JP3588410B2 - 微細金属球の吸着ヘッド及びそれを用いた検査装置、並びにボールバンプ形成方法 - Google Patents

微細金属球の吸着ヘッド及びそれを用いた検査装置、並びにボールバンプ形成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は微細金属球の吸着ヘッド、及びそれを用いた検査装置、並びにボールバンプ形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、微細金属球の形状を検査する場合には、微細金属球を適当に散乱させた状態で落射光の反射画像、あるいは透過光の陰影画像を解析して行っていた。しかしながら、微細金属球(30μm〜800μm)は適当に散乱させただけでは複数の微細金属球が凝集してしまい、お互いに接触してしまうことが多い。
【0003】
そのため、落射光の反射画像または透過光の陰影画像を検査する方法では、接触した部分を画像処理により分離しなければならないが、前記分離は困難であるばかりでなく、分離時に精度が低下する問題があった。特に、球体を落射光の反射画像で見る場合、焦点の僅かなずれにより検査精度が著しく低下してしまう問題があった。
【0004】
また、微細金属球を選別して、粒径が所定の範囲に収まる微細金属球を揃えるために、従来よりふるい分けを行っているが、ふるいの精度が十分でないと微細金属球を高精度にふるい分けできない問題があった。また、扁平した微細金属球は選別できない問題があった。
【0005】
なお、ヘッドを暗箱として用い、ボール吸着孔からの漏れる光で欠落ボールの有無を検査する方法も知られているが、この方法はボール吸着孔に微細金属球が吸着されているか否かを検査することができるのみである。したがって、この方法は微細金属球の大きさ及び形状を検査することができないので、微細金属球の検査用としては利用できなかった。
【0006】
ところで、配列基板に微細金属球を吸着した状態において、前記配列基板に吸着されている微細金属球を撮像して陰影画像を形成し、前記陰影画像を解析して欠落ボールの有無をする方法が、例えば、特開平3−225832号、特開平8−97218号によって提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、配列基板に微細金属球を吸着した状態で検査する従来の装置は、前記配列基板を透過させるためのバックグランド光の光源を吸着ヘッドの外部に配設しているので、バックグランド光の強度にむらが生じてしまう問題があった。このため、従来の装置の場合は、前記バックグランド光の強度むらに起因する誤差が大きいので、前記配列基板に微細金属球が吸着されているか否かを検査する場合には使用できるが、撮像によって得られた画像を解析して微細金属球の大きさ及び形状を検査することは困難であった。
【0008】
本発明は前述の問題点にかんがみ、配列基板に吸着保持されている微細金属球の大きさ及び形状を、前記微細金属球の陰影画像に基づいて高精度に検査できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の微細金属球の吸着ヘッドは、多数のボール吸着孔が形成された透光性の配列基板と、前記配列基板を支持する基板支持体と、前記基板支持体の内部に配設された面発光手段とを具備することを特徴としている。
【0010】
また、本発明の吸着ヘッドの他の特徴とするところは、前記面発光手段と前記配列基板との間に透光性の補強部材が配設されていることを特徴としている。
【0011】
また、本発明の吸着ヘッドのその他の特徴とするところは、前記補強部材は、透光性の多孔質材よりなることを特徴としている。
【0012】
また、本発明の検査装置は、多数のボール吸着孔が形成された透光性の配列基板と、前記配列基板を支持する基板支持体と、前記基板支持体の内部に配設された面発光手段と、前記配列基板に吸着されている複数の微細金属球を撮像する撮像手段と、前記撮像手段から出力される撮像信号を解析する画像解析手段とを具備することを特徴としている。
【0013】
また、本発明の検査装置の他の特徴とするところは、前記画像解析手段は、前記撮像手段により撮像された複数の微細金属球の陰影に基づいて、前記微細金属球の直径及び偏平率を検査することを特徴としている。
【0014】
また、本発明の検査装置のその他の特徴とするところは、多数のボール吸着孔が形成された透光性の配列基板と、前記配列基板を支持する基板支持体と、前記基板支持体の内部に配設された面発光手段と、前記配列基板に吸着されている複数の微細金属球を撮像する撮像手段と、前記撮像手段から出力される撮像信号を解析する画像解析手段と、前記画像解析手段の解析結果に基づいて不良な微細金属球を選別する選別手段とを具備することを特徴としている。
【0015】
また、本発明の検査装置のその他の特徴とするところは、前記面発光手段と前記配列基板との間に、前記配列基板を支持する透光性の補強部材が配設されていることを特徴としている。
【0016】
また、本発明の検査装置のその他の特徴とするところは、前記補強部材は、透光性の多孔質材よりなることを特徴としている。
【0017】
また、本発明のボールバンプ形成方法は、多数のボール吸着孔が形成された透光性の配列基板に複数の微細金属球を一括して吸着する工程と、前記一括して吸着した複数の微細金属球を、前記配列基板の内部に配設された面発光手段にて照射する工程と、前記面発光手段によって照射された配列基板のボール吸着面を撮像手段にて撮像して、前記配列基板の画像を形成する工程と、前記撮像工程で形成した前記配列基板の画像に基づいて前記配列基板に一括して吸着されている複数の微細金属球の良否及び吸着状態を検査する工程とを有することを特徴としている。
【0018】
【作用】
本発明は前記技術手段を有するので、配列基板を透過する光の源となる面発光手段が吸着ヘッド内に設けられることにより、微細金属球を吸着した状態の配列基板の陰影画像を形成するための撮像を行う際のバックグラウンド光の強度を安定させることが可能となり、これにより、強度むらが少ない光を配列基板に照射することができ、微細金属球を吸着した配列基板の陰影画像を高精度に解析することが可能となる。
【0019】
また、吸着ヘッドの内部に面発光手段を配設したことにより、吸着ヘッドの後部を透明にしなくても済むので、吸着ヘッドを保持する構造の自由度および信頼性を向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
まず、図1に示すように、本実施形態の微細金属球の吸着ヘッド1は、配列基板2と、前記配列基板2を支持する基板支持体3と、前記基板支持体3の内部に形成されている空間3a内に配設された面発光体4とにより構成されている。また、撮像装置10及び画像解析装置11により、微細金属球6を認識して検査する装置が構成されている。
【0021】
前記配列基板2の吸着面には複数のボール吸着孔5が形成されており(図1には4個のボール吸着孔5が形成されている例を示しているが、実際には数十個、あるいは数百個のボール吸着孔5が形成される)、基板支持体3の内部空間3aが、減圧/加圧系統7を介して接続された減圧/加圧装置(図示せず)によって減圧されることにより、前記ボール吸着孔5に微細金属球6が真空吸着される。本実施形態においては、前記配列基板2は透光性材料によって構成されている。
【0022】
前記内部空間3a内に配設された面発光体4は、前記基板支持体3のボール吸着孔5に吸着された微細金属球6を撮像する際のバックグラウンド光として設けられたものであり、図1中に矢印8で示したように、配列基板2に向けて平行光を照射する。
【0023】
前記面発光体4により、吸着ヘッド1の内部から照射されることにより、吸着ヘッド1からは配列基板2を透過した光9が出力される。本実施形態においては、前記配列基板2の透過光9を撮像装置10によって撮像して配列基板2の陰影画像を形成し、前記陰影画像を画像解析装置11に出力する。
【0024】
前記画像解析装置11は、撮像装置10から入力された配列基板2の陰影画像を解析し、前記配列基板2に吸着されている微細金属球6の大きさ及び形状を検査する。そして、その検査結果に基づいて、前記配列基板2に吸着されている各微細金属球6が、予め設定されている範囲内に入っているか否かを判定する。
【0025】
前述のように、本実施形態においては前記配列基板2を透過させるバックグラウンド光の光源を吸着ヘッド1の内部に設けたので、陰影画像を形成する際に必要な光源と、配列基板2に吸着されている各微細金属球6とを可及的に接近させることができる。これにより、前記バックグラウンド光の光源を吸着ヘッド1の外部に設けた場合と比較して、陰影画像を形成するために必要不可欠なバックグラウンド光の強度を安定させることができ、微細金属球6の大きさ及び形状を精度よく解析することが可能となる。
【0026】
また、吸着ヘッド1の内部に発光手段を配設したことにより、吸着ヘッド1の後部を透明に形成しなくても済むので、吸着ヘッド1を保持する構造の自由度および信頼性を大幅に向上させることができる。
【0027】
次に、前述のように構成された吸着ヘッド1及び検査装置を、ボールバンプ形成装置に使用した例を、図1に加えて図2及び図3を参照しながら説明する。
図2及び図3に示すように、本実施形態のボールバンプ形成装置は、主要構成としてボール配列機構51と、基板搬送機構52と、ボール認識手段53と、接合用ステージ54とを備えている。なお、この装置は、インナーリードボンダ等の接合機構を有する装置に微細金属球6を配列・接合する機能を付加させることによって構成することができる。
【0028】
図3に示すように、ボール配列機構51においては、ボールストック皿12に振動が与えられている。すなわち、金属製のボールストック皿12に微細金属球6を入れ、パーツフィーダー等の振動発生機13により振動が加えられている。これにより、ボールストック皿12に入れられている各微細金属球6は浮遊している。振動発生機13により加える振動の周波数はボールストック皿12に入れる微細金属球6の大きさ等に応じて0〜1kHzまで可変とし、また、ボールストック皿12は振動発生機13からの脱着が可能とする。
【0029】
次に、吸着ヘッド1に微細金属球6を吸着させる。前述したように、吸着ヘッド1は、ボール径よりも小さい複数のボール吸着孔5が所定位置に形成された配列基板2を有している。なお、前記ボール吸着孔5は半導体チップ複数個分の個数だけ設けられているのが好ましい。
【0030】
そして、図3に示したように、吸着ヘッド1をボールストック皿12の近傍まで下降させて上下に振幅させ、微細金属球6を配列基板2のボール吸着孔5に真空吸着させる。ここで、吸着ヘッド1の下降距離及び振幅距離は0.1mm単位で制御可能とし、振幅回数の制御も可能とする。また、このとき、吸着ヘッド1を水平方向に微振動させると、余分に吸着されるボール数が最小限に抑えられ、微細金属球6をより効果的に吸着させることができる。
【0031】
次に、吸着ヘッド1を上昇させ、配列基板2に正常に真空吸着された微細金属球6以外の余剰微細金属球6′を機械的に除去して回収する。ここでは、余剰ボール除去手段として前記配列基板2に取り付けられた振動発生機16を示している。前記振動発生機16により吸着ヘッド1を微振動させることにより、各ボール吸着孔5に正常に配列された微細金属球6が除去されることなく、余剰微細金属球6′のみが除去される。
【0032】
次に、余剰ボール除去後の吸着ヘッド1を所定の認識位置に移動させ、図1に示したように、ボール認識手段53を構成する撮像装置10及び画像解析装置11によりボール欠落、ボール余剰の有無を画像認識させる。そして、このボール認識時に不良が発生していた場合、真空リーク及び機械的除去を行うことにより、配列基板2に吸着させている微細金属球6を全て回収し、その後、ボール吸着を再度行うようにする。
【0033】
本実施形態においては、前述したように撮像装置10及び画像解析装置11による画像認識時において、ボール欠落、ボール余剰の有無のみならず、前記配列基板2に吸着されている微細金属球6の大きさ及び形状を検出するようにしている。
【0034】
前述したように、本実施形態の吸着ヘッド1は、配列基板2の透過光の光源となる面発光体4を吸着ヘッド1内に設けているので、陰影画像のバックグラウンド光の強度を安定させることが可能となる。この結果、強度むらの少ない平行光を配列基板2に照射することができるようになり、配列基板2を透過した光により形成した陰影画像を高精度に解析することができる。
【0035】
また、吸着ヘッド1の内部に面発光体4を配設したことにより、吸着ヘッド1の後部を透明にしなくても済ますことができ、吸着ヘッド1を保持する構造の自由度および信頼性を向上させることができる。
【0036】
ボール認識手段53による検査に合格したら、次に、図2の基板搬送機構52により、吸着ヘッド1を接合ステージ4まで搬送する。この搬送時には、振動等により配列基板2に吸着されている微細金属球6が脱落することがないようにする。
【0037】
次に、搬送された吸着ヘッド1を反転させて、接合ステージ54上に装着し固定する。なお、接合ステージ54は装置本体ステージと共用し、ステージ固定は真空吸着とする。接合ステージ54にセットされた吸着ヘッド1の配列基板2の微細金属球6と、フィルムキャリアのインナーリード(図示せず)とのアライメントを行う。これは、本体装置のアライメント機構を用いて行うようにすることができる。
【0038】
また、半導体チップの電極パッドに微細金属球6を接合する場合は、接合用ステージ54上に半導体チップ(図示せず)を載置する。そして、吸着ヘッド1を下降させて微細金属球6を半導体チップの電極パッドに接触させ、加熱ツール(図示せず)により吸着ヘッド1を押圧して、微細金属球6を電極パッドに接合する。
【0039】
次に、本発明の微細金属球の吸着ヘッド1の他の実施形態を説明する。図4は、第2の実施形態を示す図である。
図4に示したように、本実施形態の微細金属球の吸着ヘッド21は、基板支持体3の内部空間3a内に基板バックアップ部材22を配設している。
【0040】
前記基板バックアップ部材22は透光性材料、例えば、透光性に優れた合成樹脂よりなり、前記面発光体4から放射される平行光を殆ど減衰させることなく配列基板2側に透過させることができる。
【0041】
また、前記基板バックアップ部材22は多孔質性を有していて、前記減圧/加圧系統7と前記ボール吸着孔5との間における空気の流れを可及的に阻害しないようになっている。
【0042】
このように、本実施形態においては、基板支持体3の内部空間に基板バックアップ部材22を配設したので、配列基板2の強度を機械的に補強することができ、外力に対して変形することなく耐える力を大幅に向上させることができる。
【0043】
これにより、各ボール吸着孔5に微細金属球6を吸着したことにより、前記基板支持体3の内部空間3a内の圧力が低下したときに、配列基板2が変形するのを防止することができ、配列基板2の変形に起因して陰影画像における微細金属球6の変形及び位置ずれ等を最小限に押さえることができる。
【0044】
また、例えば、半導体基板の電極上にボールバンプを形成するときに、配列基板2上に吸着している微細金属球6を半導体基板の電極上に押圧したときに、配列基板2が大幅に変形しないようにすることができる。
【0045】
図5は、本発明の第3の実施形態を示し、基板バックアップ部材22内に吸引用通路23を形成し、前記ボール吸着孔5及び減圧/加圧系統7間の空気の流れをよりスムースにしたものである。このように、吸引用通路23を形成すると、基板バックアップ部材22においては、通気性をあまり重視することなく透光性を重視すればよくなるので、構成材料を選択する自由度を大幅に向上させることができる。
【0046】
図6は、面発光体4の具体的な構成例を示す図である。図6に示したように、この吸着ヘッド1は、基板支持体3の内部の一側端に蛍光ランプ24が配設されている。また、基板支持体3の全面に導光板25が配設されており、前記導光板25の表面には、拡散シート26が配設されている。
【0047】
前記導光板25及び拡散シート26は、前記蛍光ランプ24からの光を基板支持体3の内部の全面に導いて、前記配列基板2に向けて平行光を放射するために配設されているものであり、このような構成は、例えば液晶ディスプレイのバックライト用として実用化されている。
【0048】
図7は、陰影画像の一例を示しており、正常な大きさの微細金属球6aと正常よりも大きな微細金属球6bとを示している。前述したように、本実施形態の場合には陰影画像のバックグラウンド光の強度を安定させることができるので、僅かな大きさの違いや、変形ボール等を高精度に検出することができる。
【0049】
【実施例】
次に、本発明の実施例を詳述する。
吸着ヘッド1に、10×10のボール吸着孔5が形成された配列基板2を装着して、粒径60μmの金ボールおよび150μmのはんだボールを10回連続して検査したところ、エラーが出ることなく精度よく検査できた。
【0050】
また、前記金ボールをガラス上に散乱させて、落射光および透過光で検査したところ、接触したボールが分離できないために許容範囲を越えた存在しないボール径が検出された。
【0051】
そこで、ふるいで80μmに揃えたはんだボールを本発明の吸着ヘッド1で再度選別したところ、2個付きボールや扁平ボールが検出された。したがって、本発明の吸着ヘッド1は2個付きボールや扁平ボールを検出可能であることが確認できた。
【0052】
また、本発明の吸着ヘッド1を組み込んだボール状バンプ配列装置で60μmの金ボールを半導体チップに搭載したところ、ボールの欠落を検出することができた。また、上下に並んだ2個付きボールを僅かな軸のずれによる粒径の差により検出することができた。
【0053】
また、ボール吸着孔5を持つ配列基板2をバックアップする構造にした吸着ヘッド1の場合には、配列基板2が変形することによるボールの変形及び位置ずれ等が搭載時になく、良好な性能が得られた。
【0054】
【発明の効果】
本発明は前述したように、透過光の光源となる面発光手段を吸着ヘッド内に設けたので、微細金属球を吸着している配列基板の陰影画像を形成するためのバックグラウンド光の強度を安定させることができる。これにより、強度むらの少ない平行光を配列基板に照射することができるので、配列基板を透過した光による陰影画像を高精度に解析することが可能となる。
【0055】
また、吸着ヘッドの内部に面発光手段を配設したことにより、吸着ヘッドの後部を透明にしなくても済むので、吸着ヘッドを保持する構造の自由度および信頼性を向上させることができる。
【0056】
また、本発明のその他の特徴によれば、ボール吸着孔が形成された透明な配列基板をバックアップするようにしたので、配列基板が接合時に変形するのを防止することができ、これにより、ボールバンプの搭載不良を少なくしてバンプの製造効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微細金属球の吸着ヘッドの構成、及び検査装置の概略構成を示す図である。
【図2】ボールバンプ形成装置の概略構成を示す図である。
【図3】吸着ヘッドが微細金属球を吸着している様子を示す図である。
【図4】第2の実施形態の吸着ヘッドの概略構成を示す図である。
【図5】第3の実施形態の吸着ヘッドの概略構成を示す図である。
【図6】面状発光体の具体的な構成例を示す図である。
【図7】陰影画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 吸着ヘッド
2 配列基板
3 基板支持体
3a 内部空間
4 面発光体
5 ボール吸着孔
6 微細金属球
7 減圧/加圧系統
8 矢印
9 放射光
10 撮像装置
11 画像解析装置
12 ボールストック皿
13 振動発生器

Claims (9)

  1. 多数のボール吸着孔が形成された透光性の配列基板と、
    前記配列基板を支持する基板支持体と、
    前記基板支持体の内部に配設された面発光手段とを具備することを特徴とする微細金属球の吸着ヘッド。
  2. 前記面発光手段と前記配列基板との間に透光性の補強部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の微細金属球の吸着ヘッド。
  3. 前記補強部材は、透光性の多孔質材よりなることを特徴とする請求項2に記載の微細金属球の吸着ヘッド。
  4. 多数のボール吸着孔が形成された透光性の配列基板と、
    前記配列基板を支持する基板支持体と、
    前記基板支持体の内部に配設された面発光手段と、
    前記配列基板に吸着されている複数の微細金属球を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される撮像信号を解析する画像解析手段とを具備することを特徴とする検査装置。
  5. 前記画像解析手段は、前記撮像手段により撮像された複数の微細金属球の陰影に基づいて、前記微細金属球の直径及び偏平率を検査することを特徴とする請求項4に記載の検査装置。
  6. 多数のボール吸着孔が形成された透光性の配列基板と、
    前記配列基板を支持する基板支持体と、
    前記基板支持体の内部に配設された面発光手段と、
    前記配列基板に吸着されている複数の微細金属球を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される撮像信号を解析する画像解析手段と、
    前記画像解析手段の解析結果に基づいて不良な微細金属球を選別する選別手段とを具備することを特徴とする検査装置。
  7. 前記面発光手段と前記配列基板との間に、前記配列基板を支持する透光性の補強部材が配設されていることを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の検査装置。
  8. 前記補強部材は、透光性の多孔質材よりなることを特徴とする請求項7に記載の検査装置。
  9. 多数のボール吸着孔が形成された透光性の配列基板に複数の微細金属球を一括して吸着する工程と、
    前記一括して吸着した複数の微細金属球を、前記配列基板の内部に配設された面発光手段にて照射する工程と、
    前記面発光手段によって照射された配列基板のボール吸着面を撮像手段にて撮像して、前記配列基板の陰影画像を形成する工程と、
    前記撮像工程で形成した前記配列基板の陰影画像に基づいて、前記配列基板に一括して吸着されている複数の微細金属球の良否及び吸着状態を検査する工程とを有することを特徴とするボールバンプ形成方法。
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