JP3587451B2 - 多層相互接続構造および電子パッケージ - Google Patents

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  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、半導体チップをプリント回路基板に相互接続する電子パッケージに関し、特に、アリル化(allylated)表面層のような高密度相互接続層を有する有機多層相互接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
チップ・キャリアのような有機基板は、多数の応用のために開発され続けてきた。有機基板は、低減されたコストおよび増大された電気的性能のために、多くのチップ・キャリア応用において、セラミック基板に代わることが期待される。電子パッケージにおいて、半導体チップをプリント回路基板に相互接続する有機チップ・キャリアのような有機基板は、電気的信号をチップから広範囲の領域に再配布する表面再配布層を有し、これにより、チップは、プリント回路基板と適切にインターフェースすることができる。
【0003】
半導体チップ入力/出力(I/O)数が、周辺リード・デバイスの性能を越えて増大するにつれて、また、半導体チップおよびプリント回路基板の両方の縮小化の必要性が増大するにつれて、領域アレイ相互接続は、半導体チップと有機チップ・キャリアとの間に、および有機チップ・キャリアとプリント回路基板との間に、多数の相互接続を行うための好適な方法である。半導体チップ,有機チップ・キャリア,およびプリント回路基板の熱膨張率(CTE)が、互いにかなり異なると、有機チップ・キャリアに対する工業標準の半導体チップ・アレイの相互接続は、熱サイクル動作中に高い応力を受けることがある。同様に、有機チップ・キャリアとプリント回路基板との間の、工業標準のボール・グリッド・アレイ(BGA)相互接続もまた、動作中に高い応力を受けることがある。接続障害、または半導体チップの集積障害(チップ・クラッキング)によって、重大な信頼性の問題が明らかになる。これらの信頼性の問題は、構造のフレキシビリティをかなり抑制する。例えば、これらの応力を減少するためには、半導体チップのサイズが制限され、あるいは相互接続のサイズ,形状およびスペーシングが工業標準を越えてカスタマイズされなければならない。これらの制限は、有機電子パッケージの電気的性能の利点を限定し、あるいは電子パッケージにかなりのコストを付加する。典型的には、半導体チップは、2〜3ppm/℃のCTEを有するが、標準のプリント回路基板は、17〜20ppm/℃のかなり大きなCTEを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特定の信頼性の問題は、有機基板と半導体チップとの間をインターフェースする表面再配布層が、有機基板および有機基板にハンダ接続されるチップの熱サイクルにより生じる応力を受けやすいことである。このような応力は、表面再配布層と有機基板の残りの部分とのCTEの差により生じる。このような応力に耐える表面再配布層の能力は、表面再配布層の機械的特性に依存する。再配布層が、熱応力を受け入れることができないと、表面再配布層は、クラッキングのような悪化を受けやすい。クラッキングは、有機チップ・キャリアと半導体チップとの間の、および有機チップ・キャリアとプリント回路基板との間の相互接続障害を生じさせる。従って、表面再配布層は、再配布層が、熱サイクル動作中の構造的完全性を信頼性よく保持することができる熱および機械的特性を有する材料を含むことが望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、多層相互接続構造を提供し、多層相互接続構造は、
第1および第2の対向表面を有する熱伝導層と、
前記熱伝導層の前記第1および第2の対向表面上にそれぞれ設けられた第1および第2の誘電体層と、
前記第1および第2の誘電体層上にそれぞれ設けられた第1および第2の複数の導電部材と、
前記第1の誘電体層内の第1の導電層と、
前記第1の誘電体層内の、前記第1の導電層と前記熱伝導層との間の第2の導電層とを備え、前記、第2の導電層が、第1の複数のシールドされた信号導体を有し、
前記多層相互接続構造を経て、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に、前記第1の複数のシールドされた信号導体のうちの少なくとも1つに、および第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に電気的に接続されているメッキスルーホールと、
前記第1の誘電体層上、および前記第1の複数の導電部材の一部上に設けられた第3の誘電体層とを備え、前記第3の誘電体層が、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第3の誘電体層が、第1の高密度相互接続層を有し、第1の電子デバイスから第1の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える。
【0006】
本発明は、多層相互接続構造を製造する方法を提供する。この方法は、
第1および第2の対向表面を有する熱伝導層を設ける工程と、
前記熱伝導層の第1および第2の対向表面上にそれぞれ第1および第2の誘電体層を形成する工程と、
前記第1および第2の誘電体層上にそれぞれ第1および第2の複数の導電部材を形成する工程と、
前記第1の誘電体層内に、第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の誘電体層内に、前記第1の導電層と前記熱伝導層との間に設けられた第2の導電層を形成する工程とを含み、前記第2の導電層が、第1の複数のシールドされた信号導体を導体を有し、
前記多層相互接続構造を経て、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に、前記第1の複数のシールドされた信号導体のうちの少なくとも1つに、および前記第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に電気的に接続されているメッキスルーホールを形成する工程と、
前記第1の誘電体層上および前記第1の複数の導電部材の一部上に第3の誘電体層を形成する工程とを含み、前記第3の誘電体層が、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第3の誘電体層が、第1の高密度相互接続層を有し、第1の電子デバイスから前記第1の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える。
【0007】
本発明は、熱サイクル動作中の構造的完全性を信頼性よく保持し、特に、infraに記載されたThermal Acceptance Testing(TAT)の最も厳しい基準を満足する表面再配布層の材料を用いる利点を有する。
【0008】
本発明は、多層相互接続構造から外部電子デバイスに直接電気的パスを与える高密度相互接続層を有する利点を有する。
【0009】
本発明は、熱サイクル中に気化し易い物質を含まない表面高密度相互接続層の材料を用いる利点を有する。このような気化は、再配布層の収縮を生じさせる。
【0010】
本発明は、本質的に粗い露出面を有する高密度相互接続層を与える利点を有する。表面粗さは、表面上への導電金属の連続付着を容易にするので、表面粗さを意図的に生じさせる追加のプロセス工程は省かれる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、多層相互接続構造(例えば、有機チップ・キャリアのような有機誘電体材料を有する基板)と、半導体チップとを備えた電子パッケージを提供し、多層相互接続構造は、比較的コンプライアントで、約10〜約12ppm/℃のCTEを有し、パッケージを組み立てることができる、半導体チップとプリント回路基板との間の相互接続障害を生じさせない。多層相互接続構造は、本発明の一実施例として、単一層よりなることができる。ハンダ相互接続のような相互接続の障害は、Thermal Acceptance Testing(TAT)の各テスト(すなわち、テストの種類)を受けた結果、相互接続の少なくとも1Ωの電気的抵抗の増大として定義される。相互接続は、実際には、各TATテストの下で試験されるか、あるいは、技術計算またはコンピュータ・シミュレーションを受け、許容される工業標準および方法に従って、各TATテストを実際に受けると、相互接続が、上記少なくとも1Ωの電気的抵抗の増大を生じるかを決定する。TAT以前の相互接続の電気的抵抗は、あらゆるTATテストに従って上記電気的抵抗の増大を計算するための参照値として用いられる。相互接続の合格は、障害なしと定義される。TATは、次の4つの種類のテストを含む。すなわち、空気対空気テスト,湿式熱衝撃テスト,熱サイクルテスト,電力サイクルテストである。
【0012】
空気対空気テストは、Joint Electron Device Engineering Council(JEDEC)テスト法のA104−A,条件Gであり、これは、有機基板および取り付けられたチップが共に、完全に−40℃になるまで(典型的には、10分)、−40℃の空気内への有機基板および取り付けられたチップの浸積と、続いて、有機基板および取り付けられたチップが共に、完全に125℃になるまで(典型的には、10分)、125℃の別の空気バス内への浸積とを、1000回含む。
【0013】
湿式熱衝撃テストは、JEDECテスト法のA106−Aであり、これは、有機基板および取り付けられたチップが共に、全体的に−40℃になるまで(典型的には、10分)、−40℃の液体バスへの有機基板および取り付けられたチップの浸積と、続いて、有機基板および取り付けられたチップが共に、全体的に125℃になるまで(典型的には、10分)、125℃の別の液体バスへの浸積とを、100回含む。
【0014】
熱サイクルテストは、0〜100℃の空気を、3600回サイクルする空気チャンバ内で、全アセンブリ(有機基板,取り付けられたチップ,および取り付けられた回路カード)をサイクルする。0℃および100℃のチャンバ極限温度は、各々、全アセンブリが、均一な安定状態の温度に到達するまで維持される。
【0015】
電力サイクルテストは、全アセンブリ(有機基板,取り付けられたチップ,および取り付けられた回路カード)を、25℃(すなわち、室温環境)〜125℃で3600回サイクルする。熱フェーズの際に、チップはパワーアップされ、全アセンブリの熱源として働く。サイクルの高温限界は、実際のフィールド動作中に生じる温度分布を現実にシミュレートすることを意図する、全アセンブリにわたる温度分布に従って、チップが125℃であるとき生じる。
【0016】
図1に、本発明の電子パッケージ10の一実施例の部分断面正面図を示す。電子パッケージ10は、第1の表面14を有する半導体チップ12のような電子デバイスを有し、第1の表面は、その上に複数のコンタクト部材16を有する。複数のコンタクト部材16は、好適には、各々がチップの第1の表面14上の各コンタクト(図示せず)に接続されるControlled Collapse Chip Connection(C4)ハンダボールである。本発明で用いることができる他のコンタクト部材の形状は、コラムおよびシリンダである。C4ハンダボールは、好適には、約310℃の融点を有する、約97%の鉛と約3%の錫との組成を好適に有するハンダ材料よりなる。電子パッケージは、複数のハンダ接続部材20、好適にはボール・グリッド・アレイ(BGA)のハンダボールのようなハンダボールによって、半導体チップ12を回路化基板100(例えば、プリント回路基板)のような電子デバイスに電気的に相互接続するように構成された多層相互接続構造18,好適には有機チップ・キャリアを有する。多層相互接続構造18(infraに詳細に記載されている)は、第1および第2の対向表面24および26をそれぞれ有する熱伝導層22を有する。副層29,39,30,31,および32を有する第1の誘電体層28は、第1の対向表面24上に設けられ、副層35,41,36,37,および38を有する第2の誘電体層34は、第2の対向表面26上に設けられる。第1の誘電体層28の層29,30,32と、第2の誘電体層34の層35,36,38とは、有機重合体材料(好適には、微粒子材料で充填された)よりなる。これら誘電体層の誘電率は、好適には約1.5〜約3.5、より好適には約2〜約3である。充填された誘電体層の厚さは、多層相互接続構造18の所望の構造性能特性に従って変えることができ、この厚さは、構造性能要求によって指示される厚さとほぼ等しくすることができる。好適には、誘電体層28および34の各々の厚さは、約25.4〜約228.6μm(約0.001インチ(1ミル)〜約9ミル)である。重要なことには、誘電体層28および34の誘電体材料は、一般の織込みファイバーグラスを含まない。このような織込みファイバーグラスがないことは、スルーホールを近接して間隔を置くことを可能にする。実際に、2540μm(100ミル)より小さい、好適には1270μm(50ミル)さらに好適には635μmより小さい、最も好適には254μm(10ミル)より小さいスルーホール中心間の間隔を、隣接する導電スルーホール間を電気的に短絡することなしに実現できる。好適には、微粒子充填物は、約10μmより小さい、より好適には約5〜約8μmの直径を有する。好適には、微粒子充填物は、材料の約30〜約70重量%、より好適には約40〜約60重量%含有される。好適には、微粒子充填物は、シリカである。誘電体層に適した材料は、例えば、シアネートエステルおよびポリテトラフルオロエチレンである。適切なシリカ充填ポリテトラフルオロエチレンは、Rogers Corporation(Rogers,Conneticut)のHT2800として得られる。また、第1の誘電体層28は、誘電体層30と32との間に第1の導電層31を有し、電力接続および/またはグランド接続として働く。また、第2の誘電体層34は、誘電体層36と38との間に第3の導電層37を有し、電力接続および/またはグランド接続として働く。第1の誘電体層28および第2の誘電体層34は、それぞれ、第2および第4の導電層39および41をさらに有することができる。導電層39および41は、好適には、信号搬送導体である。第2の導電層39は、第1の導電層31と熱伝導層22との間に設けられる。第4の導電層41は、第3の導電層37と熱伝導層22との間に設けられる。導電層31,37,39,および41は、銅またはアルミニウム(好適には銅)のような適切な金属よりなり、約5.08〜約25.4μm(約0.20〜約1.0ミル)、好適には約12.7μm(約0.50ミル)の厚さを有することができる。本発明の形態は、信号搬送層39および41の各々が、導電層によって両側でシールドされ、信号ノイズをかなり減少させることである。信号搬送層39は、導電層31および22によってシールドされ、信号搬送層41は、導電層37および22によってシールドされている。
【0017】
第1の複数の導電部材40は、第1の誘電体層28上に設けられ、第2の複数の導電部材42は、第2の誘電体層34上に設けられている。これらの導電部材40および42は、好適には金属よりなり、好適な金属は銅である。第1および第2の複数の導電部材40および42は、各々、約6.35〜約38.1μm(約0.25〜約1.5ミル)の厚さを有することができる。第1の複数のマイクロバイア55上に設けられ、および第1の複数の導電部材40と電気的に接触する第1の複数のハンダ接続部材47は、半導体チップ12上の複数のコンタクト部材16の各々に接続されている。第1の複数のマイクロバイア55は、第3の誘電体層46内に形成された内壁を有する第1の複数の開口であり、第1の複数の導電部材40の少なくとも一部を露出させる。第1の複数の開口の各々は、第1の複数の開口の内壁上、および第1の複数の導電部材40のうちの選択された部材の一部上に設けられた導電材料(好適には銅)の層45を有する。第1の複数のハンダ接続部材47は、低融点ハンダ(約230℃以下の融点)、好適には約63%の鉛と約37%の錫との合金よりなる共晶ハンダである。
【0018】
熱伝導層22は、第1の複数の導電部材40と半導体チップ12との間の第1の複数のハンダ接続部材47の障害をほぼ防止するように、選択された厚さと熱膨張率とを有する材料よりなる。また、熱伝導部材(または層)22は、ニッケル,銅,モリブデン,または鉄よりなる適切な金属とすることができる。また、好適には、熱伝導層は、グランド面として働く。好適な熱伝導層22(0に近い、好適には、約4〜約8ppm/℃のCTEを有する)は、銅よりなる第1の層と、約34%〜約38%のニッケル(好適には、約36%のニッケル)と約62%〜約66%の鉄(好適には約63%の鉄)との合金よりなる第2の層と、銅よりなる第3の層とからなる3つの層構造である。熱伝導層22の全CTE(すなわち、空間的平均CTE)は、約4〜約8ppm/℃である。好適には、熱伝導層22の厚さの約72%〜約80%が、ニッケル−鉄の合金であり、熱伝導層の厚さの約20%〜約28%が、銅である。適切な36%ニッケル−63%鉄の合金は、Texas Instruments Incorporated(Attleboro,Massachusetts)より得られる。あるいはまた、熱伝導層22は、約36%ニッケル−約63%鉄の合金のような単一の金属合金のみにより形成することができる。熱伝導層22の厚さは、好適には、約25.4〜約76.2μm(約1〜約3ミル)である。熱伝導層22の厚さと材料の選択とは、熱伝導層22のCTEを決定し、重要なことには、ここで定義される他のエレメントと組み合せて用いるとき、多層相互接続構造18の全CTEを制御するために用いることができる。多層相互接続構造の全CTEが、約10〜約12ppm/℃の値に制御されると、重大な利点が実現される。電子パッケージ10の第1の複数のハンダ接続部材47への歪み制御が実現され、電子パッケージ10の動作中、高歪みの局部化された領域が回避される(回路化基板に組み立てられるとき、かつフィールド処理中)。従って、約2〜3ppm/℃のCTEを有する半導体チップ12と、約17〜20ppm/℃のCTEを有する回路化基板との間の総合歪みは、その大きさがかなり減少する。多層相互接続構造18と半導体チップ12との間、および回路化基板100と多層相互接続構造18との間の多層相互接続構造18内の相互接続障害を防ぐためには、多層相互接続構造18の全CTEと半導体チップ12のCTEとの差を、回路化基板100のCTEと半導体チップ12のCTEとの差の約40〜約70%(しかし、好適には、約40〜60%)とすべきである。多層相互接続構造18のCTEを制御して、前述した相互接続障害を防ぐためには、多層相互接続構造18の全CTEが、熱伝導層22のCTEおよび厚さの両方に依存することに注意されたい。従って、熱伝導層22のCTEは、多層相互接続構造18の全CTEの約1/3〜約2/3である(熱伝導層22の厚さに依存して)のが好ましい。
【0019】
第1の誘電体層28の層29,30,32と、第2の誘電体層34の層35,36,38とは、好適には、約68.9〜約344.7MPa(約0.01〜約0.50Mpsi)の有効引張り応力(effective modulus)を有する充填有機重合体材料よりなり、好適には、有効引張り応力は、約206.8〜689MPa(約0.03〜約0.10Mpsi)である。誘電体材料層29,32,35,36,38は、応力下で弾性状に変形することができる材料であり、十分な応力を受けると、弾性プラスチック状に変形することができる。有効引張り応力は、セカント引張り応力(secant modulus)と定義される。このセカント引張り応力は、弾性プラスチック応力−歪みの材料テストの応力応答曲線の総合歪みに対する張力応力(tensile stress)の関係として定義される(例えば、A.Blake,“Practical Stress Analysis in Engineering Design”,Marcel Dekker:270Madison Ave.,NewYork,NY10016,1982を参照されたい)。テストを10〜30℃の温度で行い、歪み速度を0.01〜0.6/分とし、室温で測定された68.9〜344.7MPa(0.01〜0.5Mpsi)の測定された張力セカント引張り応力を有する誘電体材料を用いることは有用である。第1および第2の誘電体層28および34が、それぞれ、この有効引張り応力を有する材料よりなるとき、多層相互接続構造は、比較的コンプライアントであり、電子パッケージの動作中のそりは非常に減少する。減少したCTEの熱伝導層と、コンプライアントな(動作中)誘電体層との独特の組合せは、半導体チップ12と多層相互接続構造18との間、および多層相互接続構造18と回路化基板100との間の第1の複数のハンダ接続部材47の障害をほぼ防止することを保証する。その結果、半導体チップ12は、典型的な有機材料で作られた積層体に生じるよりさらに小さいそりを生じる。多層相互接続構造18は、ダイ下の適度な量の内部せん断歪みを吸収することができる。カプセル封止材が、半導体チップ12と多層相互接続構造18との間に供給されると、構造のコンプライアンシが、カプセル封止材内にかなり小さい応力を生じる。第1の複数のハンダ接続部材47への歪み制御と、電子パッケージ10のそりに対する減少傾向との組合せは、第1の複数の導電部材40と半導体チップ12との間の第1の複数のハンダ接続部材47の障害の防止に貢献する。
【0020】
第1のメッキスルーホール50(すなわち、金属、好適には銅でメッキされた第1のスルーホール)は、半導体チップ12の下に設けられ、第1の複数の導電部材40のうちの少なくとも1つの導電部材と、第2の複数の導電部材42のうちの少なくとも1つの導電部材とに電気的に接続される。図1には、明瞭に示していないが、第1のメッキスルーホール50はまた、導電層39を含む第1の複数のシールドされた信号導体のうちの少なくとも1つに電気的に接続される。第2のメッキスルーホール52(すなわち、金属、好適には銅でメッキされた第2のスルーホール)は、半導体チップ12の下に設けられ、また、第1の複数の導電部材40のうちの少なくとも1つの導電部材と、第2の複数の導電部材42のうちの少なくとも1つの導電部材とに電気的に接続される。図には、明瞭に示していないが、第2のメッキスルーホール52はまた、導電層41を含む第2の複数のシールドされた信号導体のうちの少なくとも1つに電気的に接続される。第1および第2のメッキスルーホール50および52は、それぞれ、約38.1〜約76.2μm(約1.5〜約3.0ミル)の直径(メッキされていない)を有し、機械的またはレーザ・ドリリングによって、好適には、YAGまたはエキシマレーザによるレーザ・ドリリングによって形成することができる。メッキスルーホール50および52は、各々、適切なメッキ金属(好適には銅)よりなる約3.81〜約25.4μm(約0.15〜約1.0ミル)の層を、メッキスルーホール50および52の内壁に有する。半導体チップの各コンタクト・サイトは、多層相互接続構造18の1個のメッキスルーホールに電気的に接続されるのが好ましい。
【0021】
多層相互接続構造18の第3の誘電体層46は、第1の誘電体層28上と、第1の複数の導電部材40のうちの選択された部材の少なくとも一部上とに設けられる。第3の誘電体材料46は、それぞれ、第1および第2のメッキスルーホール50および52を全体的に覆う(テントのように覆う)ことができる。第4の誘電体層48は、第2の誘電体層34上と、第2の複数の導電部材42のうちの選択された部材の少なくとも一部上とに設けられる。多層相互接続構造18の第4の誘電体層48は、それぞれ、第1および第2のメッキスルーホール50および52を全体的に覆う(すなわち、テントのように覆う)ことができる。図に示すように、第3および第4の誘電体材料は、それぞれ、メッキスルーホール50および52をほぼ充填することができる。あるいはまた、メッキスルーホール50および52は、第1の誘電体層28および第2の誘電体層34上に、第3の誘電体層46および第4の誘電体材料48を設ける前に、第3および第4の誘電体材料とは異なる材料で充填することができる。
【0022】
第3の誘電体層46の誘電体材料(“第3の誘電体材料”)および第4の誘電体層48の誘電体材料(“第4の誘電体材料)は、適切な有機重合体材料である。好適な第3および第4の誘電体材料は、アリル化ポリフェニレンエーテル(APPE)からなる樹脂である。APPE材料は、銅ホイールのような金属ホイール上に覆われたAPPE樹脂の形成に用いることができる。本発明に適した市販のAPPEは、Asahi Chemical Company of Japanによって製造され、Asahi製造番号PC5103として認定され、これは、銅ホイール上に覆われた樹脂からなる。APPE材料は、特に、本発明の第3および第4の誘電体材料に適している。というのは、APPE材料は、構造的完全性を保ち、supraに記載されたThermal AcceptanceTestingを受ける際クラックしないからである。幾つかの要因は、Thermal Acceptance Testingの際、APPE材料がどのようにうまく保持するかを説明するのに役立つ。第1の要因は、APPEのアリル基が、橋かけ(cross link)を形成し、従って、ポリフェニレンエーテルポリマーに硬度および強靱さを付加することができることである。第2の要因は、Asahi材料が、約40%のシリカの充填物を含み、APPE材料のCTEを約40ppm/℃に下げ、シリカ充填物を含まない他の有機ポリマーのCTEよりも約20〜約30%低いことである。シリカによるAPPE材料のCTEの低下は、好適には約10〜約12ppm/℃のCTEを有する残りの多層相互接続構造で、第3の層46および第4の層48の熱互換性を改善する。第3および第4の誘電体材料のCTEと、電子パッケージ10の他の構造的コンポーネントのより低いCTEとの不一致は、第3および第4の誘電体材料が、構造的完全性を保ち、クラッキングに耐えるかどうかを決定する際の重要な要因であると考えられる。APPE材料の他の有利な特徴は、第1の誘電体層28または第2の誘電体層34に積層されている(例えば、真空積層によって)間、気化し易い揮発性溶媒がないことである。このような気化は、再配布層の収縮を生じさせるであろう。
【0023】
第3の誘電体層46は、第1の複数のマイクロバイア55を有する。第1の複数のマイクロバイア55は、第3の誘電体層46内に形成された内壁によって定められた第1の複数の開口を構成し、上記開口は、第1の複数の導電部材40のうちの選択された部材の一部を露出させる。第1の複数の開口の各々は、第1の開口の内壁上に、および好適にはさらに第1の複数の導電部材40の露出部分上に設けられた導電材料45の層を有する。一般に、その内壁に設けられた導電材料の層を有するマイクロバイアは、“メッキ・ブラインド・バイア”として示される。第1の複数のマイクロバイア55(すなわち、メッキ・ブラインド・バイア55)のうちの選択されたバイアは、好適には第1のハンダ接続部材47の各々に電気的に(すなわち、導電して)接続し、従って、第1の複数の導電部材40に電気的に接続する。さらに、第1の複数のマイクロバイア55に加えて1つのメッキブラインドバイアは、本発明の範囲内にあり、従って、少なくとも1つのメッキブラインドバイア(メッキブラインドバイア55の1つのような)は、第1の複数の導電部材40の1つに導電接続することができる。第1の複数のハンダ接続部材47は、半導体チップ12上のコンタクト部材16のパターンに効率よく一致するように構成される。好適には、半導体チップ下のメッキスルーホール50または52の1つに対して、1つのコンタクト部材16が一致し、コンタクト部材の各々から、信号を搬送する第2の導電層39に(ハンダ接続部材47のうちの1つ,第1の導電部材40のうちの1つ,およびメッキスルーホール50を経て)、あるいは信号を搬送する第4の導電層41に(ハンダ接続部材44のうちの1つ,他の第1の導電部材40,およびメッキスルーホール52を経て)直接電気的パスを与える。従って、第3の誘電体層46は、高密度相互接続層を有し、コンタクト部材16からシールドされた信号導体に直接電気的パスを与え、半導体チップ12から多層相互接続構造18を経て伝送される信号のために、かなり短くかつ効率のよい電気的パスを与える。同様にして、第4の誘電体層48は、高密度相互接続層を有し、多層相互接続構造18から第2の複数のハンダ接続部材20を経て、回路化基板100に直接電気的パスを与える。
【0024】
第4の誘電体層48は、第2の複数のマイクロバイア54を含む。第2の複数のマイクロバイア54は、第4の誘電体層に形成された内壁を有する第2の複数の開口であり、導電部材42の一部を露出させる。第2の複数の開口54の各々は、開口の内壁上に、および第2の複数の導電部材42の露出部分上に設けられた導電材料の層を有し、複数の導電ボンディングパッド56を形成する。第1および第2の複数の開口の内壁上、および第3および第4の誘電体層の第1および第2の複数の導電部材40および42の露出部分上の導電材料は、好適にはメッキ銅である。図1に示すように、半導体チップ12は、複数のコンタクト部材16(例えば、C4ハンダボール)によって、第1の複数のマイクロバイア55に導電接続される。一般に、全ての電子デバイス(例えば、半導体チップ12のような半導体チップ)は、第1の複数のマイクロバイア55のマイクロバイアに導電接続されることができる。第3の誘電体材料46内の第1の複数のマイクロバイア55に加えて1つのマイクロバイア(すなわち、メッキブラインドバイア)は、本発明の範囲内にある。
【0025】
電子パッケージは、第1の表面104に、複数のコンタクトパッド103を有する回路化基板100をさらに有し、このパッドは、多層相互接続構造18上の第2の複数のハンダ接続部材20(例えば、ハンダボール)の各々に電気的に接続される。典型的には、第2の複数のハンダ接続部材20は、ボール・グリッド・アレイ(BGA)構造のハンダボールとして配列され、電子パッケージの内外への電気的信号伝送および電力配布を効率よく与える。また、第2の複数のハンダ接続部材20は、コラムおよび他の形状よりなり、多層相互接続構造18と回路化基板100との間に適切なスタンドオフおよび適切な歪み解放を与える。典型的には、ハンダボールは、低融点ハンダ金属、好適には共晶ハンダ材料よりなる。図1に示すように、回路化基板100は、第2の複数のハンダ接続部材20(例えば、BGAハンダボール)によって、第2の複数のマイクロバイア54に導電接続される。一般には、全ての電子デバイス(例えば、回路化基板100のような回路化基板)は、導電ボンディングパッド56の1つのパッド上の第2の複数のハンダ接続部材20の1つの部材によって、第2の複数のマイクロバイア54の1つのマイクロバイアに導電接続される。さらに、第4の誘電体材料48内の第2の複数のマイクロバイア54に加えて1つのマイクロバイア(すなわち、メッキブラインドバイア)は、本発明の範囲内にある。
【0026】
多層相互接続構造18は、多層相互接続構造18内の第1のハンダ接続部材47,第2のハンダ接続部材20,および相互接続の障害を防ぐ全CTEを有する。多層相互接続構造18の全CTEと半導体チップ12のCTEとの差は、好適には、回路化基板100のCTEと半導体チップ12のCTEとの差の約40〜約60%である。熱伝導層22は、多層相互接続構造18内のハンダ接続部材47,ハンダ接続部材20,および相互接続の障害を防ぐ厚さおよびCTEを有する。特に、熱伝導層22は、多層相互接続構造18の全CTEの約1/3〜約2/3のCTEを有する。
【0027】
図1には示していないが、多層相互接続構造18を機械的に安定させるスチフナリングが、多層相互接続構造18の外周部分のような上面44の外側部分に接着接合されることができる。このようなコンプライアントな有機材料(例えば、2068.44MPa(300,000psi)より小さい引張り応力を有する材料)で製造された多層相互接続構造18のような有機チップキャリアは、容易に処理できない。堅いスチフナリングは、チップキャリアを機械的により安定させ、従ってより容易に処理させることによって、チップキャリア(すなわち、多層相互接続構造18)の構造的特性を強化する。
【0028】
図2に、図1で示した多層相互接続構造18を製造する方法60を示す。ここで定義する形成された多層相互接続構造18は、半導体チップ12と回路化基板100とをハンダ接続を用いて電気的に相互接続するように構成される。この方法の第1の工程62は、第1および第2の対向表面24および26を有する熱伝導層22を設ける工程である。多層相互接続構造は、前述したsupraに詳細に説明されており、選択された厚さおよび熱膨張率を有する熱伝導層材料を有する。
【0029】
次に、工程64は、熱伝導層22の第1および第2の対向表面24および26上に、それぞれ第1および第2の誘電体層28および34を設ける工程を含む。工程64は、約6894.8〜約13790kPa(約1000〜約2000psi)の圧力で、約600〜約750Fの温度で、積層プレスする際、銅クラッド,シリカ充填PTFE層を、熱伝導層の第1および第2の対向表面に積層することによって行う。
【0030】
工程66は、YAGまたはエキシマレーザによるレーザドリリングによって、多層相互接続構造18内に複数のスルーホール50および52を形成する工程を含む。機械的ドリリングのような他の適切なドリリング手段が可能である。形成されたスルーホール50および52は、直径が約12.7〜約50.8μm(約0.5〜約2.0ミル)である。ホール50および52と、ホール50および52の内壁とが、導電層を付加する前に洗浄される。次に、第1および第2の誘電体層28および34上、および複数のスルーホール50および52の内壁上の銅クラッドが、金属の連続層で無電解シードされメッキされる。内壁は、約2.54〜約25.4μm(約0.1〜約1.0ミル)の金属の厚さでメッキされる。適切な金属は、銅およびアルミニウムであり、銅が好適な金属である。
【0031】
工程68は、第1および第2の誘電体層28および34上に、それぞれ、当業者に知られたあらゆる方法によって、第1および第2の複数の導電部材40および42を設ける工程を示す。例えば、メッキ銅クラッド誘電体層の表面にフォトレジストを設けることができる。フォトレジストは、複数のメッキスルーホール50および52を覆って、次のエッチング工程からメッキスルーホール50および52のメッキ内壁を保護する。次に、フォトレジストは、露光され現像される。次に、メッキ金属の露出部分と、第1および第2の誘電体層28および34の表面上の銅クラッドとを、それぞれ、第二銅エッチャントでエッチングすることによって、第1および第2の複数の導電部材40および42のパターンが形成される。次に、フォトレジストが、水酸化ナトリウムのようなアルカリ・ストリッパで剥離され、第1および第2の誘電体層28および34の表面上に第1および第2の複数の導電金属部材40および42を形成する。第1の複数の導電部材40は、好適には、ほぼドッグボーン形状のセグメントとして形成される。各セグメントは、少なくとも2つの金属パッドを有する。ほぼドッグボーン形状のセグメントの一端部である第1の金属パッドは、第1の誘電体層28の表面で複数のメッキスルーホール50および52のうちの1つの内壁の金属メッキに接続され、ほぼドッグボーン形状のセグメントの他端部は、その上にハンダ接続部材を有するように構成された第2の金属パッドであり、半導体チップ12に電気的に接続される。ほぼドッグボーン形状のセグメントの第1および第2の金属パッドは、好適には、ほぼ直線状の導体セグメントによって接続される。また、第2の複数の導電部材42は、ほぼドッグボーン形状のセグメントより形成され、各セグメントは少なくとも2つの金属パッドを有する。ほぼドッグボーン形状のセグメントの一端部である第3の金属パッドは、第2の誘電体層34の表面で複数のメッキスルーホール50および52のうちの1つの内壁の金属メッキに接続され、ほぼドッグボーン形状のセグメントの他端部は、その上に回路化基板100への接続のためのハンダ接続部材を有するように構成された第4の金属パッドである。ハンダ接続部材は、ハンダボール,ハンダコラム,またはランドとすることができる。また、ほぼドッグボーン形状のセグメントの第3および第4の金属パッドは、ほぼ直線状の導体セグメントによって接続される。ほぼドッグボーン形状のセグメントをここで説明したが、多くの他のパッド形状が可能である。
【0032】
工程70は、第1の誘電体層28の副層32上および第1の複数の導電部材40上の第3の誘電体層46と、第2の誘電体層34の副層38上および第2の複数の導電部材42上の第4の誘電体層48とを設ける工程を含む。図3〜図5は、第3および第4の誘電体層46および48の誘電体材料をそれぞれ示し、上記誘電体材料は、アリル化ポリフェニレンエーテル(APPE)を有する好適な誘電体樹脂を含む。図3は、アリル化ポリフェニレンエーテル(APPE)を有する誘電体樹脂82を含む樹脂被覆金属80の断面正面図を示し、上記樹脂82は、金属ホイール83(例えば、銅ホイール)に接着接合されている。樹脂被覆金属80の一例として、supraに記載されたAsahiPC5103材料は、銅ホイール上に被覆されたAPPE樹脂を含む。硬化されていない樹脂82は、処理を困難にする機械的特性を有するので、金属ホイール83の機械的構造は、樹脂82の処理困難な(difficult−to handle)機械的構造を補う。樹脂被覆金属80の一例として、supraに記載されたAsahiPC5103材料は、銅ホイール上に被覆されたAPPE樹脂を含む。樹脂82は、好適には、約30〜約70μmの厚さを有する。金属ホイール83は、好適には、少なくとも約9μmの厚さを有する。金属ホイール83は、金属ホイール83の表面84上に山および谷を有する意味において粗い。上記表面84は、樹脂82と機械的にインターフェースしている。図4は、図3の表面84の拡大(すなわち、引き伸ばされた)図としての表面85を有し、山および谷を示す。金属ホイール83は、エッチング等によって後に除去され、金属ホイール83の表面84(または85)の粗さは、金属ホイール83が続いて除去された後に、樹脂82上に表面跡を残すことに注意されたい。この表面跡は、表面84(または85)の金属粗さ構造に対して"相補的"である。すなわち、金属ホイール83が除去された後に形成された樹脂82の表面の谷および山は、金属ホイール83が樹脂82と機械的にインターフェースされていた間存在した金属粗さ構造84(または85)の山および谷にそれぞれ対応する。続いて、樹脂被覆金属80が、図1の第3の誘電体層46に転化される。
【0033】
図5は、アリル化ポリフェニレンエーテル(APPE)を含む誘電体樹脂92を含む樹脂被覆金属90の断面正面図を示し、この樹脂92は、金属ホイール93に接着接合されている。樹脂被覆金属90は、図3および図4の樹脂被覆金属80のために、supraに記載された特徴の全てを有し、金属ホイール83の表面84が粗いのと同様に粗い金属ホイール93の表面94を有する。続いて、図5の樹脂被覆金属90が、図1の第4の誘電体層48に転化される。
【0034】
図1に戻り、第1の複数の導電部材40,第2の複数の導電部材42,第1のメッキスルーホール50,第2のメッキスルーホール52の露出面が、好適には、酸化される。この酸化は、第1の複数の導電部材40および第2の複数の導電部材42の表面の性能を改良し、続いて、それぞれ図3の樹脂82および図5の樹脂92と結合する。例えば、露出面が銅を含むと、この酸化は、亜塩素化(chloriting)によって、すなわち、この露出面に次亜塩素酸ナトリウム溶液を添加することによって行われる。酸化(または亜塩素化)後に、好適には、約100〜約130℃の温度で、少なくとも約60分間、多層相互接続構造18を真空ベークして、積層体から水分を除去するのが好ましい。
【0035】
好適な誘電体樹脂に対しては、工程70は、さらに次の工程を含む(前述した酸化の後に)。すなわち、図6に示すように、第1の誘電体層28の副層32上、および露出された金属ホイール83を有する第1の複数の導電部材40上に、樹脂被覆金属80を設ける工程と、第2の誘電体層34の副層38上、および露出された金属ホイール93を有する第2の複数の導電部材42上に、樹脂被覆金属90を設ける工程とを含む。図6の電子構造8は、図3の樹脂被覆金属80,図5の樹脂被覆金属90,および図1の多層相互接続構造10の一部を有する。次に、図6の電子構造8は、約180℃〜約210℃の上昇温度で、少なくとも約90分間、約6894.8〜約13790kPa(約1000〜約2000psi)で加圧される。この加圧および上昇温度は、誘電体樹脂82および92を流し、硬化させる。この加圧および上昇温度は、樹脂被覆金属80の誘電体樹脂82を第1の誘電体樹脂28の副層32に、および、樹脂被覆金属90の誘電体樹脂92を第2の誘電体層34の副層38および第2の複数の導電部材42に接着積層する。さらに、加圧および上昇温度は、図7に示すように、誘電体樹脂82および誘電体樹脂92を、第1のメッキスルーホール50および第2のメッキスルーホール52にほぼ充填する(すなわち、ポケットおよび気泡を除いて完全に充填する)。加圧後は、金属ホイール83および金属ホイール93が、エッチングのような当業者に知られた方法で除去される。図7は、電子構造8が加圧された後、および金属ホイール83および93が除去された後の図6を示す。金属ホイール83および93の次の加圧および除去は、図7の残りの誘電体樹脂82が、図1の第3の誘電体層46となり、図7の残りの誘電体樹脂92が、図1の第4の誘電体層48となる。誘電体樹脂82の表面87は、粗く、図3の金属ホイール83の粗い表面84を補う。誘電体樹脂92の表面97は、粗く、図3の金属ホイール93の粗い表面94を補う。誘電体樹脂92の表面97の粗さは、工程72と共に、infraに記載されたような誘電体樹脂92上への次の銅メッキの良好な接着を容易にする。
【0036】
図1に関連して図2に示された工程72は、第3の誘電体層46内の第1の複数のマイクロバイア55と、第4の誘電体層48内の第2の複数のマイクロバイア54とを、第3の誘電体層46と第4の誘電体層48の一部を除去するプロセスによって形成する工程を含み、第1および第2複数の開口を形成し、第1および第2の複数の導電部材40および42のうちの選択された部材の少なくとも一部をそれぞれ露出させる。開口は、連続する第1および第2の複数のマイクロバイア55および54の内壁をそれぞれ形成する。第1および第2の複数のマイクロバイア55および54は、機械的ドリリング,エッチング,あるいは、好適には、レーザ・アブレーティングのプロセスによって、第3および第4の誘電体層46および48をそれぞれ形成することができる。第1および第2の複数のマイクロバイア55および54が、レーザ・アブレーションによって形成されると、第1および第2の複数のマイクロバイア55および54は、好適には、膨潤剤の添加,過マンガン酸カリウムの酸化による処理,洗浄を完了する酸リンスの使用のような当業者に知られたホール洗浄プロセスを用いて洗浄され、レーザ・アブレーションによって生成された微粒子物質を除去する。
【0037】
次に、第1および第2の複数のマイクロバイア55および54が、適切な金属、好適には銅でメッキされ、上記開口上に導電層を形成し、第3の誘電体層46および第4の誘電体層48の内壁から、露出された第1の複数の導電部材40、および露出された第2の複数の導電部材42の選択された部材まで、それぞれ導電接続を形成する。内壁のメッキは、当業者によって知られたあらゆる方法によって行うことができる。例えば、銅メッキでは、シーディング材料(例えば、錫パラジウム)を、誘電体樹脂92の表面97に供給し、表面97上の銅の薄層(例えば、1〜3μm)を無電解メッキし、続いて、表面97上の銅の薄層(例えば、25.4μm(1ミル))を電気メッキするための触媒として働かせることができる。誘電体樹脂92の表面97の粗さは、誘電体樹脂92上の銅メッキを良好に接着することを容易にする。次に、銅は、エッチング等によって、表面97の一部から選択的に除去され、内壁上に残りの銅メッキを残し、さらに、所望の銅パッドの形状で、第1および第2の複数のマイクロバイア55および54の内壁上の銅メッキを取り囲む(および、導電接続する)。
【0038】
次に、ハンダペーストが、メッキされた第1および第2の複数のマイクロバイア55および54にそれぞれ供給される。好適なハンダペーストは、共晶ハンダペーストのような低融点ハンダペーストである。用いることができる適切な共晶ハンダペーストの一例は、Alpha Metals(Jersey City,N.J.)によって得られるAlpha3060である。マイクロバイア55は、マイクロバイア55の内壁上の適切な金属メッキと共に、メッキブラインドバイアとして示すことができる。同様にして、マイクロバイア54もまた、マイクロバイア54上の内壁上の適切な金属メッキと共に、メッキブラインドバイアとして示すことができる。
【0039】
工程74には、ハンダペーストがリフローされ、第1および第2の複数の導電部材40および42上にそれぞれ第1および第2の複数のハンダ接続部材47および20の一部を形成する。
【0040】
次に、半導体チップ12が、複数のコンタクト部材16(例えば、C4ハンダボール)によって第1の複数のマイクロバイア55に導電接続され、回路化基板100が、第2の複数のハンダ接続部材20(例えば、BGAハンダボール)によって第2の複数のマイクロバイア54に導電接続されている。supraに記載されているように、電子デバイス(例えば、半導体チップ)は、第1の複数のマイクロバイア55に導電接続することができ、全ての電子デバイス(例えば、回路化基板)は、第2の複数のマイクロバイア54のマイクロバイアに導電接続することができる。さらにsupraに記載されているように、第3の誘電体材料46の第1の複数のマイクロバイア55に加えて1つのマイクロバイア(すなわち、メッキブラインドバイア)は、本発明の範囲内にあり、また、第4の誘電体材料48の第2の複数のマイクロバイア54に加えて、1つのマイクロバイア(すなわち、メッキブラインドバイア)は、本発明の範囲内にある。
【0041】
図1を参照すると、電子パッケージ10を製造する方法は、以下の工程を含む。まず、複数のコンタクト部材16を有する第1の表面を有する半導体チップ12が与えられる。複数のコンタクト部材16は、高融点のハンダのパッド,コラム,またはボール(すなわち球)とすることができる。高融点ハンダは、約230℃以上の融点を有するハンダとして定義される。好適には、複数のコンタクト部材16は、ハンダボールを有する。次に、上述したような多層相互接続構造18が設けられる。多層相互接続構造18は、第1の複数のハンダ接続部材47と、第1の複数のハンダ接続部材47の上にリフローされた第1のハンダペーストの層を有する第1の複数のメッキマイクロバイア55とを有する。リフローされた第1のハンダペーストの層は、複数のメッキマイクロバイア55に第1のハンダペーストを供給し、続いて、第1のハンダペーストをリフローすることによって形成することができる。低融点ハンダペースト(好適には、共晶ハンダペースト)を有する第2のハンダペーストの層が、第1の複数のハンダ接続部材47に供給され、リフローされる。半導体チップのコンタクト部材16は、第1の複数のハンダ接続部材47の各々に対して半導体チップ12のコンタクト部材16の各々を設けることによって、第1の複数のハンダ接続部材47の各々に接触して設けられる。これは、リフローされたハンダペースト上に半導体チップのコンタクト部材16を設けて位置合わせすることによって行われる。リフローされたハンダペーストは、コンタクト部材16の幾何学的形状を収容するように型取られるか、あるいは形作ることができる。例えば、リフローされたハンダペーストは、球形を有するコンタクト部材16を収容するために、平坦な上面を有するように型取られることができる。次に、リフローされたハンダペーストは、再びリフローされ、溶融ハンダは、複数のマイクロバイア55の露出領域を覆い、半導体チップ12のコンタクト部材16の外壁を部分的に吐き出す(wick up)。冷却すると、溶融ハンダは、固体化し、半導体チップ12と多層相互接続構造18との間の電気的接続部材47を形成する。半導体チップ・コンタクト部材16がハンダペーストより高い融点を有するという事実は、ハンダ・スタンドオフ、および半導体チップ12と多層相互接続構造18との間の電気的接続を形成する。このことは、パッケージの動作中、半導体チップ12と多層相互接続構造18との間の歪みの一部を低減させる働きをする。
【0042】
本発明の電子パッケージ10は、表面104のうちの1つの上に複数のコンタクトパッド103を有する回路化基板100に組み立てられる。上述したように、これらコンタクトパッド103は、銅またはアルミニウムまたは他の適切な金属よりなり、ハンダペースト(図示せず)の層で被覆することができる。多層相互接続構造18の第2の複数のハンダ接続部材20(例えば、ハンダボールまたはハンダコラム)は、回路化基板100のコンタクトパッド103上のハンダペーストと接触して設けられる。ハンダペーストおよび第2のハンダ接続部材20は、リフローされ、冷却され、多層相互接続構造18と回路化基板100との間に電気的接続を形成する。多層相互接続構造18への半導体チップ12のアセンブリ、およびこれに続く回路化基板100への多層相互接続構造18のアセンブリのシーケンスは、容易に変更する。例えば、多層相互接続構造18を、回路化基板100に組み立て、続いて、半導体チップ12を多層相互接続構造18に組み立てることができる。
【0043】
ここで説明した電子パッケージ10は、将来の半導体チップの高性能電気的要求を補う信号および電力配布特性を与え、特に、高I/O(400I/Oより大きい)半導体チップを相互接続するのに適している。低インピーダンスの電力配布は、半導体チップ下の固体銅の電力プレーンおよび高密度メッキスルーホール(半導体チップに複数の垂直電力供給を与える)を用いて実現することができる。さらに、電気的性能の利点および信号の完全性の保護(高速信号伝搬,低信号容量および低結合ノイズ,および整合した特性インピーダンス)は、低誘電率PTE材料(Er<3)(信号搬送導体は、シールドされた構成で内部に配列されている)と、信号搬送導体への半導体チップのコンタクト部材の直接の短いパス長とを用いることによって、電子パッケージ内で実現される。
【0044】
本発明の範囲は、第1の誘電体層28,第2の誘電体層34,および熱伝導層22を除去した図1の電子パッケージ10を含む。
【0045】
ここに記載された電子パッケージ10は、第1の複数の導電部材40を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つの第1の導電部材40をさらに有する。
【0046】
ここに記載された電子パッケージ10は、第2の複数の導電部材42を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つの第2の導電部材42をさらに有する。
【0047】
ここに記載された電子パッケージ10は、第1の複数のマイクロバイア55を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つの第1のマイクロバイア55をさらに有する。
【0048】
ここに記載された電子パッケージ10は、第2の複数のマイクロバイア54を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つの第2のマイクロバイア54をさらに有する。
【0049】
ここに記載された電子パッケージ10は、第1の複数のハンダ接続部材47を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つのハンダ接続部材47をさらに有する。
【0050】
ここに記載された電子パッケージ10は、第2の複数のハンダ接続部材20を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つの第2のハンダ接続部材20をさらに有する。
【0051】
ここに記載された電子パッケージ10は、複数のコンタクト部材16を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つのコンタクト部材16をさらに有する。
【0052】
ここに記載された電子パッケージ10は、複数のコンタクトパッド103を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つのコンタクトパッド103をさらに有する。
【0053】
ここに記載された電子パッケージ10は、複数の導電ボンディングパッド56を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つの導電ボンディングパッド56をさらに有する。
【0054】
ここに記載された電子パッケージ10は、複数のスルーホール50および52を有するが、本発明の範囲内では、電子パッケージ10は、少なくとも1つのスルーホール50および52をさらに有する。
【0055】
本発明の好適な実施例と現時点で考えられるものを示し説明したが、当業者によれば、特許請求の範囲によって定義された本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変形および変更を行うことができることが明らかである。
【0056】
まとめとして、本発明の構成に関して事項を開示する。
(1)第1および第2の対向表面を有する熱伝導層と、
前記熱伝導層の前記第1および第2の対向表面上にそれぞれ設けられた第1および第2の誘電体層と、
前記第1および第2の誘電体層上にそれぞれ設けられた第1および第2の複数の導電部材と、
前記第1の誘電体層内の第1の導電層と、
前記第1の誘電体層内の、前記第1の導電層と前記熱伝導層との間の第2の導電層とを備え、前記第2の導電層が、第1の複数のシールドされた信号導体を有し、
前記多層相互接続構造を経て、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に、前記第1の複数のシールドされた信号導体のうちの少なくとも1つに、および前記第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に電気的に接続されているメッキスルーホールと、
前記第1の誘電体層上、および前記第1の複数の導電部材の一部上に設けられた第3の誘電体層とを備え、前記第3の誘電体層が、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第3の誘電体層が、第1の高密度相互接続層を有し、第1の電子デバイスから前記第1の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える、多層相互接続構造。
(2)前記第3の誘電体層は、アリル化ポリフェニレンエーテルからなる樹脂を含む、上記(1)に記載の多層相互接続構造。
(3)前記熱伝導層の熱膨張率(CTE)は、多層相互接続構造の全CTEの約1/3〜約2/3である、上記(1)に記載の多層相互接続構造。
(4)前記第3の誘電体層内のメッキブラインドバイアをさらに備え、前記メッキブラインドバイアが、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続されている、上記(1)に記載の多層相互接続構造。
(5)前記メッキブラインドバイアに導電接続されている第1の電子デバイスをさらに備えた、上記(4)に記載の多層相互接続構造。
(6)前記第1の電子デバイスは、前記半導体チップおよび前記回路化基板よりなるグループから選択される、上記(5)に記載の多層相互接続構造。
(7)前記第2の誘電体層内の第3の導電層と、
前記第2の誘電体層内の、前記第3の導電層と前記熱伝導層との間に設けられた第4の導電層とを備え、前記第4の導電層が、第2の複数のシールドされた信号導体を有し、
前記第2の誘電体層上、および前記第2の複数の導電部材の一部上に設けられた第4の誘電体層を備え、前記第4の誘電体層が、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第4の誘電体層が、第2の高密度相互接続層を有し、第2の電子デバイスから前記第2の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える、上記(1)に記載の多層相互接続構造。
(8)前記第4の誘電体層が、アリル化ポリフェニレンエーテルからなる樹脂を含む、上記(7)に記載の多層相互接続構造。
(9)前記第3の誘電体層内の第1のメッキブラインドバイアを備え、前記第1のメッキブラインドバイアが、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続され、
前記第4の誘電体層内の第2のメッキブラインドバイアを備え、前記第2のメッキブラインドバイアが、前記第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続されている、上記(7)に記載の多層相互接続構造。
(10)前記第1のメッキブラインドバイアに導電接続されている第1のハンダ接続部材と、
前記第2のメッキブラインドバイアに導電接続されている第2のハンダ接続部材と、
前記第1のハンダ接続部材によって、前記第1のメッキブラインドバイアに導電接続されている第1の電子デバイスと、
前記第2のハンダ接続部材によって、前記第2のメッキブラインドバイアに導電接続されている第2の電子デバイスとを備えた、上記(9)に記載の多層相互接続構造。
(11)前記第1の電子デバイスは、半導体チップであり、前記第2の電子デバイスは、回路化基板である、上記(10)に記載の多層相互接続構造。
(12)前記多層相互接続構造は、前記第1のハンダ接続部材,前記第2のハンダ接続部材,および前記多層層誤接続構造内の相互接続の障害を生じない全CTEを有する、上記(10)に記載の多層相互接続構造。
(13)前記多層相互接続構造の全CTEと前記第1の電子デバイスのCTEとの差は、前記第2の電子デバイスのCTEと前記第1の電子デバイスのCTEとの差の約40〜約60%である、上記(10)に記載の多層相互接続構造。
(14)第1および第2の対向表面を有する熱伝導層を設ける工程と、
前記熱伝導層の前記第1および第2の対向表面上にそれぞれ第1および第2の誘電体層を形成する工程と、
前記第1および第2の誘電体層上にそれぞれ第1および第2の複数の導電部材を形成する工程と、
前記第1の誘電体層内の第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の誘電体層内の、前記第1の導電層と前記熱伝導層との間に設けられた第2の導電層を形成する工程とを含み、前記第2の導電層が、第1の複数のシールドされた信号導体を有し、
前記多層相互接続構造を経て、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に、前記第1の複数のシールドされた信号導体のうちの少なくとも1つに、および前記第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に電気的に接続されているメッキスルーホールを形成する工程と、
前記第1の誘電体層上、および前記第1の複数の導電部材の一部上に、第3の誘電体層を形成する工程とを含み、前記第3の誘電体層が、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第3の誘電体層が、第1の高密度相互接続層を有し、第1の電子デバイスから前記第1の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える、多層相互接続構造を製造する方法。
(15)前記熱伝導層の熱膨張率(CTE)は、前記多層相互接続構造の全CTEの約1/3〜約2/3である、上記(14)に記載の方法。
(16)前記第3の誘電体層は、アリル化ポリフェニレンエーテルからなる樹脂を含む、上記(14)に記載の方法。
(17)前記第3の誘電体層を形成する工程は、
金属ホイールの粗面上に前記樹脂の層を有するシートを設ける工程と、
前記シートを、前記第1の誘電体層上、および前記第1の複数の導電部材上に設ける工程とを含み、前記金属ホイールが露出され、
前記多層相互接続構造を、前記樹脂がキュアし、前記樹脂の層が前記第1の誘電体層および前記第1の複数の導電部材に接着積層するのに必要な圧力,上昇温度,時間で加圧する工程と、
前記金属ホイールを除去し、前記第1の金属ホイールの粗面を補う前記樹脂の層の露出された粗面を残す工程とを含む、上記(16)に記載の方法。
(18)前記金属ホイールは、銅を含む、上記(17)に記載の方法。
(19)前記除去する工程は、前記金属ホイールをエッチング除去する工程を含む、上記(17)に記載の方法。
(20)前記シートを設ける工程の前に、前記第1の導電部材の露出された面を酸化する工程をさらに含む、上記(17)に記載の方法。
(21)前記圧力は、約6894.8〜約13790kPa(約1000〜約2000psi)であり、前記温度は、約180〜約210℃であり、前記時間は、約90分を越える、上記(17)に記載の方法。
(22)前記第3の誘電体層内にメッキブラインドバイアを形成する工程をさらに含み、前記メッキブラインドバイアは、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続されている、上記(14)に記載の方法。
(23)前記メッキブラインドバイアに電子デバイスを導電接続する工程をさらに含む、上記(22)に記載の方法。
(24)前記電子デバイスは、半導体チップおよび回路化基板からなるグループから選択される、上記(23)に記載の方法。
(25)前記電子デバイスは、半導体チップであり、前記半導体チップを前記メッキブラインドバイアに接続する工程は、
前記メッキブラインドバイア上に、第1のハンダペーストを設ける工程と、
前記第1のハンダペーストをリフローして、ハンダ接続部材を形成する工程と、
前記ハンダ接続部材上に、第2のハンダペーストを設ける工程と、
前記ハンダ接続部材上に、前記半導体チップのコンタクト部材を設ける工程と、
前記第2のハンダペーストをリフローして、前記半導体チップを前記メッキブラインドバイアに導電接続する工程とを含む、上記(23)に記載の方法。
(26)前記第2の誘電体層内に、第3の導電層を形成する工程と、
前記第2の誘電体層内に、前記第3の導電層と前記熱伝導層との間に設けられた第4の導電層を形成する工程とを含み、前記第4の導電層が、第2の複数のシールドされた信号導体を有し、
前記第2の誘電体層上、および前記複数の導電部材の一部上に第4の誘電体層を形成する工程を含み、前記第4の誘電体層は、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第4の誘電体層は、第2の高密度相互接続層を有し、第2の電子デバイスから第2の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える、上記(14)に記載の方法。
(27)前記第4の誘電体層は、アリル化ポリフェニレンエーテルからなる樹脂を含む、上記(26)に記載の方法。
(28)前記第3の誘電体層および第4の誘電体層を形成する工程は、
第1の金属ホイールの粗面上に、前記樹脂の第1の層を有する第1のシートを設ける工程と、
第2の金属ホイールの粗面上に、前記樹脂の第2の層を有する第2のシートを設ける工程と、
前記第1のシートを、前記第1の誘電体層上、および前記第1の複数の導電部材上に設ける工程とを含み、前記第1の金属ホイールが露出され、
前記第2のシートを、前記第2の誘電体層上、および前記第2の複数の導電部部材上に設ける工程を含み、前記第2の金属ホイールが露出され、
前記多層相互接続構造を、前記樹脂がキュアし、前記樹脂の第1の層が、前記第1の誘電体層および前記第1の複数の導電部材に接着積層し、かつ、前記樹脂の第2の層が、前記第2の誘電体層および前記第2の複数の導電部材に接着積層するのに必要な圧力,上昇温度,時間で加圧する工程と、
前記第1の金属ホイールを除去し、前記第1の金属ホイールの粗面を補う前記樹脂の第1の層の露出された粗面を残す工程と、
前記第2の金属ホイールを除去し、前記第2の金属ホイールの粗面を補う前記樹脂の第2の層の露出された粗面を残す工程とを含む、上記(27)に記載の方法。
(29)前記第1のシートを設ける工程の前に、前記第1の複数の導電部材の露出面を酸化する工程と、
前記第2のシートを設ける工程の前に、前記第2の複数の導電部材の露出面を酸化する工程とを含む、上記(28)に記載の方法。
(30)前記圧力は、約6894.8〜約13790kPa(約1000〜約2000psi)であり、前記温度は、約180〜約210℃であり、前記時間は、約90分を越える、上記(28)に記載の方法。
(31)前記第3の誘電体層内に、第1のメッキブラインドバイアを形成する工程を含み、前記第1のメッキブラインドバイアは、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続され、
前記第4の誘電体層内に、第2のメッキブラインドバイアを形成する工程を含み、前記第2のメッキブラインドバイアは、前記第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続されている、上記(26)に記載の方法。
(32)前記第1のメッキブラインドバイアに導電接続されている第1のハンダ接続部材を形成する工程と、
前記第2のメッキブラインドバイアに導電接続されている第2のハンダ接続部材を形成する工程と、
前記第1のハンダ接続部材によって、前記第1のメッキブラインドバイアに、第1の電子デバイスを導電接続する工程と、
前記第2のハンダ接続部材によって、前記第2のメッキブラインドバイアに、第2の電子デバイスを導電接続する工程とを含む、上記(31)に記載の方法。
(33)前記第1の電子デバイスは、半導体チップであり、前記第2の電子デバイスは、回路化基板である、上記(32)に記載の方法。
(34)前記多層相互接続構造は、第1のハンダ接続部材,第2のハンダ接続部材,および前記多層相互接続構造内の相互接続の障害を防止する全CTEを有する、上記(32)に記載の方法。
(35)前記多層相互接続構造の全CTEと前記第1の電子デバイスのCTEとの差が、前記第2の誘電体層のCTEと前記第1の電子デバイスのCTEとの差の約40〜約60%である、上記(32)に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例によって、多層相互接続構造に組み立てられた半導体チップを有する電子パッケージの断面正面図を示し、多層相互接続構造は回路化基板に組み立てられる。
【図2】本発明に好適な実施例によって、図1の電子パッケージを製造する方法を示すプロセスフロー図である。
【図3】本発明の好適な実施例によって、金属ホイール上にAPPEを有する誘電体樹脂を含む樹脂被覆金属の断面正面図である。
【図4】図3の拡大図であり、APPEにインターフェースする金属ホイール表面を示す図である。
【図5】金属ホイール上にAPPEを有する誘電体樹脂を含む樹脂被覆金属の断面正面図である。
【図6】図3の樹脂被覆金属,図5の樹脂被覆金属,図1の多層相互接続構造の一部を有する電子構造を示す図である。
【図7】図6の電子構造が加圧された後、および樹脂被覆金属の金属ホイールの金属ホイールが除去された後を示す図である。
【符号の説明】
8 電子構造
10 電子パッケージ
12 半導体チップ
14 第1の表面
16 コンタクト部材
18 多層相互接続構造
20 第2の複数のハンダ接続部材
22 熱伝導層
24 第1の対向表面
26 第2の対向表面
28 第1の誘電体層
29,30,31,32 第1の誘電体層の副層
34 第2の誘電体層
35,36,37,38 第2の誘電体層の副層
39 第2の熱伝導層
40 第1の複数の熱伝導部材
41 第4の熱伝導層
42 第2の複数の熱伝導部材
45 導電材料
46 第3の誘電体層
47 第1の複数のハンダ接続部材
48 第4の誘電体層
50,52 第1のメッキスルーホール
54 第2の複数のマイクロバイア
55 第1の複数のマイクロバイア
56 ボンディングパッド
80,90 樹脂被覆金属
82,92 誘電体樹脂
83,93 金属ホイール
84,85,87,97 表面
92 樹脂
100 回路化基板
103 コンタクトパッド
104 第1の表面

Claims (33)

  1. 第1および第2の対向表面を有する熱伝導層と、
    前記熱伝導層の前記第1および第2の対向表面上にそれぞれ設けられた第1および第2の誘電体層と、
    前記第1および第2の誘電体層上にそれぞれ設けられた第1および第2の複数の導電部材と、
    前記第1の誘電体層内の第1の導電層と、
    前記第1の誘電体層内の、前記第1の導電層と前記熱伝導層との間の第2の導電層とを備え、前記第2の導電層が、第1の複数のシールドされた信号導体を有し、
    前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に、前記第1の複数のシールドされた信号導体のうちの少なくとも1つに、および前記第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に電気的に接続されているメッキスルーホールと、
    前記第1の誘電体層上、および前記第1の複数の導電部材の一部上に設けられたアリル化ポリフェニレンエーテルからなる第3の誘電体層とを備え、前記第3の誘電体層が、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第3の誘電体層が、第1の高密度相互接続層を有し、第1の電子デバイスから前記第1の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える、多層相互接続構造。
  2. 前記熱伝導層の熱膨張率(CTE)は、多層相互接続構造の全CTEの約1/3〜約2/3である、請求項1に記載の多層相互接続構造。
  3. 前記第3の誘電体層内のメッキブラインドバイアをさらに備え、前記メッキブラインドバイアが、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続されている、請求項1に記載の多層相互接続構造。
  4. 前記メッキブラインドバイアに導電接続されている第1の電子デバイスをさらに備えた、請求項に記載の多層相互接続構造。
  5. 前記第1の電子デバイスは、前記半導体チップおよび前記回路化基板よりなるグループから選択される、請求項に記載の多層相互接続構造。
  6. 前記第2の誘電体層内の第3の導電層と、
    前記第2の誘電体層内の、前記第3の導電層と前記熱伝導層との間に設けられた第4の導電層とを備え、前記第4の導電層が、第2の複数のシールドされた信号導体を有し、
    前記第2の誘電体層上、および前記第2の複数の導電部材の一部上に設けられた第4の誘電体層を備え、前記第4の誘電体層が、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第4の誘電体層が、第2の高密度相互接続層を有し、第2の電子デバイスから前記第2の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える、請求項1に記載の多層相互接続構造。
  7. 前記第4の誘電体層が、アリル化ポリフェニレンエーテルからなる樹脂を含む、請求項に記載の多層相互接続構造。
  8. 前記第3の誘電体層内の第1のメッキブラインドバイアを備え、前記第1のメッキブラインドバイアが、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続され、
    前記第4の誘電体層内の第2のメッキブラインドバイアを備え、前記第2のメッキブラインドバイアが、前記第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続されている、請求項に記載の多層相互接続構造。
  9. 前記第1のメッキブラインドバイアに導電接続されている第1のハンダ接続部材と、
    前記第2のメッキブラインドバイアに導電接続されている第2のハンダ接続部材と、
    前記第1のハンダ接続部材によって、前記第1のメッキブラインドバイアに導電接続されている第1の電子デバイスと、
    前記第2のハンダ接続部材によって、前記第2のメッキブラインドバイアに導電接続されている第2の電子デバイスとを備えた、請求項に記載の多層相互接続構造。
  10. 前記第1の電子デバイスは、半導体チップであり、前記第2の電子デバイスは、回路化基板である、請求項に記載の多層相互接続構造。
  11. 前記多層相互接続構造は、前記第1のハンダ接続部材,前記第2のハンダ接続部材,および前記多層相互接続構造内の相互接続の障害を生じない全CTEを有する、請求項に記載の多層相互接続構造。
  12. 前記多層相互接続構造の全CTEと前記第1の電子デバイスのCTEとの差は、前記第2の電子デバイスのCTEと前記第1の電子デバイスのCTEとの差の約40〜約60%である、請求項に記載の多層相互接続構造。
  13. 第1および第2の対向表面を有する熱伝導層を設ける工程と、
    前記熱伝導層の前記第1および第2の対向表面上にそれぞれ第1および第2の誘電体層を形成する工程と、
    前記第1および第2の誘電体層上にそれぞれ第1および第2の複数の導電部材を形成する工程と、
    前記第1の誘電体層内の第1の導電層を形成する工程と、
    前記第1の誘電体層内の、前記第1の導電層と前記熱伝導層との間に設けられた第2の導電層を形成する工程とを含み、前記第2の導電層が、第1の複数のシールドされた信号導体を有し、
    前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に、前記第1の複数のシールドされた信号導体のうちの少なくとも1つに、および前記第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に電気的に接続されているメッキスルーホールを形成する工程と、
    前記第1の誘電体層上、および前記第1の複数の導電部材の一部上に、アリル化ポリフェニレンエーテルからなる第3の誘電体層を形成する工程とを含み、前記第3の誘電体層が、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第3の誘電体層が、第1の高密度相互接続層を有し、第1の電子デバイスから前記第1の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える、多層相互接続構造を製造する方法。
  14. 前記熱伝導層の熱膨張率(CTE)は、前記多層相互接続構造の全CTEの約1/3〜約2/3である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第3の誘電体層を形成する工程は、
    金属ホイールの粗面上に前記樹脂の層を有するシートを設ける工程と、
    前記シートを、前記第1の誘電体層上、および前記第1の複数の導電部材上に設ける工程とを含み、前記金属ホイールが露出され、
    前記多層相互接続構造を、前記樹脂が硬化し、前記樹脂の層が前記第1の誘電体層および前記第1の複数の導電部材に接着積層するのに必要な圧力,上昇温度,時間で加圧する工程と、
    前記金属ホイールを除去し、前記第1の金属ホイールの粗面を補う前記樹脂の層の露出された粗面を残す工程とを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記金属ホイールは、銅を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記除去する工程は、前記金属ホイールをエッチング除去する工程を含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記シートを設ける工程の前に、前記第1の導電部材の露出された面を酸化する工程をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記圧力は、約6894.8〜約13790kPa(約1000〜約2000psi)であり、前記温度は、約180〜約210℃であり、前記時間は、約90分を越える、請求項15に記載の方法。
  20. 前記第3の誘電体層内にメッキブラインドバイアを形成する工程をさらに含み、前記メッキブラインドバイアは、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続されている、請求項13に記載の方法。
  21. 前記メッキブラインドバイアに電子デバイスを導電接続する工程をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記電子デバイスは、半導体チップおよび回路化基板からなるグループから選択される、請求項21に記載の方法。
  23. 前記電子デバイスは、半導体チップであり、前記半導体チップを前記メッキブラインドバイアに接続する工程は、
    前記メッキブラインドバイア上に、第1のハンダペーストを設ける工程と、
    前記第1のハンダペーストをリフローして、ハンダ接続部材を形成する工程と、
    前記ハンダ接続部材上に、第2のハンダペーストを設ける工程と、
    前記ハンダ接続部材上に、前記半導体チップのコンタクト部材を設ける工程と、
    前記第2のハンダペーストをリフローして、前記半導体チップを前記メッキブラインドバイアに導電接続する工程とを含む、請求項21に記載の方法。
  24. 前記第2の誘電体層内に、第3の導電層を形成する工程と、
    前記第2の誘電体層内に、前記第3の導電層と前記熱伝導層との間に設けられた第4の導電層を形成する工程とを含み、前記第4の導電層が、第2の複数のシールドされた信号導体を有し、
    前記第2の誘電体層上、および前記複数の導電部材の一部上に第4の誘電体層を形成する工程を含み、前記第4の誘電体層は、前記メッキスルーホール上にほぼ積層し、前記第4の誘電体層は、第2の高密度相互接続層を有し、第2の電子デバイスから第2の複数のシールドされた信号導体に電気的パスを与える、請求項13に記載の方法。
  25. 前記第4の誘電体層は、アリル化ポリフェニレンエーテルからなる樹脂を含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記第3の誘電体層および第4の誘電体層を形成する工程は、
    第1の金属ホイールの粗面上に、前記樹脂の第1の層を有する第1のシートを設ける工程と、
    第2の金属ホイールの粗面上に、前記樹脂の第2の層を有する第2のシートを設ける工程と、
    前記第1のシートを、前記第1の誘電体層上、および前記第1の複数の導電部材上に設ける工程とを含み、前記第1の金属ホイールが露出され、
    前記第2のシートを、前記第2の誘電体層上、および前記第2の複数の導電部部材上に設ける工程を含み、前記第2の金属ホイールが露出され、
    前記多層相互接続構造を、前記樹脂が硬化し、前記樹脂の第1の層が、前記第1の誘電体層および前記第1の複数の導電部材に接着積層し、かつ、前記樹脂の第2の層が、前記第2の誘電体層および前記第2の複数の導電部材に接着積層するのに必要な圧力,上昇温度,時間で加圧する工程と、
    前記第1の金属ホイールを除去し、前記第1の金属ホイールの粗面を補う前記樹脂の第1の層の露出された粗面を残す工程と、
    前記第2の金属ホイールを除去し、前記第2の金属ホイールの粗面を補う前記樹脂の第2の層の露出された粗面を残す工程とを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記第1のシートを設ける工程の前に、前記第1の複数の導電部材の露出面を酸化する工程と、
    前記第2のシートを設ける工程の前に、前記第2の複数の導電部材の露出面を酸化する工程とを含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記圧力は、約6894.8〜約13790kPa(約1000〜約2000psi)であり、前記温度は、約180〜約210℃であり、前記時間は、約90分を越える、請求項26に記載の方法。
  29. 前記第3の誘電体層内に、第1のメッキブラインドバイアを形成する工程を含み、前記第1のメッキブラインドバイアは、前記第1の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続され、
    前記第4の誘電体層内に、第2のメッキブラインドバイアを形成する工程を含み、前記第2のメッキブラインドバイアは、前記第2の複数の導電部材のうちの少なくとも1つの部材に導電接続されている、請求項24に記載の方法。
  30. 前記第1のメッキブラインドバイアに導電接続されている第1のハンダ接続部材を形成する工程と、
    前記第2のメッキブラインドバイアに導電接続されている第2のハンダ接続部材を形成する工程と、
    前記第1のハンダ接続部材によって、前記第1のメッキブラインドバイアに、第1の電子デバイスを導電接続する工程と、
    前記第2のハンダ接続部材によって、前記第2のメッキブラインドバイアに、第2の電子デバイスを導電接続する工程とを含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記第1の電子デバイスは、半導体チップであり、前記第2の電子デバイスは、回路化基板である、請求項30に記載の方法。
  32. 前記多層相互接続構造は、第1のハンダ接続部材,第2のハンダ接続部材,および前記多層相互接続構造内の相互接続の障害を防止する全CTEを有する、請求項30に記載の方法。
  33. 前記多層相互接続構造の全CTEと前記第1の電子デバイスのCTEとの差が、前記第2の誘電体層のCTEと前記第1の電子デバイスのCTEとの差の約40〜約60%である、請求項30に記載の方法。
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