JP3583404B2 - サージ保護ユニット及び保安器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保安器と端末装置間に設置された雷サージから機器を保護するサージ保護ユニットに関する。特に、入出力間を平衡線路で構成して、その平衡線路にコンデンサとコイルからなるハイパスフィルタを備えることで、電源線からのサージ通過を阻止し端末装置を保護するサージ保護ユニットに関する。又、その保護回路を有した保安器に関する。本発明は、TV受信装置、通信端末装置のサージ保護ユニット及びCATV用保安器に適用できる。
【0002】
【従来の技術】
近年、雷サージによる通信端末装置の破壊が問題となっている。例えば、図6に示すCATVシステムがある。これは、コンピュ−タ装置110をCATV通信回線95に接続し、データ通信をするシステムである。コンピュ−タ装置110は、端末装置であるケーブルモデム115、同軸ケーブル125、保安器100を介してCATV通信回線95に接続されている。このシステムにおいては各装置は電源線130を共通とし、ケーブルモデム115の筐体は同軸ケーブル125の外部導体及び保安器100を介してアースされている。
【0003】
このシステム近傍に落雷があると、例えば、CATV通信回線95側からサージが侵入し、それにより上記端末装置が破壊される場合がある。そのため従来より、保安器100には図7に示すような対策がとられている。CATV通信回線側である入力端子(IN)側の信号線路101とアース線路102間にサージ等の低周波を吸収するアレスタ(避雷器)103とコイル104を設けていた。さらに、信号線路101にコンデンサ105を挿入して、サージの宅内への侵入を阻止していた。
【0004】
しかしながら、図6に示すように落雷によるサージは送電線及び電源線130を介してコンピュ−タ装置110又はケーブルモデム115に侵入する場合がある。例えば、送電線のグランドワイヤーに落雷があると雷サージ(3kV〜5kV)はアース、柱上トランス131を介して電源線130に侵入する。電源線130に侵入したサージは、電源線130、ケーブルモデム115の筐体及び内部回路、同軸ケーブル125の外部及び内部導体、保安器100の筐体を経由してアースにバイパスされる。即ち、サージ電圧が所定値より大であると保安器100のコンデンサ105、106(図7)が絶縁破壊されてサージがアースに流れ、その結果ケーブルモデム115の信号線にサージ電流が誘導されて、内部の回路が破壊される場合がある。
【0005】
この電源線に重畳した雷サージからの破壊を防止するための対策として、従来より図8に示すサージ保護ユニットがある。これは、端末装置(例えばケーブルモデム)115の電源線間に複数のサージアブソーバ111、及び複数のアレスタ112を設け、又それらの中点から同軸ケーブル125の外側導体にバイパス線路113を設けたものである。このようなユニットを備えれば、電源線に侵入したサージはサージアブソーバ111、及びアレスタ112で減衰され、バイパス線路113、同軸ケーブル125の外側導体を介してアースに流れる。即ち、減衰されたサージは端末装置110を迂回するように流れる。これにより、端末装置110をサージから保護していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示すようなサージ保護ユニットは、各端末装置の電源線に備えるともに、そのバイパス回路を同軸ケーブルの外側導体に接続する必要がある。即ち、コンピュータ装置、モデム装置、TV受信器、サーバ装置等の端末装置が複数ある場合、その複数の端末装置の全てに上記サージ保護ユニットを備えねばならず、容易な対策ではない。又、複数の端末装置に備える分、コスト高になるという欠点もある。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は電源線からのサージ通過を阻止し、端末装置を保護するサージ保護ユニット又は保安器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段・作用および効果】
上記の課題を解決するために請求項1のサージ保護ユニットは、ネットワークシステムにおいて、保安器と端末装置間に設けられ、端末装置の電源線に侵入したサージを阻止して端末装置を保護するサージ保護ユニットであって、入力端に設けられ不平衡線路を平衡線路に変換する不平衡/平衡変換器と、出力端に設けられ平衡線路を不平衡線路に変換する平衡/不平衡変換器と、前記入力端と前記出力端とは絶縁分離され、不平衡/平衡変換器と平衡/不平衡変換器との間の平衡線路の2本の線路にそれぞれ直列に挿入されたコンデンサと、その2本の線路間に並列に挿入されたコイルとから成るハイパスフィルタとを備えたことを特徴とするサージ保護ユニットである。
【0009】
従来例で説明したように、サージ侵入経路は2経路ある。1つは、通信回線による経路であり、一つは電源線による経路である。通信回線経由のサージは、通常、保安器のアレスタ等の避雷器で吸収される。電源線経由のサージは、例えば順に電源線、端末装置、同軸ケーブルの外部導体及び内部導体に侵入し、保安器筐体を介してアースに流れる。本発明では、サージ保護ユニットの入力端に不平衡/平衡変換器を設け、出力端に平衡/不平衡変換器とを設けて内部に平衡線路を形成している。そして、入力端と出力端とを絶縁分離している。即ち、入力端と出力端の外部導体は接続されおらず、絶縁分離されている。そして、その平衡線路における2本の線路に、それぞれ直列に、コンデンサを挿入し、その2本の線路間に並列にコイルを挿入してハイパスフィルタを構成している。即ち、端末装置は、ハイパスフィルタを介して、保安器と完全に絶縁分離されている。これにより、高周波信号は通過されるが電源線経由のサージ(低周波)は阻止される。即ち、電源線に侵入したサージは端末装置を通過して保安器のアースに流れることがない。したがって、端末装置を絶縁破壊から保護することができる。
又、この時、ハイパスフィルタのコンデンサは、線路が平衡線路であるため不平衡線路と比べてコンデンサの容量を小さくできる。例えば、この時のコンデンサには、耐圧15kV程度、容量100pFの高耐圧型を用いることができる。よって、サージ保護ユニットを小型化することもできる。
【0010】
又、請求項2のサージ保護ユニットは請求項1に記載のサージ保護ユニットにおいて、ハイパスフィルタを、コンデンサとコイルの多段接続から成る梯子型フィルタとしたことを特徴とする。
平衡線路の2本の線路に多数のコンデンサが直列に挿入されることになることから、同一耐圧のコンデンサを用いれば、雷サージ耐圧が向上する。又、雷サージ耐圧を同一とするならば、耐圧規格の低い、形状の小さなコンデンサを用いることが可能となり、装置が小型化できる。
【0011】
又、平衡/不平衡変換器や不平衡/平衡変換器は、同軸ケーブルの不平衡線路と平衡線路間とを相互変換する変換器であり、良く知られたものである。例えば、搬送波の波長をλとする時、λ/4長だけ共通に外側導体を有するシュベルトッフ型、又はλ/2長だけ同軸ケーブルが迂回する半波長迂回型、トランスを用いたバイファイラコイル型がある。これらの何れかを用いることで、高周波信号を反射させることなく、相互変換が可能となる。
【0012】
又、請求項3に記載の保安器のうち、請求項1に記載のサージ保護ユニットを備えるものについては、ネットワークシステムにおいて宅内入り口に設置される通信回線の保安器であって、宅内の端末装置の電源線に侵入したサージの通過を阻止し、端末装置を保護する保安器において、保安器の端末装置への出力側に設けられた回路であって、不平衡線路を平衡線路に変換する不平衡/平衡変換器と、平衡線路を不平衡線路に変換する平衡/不平衡変換器と、端末装置への出力側と保安器のアースとは絶縁分離され、不平衡/平衡変換器と平衡/不平衡変換器との間の平衡線路の2本の線路にそれぞれ直列に挿入されたコンデンサと、その2本の線路間に並列に挿入されたコイルとから成るハイパスフィルタとから成る回路とを有する回路を備えたことを特徴とする保安器である。
【0013】
従来例で説明したように、サージ侵入経路は2経路ある。1つは、通信回線経路であり、一つは電源線経路である。通信回線経路のサージは、従来のように保安器の入力側に設けられたアレスタ等の避雷器で吸収される。
一方、宅内の端末装置の電源線からのサージは、例えば、電源線、端末装置、同軸ケーブルの外部導体及び内部導体に侵入し、保安器筐体を介してアースに流れる。本発明の保安器は、保安器の端末装置への出力側に、不平衡/平衡変換器と平衡/不平衡変換器とを設け平衡線路を形成している。そして、端末装置への出力側を保安器のアースと絶縁分離している。即ち、端末装置への出力側に接続される同軸ケーブルの外部導体は、保安器のアースと完全に絶縁分離されている。そして、平衡線路の2本の線路にそれぞれ直列にコンデンサを挿入し、その2本の線路間に並列にコイルを挿入してハイパスフィルタを形成したことを特徴する。これにより、高周波信号は通過されるが低周波であるサージはこのハイパスフィルタによって通過が阻止される。よって、出力側に接続された端末装置はサージから保護される。
又、この時、ハイパスフィルタは平衡線路であるため不平衡線路と比べてコンデンサの容量を小さくできる。例えば、この時のコンデンサには、耐圧15kV程度、容量100pFの高耐圧型を用いることができる。
【0014】
又、請求項3に記載の保安器のうち、請求項2に記載のサージ保護ユニットを備える保安器は、更に、ハイパスフィルタを、コンデンサとコイルの多段接続から成る梯子型フィルタで構成したことを特徴とする。この構成によれば、平衡線路であるため不平衡線路と比べてコンデンサの容量を小さくできる。即ち、保安器を小型化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
(第1実施例)
図1に本発明のサージ保護ユニットの回路図を示す。本発明のサージ保護ユニット10は、出力端である端末装置への機器端子11、入力端である通信回線(保安器)への回線端子12、不平衡/平衡変換器13、平衡/不平衡変換器14、ハイパスフィルタ15、平衡線路を構成する2本の信号線路16a、16bから構成される。又、ハイパスフィルタ15は低周波であるサージを遮断する、例えば高耐圧型のコンデンサ17a、17b、コイル18a、18bからなる。コンデンサ17a、17bは、それぞれ、2本の信号線路に直列に挿入されており、コイルは、2本の信号線路間に並列に挿入されている。
このハイパスフィルタ15は、所謂コイル梯子型フィルタである。尚、機器端子11、回線端子12は例えばRF端子であり、中心導体と外部導体を備えた端子である。
【0016】
このサージ保護ユニット10は、例えばCATVシステムにおいては図2のように、市中からのCATV通信回線95を屋内に延出する保安器20と宅内の2分配器30間に設けられる。尚、2分配器30の後段には、例えばTV受信装置40、ケーブルモデム装置55、コンピュ−タ装置50が接続される。そして、各装置はコンピュ−タ装置50とケーブルモデム装置55の間を除いて、全て同軸ケーブルによって接続されている。即ち、コンピュータ装置50を除く各筐体は、同軸ケーブルの外被導体によって全て同電位となっている。
尚、保安器20は従来例で説明した保安器100(図6)と同等である。即ち、保安器20の筐体はアースに接続されており、回線側から侵入するサージはアレスタ等の避雷器を介してアースに流れる。
【0017】
本実施例は、電源線60からサージが侵入した場合にそれを阻止する例である。図1、図2を用いてサージ回避動作を説明する。例えば、このシステム近傍の電力線に落雷があると電源線60及び/又はCATV通信回線95にサージが発生する。従来の保安器(図7)だけであって、本実施例装置が用いられていないと、電源線60に侵入したサージは、ケーブルモデム55の筐体に侵入し、2分配器30、同軸ケーブル105、保安器20へと伝搬する。そして、コンデンサ106がサージ電圧によって破壊されて、雷サージはアースへと流れる。このために、端末装置であるケーブルモデム55の回路が破壊されることがある。
【0018】
しかしながら、本実施例のサージ保護ユニット10は、機器端子(出力端子)11と回線端子(入力端子)12とは完全に絶縁分離されている。即ち、機器端子11、回線端子12に接続される同軸ケーブルの外部導体は絶縁分離されている。この状態で、図1に示すように、不平衡/平衡変換器13、平衡/不平衡変換器14の間にハイパスフィルタ15が設けられている。そして、ハイパスフィルタ15は、高耐圧型コンデンサ17a、17bを有したインピーダンス整合を考慮した対称構造をしている。即ち、平衡線路であるため不平衡線路と比べてコンデンサの容量を小さくできる。例えば、耐圧15kVで、容量が100pFのものを用いることができる。このようにして、高周波信号は反射、減衰することなく通過されて、データ通信の品質が維持される一方、低周波であるサージは信号線路16a、16bに侵入、又は誘起されるが、それらは何れもハイパスフィルタ15の高耐圧型コンデンサ17a、17bで阻止される。この時、高耐圧型コンデンサ17a、17bには高圧が印加されるが、その耐圧を例えば15kV程度の高耐圧型とすれば破壊されることはない。即ち、電源線60に侵入したサージは、ケーブルモデム55、2分配器30、サージ保護ユニット10、保安器20を介してアースに流れることはない。よって、サージは各端末装置を通過することがなく、このサージ保護ユニット10を保安器20後段に設置すれば、全ての宅内端末装置をサージから保護することができる。
尚、機器端子11と回線端子12とを絶縁分離するためには、本実施例の保護ユニット10の筐体を樹脂で形成すれば良い。また、保護ユニット10の筐体を金属で構成した場合には、機器端子11と回線端子12のうちの少なくとも一方の外部導体側は保護ユニット10の筐体に対して絶縁スペーサ(コンデンサ)等を介して絶縁されている必要がある。
【0019】
本実施例のサージ保護ユニット10は、ハイパスフィルタ15の前段と後段に不平衡/平衡変換器13と平衡/不平衡変換器14とを備えている。変換器13、14は、同軸ケーブル105とハイパスフィルタ15の平衡2線路(信号線路16a、16b)の不整合や不要放射を回避することができる。変換器13、14を図3に示す。これは、トランスを用いたバイファイラコイル型の変換器である。これにより、信号はハイパスフィルタ15の両端で反射することはなく、高周波信号の品質が維持される。
尚、不平衡/平衡変換器13と平衡/不平衡変換器14はトランスを用いたバイファイラコイル型でなくともよい。他の型の変換器を用いてもよい。例えば高周波信号の搬送波の波長をλとする時、λ/4長だけ共通に外側導体を共有するシュベルトッフ型、又はλ/2長だけ同軸ケーブルが迂回する半波長迂回型等の変換器を用いてもよい。同等の効果を得ることができる。
【0020】
(第2実施例)
第1実施例は、サージ保護ユニット10を保安器20と端末装置間に設ける例であった。このサージ保護ユニット10は、保安器20内部に組み込んでもよい。即ち、従来の保安器100(図7)に第1実施例のサージ保護ユニット10(図1)を組み込んでもよい。新規にCATV通信回線を宅内に敷設する場合は、サージ保護ユニット10を組み込んだ保安器がより効果的であり、又、利便性に優れている。
【0021】
図4に本発明のサージ保護ユニットを用いた保安器を示す。図4は回路図である。これは、第1実施例のサージ保護ユニット10(図1)の回路を従来の保安器の出力端に設けたものである。即ち、アレスタ103とコイル104に対して出力端である機器端子11の側に、図1に示す回路を設けたものである。この時、従来の保安器のコンデンサ105と、コンデンサ106は、コンデンサ17aと、コンデンサ17bとで代用できるので、省略しても良い。勿論、省略しなくとも良い。このような構成により、回線端子12側(CATV通信回線側)から侵入したサージは、従来通りこのアレスタ103とコイル104で消費減衰されアースに流される。又、アース抵抗でサージ電圧が残存しても、ハイパスフィルタ15でサージの宅内側への侵入が阻止される。これにより、CATV通信回線側から侵入したサージに対して、宅内の端末装置を保護することができる。
【0022】
一方、機器端子11側からのサージ(宅内電源線に侵入したサージ)は、第1実施例と同様な理由により、高耐圧型コンデンサ17a、17b、コイル18a、18bを有したハイパスフィルタ15で遮断される。よって、宅内の電源線に侵入したサージは端末装置を介して保安器のアースに流れることはないので、機器端子11側の端末装置が保護される。
本実施例の保安器が、不平衡/平衡変換器13と平衡/不平衡変換器14とを備えていることによる効果は、第1実施例と同様である。
本実施例の保安器においても、機器端子11の外部導体側は保安器の筐体に対して絶縁分離されている。このためには、機器端子11の外部導体側と筐体との間に絶縁スペーサ(コンデンサ)を設けたり、保安器の筐体を樹脂製とする等の方法がある。
【0023】
(変形例)
以上、本発明を表わす1実施例を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。例えば第1実施例では、ハイパスフィルタ15の高耐圧コンデンサ17a、17bを2線路上(信号線路16a、16b)にそれぞれ1個ずつ設けたが、図5(a)、(b)に示すように、インピーダンス整合の条件を満たすように、コイルを含めて対称となるように一つの信号線路に2個、合計4個設けても良い。即ち、第1実施例のコンデンサ17aを17a、17bの複数に、17bを17b、17bの複数としても良い。この様な構成にすれば、サージ電圧を2個のコンデンサで受けることになる。これにより、より大きなサージ電圧からも端末装置を保護することができる。逆に言えば、同一サージ電圧に対してはコンデンサの耐圧や容量を小さくすることができる。
【0024】
又、第1実施例では通信回線をCATV通信回線としたが他の通信回線でもよい。例えば、中央装置と複数の端末装置が同軸ケーブルで接続された他のLANシステムでもよい。これにより、例えば様々な電源線から侵入したサージから端末装置を保護することができる。即ち、LANシステムを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るサージ保護ユニットの回路図。
【図2】本発明の第1実施例に係るサージ保護ユニットを適用したCATVシステム構成図。
【図3】本発明の第1実施例に係る平衡/不平衡変換器の回路図。
【図4】本発明の第2実施例に係る保安器の回路図。
【図5】本発明の第1実施例、及び第2実施例のハイパスフィルタの変形回路図。
【図6】従来例に係るサージ侵入経路説明図。
【図7】従来の保安器回路図。
【図8】従来のサージ保護ユニット回路図。
【符号の説明】
10…サージ保護ユニット
11…機器端子
12…回線端子
13…不平衡/平衡変換器
14…平衡/不平衡変換器
15…ハイパスフィルタ
16a、16b…信号線路
17a、17b…コンデンサ
18a、18b…コイル
20…保安器
30…2分配器
55…ケーブルモデム
103…アレスタ

Claims (3)

  1. ネットワークシステムにおいて、保安器と端末装置間に設けられ、前記端末装置の電源線に侵入したサージを阻止して前記端末装置を保護するサージ保護ユニットであって、
    入力端に設けられ不平衡線路を平衡線路に変換する不平衡/平衡変換器と、
    出力端に設けられ平衡線路を不平衡線路に変換する平衡/不平衡変換器と、
    前記入力端と前記出力端とは絶縁分離され、前記不平衡/平衡変換器と前記平衡/不平衡変換器との間の平衡線路の2本の線路に、それぞれ直列に挿入されたコンデンサと、その2本の線路間に並列に挿入されたコイルとから成るハイパスフィルタと
    を備えたことを特徴とするサージ保護ユニット。
  2. 前記ハイパスフィルタは、前記コンデンサと前記コイルの多段接続から成る梯子型フィルタであることを特徴とする請求項1に記載のサージ保護ユニット。
  3. ネットワークシステムにおいて宅内入り口に設置される通信回線の保安器であって、前記宅内の端末装置の電源線に侵入したサージの通過を阻止し、前記端末装置を保護する保安器において、
    請求項1又は請求項2に記載のサージ保護ユニットを備えたことを特徴とする保安器。
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