JP3585392B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力源としてエンジンと電動モータを選択的に切り換えられるパラレル式ハイブリッド車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パラレル式ハイブリッド車両として、エンジンの出力軸に連結した回転電機を備え、車両の加速時に回転電機に電力を供給してエンジンの出力を補助し、減速時および制動時にエンジンへの燃料供給を停止するとともに、回転電機を発電機として作動させて回生制動を行い、発生した電力で蓄電装置を充電するものがある。
【0003】
このようにして、減速時や制動時に車両の持つ運動エネルギを電気エネルギとして回収し、これを利用して加速時等に車両の加速性能を高めることにより、エンジンの燃料消費を節減している(特開平10−295002号公報、特開平10−252517号公報、特開平8−275305号公報、参照)。
【0004】
また、車輪を直接駆動する回転電機を備え、エンジンにより発電機を駆動するシリーズ式ハイブリッド車両があった(特開平10−313505号公報、参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のパラレル式ハイブリッド車両にあっては、回転電機がエンジンと常に同期して回転する構造のため、低速低負荷の運転領域でエンジンの運転を停止し回転電機のみの駆動力で走行することができず、回転電機の作動領域が限定されるという問題点があった。
【0006】
また、回転電機がエンジンの出力軸や車輪の駆動軸に直接に連結される構造にあっては、回転電機の回転を任意の減速比で伝達することができず、回転電機の仕様等が制限される。さらに、回転電機を設けるのにあたってフライホイールや車輪等に専用構造を設ける必要があり、製品のコストアップを招くという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、ハイブリッド車両において、回転電機の作動領域を拡大するとともに、製品のコストダウンがはかれることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、入力軸と出力軸の変速比を自動的に変えて動力を車輪の駆動系統に伝達可能とする自動変速機と、エンジンの出力軸と自動変速機の入力軸を自動的に断接する自動クラッチと、電動機と発電機を兼ねる回転電機の入出力軸と自動変速機の入力軸の間で動力を伝達する減速ギア装置とを備え、この減速ギア装置は回転電機の入出力軸に連結されるドライブギアと、自動変速機の入力軸に連結されるドリブンギアと、このドライブギアとドリブンギアに噛み合うアイドラギアとによって構成し、減速ギア装置が回転電機の入出力軸の回転を減速しかつ常に同期して自動変速機の入力軸に伝達する構成とし、回転電機のみによる走行からエンジンによる走行に切り換えるエンジンの始動時に、回転電機の駆動を停止し、自動変速機を入力軸から出力軸に回転を伝達しないニュートラル位置に切り換え、自動クラッチを接続し、回転電機を駆動してエンジンを起動する始動制御手段を備えるものとした。
【0012】
第2の発明は、第1の発明において、車両の減速走行時に回転電機により回生発電を行うモードと車両の減速走行時に回転電機により回生発電を行わないモードを選択する制動力指令スイッチをギア位置指令スイッチと独立して設け、
車両の減速走行時に回転電機により回生発電を行わないモードに設定されている場合も、車両の制動時に回転電機に回生発電をさせる構成としたことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
【0013】
第3の発明は、第1または第2の発明において、自動クラッチを接続して回転電機に回生発電させる急減速時回生制御手段と、自動クラッチを切って回転電機に回生発電させる緩減速時回生制御手段とを備えるものとした。
【0014】
【発明の作用および効果】
第1の発明において、回転電機が自動変速機の入力軸と常に同期して回転する構造のため、低速低負荷の運転領域でエンジンの運転を停止し回転電機のみの動力で走行することが可能となり、回転電機の作動領域が拡大し、燃費の低減、動力性能の向上、排気ガスの低減がはかれる。
【0015】
また、回転電機の回転を任意の減速比で車輪の駆動系に伝達することができ、回転電機の仕様に対する制限を小さくすることができる。さらに、回転電機を設けるのにあたってエンジンのフライホイールや車輪の駆動系に専用構造を設ける必要がなく、製品のコストダウンがはかれる。
【0016】
また、減速ギア装置が回転電機の入出力軸の回転を減速して自動変速機の入力軸に伝達することにより、回転電機の仕様に対する制限を小さくし、回転電機の小型化がはかれる。
【0018】
また、エンジンの始動時に自動変速機をニュートラル位置に切り換えかつ自動クラッチを接続した状態で回転電機を駆動することにより、エンジンを起動する専用のスタータモータが不要となる。
【0019】
第2の発明において、車両の減速走行時に回転電機により回生発電を行うモードに設定されている場合、車両の減速走行時に回転電機に回生発電をさせ、車両の運動エネルギを回収できる。
車両の減速走行時に回転電機により回生発電を行わないモードに設定されている場合、車両の減速走行時に回転電機に回生発電をさせない。
車両の減速走行時に回転電機により回生発電を行わないモードに設定されている場合も、車両の制動時に回転電機に回生発電をさせ、車両の運動エネルギを回収できる。
【0020】
第3の発明において、急減速時に自動クラッチを接続して回転電機に回生発電をさせることにより、エンジンのブレーキ効果と回転電機のブレーキ効果の両方によって減速が十分に行われる。一方、緩減速時に自動クラッチを切って回転電機に回生発電をさせることにより、回転電機のブレーキ効果のみによって減速が緩やかに行われる。この結果、回転電機に回生発電をさせる領域が拡大し、燃費の低減がはかれる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0022】
図1に示すように、車両のパワートレインは、エンジン1、自動クラッチ3、自動トランスミッション4を備え、エンジン1の出力がクラッチ3を介してトランスミッション4の入力軸41に伝えられ、トランスミッション4の出力軸42の回転が図示しないプロペラシャフトからデファレンシャルギアおよびドライブシャフトを介して左右の車輪に伝達される。
【0023】
エンジン1は燃料噴射ポンプ11から供給される燃料がシリンダで燃焼し、シリンダで往復動するピストンを介してその出力軸12を回転駆動する。エンジン制御ユニット10はエンジン回転センサ13の検出信号や後述するハイブリッド制御ユニット20からの要求情報信号に応じて燃料噴射ポンプ11からの燃料供給量を制御し、エンジン1の発生出力を調節する。
【0024】
自動クラッチ3はクラッチアクチュエータ31を介してエンジン出力軸12とトランスミッション入力軸41の接続と切り離しを自動的に行う。
【0025】
トランスミッション(本発明の自動変速機)4はギアシフトアクチュエータ43を介してその変速ギアの切り換えを自動的に行う。
【0026】
車両のパワートレインは、さらに、モータジェネレータ2と、モータジェネレータ2の回転をトランスミッション入力軸41に所定の回転比で伝達する減速ギア装置5とを備える。
【0027】
モータジェネレータ(本発明の回転電機)2は三相同期電動機または三相誘導電動機等の交流機であり、インバータ6によって駆動される。インバータ6は蓄電要素7に接続され、蓄電要素7の直流充電電力を交流電力に変換してモータジェネレータ2へ供給するとともに、モータジェネレータ2の交流発電電力を直流電力に変換して蓄電要素7に充電する。蓄電要素7は化学反応を用いた各種蓄電池や電気二重相キャパシタ電池が用いられる。なお、モータジェネレータ2は交流機に限らず直流電動機を用い、DC/DCコンバータによって駆動してもよい。
【0028】
減速ギア装置5はモータジェネレータ2の入出力軸21に連結されるドライブギア51と、トランスミッション入力軸41に連結されるドリブンギア53と、両者に噛み合うアイドラギア52とによって構成される。減速ギア装置5はモータジェネレータ2の駆動時にモータジェネレータ入出力軸21の回転を減速してトランスミッション入力軸41に伝達し、モータジェネレータ2の回生発電時にトランスミッション入力軸41の回転を増速してモータジェネレータ入出力軸21に伝達する。
【0029】
ハイブリッド制御ユニット20はギア位置指令スイッチ23、制動力指令スイッチ26、モード選択スイッチ24、トランスミッション出力軸42の回転センサ44、トランスミッション入力軸41の回転センサ54の各検出信号を入力するとともに、エンジン制御ユニット10からの情報信号に入力し、これらの信号に基づく運転条件に応じてクラッチアクチュエータ31、ギアシフトアクチュエータ43、インバータ6の作動を制御するとともに、エンジン制御ユニット10に要求情報信号を出力してエンジン1の運転を制御する。
【0030】
アクセル開度センサ22は運転者によって操作されるアクセルペダルの踏み込み量に基づいて要求される負荷を検出する。
【0031】
ギア位置指令スイッチ23は運転者によって操作されるギアチェンジレバーの操作位置に基づいて要求されるトランスミッション4のギア位置を検出する。
【0032】
制動力指令スイッチ26は運転者によって操作されるレバー位置に基づいて要求される回生発電電力(補助制動力)を検出する。
【0033】
モード選択スイッチ24は運転者によって操作されるレバー位置に基づいて要求されるモータジェネレータ2の補助動力量、トランスミッション4の変速パターン、回生発電電力を切り換える走行モードを検出する。
【0034】
エンジン制御ユニット10とハイブリッド制御ユニット20は通信回線を介して情報を送受信し、互いに協調制御が行われる。
【0035】
ハイブリッド制御ユニット20は車両の発進時および低速低負荷の運転領域にてエンジン1の運転を停止し自動クラッチ3を切った状態でモータジェネレータ2を駆動するモータ走行制御を行う。
【0036】
図3のフローチャートは車両の発進加速時におけるルーチンを示しており、ハイブリッド制御ユニット20において一定周期毎に実行される。
【0037】
これについて説明すると、まずステップ1で図示しないキースイッチがONになっていることを判定し、ステップ2に進んで蓄電要素7の蓄電量が所定値以上かどうかを判定する。この所定値はモータジェネレータ2のみによって発進加速に必要な蓄電量として予め設定する。
【0038】
ステップ2で蓄電量が十分にあると判定された場合、ステップ3に進んでモード選択スイッチ24を介して選択された走行モードを読み込む。
【0039】
続くステップ4で自動クラッチ3を介してエンジン出力軸12とトランスミッション入力軸41を切り離し、ステップ5でトランスミッション4を発進ギア位置に切り換えて、モータジェネレータ2のみによる発進の準備をする。
【0040】
続くステップ6でアクセル開度センサ22の検出信号に基づいてアクセルペダルが踏み込まれたことが判定されると、ステップ7、8に進んでモータジェネレータ2をアクセルペダルの踏み込み量に応じた出力で駆動する。こうしてモータジェネレータ2のみの動力による発進が行われる。
【0041】
一方、ステップ2でキースイッチがONとなった段階で蓄電量が十分にないと判定された場合、ステップ9に進んでエンジン1を始動する。このエンジン1の始動は、トランスミッション4をニュートラル位置に切り換え、自動クラッチ3を接続した状態で、モータジェネレータ2を駆動してエンジン1を起動する。
【0042】
続くステップ10でモード選択スイッチ24を介して選択された走行モードを読み込む。
【0043】
続くステップ11で自動クラッチ3を介してエンジン出力軸12とトランスミッション入力軸41を切り離し、ステップ12でトランスミッション4を発進ギア位置に切り換えて、エンジン1による発進の準備をする。
【0044】
続くステップ12でアクセル開度センサ22の検出信号に基づいてアクセルペダルが踏み込まれたことが判定されると、ステップ14に進んで自動クラッチ3を接続する。こうしてエンジン1による発進が行われる。
【0045】
図3のフローチャートは車両の加速巡航時におけるルーチンを示しており、ハイブリッド制御ユニット20において一定周期毎に実行される。
【0046】
これについて説明すると、まずステップ21でモータジェネレータ2のみによる加速中か、エンジン1による加速中かを判定する。
【0047】
ステップ21でエンジン1による加速中かを判定された場合、ステップ31に進んで予め設定された変速マップに基づき回転センサ44、回転センサ54の検出信号に応じてトランスミッション4のギア位置を算出し、ステップ32、33で自動クラッチ3とトランスミッション4を介して変速ギア位置の切り換えが自動的に行われる。
【0048】
ステップ21でモータジェネレータ2のみによる加速中と判定された場合、ステップ22に進んで予め設定されたマップに基づき回転センサ54、アクセル開度センサ22の検出信号に応じてモータジェネレータ2のみによる走行からエンジン1による走行に切り換えるタイミングを算出する。
【0049】
モータジェネレータ2のみによる走行からエンジン1による走行に切り換える場合、ステップ23〜30に進んでエンジン1を始動する。まず、ステップ23でモータジェネレータ2の駆動を停止し、ステップ24でトランスミッション4をニュートラル位置に切り換え、ステップ25で自動クラッチ3を接続し、ステップ26でモータジェネレータ2を駆動する。こうしてモータジェネレータ2によってエンジン1が起動される際、トランスミッション4をニュートラル位置にしているため、エンジン1の起動時に生じる反力が車輪に伝わることがなく、運転者に違和感を与えないで済む。
【0050】
続くステップ27でエンジン1の始動が完了したことが確認されたらステップ28に進んで自動クラッチ3の接続を解除し、ステップ29でトランスミッション4を予め設定されギア位置に切り換え、ステップ30で自動クラッチ3を接続する。こうしてエンジン1の動力が車輪に伝えられるようになると、ステップ31〜33に進んで運転条件に応じて変速ギア位置の切り換えが自動的に行われる。
【0051】
エンジン1の運転時でも、予め設定されたマップに基づき回転センサ54、アクセル開度センサ22の検出信号に応じてモータジェネレータ2を駆動し、モータジェネレータ2の駆動力によってエンジン1の駆動力をアシストする。これにより、車両の加速性能を高められる。
【0052】
制動力指令スイッチ26を介して車両の減速走行時にモータジェネレータ2により回生発電を行うモードに設定されている場合、ハイブリッド制御ユニット20は予め設定されたマップに基づきアクセル開度センサ22や回転センサ44等の検出信号に応じて減速条件を判定し、減速条件に応じてモータジェネレータ2による回生発電電力を制御し、急減速時に自動クラッチ3を接続してモータジェネレータ2に回生発電をさせ、緩減速時に自動クラッチ3を切ってモータジェネレータ2に回生発電をさせる。
【0053】
こうして急減速時に自動クラッチ3を接続してモータジェネレータ2に回生発電をさせることにより、エンジン1のブレーキ効果とモータジェネレータ2のブレーキ効果の両方によって減速が十分に行われる。一方、緩減速時に自動クラッチ3を切ってモータジェネレータ2に回生発電をさせることにより、モータジェネレータ2のブレーキ効果のみによって減速が緩やかに行われる。この結果、モータジェネレータ2に回生発電をさせる領域が拡大し、燃費の低減がはかれる。
【0054】
蓄電要素7の蓄電量が所定値を超えて低下した停車時に、自動クラッチ3を接続するとともに、トランスミッション4をニュートラル位置に切り換えてエンジン1を運転し、エンジン1の動力を減速ギア装置5を介してモータジェネレータ2に伝達し、モータジェネレータ2によって発電される電力をインバータ6を介して蓄電要素7に供給して充電する。
【0055】
蓄電要素7の蓄電量が所定値を超えて低下した車両の走行時に、自動クラッチ3を接続してエンジン1を運転し、エンジン1の動力をトランスミッション4を介して車輪に伝達するとともに、減速ギア装置5を介してモータジェネレータ2に伝達し、モータジェネレータ2によって発電される電力をインバータ6を介して蓄電要素7に供給して充電する。
【0056】
モータジェネレータ2が力行、発電を行わない車両の走行時、モータジェネレータ2はトランスミッション4の入力軸41とともに回転し、その慣性マスによりフライホイールの機能を果たす。
【0057】
以上のように、モータジェネレータ2がトランスミッション4の入力軸41と常に同期して回転する構造のため、低速低負荷の運転領域でエンジン1の運転を停止しモータジェネレータ2のみの駆動力で走行することができ、モータジェネレータ2の作動領域を拡大できる。
【0058】
また、減速ギア装置5はモータジェネレータ2の回転を任意の減速比でトランスミッション4の入力軸41の駆動系に伝達することができ、モータジェネレータ2の仕様に対する制限を小さくすることができる。さらに、モータジェネレータ2をパワートレインに設けるのにあたってエンジンのフライホイールや車輪の駆動系に専用構造を設ける必要がなく、製品のコストダウンがはかれる。
【0059】
次に図4に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0060】
ブレーキペダルの踏み込み量を検出する要求制動力検出センサ62と、車両のサービスブレーキの制動力を調節するブレーキアクチュエータ61と、要求制動力検出センサ62の検出信号に応じて車両のサービスブレーキの制動力を調節するブレーキアクチュエータ61とを備える。
【0061】
ブレーキ制御ユニット60とエンジン制御ユニット10とハイブリッド制御ユニット20は通信回線を介して情報を送受信し、互いに協調制御を行う。
【0062】
ブレーキ制御ユニット60はブレーキペダルが踏み込みまれるのに応じてブレーキアクチュエータ61を介してサービスブレーキを作動させるとともに、ハイブリッド制御ユニット20にモータジェネレータ2により回生発電を行う指令を送り、要求制動力に応じて回生発電電力を制御する。
【0063】
この場合、車両の減速走行時におけるモータジェネレータ2の回生発電電力を高められ、車両の運動エネルギを有効に回収することができ、サービスブレーキの負担を軽減できる。さらに、制動力指令スイッチ26を介して車両の減速走行時にモータジェネレータ2により回生発電を行わないモードに設定されている場合も、ブレーキペダルが踏み込みまれるのに伴ってモータジェネレータ2により回生発電が行われ、車両の運動エネルギを回収できる。
【0064】
ハイブリッド制御ユニット20はブレーキ制御ユニット60の要求信号に応じて制動条件を判定し、制動条件に応じてモータジェネレータ2による回生発電電力を制御するとともに、急制動時に自動クラッチ3を接続してモータジェネレータ2に回生発電をさせ、緩制動時に自動クラッチ3を切ってモータジェネレータ2に回生発電をさせる。
【0065】
こうして急制動時に自動クラッチ3を接続してモータジェネレータ2に回生発電をさせることにより、エンジン1のブレーキ効果とモータジェネレータ2のブレーキ効果の両方によって制動が十分に行われる。一方、自動クラッチ3を切ってモータジェネレータ2に回生発電をさせることにより、モータジェネレータ2のブレーキ効果のみによって制動が緩やかに行われる。この結果、モータジェネレータ2に回生発電させる領域が拡大し、燃費の低減がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステム図。
【図2】同じく発進時等における制御内容を示すフローチャート。
【図3】同じく加速・巡航時等における制御内容を示すフローチャート。
【図4】他の実施の形態を示すシステム図。
【符号の説明】
1 エンジン
2 モータジェネレータ(回転電機)
3 自動クラッチ
4 トランスミッション(自動変速機)
5 減速ギア装置(動力伝達機構)
6 インバータ
7 蓄電要素
10 エンジン制御ユニット
12 エンジン出力軸
13 エンジン回転センサ
20 ハイブリッド制御ユニット
21 モータジェネレータ入出力軸
23 ギア位置指令スイッチ
24 モード選択スイッチ
26 制動力指令スイッチ
41 トランスミッション入力軸
42 トランスミッション出力軸
44 トランスミッション出力軸の回転センサ
54 トランスミッション入力軸の回転センサ
60 ブレーキ制御ユニット
61 ブレーキアクチュエータ

Claims (3)

  1. 入力軸と出力軸の変速比を自動的に変えて動力を車輪の駆動系統に伝達可能とする自動変速機と、
    エンジンの出力軸と自動変速機の入力軸を自動的に断接する自動クラッチと、
    電動機と発電機を兼ねる回転電機の入出力軸と自動変速機の入力軸との間で動力を伝達する減速ギア装置とを備え、
    電動機と発電機を兼ねる回転電機の入出力軸と自動変速機の入力軸との間で動力を伝達する減速ギア装置とを備え、
    この減速ギア装置は回転電機の入出力軸に連結されるドライブギアと、自動変速機の入力軸に連結されるドリブンギアと、このドライブギアとドリブンギアに噛み合うアイドラギアとによって構成し、
    減速ギア装置が回転電機の入出力軸の回転を減速しかつ常に同期して自動変速機の入力軸に伝達する構成とし、
    回転電機のみによる走行からエンジンによる走行に切り換えるエンジンの始動時に、回転電機の駆動を停止し、自動変速機を入力軸から出力軸に回転を伝達しないニュートラル位置に切り換え、自動クラッチを接続し、回転電機を駆動してエンジンを起動する始動制御手段を備えたことを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 車両の減速走行時に回転電機により回生発電を行うモードと車両の減速走行時に回転電機により回生発電を行わないモードを選択する制動力指令スイッチをギア位置指令スイッチと独立して設け、
    車両の減速走行時に回転電機により回生発電を行わないモードに設定されている場合も、車両の制動時に回転電機に回生発電をさせる構成としたことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 自動クラッチを接続して回転電機に回生発電させる急減速時回生制御手段と、自動クラッチを切って回転電機に回生発電させる緩減速時回生制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両。
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