JP3583503B2 - 医療用診断ct装置 - Google Patents
医療用診断ct装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3583503B2 JP3583503B2 JP08825895A JP8825895A JP3583503B2 JP 3583503 B2 JP3583503 B2 JP 3583503B2 JP 08825895 A JP08825895 A JP 08825895A JP 8825895 A JP8825895 A JP 8825895A JP 3583503 B2 JP3583503 B2 JP 3583503B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measurement
- scanner
- measurement start
- start position
- attenuation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/02—Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
- A61B6/03—Computed tomography [CT]
- A61B6/032—Transmission computed tomography [CT]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/40—Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis
- A61B6/4007—Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a plurality of source units
- A61B6/4014—Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a plurality of source units arranged in multiple source-detector units
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21K—HANDLING OF PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
- G21K5/00—Irradiation devices
- G21K5/10—Irradiation devices with provision for relative movement of beam source and object to be irradiated
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、X線や超音波等を用いて被写体の断面画像を得るCT装置に関し、特に、医療用診断装置として用いられるに適した医療用診断CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体の断面画像を得るCT装置は、近年、特に医療用診断装置として患者の診断を行うための医療用診断装置として多く用いられており、この中には、X線を利用したX線CT装置、並びに、被写体を中心に被写体周辺方向からの投影データ計測を行ない、これにより画像再構成するRI−CT装置、超音波−CT装置及びI.I−CT装置等が含まれている。
【0003】
かかるCT装置において、例えば一般のX線又はその他のモダリティCT装置では、被写体を所定のスライス位置でその全周囲から計測するための時間、いわゆる360゜1スライス計測時間は、複数の変更可能な計測モードにより異なっており、通常、1〜9秒程度の時間が必要である。そこで、装置の操作者は、被写体の大きさや診断部位、あるいは、診断目的に応じて、最適な計測モードを選択して使用することが広く行われている。
【0004】
ところで、この計測時間の間に、例えば被写体の動きや被写体内部の臓器の動きが伴うと、この動きによりモーションアーチファクトと呼ばれるアーチファクトが発生し、そのため、得られる断層画像による正確な診断が困難になるという問題がる。そして、このような技術的課題を解決するための方法として、従来技術によれば、例えば特願昭59−87946号により既に提案されている「物体スライスの像を構成する装置」に記載されている計測データの補正方法が最も良く知られており、これは、一般的には、ボウルガス補正と呼ばれている。
【0005】
ここで、このボウルガス補正の方法を図6で簡単に説明する。通常のCT装置では、予めスキャナーの計測開始位置は所定の位置に定められておリ、この計測開始位置から計測を開始し、被写体の全周360°からの被写体投影データを順次計測し、計測終了位置では、当然、その計測開始位置と同一位置になるはずである。しかしながら、現実の計測においては、被写体の動きが伴うとそれにより計測時間の連続性がない計測開始位置と終了位置での計測データの間に不連続性が発生し、投影データ計測開始終了位置で、位置ずれ段差と呼ばれるずれが生じ、これが画像再構成後のモーションアーチファクトの発生の理由となる。そこで、上記のボウルガス補正と呼ばれる補正では、この計測開始位置と終了位置の近傍の所定の特定角度(以後、補正領域A°と呼ぶ)のデータの連続性を高めるために、逆方向からの投影データは本来同じ計測結果になる事を利用し、180°対向した位置関係にある投影データとの重みを徐々に変化させる変換処理によってデータを置き換える方法を採用している。図6は、かかるボウルガス補正において、計測された計測データの演算処理用に用いられる寄与率(重み)を示したものであり、これからも明らかなよう、本来の360°計測データを用いた場合は重み1.0(破線の長方形型になる)となり、本補正方法では、特定角度である補正領域A°の計測開始及び終了領域での計測データの重みは、端部ほど重みが少なく、その分180°対向位置関係にある中心部計測データの重みが大きくなる事を示している。
【0006】
また、例えばX線CT装置などの医療用診断CT装置では、血管内に造影材を注入して血管や各種腫瘍と正常組織間のコントラスト差を大きくし、もって、より容易に患者の診断を行なう計測方法が一般的に行なわれており、この種の手法においては、造影材が血液の循環と共に流れ去ってしまうため、この造影材の注入タイミングと計測開始のタイミングとが重要なファクターとなっている。特に、意識障害のある患者や乳児等の被写体の計測では、操作者が被検体の動きのないタイミングを狙って計測を開始する手段が取られており、これらの場合、共に、操作者の計測開始命令(又は動作)と診断装置の計測開始の同時性は、診断価値の高い断層画像を堤供するための重要な課題となっている。
【0007】
このような背景において、最近では、例えばスリップリングを搭載して連続回転が可能なスキャナーが一般的になってきており、これにより、計測開始位置を自由に設定することが出来ることから診断装置の計測開始の同時性を高め、もって、一連の計測時間の短縮が可能となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術においては、まず、前者に述べたボウルガス補正方法では、図7に示すように、補正領域Aを広く取るほどデータの連続性が増すため、被写体の動きによるアーチファクトがより効果的に抑制される(図7(a))が、その半面、この補正領域Aが広くなるほど、すなわち、端部領域での計測データを使用しないで無効にするため、X線利用効率が低下し、結果的に、得られる画像の背景ノイズが増加するという欠点を持っている(図7(b))。これに対して、補正領域Aを狭くすると、背景ノイズの増加を防止することが出来るが、モーションアーチファクトが大きくなってしまう(図7(b))という、相反する特性を示していた。
【0009】
さらに、かかるCT装置では、従来から、被写体の軸方向の減弱量の差が大きいと減弱量の大きな軸方向に流れる背景ノイズが目立ち易いという特徴を持っていた。かかる背景ノイズは、特に、その計測開始位置と被写体の大減弱軸方向が一致した場合には、上記のボウルガス補正によりさらに増長される結果となり、低コントラストの診断がし難くなるなど、診断上での大きな問題になっている。
【0010】
この様に、上記ボウルガス補正によりモーションアーチファクトを低減して被写体の高品質な断面画像を得ようとする場合、特に、医療用診断装置として患者の診断を行うための医療用診断装置では、患者である被写体の形状や計測条件に関して多種多用な組み合わせがなされるため、これら形状や計測条件による欠点と利点を総合的に考慮し、全ての組み合わせに対して最適な補正領域設定をすることが望まれるが、上記の従来技術になるCT装置では、かかる要求を満たすことは現実的に困難な状況にあった。
【0011】
そこで、本発明では、本発明者らによる上述のような従来技術におけるボウルガス補正及び背景ノイズと被写体との関係についての認識に基づいて、ボウルガス補正によるモーションアーチファクトの補正効果を最適に保持しつつ、かつ、被写体である患者の形状や計測条件である軸方向の減弱量の差をも考慮しながら、上記ボウルガス補正に必然的に伴う背景ノイズの増加を可能な限り低減し、もって、医療用診断装置として患者の正確な診断に必要な高品位の断層画像を堤供することが可能なCT装置、すなわち医療用診断CT装置を提供することを目的とする。
【0012】
また、上記従来技術の後者で述べた診断装置の計測開始の同時性の実現に関しては、上述のようなスリップリングを搭載して連続回転が可能なスキャナーでは特に問題は生じないが、しかしながら、ある固定した位置からの計測開始動作を行なう制御方式のスキャナーでは、操作者が計測命令を出したタイミングによっては、スキャナーはすでに計測開始位置を過ぎている事態も発生し、かかる場合には、再度、スキャナーが計測開始位置に達するまでに時間遅れが生じてしまう。ましてや、1スライスの計測時間が長いモード設定では、この時間遅れと、さらには、計測命令のタイミングから計測開始時間までの時間の不均一性であるバラツキは、定量的な解析を行なう上での決定的な問題になっていた。
【0013】
そこで、本発明では、上記の目的に加え、さらに、固定した位置から計測開始動作を行なう制御方式のスキャナーによる種々の計測モードにより異なるスキャン時間において、操作者の計測開始指示と装置の計測開始のタイミングのずれである時間遅れを最小にし、もって、高品位の断層画像を提供することが出来る医療用診断CT装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スキャナーによる所定のスライス位置における被写体の全周における計測データの計測開始位置と終了位置に近いある特定角度分の計測データを、前記被写体の全周における測定データ範囲内での前記計測開始位置と終了位置に対応する部分の計測データと、前記被写体の全周における測定データ範囲内での前記特定角度位置付近での計測データとの間で重み付けしたデータに置き換え、もって、断層画像再構成用に所定の補正領域を有する全周分の補正データを算出して断層画像を再構成する画象処理装置を有するCT装置において、さらに、この画処理装置には入力装置から操作者により予め入力された被写体情報や計測条件をもとに被写体のX線透過長が短くなる計測方向で減弱量が少なく、同X線透過長くなる計測方向で減弱量が多くなるとして相対的に計測方向での減弱量の違いを判別する手段と、前記スキャナーに設けられた回転センサーからの情報をもとに前記スキャナーによる計測開始位置を複数の角度位置にて確認できる計測開始位置確認手段を備え、前記画像処理装置は、前記減弱量判別手段による減弱量の計測方向での判別結果に基づいて、前記減弱量の多い軸方向が前記計測開始位置の場合には前記補正領域は狭めるように処理することを特徴とする医療用診断CT装置を開示する。
【0015】
更に本発明は、前記画像処理装置は、前記スキャナーによる計測開始位置を所定の複数位置に離散的に固定しており、上記入力装置から計測開始指令が出された後、この指令を判別してから計測準備までの時間経過後での上記スキャナーの位置から見て最初に到達する上記固定計測開始位置から計測を開始することを特徴とする医療用診断CT装置を開示する。
【0016】
【作用】
上記本発明になる医療用診断CT装置によれば、減弱量判別手段により被写体の形状に依存した計測方向の減弱量判別を行ない、計測開始位置の確認を行ない、前記減弱量の少ない軸方向を前記計測開始位置として前記補正データの算出の範囲は広げるように処理し、前記減弱量の多い軸方向を前記計測開始位置として前記補正データ算出の範囲は狭めるようにしたことにより、種々の被写体に対しても、従来からのモーションアーチファクト補正効果を良好に維持しつつ、かつ、背景ノイズの増加を押さえる事ができることとなる。
【0017】
また、上記の本発明になる他の医療用診断CT装置によれば、離散的に計測開始位置を設定しておき、計測開始命令を判別して計測準備までの時間経過後でのスキャナー位置から見て最初に到達する計測開始位置から計測を行うようにしたことによリ、操作者の計測開始指示から装置全体の計測準備時間までの間にスキャナーが移動する領域は、短時間計測モードでは多くの計測開始位置間にまたがリ、長い計測時間モードでのスキャナーが移動する領域は少ない計測開始位置間にまたがる事になり、これにより、計測開始指示から準備を完了して計測開始位置するまでの時間を均一化することが出来ることとなる。
【0018】
さらに、本発明の実施態様としては、計測する被写体である人体の縦軸方向と横軸方向の減弱量の違いを判別する手段と、計測開始が任意の位置でかつ複数の角度から計測できる計測開始位置可変制御手段とを設け、この減弱量軸方向の判別結果から計測開始位置を減弱量の少ない軸方向に設定して計測を行なった投影データを用いてボウルガス補正を行なうCT装置とし、さらに、計測データの軸方向減弱量と計測開始位置関係を判別して計測開始位置が被写体の減弱量が大きい軸方向から開始された場合には、上記の補正データ処理での補正角度範囲を通常設定幅より少なくするボウルガス補正処理を行なうことにより、やはり、モーションアーチファクト補正効果を良好に維持しつつ、かつ、背景ノイズの増加を押さえる事ができる医療用診断CT装置とすることが可能になる。
【0019】
加えて、操作者の計測開始指示のタイミングによりスライス毎で計測開始位置が可変される計測モードに対応して、計測開始位置と大きな減弱のある軸方向とが一致した最悪の場合、補正領域幅をアーチファクト補正効果の顕著な劣化にならない程度に少なくし、かつ、背景ノイズを極力押さえる事により、連続した被写体スライス画像における背景ノイズの顕著な変化をなくす事が出来、相対的に高画質な画像を維持する事が出来るようにるることが可能になる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例の詳細について、添付の図面を参照しながら説明を加える。
まず、図1には、本発明の実施例になる医療用診断CT装置の概観構成が示されており、このCT装置は、その計測開始位置を可変して計測することが可能な、いわゆる第3世代方式のCT装置であり、X線を利用した、いわゆるX線CT装置である。
【0021】
この図に示すX線CT装置において、操作者は、まず計測前に操作卓7により計測に必要な各種命令や計測条件を入力する。画像処理装置6は、この入力された各種命令や計測条件の内容を読み込んで、図には示されていないX線用高電圧発生装置や寝台装置、あるいは、スキャナー制御装置など、いわゆる、CT装置を構成する各装置に必要な制御信号を送り、この装置間の制御信号のやり取りの後、計測の準備が完了した時点で、計測開始命令待ちの状態で待機する。そして、この待機状態から、操作者の計測開始命令によって、事前に入力された計測モードで計測を開始するようになっている
【0022】
次に、スキャナーの構造について説明する。まず、スキャナー内の構成は、図からも明らかなように、X線管球1の対向した位置に検出器4が配置され、このX線管球1から照射されたX線は、コリメータユニット2によりスライス方向(スキャナー奥行方向)に狭められたX線ビーム3に形成される。そして、検出器4では、患者などの被検者である被写体を透過したX線が電気信号に変換され、さらに、検出回路ユニット5によって増幅され、かつ、アナログ信号からデジタル信号に変換されて画像処理装置6に送られ、図示しない演算装置による所定の演算処理により画像再構成が構成され、この構成された断層画像が操作卓7の表示装置上に表示される。
【0023】
ところで、従来型のスキャナーでは、X線管球への高電圧を供給する高圧ケーブルの処理のためにスキャナーの回転角度に制約が生じていたが、上記のスキャナーは、本発明を適用するため、その計測開始位置を可変することが出来る構造となっている。具体的には、上記のスキャナーでは、最低限360゜+90゜の計測角度を確保するように、1.25回転以上の回転が可能になっている。また、上記のスキャナーとしてスリップリング機構を用いたスキャナーを採用する場合には、スリップリングで各種制御信号を伝達供給する他に、上記コリメータユニット2、検出器4そして検出回路ユニット5への供給電源及び上記X線管球1に供給する高圧電源をスキャナーべースからスキャナー回転ベースに伝達供給する。さらに、検出器4の計測信号についても、スリップリングを経由してスキャナー回転ベースからスキャナーベースに伝達する構成にすることにより、スキャナーの連続的な回転計測が可能になる。そして、上記スキャナー構造は、最低限として縦軸方向と横軸方向からの計測開始を達成するために、従来型のスキャナーでは、90゜隣り合う2箇所に計測開始ポイントを設けたものである。すなわち、図において、符号91と92、92と93、93と94、94と91で表される位置の組み合わせのどれか1組が、90゜隣り合う2箇所の計測開始ポイントである。一方、スリップリングスキャナーでは、回転角度の制約はなく、任意に複数の計測開始ポイントを設定できるが、本実施例では縦軸横軸90゜間隔での4箇所としている。
【0024】
次に、複数の計測開始ポイントを判別し、同時に、任意の計測開始角度から計測を可変制御する場合について簡単に説明する。
図1に示す実施例では、スキャナーの回転ペースに円盤状の位置情報板9が固定されており、この位置情報板9の円周上の一点に計測開始ポイントがマーク(穴や信号)されており、スキャナーの回転と共にこの位置情報板9が回転している。そして、上記の計測開始ポイントであるマーク(計測開始マーク)を読み取るための位置センサー91〜94が、回転しないスキャナーペース側に固定されている。かかる構成によれば、これらの位置センサー91〜94を位置情報板9上の計測開始マークが通過した際に、この検知信号をスキャナーの計測に関する動作制御全体を制御するスキャナー制御装置8に送り、どの位置に相当するセンサーからの送信信号かを判別してスキャナー回転角度を確認しながら計測開始位置のタイミングを制御できるようになっている。また、このような構成においては、位置情報板9に予め4つの角度位置に相当する箇所に符号化された信号を埋め込んでおけば、一箇所に固定配置された位置センサー(例えば91)で位置情報信号を読み込んでスキャナーの角度情報を判断する事も出来る。また、スキャナー回転ベース側に直接、回転エンコーダセンサを取り付け、この回転エンコーダセンサからのエンコーダ信号から、直接、角度情報を判断し、計測開始位置を制御するなど、多様な制御方法が実現出来る。
【0025】
図2はこのような計測開始位置可変制御機構により達成される、各角度における計測開始時のスキャナー状態を示す図である。図2(a)はX線管球位置が真上の0°位置からの計測開始状態を、図2(b)はX線管球位置が右横90°位置からの計測開始状態を、図2(c)はX線管球位置が真下の180°位置からの計測開始状態を、そして、図2(d)はX線管球位置が左横の0°位置からの計測開始状態を示している。そして、これらの4種類(ただし、従来型CTスキャナーでは2種類)が自由に可変して計測されるようになっている。
【0026】
以上に述べたCT装置における操作の流れと、これによって得られる計測データの補正方法の詳細について、添付の図3〜図5を用いながら、以下に、順に説明する。
まず、図3には、計測する被写体の縦軸方向と横軸方向の減弱量の違いを判別し、この被写体における減弱量軸方向の判別結果から計測開始位置を減弱量の少ない軸方向に設定して計測を行なう計測方法を実現するためのフローが示されている。
【0027】
この計測方法では、図にも示すように、まずStep1で、操作者は、操作卓7により計測に必要な種々の設定や計測条件を入力する。この入力の際には、最終的に表示するための断層画像の向きを表示する必要から、計測する被写体の向き(上向き、横向き等)や大きさ、さらには、計測部位毎の撮影条件等を1まとめのセットで入力される、いわゆるプロトコル入力がなされる。
【0028】
Step2では、被写体の減弱量の大小関係を判別する。この判別方法は、医療用診断CT装置における被写体である人体の撮影断面形状は、円形か楕円形状が一般的な形である。このことから、頭部ならば上向き状態で縦軸方向が楕円長軸方向に、腹部なら横軸方向が楕円長軸方向になリ、この長軸方向での減弱量が大きい事になる。そこで、本実施例では、計測すべき撮影部位を判別することにより、撮影開始位置を決定している。具体的には、画像処理装置6が、操作者により予め入力された被写体情報や計測条件を読み取り、上記判別手順で個々の被写体の縦軸と横軸方向のどちらの角度方向で減弱量が大きいかをあらかじめ判別することが出来る。
【0029】
Step3では、計測部位が頭部と判定していることから、被写体が通常上向きあるいは下向きの状態での頭部計測では、撮影開始位置を90゜又は270゜の計測モードに設定する。すなわち、画像処理装置6からスキャナー制御装置8に制御命令を出し、これにより、スキャナー制御装置8は、一連のスキャナー制御で、横軸(90゜又は270゜)からの計測開始位置に設定される計測モードの状態で実際の計測開始命令を待つこととなる。他方、被写体が通常横向きの状態での頭部計測では、逆に、撮影開始位置は0゜あるいはl80゜に設定されることとなる。
【0030】
Step4では、計測部位が腹部と判定されており、このことにより、被写体が通常の上向きあるいは下向き状態の腹部計測では、上記Step3と同様に、画像処理装置6からスキャナー制御装置8に制御命令を出し、スキャナー制御装置8は、一連のスキャナー制御で、計測開始位置が横軸(0°又は180°)からの設定にされる計測モードにした状態で、実際の計測開始命令を待っている。他方、被写体が通常縦向きの状態での腹部計測では、逆に、90°あるいは270°に設定される。
【0031】
さらに、Step5では、操作卓7での計測開始命令を認知して、計測を開始する。これ以降の動作は、本実施例についての最初の説明で述べた通りであり、重複を避けるため、ここではその説明は省略する。
【0032】
図4及び図5には、計測データの軸方向の減弱量と計測開始位置との関係を判別し、計測開始位置が被写体の減弱量が大きい軸方向から開始された場合には、上記ボウルガス補正の補正データ処理での補正角度範囲を、通常の設定幅より少なくし、補正処理を行なうCT装置の実施例におけるフローが示されている。
まず、Step11で、操作者は、操作卓7で計測に必要な種々の設定や計測条件を入力する。この入力での設定内容の詳細は上記図3のStep1と同様であり、ここでは省略する。
【0033】
Step12は、いわゆる計測準備のための動作であり、ここでは、画像処理装置6が上記で入力された内容を読み込み、これにより、X線用高電圧発生装置、寝台装置、あるいは、スキャナー制御装置8など、いわゆるCT装置を構成する各装置に必要な制御信号を送り、さらに、これら装置間の制御信号のやり取りの後、計測の準備が完了した時点で計測開始命令待ちで待機する状態になる一連の動作をいう。また、この計測開始命令の待機状態とは、計測がスキャナーを右周りに回転する動作であり、かつ、従来型のCT装置の場合では、上記図1の0゜計測開始位置よりもマイナス側の角度位置で待機する状態である。あるいは、スリップリング型スキャナーの場合には、既に連続回転になっており、いつでもX線曝射を開始して計測できる状態をいう。
【0034】
続いて、Step13は、操作者の計測開始釦や命令キー入力等の動作がされたかを絶えず画像処理装置6の図示されない制御部が碓認している状態である。この計測命令が出ていない(「NO」の)時には、処理フローは上記のSteP3に戻り、操作者の計測開始釦や命令キー入力等の動作を確認できた(「YES」)場合には、以下に説明する計測動作に移行する。
【0035】
Step14では、スキャナーが計測動作状態になって最初に通過する計測開始位置に達したか否かを、スキャナー制御装置8が位置センサー(図1に符号91〜94で示す)からの信号の確認によって行なっている。この動作は、計測開始位置が確認されるまで続けられる。
【0036】
Step15では、最初に確認できた位置センサー信号を受けた時点で計測を開始する動作になるよう、画像処理装置6の制御部やその他の制御装置に計測開始信号を送る。また、この時点で現在の計測開始位置を示す信号を画像処理装置6に送り、記録する。ここでは、この計測開始位置と画像処理装置6に送られる計測データとの対応付けが可能なようになっており、これは、例えばメモリーの記録位置のアドレス対応のテーブル化でも良く、あるいは、計測データの最初の領域に位置情報を埋め込む方法等によっても可能である。そして、Step16は、実際の計測動作に入り、X線の曝射や計測データの取り込みを開始するステップである。
【0037】
次に、Step17では、画像処理装置6の制御部が一連の計測が完了したか確認を行うステップであり、完了(「YES」)と同時に、次の演算のStepに移行する。ここで、この一連の計測とは、単純に1回のスライス計測だけのもの、連続したスライス計測を行なうもの、あるいは、一連の計測を全て完了してから演算処理に移行するもの等、種々の計測モードが存在し、この計測モードは、上記Step11での撮影条件の設定の際に操作者により入力されるものである。なお、この説明では、1スライス計測毎に演算処理を行ない、画像表示後、次のスライス計測の開始命令を待つ計測モードとして、以後に説明を続ける。
【0038】
すなわち、Step18では、通常のCT装置で行なわれている処理、例えば計測されたデータのLOG変換処理や各種感度補正等の前処理が行なわれる。さらに、続くStep19では、上記Step11での入力条件から被写体の減弱量の大小関係を判別している。ここでの判別方法は、上記図3において示したStep2の方法と同様であるため、ここでは説明を省略する。但し、以下のStep20以降の処理は、このStep11での条件設定による被写体の部位の判断で、被写体の設定状態が上向きであると判断したものとして説明を続けることとする。
【0039】
まず、Step20は、「頭部」計測と判断された時に移行されるStepであり、上記のStep15で記録された位置を確認する。その結果、ここでは、計測開始位置が0゜又は180゜の時にはStep21へ、一方、計測開始位置が90゜又は270゜の時には、Step22へ移行するように処理される。
【0040】
次に、Step21では、計測部位が上向き状態の頭部であることから、その減弱量が大きい長軸方向である縦軸方向と、スキャナー計測開始位置(0゜又は180゜)とが一致しているので、図5で示したボウルガス補正における補正領域A゜の範囲を、通常の標準値よりも狭くして補正を行なう。一方、Step22では、計測部位である上向き頭部の減弱量が大きい縦軸方向と上記スキャナーの計測開始位置(90゜又は270゜)とが一致していないので、通常標準として設定されている領域でボウルガス補正を行なっている。
【0041】
さらに、Step23では、CT装置の通常の画像再構成処理を行なっており、続くStep24では、画像再構成された断層画像を、操作卓7で画像表示装置上に表示する。さらに、Step25は、腹部計測と判断された時に移行されるStepであり、このStep25では、記録された位置を確認し、計測開始位置が0゜又はl80゜の時にはStep26へ、これに対し、計測開始位置が90゜又は270゜の時にはStep27に移行するよう処理される。
【0042】
次に、Step26では、計測部位が腹部の減弱量が大きい軸方向(横方向)とスキャナー計測開始位置(0゜又はl80゜)とが一致していないので、通常標準として設定されているボウルガス補正を行なっている。これに対し、Step27では、計測部位が腹部の減弱量が大きい軸方向(横方向)とスキャナー計測開始位置(90゜又は270゜)とが一致しているので、図5で示したボウルガス補正における補正領域A゜の範囲を通常標準値より狭くして補正を行なっている。
【0043】
Step28とStep29とは、上記のStep23とStep24と同一処理であることから、ここでは説明を省略する。さらに、Step30は、Step11で入力された一連の計測動作が完了したか判別する処理であり、完了ならば、「次の計測?」は「NO」と判定されて動作が終了し、次の計測が残っていれば(「YES」の時)、処理は、上記のStep13に戻り、再び、Step13〜Step30までの動作を続行することとなる。
【0044】
なお、上述の実施例では、各被写体での軸方向の減弱量判定を単純化するため、その軸方向を縦軸と横軸の2方向として説明したが、しかしながら、この軸方向は必ずしも縦軸と横軸の2方向だけに限定されることはなく、上記の本発明の主旨からその他の種々の方向でもよく、その場合、計測開始位置の設定もより複数の位置で可能である。また、減弱量の軸方向における大小判断についても、上記の実施例では、これを操作卓7で入力された計測条件を参照にして決定するものとして説明したが、その他の判定方法も可能である。例えば、上記の図4の例では、計測開始位置とこの計測開始位置から90゜ずれた位置での計測データのビュー投影データはあらかじめ分かっているため、この計測開始位置と90゜角度対応の投影データの両者である中心チャンネル(ch)幅の平均値やトータル加算値などを比較すれば、どちらの軸方向が減弱量が大きいかを、より精度よく判定することも可能である。
【0045】
さらに、上記のボウルガス補正についても、上記の実施例では、最も一般的な特願昭59−87946号の「物体スライスの像を構成する装置」に記載されている計測データの補正方法を参照したが、その他、重み付けして置き換える対象を計測開始位置又は終了位置のA゜領域だけに限り、例えば計測開始位置0゜からA゜の領域は360゜データとA゜データの位置に比例した重みデータに変換する方法等を採用することによっても、やはり、モーションアーチファクトを低減することができる事から、種々の計測開始終了位置領域データの重み変換手法が適用出来ることとなることは言うまでもない。
【0046】
また、上記図4及び図5に示した他の実施例において、特に、そのStep14及びStep15では、操作者による計測開始指令の後、スキャナーが計測動作状態になって最初に通過する計測開始位置に達したことを、スキャナー制御装置8が位置センサー(図1に符号91〜94で示す)からの信号で確認し、この最初に確認できた位置センサー信号を受けた時点で計測を開始するようになっている。このような動作によれば、固定した位置から計測開始動作を行なう制御方式のスキャナーにおいても、計測時間の種類に対応した複数の計測開始位置を設ける事により、各種の計測モードにおける計測時間の長短の違いにかかわらず、同時性を保ちかつ時遅れ時間のバラツキを均一化することが可能となり、そのため操作者は、各種の計測モードと計測開始までの時間を考慮しながら操作を行う必要がなくなる。
【0047】
すなわち、スキャナーの複数の計測時間モードに対応して、スキャナーでの計測開始位置ポイントを複数個(本実施例では4個)設置し、計測開始命令を判別してから計測準備までの時間経過後でのスキャナー位置から見て最初に到達する計測開始位置から計測を行う制御方法としたものである。より具体的には、本実施例では、例として1秒、2秒、そして、4秒の3種類の計測モードが選択される事が可能なCT装置が上記の図1と図2に示すように、0°(360°)、90°、180°、そして270°の固定された4箇所の計測開始位置から計測を行うことが出来るスキャナー装置で実現される事を想定している。
【0048】
一般に、計測開始準備期間は、全ての計測時間モードに対して共通であり、かつ、計測時間の違いはスキャナー回転速度である。この事から、計測時間の種類に対応して複数の計測開始位置(本実施例では4箇所の計測開始位置)を設ける事により、操作者の計測開始指示から装置全体の計測準備時間までの間にスキャナーが移動する領域は、例えば上記の短時間(1秒)計測モードでは4箇所の計測開始位置間にまたがり、一方、長い計測時間(4秒)モードでのスキャナーが移動する領域は、2箇所の計測開始位置間にまたがる事になる。このことから、計測時間の種類に対応して複数の計測開始位置を設けておき、さらに、スキャナーが計測動作状態になって最初に通過する計測開始位置から計測を開始するように構成することにより計測開始指示から準備完了を得て次の計測開始位置に達するまでの時間が均一化されることとなる。これにより、自由に計測開始動作を行なうことが出来ない固定位置から計測開始動作を行なう制御方式のスキャナーにおいても、計測効率が良く、造影撮影や動きの多い被写体計測で高品位の断層画像を提供することが可能になる。
【0049】
なお、複数の計測開始位置の設定については、上記図1に示したと同様に、計測開始マークを読み取る位置センサー9l〜94が回転しないスキャナーペース側に固定し、この位置センサー9l〜94を位置情報板9の計測開始マークが通過した際に、この検知信号をスキャナーの計測に関する動作制御全体を制御するスキャナー制御装置8に送り、どの位置に相当する位置センサーからの送信信号であるかを判別してスキャナー回転角度を確認しながら計測開始位置のタイミングを制御できるようになっている。このような構成においては、位置情報板9にはあらかじめ4つの角度位置に相当する箇所に符号化された信号を埋め込んでおけば、一箇所に固定配置された位置センサーで、位置情報信号を読み込んでスキャナーの角度情報を判断する事も出来る。
【0050】
以上のの実施例では、最も一般的な計測時間を倍々に増加する計測時間の組み合わせを一例として説明したが、本発明は、さらに多くの種々の計測時間が可能な装置においても適用可能であり、かかる場合には、さらに多くの方向でかつより複数の計測開始位置を設定することで対応することにより、計測開始の同時性を向上させる事が可能となる。
【0051】
【発明の効果】
以上の詳細な説明からも明らかなように、本発明によれば、種々の被写体に対して従来からのモーションアーチファクト補正効果を維持しつつ、モーションアーチファクト補正に必然的に伴う背景ノイズの増加を押さえる事が可能になり、もって、医療用診断装置として患者の正確な診断に必要な高品位の断層画像を堤供することが可能な医療用診断CT装置を提供することを可能にするという、技術的にも極めて優れた効果を発揮することとなる。
【0052】
また、本発明によれば、操作者の計測開始指示から計測開始までの時間の同時性を、各種計測モードの時間の長短にかかわらず、ほぼ一定に保つことが出来、かつ、遅れ時間のバラツキが均一化されることから、従来のように各種計測モードと計測開始までの時間を考慮して使う必要がなく、計測効率が良く、特に、造影撮影や動きの多い被写体の計測においても高品位の断層画像を提供することが可能な医療用診断CT装置を提供することを可能にするという、技術的にも極めて優れた効果を発揮することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例になるX線医療用診断CT装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線医療用診断CT装置におけるスキャナーの計測開始位置と位置センサーとの関係を説明する図である。
【図3】上記X線医療用診断CT装置の一実施例になる撮影動作を説明するフローチャートである。
【図4】上記X線医療用診断CT装置の他の実施例になる撮影動作を説明するフローチャートである。
【図5】上記図4と同様、上記X線医療用診断CT装置の他の実施例になる撮影動作を説明するフローチャートである。
【図6】従来技術になるモーションアーチファクト捕正の説明図である。
【図7】上記のモーションアーチファクト補正の効果と欠点とを説明する説明図である。
【符号の説明】
1 X線管球
2 コリメータユニット
3 X線ビーム
4 検出器
5 検出回路ユニット
6 画像処理装置
7 操作卓
8 スキャナー制御装置
9 位置情報板
9l〜94 位置センサー
【産業上の利用分野】
本発明は、X線や超音波等を用いて被写体の断面画像を得るCT装置に関し、特に、医療用診断装置として用いられるに適した医療用診断CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体の断面画像を得るCT装置は、近年、特に医療用診断装置として患者の診断を行うための医療用診断装置として多く用いられており、この中には、X線を利用したX線CT装置、並びに、被写体を中心に被写体周辺方向からの投影データ計測を行ない、これにより画像再構成するRI−CT装置、超音波−CT装置及びI.I−CT装置等が含まれている。
【0003】
かかるCT装置において、例えば一般のX線又はその他のモダリティCT装置では、被写体を所定のスライス位置でその全周囲から計測するための時間、いわゆる360゜1スライス計測時間は、複数の変更可能な計測モードにより異なっており、通常、1〜9秒程度の時間が必要である。そこで、装置の操作者は、被写体の大きさや診断部位、あるいは、診断目的に応じて、最適な計測モードを選択して使用することが広く行われている。
【0004】
ところで、この計測時間の間に、例えば被写体の動きや被写体内部の臓器の動きが伴うと、この動きによりモーションアーチファクトと呼ばれるアーチファクトが発生し、そのため、得られる断層画像による正確な診断が困難になるという問題がる。そして、このような技術的課題を解決するための方法として、従来技術によれば、例えば特願昭59−87946号により既に提案されている「物体スライスの像を構成する装置」に記載されている計測データの補正方法が最も良く知られており、これは、一般的には、ボウルガス補正と呼ばれている。
【0005】
ここで、このボウルガス補正の方法を図6で簡単に説明する。通常のCT装置では、予めスキャナーの計測開始位置は所定の位置に定められておリ、この計測開始位置から計測を開始し、被写体の全周360°からの被写体投影データを順次計測し、計測終了位置では、当然、その計測開始位置と同一位置になるはずである。しかしながら、現実の計測においては、被写体の動きが伴うとそれにより計測時間の連続性がない計測開始位置と終了位置での計測データの間に不連続性が発生し、投影データ計測開始終了位置で、位置ずれ段差と呼ばれるずれが生じ、これが画像再構成後のモーションアーチファクトの発生の理由となる。そこで、上記のボウルガス補正と呼ばれる補正では、この計測開始位置と終了位置の近傍の所定の特定角度(以後、補正領域A°と呼ぶ)のデータの連続性を高めるために、逆方向からの投影データは本来同じ計測結果になる事を利用し、180°対向した位置関係にある投影データとの重みを徐々に変化させる変換処理によってデータを置き換える方法を採用している。図6は、かかるボウルガス補正において、計測された計測データの演算処理用に用いられる寄与率(重み)を示したものであり、これからも明らかなよう、本来の360°計測データを用いた場合は重み1.0(破線の長方形型になる)となり、本補正方法では、特定角度である補正領域A°の計測開始及び終了領域での計測データの重みは、端部ほど重みが少なく、その分180°対向位置関係にある中心部計測データの重みが大きくなる事を示している。
【0006】
また、例えばX線CT装置などの医療用診断CT装置では、血管内に造影材を注入して血管や各種腫瘍と正常組織間のコントラスト差を大きくし、もって、より容易に患者の診断を行なう計測方法が一般的に行なわれており、この種の手法においては、造影材が血液の循環と共に流れ去ってしまうため、この造影材の注入タイミングと計測開始のタイミングとが重要なファクターとなっている。特に、意識障害のある患者や乳児等の被写体の計測では、操作者が被検体の動きのないタイミングを狙って計測を開始する手段が取られており、これらの場合、共に、操作者の計測開始命令(又は動作)と診断装置の計測開始の同時性は、診断価値の高い断層画像を堤供するための重要な課題となっている。
【0007】
このような背景において、最近では、例えばスリップリングを搭載して連続回転が可能なスキャナーが一般的になってきており、これにより、計測開始位置を自由に設定することが出来ることから診断装置の計測開始の同時性を高め、もって、一連の計測時間の短縮が可能となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術においては、まず、前者に述べたボウルガス補正方法では、図7に示すように、補正領域Aを広く取るほどデータの連続性が増すため、被写体の動きによるアーチファクトがより効果的に抑制される(図7(a))が、その半面、この補正領域Aが広くなるほど、すなわち、端部領域での計測データを使用しないで無効にするため、X線利用効率が低下し、結果的に、得られる画像の背景ノイズが増加するという欠点を持っている(図7(b))。これに対して、補正領域Aを狭くすると、背景ノイズの増加を防止することが出来るが、モーションアーチファクトが大きくなってしまう(図7(b))という、相反する特性を示していた。
【0009】
さらに、かかるCT装置では、従来から、被写体の軸方向の減弱量の差が大きいと減弱量の大きな軸方向に流れる背景ノイズが目立ち易いという特徴を持っていた。かかる背景ノイズは、特に、その計測開始位置と被写体の大減弱軸方向が一致した場合には、上記のボウルガス補正によりさらに増長される結果となり、低コントラストの診断がし難くなるなど、診断上での大きな問題になっている。
【0010】
この様に、上記ボウルガス補正によりモーションアーチファクトを低減して被写体の高品質な断面画像を得ようとする場合、特に、医療用診断装置として患者の診断を行うための医療用診断装置では、患者である被写体の形状や計測条件に関して多種多用な組み合わせがなされるため、これら形状や計測条件による欠点と利点を総合的に考慮し、全ての組み合わせに対して最適な補正領域設定をすることが望まれるが、上記の従来技術になるCT装置では、かかる要求を満たすことは現実的に困難な状況にあった。
【0011】
そこで、本発明では、本発明者らによる上述のような従来技術におけるボウルガス補正及び背景ノイズと被写体との関係についての認識に基づいて、ボウルガス補正によるモーションアーチファクトの補正効果を最適に保持しつつ、かつ、被写体である患者の形状や計測条件である軸方向の減弱量の差をも考慮しながら、上記ボウルガス補正に必然的に伴う背景ノイズの増加を可能な限り低減し、もって、医療用診断装置として患者の正確な診断に必要な高品位の断層画像を堤供することが可能なCT装置、すなわち医療用診断CT装置を提供することを目的とする。
【0012】
また、上記従来技術の後者で述べた診断装置の計測開始の同時性の実現に関しては、上述のようなスリップリングを搭載して連続回転が可能なスキャナーでは特に問題は生じないが、しかしながら、ある固定した位置からの計測開始動作を行なう制御方式のスキャナーでは、操作者が計測命令を出したタイミングによっては、スキャナーはすでに計測開始位置を過ぎている事態も発生し、かかる場合には、再度、スキャナーが計測開始位置に達するまでに時間遅れが生じてしまう。ましてや、1スライスの計測時間が長いモード設定では、この時間遅れと、さらには、計測命令のタイミングから計測開始時間までの時間の不均一性であるバラツキは、定量的な解析を行なう上での決定的な問題になっていた。
【0013】
そこで、本発明では、上記の目的に加え、さらに、固定した位置から計測開始動作を行なう制御方式のスキャナーによる種々の計測モードにより異なるスキャン時間において、操作者の計測開始指示と装置の計測開始のタイミングのずれである時間遅れを最小にし、もって、高品位の断層画像を提供することが出来る医療用診断CT装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スキャナーによる所定のスライス位置における被写体の全周における計測データの計測開始位置と終了位置に近いある特定角度分の計測データを、前記被写体の全周における測定データ範囲内での前記計測開始位置と終了位置に対応する部分の計測データと、前記被写体の全周における測定データ範囲内での前記特定角度位置付近での計測データとの間で重み付けしたデータに置き換え、もって、断層画像再構成用に所定の補正領域を有する全周分の補正データを算出して断層画像を再構成する画象処理装置を有するCT装置において、さらに、この画処理装置には入力装置から操作者により予め入力された被写体情報や計測条件をもとに被写体のX線透過長が短くなる計測方向で減弱量が少なく、同X線透過長くなる計測方向で減弱量が多くなるとして相対的に計測方向での減弱量の違いを判別する手段と、前記スキャナーに設けられた回転センサーからの情報をもとに前記スキャナーによる計測開始位置を複数の角度位置にて確認できる計測開始位置確認手段を備え、前記画像処理装置は、前記減弱量判別手段による減弱量の計測方向での判別結果に基づいて、前記減弱量の多い軸方向が前記計測開始位置の場合には前記補正領域は狭めるように処理することを特徴とする医療用診断CT装置を開示する。
【0015】
更に本発明は、前記画像処理装置は、前記スキャナーによる計測開始位置を所定の複数位置に離散的に固定しており、上記入力装置から計測開始指令が出された後、この指令を判別してから計測準備までの時間経過後での上記スキャナーの位置から見て最初に到達する上記固定計測開始位置から計測を開始することを特徴とする医療用診断CT装置を開示する。
【0016】
【作用】
上記本発明になる医療用診断CT装置によれば、減弱量判別手段により被写体の形状に依存した計測方向の減弱量判別を行ない、計測開始位置の確認を行ない、前記減弱量の少ない軸方向を前記計測開始位置として前記補正データの算出の範囲は広げるように処理し、前記減弱量の多い軸方向を前記計測開始位置として前記補正データ算出の範囲は狭めるようにしたことにより、種々の被写体に対しても、従来からのモーションアーチファクト補正効果を良好に維持しつつ、かつ、背景ノイズの増加を押さえる事ができることとなる。
【0017】
また、上記の本発明になる他の医療用診断CT装置によれば、離散的に計測開始位置を設定しておき、計測開始命令を判別して計測準備までの時間経過後でのスキャナー位置から見て最初に到達する計測開始位置から計測を行うようにしたことによリ、操作者の計測開始指示から装置全体の計測準備時間までの間にスキャナーが移動する領域は、短時間計測モードでは多くの計測開始位置間にまたがリ、長い計測時間モードでのスキャナーが移動する領域は少ない計測開始位置間にまたがる事になり、これにより、計測開始指示から準備を完了して計測開始位置するまでの時間を均一化することが出来ることとなる。
【0018】
さらに、本発明の実施態様としては、計測する被写体である人体の縦軸方向と横軸方向の減弱量の違いを判別する手段と、計測開始が任意の位置でかつ複数の角度から計測できる計測開始位置可変制御手段とを設け、この減弱量軸方向の判別結果から計測開始位置を減弱量の少ない軸方向に設定して計測を行なった投影データを用いてボウルガス補正を行なうCT装置とし、さらに、計測データの軸方向減弱量と計測開始位置関係を判別して計測開始位置が被写体の減弱量が大きい軸方向から開始された場合には、上記の補正データ処理での補正角度範囲を通常設定幅より少なくするボウルガス補正処理を行なうことにより、やはり、モーションアーチファクト補正効果を良好に維持しつつ、かつ、背景ノイズの増加を押さえる事ができる医療用診断CT装置とすることが可能になる。
【0019】
加えて、操作者の計測開始指示のタイミングによりスライス毎で計測開始位置が可変される計測モードに対応して、計測開始位置と大きな減弱のある軸方向とが一致した最悪の場合、補正領域幅をアーチファクト補正効果の顕著な劣化にならない程度に少なくし、かつ、背景ノイズを極力押さえる事により、連続した被写体スライス画像における背景ノイズの顕著な変化をなくす事が出来、相対的に高画質な画像を維持する事が出来るようにるることが可能になる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例の詳細について、添付の図面を参照しながら説明を加える。
まず、図1には、本発明の実施例になる医療用診断CT装置の概観構成が示されており、このCT装置は、その計測開始位置を可変して計測することが可能な、いわゆる第3世代方式のCT装置であり、X線を利用した、いわゆるX線CT装置である。
【0021】
この図に示すX線CT装置において、操作者は、まず計測前に操作卓7により計測に必要な各種命令や計測条件を入力する。画像処理装置6は、この入力された各種命令や計測条件の内容を読み込んで、図には示されていないX線用高電圧発生装置や寝台装置、あるいは、スキャナー制御装置など、いわゆる、CT装置を構成する各装置に必要な制御信号を送り、この装置間の制御信号のやり取りの後、計測の準備が完了した時点で、計測開始命令待ちの状態で待機する。そして、この待機状態から、操作者の計測開始命令によって、事前に入力された計測モードで計測を開始するようになっている
【0022】
次に、スキャナーの構造について説明する。まず、スキャナー内の構成は、図からも明らかなように、X線管球1の対向した位置に検出器4が配置され、このX線管球1から照射されたX線は、コリメータユニット2によりスライス方向(スキャナー奥行方向)に狭められたX線ビーム3に形成される。そして、検出器4では、患者などの被検者である被写体を透過したX線が電気信号に変換され、さらに、検出回路ユニット5によって増幅され、かつ、アナログ信号からデジタル信号に変換されて画像処理装置6に送られ、図示しない演算装置による所定の演算処理により画像再構成が構成され、この構成された断層画像が操作卓7の表示装置上に表示される。
【0023】
ところで、従来型のスキャナーでは、X線管球への高電圧を供給する高圧ケーブルの処理のためにスキャナーの回転角度に制約が生じていたが、上記のスキャナーは、本発明を適用するため、その計測開始位置を可変することが出来る構造となっている。具体的には、上記のスキャナーでは、最低限360゜+90゜の計測角度を確保するように、1.25回転以上の回転が可能になっている。また、上記のスキャナーとしてスリップリング機構を用いたスキャナーを採用する場合には、スリップリングで各種制御信号を伝達供給する他に、上記コリメータユニット2、検出器4そして検出回路ユニット5への供給電源及び上記X線管球1に供給する高圧電源をスキャナーべースからスキャナー回転ベースに伝達供給する。さらに、検出器4の計測信号についても、スリップリングを経由してスキャナー回転ベースからスキャナーベースに伝達する構成にすることにより、スキャナーの連続的な回転計測が可能になる。そして、上記スキャナー構造は、最低限として縦軸方向と横軸方向からの計測開始を達成するために、従来型のスキャナーでは、90゜隣り合う2箇所に計測開始ポイントを設けたものである。すなわち、図において、符号91と92、92と93、93と94、94と91で表される位置の組み合わせのどれか1組が、90゜隣り合う2箇所の計測開始ポイントである。一方、スリップリングスキャナーでは、回転角度の制約はなく、任意に複数の計測開始ポイントを設定できるが、本実施例では縦軸横軸90゜間隔での4箇所としている。
【0024】
次に、複数の計測開始ポイントを判別し、同時に、任意の計測開始角度から計測を可変制御する場合について簡単に説明する。
図1に示す実施例では、スキャナーの回転ペースに円盤状の位置情報板9が固定されており、この位置情報板9の円周上の一点に計測開始ポイントがマーク(穴や信号)されており、スキャナーの回転と共にこの位置情報板9が回転している。そして、上記の計測開始ポイントであるマーク(計測開始マーク)を読み取るための位置センサー91〜94が、回転しないスキャナーペース側に固定されている。かかる構成によれば、これらの位置センサー91〜94を位置情報板9上の計測開始マークが通過した際に、この検知信号をスキャナーの計測に関する動作制御全体を制御するスキャナー制御装置8に送り、どの位置に相当するセンサーからの送信信号かを判別してスキャナー回転角度を確認しながら計測開始位置のタイミングを制御できるようになっている。また、このような構成においては、位置情報板9に予め4つの角度位置に相当する箇所に符号化された信号を埋め込んでおけば、一箇所に固定配置された位置センサー(例えば91)で位置情報信号を読み込んでスキャナーの角度情報を判断する事も出来る。また、スキャナー回転ベース側に直接、回転エンコーダセンサを取り付け、この回転エンコーダセンサからのエンコーダ信号から、直接、角度情報を判断し、計測開始位置を制御するなど、多様な制御方法が実現出来る。
【0025】
図2はこのような計測開始位置可変制御機構により達成される、各角度における計測開始時のスキャナー状態を示す図である。図2(a)はX線管球位置が真上の0°位置からの計測開始状態を、図2(b)はX線管球位置が右横90°位置からの計測開始状態を、図2(c)はX線管球位置が真下の180°位置からの計測開始状態を、そして、図2(d)はX線管球位置が左横の0°位置からの計測開始状態を示している。そして、これらの4種類(ただし、従来型CTスキャナーでは2種類)が自由に可変して計測されるようになっている。
【0026】
以上に述べたCT装置における操作の流れと、これによって得られる計測データの補正方法の詳細について、添付の図3〜図5を用いながら、以下に、順に説明する。
まず、図3には、計測する被写体の縦軸方向と横軸方向の減弱量の違いを判別し、この被写体における減弱量軸方向の判別結果から計測開始位置を減弱量の少ない軸方向に設定して計測を行なう計測方法を実現するためのフローが示されている。
【0027】
この計測方法では、図にも示すように、まずStep1で、操作者は、操作卓7により計測に必要な種々の設定や計測条件を入力する。この入力の際には、最終的に表示するための断層画像の向きを表示する必要から、計測する被写体の向き(上向き、横向き等)や大きさ、さらには、計測部位毎の撮影条件等を1まとめのセットで入力される、いわゆるプロトコル入力がなされる。
【0028】
Step2では、被写体の減弱量の大小関係を判別する。この判別方法は、医療用診断CT装置における被写体である人体の撮影断面形状は、円形か楕円形状が一般的な形である。このことから、頭部ならば上向き状態で縦軸方向が楕円長軸方向に、腹部なら横軸方向が楕円長軸方向になリ、この長軸方向での減弱量が大きい事になる。そこで、本実施例では、計測すべき撮影部位を判別することにより、撮影開始位置を決定している。具体的には、画像処理装置6が、操作者により予め入力された被写体情報や計測条件を読み取り、上記判別手順で個々の被写体の縦軸と横軸方向のどちらの角度方向で減弱量が大きいかをあらかじめ判別することが出来る。
【0029】
Step3では、計測部位が頭部と判定していることから、被写体が通常上向きあるいは下向きの状態での頭部計測では、撮影開始位置を90゜又は270゜の計測モードに設定する。すなわち、画像処理装置6からスキャナー制御装置8に制御命令を出し、これにより、スキャナー制御装置8は、一連のスキャナー制御で、横軸(90゜又は270゜)からの計測開始位置に設定される計測モードの状態で実際の計測開始命令を待つこととなる。他方、被写体が通常横向きの状態での頭部計測では、逆に、撮影開始位置は0゜あるいはl80゜に設定されることとなる。
【0030】
Step4では、計測部位が腹部と判定されており、このことにより、被写体が通常の上向きあるいは下向き状態の腹部計測では、上記Step3と同様に、画像処理装置6からスキャナー制御装置8に制御命令を出し、スキャナー制御装置8は、一連のスキャナー制御で、計測開始位置が横軸(0°又は180°)からの設定にされる計測モードにした状態で、実際の計測開始命令を待っている。他方、被写体が通常縦向きの状態での腹部計測では、逆に、90°あるいは270°に設定される。
【0031】
さらに、Step5では、操作卓7での計測開始命令を認知して、計測を開始する。これ以降の動作は、本実施例についての最初の説明で述べた通りであり、重複を避けるため、ここではその説明は省略する。
【0032】
図4及び図5には、計測データの軸方向の減弱量と計測開始位置との関係を判別し、計測開始位置が被写体の減弱量が大きい軸方向から開始された場合には、上記ボウルガス補正の補正データ処理での補正角度範囲を、通常の設定幅より少なくし、補正処理を行なうCT装置の実施例におけるフローが示されている。
まず、Step11で、操作者は、操作卓7で計測に必要な種々の設定や計測条件を入力する。この入力での設定内容の詳細は上記図3のStep1と同様であり、ここでは省略する。
【0033】
Step12は、いわゆる計測準備のための動作であり、ここでは、画像処理装置6が上記で入力された内容を読み込み、これにより、X線用高電圧発生装置、寝台装置、あるいは、スキャナー制御装置8など、いわゆるCT装置を構成する各装置に必要な制御信号を送り、さらに、これら装置間の制御信号のやり取りの後、計測の準備が完了した時点で計測開始命令待ちで待機する状態になる一連の動作をいう。また、この計測開始命令の待機状態とは、計測がスキャナーを右周りに回転する動作であり、かつ、従来型のCT装置の場合では、上記図1の0゜計測開始位置よりもマイナス側の角度位置で待機する状態である。あるいは、スリップリング型スキャナーの場合には、既に連続回転になっており、いつでもX線曝射を開始して計測できる状態をいう。
【0034】
続いて、Step13は、操作者の計測開始釦や命令キー入力等の動作がされたかを絶えず画像処理装置6の図示されない制御部が碓認している状態である。この計測命令が出ていない(「NO」の)時には、処理フローは上記のSteP3に戻り、操作者の計測開始釦や命令キー入力等の動作を確認できた(「YES」)場合には、以下に説明する計測動作に移行する。
【0035】
Step14では、スキャナーが計測動作状態になって最初に通過する計測開始位置に達したか否かを、スキャナー制御装置8が位置センサー(図1に符号91〜94で示す)からの信号の確認によって行なっている。この動作は、計測開始位置が確認されるまで続けられる。
【0036】
Step15では、最初に確認できた位置センサー信号を受けた時点で計測を開始する動作になるよう、画像処理装置6の制御部やその他の制御装置に計測開始信号を送る。また、この時点で現在の計測開始位置を示す信号を画像処理装置6に送り、記録する。ここでは、この計測開始位置と画像処理装置6に送られる計測データとの対応付けが可能なようになっており、これは、例えばメモリーの記録位置のアドレス対応のテーブル化でも良く、あるいは、計測データの最初の領域に位置情報を埋め込む方法等によっても可能である。そして、Step16は、実際の計測動作に入り、X線の曝射や計測データの取り込みを開始するステップである。
【0037】
次に、Step17では、画像処理装置6の制御部が一連の計測が完了したか確認を行うステップであり、完了(「YES」)と同時に、次の演算のStepに移行する。ここで、この一連の計測とは、単純に1回のスライス計測だけのもの、連続したスライス計測を行なうもの、あるいは、一連の計測を全て完了してから演算処理に移行するもの等、種々の計測モードが存在し、この計測モードは、上記Step11での撮影条件の設定の際に操作者により入力されるものである。なお、この説明では、1スライス計測毎に演算処理を行ない、画像表示後、次のスライス計測の開始命令を待つ計測モードとして、以後に説明を続ける。
【0038】
すなわち、Step18では、通常のCT装置で行なわれている処理、例えば計測されたデータのLOG変換処理や各種感度補正等の前処理が行なわれる。さらに、続くStep19では、上記Step11での入力条件から被写体の減弱量の大小関係を判別している。ここでの判別方法は、上記図3において示したStep2の方法と同様であるため、ここでは説明を省略する。但し、以下のStep20以降の処理は、このStep11での条件設定による被写体の部位の判断で、被写体の設定状態が上向きであると判断したものとして説明を続けることとする。
【0039】
まず、Step20は、「頭部」計測と判断された時に移行されるStepであり、上記のStep15で記録された位置を確認する。その結果、ここでは、計測開始位置が0゜又は180゜の時にはStep21へ、一方、計測開始位置が90゜又は270゜の時には、Step22へ移行するように処理される。
【0040】
次に、Step21では、計測部位が上向き状態の頭部であることから、その減弱量が大きい長軸方向である縦軸方向と、スキャナー計測開始位置(0゜又は180゜)とが一致しているので、図5で示したボウルガス補正における補正領域A゜の範囲を、通常の標準値よりも狭くして補正を行なう。一方、Step22では、計測部位である上向き頭部の減弱量が大きい縦軸方向と上記スキャナーの計測開始位置(90゜又は270゜)とが一致していないので、通常標準として設定されている領域でボウルガス補正を行なっている。
【0041】
さらに、Step23では、CT装置の通常の画像再構成処理を行なっており、続くStep24では、画像再構成された断層画像を、操作卓7で画像表示装置上に表示する。さらに、Step25は、腹部計測と判断された時に移行されるStepであり、このStep25では、記録された位置を確認し、計測開始位置が0゜又はl80゜の時にはStep26へ、これに対し、計測開始位置が90゜又は270゜の時にはStep27に移行するよう処理される。
【0042】
次に、Step26では、計測部位が腹部の減弱量が大きい軸方向(横方向)とスキャナー計測開始位置(0゜又はl80゜)とが一致していないので、通常標準として設定されているボウルガス補正を行なっている。これに対し、Step27では、計測部位が腹部の減弱量が大きい軸方向(横方向)とスキャナー計測開始位置(90゜又は270゜)とが一致しているので、図5で示したボウルガス補正における補正領域A゜の範囲を通常標準値より狭くして補正を行なっている。
【0043】
Step28とStep29とは、上記のStep23とStep24と同一処理であることから、ここでは説明を省略する。さらに、Step30は、Step11で入力された一連の計測動作が完了したか判別する処理であり、完了ならば、「次の計測?」は「NO」と判定されて動作が終了し、次の計測が残っていれば(「YES」の時)、処理は、上記のStep13に戻り、再び、Step13〜Step30までの動作を続行することとなる。
【0044】
なお、上述の実施例では、各被写体での軸方向の減弱量判定を単純化するため、その軸方向を縦軸と横軸の2方向として説明したが、しかしながら、この軸方向は必ずしも縦軸と横軸の2方向だけに限定されることはなく、上記の本発明の主旨からその他の種々の方向でもよく、その場合、計測開始位置の設定もより複数の位置で可能である。また、減弱量の軸方向における大小判断についても、上記の実施例では、これを操作卓7で入力された計測条件を参照にして決定するものとして説明したが、その他の判定方法も可能である。例えば、上記の図4の例では、計測開始位置とこの計測開始位置から90゜ずれた位置での計測データのビュー投影データはあらかじめ分かっているため、この計測開始位置と90゜角度対応の投影データの両者である中心チャンネル(ch)幅の平均値やトータル加算値などを比較すれば、どちらの軸方向が減弱量が大きいかを、より精度よく判定することも可能である。
【0045】
さらに、上記のボウルガス補正についても、上記の実施例では、最も一般的な特願昭59−87946号の「物体スライスの像を構成する装置」に記載されている計測データの補正方法を参照したが、その他、重み付けして置き換える対象を計測開始位置又は終了位置のA゜領域だけに限り、例えば計測開始位置0゜からA゜の領域は360゜データとA゜データの位置に比例した重みデータに変換する方法等を採用することによっても、やはり、モーションアーチファクトを低減することができる事から、種々の計測開始終了位置領域データの重み変換手法が適用出来ることとなることは言うまでもない。
【0046】
また、上記図4及び図5に示した他の実施例において、特に、そのStep14及びStep15では、操作者による計測開始指令の後、スキャナーが計測動作状態になって最初に通過する計測開始位置に達したことを、スキャナー制御装置8が位置センサー(図1に符号91〜94で示す)からの信号で確認し、この最初に確認できた位置センサー信号を受けた時点で計測を開始するようになっている。このような動作によれば、固定した位置から計測開始動作を行なう制御方式のスキャナーにおいても、計測時間の種類に対応した複数の計測開始位置を設ける事により、各種の計測モードにおける計測時間の長短の違いにかかわらず、同時性を保ちかつ時遅れ時間のバラツキを均一化することが可能となり、そのため操作者は、各種の計測モードと計測開始までの時間を考慮しながら操作を行う必要がなくなる。
【0047】
すなわち、スキャナーの複数の計測時間モードに対応して、スキャナーでの計測開始位置ポイントを複数個(本実施例では4個)設置し、計測開始命令を判別してから計測準備までの時間経過後でのスキャナー位置から見て最初に到達する計測開始位置から計測を行う制御方法としたものである。より具体的には、本実施例では、例として1秒、2秒、そして、4秒の3種類の計測モードが選択される事が可能なCT装置が上記の図1と図2に示すように、0°(360°)、90°、180°、そして270°の固定された4箇所の計測開始位置から計測を行うことが出来るスキャナー装置で実現される事を想定している。
【0048】
一般に、計測開始準備期間は、全ての計測時間モードに対して共通であり、かつ、計測時間の違いはスキャナー回転速度である。この事から、計測時間の種類に対応して複数の計測開始位置(本実施例では4箇所の計測開始位置)を設ける事により、操作者の計測開始指示から装置全体の計測準備時間までの間にスキャナーが移動する領域は、例えば上記の短時間(1秒)計測モードでは4箇所の計測開始位置間にまたがり、一方、長い計測時間(4秒)モードでのスキャナーが移動する領域は、2箇所の計測開始位置間にまたがる事になる。このことから、計測時間の種類に対応して複数の計測開始位置を設けておき、さらに、スキャナーが計測動作状態になって最初に通過する計測開始位置から計測を開始するように構成することにより計測開始指示から準備完了を得て次の計測開始位置に達するまでの時間が均一化されることとなる。これにより、自由に計測開始動作を行なうことが出来ない固定位置から計測開始動作を行なう制御方式のスキャナーにおいても、計測効率が良く、造影撮影や動きの多い被写体計測で高品位の断層画像を提供することが可能になる。
【0049】
なお、複数の計測開始位置の設定については、上記図1に示したと同様に、計測開始マークを読み取る位置センサー9l〜94が回転しないスキャナーペース側に固定し、この位置センサー9l〜94を位置情報板9の計測開始マークが通過した際に、この検知信号をスキャナーの計測に関する動作制御全体を制御するスキャナー制御装置8に送り、どの位置に相当する位置センサーからの送信信号であるかを判別してスキャナー回転角度を確認しながら計測開始位置のタイミングを制御できるようになっている。このような構成においては、位置情報板9にはあらかじめ4つの角度位置に相当する箇所に符号化された信号を埋め込んでおけば、一箇所に固定配置された位置センサーで、位置情報信号を読み込んでスキャナーの角度情報を判断する事も出来る。
【0050】
以上のの実施例では、最も一般的な計測時間を倍々に増加する計測時間の組み合わせを一例として説明したが、本発明は、さらに多くの種々の計測時間が可能な装置においても適用可能であり、かかる場合には、さらに多くの方向でかつより複数の計測開始位置を設定することで対応することにより、計測開始の同時性を向上させる事が可能となる。
【0051】
【発明の効果】
以上の詳細な説明からも明らかなように、本発明によれば、種々の被写体に対して従来からのモーションアーチファクト補正効果を維持しつつ、モーションアーチファクト補正に必然的に伴う背景ノイズの増加を押さえる事が可能になり、もって、医療用診断装置として患者の正確な診断に必要な高品位の断層画像を堤供することが可能な医療用診断CT装置を提供することを可能にするという、技術的にも極めて優れた効果を発揮することとなる。
【0052】
また、本発明によれば、操作者の計測開始指示から計測開始までの時間の同時性を、各種計測モードの時間の長短にかかわらず、ほぼ一定に保つことが出来、かつ、遅れ時間のバラツキが均一化されることから、従来のように各種計測モードと計測開始までの時間を考慮して使う必要がなく、計測効率が良く、特に、造影撮影や動きの多い被写体の計測においても高品位の断層画像を提供することが可能な医療用診断CT装置を提供することを可能にするという、技術的にも極めて優れた効果を発揮することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例になるX線医療用診断CT装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線医療用診断CT装置におけるスキャナーの計測開始位置と位置センサーとの関係を説明する図である。
【図3】上記X線医療用診断CT装置の一実施例になる撮影動作を説明するフローチャートである。
【図4】上記X線医療用診断CT装置の他の実施例になる撮影動作を説明するフローチャートである。
【図5】上記図4と同様、上記X線医療用診断CT装置の他の実施例になる撮影動作を説明するフローチャートである。
【図6】従来技術になるモーションアーチファクト捕正の説明図である。
【図7】上記のモーションアーチファクト補正の効果と欠点とを説明する説明図である。
【符号の説明】
1 X線管球
2 コリメータユニット
3 X線ビーム
4 検出器
5 検出回路ユニット
6 画像処理装置
7 操作卓
8 スキャナー制御装置
9 位置情報板
9l〜94 位置センサー
Claims (2)
- スキャナーによる所定のスライス位置における被写体の全周における計測データの計測開始位置と終了位置に近いある特定角度分の計測データを、前記被写体の全周における測定データ範囲内での前記計測開始位置と終了位置に対応する部分の計測データと、前記被写体の全周における測定データ範囲内での前記特定角度位置付近での計測データとの間で重み付けしたデータに置き換え、もって、断層画像再構成用に所定の補正領域を有する全周分の補正データを算出して断層画像を再構成する画象処理装置を有するCT装置において、さらに、この画処理装置には入力装置から操作者により予め入力された被写体情報や計測条件をもとに被写体のX線透過長が短くなる計測方向で減弱量が少なく、同X線透過長くなる計測方向で減弱量が多くなるとして相対的に計測方向での減弱量の違いを判別する手段と、前記スキャナーに設けられた回転センサーからの情報をもとに前記スキャナーによる計測開始位置を複数の角度位置にて確認できる計測開始位置確認手段を備え、前記画像処理装置は、前記減弱量判別手段による減弱量の計測方向での判別結果に基づいて、前記減弱量の多い軸方向が前記計測開始位置の場合には前記補正領域は狭めるように処理することを特徴とする医療用診断CT装置。
- 前記画像処理装置は、前記スキャナーによる計測開始位置を所定の複数位置に離散的に固定しており、上記入力装置から計測開始指令が出された後、この指令を判別してから計測準備までの時間経過後での上記スキャナーの位置から見て最初に到達する上記固定計測開始位置から計測を開始することを特徴とする請求項1に記載の医療用診断CT装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08825895A JP3583503B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 医療用診断ct装置 |
| US08/611,851 US5668845A (en) | 1995-04-13 | 1996-03-06 | Computed-tomography apparatus and control method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08825895A JP3583503B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 医療用診断ct装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08280664A JPH08280664A (ja) | 1996-10-29 |
| JP3583503B2 true JP3583503B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=13937859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08825895A Expired - Fee Related JP3583503B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 医療用診断ct装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5668845A (ja) |
| JP (1) | JP3583503B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103284740A (zh) * | 2012-02-28 | 2013-09-11 | 上海西门子医疗器械有限公司 | Ct机的扫描控制方法、扫描控制装置及ct机 |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6314198B1 (en) * | 1996-09-25 | 2001-11-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Radiographic, digital image processing system |
| US6141398A (en) * | 1998-08-25 | 2000-10-31 | General Electric Company | Protocol driven image reconstruction, display, and processing in a multislice imaging system |
| US6233308B1 (en) | 1999-03-19 | 2001-05-15 | General Electric Company | Methods and apparatus for artifact compensation with variable angular sampling |
| US6373919B1 (en) | 1999-08-10 | 2002-04-16 | Ge Yokogawa Medical Systems, Limited | Projection data correction method and apparatus, and radiation tomographic imaging method and apparatus |
| JP3789728B2 (ja) * | 1999-08-10 | 2006-06-28 | ジーイー横河メディカルシステム株式会社 | プロジェクションデータ補正方法および装置並びに放射線断層撮像装置 |
| WO2003018131A1 (en) * | 2001-08-24 | 2003-03-06 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Radiological treatment apparatus |
| US6678346B2 (en) * | 2001-10-11 | 2004-01-13 | Ge Medical Systems Global Technology Company Llc | Cone-beam CT scanner with image reconstruction using multiple sub-images |
| US6816567B2 (en) * | 2002-07-15 | 2004-11-09 | Ge Medical System Global Technology Company, Llc | System and method for acquiring x-ray data |
| JP4646810B2 (ja) * | 2004-02-16 | 2011-03-09 | 株式会社日立メディコ | 断層撮影像の再構成方法及び断層撮影装置 |
| JP4497997B2 (ja) * | 2004-04-21 | 2010-07-07 | キヤノン株式会社 | 放射線画像撮影装置及びその制御方法 |
| US20060020200A1 (en) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Medow Joshua E | Artifact-free CT angiogram |
| JP2008537892A (ja) * | 2005-01-10 | 2008-10-02 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 解析から取得へのフィードバックを用いた心肺スクリーニング |
| JP4559312B2 (ja) * | 2005-06-28 | 2010-10-06 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 放射線撮影装置 |
| US8938104B2 (en) * | 2008-08-29 | 2015-01-20 | Varian Medical Systems International Ag | Systems and methods for adaptive filtering |
| JP5451010B2 (ja) * | 2008-08-29 | 2014-03-26 | キヤノン株式会社 | X線検出装置、情報処理方法および記録媒体 |
| JP2014198164A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 富士通株式会社 | 計測装置、計測部位判定方法、及びプログラム |
| CN115005860B (zh) * | 2022-08-03 | 2022-11-15 | 有方(合肥)医疗科技有限公司 | 一种减少口腔颌面cbct成像运动伪影的方法及装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4580219A (en) * | 1983-05-02 | 1986-04-01 | General Electric Company | Method for reducing image artifacts due to projection measurement inconsistencies |
| US5228070A (en) * | 1988-10-20 | 1993-07-13 | Picker International, Inc. | Constant image quality CT scanner with variable radiation flux density |
| JPH0787835B2 (ja) * | 1990-06-27 | 1995-09-27 | 株式会社東芝 | X線断層撮影装置 |
| JP2607749B2 (ja) * | 1990-11-01 | 1997-05-07 | 株式会社東芝 | X線ct装置 |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP08825895A patent/JP3583503B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-06 US US08/611,851 patent/US5668845A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103284740A (zh) * | 2012-02-28 | 2013-09-11 | 上海西门子医疗器械有限公司 | Ct机的扫描控制方法、扫描控制装置及ct机 |
| CN103284740B (zh) * | 2012-02-28 | 2016-02-24 | 上海西门子医疗器械有限公司 | Ct机的扫描控制方法、扫描控制装置及ct机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08280664A (ja) | 1996-10-29 |
| US5668845A (en) | 1997-09-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3583503B2 (ja) | 医療用診断ct装置 | |
| US5345938A (en) | Diagnostic apparatus for circulatory systems | |
| US6470066B2 (en) | X-ray computerized tomography apparatus, control method therefor and image generating method using the apparatus | |
| US7269246B2 (en) | X-ray angiography apparatus | |
| US7315606B2 (en) | X-ray imaging apparatus and its control method | |
| JP3678382B2 (ja) | X線ct装置 | |
| EP0744158A2 (en) | Computed tomography scanner apparatus | |
| JPH08238236A (ja) | Ct装置 | |
| JPH1052424A (ja) | 患者の心臓周期の放射線検査用の方法及び装置 | |
| JP2001161674A (ja) | X線装置およびx線放射に影響を与えるための方法 | |
| JP5544148B2 (ja) | コンピュータ断層撮影方法およびシステム | |
| US6959067B2 (en) | X-ray imaging method and a 3D-rotational X-ray apparatus for applying this method | |
| US7426255B2 (en) | X-ray CT device | |
| US20060074305A1 (en) | Patient multimedia display | |
| JP2004261224A (ja) | X線ct装置 | |
| US7822467B2 (en) | Method for producing CT images of a cyclically moving object to be examined | |
| JPH07124152A (ja) | X線ctスキャナ | |
| JP3434545B2 (ja) | X線ctスキャナ | |
| JP4266422B2 (ja) | 放射線断層撮影方法および装置 | |
| JP3688753B2 (ja) | コンピュータ断層撮影装置 | |
| JPH10211197A (ja) | X線ct装置 | |
| JP4336415B2 (ja) | X線ct装置 | |
| JP2005143947A (ja) | X線ct装置 | |
| JP5105966B2 (ja) | 超音波検査装置 | |
| US20060188058A1 (en) | Method and tomography unit for taking tomographic pictures of a beating heart |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040323 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040524 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040727 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040729 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |