JP3583710B2 - Motorcycle headlamp mounting structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車の車体に装着されたカウリングに左右一対のヘッドランプを一体化したランプユニットを取り付けるヘッドランプ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車には、車体の前部を覆う状態に装着されたカウリングに、前方照明用の左右一対のヘッドランプが取り付けられたものがある。左右一対のヘッドランプは、左右一対の発光源が取り付けられたボディ部と、各発光源に対向するレンズ面で前面を覆うレンズ部とを結合して一体化したランプユニットに構成することが知られている(特願平11−270402 号参照)。このランプユニットは、ボディ部に設けた複数の取付部を、カウリングの背面側に形成された複数のマウント部にボルトで結合することによりカウリングに取り付けられ、この状態でランプユニットのレンズ面がカウリングの前面の一部を形成する。このランプユニットが取り付けられたカウリングは、車体に予め取り付けられたカウルブラケットに固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カウリングは、一般に合成樹脂製の大形の薄い型成形品であるから、形状が変形し易い。一方、ランプユニットは、左右一対のヘッドランプが一体化されて重量がかなり大きいものになる。
【0004】
ランプユニットをカウリングに取り付けるに際しては、重量の大きいランプユニットを一方の手で抱えて保持しながら、このランプユニットの取付孔を、形状が変形し易いカウリングのねじ孔に合致するよう位置合わせして、その位置合わせ状態を保持しながら、他方の手でボルトを取付孔に挿通してねじ孔にねじ込んでいる。したがって、取付孔のねじ孔への位置合わせ作業およびボルトのねじ込み作業は、手間がかかって能率も低い。
【0005】
特に、近年では、カウリングが左右のサイドカウルに2分割されたものや左右のサイドカウルとセンターカウルとに3分割されたものがあり、このようなカウリングの場合には、形状が変化しやすいために、ランプユニットの取り付けがさらに面倒になる。そこで、従来では、取付孔のねじ孔への位置合わせを容易にすることを目的として、取付孔をねじ孔よりも大きい長孔とすることも行われているが、ランプユニットは走行時の振動を長期間にわたり受けることから、長孔による位置ずれを発生しないように固定する必要がある。
【0006】
本発明は、前記従来の課題に鑑みなされたもので、ランプユニットの取付孔をカウリングのねじ孔に容易に位置合わせしてランプユニットをカウリングに迅速に取り付けることのできる自動二輪車のヘッドランプ取付構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る自動二輪車のヘッドランプ取付構造は、車体の前部に装着されたカウリングにランプユニットを取り付ける取付構造であって、前記カウリングと前記ランプユニットの一方にノックピンが、他方に、前記ノックピンに挿入されて前記ランプユニットを前記カウリングに仮止めするノック孔が設けられ、前記ランプユニットに前記締結部材が挿通される取付孔が形成された取付フランジが設けられ、この取付フランジの前記取付孔の近傍に前記ノックピンまたは前記ノック孔が形成され、前記ランプユニットが前記カウリングに前記仮止めされた状態で締結部材により締結されている。
【0008】
この自動二輪車のヘッドランプ取付構造は、ノックピンをノック孔に挿入することにより、例えば固定ねじのような締結部材の正確な位置合わせがなされるとともに、ランプユニットがカウリングに仮止めされ、この状態で、締結部材によりランプユニットをカウリングに固定できる。したがって、このヘッドランプ取付構造では、重量が大きいランプユニットであっても、このランプユニットを、変形し易いカウリングに対し容易に位置決めして迅速に取り付けることができる。
【0009】
また、本発明の好ましい実施形態においては、前記カウリングの内面の少なくとも2か所に、後方に突出する前記ノックピンが設けられている。この構成によれば、ランプユニットをカウリングに対しこれの後方から取り付けるに際して、ランプユニットの2個のノック孔にノックピンを挿入したとき、ノックピンを後方から視認できるので、ランプユニットがカウリングに仮止めされたのを確認できるから、そののちに、ランプユニットの手による保持を解除して締結部材の締結作業を容易に行うことができる。
【0010】
さらに、本発明の好ましい実施形態においては、前記ランプユニットに前記締結部材が挿通される取付フランジが設けられ、この取付フランジに前記ノックピンまたは前記ノック孔が形成されている。この構成によれば、共通の取付フランジに、締結部材が挿通される例えば取付孔と、ノックピンまたはノック孔とを設けるので、取付フランジの個数を少なくできるとともに、ノックピンおよびノック孔からなる位置決め手段の近傍に取付孔が存在するので、位置決め手段と取付孔との間の製造上の寸法誤差が小さくなるから、位置決めを確認したのちに固定ねじなどを取付孔に挿入し易い利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車のヘッドランプ取付構造を備えた自動二輪車の要部側面図であり、同図において、理解を容易にするために、カウリング1を2点鎖線で図示してある。この自動二輪車は、車体フレームFの前端のヘッドパイプ3に軸支されたステアリング軸2の回りに、前車輪(図示せず)を支持するフロントフォーク4が回転自在に装着されており、ステアリング軸2の上端部を支持するアッパブラケット15に固定されたハンドル7で操向するように構成されている。前記ヘッドパイプ3にはメインパイプ5およびダウンチューブ6が固定され、これらメインパイプ5およびダウンチューブ6にエンジン8が支持されている。
【0012】
この実施形態では、カウリング支持部材が、車体フレームFに連結されたカウルステー9と、このカウルステー9に連結されたサブステー10を備えており、このカウルステー9とサブステー10とは、既存のカウルブラケットを2分割したものに相当する構成を有している。このカウリング取付構造では、カウリング1にランプユニット11およびサイドミラー13をそれぞれ取り付けるとともに、そのカウリング1をサブステー10に取り付けて、サブ組立体14を予め造り、このサブ組立体14のサブステー10を、車体フレームFに固定されたカウルステー9に取り付ける構成になっている。
【0013】
カウルステー9は、図2に示すように、前後方向に延びる左右一対の支持パイプ部18,18の各々の前端部および前端近傍部が、左右方向に延びる連結パイプ部19および補助パイプ部20で互いに連結され、連結パイプ部19の中央部に、後方へ延びるセンターブラケット21が接合されている。このカウルステー9は、センターブラケット21の後端部をヘッドパイプ3の支持ブラケット30の外側に嵌め込むとともに、固定ねじ31A,31Aを、センターブラケット21の取付孔21a,21aおよび支持ブラケット30の取付孔3aに挿通させてナット32,32に螺合することにより、センターブラケット21がヘッドパイプ3に固定される。また、カウルステー9は、支持パイプ部18,18に設けた一対の取付片27に挿通させた固定ねじ31Bを、図1の車体フレームFのダウンチューブ6に設けた取付ブラケット34にねじ込むことにより、車体フレームFに固定されている。また、カウルステー9の連結パイプ部19には、サブステー10を取り付けるための支持板部22が設けられているとともに、連結パイプ部19における支持板部22の両側箇所にはそれぞれ位置決め突起24が所定間隔で取り付けられている。
【0014】
この実施形態では、図2に示すように、カウリング1が左右のサイドカウル38,39に2分割されており、この両サイドカウル38,39は左右対称の形状を有している。各サイドカウル38,39には、前端上面部にサイドミラー13(図1)の取付凹所41,41が設けられているとともに、各取付凹所41,41の近傍箇所には、ウインドシールド(図1)17をねじ止めするための一対ずつの取付孔36,36が形成されている。また、各サイドカウル38,39には、内面側の上下箇所に取付ブラケット(右側のサイドカウル39のみ図示)42,43が一体に突設されているとともに、上方の取付ブラケット42には、取付孔42aと小径のノック孔42bとが形成され、下方の取付ブラケット43には、後方へ向け突出するノックピン43bと取付孔43aとが上下に位置する配置で設けられている。なお、後述するが、各取付ブラケット42,43の前面側には、取付孔42a,43aに合致する配置で溶接ナット部が設けられている。
【0015】
上記サブステー10は、これの本体部分10aに、カウルステー9の支持板部22にねじ止めするための一対の取付孔10b,10bが形成されている。また、本体部分10aの両端部には、ミラー支持部10c,10cが設けられ、各ミラー支持部10c,10cには、それぞれ一対の雌ねじ部材37,37が固着されている。
【0016】
つぎに、上述したサブ組立体14の組立手順について説明する。図2の両サイドカウル38,39の各々の取付凹所41に設けた一対の挿通孔36に、サブステー10のミラー支持部10c,10cの雌ねじ部材37,37を下方から挿通し、図1のサイドミラー13の下部を図2の取付凹所41に嵌め込み、固定ねじ(図示せず)を雌ねじ部材37にねじ込む。これにより、両サイドカウル38,39およびサイドミラー13が、サブステー10に取り付けられる。さらに、サブステー10に取り付けられた両サイドカウル38,39の各々の前方下部には、センターカウル12が固定ねじ31D、ワッシャ48およびゴムナット49を用いて取り付けられる。さらに、両サイドカウル38,39の各々の前方上部には、透明または薄く着色されたウインドシールド17(図1)が、センターカウル12と同様の固定手段を用いて、複数の取付孔25に取り付けられる。最後に、両サイドカウル38,39にランプユニット11が取り付けられて、サブ組立体14が組み上がる。このランプユニット11の取り付けについては後述する。さらに、サブ組立体14のサブステー10がカウルステー9に固定され、且つ両サイドカウル38,39が車体に固定されるが、これについても後述する。
【0017】
図3(a)〜(c)はそれぞれランプユニット11の部分切断平面図、正面図および右側面図を示し、図4はカウリングとの取付位置関係を対応させて示したランプユニット11の背面図である。図3(a)〜(c)に示すランプユニット11は、2個のヘッドランプ40,40が一体に組み込まれた2灯式のもので、左右2つのレンズ面44,44を有する前側のレンズ部45と、このレンズ部45に結合された後側のボディ部46とからなる。図3(a)のボディ部46には、各ヘッドランプ40,40に対応して発光源35が取り付けられている。
【0018】
また、ボディ部46の上部には、図4に示すように、上部の両角部にそれぞれ上部取付フランジ52,52が上方に突設されているとともに、ボディ部46の下部には、その両角部にそれぞれ下部取付フランジ53,53が側方に突設されている。図3(b)に示すように、上部取付フランジ52,52には、取付孔52a,52aと前方に突出するノックピン54,54とが形成されている。一方、下部取付フランジ53,53には、取付孔53a,53aとノック孔57,57とが形成されている。図4に示す上部取付フランジ52,52のノックピン54,54がサイドカウル38,39の上方の取付ブラケット42,42のノック孔42b,42bに挿入され、上部取付フランジ52,52の取付孔52a,52aが、取付ブラケット42,42の取付孔42a,42aに合致される。下部取付フランジ53,53のノック孔57,57には、サイドカウル38,39の下方の取付ブラケット43,43に設けた後方に突出するノックピン43b,43bが挿入され、下部取付フランジ53,53の取付孔53a,53aが取付ブラケット43,43の取付孔43a,43aに合致される。さらに、ボディ部46には、上端面における両上部取付フランジ52,52の間の箇所に、図1のカウルステー9の位置決め突起24が挿入される図4の挿入孔59,59を有する2つの掛止片58,58が上方に突設されている。
【0019】
図5は左サイドカウル38の上部の取付ブラケット42に沿って切断した水平断面図、図6(a)は左サイドカウル38の下部の取付ブラケット43に沿って切断した水平断面図、図6(b)は図6(a)のB−B線断面図である。図5および図6の取付ブラケット42,43には、それぞれ溶接ナット部50を有するU字形金具51が、溶接ナット部50を取付孔42a,43aに合致させた配置で嵌着されている。
【0020】
つぎに、図2のランプユニット11を、両サイドカウル38,39とサブステー10により一体化されてなるカウリング1に取り付ける手順について説明する。作業員は、ランプユニット11を手で保持しながら、下部両側のノック孔57,57にカウリング1のノックピン43b,43bを挿入させるようにカウリング1に対し後方側から位置決めする。ここで、作業員は、図6(b)に示すように、2本のノックピン43b,43bの各々のピン頭部がノック孔57,57から出ているのを視認したときに、ランプユニット11がカウリング1に2箇所で仮止めされたのを確認して、ランプユニット11の保持を解除でき、以後の取付作業を容易に行える。なお、ノックピン43b,43bをランプユニット11の取付フランジ53と異なる色に着色しておけば、仮止め状態を一層容易に視認できる。
【0021】
このとき、図4のランプユニット11の上部両側のノックピン54,54は、下方のノックピン43b,43bのノック孔57,57への挿通による位置決めにより、図5に示すように、カウリング1のノック孔42b,42bに確実に挿通される。それと同時に、図2に示すランプユニット11の下部両側の取付孔53a,53aはカウリング1の取付孔43a,43aに、上部両側の取付孔52a,52aはカウリング1の取付孔42a,42aにそれぞれ正確に合致している。この状態で、固定ねじ31E,31Fを、合致した取付孔53a,43a、52a,42aを挿通して溶接ナット部50(図5)にねじ込むことにより、ランプユニット11が両サイドカウル38,39に取り付けられる。この固定ねじ31E,31Fの締結に際しては、ランプユニット11がカウリング1に上述のように確実に仮止めされていることから、ランプユニット11を保持する必要がなく、ランプユニット11を軽くカウリング1に押し付けるだけでよいので、容易にねじ込み作業を行える。前記固定ねじ31E,31Fが本発明の締結部材を構成する。
【0022】
したがって、このヘッドランプ取付構造では、左右一対のヘッドランプ40,40が一体化されて重量が大きくなったランプユニット11であっても、このランプユニット11を、変化し易いカウリング1に対し容易に位置決めして迅速に取り付けることができる。また、図3(b)に示す上部取付フランジ52,52には取付孔52a,52aとノックピン54,54とが形成され、下部取付フランジ53,53には取付孔53a,53aとノック孔57,57とが形成されているので、各取付孔およびノックピンに1つずつ取付フランジを割り当てる場合と比べて、形成する取付フランジの個数を少なくできる利点がある。さらに、図4に示すランプユニット11の取付孔52a,53aとカウリング1の取付孔42a,43aとは、ノックピン43b,54がノック孔57,42bに挿入することによって正確に合致されるから、従来のように大きめに形成する必要がない。これにより、ランプユニット11は、走行時の振動を長期間にわたり受けた場合にもカウリング1に保持され、位置ずれが抑制される。
【0023】
上述のようにして図2のカウリング1にランプユニット11が取り付けられたサブ組立体14は、以下のようにして車体フレームFに取り付けられる。すなわち、サブ組立体14は、先ず、ランプユニット11の上部の一対の掛止片58,58の各挿入孔59,59に、カウルステー9の位置決め突起24,24を挿入させることにより、カウルステー9に対し仮止めされる。このサブ組立体14を保持する必要がなくなった状態で、サブ組立体14のサブステー10は、図2の一対の取付孔10b,10bに嵌め込んだカラー60およびゴム製のグロメット(防振部材)61に、固定部材である固定ねじ31Gを挿通してカウルステー9のねじ孔66にねじ込むことにより、カウルステー9にねじ止めされる。
【0024】
こうして、サブ組立体14が防振用のグロメット61を介してカウルステー9に連結されるので、主としてエンジン振動による車体振動がカウルステー9に伝達されても、この車体振動はグロメット61により吸収されて、カウリング1およびランプユニット11に伝達されるのが抑制されるので、ランプユニット11がカウリング1に保持され、位置ずれがさらに効果的に抑制される。
【0025】
また、各サイドカウル38,39の中央部は、取付孔62と、図1に示すラジエータ63に一対の固定ねじ64,64で固定されたラジエータカバー67の雌ねじ部68とを位置合わせして、固定ねじ(図示せず)を雌ねじ部68にねじ込むことにより、固定される。さらに、図2の各サイドカウル38,39の後端部は、その取付孔69と、カウルステー9の後端部の挿通孔29とを位置合わせして、固定ねじ(図示せず)をカウルステー9の溶接ナット部(図示せず)にねじ込むことにより、固定される。これにより、サブ組立体14のカウルステー9への取り付けが完了する。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る自動二輪車のヘッドランプ取付構造は、ノックピンをノック孔に挿入することにより、締結部材の正確な位置合わせがなされるとともに、ランプユニットをカウリングに仮止めでき、この状態において、締結部材によりランプユニットをカウリングに固定できる。したがって、このヘッドランプ取付構造では、重量が大きいランプユニットであっても、このランプユニットを、カウリングに対し容易に位置決めして迅速に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動二輪車のヘッドランプ取付構造を装着した自動二輪車の要部側面図である。
【図2】同上のヘッドランプ取付構造を示す分解斜視図である。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ同上のヘッドランプ取付構造におけるランプユニットを示す一部切断平面図、正面図および右側面図である、
【図4】同上のランプユニットをカウリングに取り付けた状態を示す背面図である。
【図5】同上のヘッドランプ取付構造における左サイドカウルの上部取付ブラケットに沿って切断した水平断面図である。
【図6】(a)同上の左サイドカウルの下部取付ブラケット3に沿って切断した水平断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1…カウリング、11…ランプユニット、42b,57…ノック孔、43b,54…ノックピン、52,53…取付フランジ、31E,31F…固定ねじ(締結部材)、F…車体フレーム(車体)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a headlamp mounting structure for mounting a lamp unit in which a pair of left and right headlamps are integrated with a cowling mounted on a motorcycle body.
[0002]
[Prior art]
Some motorcycles have a pair of left and right headlamps for front illumination mounted on a cowling mounted to cover a front part of a vehicle body. It is known that a pair of left and right headlamps is formed as an integrated lamp unit by combining a body portion to which a pair of left and right light emitting sources are attached, and a lens portion covering the front surface with a lens surface facing each light emitting source. (See Japanese Patent Application No. 11-270402). The lamp unit is mounted on the cowling by connecting a plurality of mounting portions provided on the body portion to a plurality of mounting portions formed on the back side of the cowling with bolts, and in this state, the lens surface of the lamp unit is mounted on the cowling. Forming part of the front face of The cowling to which the lamp unit is attached is fixed to a cowl bracket previously attached to the vehicle body.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since the cowling is generally a large thin molded product made of synthetic resin, the shape is easily deformed. On the other hand, the lamp unit has a considerably large weight because a pair of left and right headlamps are integrated.
[0004]
When attaching the lamp unit to the cowling, hold the heavy lamp unit with one hand and align the mounting holes of this lamp unit with the screw holes of the cowling, whose shape is easily deformed. While maintaining the alignment, the bolt is inserted into the mounting hole with the other hand and screwed into the screw hole. Therefore, the work of positioning the mounting hole in the screw hole and the work of screwing the bolt are time-consuming and inefficient.
[0005]
In particular, in recent years, there has been a cowling divided into two parts into left and right side cowls and a part divided into three parts into left and right side cowls and a center cowl. In the case of such a cowling, the shape tends to change. In addition, the mounting of the lamp unit is more troublesome. Therefore, conventionally, for the purpose of facilitating the alignment of the mounting hole with the screw hole, the mounting hole is also made to be a long hole larger than the screw hole. Is required for a long period of time, it is necessary to fix it so as not to generate a positional shift due to the long hole.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and has a headlamp mounting structure for a motorcycle in which a mounting hole of a lamp unit can be easily aligned with a screw hole of a cowling and the lamp unit can be quickly mounted on the cowling. The purpose is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a motorcycle headlamp mounting structure according to the present invention is a mounting structure for mounting a lamp unit on a cowling mounted on a front portion of a vehicle body, and is provided on one of the cowling and the lamp unit. On the other hand, a knock hole is provided on the other side, which is inserted into the knock pin and temporarily fixes the lamp unit to the cowling, and a mounting flange formed with a mounting hole through which the fastening member is inserted is provided in the lamp unit. The knock pin or the knock hole is formed in the vicinity of the mounting hole of the mounting flange, and the lamp unit is fastened to the cowling by a fastening member while being temporarily fixed to the cowling.
[0008]
In this motorcycle headlamp mounting structure, by inserting a knock pin into a knock hole, accurate positioning of a fastening member such as a fixing screw is performed, and a lamp unit is temporarily fixed to a cowling. The lamp unit can be fixed to the cowling by the fastening member. Therefore, in the headlamp mounting structure, even if the lamp unit is heavy, the lamp unit can be easily positioned and quickly mounted on the easily deformable cowling.
[0009]
In a preferred embodiment of the present invention, the knock pin protruding rearward is provided at least at two places on the inner surface of the cowling. According to this configuration, when the lamp unit is attached to the cowling from behind, when the knock pins are inserted into the two knock holes of the lamp unit, the knock pins can be visually recognized from the rear, so that the lamp unit is temporarily fixed to the cowling. After that, the holding of the lamp unit by hand can be released and the fastening operation of the fastening member can be easily performed.
[0010]
Furthermore, in a preferred embodiment of the present invention, a mounting flange through which the fastening member is inserted is provided in the lamp unit, and the knock pin or the knock hole is formed in the mounting flange. According to this configuration, since the common mounting flange is provided with, for example, a mounting hole through which the fastening member is inserted and the knock pin or the knock hole, the number of mounting flanges can be reduced, and the positioning means including the knock pin and the knock hole is provided. Since the mounting hole is present in the vicinity, a dimensional error in manufacturing between the positioning means and the mounting hole is reduced. Therefore, there is an advantage that it is easy to insert a fixing screw or the like into the mounting hole after confirming the positioning.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view of a main part of a motorcycle having a motorcycle headlamp mounting structure according to an embodiment of the present invention. In FIG. Is shown in FIG. In this motorcycle, a front fork 4 supporting a front wheel (not shown) is rotatably mounted around a
[0012]
In this embodiment, the cowling support member includes a cowl stay 9 connected to the vehicle body frame F, and a sub stay 10 connected to the cowl stay 9. It has a configuration corresponding to the divided one. In this cowling mounting structure, a
[0013]
As shown in FIG. 2, the cowl stay 9 has a pair of left and
[0014]
In this embodiment, as shown in FIG. 2, the
[0015]
The sub stay 10 has a main body 10a formed with a pair of mounting holes 10b, 10b for screwing to the
[0016]
Next, the procedure for assembling the sub-assembly 14 will be described. The
[0017]
3 (a) to 3 (c) show a partially cut plan view, a front view and a right side view of the
[0018]
As shown in FIG. 4, upper mounting
[0019]
FIG. 5 is a horizontal sectional view taken along the upper mounting
[0020]
Next, a procedure for attaching the
[0021]
At this time, the knock pins 54 on both sides of the upper part of the
[0022]
Therefore, in the headlamp mounting structure, even if the pair of left and
[0023]
The sub-assembly 14, in which the
[0024]
In this way, since the sub-assembly 14 is connected to the cowl stay 9 via the vibration damping grommet 61, even if the vehicle body vibration mainly due to engine vibration is transmitted to the cowl stay 9, the vehicle body vibration is absorbed by the grommet 61, Since the transmission to the
[0025]
The center of each
[0026]
【The invention's effect】
As described above, the motorcycle headlamp mounting structure according to the present invention can accurately align the fastening member by inserting the knock pin into the knock hole, and can temporarily fix the lamp unit to the cowling, In this state, the lamp unit can be fixed to the cowling by the fastening member. Therefore, in the headlamp mounting structure, even if the lamp unit is heavy in weight, the lamp unit can be easily positioned on the cowling and quickly mounted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a main part of a motorcycle equipped with a motorcycle headlamp mounting structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing the headlamp mounting structure according to the first embodiment.
FIGS. 3A to 3C are a partially cut plan view, a front view, and a right side view, respectively, showing a lamp unit in the headlamp mounting structure according to the first embodiment.
FIG. 4 is a rear view showing a state where the lamp unit is attached to a cowling.
FIG. 5 is a horizontal cross-sectional view of the left side cowl in the headlamp mounting structure according to the first embodiment, taken along an upper mounting bracket.
6A is a horizontal cross-sectional view of the left side cowl of the above, cut along the lower mounting bracket 3, and FIG. 6B is a cross-sectional view taken along line BB of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記カウリングと前記ランプユニットの一方にノックピンが、他方に、前記ノックピンに挿入されて前記ランプユニットを前記カウリングに仮止めするノック孔が設けられ、
前記ランプユニットに前記締結部材が挿通される取付孔が形成された取付フランジが設けられ、この取付フランジの前記取付孔の近傍に前記ノックピンまたは前記ノック孔が形成され、
前記ランプユニットが前記カウリングに前記仮止めされた状態で前記締結部材により締結されている自動二輪車のヘッドランプ取付構造。A headlamp mounting structure for mounting a lamp unit on a cowling mounted on the front of the vehicle body,
A knock pin is provided on one of the cowling and the lamp unit, and on the other, a knock hole is provided which is inserted into the knock pin and temporarily fixes the lamp unit to the cowling,
A mounting flange provided with a mounting hole through which the fastening member is inserted in the lamp unit is provided, and the knock pin or the knock hole is formed near the mounting hole of the mounting flange,
A headlamp mounting structure for a motorcycle, wherein the lamp unit is fastened to the cowling by the fastening member while being temporarily fixed to the cowling.
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