JP3582480B2 - スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法、および積層コンデンサ - Google Patents

スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法、および積層コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP3582480B2
JP3582480B2 JP2000358788A JP2000358788A JP3582480B2 JP 3582480 B2 JP3582480 B2 JP 3582480B2 JP 2000358788 A JP2000358788 A JP 2000358788A JP 2000358788 A JP2000358788 A JP 2000358788A JP 3582480 B2 JP3582480 B2 JP 3582480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
island
screen printing
printing plate
shaped
internal electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000358788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002160467A (ja
Inventor
英一 北村
政明 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000358788A priority Critical patent/JP3582480B2/ja
Publication of JP2002160467A publication Critical patent/JP2002160467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3582480B2 publication Critical patent/JP3582480B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法、および積層コンデンサに関するもので、特に、その外形を規定する輪郭内に島状抜き部を形成しているパターンをもって導電性ペーストからなるペースト膜を印刷するためのスクリーン印刷を実施する際に用いられるスクリーン印刷版、このスクリーン印刷版を用いて実施されるスクリーン印刷方法、および、このスクリーン印刷版を用いて印刷された内部電極を備える積層コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10ないし図12は、この発明にとって興味ある積層コンデンサ1を示している。この積層コンデンサ1は、高周波域での使用等に適するように、等価直列インダクタンス(ESL)の低減を図り得る構造を有していて、たとえば特開平11−204372号公報に記載されている。
【0003】
図10は、この積層コンデンサ1の内部構造を、垂直方向の断面をもって示す正面図である。
【0004】
図10を参照して、積層コンデンサ1は、たとえばセラミック誘電体からなる複数の積層された誘電体層2、ならびに特定の誘電体層2を介して互いに対向しかつ積層方向に交互配置される複数対の第1および第2の内部電極3および4を有する、コンデンサ本体5を備えている。
【0005】
図11に、第1の内部電極3が図示されていることからわかるように、図11は、積層コンデンサ1の内部構造を、第1の内部電極3が通る断面をもって示す平面図である。また、図12に、第2の内部電極4が図示されていることからわかるように、図12は、積層コンデンサ1の内部構造を、第2の内部電極4が通る断面をもって示す平面図である。
【0006】
コンデンサ本体5は、内部電極3および4と平行に延びる第1および第2の主面6および7を有している。コンデンサ本体5の第2の主面7上には、各々複数の第1および第2の外部端子電極8および9が、たとえば点状の形態をなして形成されている。
【0007】
コンデンサ本体5の内部には、複数の第1の内部電極3を互いに電気的に接続するとともに第1の内部電極3と第1の外部端子電極8とを電気的に接続するように特定の誘電体層2を貫通して延びる第1のビアホール導体10が設けられる。また、第1のビアホール導体10に隣り合いながら、複数の第2の内部電極4を互いに電気的に接続するとともに、第2の内部電極4と第2の外部端子電極9とを電気的に接続するように特定の誘電体層2を貫通して延びる第2のビアホール導体11が設けられている。
【0008】
上述した第1のビアホール導体10は、第2の内部電極4を貫通するが、第2の内部電極4に対して電気的に絶縁された状態でなければならないので、第2の内部電極4には、第1のビアホール導体10を貫通させる部分に島状抜き部12が形成されている。
【0009】
同様に、第2のビアホール導体11は、第1の内部電極3を貫通するが、第1の内部電極3に対して電気的に絶縁された状態でなければならないので、第1の内部電極3には、第2のビアホール導体11を貫通させる部分に島状抜き部13が形成されている。
【0010】
この積層コンデンサ1によれば、ビアホール導体10および11の各周辺部において、電流が種々の方向に向けられるので、この電流によって誘起される磁束は有利に相殺され、磁束の発生を低減することができる。また、内部電極3および4内を流れる電流の経路長は、隣り合うビアホール導体10および11の間に限定されるので、各電流長を比較的短くすることができ、このことによっても、これらの間で発生する自己インダクタンス成分を低くすることができる。
【0011】
積層コンデンサ1に備えるコンデンサ本体5は、たとえば、誘電体層2となるべき複数のセラミックグリーンシートを用意し、特定のセラミックグリーンシート上に内部電極3および4を形成し、これらセラミックグリーンシートを積み重ねてプレスし、次いで切断することによって、個々のコンデンサ本体5となるべき寸法の生のチップを得た後、焼成する、各工程を経て製造される。
【0012】
上述した内部電極3および4の形成にあたっては、導電性ペーストを用いたスクリーン印刷が適用される。第1の内部電極3の形成方法と第2の内部電極4の形成方法とは実質的に同様であるので、以下に、図13ないし図15を参照して、第1の内部電極3の形成方法の詳細について説明する。
【0013】
図13には、スクリーン印刷を実施する際に用いられるスクリーン印刷版14の一部が平面図で示されている。図14は、図13の線A−Aに沿う断面図であって、スキージ15を併せて示している。図15は、セラミックグリーンシート16上に、スクリーン印刷版14を用いて印刷されたペースト膜17を示す平面図である。
【0014】
図15に示すように、ペースト膜17は、導電性ペーストからなるもので、図11に示した内部電極3のパターンに相当するパターンを有している。すなわち、ペースト膜18は、その外形を規定する輪郭18内に島状抜き部13を形成している。
【0015】
なお、ペースト膜17を印刷する前または後のいずれかの工程において、セラミックグリーンシート16には、ビアホール導体10および11のための貫通孔が設けられたり、これら貫通孔に導電性ペーストが充填されてビアホール導体10および11が形成されるが、図15においては、これら貫通孔やビアホール導体10および11の図示が省略されている。
【0016】
図13および図14に示すように、スクリーン印刷版14は、ペースト膜17のパターンに相当するパターンを有するメッシュ領域19を備えている。メッシュ領域19においては、導電性ペーストの通過が許容される。
【0017】
また、スクリーン印刷版14は、ペースト膜17のネガティブパターンに相当するパターンを有するエマルジョン領域20を備えている。エマルジョン領域20においては、導電性ペーストの通過が禁止される。エマルジョン領域20は、ペースト膜17の輪郭18の外側領域に相当する外側相当部分21および島状抜き部13に相当する島状相当部分22を与えている。
【0018】
このようなスクリーン印刷版14を用いてスクリーン印刷するため、スクリーン印刷版14はセラミックグリーンシート16上に置かれ、その状態で、スクリーン印刷版14上に導電性ペーストが付与された後、図14に示したスキージ15がスクリーン印刷版14に沿って移動される。これによって、導電性ペーストがメッシュ領域19を通過し、セラミックグリーンシート16上に所望のパターンを有するペースト膜17が印刷される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上述したペースト膜17の輪郭18内に形成される島状抜き部13は、その直径がたとえば500μm以下といった微小なものであるので、印刷にじみによる影響を受けやすい。このような印刷にじみは、スクリーン印刷時においてスキージ15から及ぼされる圧力によって、スクリーン印刷版14のメッシュ領域19やエマルジョン領域20が不所望に動いてしまうために生じることが多い。特に、メッシュ領域19において伸びが生じやすく、その結果、このメッシュ領域19によって取り囲まれた島状相当部分22において位置ずれが生じやすい。
【0020】
図16には、島状抜き部13において上述したような印刷にじみ23が生じたペースト膜17が図示されている。
【0021】
そこで、この発明の目的は、上述したような印刷にじみの問題を生じにくくすることができるスクリーン印刷版、このスクリーン印刷版を用いて実施されるスクリーン印刷方法、および、このスクリーン印刷版を用いて印刷された内部電極を備える積層コンデンサを提供しようとすることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明は、その外形を規定する輪郭内に島状抜き部を形成しているパターンをもって導電性ペーストからなるペースト膜を印刷するためのスクリーン印刷を実施する際に用いられるスクリーン印刷版にまず向けられる。
【0023】
このスクリーン印刷版は、ペースト膜のパターンに相当するパターンを有し、導電性ペーストの通過を許容するメッシュ領域と、ペースト膜の輪郭の外側領域に相当する外側相当部分および島状抜き部に相当する島状相当部分を与える、ペースト膜のネガティブパターンに相当するパターンを有し、導電性ペーストの通過を禁止するエマルジョン領域とを備えている。
【0024】
このようなスクリーン印刷版において、複数の島状相当部分を有していて、前述した技術的課題を解決するため、エマルジョン領域は、島状相当部分の径より細い幅をもって島状相当部分に連結される補強連結部をさらに有し、補強連結部は、複数の島状相当部分を互いに連結するように設けられることを特徴としている。
【0025】
この発明に係るスクリーン印刷版において、補強連結部は、直線状に延びることが好ましい。
【0027】
また、補強連結部は、エマルジョン領域における外側相当部分と島状相当部分とを連結するように設けられることもできる。
この発明に係るスクリーン印刷版は、他の局面によれば、エマルジョン領域は、島状相当部分の径より細い幅をもって島状相当部分に連結される補強連結部をさらに有し、この補強連結部は、外側相当部分と島状相当部分とを連結するように設けられることを特徴としている。
【0028】
この発明は、また、上述したようなスクリーン印刷版を用いて実施される、スクリーン印刷方法にも向けられる。
【0029】
さらに、この発明は、以下のような構成を有する積層コンデンサにも向けられる。
【0030】
この積層コンデンサは、積層される複数の誘電体層、ならびに上述したこの発明に係るスクリーン印刷版を用いて印刷されたものであって特定の誘電体層を介して互いに対向しかつ積層方向に交互に配置される複数対の第1および第2の内部電極を有する、コンデンサ本体と、内部電極と平行に延びるコンデンサ本体の主面上に形成される、第1および第2の外部端子電極とを備えている。
【0031】
コンデンサ本体の内部には、複数の第1の内部電極を互いに電気的に接続するとともに第1の内部電極と第1の外部端子電極とを電気的に接続するように特定の誘電体層を貫通して延びる第1のビアホール導体と、複数の第2の内部電極を互いに電気的に接続するとともに第2の内部電極と第2の外部端子電極とを電気的に接続するように特定の誘電体層を貫通して延びる第2のビアホール導体とが設けられる。
【0032】
また、第1のビアホール導体は、第2の内部電極に対して電気的に絶縁された状態で第2の内部電極を貫通し、第2のビアホール導体は、第1の内部電極に対して電気的に絶縁された状態で第1の内部電極を貫通する。
【0033】
第1の内部電極には、第2のビアホール導体に対して電気的に絶縁されるように第2のビアホール導体を貫通させる部分に島状抜き部が形成され、第2の内部電極には、第1のビアホール導体に対して電気的に絶縁されるように第1のビアホール導体を貫通させる部分に島状抜き部が形成される。
【0034】
そして、この発明に係る積層コンデンサの特徴的構成として、第1および第2の内部電極には、さらに、島状抜き部の径より細い幅をもって島状抜き部に連なる抜き連結部が形成される。
【0035】
上述した抜き連結部は、直線状に延びることが好ましい。
【0036】
また、第1および第2の内部電極の各々が、複数の島状抜き部を形成している場合、抜き連結部は、複数の島状抜き部を互いに連結するように形成されることができる。
【0037】
また、抜き連結部は、第1および第2の内部電極の各々の外側部分と島状抜き部とを連結するように形成されることもできる。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1ないし図3は、この発明の一実施形態による積層コンデンサ31を示している。図1、図2および図3は、それぞれ、前述した図10、図11および図12に対応する図である。
【0039】
積層コンデンサ31は、前述した積層コンデンサ1に類似する構造を有していて、積層コンデンサ1に備える要素に相当する要素を備えている。
【0040】
積層コンデンサ31は、たとえばセラミック誘電体からなる複数の誘電体層32、ならびに特定の誘電体層32を介して互いに対向しかつ積層方向に交互に配置される複数対の第1および第2の内部電極33および34を有する、コンデンサ本体35を備えている。
【0041】
コンデンサ本体35は、内部電極33および34と平行に延びる第1および第2の主面36および37を有している。コンデンサ本体35の第2の主面37上には、各々複数の第1および第2の外部端子電極38および39が、たとえば点状の形態をなして形成されている。
【0042】
コンデンサ本体35の内部には、複数の第1の内部電極33を互いに電気的に接続するとともに第1の内部電極33と第1の外部端子電極38とを電気的に接続するように特定の誘電体層32を貫通して延びる第1のビアホール導体40が設けられている。
【0043】
また、同じくコンデンサ本体35の内部には、第1のビアホール導体40に隣り合いながら、複数の第2の内部電極34を互いに電気的に接続するとともに第2の内部電極34と第2の外部端子電極39とを電気的に接続するように特定の誘電体層32を貫通して延びる第2のビアホール導体41が設けられている。
【0044】
第1のビアホール導体40は、第2の内部電極34を貫通するが、第2の内部電極34に対して電気的に絶縁された状態でなければならないので、第2の内部電極34には、第1のビアホール導体40を貫通させる部分に島状抜き部42が形成されている。
【0045】
同様に、第2のビアホール導体41は、第1の内部電極33を貫通するが、第1の内部電極33に対して電気的に絶縁された状態でなければならないので、第1の内部電極33には、第2のビアホール導体41を貫通させる部分に島状抜き部43が形成されている。
【0046】
さらに、第1および第2の内部電極33および34には、島状抜き部43および42の径より細い幅をもって島状抜き部43および42に連なる抜き連結部44および45が形成されている。この実施形態では、抜き連結部44および45の各々は、内部電極33および34の辺に対して斜め方向かつ互いに交差する2方向へ直線状に延び、かつ、複数の島状抜き部43および42を互いに連結するようにそれぞれ形成されている。また、内部電極33および34の外周部分に位置する島状抜き部43および42については、それぞれの一部が内部電極33および34の外側部分へと連なっているので、抜き連結部44および45は、内部電極33および34の外側部分と島状抜き部43および42とを連結するように形成されるものもあると見なすことができる。
【0047】
上述した抜き連結部44および45の形成は、この積層コンデンサ31によって得られる静電容量の減少につながるため、その幅は広くない方が好ましい。一例として、島状抜き部42および43の径が435μmとされるとき、抜き連結部44および45の幅は80μmとされる。また、抜き連結部44および45は、直線状に延びる方が、静電容量の減少をもたらしにくい。
【0048】
コンデンサ本体35は、たとえば、誘電体層32となるべき複数のセラミックグリーンシートを用意し、特定のセラミックグリーンシート上に内部電極33および34を形成し、これらセラミックグリーンシートを積み重ねてプレスし、次いで切断することによって、個々のコンデンサ本体35となるべき寸法の生のチップを得た後、焼成する、各工程を経て製造される。
【0049】
上述したように、セラミックグリーンシート上に内部電極33および34を形成するにあたっては、導電性ペーストを用いたスクリーン印刷が適用される。なお、第1の内部電極33と第2の内部電極34とはパターンが互いに異なるのみで、これら内部電極33および34を形成するためのスクリーン印刷の方法については実質的に同様であるので、以下には、第1の内部電極33を形成するためのスクリーン印刷方法について説明する。
【0050】
図4および図5は、それぞれ、前述した図13および図15に対応する図であって、図4は、スクリーン印刷を実施する際に用いられるスクリーン印刷版46の一部を示す平面図であり、図5は、図4に示したスクリーン印刷版46を用いてセラミックグリーンシート47上に印刷されたペースト膜48を示す平面図である。
【0051】
図5に示したペースト膜48は、前述した焼成工程を終えたとき、図2に示すような第1の内部電極33となるものであり、したがって、第1の内部電極33のパターンに相当するパターンを有している。すなわち、ペースト膜48は、その外形を規定する輪郭49内に複数の島状抜き部43を分布させており、また、島状抜き部43に連なるように、抜き連結部44が形成されている。
【0052】
なお、ペースト膜48が印刷されるセラミックグリーンシート47には、ペースト膜48の印刷工程の前または後の適当な工程において、ビアホール導体40および41のための貫通孔が設けられたり、これら貫通孔に導電性ペーストが充填されることによってビアホール導体40および41が設けられたりするが、図5においては、これら貫通孔やビアホール導体40および41の図示が省略されている。
【0053】
図4を参照して、スクリーン印刷版46は、導電性ペーストの通過を許容するメッシュ領域50と、導電性ペーストの通過を禁止するエマルジョン領域51とを備えている。
【0054】
メッシュ領域50は、ペースト膜48のパターンに相当するパターンを有している。他方、エマルジョン領域51は、ペースト膜48のネガティブパターンに相当するパターンを有している。
【0055】
より詳細には、エマルジョン領域51は、ペースト膜48の輪郭49の外側領域に相当する外側相当部分52および島状抜き部43に相当する島状相当部分53を与えている。さらに、エマルジョン領域51は、島状相当部分53の径より細い幅をもって島状相当部分53に連結される補強連結部54を有している。
【0056】
補強連結部54は、抜き連結部44に相当するもので、この実施形態では、外側相当部分53の延びる方向に対して斜め方向かつ互いに交差する2方向へ直線状に延び、かつ、複数の島状相当部分53を互いに連結するように設けられている。また、外側相当部分52に近接して設けられる島状相当部分53については、それぞれの一部が外側相当部分52へと連なっているので、補強連結部54は、外側相当部分52と島状相当部分53とを連結するように設けられるものもあると見なすことができる。
【0057】
このようなスクリーン印刷版46を用いてペースト膜48を印刷するにあたっては、スクリーン印刷版46がセラミックグリーンシート47上に置かれ、スクリーン印刷版46上に導電性ペーストが供給され、スキージをスクリーン印刷版46に沿って移動させることが行なわれる。これによって、導電性ペーストは、メッシュ領域50を通過し、図5に示すようなパターンをもって、ペースト膜48がセラミックグリーンシート47上に印刷される。
【0058】
上述したスクリーン印刷工程において、スキージからの加圧によって、特にエマルジョン領域51における島状相当部分53がメッシュ領域50によって囲まれているため動きやすい状況にあるが、島状相当部分53に補強連結部54が連結されているので、島状相当部分53が動きにくくなり、印刷にじみの発生が効果的に抑制される。
【0059】
図6は、この発明の他の実施形態によるスクリーン印刷版55の一部を示す平面図である。図7は、図6に示したスクリーン印刷版55を用いてセラミックグリーンシート56上に印刷されたペースト膜57を示す平面図である。
【0060】
ペースト膜57は、それを焼成することによって内部電極となるもので、その外形を規定する輪郭58内に複数の島状抜き部59を分布させている。また、島状抜き部59の径より細い幅をもって島状抜き部59に連なる抜き連結部60が形成されている。
【0061】
抜き連結部60は、ペースト膜57の輪郭58に対して斜め方向へ直線状に延び、複数の島状抜き部59を互いに連結している。前述した実施形態では、抜き連結部44および45は、互いに交差する2方向へ延びていたが、この実施形態では、抜き連結部60は、1方向にのみ延びるように形成されている。
【0062】
図6を参照して、スクリーン印刷版55は、メッシュ領域61とエマルジョン領域62とを備え、メッシュ領域61は、ペースト膜57のパターンに相当するパターンを有し、他方、エマルジョン領域62は、ペースト膜57のネガティブパターンに相当するパターンを有している。
【0063】
より詳細には、エマルジョン領域62は、ペースト膜57の輪郭58の外側領域に相当する外側相当部分63、島状抜き部59に相当する島状相当部分64、および抜き連結部60に相当する補強連結部65を有している。
【0064】
この実施形態によれば、スクリーン印刷版55のエマルジョン領域62における島状相当部分64の、スクリーン印刷工程における動きを抑制する効果は、前述した実施形態に比べて、若干劣るものの、ペースト膜57に形成される抜き連結部60の数が減り、そのため、ペースト膜54の焼成によって与えられる内部電極の面積をより広くすることができ、このような内部電極を備える積層コンデンサの取得静電容量をより大きくすることができる。
【0065】
図8は、この発明のさらに他の実施形態によるスクリーン印刷版66の一部を示す平面図である。図9は、図8に示したスクリーン印刷版66を用いてセラミックグリーンシート67上に印刷されたペースト膜68を示す平面図である。
【0066】
図9に示すように、ペースト膜68は、それを焼成することによって内部電極となるもので、その外形を規定する輪郭69内に複数の島状抜き部70を分布させている。また、ペースト膜68には、島状抜き部70の径より細い幅をもって島状抜き部70に連なる抜き連結部71が形成されている。
【0067】
この実施形態では、抜き連結部71は、ペースト膜68の輪郭69に対して平行かつ互いに交差する2方向へ延びている。また、抜き連結部71は、複数の島状抜き部70を互いに連結するとともに、ペースト膜68の外側部分と島状抜き部70とを連結するように形成されている。
【0068】
図8を参照して、スクリーン印刷版66は、メッシュ領域72とエマルジョン領域73とを備えている。メッシュ領域72は、ペースト膜68のパターンに相当するパターンを有している。他方、エマルジョン領域73は、ペースト膜68のネガティブパターンに相当するパターンを有している。
【0069】
より詳細には、エマルジョン領域73は、ペースト膜68の輪郭69の外側領域に相当する外側相当部分74、島状抜き部70に相当する島状相当部分75、および抜き連結部71に相当する補強連結部76を有している。したがって、補強連結部76は、複数の島状相当部分75を互いに連結するとともに、外側相当部分74と島状相当部分75とを連結するように設けられている。
【0070】
この実施形態によっても、スクリーン印刷工程において、スクリーン印刷版66のエマルジョン領域73における島状相当部分75の動きが抑制され、そのため、ペースト膜68の印刷においてにじみを発生しにくくすることができる。
【0071】
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、その他、種々の変形例が可能である。
【0072】
たとえば、図1に示した積層コンデンサ31では、コンデンサ本体35の第2の主面37上に第1および第2の外部端子電極38および39が設けられたが、たとえば、第1の外部端子電極が第1の主面上に設けられ、第2の外部端子電極が第2の主面上に形成された積層コンデンサに対しても、この発明を適用することができる。
【0073】
また、この発明に係るスクリーン印刷版を用いて実施されるスクリーン印刷方法は、積層コンデンサにおける内部電極の形成のためだけでなく、その他の電子部品、たとえば、フィルタ、インダクタ、バルン等の電子部品、その他これらを有する複合電子部品および回路部品における導体膜の形成に適用することができる。
【0074】
また、スクリーン印刷版のエマルジョン領域において形成される補強連結部の形態に関して、図4に示した補強連結部54および図6に示した補強連結部65は斜め方向に延び、図8に示した補強連結部76は縦横方向に延びるものであったが、縦方向のみまたは横方向のみに延びるように設けられても、また、これら斜め方向に延びる補強連結部と縦横方向に延びる補強連結部とを1つのスクリーン印刷版に混在させてもよい。
【0075】
また、図示した実施形態では、島状抜き部および島状相当部分の形状が実質的に円形であったが、その他の形状に変更されてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係るスクリーン印刷版は、その外形を規定する輪郭内に島状抜き部を形成しているパターンをもって導電性ペーストからなるペースト膜を印刷するためのスクリーン印刷を実施する際に用いられるものであり、ペースト膜のパターンに相当するパターンを有し、導電性ペーストの通過を許容するメッシュ領域と、ペースト膜の輪郭の外側領域に相当する外側相当部分および島状抜き部に相当する島状相当部分を与える、ペースト膜のネガティブパターンに相当するパターンを有し、導電性ペーストの通過を禁止するエマルジョン領域とを備えているが、さらに、エマルジョン領域は、島状相当部分の径より細い幅をもって島状相当部分に連結される補強連結部をさらに有していることを特徴としている。
【0077】
したがって、このようなスクリーン印刷版を用いて実施されるスクリーン印刷方法によれば、メッシュ領域およびエマルジョン領域における不所望な動きが抑制され、特に、島状相当部分が動きにくくなるため、印刷にじみの発生を効果的に抑制することができる。その結果、安定した品質をもって、ペースト膜を印刷することができ、このようなペースト膜をもって構成される積層コンデンサ等の電子部品の品質を安定させることができる。
【0078】
また、この発明によれば、島状抜き部を形成しているペースト膜を良好に印刷することができるので、特に、内部電極と外部端子電極との接続がビアホール導体を介して実現され、ビアホール導体との電気的絶縁状態が要求される内部電極におけるビアホール導体を貫通させる部分に島状抜き部が形成されなければならない積層コンデンサの製造において有利に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による積層コンデンサ31の内部構造を、垂直方向の断面をもって示す正面図である。
【図2】図1に示した積層コンデンサ31の内部構造を、第1の内部電極33が通る断面をもって示す平面図である。
【図3】図1に示した積層コンデンサ31の内部構造を、第2の内部電極34が通る断面をもって示す平面図である。
【図4】図2に示した第1の内部電極33をスクリーン印刷する際に用いられるスクリーン印刷版46の一部を示す平面図である。
【図5】図4に示したスクリーン印刷版46を用いて印刷されたペースト膜48を示す平面図である。
【図6】この発明の他の実施形態によるスクリーン印刷版55の一部を示す平面図である。
【図7】図6に示したスクリーン印刷版55を用いて印刷されたペースト膜57の平面図である。
【図8】この発明のさらに他の実施形態によるスクリーン印刷版66の一部を示す平面図である。
【図9】図8に示したスクリーン印刷版66を用いて印刷されたペースト膜68の平面図である。
【図10】この発明にとって興味ある従来の積層コンデンサ1の内部構造を、垂直方向の断面をもって示す正面図である。
【図11】図10に示した積層コンデンサ1の内部構造を、第1の内部電極3が通る断面をもって示す平面図である。
【図12】図10に示した積層コンデンサ1の内部構造を、第2の内部電極4が通る断面をもって示す平面図である。
【図13】図11に示した内部電極3をスクリーン印刷する際に用いられるスクリーン印刷版14の一部を示す平面図である。
【図14】図13の線A−Aに沿う断面図であり、スキージ15を併せて示している。
【図15】図13および図14に示したスクリーン印刷版14を用いて印刷されたペースト膜17の平面図である。
【図16】図15に相当する図であって、ペースト膜17において印刷にじみ23が生じた状態を示している。
【符号の説明】
31 積層コンデンサ
32 誘電体層
33 第1の内部電極
34 第2の内部電極
35 コンデンサ本体
36 第1の主面
37 第2の主面
38 第1の外部端子電極
39 第2の外部端子電極
40 第1のビアホール導体
41 第2のビアホール導体
42,43,59,70 島状抜き部
44,45,60,71 抜き連結部
46,55,66 スクリーン印刷版
47,56,67 セラミックグリーンシート
48,57,68 ペースト膜
49,58,69 輪郭
50,61,72 メッシュ領域
51,62,73 エマルジョン領域
52,63,74 外側相当部分
53,64,75 島状相当部分
54,65,76 補強連結部

Claims (10)

  1. その外形を規定する輪郭内に島状抜き部を形成しているパターンをもって導電性ペーストからなるペースト膜を印刷するためのスクリーン印刷を実施する際に用いられるスクリーン印刷版であって、
    前記ペースト膜のパターンに相当するパターンを有し、導電性ペーストの通過を許容するメッシュ領域と、
    前記ペースト膜の輪郭の外側領域に相当する外側相当部分および前記島状抜き部に相当する島状相当部分を与える、前記ペースト膜のネガティブパターンに相当するパターンを有し、導電性ペーストの通過を禁止するエマルジョン領域と
    を備え、
    複数の前記島状相当部分を有し、前記エマルジョン領域は、前記島状相当部分の径より細い幅をもって前記島状相当部分に連結される補強連結部をさらに有し、前記補強連結部は、複数の前記島状相当部分を互いに連結するように設けられる、スクリーン印刷版。
  2. 前記補強連結部は、直線状に延びる、請求項1に記載のスクリーン印刷版
  3. 前記補強連結部は、前記外側相当部分と前記島状相当部分とを連結するように設けられる、請求項1または2に記載のスクリーン印刷版。
  4. その外形を規定する輪郭内に島状抜き部を形成しているパターンをもって導電性ペーストからなるペースト膜を印刷するためのスクリーン印刷を実施する際に用いられるスクリーン印刷版であって、
    前記ペースト膜のパターンに相当するパターンを有し、導電性ペーストの通過を許容するメッシュ領域と、
    前記ペースト膜の輪郭の外側領域に相当する外側相当部分および前記島状抜き部に相当する島状相当部分を与える、前記ペースト膜のネガティブパターンに相当するパターンを有し、導電性ペーストの通過を禁止するエマルジョン領域と
    を備え、
    前記エマルジョン領域は、前記島状相当部分の径より細い幅をもって前記島状相当部分に連結される補強連結部をさらに有し、前記補強連結部は、前記外側相当部分と前記島状相当部分とを連結するように設けられる、スクリーン印刷版。
  5. 前記補強連結部は、直線状に延びる、請求項4に記載のスクリーン印刷版。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載のスクリーン印刷版を用いて実施される、スクリーン印刷方法。
  7. 積層される複数の誘電体層、ならびに請求項1ないし5のいずれかに記載のスクリーン印刷版を用いて印刷されたものであって特定の前記誘電体層を介して互いに対向しかつ積層方向に交互に配置される複数対の第1および第2の内部電極を有する、コンデンサ本体と、
    前記内部電極と平行に延びる前記コンデンサ本体の主面上に形成される、第1および第2の外部端子電極と
    を備え、
    前記コンデンサ本体の内部には、複数の前記第1の内部電極を互いに電気的に接続するとともに前記第1の内部電極と前記第1の外部端子電極とを電気的に接続するように特定の前記誘電体層を貫通して延びる第1のビアホール導体と、複数の前記第2の内部電極を互いに電気的に接続するとともに前記第2の内部電極と前記第2の外部端子電極とを電気的に接続するように特定の前記誘電体層を貫通して延びる第2のビアホール導体とが設けられ、
    前記第1のビアホール導体は、前記第2の内部電極に対して電気的に絶縁された状態で前記第2の内部電極を貫通し、
    前記第2のビアホール導体は、前記第1の内部電極に対して電気的に絶縁された状態で前記第1の内部電極を貫通し、
    前記第1の内部電極には、前記第2のビアホール導体に対して電気的に絶縁されるように前記第2のビアホール導体を貫通させる部分に島状抜き部が形成され、
    前記第2の内部電極には、前記第1のビアホール導体に対して電気的に絶縁されるように前記第1のビアホール導体を貫通させる部分に島状抜き部が形成され、
    前記第1および第2の内部電極には、さらに、前記島状抜き部の径より細い幅をもって前記島状抜き部に連なる抜き連結部が形成されている、
    積層コンデンサ。
  8. 前記抜き連結部は、直線状に延びる、請求項に記載の積層コンデンサ。
  9. 前記第1および第2の内部電極の各々は、複数の前記島状抜き部を形成しており、前記抜き連結部は、複数の前記島状抜き部を互いに連結するように形成される、請求項またはに記載の積層コンデンサ。
  10. 前記抜き連結部は、前記第1および第2の内部電極の各々の外側部分と前記島状抜き部とを連結するように形成される、請求項ないしのいずれかに記載の積層コンデンサ。
JP2000358788A 2000-11-27 2000-11-27 スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法、および積層コンデンサ Expired - Fee Related JP3582480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000358788A JP3582480B2 (ja) 2000-11-27 2000-11-27 スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法、および積層コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000358788A JP3582480B2 (ja) 2000-11-27 2000-11-27 スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法、および積層コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002160467A JP2002160467A (ja) 2002-06-04
JP3582480B2 true JP3582480B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=18830631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000358788A Expired - Fee Related JP3582480B2 (ja) 2000-11-27 2000-11-27 スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法、および積層コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3582480B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4541789B2 (ja) * 2003-07-14 2010-09-08 日本特殊陶業株式会社 導体用ペースト並びにそれを用いた積層セラミックコンデンサ及び配線基板
JP5374810B2 (ja) * 2006-07-18 2013-12-25 株式会社リコー スクリーン印刷版
JP7537500B2 (ja) 2020-08-12 2024-08-21 株式会社村田製作所 多端子積層コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002160467A (ja) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100572512B1 (ko) 다단자형 적층 세라믹 전자부품의 제조방법
JP2008091400A (ja) 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法
KR20000011521A (ko) 인덕터소자및그제조방법
JP2000252131A (ja) 積層チップ部品
JP4623305B2 (ja) 積層電子部品の製造方法
JP2807135B2 (ja) 積層セラミックインダクタの製造方法
JP3582480B2 (ja) スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法、および積層コンデンサ
JP2000173835A (ja) 積層電子部品及びその製造方法
JP2010103184A (ja) 積層コンデンサの製造方法
JP4287807B2 (ja) 積層型コンデンサ
US6551426B2 (en) Manufacturing method for a laminated ceramic electronic component
JP4837275B2 (ja) 積層型コンデンサの実装構造
JP4618361B2 (ja) 積層コンデンサの製造方法
JP3951648B2 (ja) 積層型電子部品およびその製造方法
JP4975668B2 (ja) 積層型コンデンサ及びその実装構造
JP2000260621A (ja) 積層型コモンモードチョークコイル
JPH11251179A (ja) 積層チップコンデンサ及びその製造方法
JP2002246752A (ja) セラミック多層基板のビアホール構造
JP4816708B2 (ja) 積層コンデンサの製造方法
JPH0660114U (ja) 積層チップインダクタ
KR0154395B1 (ko) 적층형 인덕턴스 부품의 제조 방법
JPH0441620Y2 (ja)
JP2005032807A (ja) 積層セラミック電子部品およびその製造方法
JP2000269078A (ja) 積層電子部品
JP3368817B2 (ja) 積層型電子部品アレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3582480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees