピッチでも対応できるが、搬送に時間がかかってしまう。
【0012】
この問題を解決する方法として、特開平8−8326公報、特開平6−183512公報に開示された方法がある。これらは、基板搬送部にピッチ変換機構を組込んだ方法である。それらのピッチ変換部について説明する。
【0013】
まず、特開平8−8326公報に開示されているピッチ変換部を図13を用いて説明する。
【0014】
天板125と底板126の間に支柱124が立てられている。支柱124に沿って直線移動自在なように複数の平板122が支柱124に支持される。また、支柱124と平行に回転自在に柱状のカムドライバ121が設けられている。カムドライバ121の外周面には、案内溝121aが設けられており、案内溝121aには各平板122の端部に付設されているコロからなるカムフォロア123が係合している。カムドライバ121はモータ127と接続されており、モータ127から動力を受け回転する。案内溝121aは、平板122を上下に移動させる形状になっており、モータ127からの動力でカムドライバ121が回転すると各平板122が上下に移動し各平板122間のピッチがひろがったり、狭くなったりする。
【0015】
この機構を基板搬送ロボットの先端に取り付け、平板122に基板を吸着、保持するための基板支持部を設け、基板カセット100から基板を同時に複数枚取り出し、カムドライバ121を回転させ、所定の基板ピッチに変換した後、次の基板カセット100に収納する。
【0016】
次に特開平6−183512公報に開示されているピッチ変換部を図14を用いて説明する。
【0017】
天板137と底板138の間に直線状に形成されたガイド136、139とそのガイド136、139に沿って直線移動可能に設けられた複数の移動子130、ガイド136の軸線上に設けられた支点Oに回転可能なように固定されたレバー131、レバー131に一端が回転可能なように固定され、かつ移動子130に他端が回転可能なように固定され、しかも所定間隔にて平行に配置された複数のアーム132で構成されている。
【0018】
移動子130上にレバー131を回転させると、移動子130がガイド136、139に沿って移動し、各移動子130間のピッチが広がる。
【0019】
この機構を基板搬送ロボットの先端に取り付け、移動子130に基板を吸着、保持するための基板支持部を設け、基板カセットから基板を同時に複数枚取り出し、レバー131を回転させ、所定の基板ピッチに変換した後、次の基板カセットに収納する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の構成では、以下のような問題点がある。
【0021】
近年、生産効率向上のため、プロセスチャンバでの処理時間は短縮される方向にある。また、基板サイズの大型化に伴い真空搬送系の搬送時間が大きくなりつつある。そのため、スループットは、大気搬送ロボットの搬送時間に拘束されるようになり、スループットをあげるためには大気搬送ロボットを複数台設けることになる。コスト、設置面積等の問題が発生する。
【0022】
また、特開平8−8326号公報(図13参照)、特開平6−183512号公報(図14参照)に開示されている方法では、ピッチ変換を機構部によって行っており摺動部がある。この摺動部からパーティクルが発生する問題がある。また、変換するピッチの比率が大きくなっていくと、機械的に変換するのが困難になる。
【0023】
以上のような課題に鑑み、本発明は、ピッチの異なる2つの基板カセットに対して、複数の基板を同時に搬送でき、搬送効率のよいピッチ変換を伴う基板搬送装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のピッチ変換を伴う基板搬送装置は以下の構成を有している。
【0025】
請求項1に記載のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、基板を収納する第1の基板カセットと、該第1の基板カセットより基板を収納するピッチが大きい第2の基板カセットとの間の基板の移載を行う基板搬送装置において、
前記第2の基板カセットのピッチと同じピッチで並んだ複数の基板支持部材を持つ基板ローダと、
前記基板ローダの基板支持部材を昇降させる昇降手段と、
前記基板ローダを水平面内で移動させる移動手段とを具備したことを特徴としている。
【0026】
請求項2に記載のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、請求項1記載の搬送装置において、
前記第2の基板カセットの収納ピッチをD、前記第1の基板カセットの収納ピッチ及び収納枚数をそれぞれd及びm、前記基板ローダの基板支持部材の数をkとするとき、
D=n・d
d・(m−1)>D・(k−1)
(nは2以上の自然数)
の関係があることを特徴としている。
【0027】
請求項3に記載のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、請求項2記載の搬送装置において、
前記第1の基板カセットを収納している基板のピッチが実質的に等しくなるように複数個積み重ねたことを特徴としている。
【0028】
請求項4に記載のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、請求項1記載の搬送装置において、
前記第2の基板カセットのピッチをD、前記第1の基板カセットのピッチ及び収納枚数をそれぞれd及びm、前記基板ローダの基板支持部材の数をkとし、
D=n・d
d・(m−1)<D・(k−1)
(nは2以上の自然数)
の関係があるとき、
前記第1の基板カセットを収納している基板のピッチが実質的に等しくなるように複数個積み重ねたことを特徴としている。
【0029】
請求項5に記載のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、請求項4記載の搬送装置において、
前記第1の基板カセットの高さが前記第2の基板カセットのピッチより低く、該第1の基板カセットは該前記2の基板カセットのピッチで積み重ねられてなることを特徴としている。
【0030】
請求項6に記載のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、請求項1乃至5いずれかに記載の搬送装置において、
前記第1の基板カセットに収納されている基板の総枚数が前記第2の基板カセットの収納枚数の倍数であることを特徴としている。
【0031】
請求項7に記載のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、基板を収納する基板カセットより基板を取り出し、または該基板カセットへ基板を収納する動作を行って基板の移載を行う基板搬送装置において、
複数の基板支持部材を持つ基板ローダを具備し、
前記基板支持部材のピッチH、前記基板カセットのピッチdの間に少なくとも
n・d<H<(n+2)・d (nは0または自然数)
の関係が成り立ち、
前記基板ローダの基板支持部材を基板が配列された方向に平行に移動する、基板受け渡し移動手段と、
前記基板ローダを基板支持部材を基板が配列された方向に垂直に移動する、基板出し入れ移動手段とを具備したことを特徴としている。
【0032】
【発明の実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【0033】
(実施例1)
図1から図3を用いて本発明の第1の実施例を説明する。
【0034】
図1は本発明の基板搬送装置の構成例、図2、3は基板受け渡し時の動作を説明する図である。
【0035】
図1に示すように、本実施例において基板搬送装置は、ピッチ小さい第1の基板カセット2とピッチの大きい第2の基板カセット3間の基板4の搬送を行う。
【0036】
基板カセット2、3には、それぞれ基板4を収納するための棚部2a、3aが複数設けられており、そのピッチはd、Dとなっている。本実施例ではD=2dに設定されている。基板搬送ロボット1は、昇降部1aと、搬送部1bと、基板ローダ10で構成される。昇降部1aは、搬送部1bと基板ローダ10の高さ方向の移動を行う。また、搬送部1bは多関節ロボットであり、そのアームの先端に基板ローダ10が取り付けられ、基板ローダ10の水平面内の移動を行う。基板ローダ10には基板搬送時に基板4を保持する基板支持爪11が複数設けてある。その基板支持爪11間のピッチは、第2の基板カセット3のピッチと同じDとなっている。
【0037】
次に、図2、3を用いて、基板搬送ロボット1の動作を説明する。
【0038】
まず図2を用いて、基板ローダ10により第1の基板カセット2からの基板4を取り出す動作を説明する。
【0039】
図2(a)に示すように、基板ローダ10は基板支持爪11の高さが取り出す基板4のわずかに下になるように位置決めされ、基板支持爪11が第1の基板カセット2内に挿入される。このとき、基板ローダ10の3本の基板支持爪11のピッチはDであり、第1の基板カセット2のピッチdとの間にD=2・dの関係があることから、3本の基板支持爪11すべてで基板支持爪11と基板4の位置関係は同じ状態になる。
【0040】
次に、図2(b)に示すように、基板ローダ10を上昇させることで、第1の基板カセット2の棚部2aで支持されていた基板4は基板支持爪11によって持ち上げられ、基板4は基板支持爪11に支持される状態となる。
【0041】
そして、図2(c)に示すように、基板ローダ10を後退させ、基板4が第1の基板カセット2から取り出される。各基板支持爪11には真空吸着部が設けられており、基板4は各基板支持爪11に真空吸着により保持されている。
【0042】
以上のように、各基板支持爪11のピッチDは第1の基板カセット2に収納されている基板ピッチdの整数倍になっており、第1の基板カセット11から基板ローダ10への基板4の受け渡しは、高さの異なる3箇所で同時に行われる。
【0043】
次に図3を用いて、基板ローダ10により第2の基板カセット3へ基板4を収納する動作を説明する。
【0044】
図3(a)に示すように、基板ローダ10は基板4を保持した基板支持爪11の高さが、第2の基板カセット3の基板収納位置よりわずかに高い位置になるように位置決めされ、基板支持爪11が基板4とともに第2の基板カセット3内に挿入される。このとき、基板ローダ10の3本の基板支持爪11のピッチDは、第2の基板カセット3のピッチDと等しいことから、3本の基板支持爪11全部で、第2の基板カセット3の棚部3aとの位置関係は同じ状態になる。
【0045】
次に、図3(b)に示すように、真空吸着を解放し、基板ローダ10を下降させることで、基板4の支持は第2の基板カセット3の棚部3aに移り、基板支持爪11から離れる。
【0046】
そして、図3(c)に示すように、基板ローダ10を後退させ、基板4が第2の基板カセット3に移載される。
【0047】
以上のように、各基板支持爪11のピッチDと第2の基板カセット3の棚部3aのピッチDは等しく、上述の基板ローダ10から第2の基板カセット3への基板4の受け渡しは3箇所で同時に行われる。
【0048】
これで、第1の基板カセット2から第2の基板カセット3へ基板4が移載される。第2の基板カセット3から第1の基板カセット2への基板4の移載も、前述と逆の動作をすることによって行うことができる。
【0049】
上述した方法で効率よく基板を搬送するためには、以下の条件を満たしている必要がある。
【0050】
それは、ピッチDとピッチd、第2の基板カセット3に収納できる基板枚数M、基板ローダ10の基板支持爪11の数k、第1の基板カセット2に収納できる基板枚数mの間に
D=n・d (1)
d・(m−1)>D・(k−1) (2)
かつ、
m=q・M (3)
(ただし、nは2以上の自然数、qは自然数)
の関係が成り立つように各パラメータが決められていることである。
【0051】
図1においては、n=2、M=m=6、k=3、q=1の関係となっており、第2の基板カセット3の基板ピッチは第1の基板カセット2のそれの2倍で、基板ローダ10の高さは第1の基板カセット2の高さより低いため、基板ローダ10は第1の基板カセット2に挿入可能である。また、特にm=q・Mであることにより、すなわち、第1の基板カセット2と第2の基板カセット3は基板収納枚数がともに6枚なので片方に基板が余ったりせず効率よく搬送できる。
【0052】
つまり、第1の基板カセット2には6枚の基板4がピッチdで収納されており、第2の基板カセット3には6枚の基板4がピッチ2dで収納できる。そして、3つの基板支持爪11を持つ基板ローダ10により、第1の基板カセット2から第2の基板カセット3へ3枚の基板を同時に搬送する。これを2回繰り返すことにより、第1の基板カセット2に収納されている基板4がすべて第2の基板カセットに搬送できる。
【0053】
図に示した以外に、D=200mm、M=10、d=20mm、m=20、k=2、q=2と設定すると、2個の基板支持爪を持つ基板ローダで10回で搬送を行うことにより、第1の基板カセット1台から第2の基板カセット2台へ移載できる。
【0054】
また、D=200mm、M=15、d=20mm、m=30、k=3、q=2と設定すると、3個の基板支持爪11を有する基板ローダ10で10回搬送を行うことにより、第1の基板カセット1台から第2の基板カセット2台へ移載できる。
【0055】
上述のように式(1)から式(3)が成り立つようにパラメータを選ぶと、搬送元の基板カセット2に基板が残ったり、搬送先の基板カセット3に空きがあったりせず、効率よく基板が搬送できる。
【0056】
基板カセット2、3や基板ローダ10を実際に製作すると、基板ピッチにわずかにずれが発生する。しかし、これは基板受け渡し時の基板ローダ10の上下動に十分な余裕を持たせることによって吸収できる。つまり、第1の基板カセット2からの搬出時は、搬送すべき基板4の下方で基板ローダ10を基板ピッチのずれ分が吸収できる位置に基板支持爪11を挿入し、搬送すべき基板4すべてが基板支持爪11に支持されるまで基板ローダ10を上昇させる。このように、基板ローダ10の上下動に十分な余裕を持たせることによって吸収できる。また、ずれ分を吸収できるように各基板支持爪1を基板ローダ10に対し微調整できるようにしておくことで対応できる。
【0057】
以上のように、基板支持爪11の数を増やすことで、同時に運ぶ基板4の数が増え、その分、搬送装置の能力が上がるため基板搬送ロボットの台数が減らせ、コストダウン、設置面積の低減につながる。
【0058】
また、搬送装置では、基板ローダ10が第1の基板カセット2から第2の基板カセット3のピッチで基板を取り出すため、基板ローダ10にピッチ変換を行う機構部がない。そのため、基板ローダ部に摺動部がなく、パーティクルは発生しない。よって、パーティクルが発生し、そのパーティクルが基板4に付着することによる問題は発生しない。
【0059】
以上のように、本発明のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、ピッチの異なる2つの基板カセットに対して、複数の基板を同時に搬送でき、搬送効率のよい基板搬送を行うことができる。
【0060】
なお、第1のカセット2を複数台積み重ねてもよい。ただし、隣接する第1のカセット2、2の最下段及び最上段の基板間隔はピッチdの正数倍であることが必要がある。これによれば、第1のカセット2側で取り扱う基板量を多くできる利点がある。また、特に1台の第1のカセット2でm=q・Mを満たさない場合に適用して有用である。すなわち、第1のカセット2を複数台積み重ねることにより、全体としてm=q・Mを満足するようにすれば、搬送時おける第1の基板カセット2側の基板4の搬送残りをなくすることができる。
【0061】
(実施例2)
図4を用いて本発明の第2の実施例を説明する。
【0062】
図1から図3と略同一のものには同一符号を付し説明を省略する。本第2の実施例は、第2の基板カセット3のピッチをD、第1の基板カセット2のピッチ及び収納枚数をそれぞれd及びm、基板ローダ10の基板支持部材111の数をkとしたとき、
D=n・d
d・(m−1)<D・(k−1)
(nは2以上の自然数)
の関係がある場合を示している。すなわち、図4に示すように基板ローダ10の高さが第1の基板カセット2の高さより高いため、第1の基板カセット2が1台では、基板ローダ10は第1の基板カセット2に挿入できない場合がある。
【0063】
そこで、本実施例では、第1の基板カセット2を複数台積んでいる。それらは、上になる基板カセット2(A)の最下段の基板4aと下になる基板カセット2(B)の最上段の基板4bとの間隔が、少なくとも基板カセット20、21内の基板4のピッチdの正数倍となるように積み重ねる。基板4のピッチdが基板カセット2、2のどこでも同じなので、実施例1と同じ方法で基板4の搬送を行うことができる。
【0064】
さらに、複数の第1の基板カセット2、2・・に収納される基板4の総枚数が、第2の基板カセット3に収納される基板枚数の倍数となっていると、片方の基板カセット2、3に基板4が余ることなく、効率よく基板の搬送が行える。
【0065】
例えば、第2の基板カセット3がD=100mm、M=12、第1の基板カセット2がd=10mm、m=20、基板支持爪11の数k=3の場合、3個の基板支持爪11を持つ基板ローダ10で4回搬送すると1台の第2の基板カセット3が一杯になり、これを5回繰り返すことで、3台の第1の基板カセット2から3台の第2の基板カセット3へ移載できる。
【0066】
以上のように、本発明のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、ピッチの異なる2つの基板カセットに対して、複数の基板を同時に搬送でき、搬送効率のよい基板搬送を行うことができる。
【0067】
(実施例3)
図5を用いて本発明の第3の実施例を説明する。図1から図4と略同一のものには同一符号を付し説明を省略する。
【0068】
本実施例は、特に図5に示すように、第1の基板カセット2(A)、2(B)、2(C)の高さLが、第2の基板カセット3のピッチDより低い場合である。その第1の基板カセット32(A)、2(B)、2(C)を第2の基板カセット3のピッチDで高さ方向に並べる。第1の基板カセット30、31、32は同一形状で、各カセットに収納されている基板ピッチはdであり、各第1の基板カセット2、2、・・の最下段の基板4c、4d、4fの各基板カセット底からの高さはxで等しい。よって、ピッチdで並んだ複数の基板4がピッチDで平行に並んでいるので、ピッチDの複数の基板支持爪11を持つ基板ローダ10により、実施例1と同じ方法で基板4の搬送を行うことができる。
【0069】
以上のように、ピッチDがピッチdの整数倍に設定が困難な場合でも、第1の基板カセット2の高さLをピッチDより低くし、第1の基板カセット2をピッチDで整列させることで、基板4が複数枚同時に搬送できる。
【0070】
さらに、第1の基板カセット2、2、・・に収納できる基板4の総枚数が第2の基板カセット3に収納できる基板枚数の倍数となっていると片方の基板カセット2、3に基板4が余ることなく、効率よく基板4の搬送が行える。
【0071】
例えば、第2の基板カセット3がD=120mm、M=12、第1の基板カセット2がd=8mm、基板支持爪11の数k=3の場合、第1の基板カセット2の高さL=100、収納枚数m=12と設定すると、3個の基板支持爪11を持つ基板ローダ10で4回搬送すると1台の第2の基板カセット3が一杯になり、これを3回繰り返すことで、3台の第1の基板カセット2から3台の第2の基板カセット3へ移載できる。
【0072】
この実施例では、複数の第1の基板カセット2をピッチDで積み上げているが、これを一個の基板カセット2にしてもよい。つまり、ピッチdで並ぶ棚部がピッチD離れて平行に設けられている基板カセット2の1個の置き換えても上述の手順で問題なく基板の搬送が行える。
【0073】
以上のように、本発明のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、ピッチの異なる2つの基板カセットに対して、複数の基板を同時に搬送でき、搬送効率のよい基板搬送を行うことができる。
【0074】
(実施例4)
図6を用いて本発明の第4の実施例を説明する。
【0075】
図6は本発明のピッチ変換を伴う基板搬送装置の概略を示している。図1から図5と略同一のものには同一符号を付し説明を省略する。
【0076】
図6に示すように、基板ローダ10は、Xステージ50、Yステージ51、Zステージ52によって移動し、基板の搬送を行う。Xステージ50およびYステージ51は、スライダ部50a、50bとレール部50b、51bからなり、ステージ50、51は1方向のみに移動することができる。Yステージ51の下部には永久磁石54が固定され、それに対抗して電磁石53が設けられる。電磁石53に電流を流すことにより磁界が発生するが、永久磁石54がそれに反発するようにしておく。これにより、電流を流すとステージ51には浮力が働くため、スライダとレール部に働く重力の影響を低減することができる。
【0077】
また、同様に永久磁石と電磁石をXステージのスライダ、レール間にも設ける。これらにより、重量の大きな搬送にもかかわらず、パーティクルの発生が少なくできる。
【0078】
以上のように、本発明のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、ピッチの異なる2つの基板カセットに対して、複数の基板を同時に搬送でき、パーティクルの発生の少ない基板搬送を行うことができる。
【0079】
(実施例5)
前述の各実施例では、第1の基板カセット2のピッチと、基板ローダ10の基板支持爪11のピッチとの間には整数倍の関係を持たせて説明したが、ほぼ整数倍であれば同様の方法によって複数枚の基板4がピッチ変換を伴って搬送できる。
【0080】
それを、図7を用いて本発明の第5の実施例として説明する。図1から図6と略同一のものには同一符号を付し説明を省略する。
【0081】
第1の基板カセット2から第2の基板カセット3へ基板ローダ10を用いて基板4を移載する方法を説明する。第1の基板カセット2、第2の基板カセット3、および基板ローダ10の基板ピッチは、それぞれd、D、Hであり、それらは
H≒ n・d
H≒D
(nは2以上の自然数)
の関係にある。次に説明する手順で基板4の移載を行うが、各ピッチと基板支持爪の厚さ等を移載途中で干渉が発生しないように設定する。
【0082】
図8、図9に第1の基板カセット2からの基板4の取り出しについて説明する。
【0083】
まず、図8(a)に示すように、基板ローダ10が第1の基板カセット2側(図中の矢印の方向)に移動し、基板支持爪11a、11b、11cがそれぞれ基板4a、4b、4cの下方へ挿入される。基板ローダ10のピッチHはほぼdの倍数なので、基板支持爪11はすべて第1の基板カセット2に収納されている基板4間の隙間に挿入される。基板支持爪11のピッチHが完全なdの倍数でないため、基板支持爪11aと基板4a、基板支持爪11bと基板4b、および基板支持爪11cと基板4c間の距離は少しずつ異なる。
【0084】
次に、図8(b)に示すように、基板ローダ10が上方(図中の矢印の方向)へ移動する。そして、基板4aが基板支持爪11aにより第1の基板カセット2の棚部2aから持ち上げられ、保持される。
【0085】
さらに基板ローダ10が上方(図中の矢印の方向)へ移動することで、図9(a)、(b)に示すように、基板4b、基板4cの順で、それぞれ基板支持爪11b、基板支持爪11cにより第1の基板カセット2の棚部2aから持ち上げられ、保持される。
【0086】
最後に、図9(c)に示すように、搬送ローダ10が後退(図中の矢印の方向)することで、基板4a、4b、4cは第1の基板カセット2から取り出される。
【0087】
それらは、図10、図11に示す方法で第2の基板カセット3に収納される。
【0088】
まず、図10(a)に示すように、基板ローダ10が第2の基板カセット3側(図中の矢印の方向)に移動し、基板4a、4b、4cがすべて棚部3aの上方にくるように挿入される。基板ローダ10のピッチHはほぼ第2の基板カセットのピッチDに等しいので、基板支持爪11に保持された基板4はすべて第2の基板カセット2の棚部3aの間に挿入される。しかし、ピッチHはピッチDと等しくないため、各基板4と最も近い棚部3aとの距離は少しずつ異なる。
【0089】
次に、図10(b)に示すように、基板ローダ10が下方(図中の矢印の方向)へ移動する。そして、基板4aの支持が基板支持爪11aから第2の基板カセット3の棚部3aに移り、第2の基板カセット3に保持される。
【0090】
さらに基板ローダ10が下方(図中の矢印の方向)へ移動することで、図10(c)、さらに図11(a)、(b)に示すように、基板4b、基板4cの順で、それぞれ基板支持爪11b、基板支持爪11cから第2の基板カセット3の棚部3aに移り、第2の基板カセット3に保持される。
【0091】
最後に、図11(c)に示すように、搬送ローダ10が後退(図中の矢印の方向)することで、基板4a、4b、4cは第2の基板カセット3に収納される。
【0092】
以上のように第1の基板カセット2から第2の基板カセット3へ基板4が移載できる。逆の手順を踏むことで第2の基板カセット3から第1の基板カセット2への移載も可能である。また、この実施例ではH<Dの場合で説明したがH>Dの場合も問題ない。さらに、H=n・d、H≒DやH≒ n・d、H=Dの場合も基板の移載は可能である。
【0093】
以上のように本発明は、2つの相異なる収納ピッチを持った基板カセットの間での基板移載の場合においても、大きなピッチ変換移動機構を必要としない、安価で、パーティクルの発生の少ないピッチ変換を伴う基板搬送装置を提供することができる
【0094】
【発明の効果】
本発明のピッチ変換を伴う基板搬送装置によれば、ピッチの異なる2つの基板カセット間において、複数の基板を同時に移載することができ、摺動部がなくパーティクルの発生が少なく、効率よく搬送できる。
【0095】
さらに、基板ピッチが整数倍にできない基板カセット間でも、ピッチの小さい側の基板カセットの高さをもう一つの基板カセット側のピッチより低くし、ピッチの小さい側の基板カセットをもう一つの基板カセット側のピッチで複数個積み重ねることで、複数の基板を同時に移載することができ、摺動部がなくパーティクルの発生が少なく、効率よく搬送できる。
【0096】
また、磁力による浮力付与手段により、基板ローダの駆動移動手段にかかるローダの重力の影響を低減でき、パーティクルの発生を低減できる。
【0097】
以上のように、本発明のピッチ変換を伴う基板搬送装置は、ピッチの異なる2つの基板カセットに対して、複数の基板を同時に搬送でき、パーティクルの発生が少なく、搬送効率のよい基板搬送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す基板搬送装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の基板取り出し動作を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施例の基板収納動作を説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す基板搬送装置の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す基板搬送装置の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す基板搬送装置の構成図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す基板搬送装置の構成図である。
【図8】本発明の第4に実施例の基板取り出し動作を説明する図である。
【図9】図8後の基板取り出し動作を説明する図である。
【図10】本発明の第4の実施例の基板収納動作を説明する図である。
【図11】図10後の基板収納動作を説明する図である。
【図12】従来の基板搬送装置の構成図である。
【図13】従来の他の基板搬送装置の構成図である。
【図14】従来の他の基板搬送装置の構成図である。
【符号の説明】
1 基板搬送ロボット
1a 昇降部
1b 搬送部
2 第1の基板カセット
2a 棚部
3 第2の基板カセット
3a 棚部
4 基板
10 基板ローダ
11 基板支持爪
Claims (7)
- 基板を収納する第1の基板カセットと、該第1の基板カセットより基板を収納するピッチが大きい第2の基板カセットとの間の基板の移載を行う基板搬送装置において、
前記第2の基板カセットのピッチと同じピッチに固定された複数の基板支持部材を持つ基板ローダと、
前記基板ローダの基板支持部材を昇降させる昇降手段と、
前記基板ローダを水平面内で移動させる移動手段とを具備したことを特徴とするピッチ変換を伴う基板搬送装置。 - 請求項1記載の搬送装置において、
前記第2の基板カセットの収納ピッチをD、前記第1の基板カセットの収納ピッチ及び収納枚数をそれぞれd及びm、前記基板ローダの基板支持部材の数をkとするとき、
D=n・d
d・(m−1)>D・(k−1)
(nは2以上の自然数)の関係があることを特徴とするピッチ変換を伴う基板搬送装置。 - 請求項2記載の搬送装置において、
前記第1の基板カセットを収納している基板のピッチが実質的に等しくなるように複数個積み重ねたことを特徴とするピッチ変換を伴う基板搬送装置。 - 請求項1記載の搬送装置において、
前記第2の基板カセットのピッチをD、前記第1の基板カセットのピッチ及び収納枚数をそれぞれd及びm、前記基板ローダの基板支持部材の数をkとし、
D=n・d
d・(m−1)<D・(k−1)
(nは2以上の自然数)の関係があるとき、前記第1の基板カセットを収納している基板のピッチが実質的に等しくなるように複数個積み重ねたことを特徴とするピッチ変換を伴う基板搬送装置。 - 請求項4記載の搬送装置において、
前記第1の基板カセットの高さが前記第2の基板カセットのピッチより低く、
該第1の基板カセットは該前記2の基板カセットのピッチで積み重ねられてなることを特徴とするピッチ変換を伴う基板搬送装置。 - 請求項1乃至5いずれかに記載の搬送装置において、
前記第1の基板カセットに収納されている基板の総枚数が前記第2の基板カセットの収納枚数の倍数であることを特徴とするピッチ変換を伴う基板搬送装置。 - 基板を収納する第1の基板カセットと、該第1の基板カセットより基板を収納するピッチが大きい棚部を有する第2の基板カセットとの間の基板の移載を行う基板搬送装置において、複数の基板支持部材を持つ基板ローダを具備し、
前記基板支持部材のピッチH、前記第1の基板カセットのピッチd、前記第2の基板カセットのピッチDの間に
H≒ n・d
H≒D
(nは2以上の自然数)の関係が成り立ち、
前記基板ローダの基板支持部材を基板が配列された方向に平行に移動する、基板受け渡し移動手段と、
前記基板ローダを基板支持部材を基板が配列された方向に垂直に移動する、基板出し入れ移動手段とを具備したことを特徴とするピッチ変換を伴う基板搬送装置。
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