JP3583536B2 - 空調機、空調システムおよびその制御方法 - Google Patents

空調機、空調システムおよびその制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空調機、空調システムおよびその制御方法に係り、特に空調システムの制御対象である室温、給気温度などの制御対象を制御しつつ、空調システムの還水温度を一定に制御することが可能な空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、地域熱供給設備では、熱源設備から送られた地域熱媒を需用家側に直接供給するために、ブリードイン方式が採用されている。このブリードイン方式では、需用者が利用した後の熱媒の一部を、混合弁などで送られてきた熱媒と混合して、需要家設備に供給する方式である。かかるブリードイン方式を水熱源型地域熱供給システムに適用する場合には、還水温度が変動することが知られている。還水温度の変動を熱源設備で吸収できない場合には、往水温度を高温側にシフトさせる原因となっている。従って、ブリードイン方式の水熱源型地域熱供給システムでは、還水温度を検出し、往水温度設定値のカスケード制御を行うことにより、還水温度が一定になるようにシステム制御を行っている。
【0003】
また、空調機においても、風導内の送風温度分布を均一化したり、空調機コイルの結露を防止するために、ブリードイン方式が採用されている。このブリードイン方式では、空調機の熱交換器内の水循環流量を一定に保持しつつ、往水量を操作して、給気温度や室温などの制御対象量を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなブリードイン方式では、送水温度(空調機などの負荷に供給される熱源水の温度)が一様に操作されるので、空調系統間で熱負荷割合(設計最大熱負荷に対する現在の熱負荷)にばらつきがある場合、熱負荷割合が大きな系統では負荷が処理できない系統が発生するという問題があった。
【0005】
また、各建物の中央熱源受け入れ設備において、還水と地域熱供給往水を混合することになり、有効エネルギーの低下を招き、個別建物内(需要家設備内)の送水搬送動力を増大させるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、空調システムの制御対象である室温、給気温度などの制御対象を制御しつつ、還水温度を一定(すなわち、往還水温度差を一定)に制御することにより、搬送動力を低減し、有効エネルギーの利用率を向上させることが可能な新規かつ改良された空調機、空調システムおよびその制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、熱源システムから往水配管により往水される冷水または温水を熱交換器により給気空気と熱交換して還水配管により熱源システムに還水する空調システムの制御方法が提供される。この空調システムの制御方法は、請求項1に記載のように、熱交換器出口から還水配管に戻される還水温度を検出して、その還水温度に応じて、熱源システムから往水配管を介して熱交換器へ供給される往水量を操作し、当該空調システムの制御対象量を検出し、その検出値に応じて、還水の一部を熱交換器入口に供給することにより熱交換器内の循環流量を操作して、制御対象量を目標値に制御するとともに、熱源システムへの還水温度を一定値に制御することを特徴としている。なお、この空調システムにより制御される制御対象量は、請求項2に記載のように、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度とすることが好ましい。
【0008】
また、本発明の第2の観点によれば、水対空気熱交換器(102、202)を内蔵し、熱源から往水配管(104、204)により往水される冷水または温水を水対空気熱交換器(102、202)により給気空気(SA)と熱交換して還水配管(106、206)により熱源システムに還水する空調機が提供される。この空調機は、請求項3に記載のように、往水配管(104、204)と水対空気熱交換器入口(102a、202a)を結ぶ往水分岐管(104a、204a)と、還水配管(106、206)と水対空気熱交換器出口(102b、202a)とを結ぶ還水分岐管(106a、206b)とを連結して、還水の一部を往水に戻す循環路(110、210)と、循環路(110、210)内の流量を調整する循環流量操作手段(112、212)と、水対空気熱交換器入口(102a、202a)への往水流入量を操作する往水流入量操作手段(108、208)と、水対空気熱交換器出口(102b、202b)からの還水温度を検出する還水温度検出手段(114、214)と、当該空調機の制御対象量を検出する制御対象量検出手段(116、216)と、還水温度検出手段(114、214)により検出された還水温度に応じて往水流入量操作手段(108、208)を駆動し、制御対象量検出手段(116、216)により検出された制御対象量に応じて循環流量操作手段(112、212)を駆動することにより、制御対象量を目標値に制御するとともに、還水温度を設定値に制御する制御手段(118a、118b、218a、218b)とを備えたことを特徴としている。なお、往水流入量操作手段としては、請求項4に記載のように、往水分岐路(204a)と循環路(210)との結合部に設置されて、往水流入量と還水流入量との割合を操作する三方弁(208)を使用することもできる。
【0009】
また本発明の第3の観点によれば、水対空気熱交換器(302、402)を内蔵し、熱源から往水配管(304、404)により往水される冷水または温水を水対空気熱交換器(302、402)により給気空気(SA)と熱交換して還水配管(306、406)により熱源システムに還水する空調機が提供される。この空調機は、請求項5に記載のように、往水配管(304、404)と水対空気熱交換器入口(302a、402a)を結ぶ往水分岐管(304a、404a)と、還水配管(306、406)と水対空気熱交換器出口(302b、402b)とを結ぶ還水分岐管(306a、406a)とを連結して、還水の一部を往水に戻す循環路(310、410)と、循環路(310、410)内の流量を調整する循環流量操作手段(312、412)と、水対空気熱交換器出口(302b、402b)からの還水流出量を操作する還水流出量操作手段(308、408)と、水対空気熱交換器出口(302b、402b)からの還水温度を検出する還水温度検出手段(314、414)と、当該空調機の制御対象量を検出する制御対象量検出手段(316、416)と、還水温度検出手段(314、414)により検出された還水温度に応じて還水流出量操作手段(308、408)を駆動し、制御対象量検出手段(316、416)により検出された制御対象量に応じて循環流量操作手段(312、412)を駆動することにより、制御対象量を目標値に制御するとともに、還水温度を一定に制御する制御手段(318a、318b、418a、418b)とを備えたことを特徴としている。なお、還水流出量操作手段として、請求項6に記載のように、還水分岐路(406a)と循環路(410)との結合部に設置される三方弁(408)を使用することもできる。
【0010】
なお、請求項8に示すように、上記第2および第3の観点にかかる空調機において、循環路(110、210、310、410)内の流量に応じて、還水温度設定値を操作することが好ましい。また、請求項9に示すように、上記第2および第3の観点にかかる空調機において、制御対象量として、空調空間内の温度、および/または空調空間への給気温度を設定することが好ましい。
【0011】
また、本発明の第4の観点によれば、熱源から冷水または温水を往水する主往水配管(502、602)と還水を熱源に戻す主還水配管(504、604)と、主往水配管(502、604)から分岐する分岐往水配管(502a、602a)と主還水配管(504、604)から分岐する分岐還水配管(504a、604a)と、分岐往水配管(502a、602a)と分岐還水配管(504a、604a)に対して並列に接続された、水対熱交換器(508(1)…508(n)、608(1)…608(n))を内蔵する複数の空調機(506(1)…506(n)、606(1)…606(n))とを備えた空調システムが提供される。この空調システムは、請求項9に記載のように、接続されたすべての空調機(506(1)…506(n)、606(1)…606(n))よりも上流側の分岐往水配管(502a、602a)と接続されたすべての空調機(506(1)…506(n)、606(1)…606(n))よりも下流側の分岐還水配管(502b、602b)とを連結して、還水の一部を往水に戻す循環路(510、610)と、循環路(510、610)内の流量を調整する循環流量操作手段(512、612)と、分岐往水配管(502a、602a)への往水流入量を操作する往水流入量操作手段(514、614)と、分岐還水配管(504a、604a)の還水温度を検出する還水温度検出手段(516、616)と、空調機(506(1)…506(n)、606(1)…606(n))の制御対象量を検出する制御対象量検出手段(518、618)と、還水温度検出手段(516、616)により検出された完遂温度に応じて往水流入量操作手段(514、614)を駆動し、制御対象量検出手段(518、618)により検出された制御対象量に応じて循環流量操作手段(512、612)を駆動することにより、制御対象量を目標値に制御するとともに、還水温度を設定値に制御する制御手段(520a、520b、620a、620b)とを備えたことを特徴としている。なお、請求項10に記載のように、往水流入量操作手段として、分岐往水分岐路(602a)と循環路(610)との結合部に設置されて、往水流入量と還水流入量との割合を操作する三方弁(614)を使用することも可能である。
【0012】
また、本発明の第5の観点によれば、熱源から冷水または温水を往水する主往水配管(702、802)と還水を熱源に戻す主還水配管(704、804)と、主往水配管(702、804)から分岐する分岐往水配管(702a、802a)と主還水配管(704、804)から分岐する分岐還水配管(704a、804a)と、分岐往水配管(702a、802a)と分岐還水配管(704a、804a)に対して並列に接続された、水対熱交換器(708(1)…708(n)、808(1)…808(n))を内蔵する複数の空調機(706(1)…706(n)、806(1)…806(n))とを備えた空調システムが提供される。この空調システムは、請求項11に記載のように、接続されたすべての空調機(706(1)…706(n)、806(1)…806(n))よりも上流側の分岐往水配管(702a、702a)と接続されたすべての空調機(706(1)…706(n)、806(1)…806(n))よりも下流側の分岐還水配管(702b、802b)とを連結して、還水の一部を往水に戻す循環路(710、810)と、循環路(710、810)内の流量を調整する循環流量操作手段(712、812)と、分岐還水配管(704a、804a)の還水流出量を操作する還水流出量操作手段(714、814)と、分岐還水配管(704a、804a)の還水温度を検出する還水温度検出手段(716、816)と、空調機(706(1)…706(n)、806(1)…806(n))の制御対象量を検出する制御対象量検出手段(718、818)と、還水温度検出手段(716、816)により検出された完遂温度に応じて往水流入量操作手段(714、814)を駆動し、制御対象量検出手段(718、818)により検出された制御対象量に応じて循環流量操作手段(712、812)を駆動することにより、制御対象量を目標値に制御するとともに、還水温度を設定値に制御する制御手段(720a、720b、820a、820b)とを備えたことを特徴としている。なお請求項12に記載のように、還水流出量操作手段として、還水分岐路(802a)と循環路(810)との結合部に設置されて、往水流入量と還水流入量との割合を操作する三方弁(814)を使用することも可能である。
【0013】
さらに、上記第4および第5の観点にかかる空調システムにおいて、請求項13に記載のように、各空調機の水対空気熱交換器に、定流量弁を取り付けても良い。あるいは、請求項14に記載のように、循環路(510、610、710、810)内の流量に応じて、還水温度設定値を操作するように構成しても良い。さらには、請求項15に記載のように、制御対象量として、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度を制御するように構成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら、本発明にかかる空調機、空調システムおよびその制御方法のいくつかの好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態は、本発明の基本的な制御原理に関すものであり、特に、熱源システムから往水配管により往水される冷水または温水を熱交換器により給気空気と熱交換して還水配管により熱源システムに還水する空調システムを制御する方法に関するものである。
【0016】
すなわち、この制御方法によれば、まず、熱交換器出口から還水配管に戻される還水温度を検出して、その還水温度に応じて、熱源システムから往水配管を介して熱交換器へ供給される往水量を操作する。同時に、し、空調空間内の温度、空調空間への給気温度などの当該空調システムの制御対象量を検出し、その検出値に応じて、還水の一部を熱交換器入口に供給することにより熱交換器内の循環流量の操作を行う。このように、本発明の第1の実施の形態においては、空調空間内の温度や空調空間への給気温度などの制御対象量を目標値に制御するとともに、熱源システムへの還水温度を一定値に制御することにより、搬送動力を軽減し、有効エネルギーの利用効率の向上が図れる。
【0017】
次に、本発明の第1の実施の形態の動作原理を説明する。
熱交換量(Q)は、伝熱係数(k)、伝熱面積(A)と流体間の温度差(Δt)により定まる。
Q=K・A・Δt
【0018】
一般に、水対空気熱交換器では、伝熱面積(A)は装置により定まる定数であり、水側の水量の操作や水側と空気側の流量を操作することにより伝熱係数と流体間の温度差を変え、熱交換量を制御している。具体的には、水側の熱伝達率、空気側の熱伝達率、流体間の温度差を変え、熱交換量を制御している。
【0019】
熱交換量と還水温度の同時制御は、還水を往水に還流させ熱交換器内の水側流速を変え、水側の熱伝達率を操作することにより制御できる。
すなわち、一般に、水側の熱伝達率(hw)は、
hw=n・λ/d=C・Re・Pr
C:定数
a:2/3〜0.8
b:1/3〜
で表すことができる。
一方、流体間の温度差(Δt)は、
Δt=(Δt−Δt)/ln(Δt/Δt
Δt:熱交換器入口部の流体間の温度差
Δt:熱交換器出口部の流体間の温度差
で表せる。
【0020】
ここで、空気側条件(温度、流量)を同一にして、還水を往水に還流させる場合の伝熱の効果を検討してみる。
単純化のため、還水温度は同じと仮定し、還水から熱交換器入口に戻す水量の割合(rb)は、往水量(Ws)、還水から熱交換器入口に戻す水量(Wrr)とすると、
rb=Wrr/Ws
である。
【0021】
(1)水側の熱伝達率(hw)
a) 還流のない場合
hw=λ/d・C・Re ・Pr
b) 還流する場合
hw=λ/d・C・((1+rb)・re)・Pr
(2)流体間の温度差(Δt)
a) 還流のない場合
Δt=(Δt−Δt)/ln(Δt/Δt
Δt:熱交換器空気入口部の流体間の温度差
Δt1=ta1−tw1 ta1:空気
tw1:水
Δt:熱交換器空気出口部の流体間の温度差
Δt=ta2−tw2 ta1:空気
tw1:水
b) 還流する場合
Figure 0003583536
と整理できる。
【0022】
このように、還水を往水側に還流させることにより、流体間の温度差は縮小する。結果として、熱伝達率が上昇し、伝熱性能(熱交換量)が上昇する。したがって、本発明によれば、循環量を操作することにより熱交換量が操作できるので、往水流入量とは独立に還水温度が制御できる。
【0023】
(第2の実施の形態)
図1および図2には、本発明にかかる空調機の第2の実施の形態が示されている。
図示のように、この空調機100は、水対空気熱交換器102と、給気ファン103を内蔵している。熱源(不図示)から往水配管104により往水される冷水または温水は、水対空気熱交換器102により、給気空気SAと熱交換され、空調空間に温調された空気が供給される。水対空気熱交換器102により熱交換された還水は、還水配管106により熱源システムに戻される。なお図示の例では、往水配管104および還水配管106に対して1台の空調機のみを設置しているが、複数台の空調機を並列に接続し、各空調機に対して本実施の形態を構成することも可能である。
【0024】
往水配管104の水対空気熱交換器102の入口102a側には、水対空気熱交換器102への往水流入量を操作することができる流量制御弁108が、往水流入量操作手段として設けられている。この流量制御弁108と水対空気熱交換器入口102aとの間には、第1分岐110aが設けられ、他方、水対空気熱交換器出口102b側の還水配管106aには第2分岐110bが設けられ、これらの第1分岐110aと第2分岐110bとの間に還水配管106a中の還水を往水配管104aに戻す循環管路110が形成される。この循環管路110中には循環流量操作手段として循環ポンプ112が介装されている。なお、この循環ポンプ112は、必ずしも循環管路110に介装する必要はなく、還水を往水に戻すことができれば、例えば往水配管104a中に設置しても良い。
【0025】
さらに、還水配管106aには、水対空気熱交換器出口102b側の還水温度を検出するための還水温度検出センサ114が設けられている。この還水温度検出センサ114の検出値は、還水温度調整用制御器118bに送られ、検出された還水温度に応じて流量制御弁108を駆動することにより、還水温度が一定に制御される。
【0026】
また、空調空間には、当該空調機による制御対象である室温や給気温度などの制御対象量を検出する制御対象量検出センサ116が設置されている。この制御対象量検出センサ116の検出値は、制御対象量調整用制御器118aに送られ、検出された制御対象量に応じて循環ポンプ112を駆動することにより、制御対象量を目標値に制御することができる。また、制御にあたっては、循環路110、210内の流量に応じて、制御目標値である還水温度設定値を操作することにより、より効率的に空調機の運転を行うことができる。
【0027】
また、図1に示す実施の形態においては、流量制御弁108として二方弁を使用していたが、往水流入量操作手段としては、図2に示すように、往水分岐路204aと循環路210との結合部に設置されて、往水流入量と還水流入量との割合を操作する三方弁208を使用することもできる。なお、図2に示す実施の形態の基本的構成は、上記往水流入量操作手段の構成を除き、図1に示すものと同様なので、同じ機能構成を有する部材については、下二桁に同一の参照番号を付することにより、重複説明を省略している。
【0028】
(第3の実施の形態)
図3および図4には、本発明にかかる空調機の第3の実施の形態が示されている。第2の実施の形態においては、往水配管104a、204a中に往水流入量操作手段108、208を設けた構成を採用しているのに対して、この第3の実施の形態においては、還水配管306a、406a中に還水流出量操作手段308、408を配することにより、同様の効果を得ることができるように構成している。なお、これらの構成上の相違を除き、第2の実施の形態にかかる構成と第3の実施の形態にかかる構成とは同様なので、同じ機能構成を有する部材については、下二桁に同一の参照番号を付することにより重複説明を省略することにする。ただし、図3に示す空調機は、図1に対応して、還水流出量操作手段として流量制御型の二方弁308を使用した例であり、図4に示す空調機は、図2に対応して、還水配管406aと循環路410との結合部に三方弁408を配した構成を示している。
【0029】
(第4の実施の形態)
次に、図5および図6を参照しながら本発明の第4の実施の形態にかかる空調システムについて説明する。
この空調システムは、不図示の熱源から冷水または温水を往水する主往水配管502と還水を熱源に戻す主還水配管504とを備えており、さらに主往水配管502および主還水配管504には、それぞれ分岐管、すなわち分岐往水配管502aと分岐還水配管504aが設けられている。そして、分岐往水配管502aと前記分岐還水配管504aに対して、複数台の空調機506(1)…506(n)(ただし、nは任意の整数)が並列に接続されている。各空調機は、それぞれ、水対熱交換器508(1)…508(n)(ただし、nは任意の整数)および給気ファン(不図示)を内蔵している。さらに各空調機506(1)…506(n)の水対空気熱交換器508(1)…508(n)には、定流量弁が取り付けられており、各熱交換器の循環流量を一定に保持することができる。なお、図示の例では、一対の分岐管のみを配した構成を示しているが、複数対の分岐管を並列に接続し、各分岐管について、本実施の形態と同様に複数台の空調機を並列に接続する構成を採用することもできる。
【0030】
本実施の形態によれば、接続されたすべての空調機506(1)…506(n)よりも上流側(従って、空調機506(1)よりも上流側)の分岐往水配管502aと、接続されたすべての空調機506(1)…506(n)よりも下流側(従って、空調機506(1)よりも下流側)の分岐還水配管502bとを連結して、還水の一部を往水に戻す循環路510が形成されている。そして、この循環路510内の流量を調整するための循環流量操作手段512として循環ポンプが介装されている。さらに、分岐往水配管502aの上流側には、分岐往水配管502a内を流通する往水流入量を操作する往水流入量操作手段として、流量制御弁514が介装されている。
【0031】
さらに、分岐還水配管506aには、各空調機506(1)…506(n)からの還水温度を検出するための還水温度検出センサ516が設けられている。この還水温度検出センサ516の検出値は、還水温度調整用制御器520bに送られ、検出された還水温度に応じて流量制御弁514を駆動することにより、還水温度が一定に制御される。
【0032】
また、空調空間には、当該空調機506(1)…506(n)による制御対象である室温や給気温度などの制御対象量を検出する制御対象量検出センサ518が設置されている。この制御対象量検出センサ516の検出値は、制御対象量調整用制御器520aに送られ、検出された制御対象量に応じて循環ポンプ512を駆動することにより、制御対象量を目標値に制御することができる。また、制御にあたっては、循環路510内の流量に応じて、制御目標値である還水温度設定値を操作することにより、より効率的に空調機の運転を行うことができる。
【0033】
また、図5に示す実施の形態においては、流量制御弁514として二方弁を使用していたが、往水流入量操作手段としては、図6に示すように、分岐往水配管602aと循環路610との結合部に設置されて、往水流入量と還水流入量との割合を操作する三方弁614を使用することもできる。なお、図6に示す実施の形態の基本的構成は、上記往水流入量操作手段の構成を除き、図5に示すものと同様なので、同じ機能構成を有する部材については、下二桁に同一の参照番号を付することにより、重複説明を省略している。
【0034】
(第5の実施の形態)
図7および図8には、本発明にかかる空調機の第5の実施の形態が示されている。第4の実施の形態においては、分岐往水配管502a、604a中に往水流入量操作手段514、614を設けた構成を採用しているのに対して、この第5の実施の形態においては、分岐還水配管704a、804a中に還水流出量操作手段714、814を配することにより、同様の効果を得ることができるように構成している。なお、これらの構成上の相違を除き、第4実施の形態にかかる構成と第5の実施の形態にかかる構成とは同様なので、同じ機能構成を有する部材については、下二桁に同一の参照番号を付することにより重複説明を省略することにする。ただし、図7に示す空調機は、図5に対応して、還水流出量操作手段として流量制御型の二方弁714を使用した例であり、図8に示す空調機は、図6に対応して、還水配管804aと循環路810との結合部に三方弁814を配した構成を示している。
【0035】
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる空調機、空調システムおよびその制御方法の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更および修正に想到することが可能であり、それらについても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、空調空間内の温度や空調空間への給気温度などの制御対象量を目標値に制御するとともに、熱源システムへの還水温度を一定値に制御することにより、次のような優れた効果を奏することができる。
(1)往還水温度差の縮小は相対的に送水量の増大につながるので搬送動力の浪費になるが、本発明によれば、還水温度を一定(すなわち、往還水温度差を一定)にすることが可能なので、搬送動力が低減する。
(2)本発明は各種熱源システムに適用することが可能であるが、特に、蓄熱槽方式の熱源システムでは、往還水温度差が縮小した場合、還水槽側に往水槽側に近い温度領域が生じ、蓄熱槽内の蓄熱が有効に利用できない。しかし、本発明により、還水温度を一定に保持し、往還水温度差を拡大すれば、蓄熱の有効利用を図ることができる。
一方、水槽内に往還水温度差の大きい領域がある場合、熱源システムによって冷却または加熱しても、所定の往水温度に到達しない場合が生じる。
(3)さらに、地域熱供給システムでは、往還水温度差が縮小すると、循環水量が増加し、搬送動力の浪費になる。しかし、本発明により、還水温度を一定(すなわち、往還水温度差を一定)に制御することにより搬送動力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を空調機に適用した第2の実施の形態の概略を示すシステム構成図である。
【図2】図1に示す第2の実施の形態の変形例を示すシステム構成図である。
【図3】本発明を空調機に適用した第3の実施の形態の概略を示すシステム構成図である。
【図4】図3に示す第3の実施の形態の変形例を示すシステム構成図である。
【図5】本発明を空調機に適用した第4の実施の形態の概略を示すシステム構成図である。
【図6】図5に示す第4の実施の形態の変形例を示すシステム構成図である。
【図7】本発明を空調機に適用した第5の実施の形態の概略を示すシステム構成図である。
【図8】図7に示す第5の実施の形態の変形例を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
102 水対空気熱交換器
103 給気ファン
104(104a) 往水配管
106(106a) 還水配管
108 往水流入量制御手段
110 循環路
112 循環ポンプ
114 還水温度検出手段
116 制御量検出手段
118a、118b 制御器

Claims (10)

  1. 水対空気熱交換器(102、202)を内蔵し、熱源システムから往水配管(104、204)により往水される冷水または温水を前記水対空気熱交換器(102、202)により給気空気(SA)と熱交換して還水配管(106、206)により熱源システムに還水する空調機において、往水配管(104、204)と前記水対空気熱交換器入口(102a、202a)を結ぶ往水分岐管(104a、204a)と、還水配管(106、206)と前記水対空気熱交換器出口(102b、202b)とを結ぶ還水分岐管(106a、206a)とを連結して、還水の一部を往水に戻す循環路(110、210)と、前記循環路(110、210)内の流量を調整する循環流量操作手段(112、212)と、前記水対空気熱交換器入口(102a、202a)への往水流入量を操作する往水流入量操作手段(108、208)と、前記水対空気熱交換器出口(102b、202b)からの還水温度を検出する還水温度検出手段(114、214)と、当該空調機の、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度を検出する制御対象量検出手段(116、216)と、前記還水温度検出手段(114、214)により検出された還水温度に応じて前記往水流入量操作手段(108、208)を駆動し、前記制御対象量検出手段(116、216)により検出された、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度に応じて前記循環流量操作手段(112、212)を駆動することにより、前記空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度を目標値に制御するとともに、前記還水温度を設定値に制御する制御手段(118a、118b、218a、218b)とを備えたことを特徴とする、空調機。
  2. 前記往水流入量操作手段は、前記往水分岐路(204a)と前記循環路(210)との結合部に設置されて、往水流入量と還水流入量との割合を操作する三方弁(208)であることを特徴とする、請求項に記載の空調機。
  3. 水対空気熱交換器(302、402)を内蔵し、熱源から往水配管(304、404)により往水される冷水または温水を前記水対空気熱交換器(302、402)により給気空気(SA)と熱交換して還水配管(306、406)により熱源システムに還水する空調機において、往水配管(304、404)と前記水対空気熱交換器入口(302a、402a)を結ぶ往水分岐管(304a、404a)と、還水配管(306、406)と前記水対空気熱交換器出口(302b、402b)とを結ぶ還水分岐管(306a、406a)とを連結して、還水の一部を往水に戻す循環路(310、410)と、前記循環路(310、410)内の流量を調整する循環流量操作手段(312、412)と、前記水対空気熱交換器出口(302b、402b)からの還水流出量を操作する還水流出量操作手段(308、408)と、前記水対空気熱交換器出口(302b、402b)からの還水温度を検出する還水温度検出手段(314、414)と、当該空調機の、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度を検出する制御対象量検出手段(316、416)と、前記還水温度検出手段(314、414)により検出された還水温度に応じて前記還水流出量操作手段(308、408)を駆動し、前記制御対象量検出手段(316、416)により検出された、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度に応じて前記循環流量操作手段(312、412)を駆動することにより、前記空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度を目標値に制御するとともに、前記還水温度を一定に制御する制御手段(318a、318b、418a、418b)とを備えたことを特徴とする、空調機。
  4. 前記還水流出量操作手段は、前記還水分岐路(406a)と前記循環路(410)との結合部に設置される三方弁(408)であることを特徴とする、請求項に記載の空調機。
  5. 前記循環路(110、210、310、410)内の流量に応じて、前記還水温度設定値が操作されることを特徴とする、請求項のいずれかに記載の空調機。
  6. 熱源から冷水または温水を往水する主往水配管(502、602)と還水を熱源に戻す主還水配管(504、604)と、前記主往水配管(502、604)から分岐する分岐往水配管(502a、602a)と前記主還水配管(504、604)から分岐する分岐還水配管(504a、604a)と、前記分岐往水配管(502a、602a)と前記分岐還水配管(504a、604a)に対して並列に接続された、水対熱交換器(508(1)…508(n)、608(1)…608(n))を内蔵する複数の空調機(506(1)…506(n)、606(1)…606(n))とを備えた空調システムにおいて、接続されたすべての空調機(506(1)…506(n)、606(1)…606(n))よりも上流側の前記分岐往水配管(502a、602a)と接続されたすべての空調機(506(1)…506(n)、606(1)…606(n))よりも下流側の前記分岐還水配管(502b、602b)とを連結して、還水の一部を往水に戻す循環路(510、610)と、前記循環路(510、610)内の流量を調整する循環流量操作手段(512、612)と、前記分岐往水配管(502a、602a)への往水流入量を操作する往水流入量操作手段(514、614)と、前記分岐還水配管(504a、604a)の還水温度を検出する還水温度検出手段(516、616)と、前記空調機(506(1)…506(n)、606(1)…606(n))の、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度を検出する制御対象量検出手段(518、618)と、前記還水温度検出手段(516、616)により検出された還水温度に応じて前記往水流入量操作手段(514、614)を駆動し、前記制御対象量検出手段(518、618)により検出された、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度に応じて前記循環流量操作手段(512、612)を駆動することにより、前記空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度を目標値に制御するとともに、前記還水温度を設定値に制御する制御手段(520a、520b、620a、620b)とを備えたことを特徴とする、空調システム。
  7. 前記往水流入量操作手段は、前記分岐往水分岐路(602a)と前記循環路(610)との結合部に設置されて、往水流入量と還水流入量との割合を操作する三方弁(614)であることを特徴とする、請求項に記載の空調システム。
  8. 熱源から冷水または温水を往水する主往水配管(702、802)と還水を熱源に戻す主還水配管(704、804)と、前記主往水配管(702、804)から分岐する分岐往水配管(702a、802a)と前記主還水配管(704、804)から分岐する分岐還水配管(704a、804a)と、前記分岐往水配管(702a、802a)と前記分岐還水配管(704a、804a)に対して並列に接続された、水対熱交換器(708(1)…708(n)、808(1)…808(n))を内蔵する複数の空調機(706(1)…706(n)、806(1)…806(n))とを備えた空調システムにおいて、接続されたすべての空調機(706(1)…706(n)、806(1)…806(n))よりも上流側の前記分岐往水配管(702a、702a)と接続されたすべての空調機(706(1)…706(n)、806(1)…806(n))よりも下流側の前記分岐還水配管(702b、802b)とを連結して、還水の一部を往水に戻す循環路(710、810)と、前記循環路(710、810)内の流量を調整する循環流量操作手段(712、812)と、前記分岐還水配管(704a、804a)の還水流出量を操作する還水流出量操作手段(714、814)と、前記分岐還水配管(704a、804a)の還水温度を検出する還水温度検出手段(716、816)と、前記空調機(706(1)…706(n)、806(1)…806(n))の、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度を検出する制御対象量検出手段(718、818)と、前記還水温度検出手段(716、816)により検出された還水温度に応じて前記往水流入量操作手段(714、814)を駆動し、前記制御対象量検出手段(718、818)により検出された、空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度に応じて前記循環流量操作手段(712、812)を駆動することにより、前記空調空間内の温度および/または空調空間への給気温度を目標値に制御するとともに、前記還水温度を設定値に制御する制御手段(720a、720b、820a、820b)とを備えたことを特徴とする、空調システム。
  9. 前記還水流出量操作手段は、前記還水分岐路(802a)と前記循環路(810)との結合部に設置されて、往水流入量と還水流入量との割合を操作する三方弁(814)であることを特徴とする、請求項に記載の空調システム。
  10. 前記循環路(510、610、710、810)内の流量に応じて、前記還水温度設定値が操作されることを特徴とする、請求項10に記載の空調システム。
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