JP3589749B2 - 磁気テープ駆動機構 - Google Patents
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に磁気テープ駆動機構、キャプスタン・ドライブモータ及び磁気ヘッド位置決めに関する。
【0002】
【従来の技術】
1972年に、ベルト駆動テープカートリッジ設計法(ロバート・エー・ホンベーレン(Rovert A.Von Behren)に対して発行された米国特許第3,692,255号明細書に記載)が、ディジタルテープ記録に使用するためにコンピュータ業界で導入された。1972年に一般に使用されているカートリッジは、100mm×150mmであって、磁気テープは6.35mm(0.25インチ)の幅であった。そのサイズのカートリッジ及び対応する駆動機構は、今なお商業上入手可能である。「アラン。ジェー・リチャーズ(Alan J.Richards)著、ミニデータカートリッジ: 低コストの取り外し可能記憶装置のための説得力のある可能な選択法(A Convincing Alternative for Low‐Cost,Removeable Storage)、ヒューレットパッカード・ジャーナル(Hewlett‐Packard Journal)、5月、1976年」に記載されているように1976年に、より小さいカートリッジが開発された。このミニカートリッジのサイズは、63.5mm×82.5mmである。ミニカートリッジのバージョンは、3.81mm(0.15インチ)から6.35mm(0.25インチ)まで変動するテープ幅に対していろいろなベンダーから商業上入手可能である。8.00mm(0.315インチ)のテープ幅を有するミニカートリッジの新しいバージョンが提案された。この提案されたカートリッジの外側寸法は、現在のミニカートリッジと同一であるが、より広いテープを収容するために多数の内部変更がある。
【0003】
上記二つのサイズのカートリッジは両方とも一つのエッジ壁に2つの開口を有する。第1の開口は、磁気ヘッドによるテープへのアクセスをもたらす。磁気ヘッドは、テープ幅を横切って移動し、即ちテープ移動方向を横断して移動し、読み出し又は書き込みのために一度に1トラックをアクセスする。第2の開口は、駆動機構の外部駆動ローラ(パック)によるカートリッジ内部の被駆動ローラ(キャプスタン)へのアクセスをもたらす。外部駆動ローラ(パック)は駆動機構のモータによって回転される。最大限の高さの駆動機構及び半分の高さの駆動機構では、外部駆動ローラ(パック)は、一般に駆動モータによって直接に駆動される。駆動機構の高さが減少するにつれ、ドライブモータと磁気ヘッド間に機械的干渉があることがある。干渉問題が、8.00mm(0.315インチ)のテープ幅を有する提案されたカートリッジでさらに悪化し、磁気ヘッドが移動しなければならない距離が増加する。したがって、より新しい低い駆動機構では、ドライブモータが、駆動ローラ(パック)に対して一般に変位され、ベルト又は中間ローラによって駆動ローラ(パック)に接続される。例えば、1993年11月、マーク・ダブリュー・ペロナ(Mark W.Perona)に対して発行された米国特許第5,210,664号明細書を参照のこと。ベルト及び中間ローラは費用を増し、滑りや他の速度問題を引き起こしたりする。ダイレクトドライブは、最低コスト及びドライブモータを駆動ローラ(パック)に接続するための最も信頼できる方法として望ましい。直接に駆動される(即ちダイレクトドライブ)ローラ(パック)及び磁気ヘッドの最大移動ための空間の両方を有する駆動機構が必要とされる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
直接駆動駆動ローラ(パック)及び磁気ヘッドの最大の移動範囲のための空間を有するテープ駆動機構が設けられる。2つの実施例が提供され、第1の実施例は、外部固定子を有するドライブモータを有しており、第2の実施例は、内部固定子を有するドライブモータを有している。内部固定子を有するドライブモータを有している駆動機構では、固定子の一部が取り除かれ、磁気的に遮蔽された領域がヘッド移動のために真空排気された固定子領域に設けらている。外部固定子を有するドライブモータを有しているいくつかの駆動機構では、抜き孔穴が、ヘッドがモータキャップの中に進入移動することを可能にするためにモータカバーに設けられている。
【0005】
【実施例】
図1は、駆動機構102に挿入されたテープカートリッジ100を示している。テープカートリッジ100の中の磁気テープ104は、駆動機構102の磁気ヘッド106と接触している。テープカートリッジの中の被駆動ローラ(キャプスタン)108は、駆動機構102の駆動ローラ(パック)110と接触している。駆動ローラ(パック)110はモータ112によって駆動される。
【0006】
図2は、図1に示された構成部分の上面図である。図1で示されるように、テープカートリッジ100の中の磁気テープ104は、駆動機構102の磁気ヘッド106と接触している。テープカートリッジの中の被駆動ローラ(キャプスタン)108は、駆動機構102の駆動ローラ(パック)110と接触している。駆動ローラ(パック)110はモータ112によって駆動される。図2に示される構造では、モータ112がヘッド106を超えて延在するので、ヘッドの移動がいろいろな構成部品の高さにより潜在的に拘束されることに注目しなければならない。
【0007】
図3は、(磁気)テープ104、(磁気)ヘッド106及びモータ112の一部のみの側面図である。図3で示されるように、ヘッド106の移動方向が両頭矢印200によって示される。モータ112が図3で示されるようにヘッド106の下に延びるならば、モータ112は、ヘッド106が移動できる移動範囲を制限する。必要とされるヘッド移動を与えることが全部の駆動機構の高さを制限する。本発明では、ヘッド106が、モータの本体の中へ移動することを可能にされ、破線202で示されるような空洞又はくぼみのような磁気的に遮蔽された領域の中へ移動するか又はモータの上部カバーの中の抜き孔を通して移動するかのいずれかを可能にされる。
【0008】
図4及び図5は、テープ機構及びディスク機構で一般に使用されるある種のモータの簡略化された断面を示す。説明の便宜上、図4及び図5のモータは、12の固定子極を有する3相ブラシレス直流モータとして示されるが、相数及び極数の変更は種々可能である。図4では、固定子300は、電磁石を形成するために磁極の周りに巻かれた電線(図示せず)のコイルを有する。回転子302は複数の永久磁石領域を有する。回転子302は、カップ状のカバーによって内部軸304に接続される。図4において、図示された固定子が、A1−A4、B1−B4及びC1−C4で示された12の固定子極を有する。この固定子極は、3つの電気相(A、B、C)の各々に対して4つの極(例えば、A1−A4)があるように接続される。各電気相のための全ての極は一緒に接続される。例えば、相Aに関しては、極A1−A4は全て付勢される。各相が順次付勢されるで、回転子の永久磁気領域が追随する。例えば、図4では、電磁極A1−A4は、回転子302の逆極性の永久磁化領域が相A極の各々と整列されるように付勢される。したがって、極A1−A4が消勢され、かつ極B1−B4が付勢されるならば、回転子302は相B極と整列するように右回りに回転するだろう。同様に、その上に極B1−B4が消勢され、かつ極C1−C4が付勢される。
【0009】
本発明では、図4で示されるような内部固定子モータに関して、ヘッド移動に場所をあけるために選ばれたモータの極を固定子から除去してモータを構成する。単一の極(例えば、A1(312))が除去されるならば、モータはそれでもなお回転するが、一方の電気相(例えば、相A)は、他方の2つの相よりも小さいトルクを有する。トルクバランスを確保するために、電気相の各々から等しい極数が除去されねばならない。したがって、極A1が除去されるならば、極群B1、B2、B3及びB4の一つの構成要素が除去されなければならないし、極群C1、C2、C3及びC4の一つの構成要素も除去されなければならない。3つの隣接した極、例えばA1(312)、B1(314)及びC1(316)が除去されてもよい。明らかに、他のA1(312)、C1(316)、B2(318)又はA1(312)、B1(318)、C3(320)のような他の組み合わせもまた除去可能である。組み合わせの各々において、回転トルクがバランスをとられるが、回転に交差する方向でベアリングにいくらかの力を生じさせる回転子上の非対称力がある。適当なベアリングを使えば、回転子302の震えはたいしたことはない。
【0010】
図5は、外部固定子306、内部回転子308及び中心軸310に取り付けられた回転子を有するモータを示す。図9とともに後述されるように、外部固定子モータは固定子の変更なしに付加されるヘッド移動を受け入れるように変更され得る。
【0011】
図6は、図4で示すような内部固定子を有し、かつ除去された3つの隣接した極を有するモータを示す。すなわち、図6は、図4のA1(312)、B1(314)及びC1(316)の除去に対応する。図6でカップ400が回転子302を中心軸304に接続することに注目。図6はまたベアリングアセンブリ402を示す。本発明とともに、モータは、固定子300の内部の電磁界から磁気ヘッドを絶縁することができるスチール又は他の金属のような材料で作られた上部カバーをつけられる。(図3の202に対応する)空洞又はくぼみ406は、極が除去された固定子領域の中へ磁気ヘッドが移動することを可能にするように上部カバー404の中に形成される。ヘッドを受け入れる領域は、形成されたくぼみ406として示されているが、ヘッドがモータ本体の中に入り込むことが出来る限りで、かつヘッドを受け入れる領域がモータの動作と干渉しない限り、密閉された端部を有する金属シリンダ又はボックスあるいは他の磁気的に遮蔽された形状であればどんなものでも使用できる。
【0012】
図7及び図8は、図6のモータと同様であるが、除去される固定子極の異なる組み合わせを有するモータを示している。図7は、図4で極A1(312)、C1(316)、B2(318)を除去したモータに対応する。図8は、図4で極A1(312)、B2(318)、C3(320)のような第4の極毎の除去に対応する。
【0013】
図9は、図5で示した外部固定子モータを示している。図9で示されるように、回転子308の内部のカップ700は、回転子308を中心軸304に接続する。図9はまたベアリングアセンブリ702を示す。一般に、カップ700は、回転子308の永久磁気領域から及び固定子306から生じる電磁界からカップ700の内部を絶縁するスチールのような材料から作られて一方に開放領域を有する。したがって、外部固定子の直径が十分大きく遮蔽も十分であれば、上部カバー704に抜き孔706を設け磁気ヘッドがモータの内部に移動できるようにしうる。固定子306のいかなる変更も必要とされない。カップ700が適当な遮蔽を与えないときは、図6の406で示すように形成された空洞又はくぼみが使用される。
【0014】
本発明の前述の記載は説明のために提示されたもので、それは、完全であることを又は本発明を開示された正確な形態に限定することを意図したものではない。他の修正例及び変更例が上記の教示に照らして可能であり得る。特定の使用形態に応じて適切な実施例や変更例に本発明を利用しやすいように、本発明の原理及びその実際の適用を説明するために実施例が選ばれ、かつ記載されたものである。特許請求の範囲は、従来例によって限定されない限りにおいて、本発明の他の実施例を含むように解釈されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカートリッジ及びシャーシーの透視図である。
【図2】図1のテープカートリッジ及びシャーシーの一部の上面図である。
【図3】図2のテープカートリッジ及びシャーシーの一部の側面である。
【図4】内部固定子を有するモータの断面である。
【図5】外部固定子を有するモータの断面である。
【図6】磁気ヘッドの移動距離に適応させるために取り除かれた一部のための第1の代替例を有する内部固定子を有しているモータの透視図である。
【図7】磁気ヘッドの移動距離に適応させるために取り除かれた一部のための第2の代替例を有する内部固定子を有しているモータの透視図である。
【図8】磁気ヘッドの移動距離に適応させるために取り除かれた一部のための第3の代替例を有する内部固定子を有しているモータの透視図である。
【図9】磁気ヘッドの移動距離に適応させるために回転子の内部に開口を有する外部固定子を有しているモータの透視図である。
【符号の説明】
102 磁気テープ駆動機構
104 磁気テープ
106 磁気ヘッド
110 駆動ローラ
112 モータ
202、406 空洞
300、306 固定子
302、308 回転子
400、700 回転カップ
404、704 カバー
706 穴
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に磁気テープ駆動機構、キャプスタン・ドライブモータ及び磁気ヘッド位置決めに関する。
【0002】
【従来の技術】
1972年に、ベルト駆動テープカートリッジ設計法(ロバート・エー・ホンベーレン(Rovert A.Von Behren)に対して発行された米国特許第3,692,255号明細書に記載)が、ディジタルテープ記録に使用するためにコンピュータ業界で導入された。1972年に一般に使用されているカートリッジは、100mm×150mmであって、磁気テープは6.35mm(0.25インチ)の幅であった。そのサイズのカートリッジ及び対応する駆動機構は、今なお商業上入手可能である。「アラン。ジェー・リチャーズ(Alan J.Richards)著、ミニデータカートリッジ: 低コストの取り外し可能記憶装置のための説得力のある可能な選択法(A Convincing Alternative for Low‐Cost,Removeable Storage)、ヒューレットパッカード・ジャーナル(Hewlett‐Packard Journal)、5月、1976年」に記載されているように1976年に、より小さいカートリッジが開発された。このミニカートリッジのサイズは、63.5mm×82.5mmである。ミニカートリッジのバージョンは、3.81mm(0.15インチ)から6.35mm(0.25インチ)まで変動するテープ幅に対していろいろなベンダーから商業上入手可能である。8.00mm(0.315インチ)のテープ幅を有するミニカートリッジの新しいバージョンが提案された。この提案されたカートリッジの外側寸法は、現在のミニカートリッジと同一であるが、より広いテープを収容するために多数の内部変更がある。
【0003】
上記二つのサイズのカートリッジは両方とも一つのエッジ壁に2つの開口を有する。第1の開口は、磁気ヘッドによるテープへのアクセスをもたらす。磁気ヘッドは、テープ幅を横切って移動し、即ちテープ移動方向を横断して移動し、読み出し又は書き込みのために一度に1トラックをアクセスする。第2の開口は、駆動機構の外部駆動ローラ(パック)によるカートリッジ内部の被駆動ローラ(キャプスタン)へのアクセスをもたらす。外部駆動ローラ(パック)は駆動機構のモータによって回転される。最大限の高さの駆動機構及び半分の高さの駆動機構では、外部駆動ローラ(パック)は、一般に駆動モータによって直接に駆動される。駆動機構の高さが減少するにつれ、ドライブモータと磁気ヘッド間に機械的干渉があることがある。干渉問題が、8.00mm(0.315インチ)のテープ幅を有する提案されたカートリッジでさらに悪化し、磁気ヘッドが移動しなければならない距離が増加する。したがって、より新しい低い駆動機構では、ドライブモータが、駆動ローラ(パック)に対して一般に変位され、ベルト又は中間ローラによって駆動ローラ(パック)に接続される。例えば、1993年11月、マーク・ダブリュー・ペロナ(Mark W.Perona)に対して発行された米国特許第5,210,664号明細書を参照のこと。ベルト及び中間ローラは費用を増し、滑りや他の速度問題を引き起こしたりする。ダイレクトドライブは、最低コスト及びドライブモータを駆動ローラ(パック)に接続するための最も信頼できる方法として望ましい。直接に駆動される(即ちダイレクトドライブ)ローラ(パック)及び磁気ヘッドの最大移動ための空間の両方を有する駆動機構が必要とされる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
直接駆動駆動ローラ(パック)及び磁気ヘッドの最大の移動範囲のための空間を有するテープ駆動機構が設けられる。2つの実施例が提供され、第1の実施例は、外部固定子を有するドライブモータを有しており、第2の実施例は、内部固定子を有するドライブモータを有している。内部固定子を有するドライブモータを有している駆動機構では、固定子の一部が取り除かれ、磁気的に遮蔽された領域がヘッド移動のために真空排気された固定子領域に設けらている。外部固定子を有するドライブモータを有しているいくつかの駆動機構では、抜き孔穴が、ヘッドがモータキャップの中に進入移動することを可能にするためにモータカバーに設けられている。
【0005】
【実施例】
図1は、駆動機構102に挿入されたテープカートリッジ100を示している。テープカートリッジ100の中の磁気テープ104は、駆動機構102の磁気ヘッド106と接触している。テープカートリッジの中の被駆動ローラ(キャプスタン)108は、駆動機構102の駆動ローラ(パック)110と接触している。駆動ローラ(パック)110はモータ112によって駆動される。
【0006】
図2は、図1に示された構成部分の上面図である。図1で示されるように、テープカートリッジ100の中の磁気テープ104は、駆動機構102の磁気ヘッド106と接触している。テープカートリッジの中の被駆動ローラ(キャプスタン)108は、駆動機構102の駆動ローラ(パック)110と接触している。駆動ローラ(パック)110はモータ112によって駆動される。図2に示される構造では、モータ112がヘッド106を超えて延在するので、ヘッドの移動がいろいろな構成部品の高さにより潜在的に拘束されることに注目しなければならない。
【0007】
図3は、(磁気)テープ104、(磁気)ヘッド106及びモータ112の一部のみの側面図である。図3で示されるように、ヘッド106の移動方向が両頭矢印200によって示される。モータ112が図3で示されるようにヘッド106の下に延びるならば、モータ112は、ヘッド106が移動できる移動範囲を制限する。必要とされるヘッド移動を与えることが全部の駆動機構の高さを制限する。本発明では、ヘッド106が、モータの本体の中へ移動することを可能にされ、破線202で示されるような空洞又はくぼみのような磁気的に遮蔽された領域の中へ移動するか又はモータの上部カバーの中の抜き孔を通して移動するかのいずれかを可能にされる。
【0008】
図4及び図5は、テープ機構及びディスク機構で一般に使用されるある種のモータの簡略化された断面を示す。説明の便宜上、図4及び図5のモータは、12の固定子極を有する3相ブラシレス直流モータとして示されるが、相数及び極数の変更は種々可能である。図4では、固定子300は、電磁石を形成するために磁極の周りに巻かれた電線(図示せず)のコイルを有する。回転子302は複数の永久磁石領域を有する。回転子302は、カップ状のカバーによって内部軸304に接続される。図4において、図示された固定子が、A1−A4、B1−B4及びC1−C4で示された12の固定子極を有する。この固定子極は、3つの電気相(A、B、C)の各々に対して4つの極(例えば、A1−A4)があるように接続される。各電気相のための全ての極は一緒に接続される。例えば、相Aに関しては、極A1−A4は全て付勢される。各相が順次付勢されるで、回転子の永久磁気領域が追随する。例えば、図4では、電磁極A1−A4は、回転子302の逆極性の永久磁化領域が相A極の各々と整列されるように付勢される。したがって、極A1−A4が消勢され、かつ極B1−B4が付勢されるならば、回転子302は相B極と整列するように右回りに回転するだろう。同様に、その上に極B1−B4が消勢され、かつ極C1−C4が付勢される。
【0009】
本発明では、図4で示されるような内部固定子モータに関して、ヘッド移動に場所をあけるために選ばれたモータの極を固定子から除去してモータを構成する。単一の極(例えば、A1(312))が除去されるならば、モータはそれでもなお回転するが、一方の電気相(例えば、相A)は、他方の2つの相よりも小さいトルクを有する。トルクバランスを確保するために、電気相の各々から等しい極数が除去されねばならない。したがって、極A1が除去されるならば、極群B1、B2、B3及びB4の一つの構成要素が除去されなければならないし、極群C1、C2、C3及びC4の一つの構成要素も除去されなければならない。3つの隣接した極、例えばA1(312)、B1(314)及びC1(316)が除去されてもよい。明らかに、他のA1(312)、C1(316)、B2(318)又はA1(312)、B1(318)、C3(320)のような他の組み合わせもまた除去可能である。組み合わせの各々において、回転トルクがバランスをとられるが、回転に交差する方向でベアリングにいくらかの力を生じさせる回転子上の非対称力がある。適当なベアリングを使えば、回転子302の震えはたいしたことはない。
【0010】
図5は、外部固定子306、内部回転子308及び中心軸310に取り付けられた回転子を有するモータを示す。図9とともに後述されるように、外部固定子モータは固定子の変更なしに付加されるヘッド移動を受け入れるように変更され得る。
【0011】
図6は、図4で示すような内部固定子を有し、かつ除去された3つの隣接した極を有するモータを示す。すなわち、図6は、図4のA1(312)、B1(314)及びC1(316)の除去に対応する。図6でカップ400が回転子302を中心軸304に接続することに注目。図6はまたベアリングアセンブリ402を示す。本発明とともに、モータは、固定子300の内部の電磁界から磁気ヘッドを絶縁することができるスチール又は他の金属のような材料で作られた上部カバーをつけられる。(図3の202に対応する)空洞又はくぼみ406は、極が除去された固定子領域の中へ磁気ヘッドが移動することを可能にするように上部カバー404の中に形成される。ヘッドを受け入れる領域は、形成されたくぼみ406として示されているが、ヘッドがモータ本体の中に入り込むことが出来る限りで、かつヘッドを受け入れる領域がモータの動作と干渉しない限り、密閉された端部を有する金属シリンダ又はボックスあるいは他の磁気的に遮蔽された形状であればどんなものでも使用できる。
【0012】
図7及び図8は、図6のモータと同様であるが、除去される固定子極の異なる組み合わせを有するモータを示している。図7は、図4で極A1(312)、C1(316)、B2(318)を除去したモータに対応する。図8は、図4で極A1(312)、B2(318)、C3(320)のような第4の極毎の除去に対応する。
【0013】
図9は、図5で示した外部固定子モータを示している。図9で示されるように、回転子308の内部のカップ700は、回転子308を中心軸304に接続する。図9はまたベアリングアセンブリ702を示す。一般に、カップ700は、回転子308の永久磁気領域から及び固定子306から生じる電磁界からカップ700の内部を絶縁するスチールのような材料から作られて一方に開放領域を有する。したがって、外部固定子の直径が十分大きく遮蔽も十分であれば、上部カバー704に抜き孔706を設け磁気ヘッドがモータの内部に移動できるようにしうる。固定子306のいかなる変更も必要とされない。カップ700が適当な遮蔽を与えないときは、図6の406で示すように形成された空洞又はくぼみが使用される。
【0014】
本発明の前述の記載は説明のために提示されたもので、それは、完全であることを又は本発明を開示された正確な形態に限定することを意図したものではない。他の修正例及び変更例が上記の教示に照らして可能であり得る。特定の使用形態に応じて適切な実施例や変更例に本発明を利用しやすいように、本発明の原理及びその実際の適用を説明するために実施例が選ばれ、かつ記載されたものである。特許請求の範囲は、従来例によって限定されない限りにおいて、本発明の他の実施例を含むように解釈されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカートリッジ及びシャーシーの透視図である。
【図2】図1のテープカートリッジ及びシャーシーの一部の上面図である。
【図3】図2のテープカートリッジ及びシャーシーの一部の側面である。
【図4】内部固定子を有するモータの断面である。
【図5】外部固定子を有するモータの断面である。
【図6】磁気ヘッドの移動距離に適応させるために取り除かれた一部のための第1の代替例を有する内部固定子を有しているモータの透視図である。
【図7】磁気ヘッドの移動距離に適応させるために取り除かれた一部のための第2の代替例を有する内部固定子を有しているモータの透視図である。
【図8】磁気ヘッドの移動距離に適応させるために取り除かれた一部のための第3の代替例を有する内部固定子を有しているモータの透視図である。
【図9】磁気ヘッドの移動距離に適応させるために回転子の内部に開口を有する外部固定子を有しているモータの透視図である。
【符号の説明】
102 磁気テープ駆動機構
104 磁気テープ
106 磁気ヘッド
110 駆動ローラ
112 モータ
202、406 空洞
300、306 固定子
302、308 回転子
400、700 回転カップ
404、704 カバー
706 穴
Claims (4)
- 磁気テープ駆動機構において、
移動範囲に亙って移動可能である磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドに隣接したモータとを含み、
前記モータは回転子を有し、該回転子は回転面を有し、
前記モータは固定子を有し、該固定子は前記回転子の内部に位置し、
前記磁気テープ駆動機構はさらに、
モータ上のカバーと、
前記固定子の中に突き出る前記カバーの中の空洞とを含み、
前記空洞が、前記磁気ヘッドの前記移動範囲の少なくとも一部を前記空洞の内部に含み、前記回転子の回転面を横切り、それによって前記回転子の回転面を横切る磁気テープ駆動機構の寸法を小さくするように位置決めされる、
磁気テープ駆動機構。 - 前記磁気テープ駆動機構はさらに、テープカートリッジの内部に駆動ローラを有するようにテープカートリッジを受けるように適合され、前記駆動ローラが前記モータにより直接駆動される、請求項1に記載の磁気テープ駆動機構。
- 磁気テープ駆動機構において、
移動範囲に亙って移動可能である磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドに隣接したモータであって、該モータは回転子及び固定子を有し、該固定子は前記回転子の外部に位置し、前記回転子は回転面を有する、前記モータと、
前記モータ内の回転カップであって、該回転カップは前記回転子に取り付けられ、前記磁気ヘッドに向かって空領域を有する、前記回転カップと、
モータ上のカバーであって、前記回転カップの空領域と前記磁気ヘッドとの間にある、前記カバーと、
前記カバー内の穴とを含み、
前記穴が、前記磁気ヘッドの前記移動範囲の少なくとも一部が前記穴の中を通って前記モータの空領域内にあり、前記回転子の回転面を横切り、それによって前記回転子の回転面を横切る磁気テープ駆動機構の寸法を小さくするように位置決めされる、
磁気テープ駆動機構。 - 前記磁気テープ駆動機構はさらに、テープカートリッジの内部に駆動ローラを有するようにテープカートリッジを受けるように適合され、前記駆動ローラが前記モータにより直接駆動される、請求項3に記載の磁気テープ駆動機構。
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