JP3589270B2 - 画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの電子写真方式を用いて記録媒体にトナー画像を形成する方法および装置に関し、より詳細には現像に使用するトナーが終了直前の状態、つまりトナーニアエンド、トナーの終了、及び装置の異常等の状態を検出、判定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置は、画像形成信号に対応した光ビームを発生する露光制御手段と、光ビームを受けて静電潜像を形成する感光体と、静電潜像に現像ローラを介してトナーを吸着させてトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録媒体に転写する転写手段とにより構成されている。
このような画像形成装置においては、トナーを記録媒体に付着させて印刷する関係上、印刷につれてトナーが消費されるため、トナーの残量を管理することが必要となる。
【0003】
このため、一般的には、現像器に検知用の光学窓を設けて、現像器内のトナーの量を光学的に検出したり、またトナーの嵩により作動するスイッチ手段を設けてトナー量を検出することが行われるが、前者にあっては時間が経つにつれて光学窓がトナーにより汚染されてトナーの量を正確に検出できないという問題や、また後者にあっては機構の配置が複雑になる等の問題を抱えている。
【0004】
このような問題を解消するため、例えば米国特許第5,204,699号明細書に見られるように、静電潜像を形成するための画像形成信号に基づいて画素毎に消費されるトナー量を算出、積算することにより現像装置のトナーを推定するものや、特開昭59−22067号公報に見られるように、感光体に所定の形状の露光を行なって現像装置により検査用のトナー像を形成し、このトナー像の光学的濃度に基づいて現像装置内のトナー量を推定するもの等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のように画像形成信号を用いてトナーの消費量を推定するものにあっては、環境条件や電子写真プロセス要素の経時変化などによって、同一の画像信号に対しても環境の変化等によりトナーの付着量が変化して推定値と実際の消費量との間に差が生じ、推定値ではまだトナー残量が十分あると判断されているにも拘らず、実際にはトナーを消費し尽くしてミスプリントを出力するといった事態が発生する。
【0006】
また、検査用のトナー像を使用する後者のものにあっては、現像装置を構成する現像ローラの表面のトナーが更新されている状態では、トナー量を正確に検出できるものの、現像動作が中断した直後においては、トナーの残量に関係なく現像ローラに十分なトナーが付着しているため、検査用トナー像が高い濃度で形成されることになり、トナー量の判定にミスを生じるという問題がある。
【0007】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、現像装置へのトナー検出手段の取付けや組込みを不要として、画像形成信号や検査用トナー像を用いて印刷に供することができるトナー量の状態、つまりトナーニアエンド状態、トナーの終了を正確に検出する画像形成方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、このような課題を達成するために請求項1の発明は、画像形成信号により生成された光ビームを受け、静電潜像を形成する感光体と、前記静電潜像に現像ローラを介してトナーを吸着させてトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段とを備えた画像形成装置の画像形成方法において、前記感光体に検査用トナー像を形成する工程と、前記記録媒体に転写される以前の検査用トナー像の光学濃度に基づいて前記現像手段のトナー量を検出するとともに、前記光学濃度を予測する予測工程と、予測した光学濃度と検出した光学濃度とを比較する比較工程とを含むトナー量検出工程と、からなり、前記光学濃度によって画像形成の条件を設定する工程と、を含み、前記検査用トナー像が、前記現像ローラの一周分の位置に、第1、第2の検査用トナー像として形成され、第2の検査用トナー像の光学濃度に基づいて前記予測工程を実行する。
また請求項3の発明は、画像形成信号により生成された光ビームを受け、静電潜像を形成する感光体と、前記静電潜像に現像ローラを介してトナーを吸着させてトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段とを備えた画像形成装置の画像形成方法において、前記感光体に検査用トナー像を形成する工程と、前記記録媒体に転写される以前の検査用トナー像の光学濃度に基づいて前記現像手段のトナー量を検出するとともに、前記光学濃度を予測する予測工程と、予測した光学濃度と検出した光学濃度とを比較する比較工程とを含むトナー量検出工程と、からなり、前記検査用トナー像が、前記現像ローラの一周未満の位置に形成される第1、第2の検査用トナー像、及び第1の検査用トナー像から前記一周分の位置に形成される第3の検査用トナー像とからなり、前記第2、及び第3の検査用トナー像の光学的濃度を比較してトナーニアエンドを判定する。
【0009】
【作用】
トナー残量検出用センサを不要とし、かつ画像形成信号だけにたよるトナー量の判定のようなトナーが残っている状態でのカートリッジの交換を防止することができる。また、各現像手段毎のトナー残量検出用センサが不要となるため、特にカラー記録装置の現像手段回りの構造を簡素化しつつ、トナーニアエンド判定用のパッチ像を利用して画像形成条件を設定することができるので、感光体へのトナー供給に難点がある一成分系トナーを使用する現像手段であっても、環境などの変動に対して安定した画像形成を行うことができる。
また、画素形成信号に基づいてトナーのニアエンドを推定し、同時にパッチ像の濃度測定結果を用いてトナー残量の判定を行うので、検知結果を組み合わせることにより、「正常状態」「トナーニアエンド状態」「トナー終了」「装置異常」といった状態を判定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置のー実施例を示すものであって、プリンタの電子写真プロセス部の主要部を示す断面図である。図中符号1は、帯電ローラ2によってトナー像を形成するのに適した電位に均一に帯電される感光体であって、露光手段3によって形成された所定の解像度、例えば、600dpiのレーザービームが折り返しミラー4によって表面に導かれていて、静電潜像が形成されるようになっている。
【0011】
感光体1の周囲には、図中の矢印方向に接離可能なー成分接触方式として構成されたイエロー(Y)現像器5Yと、マゼンタ(M)現像器5Mと、シアン(C)現像器5Cと、ブラック(K)現像器5Kとからなる現像装置5が配置されている。そして、例えば、1つの現像器5Yを感光体1に接触させると、他の現像器5M、5C、5Kは感光体1から離間され、図示しない電源の電界の作用によって負帯電性(Y)トナーにより反転現像されて、感光体1上の潜像が顕像化される。
【0012】
中間転写体6は、ETFE(エチレンテトラフルオロエチレン共重合体)にカーボンを分散して適当な電気抵抗に調整した無端ベルトとして構成され、後述する1次転写ローラ7、駆動ローラ15、18により支持されて、1次転写ローラ7によって感光体1に接触させられている。1次転写ローラ7には、1次転写用電源8によりトナーと逆極性のバイアスが印加されており、感光体1との電位差により感光体1のYトナー像を中間転写体6に転写させる。
【0013】
感光体クリーナー9は、感光体1上の転写残りトナーを回収するように、感光体1に対して1次転写ローラ7の下流側にブレード9aを接触させるように配設され、またこれの下流側には、感光体1の電位をリセットする除電ランプ10が配設されている。
【0014】
これら現像器5Y、現像器5M、現像器5C、現像器5Kは、選択的に感光体1上に接触すると、中間転写体6の位置と露光手段3の発光タイミングとの同期を取れるようにそれぞれ位置が調整されていて、中間転写体6上に同一画素の各色のトナーを重ねてフルカラー画像を形成するように構成されている。
【0015】
一方、紙やOHPなどの記録媒体13は、給紙カセット12から給紙手段11を介してレジストローラ対14まで搬送されるとともに、さらに中間転写体6上のフルカラー画像のトナー像と同期を取るように、駆動ローラ15と図中矢印方向に接離可能な2次転写ローラ16とによって構成される2次転写部に搬送される。
【0016】
この2次転写部は、記録媒体13と同期して2次転写ローラ16が中間転写体6と接触するようにニップ部を形成して、このニップ部で記録媒体13を押圧するとともに、1次転写用電源8の電圧を演算手段21によって転写に適した電圧を算出し、この電圧に基づいて2次転写用電源17の電圧を制御して、電界の作用で記録媒体13上にフルカラートナー像を形成するように構成されている。トナー像の形成された記録用紙13は、定着手段20に送られ、ここで定着されてから装置外へ排出される。
【0017】
図中符号22は、パッチセンサで、電子写真プロセス部には、発光ダイオード(LED)とフォトセンサとを中間転写体6に形成される後述のパッチの濃度を検出できるように組み合わせた光学センサとして構成されている。パッチセンサ22は、1次転写ローラ7より下流で、かつ中間転写体6の表面に対向する位置に設けられていて、中間転写体6の表面に形成されたパッチ像の濃度を読み取り、その濃度読取信号をA/D変換器34に出力するものである。
【0018】
図2は、本発明に使用する現像器の一実施例を示すものであって、トナーチャンバ5aと、規制ブレード5cと、現像ローラ5dとからなり、トナーチャンバ5aには、1成分系のトナー5bが蓄えられている。このトナー5bは、トナーチャンバ5a内に設けられ、現像時に図示しない駆動モータで回転駆動される現像ローラ5dによって、規制ブレード5cと現像口ーラ5dとの圧接部5eへ送られ、現像ローラ5dにより現像ローラ5d上に薄層を形成する。
【0019】
現像口ーラ5d上に薄層化されたトナーは、感光体1上に形成された静電潜像と接触することによって引き寄せられ、感光体1上の静電潜像を現像する。現像によりトナーが消費された現像ローラ5dの領域は、トナーチャンバ5a内のトナー5bと接触して、トナーの供給を受け、また現像口ーラ5d上の潜像と接触せず残留したトナーは、現像ローラ5dの回転につれてトナーチャンバ5a内に再び戻り、トナーチャンバ5a内のトナーと擦れ合いながら摩擦され、トナーチャンバ5a内を移動して規制ブレード5cでさらに摩擦されて一定電位に帯電される。
【0020】
また、この現像装置5は、好ましくは交換式として構成されていて、トナーチャンバ5a内のトナー5bが無くなると、ユーザによって新しいものと簡単に交換できるようになっている。
【0021】
なお、この実施例では、トナーが無くなると現像装置自体を交換する例を示したが、現像装置の外にトナー容器を設け、この容器を交換することによってトナーを現像装置内に補給するようにしても良いし、また感光体などと共にー体化したカートリッジとして構成し、これらをワンセットとして交換するようにしても良い。
【0022】
図3は、本発明の画像形成装置の制御装置の一実施例を示すものである。制御装置は主として、画像形成動作の制御と、画像データから露光信号を生成する制御とを行う装置で、以下に主として露光信号の生成に係わる制御装置について説明する。
【0023】
この露光信号生成装置は、CPU31と、ROM32及びRAM33とからなるマイクロコンピュータ30として構成されており、画像データと、通常画像形成モードかパッチ生成モードかのいずれか1つを選択するモード信号と、パッチセンサ22からのアナログ信号をA/D変換器34で変換したデジタル信号とを入力しており、また露光手段3への露光信号と、後述するトナーニアエンド信号、トナー終了信号、装置が異常である旨を報知する信号とを出力するものである。
【0024】
通常画像形成モードの場合には、マイクロコンピュータ30は、パーソナルコンピュータなどのホストから送られた印刷データを、色変換処理やγ変換処理して画像データに変換し、この画像データを、RAM33中に用意されたルックアップテーブル(LUT)に基づいて露光信号に変換して出力するものである。
【0025】
一方、パッチ生成モードは、ROM32中に予め用意されたデータに基づいて所定のパッチ像を形成して、パッチセンサ22によりそのパッチ濃度を測定するモードである。
このパッチ生成モードの場合には、マイクロコンピュータ30は、パッチセンサ22からA/D変換器34を介して入力する検出信号に基づいてRAM33に格納されているLUTの内容を変更して画像形成条件を設定する。パッチ濃度測定結果により変更する画像形成条件には、露光データを決定するLUTの他に、帯電バイアス、現像バイアス、現像ローラ回転速度、転写バイアスなどの電子写真プロセスのパラメータを含むことができる。
【0026】
図4は、本発明のトナーニアエンド判定装置の一実施例を示すもので、露光信号に基づいて画素ごとのトナー量を計算し、このトナー現像量を全ての画素について積算して全体のトナーの消費量を推定するものであって、マイクロコンピュータ30に、露光信号発生手段41、画像構造解析手段42、重み付け係数設定手段43、重み付け係数LUT44と、現像トナー重量計算手段45、現像トナー重量積算手段46、トナーニアエンド判定手段47の機能を持たせることにより実現されている。
【0027】
露光信号発生手段41は、画像データと、通常画像形成モードかパッチ生成モードかのいずれか1つのモード信号と、A/D変換器34を介したパッチセンサ22からの検出信号とが入力されると、露光信号を露光手段3と画像構造解析手段42とに出力する。
画像構造解析手段42は、露光信号発生手段41からの露光信号を解析して印刷しようとする画素の画像タイプを判定する。
【0028】
ここで、画像タイプについて説明する。
電子写真においては、現像時に潜像の境界部においてトナーの付着量が増加する現象があり、これは境界部に電界が集中するために発生する現象であるため、ライン/ドット画像あるいは画像の境界部の画素のトナー量は、ソリッド画像いわゆるベタ画像における画素における画素のトナー量よりも多くなり、中間調の画像では、ソリッド画像の画素と境界部の画素との中間のトナー量となる。画像構造解析とは、主としてこの現象によるトナー量の増減を補正するために、当該画素がライン/ドット画像なのか、ライン画像なのか、あるいはその中間の画像なのかを判別することを意味する。
【0029】
重み付け係数設定手段43は、画像構造解析手段42によって決定された当該画素の画像タイプを表す信号と、露光信号発生手段41からの当該画素の露光信号とを入力しており、画像タイプと、露光信号により露光時間や露光電流とが与えられると、重み付け係数LUT44を参照して重み付け係数を決定し、その重み付け係数を現像トナー重量計算手段45に出力する。重み付け係数LUT44は、プリンタ設計時の実験結果やシミュレーションによって設定されている。
【0030】
現像トナー重量計算手段45は、重み付け係数に対応するトナー現像量を計算するものであって、この重み付け係数を付加された露光信号から算出した現像トナー量と現像により消費される実際の現像トナー量との関係は、事前の実験あるいはシミュレーションで求めることができて、ー義的に対応する。
【0031】
現像トナー重量積算手段46は、現像トナー重量計算手段45で算出したトナー現像量を積算するもので、このトナー現像量の積算値は、書換え可能な不揮発性の記憶手段48に記憶させる。
トナーニアエンド判定手段47は、画像形成毎に繰り返されて、推定されたトナーの積算現像量と設定値との比較によりトナーニアエンドを判定するものである。
【0032】
次に、このように構成したトナーニアエンド判定装置の動作を図5に示したフローチャートに基づいて説明する。
まず、通常画像形成モードかパッチ生成モードかのいずれか1つのモード信号を選択する(ステップ イ)。この状態でマイクロコンピュータ30に画像データと、選択されたモード信号と、A/D変換器34を介したパッチセンサ22からの検出信号とが入力されると、露光信号発生手段41によって露光信号が発生され(ステップ ロ)、この露光信号に基づいて画像構造解析手段42により画像構造の解析が行われ(ステップ ハ)、当該画素の画像タイプが決定される(ステップ ニ)。
【0033】
ついで、画像タイプと露光信号の露光時間や露光電流とが与えられると、重み付け係数LUT44を参照して重み付け係数を決定し、露光信号に付与する(ステップ ホ)。決定された重み付け係数は、現像トナー重量計算手段45へ入力されて、当該画素のトナー量が計算される(ステップ ヘ)。
【0034】
この計算されたトナー量は、現像トナー重量積算手段46によって積算され、その積算値は、不揮発性の記憶手段48に記憶されてプリンタの電源のOFF後も保存される。トナー積算現像量の推定値Pを示す信号がトナーニアエンド判定手段47に入力すると、設定値Tと比較されてトナーニアエンド状態の判定が行なわれる(ステップ ト)。
【0035】
すなわち、積算現像量の推定値Pが設定値Tを越えた場合にはトナーニアエンド状態と判定し(ステップ チ)、また設定値Tを下回っている場合には、正常量と判定する(ステップ リ)。なお、この設定値Tを複数設定しておくことにより、トナーニアエンド状態を段階的に検出することができる。
【0036】
図6は、本発明のトナーのニアエンドをパッチにより判定するトナーニアエンド判定装置の実施例を示すものであって、パッチ生成モードを選択した場合のトナーニアエンドを判定するもので、マイクロコンピュータ30には、画像データ変換手段50、露光用LUT設定手段53、露光用LUT54、パッチ濃度予測用LUT49、濃度予測手段51、濃度比較手段52、トナーニアエンド判定手段47の機能が組み込まれている。
【0037】
先ず、トナーのニアエンドの検出に用いるパッチ像について説明する。
図7は、トナーニアエンド判定に用いられるパッチ像についての説明図で、中間転写体上に形成されたパッチ像の位置関係を示す平面図である。
【0038】
P1は、現像ローラ5dの検査領域からトナーを完全に除去するために中間転写体6に形成される第1のパッチ像であり、また、P2は、第1のパッチ像P1の形成位置から現像口ーラ5dが1周分回動した位置の中間転写体6に作成される第2のパッチ像であって、第2のパッチ像P2の濃度がパッチセンサ22により検出される。
【0039】
こうすることで、第1のパッチ像P1は現像ローラ5dのトナーを完全に吸着させてしまう目的で、ベタ画像(最高濃度の画像)に設定されており、また第2のパッチ像P2は、トナー量の変化等、特性の微妙な変動を検出するために、中間調濃度(最高濃度と最低濃度の間の濃度)の画像となるように設定されている。
【0040】
すなわち、現像ローラ5dの表面に現像されずに残っていたトナーは、現像装置5内のトナーや規制ブレード5cに繰り返し擦られていた可能性があり、このために帯電量が増加、あるいは減少していて、このトナーで現像された第1のパッチ像P1は、現像装置5内のトナー量を反映した濃度を示すことにはならない。しかし、第2のパッチ像P2は、トナーが除去された後に改めて付着したトナーにより現像されたものにより形成された像であるから、現像装置5の特性、とりわけトナー量に依存した濃度を示すことになる。
【0041】
次に、再び図6に戻って各手段について説明する。
露光用LUT設定手段53は、A/D変換器34を介したパッチセンサ22からの検出信号が入力されると、中間転写体6上に生成されたCMYK各色のパッチ像の濃度測定値により露光用LUT54Y、54M、54C、54Kを設定して、階調再現性の変動をキャンセルするものである。
画像データ変換手段50は、露光用LUT設定手段53によって設定された露光用LUT54Y、54M、54C、54Kに基づいて、入力された画像データを露光信号に変換して露光手段3に出力するものである。
【0042】
濃度予測手段51は、1色目のYパッチの読取り値により周囲環境などを推定して、順次2色目のMパッチから4色目のKパッチの読取り値をパッチ濃度予測用LUT49を用いて予測するものである。 濃度比較手段52は、1色目のYパッチの読取り値から推定したMパッチの予測値と、順次読み取られる2色目のMパッチから4色目のKパッチの読取り値を比較するものである。
トナーニアエンド判定手段47は、濃度比較手段52によって比較された予測値を読取り値との一致性により各色のトナーがニアエンド状態かどうかを判定するものである。
【0043】
図8乃至図11は、パッチ生成モードでのトナーニアエンド判定装置の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、パッチ生成モードに入ると、前述したプロセスによりCMYK各色のパッチ像が中間転写体6上に生成され、パッチセンサ22によりYMCKの順に第2のパッチ像P2の濃度が読み取られる。1色目のYパッチ像の濃度を読み取ると(図8ステップ イ)、その濃度測定値によりY用の露光用LUT54Yを設定して(図8ステップ ロ)、階調再現性の変動をキャンセルした後、Yパッチ像の濃度測定値により周囲環境などを推定して、2色目のMパッチ像の濃度測定値をパッチ濃度予測用LUT49を用いて予測する(図8ステップ ハ)。
【0044】
ついで、Mパッチ像の濃度が読み取られ(図8ステップ ニ)、その濃度測定値によりM用の露光用LUT54Mが設定される(図8ステップ ホ)。また、この濃度測定値はステップ(ハ)の濃度予測値と比較されて(図8ステップ ヘ)、一致していれば、1色目のYパッチ像の濃度読取り値から3色目のCパッチ像の濃度値をパッチ濃度予測用LUT49を用いて予測し(図8ステップ ト)、ー致していなければ、図10のステップ(イ)へ進む。この濃度予測は、2色目のMパッチ像の濃度測定値に基づいて行なっても良いし、Yパッチ像とMパッチ像の両方の濃度測定値に基づいて行なっても良い。
【0045】
ついで、Cパッチ像の濃度値が読み取られると(図8ステップ チ)、その濃度測定値によりC用の露光用LUT54Cが設定される(図8ステップ リ)。Cパッチ像の濃度測定値と図8のステップ(ト)でパッチ濃度予測用LUT49を用いて予測された濃度予測値とが比較され(図8ステップ ヌ)、ー致していれば、図9のステップ(イ)へ進む。ー致していない場合には、3色目のCトナーがニアエンド状態にあると判定される(図8ステップ ル)。このようにして、各色の設定されたパッチ像の濃度測定値と濃度予測値との一致性をみて、CMYKのどの色のトナーがニアエンド状態になったかどうかを判定する。
【0046】
図9に示すフローチャートへ移って、4色目のKパッチ像に対してCパッチ像と同様の処理を行い(図9ステップ イ〜ホ)、K用の露光用LUT54Kを設定するとともに、濃度測定値とパッチ濃度予測用LUT49を用いて予測された濃度予測値とがー致していれば、そのまま処理を終了し、一致していなければ、Kトナーがニアエンド状態であると判定する。
【0047】
ついで、図8のステップ(ヘ)の判定によりMパッチ像の濃度測定値と濃度予測値とがー致しない場合には、図10のステップ(イ)へ進む。このように一致しない場合としては、2色目のMトナーがニアエンド状態にある場合と、1色目のYトナーがニアエンド状態になって、それに基づいて予測した周囲環境の予測が誤っている場合とがある。
【0048】
図10のステップ(イ)〜(ハ)は、図8のステップ(ト)〜(リ)と全く同一の処理であって、1色目のYパッチ像の濃度読取り値から3色目のCパッチ像の濃度値を予測し(図10ステップ イ)、Cパッチ像の濃度値が読み取られると(図10ステップ ロ)、その濃度測定値によりC用の露光用LUT54Cが設定される(図10ステップ ハ)。
【0049】
ついで、Cパッチ像の濃度測定値と濃度予測値とがー致しているかどうかを判定し(図10ステップ ニ)、一致している場合には、YトナーではなくMトナーがニアエンド状態であると判定され(図10ステップ ホ)、一致していない場合には、Yパッチ像による予測が誤っていると判断し、Yトナーがニアエンド状態にあると判定する(図10ステップ ヘ)。
【0050】
Mトナーがニアエンド状態であるときには(図10ステップ ホ)、図9のステップ(イ)へ進んで、前述のYパッチ像の濃度測定値に基づく濃度予測値を用いて、Kトナーのニアエンド状態を検出する。一方、Yトナーがニアエンド状態であるときには(図10ステップ ヘ)、図11のステップ(イ)へ進む。
【0051】
この状態では、Yトナーがニアエンド状態であるので、その濃度測定値に基づく濃度予測値は用いずに、2色目のMパッチ像の濃度測定値に基づいてKパッチ像の濃度予測値を求める(図11ステップ イ)。そして、図9のステップ(ロ)〜(ホ)と同様に、4色目のKパッチ像の濃度を読み取って濃度予測値と比較し(図11ステップ ニ)、4色目のKトナーがニアエンド状態かどうかを判定して処理を終了する。
【0052】
なお、前述したように、図8のステップ(ヘ)の判定で、Mパッチの濃度予測値と濃度測定値がー致せずに、図10のステップ(イ)へ至る場合としては、Mトナーがニアエンド状態にある場合と、Yトナーがニアエンド状態にある場合とがあるが、多くの場合は、そのどちらか一方のみである。ただし、まれにYトナーもMトナーも同時にニアエンド状態となる場合がある。
【0053】
これに対処するためには、全色のトナーについてニアエンド判定処理を行なった後、1色目をCパッチ像、2色目をKパッチ像とするなど、色順を入れ替えて再びトナーニアエンド判定処理を行なえば良い。また、パッチ生成モードを起動するたびに判定の色順を入れ替えるようにすれば、トナーニアエンド検出に要する時間を延長することなく、複数のトナーが同時にニアエンドになった場合を検出することができる。
【0054】
トナーがニアエンドの状態になったという情報は、例えば、プリンタに設けられた表示パネルや表示ランプ、ブザーなどでユーザに知らせるようにしても良いし、ホストのコンピュータなどにトナーニアエンド状態であることを知らせる信号を発生させて、ホスト側の表示装置を使ってユーザに知らせるようにすることも可能である。
【0055】
このように、環境変動などによる装置の階調再現性の変動を補正するための露光用LUTの設定用パッチ像と、トナーニアエンドの検出用のパッチ像とを共通にしたので、パッチ像を個別に生成するのに比べて、パッチ像形成に用いられるトナーの消費量や、パッチ像形成に要する時間を短縮できる。また、環境の変動などによるパッチ像の濃度が変動した場合でも、トナーがニアエンドに達していない場合の濃度変動分を予測するから、トナーのニアエンドを環境変動に関わりなく正確に判定することができる。
【0056】
ところで、図8のステップ(ハ)(ト)、図9のステップ(イ)、図10のステップ(イ)、図11のステップ(イ)のパッチの濃度の予測は、各環境での各色のパッチ像の濃度を予め測定しておいて、Yパッチ像とMパッチ像とのパッチ像の濃度に関係付けて、パッチ濃度予測用LUT49を構成しておくことにより可能となる。表1、表2は、上記場合のパッチ濃度予測用LUT49のー実施例を示したものである。
【0057】
【表1】
Figure 0003589270
【0058】
【表2】
Figure 0003589270
【0059】
上述のパッチ濃度予測用LUT49は、装置出荷時に工場で予め格納したものであるが、このようなデータは、画像形成装置の稼働初期に濃度測定値を次々に蓄積することにより格納することができる。つまり、1色目のパッチ像の濃度測定値に対して、他の色のパッチ像の濃度測定値を対応づけるという処理を、画像形成装置の稼働初期のトナーニアエンド状態にならない期間、例えば、1000枚の印字時までに行い、その後は、前述の方法と同様にしてトナーニアエンド判定を行なう。このようにすると画像形成装置間での個体間差による誤判断を防止することができる。
【0060】
この実施例によれば、パッチ濃度予測用LUT49をユーザの使用環境に則した状態で作成することができるため、使用頻度の高いパッチ像の濃度範囲のテーブルデータを精密に作成できる。使用頻度が低いパッチ像の濃度範囲に対してはデータが荒くなるとしても、線形補間などにより各濃度での予測値を得ることが可能である。また、この補間値を求めるために、極端な環境下で想定される濃度測定値に対する濃度予測値を予め準備しておけば、補間の精度を向上することができる。
【0061】
さらに、これらを組み合わせて、画像形成装置の出荷時には予め測定されたデフォルトのデータを内蔵させておき、実際の稼働時に検出されたデータでテーブルデータを修正するようにすれば、装置の設置後の稼働直後からトナーニアエンドの検出が行なえるので、稼働直後から大量にプリントをしたとしても実用上、支障なくトナーニアエンドを検出することができる。
【0062】
なお、第2のパッチ像P2は第1のパッチ像P1と同じサイズでも良いが、第1のパッチ像P1よりやや小さいサイズに設定しておくと、確実に第1のパッチ像P1でー旦完全に表面のトナーが現像された現像ローラ5dの領域に新しく付着したトナーで第2のパッチ像P2を形成することができる。
【0063】
また、パッチ像は中間調濃度のものを各色につき2つづつ作成し、その内の1つを用いて測定しているが、各色について複数のパッチ像を現像ローラ5dの同一位置で現像できるように作成し、階調再現特性を測定して露光条件やプロセスのパラメータの設定に供することもできる。また、このように複数のパッチ像の濃度によりγ特性値を算出して、γ特性値からトナーニアエンドを検出することができる。
【0064】
図12は、センサを用いて検出するトナーニアエンド判定装置の一実施例を示すものである。
このトナーニアエンド判定装置は、環境測定手段61と、マイクロコンピュータ30とから構成され、マイクロコンピュータ30には、濃度予測手段51、濃度比較手段52、露光用LUT設定手段53、CMYK4色対応の露光用LUT54、トナーニアエンド判定手段47の機能が組み込まれている。
【0065】
環境測定手段61は、装置内の適切な場所に設けられた温度センサ及び湿度センサによって構成されており、また、濃度予測手段51は、測定された環境パラメータから各色のパッチ像の濃度測定値を予測するように構成されている。
【0066】
露光用LUT設定手段53は、濃度測定値により露光用LUT54を設定して、階調再現性の変動をキャンセルするものである。濃度比較手段52は、露光用LUT54によって設定されたパッチ像の濃度測定値と、濃度予測手段51によって予想された濃度予測値とを比較するものである。
【0067】
このように構成された装置の動作を図13および図14のフローチャートに基づいて説明する。
パッチ生成モードに入ると、環境測定手段61によって環境を測定し(図13ステップ イ)、各色のパッチ像の濃度測定値を予測する(図13ステップ ロ)。
【0068】
ついで、前述したパッチ形成と同様の手段により、実際に1色目のパッチ像を形成して濃度を測定し(図13ステップ ハ)、その結果で露光用LUT54を設定し(図13ステップ ニ)、濃度測定値と濃度予測値とを比較し(図13ステップ ホ)、一致しなければ、トナーニアエンド状態と判定する(図13ステップ ヘ)。この処理(図13ステップ ハ〜ヘ)を各色について繰り返し(図13ステップ ト〜ヌ、図14ステップ ホ〜チ)、各色のトナーニアエンドを検出する。
【0069】
このように環境を検出しているため、複数のトナーが同時にニアエンド状態となっても容易にそれを判定できる。特に、全てのトナーが同時にニアエンド状態となってもそれを正確に判定できる。
【0070】
図15は、トナーニアエンド判定に用いられるパッチ像の第2の実施例を、中間転写体上に形成されたパッチ像の位置関係でもって示す平面図である。
中間転写体6上には、第1、第2及び第3のパッチ像P1、P2、P3が作られ、第1のパッチ像P1はベタ画像として形成され、第2、第3のパッチ像P2、P3は中間調濃度として形成される。パッチ像P2とパッチ像P3は、露光や現像などが同一の条件で作られるパッチ像で、パッチセンサ22により濃度測定される。これらのパッチ像を形成しようとする時点までには、現像口ーラ5dは何周か空回しされている。
【0071】
つまり、現像ローラ5dの表面には、感光体1上へ転写されることなく現像装置内のトナー5bや規制ブレード5cなどと何回か擦れあって、正常に印刷が可能なトナーが存在している。P1パッチ像とP2パッチ像は、そのようなトナーで作られるパッチ像である。P1パッチ像を現像する際に、現像ローラ5dの表面のトナーが完全に感光体1上に移動する。P3パッチ像は、P1パッチ像から現像ローラ5dの1周分だけ遅れた位置に作成されるパッチ像で、直前に現像ローラ5dの表面のP1パッチ像を現像した領域に新たに付着したトナーで現像される。つまり、P3パッチ像は、現像ローラ5dが1周する間に現像ローラ5dの表面部分に補充されたトナーによるパッチ像である。
【0072】
P2パッチ像とP3パッチ像の濃度測定値は互いに比較される。2つのパッチ像の濃度測定値の差分が、予め決められた濃度値よりも大きい場合には、トナーニアエンド状態と判定される。そして、真近に行われた過去2回の判定結果を保持するとともに、その結果を含めた合計3回分の判定が連続してトナーニアエンド状態である場合に、初めてユーザに知らせることにより、トナーニアエンド状態を正確に判定する。
【0073】
また、トナーニアエンド状態をユーザに知らせた後は、第3のパッチ像P3の濃度測定値そのものを判定するデータとし、その濃度値が設定値を下回った場合にはトナーエンド状態と判定する。これにより、トナーエンド検出用の手段を不要としてトナーエンドも検出することができる。
【0074】
さらに、トナーエンド寸前までトナー量が減少すると、第2のパッチ像P2と第3のパッチ像P3との濃度が共に減少してしまい、それらの濃度差が極めて小さくなるため、トナーニアエンドを検出することができなくなる。しかし、この実施例においては、トナーニアエンドを検出できなくなる程度に第3のパッチ像P3の濃度が減少した際には、第2のパッチ像P2と第3のパッチ像P3の濃度測定値の差を用いて判定せずに、第3のパッチ像P3の濃度値そのものでトナーニアエンド状態を判定することで、非検出状態へ復帰することを防止している。
【0075】
また、トナーニアエンド状態と判定した場合には、現像ローラ5dの表面に現像されずに残っていたトナーと、現像ローラ5dの表面に新たに供給されたトナーとでは帯電量が異なるから、現像特性が異なる。このため、現像ローラ5dに存在するトナーの履歴毎に露光条件を設定する。そして、画像を形成する各ドットが、残っていたトナーにより現像されるか、あるいは新しいトナーにより現像されるかは、現像口ーラ5dの周囲長と、感光体1と現像ローラ5dの周速比との関係で決まる。
【0076】
例えば、現像口ーラ5dの周長が60mmで、感光体1の表面に対する現像ローラ5dの表面の周速が同一方向で2倍の場合には、あるドットD1から主走査方向には位置が同じで、副走査方向に30mm画像進行方向の下流にあるドットD2は、現像口ーラ5dの表面のドットD1を生成したのと同じ部分で生成される。このとき、ドットD1を現像する際に現像口ーラ5d上にあったトナーは、感光体1へ移行するので、ドットD2は新しいトナーにより現像される。そこでドットD2を露光する際には、第3のパッチ像P3の濃度測定値に基づいて露光条件を決定する。
【0077】
ドットD1は、もし画像先端から30mm以内にあるか、副走査方向30×Imm(I=1,2,3・・・)上流にドットがなければ滞留トナーで現像されるので、P2パッチ像の濃度測定値に基づいて露光条件が決定される。このようにすることで、各ドットが最適な露光条件により形成され、トナーニアエンド状態にあっても、可及的にむらのない高画質な画像を得ることができる。
【0078】
図16は、図15に示したパッチ像を用いた場合のトナーニアエンド及びトナーエンド判定装置の一実施例を示すものである。
このトナーニアエンド判定装置は、マイクロコンピュータ30に、露光用LUT設定手段53、露光用LUT54、濃度比較手段52、トナーニアエンド仮判定手段71、トナーニアエンド判定手段47、トナーエンド判定手段72の機能を組み込むことにより構成される。
【0079】
露光用LUT設定手段53は、パッチセンサ22によって測定された中間転写体6上の第2のパッチ像P2と第3のパッチ像P3の濃度測定値から露光用LUT54を設定するものである。濃度比較手段52は、中間転写体6上に形成された第2のパッチ像P2及び第3のパッチ像P3の濃度測定値と設定値とを比較するものである。
【0080】
トナーニアエンド仮判定手段71は、パッチセンサ22によって測定された濃度測定値が設定値以下の場合、あるいは第2のパッチ像P2と第3のパッチ像P3の濃度差が設定値以上の場合に、トナー量がニアエンド状態よりさらに減少していると仮判定するものである。トナーニアエンド判定手段47は、トナーニアエンド仮判定手段71によってトナーニアエンドの仮判定が所定回数連続して行われた場合に、トナーニアエンド状態と判定するものである。
【0081】
トナーエンド判定手段72は、トナーニアエンド仮判定手段71の結果を受けて、第3のパッチ像P3の濃度がさらに低い設定値以下である場合には、現像装置5内のトナー量が極めて少ないと判断してトナーエンド状態と判定するものである。
【0082】
図17は、図16に示したトナーニアエンド及びトナーエンドの判定装置の動作を説明するためのフローチャートである。
パッチ生成モードで中間転写体6上に形成された第2のパッチ像P2と第3のパッチ像P3はパッチセンサ22により濃度が計測される(図17ステップ イ)。濃度測定値がともに設定値以下の場合には(図17ステップ ロ)、トナー量がニアエンド状態よりさらに減少していると判定されるので、トナーニアエンド仮判定(図17ステップ ニ)へ進む。濃度測定値が設定値より高い場合には、通常のトナーニアエンド判定となり、第2のパッチ像P2と第3のパッチ像P3との両パッチ像の濃度差が設定値以上かどうかを判定する(図17ステップ ハ)。
【0083】
濃度差が設定値以上の場合には、トナーニアエンド状態と仮に判定し(図17ステップ ニ)、設定値未満のときは、トナーニアエンド状態ではないと判定する。トナーニアエンド状態と仮判定した場合には、仮判定が3回連続したかどうかをチェックし(図17ステップ ホ)、3回以上連続した場合は、トナーニアエンド状態であると判定する(図17ステップ ヘ)。トナーニアエンド状態の仮判定が3回以上連続していない場合には、トナーニアエンド状態ではなく、過去の判定にミスがあったと判定する。
【0084】
トナーニアエンド状態であると判定された場合には、第2のパッチ像P2の濃度測定値から現像口ーラ5dの1周目、つまり現像ローラ5d上に残っていたトナーで現像されるドット用の露光用LUT54を設定し、第3のパッチ像P3の濃度測定値から現像ローラ5dの2周目以降、つまり、現像ローラ5d上に新たに供給されたトナーで現像されるドット用の露光用LUT54を設定する(図17ステップ ト)。
【0085】
第3のパッチ像P3の濃度測定値がステップ(ロ)で用いた設定値よりさらに低い設定値以下である場合には(図17ステップ チ)、現像装置5内のトナー量が極めて少ないからトナーエンドと判定する(図17ステップ リ)。一方、ここまでのステップでトナーニアエンド状態ではないと判定されている場合には、第3のパッチ像P3の濃度測定値により全てのドットに適用される露光用LUT54を設定する(図17ステップ ヌ)。
【0086】
図18は、パッチ像の濃度測定手段であるパッチセンサ22の信号により、トナーニアエンド、トナーの終了、及びトナーの終了判定に基づいて装置の異常状態の有無の判定を行う場合の一実施例を示すもので、マイクロコンピュータ30に、濃度予測手段51、濃度判定手段81、装置状態判定手段82、トナーニアエンド判定手段47の機能が組み込まれている。
【0087】
濃度予測手段51は、パッチセンサ22の読取り対象となる画像を形成するための画像データ、あるいはパッチ形成データを基に中間転写体6上に形成するパッチ像の濃度を予測するものである。
【0088】
濃度判定手段81は、A/D変換器34を介して入力されたパッチセンサ22からの信号、つまり実際の濃度測定値と、濃度予測手段51から入力された濃度予測値とを比較し、濃度測定値と濃度予測値の差分が所定範囲内であれば、現像装置5内に十分なトナーが存在していて、通常の印刷が可能であると判定する。また、濃度測定値と濃度予測値との差分が所定範囲よりも大きい場合には、現像装置5内のトナーが消費されてしまって、正常な濃度で印刷ができないと判定する。
【0089】
濃度判定手段81の判定結果、及びトナーニアエンド判定手段47のトナーニアエンド状態かどうかの判定結果は、装置状態判定手段82に出力されて装置状態の判定に供される。
この装置状態の判定は、図19に示したような判定表が用いられ、判定表は、パッチセンサ22の検出結果とトナーニアエンド判定手段47の判定結果との4種類の組み合わせに対応させて、装置の動作状態を規定して構成されている。
【0090】
つまり、パッチセンサ22の濃度測定結果とトナーニアエンド判定手段47の判定結果とが、それぞれ「濃度正常」と「正常量」であれば「正常状態」と判定し、「濃度正常」と「トナーニアエンド」であれば「トナーニアエンド状態」であると判定し、また、「濃度低下」と「正常量」であれば「装置異常」と判定し、さらに、「濃度低下」と「トナーニアエンド」であれば「トナー終了」と判定する。
【0091】
これらの組み合わせのうち、パッチセンサ22の検出結果が「濃度低下」を示す場合であって、トナーニアエンド判定手段47の判定結果が「正常量」である場合は、現像装置5内には十分なトナーが存在しているのに、画像が正常な濃度で出力されない状態を示すから、現像手段等に異常が発生したとみなして「装置異常」と判定する。
【0092】
すなわち、露光手段3が発光せずに潜像が形成されない場合、電気接点の接触不良で現像装置5や1次転写ローラ7にバイアス電圧が印加されずに現像や転写がされない場合、あるいは現像装置5が故障して現像装置5を構成している機構が回転不能で現像できない場合などの事態が考えられる。
【0093】
なお、装置状態判定手段82から、図示しない表示装置や制御装置にこれらの判定結果を出力して、判定結果を表示したり、また、「装置異常」と「トナー終了」の場合には、直ちにプリンタを停止するようにすれば、ミスプリントの発生を防止することができる。
【0094】
判定結果の表示方法としては、プリンタ本体に表示部を設けたり、また、プリンタと接続したパーソナルコンピュータの表示画面上に、「トナーニアエンド」、「トナー終了」、「装置異常」などを表示させればよい。このように適切に表示することにより、「装置異常」の場合には、ユーザに故障部の修理を促し、また、「トナー終了」の場合には、補充カートリッジの交換をユーザに的確に知らせることができる。
【0095】
図18及び図19に示した判定を実行するタイミングについては、いくつかのタイミングが考えられる。まずーつの方法は、トナーニアエンド判定手段47により、「トナーニアエンド」が検出された以降、通常の画像形成動作中に常時パッチセンサ22を動作させて画像形成状態を検知する方法である。つまり、パッチ像を形成するのではなく、出力する画像信号を直接検知する方法である。この方法ではトナー終了が近いと推定した時点以降に、装置状態判定のためにパッチセンサ22を動作させるので、パッチセンサ22の経時劣化、特に光源の劣化を最小限に抑えることができる。
【0096】
他の方法としては、トナーニアエンド判定手段47の判定結果に関係なく、画像形成動作中に常時パッチセンサ22を動作させる方法がある。この方法によれば、画像形成状態を常時検知できるので、「トナーニアエンド」以前においても、「正常状態」「トナーニアエンド状態」「トナー終了」「装置異常」といった状態を判定することができる。
【0097】
このようにすることにより、前述したような、露光信号の画素数を直接トナー現像量として計算する方法の場合にあっても、パッチセンサ22の信号に基づく画像形成の状態により「トナー終了」と判定するから、トナーエンドを正確に検出することができる。
【0098】
図20は、重み付け係数修正手段の一実施例を示すものである。
この重み付け係数修正手段は、マイクロコンピュータ30に、濃度予測手段51、濃度判定手段81、LUT再計算手段91、重み付け係数設定手段43、重み付け係数LUT44の機能を組み込んで構成されている。
【0099】
濃度予測手段51は、パッチセンサ22の読取り対象となる画像を形成するための画像データ、あるいはパッチ像形成データを基に中間転写体6上に形成する画像の濃度を予測するものである。濃度判定手段81は、パッチセンサ22からのデジタル化された信号と、濃度予測手段51からの予測濃度値信号とにより、中間転写体6上に形成したパッチの種類と、それに対応する濃度測定値と濃度予測値との濃度の差分を算出して、LUT再計算手段91へ出力するものである。
【0100】
このLUT再計算手段91は、入力された濃度の差分に基づいて、濃度予測値と実際の現像量との差がなくなるように重み付け係数LUT44を修正するようになっている。
【0101】
電子写真方式においては環境条件や電子写真プロセス要素の経時変化などにより同一の画像信号に対してもトナーの現像量が変化する。したがって、このLUT再計算手段91で重み付け係数LUT44を修正することにより、トナー現像量の予測の精度が高くなり、予測値と実際の現像量との誤差を小さくすることができる。
【0102】
なお、上述した各実施例では、中間転写体上に転写されたパッチ像の濃度を検出するようにしているが、感光体と対向する位置にパッチセンサを配設して、感光体に形成された転写前のパッチ像の濃度を検出するようにしてもよい。また、転写ドラム上に記録用紙を巻き付けて感光体から転写ドラム上の記録用紙にトナーを転写する形式の画像形成装置にあっては、この転写ドラムと対向する位置にパッチセンサを配設して、転写ドラム上に形成されたパッチ像を読み取るようにしてもよい。
【0103】
また、上述した実施例におけるプリンタは、CMYKのフルカラープリンタを例にしたものであって、LUTは各色用に対応して用意されている。また、パッチ像の濃度測定値により調整するパラメータは、帯電バイアス、現像バイアス、現像ローラ回転速度、転写バイアスなどの電子写真プロセスのパラメータであっても良く、中間調画像やカラー画像を意図した画質で印刷することが可能となる。
【0104】
また、上述した実施例におけるトナーニアエンド状態の判定は、カラーのトナー画像形成装置に限らず、モノクロのトナー画像形成装置に適用できることは言うまでもない。また、複数の現像装置を有する装置において、同時に複数のトナーがニアエンド状態になっても正しく検出できる。さらに、パッチ像の形成位置が規定されているため、現像履歴が明確なパッチ像を形成することができ、トナーエンド検出の精度だけでなく、画像形成条件の補正の精度も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置のー実施例を示す図である。
【図2】同上装置に使用する現像装置の一実施例を示す断面図である。
【図3】同上装置における制御系の露光信号生成装置の一実施例を示すブロック図である。
【図4】同上装置におけるトナーニアエンド判定装置の一実施例を示すブロック図である。
【図5】同上装置におけるトナーニアエンド判定装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】同上装置におけるトナーニアエンド判定装置の他の実施例を示すブロック図である。
【図7】同上装置のトナーニアエンド判定に用いられるパッチ像についての説明図である。
【図8】同上装置のおけるパッチ生成モードでのトナーニアエンド判定装置の動作を説明するためのフローチャート(その1)である。
【図9】同上装置におけるパッチ生成モードでのトナーニアエンド判定装置の動作を説明するためのフローチャート(その2)である。
【図10】同上装置におけるパッチ生成モードでのトナーニアエンド判定装置の動作を説明するためのフローチャート(その3)である。
【図11】同上装置におけるパッチ生成モードでのトナーニアエンド判定装置の動作を説明するためのフローチャート(その4)である。
【図12】同上装置内の環境を測定する機能を備えたトナーニアエンド判定装置の一実施例を示すブロック図である。
【図13】同上装置内の環境測定の結果に基づいてトナーニアエンドを判定する場合のフローチャート(その1)である。
【図14】同上装置内の環境測定の結果に基づいてトナーニアエンドを検出する場合のフローチャート(その2)である。
【図15】同上装置のトナーニアエンド判定に用いられるパッチ像の他の実施例の説明図である。
【図16】同上装置におけるトナーニアエンド及びトナーエンド判定装置の一実施例を示すブロック図である。
【図17】同上装置におけるトナーニアエンド及びトナーエンドを判定する場合のフローチャートである。
【図18】パッチセンサの信号に基づいて、トナーニアエンド、トナーの終了、及び装置状態の判定を行う状態判定装置の一実施例を示すブロック図である。
【図19】同上装置における装置状態判定装置の判定データを格納する手段を模式的に示す図である。
【図20】同上装置における重み付け係数修正手段の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 感光体
3 露光手段
5 現像装置
6 中間転写体
22 パッチセンサ
30 マイクロコンピュータ

Claims (4)

  1. 画像形成信号により生成された光ビームを受け、静電潜像を形成する感光体と、前記静電潜像に現像ローラを介してトナーを吸着させてトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段とを備えた画像形成装置の画像形成方法において、
    前記感光体に検査用トナー像を形成する工程と、
    前記記録媒体に転写される以前の検査用トナー像の光学濃度に基づいて前記現像手段のトナー量を検出するとともに、前記光学濃度を予測する予測工程と、予測した光学濃度と検出した光学濃度とを比較する比較工程とを含むトナー量検出工程と、
    からなり、
    前記光学濃度によって画像形成の条件を設定する工程と、
    を含み、
    前記検査用トナー像が、前記現像ローラの一周分の位置に、第1、第2の検査用トナー像として形成され、第2の検査用トナー像の光学濃度に基づいて前記予測工程を実行することを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記予測工程の前記検査用トナー像が異なるトナーにより形成される請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 画像形成信号により生成された光ビームを受け、静電潜像を形成する感光体と、前記静電潜像に現像ローラを介してトナーを吸着させてトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段とを備えた画像形成装置の画像形成方法において、
    前記感光体に検査用トナー像を形成する工程と、
    前記記録媒体に転写される以前の検査用トナー像の光学濃度に基づいて前記現像手段のトナー量を検出するとともに、前記光学濃度を予測する予測工程と、予測した光学濃度と検出した光学濃度とを比較する比較工程とを含むトナー量検出工程と、
    からなり、
    前記検査用トナー像が、前記現像ローラの一周未満の位置に形成される第1、第2の検査用トナー像、及び第1の検査用トナー像から前記一周分の位置に形成される第3の検査用トナー像とからなり、前記第2、及び第3の検査用トナー像の光学的濃度を比較してトナーニアエンドを判定することを特徴とする画像形成方法。
  4. 前記光学濃度によって画像形成の条件を設定する工程を含む請求項3に記載の画像形成方法。
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