JP3586440B2 - 半導体回路のリセット回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体回路が有する複数の被リセット回路のリセットを確実にかけるリセット回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体回路にリセットをかける従来のリセット回路構成について、図8を用いて説明する。ここでは説明を容易にするため、半導体回路内にある複数のリセットされる回路、つまり被リセット回路が3個であるとする。
【0003】
図8において、従来のリセット回路は、リセット端子100と、フィルタ回路110と、第1〜第3の被リセット回路241〜243とから構成されるものであり、上記リセット端子100に入力されるリセット端子入力リセット信号s100が、フィルタ回路110を介して、上記第1〜第3の被リセット回路241〜243それぞれに入力され、該各被リセット回路241〜243をリセットするものである。
【0004】
また、上記フィルタ回路110は、信号の高周波成分を除去するローパスフィルタ111と、該ローパスフィルタ111において高周波成分を除去された信号の波形を整形するシュミットアンプ112とから構成されるものであり、上記リセット端子100から入力された上記リセット端子入力リセット信号s100の高周波成分を除去してその波形を整形することにより、リセット端子100に入力されるノイズ等によってリセット動作が誤作動しないようにしている。
【0005】
また、上記フィルタ回路110と上記被リセット回路241〜243との間には、配線による抵抗成分や容量成分により発生する寄生インピーダンス131〜133が付随しており、上記フィルタ回路110から出力されるリセット開始信号s210の波形をなまらせてしまう一要因となる。そして、このリセット開始信号s210の波形がなまってしまうことにより、上記被リセット回路241〜243のすべてにリセットをかけることができず、部分的にしかリセットがかからない場合、例えば、図9に示すようにリセット開始信号s210が立ち上がっている間に第3の被リセット回路243にはリセットをかけることができない場合がある。
【0006】
以下、図9を用いて、半導体回路のリセット端子100に、サージ等のノイズ信号によるパルス幅の狭いリセット端子入力リセット信号s100が入力され、該半導体回路内の複数の被リセット回路241〜243の内、部分的にリセットがかからなかった時のリセット回路の動作を説明する。図9は、従来のリセット回路の動作を説明する信号のタイミング図である。
なお、図9において、図8と同一番号を付された信号は同一のものを示すため、ここでは説明を省略する。
【0007】
まず、時刻t11において、リセット端子入力リセット信号s100(図9(a))が立ち上がり、その立ち上がりによって時刻t12に、ローパスフィルタ111を通過したローパスフィルタ出力リセット信号s111(図9(b))がシュミットアンプ112のヒステリシスを構成する上側の閾値Vshh以上となり、リセット開始信号s210(図9(c))がHレベルとなる。
【0008】
そして、時刻t13において、リセット端子入力リセット信号s100が立ち下がり、その立ち下がりによって時刻t14で、ローパスフィルタ111を通過したローパスフィルタ出力リセット信号s111がシュミットアンプ112のヒステリシスを構成する下側の閾値Vshlのレベル以下となり、リセット開始信号s210のレベルがLレベルとなる。
【0009】
このリセット開始信号s210は、上記第1〜第3の被リセット回路241〜243に入力されるまでの間に、上記各寄生インピーダンス131〜133の抵抗及び容量の特性によって、各々異なったなまり方をし、例えば図9に示すリセット信号s210a〜s210cのような信号波形で、上記被リセット回路241〜243に入力される。つまり、図8において各寄生インピーダンス131〜133は、フィルタ回路110から各被リセット回路までの配線距離が遠いほど抵抗及び容量が大きくなり、入力される信号の波形がよりなまることとなる。図9では、リセット信号s210a〜s210cの信号波形により寄生インピーダンス131が一番小さく、寄生インピーダンス133が一番大きいことを示している。
【0010】
そして、上記第1の被リセット回路241に入力されたリセット信号s210aは、時刻t25においてリセット動作の閾値Vthを超え、上記第1の被リセット回路241はリセット動作を行う。同様に、上記第2の被リセット回路242についても、時刻t26でリセット信号s210bがリセット動作の閾値Vthを超えるのでリセット動作が行われる。しかし、上記第3の被リセット回路243については、上記リセット開始信号s210が立ち下がる時刻t14までに、リセット信号s210cがリセット動作の閾値Vthを超えないので、上記第3の被リセット回路243はリセット動作を行われない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように半導体回路の複数の被リセット回路241〜243において部分的にリセットがかかることを防ぐには、ローパスフィルタ111において信号の高周波成分を除去する際にその通過帯域を狭くしたり、あるいはシュミットアンプ112のヒステリシス(VshhとVshlとの範囲)を大きくとるようにすればよい。
【0012】
しかしながら、近年の半導体回路の微細化、あるいは回路規模の増大化によって上記寄生インピーダンスが増大しているため、該寄生インピーダンスにみあったローパスフィルタ111を設計すると半導体回路のチップサイズが増大してしまう、という問題があった。また、近年、半導体回路が低電源電圧化し、電源電圧が多様化しているため、上記シュミットアンプ112のヒステリシスを大きくするような設計は困難である、という問題もあった。
【0013】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、リセット端子にサージなどのパルス幅の狭いノイズ信号が入力された場合でも、複数の被リセット回路において部分的にリセットがかからず、確実にリセットをかけることができる半導体回路のリセット回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の半導体回路のリセット回路は、複数の被リセット回路を有する半導体回路のリセット回路において、リセット開始信号により活性化されるリセット命令信号によって、リセットされ、リセットが完了した旨を通知するリセット完了信号を出力する、N(Nは、N≧1の整数)個の被リセット回路と、上記リセット完了信号に基づいて、上記リセット命令信号を非活性化するタイミングを制御するリセット命令信号制御手段と、を備え、上記N個の被リセット回路は、上記リセット完了信号を、上記各被リセット回路が上記リセット命令信号によってリセットされると活性化し、上記リセット命令信号制御手段は、N個の上記リセット完了信号すべてが活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化するものである。
【0015】
本発明の請求項2に記載の半導体回路のリセット回路は、複数の被リセット回路を有する半導体回路のリセット回路において、リセット開始信号により活性化されるリセット命令信号によって、リセットされ、リセットが完了した旨を通知するリセット完了信号を出力する、N(Nは、N≧1の整数)個の被リセット回路と、上記リセット命令信号のみによって、リセットされ、上記リセット完了信号を出力するモニタ回路と、上記リセット完了信号に基づいて、上記リセット命令信号を非活性化するタイミングを制御するリセット命令信号制御手段と、を備え、上記N個の被リセット回路及びモニタ回路は、該各被リセット回路及びモニタ回路が上記リセット命令信号によってリセットされると、上記リセット完了信号を活性化し、上記リセット命令信号制御手段は、N+1個の上記リセット完了信号すべてが活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化するものである。
【0016】
本発明の請求項3に記載の半導体回路のリセット回路は、請求項1または請求項2に記載の半導体回路のリセット回路において、上記N個の被リセット回路のうちの、リセットが重要なM(Mは、N>M≧1の整数)個の被リセット回路から、上記リセット完了信号を出力し、上記リセット命令信号制御手段は、M個の上記リセット完了信号すべてが活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化するものである。
【0017】
本発明の請求項4に記載の半導体回路のリセット回路は、複数の被リセット回路を有する半導体回路のリセット回路において、リセット開始信号により活性化されるリセット命令信号によって、リセットされるN(Nは、N≧1の整数)個の被リセット回路と、上記N個の被リセット回路に比べて確実に一番遅いタイミングで、上記リセット命令信号のみによって、リセットされ、上記リセット完了信号を出力するモニタ回路と、上記リセット完了信号に基づいて、上記リセット命令信号を非活性化するタイミングを制御するリセット命令信号制御手段と、を備え、上記モニタ回路は、該モニタ回路が上記リセット命令信号によってリセットされると、上記リセット完了信号を活性化し、上記リセット命令信号制御手段は、上記リセット完了信号が活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化するものである。
【0018】
本発明の請求項5に記載の半導体回路のリセット回路は、請求項1、請求項2または請求項4のいずれかに記載の半導体回路のリセット回路において、上記命令信号制御手段は、上記リセット命令信号と、すべての上記リセット完了信号と、が同時に活性化されている場合、上記リセット開始信号が非活性化したときに上記リセット命令信号を非活性化するものである。
【0019】
本発明の請求項6に記載の半導体回路のリセット回路は、請求項1、請求項2または請求項4のいずれかに記載の半導体回路のリセット回路において、入力された信号の高周波成分を除去するフィルタ手段と、上記フィルタ手段から出力される信号の波形を整形するシュミットアンプ手段と、を備え、上記シュミットアンプ手段の出力を上記リセット開始信号とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について説明する。
本実施の形態1においては、半導体回路内の複数のリセットされる被リセット回路において、該被リセット回路がリセットされるとリセット完了信号を出力するようにし、該各被リセット回路からのリセット完了信号がすべて出力されるまで、各被リセット回路をリセットさせるリセット命令信号を解除しないように制御するものである。
【0021】
まず、図1を用いて、本実施の形態1におけるリセット回路の構成について説明する。図1は、実施の形態1におけるリセット回路の構成を示す図である。本実施の形態1においても、従来例と同様、説明を容易にするため、半導体回路内にある複数の被リセット回路が3個であるとする。
【0022】
図1において、本実施の形態1におけるリセット回路は、リセット端子100と、フィルタ回路110と、リセット信号制御回路120と、第1〜第3の被リセット回路141〜143とから構成されるものであり、上記リセット信号制御回路120と上記各被リセット回路141〜143との間には、配線による抵抗成分や容量成分により発生する寄生インピーダンス131〜133が付随している。
【0023】
本実施の形態1における上記第1〜第3の被リセット回路141〜143は、該各被リセット回路がリセットされると、各々リセット完了信号s141〜s143を出力するよう構成されている。ここで、図3及び図4を用いて、上記被リセット回路の具体例を述べる。図3及び図4は、本実施の形態1におけるリセット回路の一具体例を示す構成図である。ここでは、図3及び図4で示した被リセット回路が第1の被リセット回路であるとする。
【0024】
第1の被リセット回路141が、例えば、図3に示すリセット付きD型フリップフロップ回路141aであることが考えられる。つまり、上記リセット付きD型フリップフロップ回路141aにおいては、該リセット付きD型フリップフロップ回路141aのリセット後、そのNQ出力の初期値がHレベルになることを利用し、上記D型フリップフロップ回路141aのNQ出力がLレベルからHレベルになれば被リセット回路であるリセット付きD型フリップフロップ回路141aがリセットされたと判断して、該NQ出力を上記リセット完了信号s141として上記リセット信号制御回路120に出力する。
【0025】
また、そのほかの例として、上記第1の被リセット回路141が、図4に示すNビットカウンタであることが考えられる。つまり、上記Nビットカウンタ141bにおいては、該Nビットカウンタ回路141bがリセット後、そのN−1ビットから0ビットまでの出力すべてがLレベルであることを利用し、上記Nビットカウンタ141bの上位nビットの出力すべてがLレベルであれば被リセット回路であるNビットカウンタ141bがリセットされたと判断し、該Nビットカウンタの上位nビットすべての出力をデコードして上記リセット完了信号s141として上記リセット信号制御回路120に出力する。
【0026】
また、上記リセット信号制御回路120は、リセット信号保持手段121と、論理積手段122とからなるものである。そして、上記リセット信号保持手段121は、例えばR−Sフリップフロップ回路で構成され、上記フィルタ回路110より出力されるリセット開始信号s110の入力から、上記論理積手段122より出力されるリセット解除信号s122が入力されるまで、上記リセット命令信号s120を出力するものである。また、上記論理積手段122は、上記第1〜第3の被リセット回路141〜143から入力される上記リセット完了信号s141〜s143の論理積を求め、該論理積の結果をリセット解除信号s122として出力するものである。なお、この他の構成は従来例と同一であるため、同一ものには同符号を付し、ここでは説明を省略する。
【0027】
以下、上述した構成を有する、本実施の形態1におけるリセット回路の動作について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態1におけるリセット回路の動作を説明する信号タイミング図である。また、従来例と同様、本実施の形態1においても、リセット端子100にサージ等のノイズ信号によるパルス幅の狭いリセット端子入力リセット信号s100(図2(a))が入力されるものとする。
【0028】
まず、時刻t11において、リセット端子100に入力された上記リセット端子入力リセット信号s100が立ち上がり、その立ち上がりに対して時刻t12に、ローパスフィルタ111を通過したローパスフィルタ出力信号s111(図2(b))がシュミットアンプ112のヒステリシスを構成する上側の閾値Vshh以上となり、フィルタ回路110から出力されるリセット開始信号s110(図2(c))がHレベルとなる。そして、時刻t13において、リセット端子入力リセット信号s100が立ち下がり、その立ち下がりに対して時刻t14で、ローパスフィルタ111を通過したローパスフィルタ出力リセット信号s111がシュミットアンプ112のヒステリシスを構成する下側の閾値Vshlのレベル以下となり、リセット開始信号s110のレベルがLレベルとなる。
【0029】
上記リセット信号保持手段121では、リセット開始信号s110が立ち上がった時刻t12から、リセット命令信号s120(図2(d))をHレベルに保ち始め、該リセット命令信号s120は、従来例と同様、寄生インピーダンス131〜133によって、図2(e),(g),(i)に示されるリセット信号s120a〜s120cとなり、上記第1〜第3の被リセット回路141〜143に入力される。そして、上記各リセット信号s120a〜s120cは、上記各被リセット回路141〜143の内部動作のリセットを行う。
【0030】
上記各被リセット回路141〜143において、各リセット信号s120a〜120cがリセット動作の閾値Vthを超え、該各被リセット回路141〜143がリセットされたことが検知されると、各被リセット回路141〜143はリセット完了信号s141〜s143を上記リセット信号制御回路120に出力する。つまり、時刻t15において第1の被リセット回路141からリセット完了信号s141(図2(f))が出力され、時刻t16において第2の被リセット回路からリセット完了信号s142(図2(h))が出力される。
【0031】
そして、従来では、リセット開始信号s210が時刻t14で立ち下がると、それと同時に被リセット回路241〜243に入力されるリセット信号s210a〜s210cが立ち下がっていたのだが(図9参照)、本実施の形態1ではリセット信号制御回路120においてリセット命令信号s120を制御し、リセット開始信号s110が時刻t14で立ち下がっても、被リセット回路141〜143に入力される各リセット信号s120a〜s120cが立ち下がらないようにしている。
【0032】
従って、従来ではリセットされなかった第3の被リセット回路243も、本実施の形態1においては時刻t17でリセットが完了し、第3の被リセット回路143からリセット完了信号s143(図2(j))が上記リセット信号制御回路120に出力される。
【0033】
そして、時刻t17で、上記リセット完了信号s141〜s143のすべてがHレベルとなると、論理積手段122はリセット解除信号s122(図2(k))を立ち上げ、該リセット解除信号s122が立ち上がると同時に、リセット信号保持手段121はリセット命令信号s120を立ち下げて、上記半導体回路の複数の被リセット回路141〜143を確実にリセットする。
【0034】
さらに、上述したリセット回路の動作説明においては、リセット端子入力リセット信号s100がサージ等のノイズ信号であり、その入力される信号のパルス幅が狭いため、上記リセット解除信号s122が立ち上がる前に、上記リセット開始信号s110が立ち下がるものであったが、例えば、図5に示すように、リセット端子入力リセット信号s100(図5(a))がパルス幅の広いリセット信号であって、上記リセット開始信号s110(図5(c))が立ち下がる前に、上記リセット解除信号s122(図5(k))が立ち上がる場合の動作について説明する。
【0035】
このような場合、上記リセット信号保持手段121に、上記リセット開始信号s110と、上記リセット解除信号s122とが同時に入力されていることとなり、上記リセット信号保持手段121においてどちらかの信号を優先させる必要がでてくる。このとき上記リセット回路において、上記リセット開始信号s110が入力されている間、上記複数の被リセット回路141〜143が各リセット信号s120a〜s120c(図5(e),(g),(i))によってリセットされ続ける必要がある場合、上記リセット信号保持手段121においてリセット解除信号s122よりリセット開始信号s110を優先させ、時刻t17でリセット解除信号s122(図5(k))が立ち上がっても、時刻t13でリセット開始信号s110が立ち下がるまではリセット命令信号s120(図5(d))を立ち下げないようにする。
【0036】
以上のように、本実施の形態1においては、サージなどのノイズ信号等、パルス幅が狭い信号がリセット端子100に入力され、該信号がフィルタ回路110で除去しきれずに通過してしまった場合でも、リセット信号制御回路120においてリセット開始信号s110の立ち上がりに対応させて、該リセット命令信号s120をHレベルとし、上記第1〜第3の被リセット回路141〜143から出力されたリセット完了信号s141〜s143を受け取り、すべての被リセット回路にリセットがかかったと確認してリセット解除信号s122を立ち上げるまで、該リセット命令信号s120をHレベルに保つようにしたので、上記第1〜第3の被リセット回路141〜143にリセットが部分的にかからないようにし、上記半導体回路内の複数の被リセット回路141〜143にリセットを確実にかけることが可能となる。
【0037】
なお、本実施の形態1では、すべての被リセット回路141〜143各々がリセット完了信号s141〜s143を出力する構成で説明したが、上記被リセット回路141〜143の中で、リセット動作が特に重要な少なくとも一つの被リセット回路のみリセット完了信号を出力するようにし、論理積手段122においてその論理積を求めてリセット解除信号s122を出力するようにすれば、上記半導体回路内のすべての被リセット回路おいてリセット完了信号を出力しない構成でも、上記半導体回路にリセットを確実にかけることが可能となり、特に、大規模な半導体回路では、このように構成することで半導体回路構成が小さくなるという効果がえられる。
【0038】
また、上述したように、複数の被リセット回路のうち、少なくとも一つの被リセット回路からリセット完了信号を出力するようにする場合に、該リセット完了信号を出力する被リセット回路を、上記複数の被リセット回路の中で寄生インピーダンスがより大きく、リセット命令信号s120の伝達が遅いものとすれば、その大きい寄生インピーダンスで波形がなまらされたリセット信号によって被リセット回路がリセットされてリセット完了信号が出力されるまで、上記リセット命令信号s120が立ち下がらないので、その半導体回路内の複数の被リセット回路にリセットを確実にかけることが可能となり、上述した同様の効果を得ることができる。
【0039】
なお、本実施の形態1においては、上記リセット信号制御回路120と上記被リセット回路141〜143との間に付随される寄生インピーダンス131〜133が配線の抵抗、容量等によるものである場合について説明したが、複数段のトランジスタによるものであっても、被リセット回路141〜143に入力される各リセット信号s120a〜s120cは同様に遅延する。
【0040】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施の形態2においては、半導体回路内の複数の被リセット回路のほかに、上記リセット信号のみによってリセットされ、上記リセット完了信号を出力するモニタ回路を備え、上記各被リセット回路からのすべてのリセット完了信号、及び上記モニタ回路からのリセット完了信号が出力されるまで、上記各被リセット回路をリセットさせるリセット命令信号を解除しないように制御するものである。
【0041】
まず、図6を用いて、本実施の形態2におけるリセット回路の構成について説明する。図6は、実施の形態2におけるリセット回路の構成を示す図である。本実施の形態2においても、従来例と同様、説明を容易にするため、半導体回路内にある複数の被リセット回路が3個であるとする。
【0042】
図6において、本実施の形態2におけるリセット回路は、リセット端子100と、フィルタ回路110と、リセット信号制御回路120と、第1〜第3の被リセット回路141〜143と、モニタ回路144とから構成されるものであり、上記リセット信号制御回路120と上記各被リセット回路141〜143及びモニタ回路144との間には、実施の形態1と同様、配線による抵抗性分や容量成分により発生する寄生インピーダンス131〜134が付随している。また、図6において、図1と同一のものには同符合を付し、ここでは説明を省略する。
【0043】
上記モニタ回路144は、例えば、データが入力されないD型フリップフロップ回路で構成され、リセット信号s120dによってのみ該モニタ回路144がリセットされ、そのNQ出力からリセット完了信号s144を上記リセット信号制御回路120に出力するものである。つまり、上記被リセット回路141〜143においては、リセット開始信号s110が出力されていなくても、その入力されるデータやカウンタによっては、リセット完了信号s141〜s143が出力される可能性があるので、本実施の形態2においては、リセット信号s120dの入力でしかリセット完了信号s144を出力しないモニタ回路144を備えるようにし、上記各被セット回路141〜143のいずれもがリセット信号s120a〜s120cの入力前にリセット完了信号s141〜s143が出力していても、上記各被リセット回路にリセットを確実にかけることができるようにしたものである。なお、上記モニタ回路は、D型フリップフロップ回路に限られるものではなく、回路にリセット命令信号が入力されるとリセット完了信号を出力し、該リセット命令信号が入力されなくなったときには一定時間後にリセット完了信号を出力しないようにする構成を有する回路であればよい。
【0044】
また、上記モニタ回路144の寄生インピーダンス134は、他の寄生インピーダンス131〜133よりも大きくなるようにし、該寄生インピーダンス144によって、上記リセット信号s120dが、他のリセット信号s120a〜s120cに比べて一番波形がなまり、伝達が遅くなるようにする。具体的に述べると、図6においては、上記モニタ回路144を、他の被リセット回路141〜143に比べて上記リセット信号制御回路120から配線距離が遠い位置に配置するようにする、等で実現できる。
【0045】
以下、上述のような構成を有する、本実施の形態2におけるリセット回路の動作について、図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態2におけるリセット回路の動作を説明する信号タイミング図である。また、従来例と同様、本実施の形態2においても、リセット端子100にサージ等のノイズ信号によるパルス幅の狭いリセット端子入力リセット信号s100(図7(a))が入力されるものとする。
【0046】
まず、時刻t11において、リセット端子100に入力された上記リセット端子入力リセット信号s100が立ち上がり、その立ち上がりに対して時刻t12に、ローパスフィルタ111を通過したローパスフィルタ出力信号s111(図7(b))がシュミットアンプ112のヒステリシスを構成する上側の閾値Vshh以上となり、フィルタ回路110から出力されるリセット開始信号s110(図7(c))がHレベルとなる。そして、時刻t13において、リセット端子入力リセット信号s100が立ち下がり、その立ち下がりに対して時刻t14で、ローパスフィルタ111を通過したローパスフィルタ出力リセット信号s111がシュミットアンプ112のヒステリシスを構成する下側の閾値Vshlのレベル以下となり、リセット開始信号s110のレベルがLレベルとなる。
【0047】
上記リセット信号保持手段121では、リセット開始信号s110が立ち上がる時刻t12から、リセット命令信号s120(図7(d))をHレベルに保ち始める。そして、該リセット命令信号s120は、従来例と同様、寄生インピーダンス131〜134において波形がなまらされて、図7(e),(g),(i),(k)に示される各リセット信号s120a〜s120dとなり、上記第1〜第3の被リセット回路141〜143、及びモニタ回路144に入力される。そして該各リセット信号s120a〜s120dは、上記各被リセット回路141〜143、及びモニタ回路144の内部動作のリセットを行う。
【0048】
各リセット信号s120a〜120dがリセット動作の閾値Vthを超え、該各被リセット回路141〜143、及びモニタ回路144がリセットされたことが検知されると、各被リセット回路141〜143及びモニタ回路144は、リセット完了信号s141〜s144を上記リセット信号制御回路120に出力する。つまり、時刻t15において第1の被リセット回路141からリセット完了信号s141(図7(f))が出力され、時刻t16において第2の被リセット回路からリセット完了信号s142(図7(h))が出力され、時刻t17において第3の被リセット回路143からリセット完了信号s143(図7(j))が出力される。
【0049】
そして、モニタ回路144から時刻t18にリセット完了信号s144(図7(l))が出力されると、上記リセット完了信号s141〜s144のすべてがHレベルとなり、論理積手段122はリセット解除信号s122(図7(m))を立ち上げ、該リセット解除信号s122が立ち上がると同時に、リセット信号保持手段121はリセット命令信号s120を立ち下げて、上記半導体回路の複数の被リセット回路141〜143を確実にリセットする。
【0050】
以上のように、本実施の形態2においては、半導体回路の複数の被リセット回路141〜143以外に、上記リセット信号s120dの入力でしかリセット完了信号s144を出力しないモニタ回路を備えるようにしたので、上記複数の被リセット回路141〜143のいずれもが、リセット信号s120a〜s120cの入力前にリセット完了信号s141〜s143を出力している場合でも、各被リセット回路を確実にリセットをかけることができる。また、上記モニタ回路144の寄生インピーダンス134を上記半導体回路内で一番大きいものとし、上記寄生インピーダンス134を介してモニタ回路144に入力される該リセット信号s120dが、上記リセット回路の中で一番波形のなまったリセット信号であるようにしたので、その大きい寄生インピーダンス144で波形がなまらされたリセット信号s120dによってモニタ回路144がリセットされてリセット完了信号s144が出力されるまで、上記リセット命令信号s120が立ち下がらないので、その半導体回路内の複数の被リセット回路141〜143にリセットをより確実にかけることが可能となる。
【0051】
また、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様、すべての被リセット回路141〜143が各々リセット完了信号s141〜s143を出力する構成で説明したが、上記被リセット回路141〜143の中で、リセット動作が特に重要な少なくとも一つの被リセット回路のみリセット完了信号を出力するようにし、論理積手段122において、上記重要な被リセット回路及びモニタ回路144から出力されるリセット完了信号の論理積を求めてリセット解除信号s122を出力するようにすれば、上記半導体回路内のすべての被リセット回路おいてリセット完了信号を出力しない構成でも、上記半導体回路にリセットを確実にかけることが可能となり、特に、大規模な半導体回路では、このように構成することで半導体回路構成が小さくなるという効果がえられる。
【0052】
さらに、本実施の形態2におけるリセット回路の動作説明では、各被リセット回路141〜143からのリセット完了信号s141〜s143とモニタ回路144からのリセット完了信号s144とを併用する構成について説明したが、上記寄生インピーダンス134が、他の寄生インピーダンス131〜134の中で一番大きく、上記モニタ回路144に入力されるリセット信号が、図7に示すように、上記複数の被リセット回路141〜143に入力されるリセット信号に比べて、確実に一番波形がなまって、伝達の遅いものであるならば、上記各被リセット回路141〜143からリセット完了信号s141〜s143を出力せず、上記モニタ回路144からのリセット完了信号s144のみを論理積手段122に出力するようにし、該リセット完了信号s144をリセット解除信号s122として使用してもよい。このように上記リセット回路を構成すれば、上述した同様の効果に加え、大規模な半導体回路においては、半導体回路構成をさらに小さくできるという効果がえられる。
【0053】
なお、本実施の形態2においては、上記リセット信号制御回路120と上記被リセット回路141〜143及びモニタ回路144との間に付随される寄生インピーダンス131〜134が配線の抵抗、容量等によるものである場合について説明したが、複数段のトランジスタによるものであっても、被リセット回路141〜143及びモニタ回路144に入力される各リセット信号s120a〜s120dは同様に遅延する。
【0054】
【発明の効果】
以上のことにより、本発明の請求項1に記載の半導体回路のリセット回路によれば、複数の被リセット回路を有する半導体回路のリセット回路において、リセット開始信号により活性化されるリセット命令信号によって、リセットされ、リセットが完了した旨を通知するリセット完了信号を出力する、N(Nは、N≧1の整数)個の被リセット回路と、上記リセット完了信号に基づいて、上記リセット命令信号を非活性化するタイミングを制御するリセット命令信号制御手段と、を備え、上記N個の被リセット回路は、上記リセット完了信号を、上記各被リセット回路が上記リセット命令信号によってリセットされると活性化し、上記リセット命令信号制御手段は、N個の上記リセット完了信号すべてが活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化するようにしたので、上記N個の被リセット回路すべてがリセットされるまで上記リセット命令信号を活性化させておくことができ、サージ等のノイズ信号が複数の被リセット回路に入力された場合でも、そのパルス幅が狭いために、上記リセット開始信号のパルス幅も狭くなって、複数の被リセット回路の内ある被リセット回路はリセットがかかり、他の被リセット回路にはリセットがかからなくなることを防止して、上記複数の被リセット回路にリセットを確実にかけることができる。
【0055】
また、本発明の請求項2に記載の半導体回路のリセット回路によれば、複数の被リセット回路を有する半導体回路のリセット回路において、リセット開始信号により活性化されるリセット命令信号によって、リセットされ、リセットが完了した旨を通知するリセット完了信号を出力する、N(Nは、N≧1の整数)個の被リセット回路と、上記リセット命令信号のみによって、リセットされ、上記リセット完了信号を出力するモニタ回路と、上記リセット完了信号に基づいて、上記リセット命令信号を非活性化するタイミングを制御するリセット命令信号制御手段と、を備え、上記N個の被リセット回路及びモニタ回路は、該各被リセット回路及びモニタ回路が上記リセット命令信号によってリセットされると、上記リセット完了信号を活性化し、上記リセット命令信号制御手段は、N+1個の上記リセット完了信号すべてが活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化するようにしたので、上記複数の被リセット回路のいずれもが、上記リセット信号の入力前にリセット完了信号を出力した場合においても、上記N個の被リセット回路にリセットを確実にかけることができる。
【0056】
また、本発明の請求項3によれば、請求項1または請求項2に記載の半導体回路のリセット回路において、上記N個の被リセット回路のうちの、リセットが重要なM(Mは、N>M≧1の整数)個の被リセット回路から、上記リセット完了信号を出力し、上記リセット命令信号制御手段は、M個の上記リセット完了信号すべてが活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化するようにしたので、上記N個の被リセット回路のうち、必要なM個の被リセット回路からのリセット完了信号で、上記リセット命令信号を制御し、上記M個の被リセット回路にリセットを確実にかけることができる。また、大規模な半導体回路では、このように構成することで半導体回路構成を小さくできる。
【0057】
また、本発明の請求項4に記載の半導体回路のリセット回路によれば、複数の被リセット回路を有する半導体回路のリセット回路において、リセット開始信号により活性化されるリセット命令信号によって、リセットされるN(Nは、N≧1の整数)個の被リセット回路と、上記N個の被リセット回路に比べて確実に一番遅いタイミングで、上記リセット命令信号のみによって、リセットされ、上記リセット完了信号を出力するモニタ回路と、上記リセット完了信号に基づいて、上記リセット命令信号を非活性化するタイミングを制御するリセット命令信号制御手段と、を備え、上記モニタ回路は、該モニタ回路が上記リセット命令信号によってリセットされると、上記リセット完了信号を活性化し、上記リセット命令信号制御手段は、上記リセット完了信号が活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化するようにしたので、上記N個の被リセット回路からはリセット完了信号を出力せず、上記モニタ回路からのリセット完了信号によって、上記リセット命令信号を制御して、上記N個の被リセット回路にリセットを確実にかけることができる。この結果、大規模な半導体回路においては、このように構成することで半導体回路構成をかなり小さくできる。
【0058】
また、本発明の請求項5によれば、請求項1、請求項2または請求項4のいずれかに記載の半導体回路のリセット回路において、上記命令信号制御手段は、上記リセット命令信号と、すべての上記リセット完了信号と、が同時に活性化されている場合、上記リセット開始信号が非活性化したときに上記リセット命令信号を非活性化するようにしたので、上記リセット命令信号が入力されている間、上記N個の被リセット回路がリセットされつづける必要があるリセット回路構成をとることができる。
【0059】
また、本発明の請求項6によれば、請求項1、請求項2または請求項4のいずれかに記載の半導体回路のリセット回路において、入力された信号の高周波成分を除去するフィルタ手段と、上記フィルタ手段から出力される信号の波形を整形するシュミットアンプ手段と、を備え、上記シュミットアンプ手段の出力を上記リセット開始信号とするようにしたので、上記リセット回路に誤って入力されたノイズ等を除去して、上記被リセット回路が、該ノイズ等でリセット動作されないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるリセット回路の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1のリセット回路において、サージ等のノイズ信号が入力された場合の信号タイミング図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるリセット回路の、被リセット回路の一具体例示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるリセット回路の、被リセット回路の一具体例示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態1のリセット回路において、パルス幅の長いリセット信号が入力された場合の信号タイミング図である。
【図6】本発明の実施の形態2におけるリセット回路の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態2のリセット回路において、サージ等のノイズ信号が入力された場合の信号タイミング図である。
【図8】従来におけるリセット回路の構成を示す図である。
【図9】従来におけるリセット回路において、サージ等のノイズ信号が入力された場合の信号タイミング図である。
【符号の説明】
100 リセット端子
110 フィルタ回路
111 ローパスフィルタ
112 シュミットアンプ
120 リセット信号制御回路
121 リセット信号保持手段
122 論理積手段
131、132、133、134 寄生インピーダンス
141、241 第1の被リセット回路
141a リセット付きD型フリップフロップ
141b Nビットカウンタ
142、242 第2の被リセット回路
143、243 第3の被リセット回路
144 モニタ回路

Claims (6)

  1. 複数の被リセット回路を有する半導体回路のリセット回路において、
    リセット開始信号により活性化されるリセット命令信号によって、リセットされ、リセットが完了した旨を通知するリセット完了信号を出力する、N(Nは、N≧1の整数)個の被リセット回路と、
    上記リセット完了信号に基づいて、上記リセット命令信号を非活性化するタイミングを制御するリセット命令信号制御手段と、を備え、
    上記N個の被リセット回路は、上記リセット完了信号を、上記各被リセット回路が上記リセット命令信号によってリセットされると活性化し、
    上記リセット命令信号制御手段は、N個の上記リセット完了信号すべてが活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化する、
    ことを特徴とする半導体回路のリセット回路。
  2. 複数の被リセット回路を有する半導体回路のリセット回路において、
    リセット開始信号により活性化されるリセット命令信号によって、リセットされ、リセットが完了した旨を通知するリセット完了信号を出力する、N(Nは、N≧1の整数)個の被リセット回路と、
    上記リセット命令信号のみによって、リセットされ、上記リセット完了信号を出力するモニタ回路と、
    上記リセット完了信号に基づいて、上記リセット命令信号を非活性化するタイミングを制御するリセット命令信号制御手段と、を備え、
    上記N個の被リセット回路及びモニタ回路は、該各被リセット回路及びモニタ回路が上記リセット命令信号によってリセットされると、上記リセット完了信号を活性化し、
    上記リセット命令信号制御手段は、N+1個の上記リセット完了信号すべてが活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化する、
    ことを特徴とする半導体回路のリセット回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半導体回路のリセット回路において、
    上記N個の被リセット回路のうちの、リセットが重要なM(Mは、N>M≧1の整数)個の被リセット回路から、上記リセット完了信号を出力し、
    上記リセット命令信号制御手段は、M個の上記リセット完了信号すべてが活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化する、
    ことを特徴とする半導体回路のリセット回路。
  4. 複数の被リセット回路を有する半導体回路のリセット回路において、
    リセット開始信号により活性化されるリセット命令信号によって、リセットされるN(Nは、N≧1の整数)個の被リセット回路と、
    上記N個の被リセット回路に比べて確実に一番遅いタイミングで、上記リセット命令信号のみによって、リセットされ、上記リセット完了信号を出力するモニタ回路と、
    上記リセット完了信号に基づいて、上記リセット命令信号を非活性化するタイミングを制御するリセット命令信号制御手段と、を備え、
    上記モニタ回路は、該モニタ回路が上記リセット命令信号によってリセットされると、上記リセット完了信号を活性化し、
    上記リセット命令信号制御手段は、上記リセット完了信号が活性化されると、上記リセット命令信号を非活性化する、
    ことを特徴とする半導体回路のリセット回路。
  5. 請求項1、請求項2または請求項4のいずれかに記載の半導体回路のリセット回路において、
    上記命令信号制御手段は、
    上記リセット命令信号と、すべての上記リセット完了信号と、が同時に活性化されている場合、上記リセット開始信号が非活性化したときに上記リセット命令信号を非活性化する、
    ことを特徴とする半導体回路のリセット回路。
  6. 請求項1、請求項2または請求項4のいずれかに記載の半導体回路のリセット回路において、
    入力された信号の高周波成分を除去するフィルタ手段と、
    上記フィルタ手段から出力される信号の波形を整形するシュミットアンプ手段と、を備え、
    上記シュミットアンプ手段の出力を上記リセット開始信号とする、
    ことを特徴とする半導体回路のリセット回路。
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