JP3589781B2 - ディスペンサー付き可撓性容器 - Google Patents

ディスペンサー付き可撓性容器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスペンサー付き可撓性容器に係り、特にディスペンサーが可撓性容器の取付部に取り付けられたディスペンサー付き可撓性容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、化粧品の容器にはディスペンサーが配設されたディスペンサー付き容器があり、ディスペンサーの頭部に設けられたノズルを操作することにより一定量の化粧品を吐出できる構成とされている。
【0003】
また、例えば空気に触れることを嫌うような化粧品を内容物とする場合は、図9(中心線より左は断面を示している)に示されるように、容器としてチューブ状の可撓性容器2を用い、ディスペンサー3による内容物の吐出に伴い可撓性容器2が変形するよう構成したもの(以下、ディスペンサー付き可撓性容器1という)がある。
【0004】
ディスペンサー付き可撓性容器1は、上記のように内容物の吐出に伴い可撓性容器2が収縮するため、容器内に空気が侵入することを防止することができる。このディスペンサー付き可撓性容器1は、ディスペンサー3に設けられたキャップ部4を可撓性容器2の開口部分に形成された取付部5に螺着することにより、ディスペンサー3を可撓性容器2に取り付ける構成とされている。
【0005】
また、ディスペンサー付き可撓性容器1は、可撓性容器2内に空気が侵入すると、ディスペンサー3を操作しても侵入した空気のみを吐出し内容物の吐出ができなくなる。このため、上記キャップ部4と取付部5との間にはパッキング材6が介装されており、ディスペンサー3と可撓性容器2との間における気密性を維持する構成とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成とされたディスペンサー付き可撓性容器1は、内容物の吐出に伴い可撓性容器2が変形して次第に偏平な形状となる。図10は、可撓性容器2が変形した状態を示してる。同図に示されるように、可撓性容器2が変形することにより、可撓性容器2の肩部2aは図中矢印で示すように内側に向け変位し、これに伴い取付部5も変形する。
【0007】
これに対し、ディスペンサー3のキャップ部4は可撓性容器2が変形してもこれに影響を受けないため、肩部2aが変位することによりキャップ部4と取付部5との間に間隙が発生してしまう。
よって、従来構成のディスペンサー付き可撓性容器1では、上記の理由に起因してシール性(気密性)が低下してしまい、空気が可撓性容器2内に侵入してディスペンサー3の作動不良が発生するおそれがあるという問題点があった。尚、図中破線で示す矢印は空気の侵入する様子を示している。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、内容物の吐出に伴い可撓性容器が変形しても気密性を維持しうるディスペンサー付き可撓性容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、下記の手段を講じることにより解決することができる。
請求項1の発明では、
肩部と取付部とを有し、内部に内容物が充填される可撓性を有した可撓性容器と
記取付部に気密状態で取り付けられ、操作釦の操作により前記内容物を前記可撓性容器から容器外部に取り出すディスペンサーとを具備し、
前記ディスペンサーの取り出し動作に伴い前記可撓性容器が変形する構成とされたディスペンサー付き可撓性容器において、
前記取付部の下方から前記肩部より上方位置に、前記可撓性容器の変形を吸収する変形吸収部を形成したことを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項2記載の発明では、
前記請求項1記載のディスペンサー付き可撓性容器において、
前記変形吸収部を蛇腹部により構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明では、
前記請求項1記載のディスペンサー付き可撓性容器において、
前記変形吸収部を肉薄部により構成したことを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項4記載の発明では、前記請求項1記載のディスペンサー付き可撓性容器において、前記変形吸収部を溝部により構成したことを特徴とするものである。
【0013】
上記の各手段は次のように作用する。
請求項1記載の発明によれば、
可撓性容器の取付部より離間した位置に可撓性容器の変形を吸収する変形吸収部を形成したことにより、可撓性容器が内容物の吐出に伴い変形してもこの変形は変形吸収部で吸収されるため、可撓性容器の変形が取付部に影響することを防止できる。
【0014】
よって、可撓性容器が変形しても取付部におけるディスペンサーと可撓性容器との間におけるシール性は確保され、可撓性容器内に空気が侵入することを確実に防止することができる。これにより、ディスペンサーの動作を常に正常状態に維持させることができる。
【0015】
また、請求項2記載の発明によれば、
変形吸収部を蛇腹部により構成したことにより、蛇腹部は伸縮動作及び曲げ動作が可能であるため、蛇腹部が変形することにより可撓性容器の変形を吸収することができる。
【0016】
また、請求項3記載の発明によれば、
変形吸収部を肉薄部により構成したことにより、肉薄部は可撓性容器の他の部位に比べて機械的強度が弱くなる。よって、この肉薄部が変形することにより可撓性容器の変形を吸収することができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明によれば、
変形吸収部を溝部により構成したことにより、溝部の形成位置は他の部位に比べて機械的強度が弱くなる。よって、この溝部を形成位置が変形することにより可撓性容器の変形を吸収することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1及び図2は本発明の第1実施例であるディスペンサー付き可撓性容器10(以下、ディスペンサー付きチューブという)を示している。尚、各図において、中心線より左側はディスペンサー付き可撓性容器10の断面を示している。
【0021】
このディスペンサー付き可撓性容器1は、大略すると前記した可撓性容器となるチューブ11とディスペンサー12とにより構成されている。チューブ11は、例えばアルミニウム,アルミラミネート,積層プラスチック等により形成されたチューブ容器であり可撓変形可能な構成とされている。化粧品等の内容物はこのチューブ11内に充填される。
【0022】
このチューブ11の上端開口部分には、ディスペンサー12を取り付けるための取付部13が設けられると共に、下端部11aは封止された構成とされている。取付部13はチューブ11と一体的に形成した構成としてもよく、また別材料により形成し上端開口部分に取り付ける構成としてもよい。また、取付部13にはディスペンサー12を螺着するためのネジ部14が形成されている。
【0023】
また、ディスペンサー12は、本体部15,キャップ部16,操作釦17,及び固定部18等により構成されている。本体部15はその下端部に吸入孔(図に現れず)が形成されると共に内部に弁機構が設けられている。
また、本体部15の上端部には操作釦17が設けられており、この操作釦17の側部位置には吐出口19が形成されている。更に、本体部15には鍔状の固定部18が形成されている。
【0024】
また、キャップ部16は、その内周部に前記した取付部13に形成されたネジ部14と螺合するネジ部20が形成されている。このキャップ部16には前記した本体部15に形成された固定部18と係合するよう段部が形成されており、よって、キャップ部16を取付部13に螺合することにより、固定部18は取付部13の上端面に押圧される。
【0025】
この際、固定部18と取付部13の上端面との間にはパッキング材21が介装され、これによりディスペンサー12はチューブ11に気密状態に取り付けられる。尚、パッキング材21の材料としては、密着性のよいシリコンゴム或いは耐候性に優れたフッ素ゴム等の使用が考えられる。
【0026】
上記構成とされたディスペンサー付きチューブ10において、ディスペンサー12に設けられた操作釦17を押圧操作すると、吸入孔より本体部15に吸引されていた内容物は吐出口19から吐出される。
また、押圧操作を解除すると操作釦17は本体部15に内設されたバネにより上動するが、この際チューブ11内の内容物は本体部15の下端部に形成されている吸入孔より本体部15内に吸引され、次の吐出操作に備える。
【0027】
この操作終了状態で、本体部15に内設された弁機構は吐出口19と吸入孔との間を気密に閉塞するため、ディスペンサー12を介して空気がチューブ11内に侵入することはない。よって、ディスペンサー12により内容物の吐出処理を繰り返し実施すると、図2に示されるようにチューブ11は次第に偏平に変形した状態となる。
【0028】
ここで、本発明の要部となる変形吸収部について説明する。図1及び図2に示される第1実施例では、変形吸収部を蛇腹部22により構成している。この蛇腹部22は、チューブ11の取付部5より離間した位置、具体的には取付部5の下方でチューブ11の肩部11aよりは上方位置に形成されている。
【0029】
この蛇腹部22は、チューブ11または取付部13に一体的に形成された構成とされている。蛇腹部22は伸縮動作及び曲げ動作が可能であるため、この蛇腹部22が変形することにより、内容物の吐出に伴うチューブ11の変形を吸収することができる。
【0030】
この際、上記のように蛇腹部22の形成位置は取付部13より下方に(チューブ11側に)離間した位置に設定されているため、チューブ11の変形は蛇腹部22で吸収され、チューブ11の変形が蛇腹部22より上部に位置する取付部13に影響を及ぼすようなことはない。
【0031】
よって、図2に示されるように、チューブ11が変形しても取付部13とディスペンサー12との間におけるシール性は確保され、チューブ11内に空気が侵入することを確実に防止することができる。これにより、ディスペンサー12の動作を常に正常状態に維持させることができ、ディスペンサー付き可撓性容器10の信頼性を向上させることができる。
【0032】
続いて、本発明の第2実施例について説明する。
図3は発明の第2実施例であるディスペンサー付き可撓性容器10Aを示している。尚、図3において、図1及び図2に示した構成と同一構成については、同一符号を附してその説明を省略する。
【0033】
本実施例に係るディスペンサー付き可撓性容器10Aは、変形吸収部を複数の溝部23により構成したことを特徴とするものである。この溝部23は、前記した蛇腹部22と同様に、チューブ11の取付部13より下方に離間した位置で、かつチューブ11の肩部11aよりは上方位置に形成されている。
【0034】
また、溝部23を形成する方法としては、チューブ11或いは取付部13の形成時に一体整形してもよく、またチューブ11或いは取付部13の形成後に機械的或いは熱的処理により形成してもよい。
上記のように溝部23を形成することにより、溝部形成位置は他の部位に比べて機械的強度が低下し曲げ動作(溝部23の形状によっては伸縮動作)が可能となる。よって、同図に一点鎖線で示されるように、内容物の吐出に伴いチューブ11が変形しても、この変形を溝部23で吸収することが可能となる。
【0035】
これにより、取付部13とディスペンサー12との間におけるシール性は確保され、チューブ11内に空気が侵入することを防止することができる。従って、第1実施例に係るディスペンサー付き可撓性容器10と同様に、本実施例に係るディスペンサー付き可撓性容器10Aにおいてもディスペンサー12の動作を常に正常状態に維持させることができ、ディスペンサー付き可撓性容器10Aの信頼性を向上させることができる。
【0036】
続いて、本発明の第3実施例について説明する。
図4は発明の第3実施例であるディスペンサー付き可撓性容器10Bを示している。尚、図4においても、図1及び図2に示した構成と同一構成については、同一符号を附してその説明を省略する。
【0037】
本実施例に係るディスペンサー付き可撓性容器10Bは、変形吸収部を肉薄部24により構成したことを特徴とするものである。この肉薄部24は、前記した蛇腹部22及び溝部23と同様に、チューブ11の取付部13より下方に離間した位置で、かつチューブ11の肩部11aよりは上方位置に形成されている。
【0038】
また、肉薄部24を形成する方法も、溝部23の形成方法と同様にチューブ11或いは取付部13の形成時に一体整形してもよく、またチューブ11或いは取付部13の形成後に機械的或いは熱的処理により形成してもよい。
上記のように肉薄部24を形成することにより、肉薄部形成位置は他の部位に比べて機械的強度が低下し曲げ動作及び伸縮動作が可能となる。よって、内容物の吐出に伴いチューブ11が変形しても、この変形を溝部23で吸収することが可能となり、取付部13とディスペンサー12との間におけるシール性は確保され、チューブ11内に空気が侵入することを防止することができる。
【0039】
従って、本実施例に係るディスペンサー付き可撓性容器10Bにおいてもディスペンサー12の動作を常に正常状態に維持させることができ、ディスペンサー付き可撓性容器10Aの信頼性を向上させることができる。
続いて、本発明の第4実施例について説明する。
【0040】
図5及び図6は発明の第4実施例であるディスペンサー付き可撓性容器10Cを示している。図5は内容物の残量が多い場合のディスペンサー付き可撓性容器10Cを示しており、図6は内容物の残量が少ない場合のディスペンサー付き可撓性容器10Cを夫々示している。
【0041】
尚、図5及び図6においても、図1及び図2に示した構成と同一構成については、同一符号を附してその説明を省略する。
本実施例に係るディスペンサー付き可撓性容器10Cは、チューブ11の取付部13にシール部25を形成したことを特徴とするものである。このシール部25は取付部13と一体的に形成されており、また本体部15を囲繞するよう環状形状とされている。
【0042】
また、シール部25はディスペンサー12の本体部15に向け斜め上方に延出した形状とされている。更に、シール部25は弾性を有しており、この弾性力により本体部15に押圧される構成とされている。上記のように、シール部25は取付部13と一体的に形成されるため、容易に形成することができる。
【0043】
上記構成のディスペンサー付き可撓性容器10Cにおいて、図5に示される内容物の残量が多い状態では、シール部25は上記のように本体部15に押圧されており、シール部25が本体部15に当接する位置においてもシール機能を奏する構成となっている。従って、チューブ11とディスペンサー12のシール性は、パッキング材21とシール部25に双方により維持されるため、高いシール性を実現することができる。
【0044】
一方、図6に示される内容物の残量が少なくなった状態では、チューブ11が偏平状に変形することにより肩部11aは内側に変位し、これに伴い取付部13も内側に向け傾いた状態となる。これにより、パッキング材21の配設位置におけるシール性は低下し、この部分より空気が取付部13の内部に侵入する。空気の侵入経路を図6に破線の矢印で示す。
【0045】
しかるに、チューブ11内は真空状態となっており、また取付部13の内側にはシール部25が形成されているため、シール部25は取付部13の内部に侵入した空気圧と真空状態とされたチューブ11の内圧との差圧により図6に矢印Aで示す方向に変形される。即ち、シール部25は、チューブ11の変形に伴い矢印A方向に変形する。
【0046】
この変形方向Aはシール部25が本体部15に押圧する方向であるため、シール部25が上記変形を行うことにより、シール部25によるシール性はより強いものとなる。よって、チューブ11が変形してもシール部25はディスペンサー12と取付部15との気密性を向上させるため、パッキング材21によるシール性が低下しても、ディスペンサー12とチューブ11との間におけるシール性を確保することができる。
【0047】
これにより、チューブ11内に空気が侵入することを確実に防止することができ、よってディスペンサー12の動作を常に正常状態に維持させることが可能となる。
続いて、本発明の第5実施例について説明する。
【0048】
図7及び図8は発明の第5実施例であるディスペンサー付き可撓性容器10Dを示している。図7は内容物の残量が多い場合のディスペンサー付き可撓性容器10Dを示しており、図8は内容物の残量が少ない場合のディスペンサー付き可撓性容器10Dを夫々示している。
【0049】
尚、図7及び図8においても、図1及び図2に示した構成と同一構成については、同一符号を附してその説明を省略する。
本実施例に係るディスペンサー付き可撓性容器10Dは、第4実施例と同様にチューブ11の取付部13にシール部26を形成したことを特徴とするものである。このシール部26も取付部13と一体的に形成されており、また本体部15を囲繞するよう環状形状とされている。また、シール部26は弾性を有しており、この弾性力により本体部15に押圧される構成とされている。
【0050】
しかるに、本実施例に係るシール部26は、ディスペンサー12の本体部15に向け斜め下方に延出した形状とされており、第4実施例に係るシール部26と比べてその延出方向が異なっている。
上記構成のディスペンサー付き可撓性容器10Dにおいて、図7に示される内容物の残量が多い状態では、シール部26は本体部15に押圧され、この押圧位置においてもシール機能を奏する構成となっている。従って、本実施例においてもチューブ11とディスペンサー12のシール性は、パッキング材21とシール部26に双方により維持されるため、高いシール性を実現することができる。
【0051】
一方、図8に示される内容物の残量が少なくなった状態では、チューブ11が偏平状に変形することにより肩部11aは内側に変位し、これに伴い取付部13も内側に向け傾いた状態となる。これにより、パッキング材21の配設位置におけるシール性は低下し、この部分より空気が取付部13の内部に侵入する。
【0052】
しかるに、シール部26は上記のように下方斜めに向け延出した構成とされているため、上記のように内容物の残量の減少時において取付部13が傾くことにより、シール部26は図8に矢印Bで示す方向に変形される。即ち、シール部26は、チューブ11の変形に伴い矢印B方向に変形する。
【0053】
この変形方向Bはシール部26が本体部15に押圧する方向であるため、シール部26が上記変形を行うことにより、シール部26によるシール性はより強いものとなる。
よって、チューブ11が変形してもシール部26はディスペンサー12と取付部15との気密性を向上させるため、パッキング材21によるシール性が低下しても、ディスペンサー12とチューブ11との間におけるシール性を確保することができる。これにより、チューブ11内に空気が侵入することを確実に防止することができ、よってディスペンサー12の動作を常に正常状態に維持させることができる。
【0054】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、下記の効果を実現することができる。
請求項1記載の発明によれば、可撓性容器が内容物の吐出に伴い変形してもこの変形は変形吸収部で吸収されるため、可撓性容器が変形しても取付部におけるディスペンサーと可撓性容器とのシール性は確保され、よってディスペンサーの動作を常に正常状態に維持することができる。
【0055】
また、請求項2記載の発明によれば、蛇腹部は伸縮動作及び曲げ動作が可能であるため、蛇腹部が変形することにより可撓性容器の変形を吸収することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、肉薄部は可撓性容器の他の部位に比べて機械的強度が弱いため、この肉薄部が変形することにより可撓性容器の変形を吸収することができる。
【0056】
また、請求項4の発明によれば、溝部の形成位置は他の部位に比べて機械的強度が弱いため、この溝部を形成位置が変形することにより可撓性容器の変形を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるディスペンサー付きチューブを説明するための図である(内容物の残量が多い状態)。
【図2】本発明の第1実施例であるディスペンサー付きチューブを説明するための図である(内容物の残量が少ない状態)。
【図3】本発明の第2実施例であるディスペンサー付きチューブを説明するための図である。
【図4】本発明の第3実施例であるディスペンサー付きチューブを説明するための図である。
【図5】本発明の第4実施例であるディスペンサー付きチューブを説明するための図である(内容物の残量が多い状態)。
【図6】本発明の第4実施例であるディスペンサー付きチューブを説明するための図である(内容物の残量が少ない状態)。
【図7】本発明の第5実施例であるディスペンサー付きチューブを説明するための図である(内容物の残量が多い状態)。
【図8】本発明の第5実施例であるディスペンサー付きチューブを説明するための図である(内容物の残量が少ない状態)。
【図9】従来の一例であるディスペンサー付き可撓性容器を説明するための図である(内容物の残量が多い状態)。
【図10】従来の一例であるディスペンサー付き可撓性容器を説明するための図である(内容物の残量が少ない状態)。
【符号の説明】
10,10A,10B,10C,10D ディスペンサー付きチューブ
11 チューブ
11a 肩部
12 ディスペンサー
13 取付部
15 本体部
16 キャップ部
17 操作釦
18 固定部
19 吐出部
21 パッキング材
22 蛇腹部
23 溝部
24 肉薄部
25,26 シール部

Claims (4)

  1. 肩部と取付部とを有し、内部に内容物が充填される可撓性を有した可撓性容器と
    記取付部に気密状態で取り付けられ、操作釦の操作により前記内容物を前記可撓性容器から容器外部に取り出すディスペンサーとを具備し、
    前記ディスペンサーの取り出し動作に伴い前記可撓性容器が変形する構成とされたディスペンサー付き可撓性容器において、
    前記取付部の下方から前記肩部より上方位置に、前記可撓性容器の変形を吸収する変形吸収部を形成したことを特徴とするディスペンサー付き可撓性容器。
  2. 請求項1記載のディスペンサー付き可撓性容器において、
    前記変形吸収部を蛇腹部により構成したことを特徴とするディスペンサー付き可撓性容器。
  3. 請求項1記載のディスペンサー付き可撓性容器において、
    前記変形吸収部を肉薄部により構成したことを特徴とするディスペンサー付き可撓性容器。
  4. 請求項1記載のディスペンサー付き可撓性容器において、
    前記変形吸収部を溝部により構成したことを特徴とするディスペンサー付き可撓性容器。
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