JP3582457B2 - 調理家電機器の情報共有システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理家電機器の情報共有システムに関し、特に、電気ポットのような比較的安価な機器の無通電時の記憶情報保持機能(メモリバックアップ機能等)を通信の活用によって省略することを可能にするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭用電気製品(以下、家電製品という)の多くにマイクロプロセッサが搭載され多機能化が進んでいる。また、パーソナルコンピュータを中心とする通信技術の進展に伴って、パーソナルコンピュータとテレビジョン受像機等の映像・音響機器とを相互に接続してデータ交換を行うことが実用化されつつある。将来的には、パーソナルコンピュータと家電製品との融合、更には、コンピュータ通信技術を用いた家電製品のネットワーク化が進むといわれている。
【0003】
従来、家電製品のネットワーク化の研究は映像・音響機器を中心に行われて来た。電子レンジ(マイクロ波加熱調理器)のような比較的高機能の調理用家電製品においても、ネットワークを介してレシピを取得するといったコンピュータ通信技術の応用が提案され、そのような機能を有する製品が実用化されている。しかし、炊飯ジャーや電気ポットのような比較的機能が限られた家電製品に関するネットワーク化の研究は現在のところほとんどなされていない。
【0004】
一方、近年の炊飯ジャーはマイクロプロセッサを備えたものがほとんどである。マイクロプロセッサは、温度センサ等の検出情報に基づいて火加減の調節をきめ細かく行い、内蔵ROMに記憶されたプログラムにしたがって所定の炊飯制御を実行する。また、リアルタイムクロック(時計手段)を備え、炊き上がり時刻の予約設定(炊飯予約)ができるものが多い。電気ポットについても、マイクロプロセッサを備え、保温温度の調節や湯量の監視、表示等をマイクロプロセッサの制御によって実現すると共に、時計手段を備え沸き上がり時刻の予約設定ができるものがある。
【0005】
しかしながら、炊飯ジャーと電気ポットを通信によって接続し、情報交換を行うといったことは従来は行われておらず、それぞれの機器が独立して炊飯又は湯沸かしを行うだけであった。つまり、製品開発の現場において、炊飯ジャーと電気ポットは別個の家電製品として設計され、両者を接続して情報交換を行う観点からの設計はなされていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような時計手段を有する機器にあっては、無通電時に少なくともリアルタイムクロック用ICに動作電流を供給し、時計が狂わないようにするためのバックアップ用電源を備えることが一般的である。バックアップ用電源には、NiCd電池等の二次電池又はリチウム電池を含むバッテリーバックアップ回路が使用される。
【0007】
電気ポットのような比較的安価な製品では、このようなバックアップ用電源のコストが全体に占める割合が決して小さくない。コスト低減のためにバックアップ用電源を省略すると、停電等で無通電状態になった後に通電状態に復帰したときに、使用者が現在時刻を再設定する必要がある。
【0008】
また、予約時刻や通常使用するモード(例えば電気ポットの沸き上がり温度)のような設定情報を記憶するメモリのバックアップについても上記のリアルタイムクロック用ICと同様のことがいえる。無通電時にメモリの記憶情報を保持する方法としては、バッテリーバックアップ回路を用いる方法の他に、電気的に消去可能な不揮発性メモリを用いる方法もある。いずれにしてもコスト上昇の要因となる。
【0009】
前述のように、将来的には、炊飯ジャーや電気ポット等の調理家電機器についても、互いに通信で接続され情報交換を行う使用形態が予想されている。
【0010】
そこで、本発明は、炊飯ジャー、電気ポット等の複数の調理家電機器を通信によって互いに接続し、無通電時のバックアップ機能を有する機器の現在時刻や記憶情報を他の機器が共有することが可能な情報共有システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による調理家電機器の情報共有システムは、通信手段と記憶手段を有する第1及び第2の調理家電機器が通信によって互いに接続され、第1の調理家電機器は通電状態及び無通電状態で記憶手段の記憶情報を保持し、第2の調理家電機器は通電状態でのみ記憶手段の記憶情報を保持し、第2の調理家電機器は、所定のタイミングで記憶手段の記憶情報の一部又は全部を第1の調理家電機器に伝送し、第1の調理家電機器は、第2の調理家電機器から伝送された記憶情報を自らの記憶手段に記憶し、第2の調理家電機器は、無通電状態から通電状態に復帰したときに、通信によって第1の調理家電機器の記憶手段から読みだされた所定の情報を取得し、自らの記憶手段に再記憶することを特徴とする。
このような構成によれば、第2の調理家電機器は、自らの記憶手段が無通電時に情報を保持することができなくても、第1の調理家電機器の無通電時も情報が保持される記憶手段を利用して記憶情報を安全に保持し、再利用することができる。
【0014】
例えば、第1の調理家電機器の記憶手段は揮発性メモリとそのバックアップ用電源からなり、第2の調理家電機器の記憶手段は揮発性メモリからなる(バックアップ用電源は有しない)。あるいは、第1の調理家電機器の記憶手段は不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)からなり、第2の調理家電機器の記憶手段は揮発性メモリ(通常のRAM)からなる。
【0015】
このような構成によれば、第1の調理家電機器(例えば炊飯ジャー)の無通電状態でも保持されるメモリの記憶情報を第2の調理家電機器(例えば電気ポット)が通信を介して利用することができる。したがって、第2の調理家電機器には、コスト上昇の要因となるバックアップ用電源又は不揮発性メモリを備える必要がないので、コスト低減に寄与し得る。
【0016】
好ましくは、第2の調理家電機器は、記憶手段に記憶された設定情報が変更されたときに、変更後の設定情報を含む記憶情報を第1の調理家電機器に伝送し、第1の調理家電機器は、第2の調理家電機器から伝送された記憶情報を自らの記憶手段に記憶する。つまり、第2の調理家電機器は、記憶手段に記憶される設定情報が変更されたときに、その設定情報を第1の調理家電機器に伝送し、無通電(例えば停電)状態でも設定情報が消えないように、第1の調理家電機器の記憶手段に設定情報を記憶させる。そして、第2の調理家電機器は無通電状態から復帰したときに、上述のようにして第1の調理家電機器の記憶手段に記憶されている設定情報を通信によって取得し、自らの記憶手段に再記憶させる。
【0017】
このようにすれば、第2の調理家電機器は、自らの記憶手段が無通電時に情報を保持することができなくても、第1の調理家電機器の無通電時も情報が保持される記憶手段を利用して常に最新の設定情報を安全に保持し、再利用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
【0019】
まず、炊飯ジャーと電気ポットとの通信手段については、種々の公知技術を用いることができる。例えばRS232C、RS422等の規格に基づいたシリアル通信を用いれば、相互にデータ伝送を行うことができる。あるいは、データ変調された高周波信号を商用電源電圧(AC100V)に重畳することにより、商用電源の屋内配線を介してデータ伝送を行う方法も実用化されている。
【0020】
更には、パーソナルコンピュータと周辺機器とのデータ伝送の主流になると期待されているUSBやIEEE1394のインターフェイスを用いることも可能である。また、有線による通信に限らず、ブルートゥース(Bluetooth)と呼称される無線方式の通信インターフェイスを用いてもよい。将来、パーソナルコンピュータを中心とする家電製品のネットワーク化が一般的になれば、炊飯ジャーや電気ポットもそのネットワークに接続され、相互にデータ通信を行うようになることも考えられる。
【0021】
以下の説明において、炊飯ジャーと電気ポットとの具体的な通信手段については特に限定せず、任意の通信手段を介して伝送される情報の内容とそれを用いた制御に主眼を置くことにする。また、物理的な通信線とその接続用コネクタは特に図示しない。商用電源ラインを用いる通信又は無線通信のための手段(インターフェイス)が炊飯ジャー及び電気ポットに備えられているものとする。
【0022】
図1は、通信手段を介して接続された電気ポット1と炊飯ジャー2の概略構成を示すブロック図である。電気ポット1は、水量センサ11、温度センサ12、操作パネル13、表示部14、制御部15、ブザー16、通信インターフェイス17、吐出ポンプ18及びヒータ19を備えている。残湯量を検出するための水量センサ11の検出信号と湯温(水温)を検出するための温度センサ12の検出信号は共に制御部15に入力される。
【0023】
また、操作パネル13は、給湯、温度設定等の操作を行うために用いられ、その操作信号が制御部15に入力される。表示部14は、残湯量(水量)のバーグラフ表示を行う残湯量表示部(第1表示部)と、時計表示及び温度表示(現在湯温、設定湯温)を行う第2表示部とを含む。ブザー16は、お湯の沸き上がりの報知や残湯量が少なくなったときの警報に使用される。通信インターフェイス17は、炊飯ジャー2との間で通信を行うための通信手段であり、上述のように有線・無線を問わず任意の公知手段を用いることができる。吐出ポンプ18は、電気ポット1のタンク内のお湯を注ぎ口から出湯(給湯)するための電動ポンプである。ヒータ19は、お湯を沸かすためのヒータであり、電気ポット1のタンク底部に設けられている。
【0024】
制御部15は、マイクロプロセッサ等によって構成され、内蔵ROM(リードオンリーメモリ)に記憶されたプログラムにしたがって、水量センサ11及び温度センサ12の検出信号と操作パネル13からの入力信号を処理すると共に、表示部14の駆動制御、ブザー16の鳴動制御、吐出ポンプ18の駆動制御、ヒータ19の通電制御等を行う。また、通信インターフェイス17を介して炊飯ジャー2との間で行う通信の制御も司る。なお、図示は省略されているが、AC100Vの商用電源から直流低電圧を発生し、制御部15等に動作用電流を供給する電源回路が設けられている。
【0025】
図2は電気ポット1を前面から見た外観図である。また、図3は電気ポット1の側面から見た断面図である。真空層を挟んだ二重ステンレススチール製のタンク30の底部にヒータ19が設けられている。電気ポット1の底部にはマイクロプロセッサ(制御部15)を搭載した制御基板15Aと、吐出ポンプ18が設けられている。なお、この電気ポット1は、真空層を挟んだ二重ステンレススチール製のタンク30を有することにより、無通電状態でも保温が可能ないわゆる魔法瓶としての機能を有する。
【0026】
上部蓋31の手前に位置する本体上面には、操作パネル部13及び第2表示部14Aが設けられている。本体前面には、タンク30内の残湯量(水量)を表示する残湯量表示部14Bが設けられている。残湯量表示部14Bは、6個の赤色LED(発光ダイオード)32を用いて残湯量のバーグラフ表示を行う。つまり、満水時は6個のLED32が点灯し、湯量が減少するにしたがって、一番上のLED32から順に消灯する。残湯量表示部14Bの内側には、電気ポット1の底部に設けられた吐出ポンプ18から上部の吐出口33に至る縦方向の吐出管内の残湯量を検出する水量センサ11が設けられている。
【0027】
図4に示すように、水量センサ11は、透明ガラス管からなる吐出管34を挟んで6対の発光素子35と受光素子36とが略対向するように配置されてなる(図4では2対のみ描かれている)。吐出管34はタンク30と連通しているので、吐出管34内の湯面を検出すればタンク30内の湯面、すなわち残湯量を検出したことになる。
【0028】
各対の発光素子35と受光素子36は、発光素子35から出た光が吐出管34内に水が無いときは受光素子36に到達するが、水があるときは到達しないような位置関係になっている。つまり、水と空気の屈折率の違いによって光路が変化することを利用し、水面37より上の受光素子36は発光素子35からの光を受光して所定の受光信号を発生するが、水面37より下の受光素子36は発光素子35からの光を受光しないように構成されている。
【0029】
6個の受光素子36のすべてが受光信号を発生すれば、タンク30は略空状態であり、6個の受光素子36のすべてが受光信号を発生しなければ、略満タン状態である。6対の発光素子35と受光素子36は一定間隔で配置され、満タン状態から残湯量が減少するにしたがって、一番上の受光素子36から順に受光信号を発生することになる。
【0030】
6個の受光素子36の受光信号(残湯量検出信号)は制御部15に入力され、制御部(マイクロプロセッサ)15の処理によって、前述の残湯量表示部14Bの6個のLED32による残湯量表示(バーグラフ表示)が行われる。また、制御部15は、6個の受光素子36のすべてが受光信号を発生している状態、すなわち残湯量が略空状態になれば、ブザー16を鳴動させて警報を所定時間発生する。
【0031】
図5は、電気ポット1の操作パネル13及び第2表示部14Aを示す図である。操作パネル13は、給湯スイッチ38、解除スイッチ39、保温スイッチ40、沸騰スイッチ41、キッチンタイマースイッチ42、予約スイッチ43及び時刻設定スイッチ43aを備えている。給湯スイッチ38を押すと吐出ポンプ18が作動し、タンク30内の湯が吐出口33から吐出する。ただし、安全のために、解除スイッチ39を押した後、所定時間(例えば20秒間)だけ給湯スイッチ38の押下が有効になる。この間は解除インジケータ(LED)39aが点灯する。給湯後、所定時間(例えば20秒間)が経過すれば元のロック状態に戻る。
【0032】
保温スイッチ40を押すことにより、保温(設定)温度を設定することができる。第2表示部14Aの下部に示されるように、98℃、90℃、60℃の3通りの温度を設定することができる。現在の設定温度は三角マークによって示され、保温スイッチ40を押すたびに三角マークが98(℃)、90(℃)、60(℃)の上を順番に移動する。保温状態のときは保温インジケータ40aが点灯する。この保温温度は、制御部(マイクロプロセッサ)15の内蔵メモリに記憶される。
【0033】
沸騰スイッチ41は、(再)沸騰を行うときに押下する。沸騰動作中は沸騰インジケータ41aが点灯する。キッチンタイマースイッチ42は、付加的な機能として、第2表示部14Aの4桁7セグメント表示部の下2桁を用いたキッチンタイマー機能を実行するときに押下する。押下するたびに、タイマー表示(設定時間)が1分ずつインクリメントされ、2秒以上おいてから再度押下するとタイマーのカウントダウンが始まる。
【0034】
予約スイッチ43は、湯の沸き上がり時刻の予約設定に使用される。この予約スイッチ43を押すと、第2表示部14Aの4桁7セグメント表示部と時刻設定スイッチ(時・分スイッチ)43aを用いて沸き上がり時刻の設定を行うことができる。続けて予約スイッチ43を再度押すと、湯沸かしの予約が制御部15の内蔵メモリに登録され、予約インジケータ43bが点灯する。そして、予約設定の完了がブザーの鳴動によって報知される。この後、予約時刻の少し前(湯沸かしに必要な時間)までヒータ19の通電は切られ、待機状態となる。制御部15は、測定した水量に基づいて湯沸かしに必要な時間を概算し、略予約時刻に湯が沸き上がるように、予約時刻の少し前からヒータ19の通電を始める。予約設定時刻は、制御部15の内蔵メモリに記憶される。
【0035】
第2表示部14Aの4桁7セグメント表示は、通常は現在時刻を表示しているが、湯沸かし中は図5に示すように、温度センサ12によって検出されたタンク30内の湯温が下2桁を用いて表示される。このとき、下2桁の上の「温度」の表示が点灯する。なお、制御部15は時計機能(リアルタイムクロック機能)を備え、その出力によって現在時刻の表示が更新される。
【0036】
図1のブロック図を再び参照し、炊飯ジャー2は、温度センサ21、通信インターフェイス22、操作パネル23、制御部24、ブザー25、ヒータ26、表示部27、及びバックアップ電源28を備えている。温度センサ21は、内釜の温度を検出するために用いられ、その検出信号は制御部24に入力される。通信インターフェイス22は電気ポット1との間で通信を行うための通信手段であり、上述のように有線・無線を問わず任意の公知手段を用いることができる。操作パネル23は、炊飯の開始、時刻設定、予約炊飯の設定等の操作を行うために用いられ、その操作信号が制御部24に入力される。
【0037】
ブザー25は、炊き上がりの報知等に使用される。ヒータ26は炊飯用のメインヒータ、保温用ヒータ及び結露防止用ヒータを含む。表示部27は、炊飯モードの表示、現在時刻の表示、炊飯予約時刻の表示等に使用される。
【0038】
制御部24は、マイクロプロセッサ等によって構成され、内蔵ROM(リードオンリーメモリ)に記憶されたプログラムにしたがって、温度センサ21の検出信号と操作パネル23からの入力信号を処理すると共に、表示部27の駆動制御、ブザー25の鳴動制御、ヒータ26の通電制御等を行う。また、通信インターフェイス22を介して電気ポット1との間で行う通信の制御も司る。また、制御部24は、時計部(リアルタイムクロック部)及び内蔵メモリ(SRAM)を備え、これらはバックアップ用電源28によってバックアップされている。
【0039】
バックアップ用電源28は充電可能な二次電池とその充放電切換回路からなる。炊飯ジャー2が通電状態のときは、二次電池がフロート充電されている。停電等によって炊飯ジャー2が無通電状態になると、バックアップ用電源28の二次電池から制御部24(のリアルタイムクロック部及び内蔵メモリ)に電力が供給される。これにより、リアルタイムクロック部の時計は狂うことなく現在時刻の計時を継続し、内蔵メモリの記憶情報は消えることなく保持される。なお、前述の電気ポット1はバックアップ用電源を備えていないが、炊飯ジャー2との通信によって時計機能及び設定情報のバックアップを行うことができる。詳しくは後述する。
【0040】
図6は、炊飯ジャー2の側面から見た断面図である。内釜44の底部を覆うようにメインヒータ26Aが設けられ、内釜44の側部にはリング状の保温用ヒータ26Bが設けられている。また、内釜44の上部開口を閉じる内蓋45を熱伝導によって加熱するリング状の結露防止用ヒータ26Cが設けられている。内釜44の底部中心には、サーミスタ温度センサ21が設けられている。
【0041】
炊飯ジャー2の前面(図6では左側)の上部には、操作パネル23及び表示部27が設けられ、その内側にマイクロプロセッサ(制御部24)を搭載した制御基板24Aが設けられている。また、電源回路及びヒータ通電制御回路等を搭載した電源基板46が制御基板24Aの下方に設けられている。制御基板24A及び電源基板46と内釜44及びヒータ26A,26Bとの間には断熱材47が介装されている。
【0042】
図7は、炊飯ジャー2の操作パネル23及び表示部27を示す図である。操作パネル23は、炊飯スイッチ47、予約スイッチ48、メニュースイッチ49、時刻設定スイッチ50、再加熱スイッチ51、取消スイッチ52及び保温スイッチ53を備えている。炊飯スイッチ47を押すと炊飯が開始し、炊飯インジケータ47aが点灯する。
【0043】
予約スイッチ48は炊飯予約の設定に使用される。この予約スイッチ48を押すと、表示部27の時刻表示部(7セグメント表示部)27aと時刻設定スイッチ(時・分スイッチ)50を用いて炊き上がり時刻(予約時刻)の設定を行うことができる。この後、炊飯スイッチ47を押すと、予約時刻が制御部24の内蔵メモリに記憶され、予約インジケータ48aが点灯する。この際、予約設定の完了がブザーの鳴動によって報知される。制御部24は、予約時刻より炊飯に必要な時間だけ手前の時刻から炊飯を開始し、略予約時刻にご飯が炊き上がるように制御する。予約設定時刻は、制御部24の内蔵メモリに記憶される。
【0044】
メニュースイッチ49は、炊飯メニューの設定に用いられる。このメニュースイッチ49を押すと、表示部27の右端部で点灯するメニューが白米、早炊き、炊込み、おこわ、おかゆ、玄米と順番に変わり、点灯したメニューが選択される。メニュースイッチ49を押さなければデフォルトとして白米が設定される。時刻設定スイッチ50は上述の炊飯時刻の予約設定及び現在時刻の設定に用いられる。時、分の各スイッチを押せば時刻表示部27aのうち、上2桁(時)又は下2桁(分)がインクリメントされる。再加熱スイッチ51は、冷めたご飯を再加熱するのに用いられる。取消スイッチ52は予約設定、保温等の取り消しに用いられる。保温を取り消した場合は、保温スイッチ53を押せば再び保温が始まる。
【0045】
次に、電気ポット1が通信によって接続された炊飯ジャー2のバッテリーバックアップされたリアルタイムクロックや内蔵メモリを利用する方法について説明する。前述のように、電気ポット1は無通電時のバックアップ用電源を備えていない。このため、停電等によって無通電状態になれば内蔵リアルタイムクロック部が作動しなくなり現在時刻が失われると共に、内蔵メモリの設定データも消えてしまう。そこで、以下に説明する処理によって通電復帰後の時計や設定データの復旧を行う。
【0046】
図8は、電気ポット1が停電等の無通電状態から通電状態に復帰したときに炊飯ジャー2から現在時刻(時計データ)及び設定データを取得して自動設定を行う一連の処理を示すフローチャートである。図8では、炊飯ジャー2の制御部24が実行する処理と電気ポット1の制御部15が実行する処理とを分けて示している。
【0047】
電気ポット1の制御部15は、通電直後に一度だけ実行される処理ルーチン(ステップ#101のYes以後のルーチン)において、まず時計データ要求を送信する(ステップ#102)。この時計データ要求をステップ#151で受信した炊飯ジャー2の制御部24は、リアルタイムクロック部から時計データを読み出し(ステップ#152)、読み出した時計データを送信する(ステップ#153)。
【0048】
電気ポット1の制御部15は、ステップ#103において炊飯ジャー2から送信された時計データを受信し、受信が成功した場合は(ステップ#104のYes)、その時計データにしたがって自らのリアルタイムクロック部の現在時刻を設定する(ステップ#105)。この後、ステップ#107で設定データ要求を送信する。なお、後述するように、電気ポット1の制御部15は、停電等に備えて設定温度や予約時刻等の設定データをバックアップされる炊飯ジャー2の制御部24の内蔵メモリに転送している。
【0049】
ステップ#107で送信された設定データ要求はステップ#154で炊飯ジャー2の制御部24に受信される。制御部24は、受信した設定データ要求にしたがってステップ#155で電気ポット1の設定データを内蔵メモリから読み出し、ステップ#156でその設定データを送信する。
【0050】
電気ポット1の制御部15は、炊飯ジャー2から送信された設定データをステップ#108で受信し、自らの内蔵メモリに記憶する(ステップ#109)。
【0051】
このようにして、 電気ポット1の通電復旧後の時計データ及び設定データ(設定湯温及び予約時刻)の復旧が行われる。ステップ#104において、通信エラー等に起因して電気ポット1の制御部15が時計データ(現在時刻)の受信に成功しなかったとき(No)は、ステップ#106において時刻表示部14aに「00:00」の点滅表示を行う。これによって、現在時刻の取得及び自動設定に失敗したことを使用者に知らせると共に、現在時刻の手動設定を促す。この手動設定は、時刻設定スイッチ43aを用いて行うことができる。
【0052】
また、時計データの受信に成功しなかったときは、設定データの復旧に関するステップ#107からステップ#109の処理も行わない。設定データについても炊飯ジャー2からの受信に成功しないと考えられるからである。この場合は、予約時刻は消えてしまい、設定湯温はデフォルト設定(例えば90℃)になる。使用者は、現在時刻の手動設定に続いて、これらの再設定を行う必要がある。ただし、時計データの受信に成功しなかった場合であっても、設定データ要求を送信し設定データの受信を試みるように図8のフローチャートを変形することも可能である。
【0053】
図9は、電気ポット1の設定データ(湯温、予約時刻)を炊飯ジャー2に送信して、炊飯ジャー2の制御部24のバッテリーバックアップされた内蔵メモリにあらかじめ記憶しておく処理を示すフローチャートである。
【0054】
電気ポット1の操作パネル部13(各スイッチ)が操作され、予約時刻等の設定データの更新が行われると(ステップ#201のYes)、制御部15は内蔵メモリに記憶された設定データを更新する(ステップ#202)と共に、設定データの送信を行う(ステップ#203)。
【0055】
炊飯ジャー2の制御部24は、ステップ#251で電気ポット1の設定データを受信すると、その設定データを内蔵メモリのあらかじめ定められた領域(電気ポット用バックアップ領域)に記憶する(ステップ#252)。この後、記憶(バックアップ)完了通知を送信する(ステップ#253)。
【0056】
電気ポット1の制御部15は、炊飯ジャー2から記憶完了通知を受信すると(ステップ#204のYes)、正常終了を示すブザー鳴動(ステップ#205)を行って一連の処理を終了する。所定時間経過しても炊飯ジャー2からの記憶完了通知を受信できない場合(ステップ#204のNo)は、所定のエラー表示(ステップ#206)及び異常終了を示すブザー鳴動(ステップ#207)を行った後、一連の処理を終了する。
【0057】
エラー表示(ステップ#206)は、例えば時刻表示部27aの下2桁に「Er」と表示することによって行う。異常終了を示すブザー鳴動(ステップ#207)では、正常終了を示すブザー鳴動(ステップ#205)と異なる所定のオン・オフパターンでブザー25を鳴動させる。
【0058】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限らず、種々の形態で実施することができる。以下に、いくつかの変形例を簡単に説明する。
【0059】
上記実施形態では、電気ポット1の制御部15は、時計データ及び設定データの両方について、通電復旧後に炊飯ジャー2からデータを取得して自動設定(再記憶)を行うが、いずれか一方のみの自動設定(再記憶)を行うようにしてもよい。
【0060】
炊飯ジャー2の制御部24の内蔵メモリとして、フラッシュメモリのような不揮発性メモリを使用してもよい。この場合は、バッテリを含むバックアップ用電源28を用いることなく、無通電時も記憶情報を保持することができる。
【0061】
電気ポット1の制御部15が設定データのバックアップのために設定データを炊飯ジャー2に送信するタイミングは、上記実施形態のように設定データの更新があった都度に限る必要はない。例えば一定時間ごとに設定データを炊飯ジャー2に送信するように構成してもよい。
【0062】
上記実施形態は、バップアップ用電源を備えた炊飯ジャー2と備えていない電気ポット1とが1対1で接続されたシステムであるが、本発明はこれに限らず、複数の調理家電機器が通信によって互いに接続されたシステムに適用することができる。この場合、少なくとも1つの調理家電機器がバップアップ用電源又は不揮発性メモリを備えておればよい。
【0063】
上記の実施形態では、停電から通電状態に復帰したときに、バックアップ用電源を備えていない電気ポット1からバックアップ用電源を備えた炊飯ジャー2へ時計データ要求を送信するが、このような通信手順を簡略化するために次のようにしてもよい。つまり、停電から通電状態に復帰したときに、バックアップ用電源を備えた炊飯ジャー2の制御部24は無条件に一定期間(例えば1秒間)、時計データを通信インターフェイス22から送信し続ける。この間に電気ポット1の制御部15は時計データを受信して現在時刻を自動設定する。
【0064】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、例えば電気ポットのバックアップ用電源を省略してコスト低減を図りながら、停電等の無通電状態から通電状態への復帰時には、バックアップ用電源を有する他の機器(例えば炊飯ジャー)から通信を介して設定データを取得して、自動設定(再記憶)を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態において、通信手段を介して接続された電気ポットと炊飯ジャーの概略構成を示すブロック図である。
【図2】電気ポットを前面から見た外観図である。
【図3】電気ポットの側面から見た断面図である。
【図4】水量センサの原理を説明するための図である。
【図5】電気ポットの操作パネル及び第2表示部を示す図である。
【図6】炊飯ジャーの側面から見た断面図である。
【図7】炊飯ジャーの操作パネル及び表示部を示す図である。
【図8】電気ポットが無通電状態から通電状態に復帰したときに炊飯ジャーから時計データ及び設定データを取得して自動設定を行う一連の処理を示すフローチャートである。
【図9】電気ポットの設定データを炊飯ジャーに送信して、炊飯ジャーの制御部の内蔵メモリにバックアップしておく処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電気ポット
2 炊飯ジャー
17,22 通信インターフェイス(通信手段)
15,24 制御部(時計手段、記憶手段)
28 バックアップ用電源

Claims (4)

  1. 通信手段と記憶手段を有する第1及び第2の調理家電機器が通信によって互いに接続され、
    前記第1の調理家電機器は通電状態及び無通電状態で前記記憶手段の記憶情報を保持し、前記第2の調理家電機器は通電状態でのみ前記記憶手段の記憶情報を保持し、
    前記第2の調理家電機器は、所定のタイミングで記憶手段の記憶情報の一部又は全部を前記第1の調理家電機器に伝送し、前記第1の調理家電機器は、前記第2の調理家電機器から伝送された記憶情報を自らの記憶手段に記憶し、
    前記第2の調理家電機器は、無通電状態から通電状態に復帰したときに、通信によって前記第1の調理家電機器の記憶手段から読みだされた所定の情報を取得し、自らの記憶手段に再記憶することを特徴とする
    調理家電機器の情報共有システム。
  2. 前記第1の調理家電機器の記憶手段は揮発性メモリとそのバックアップ用電源からなり、前記第2の調理家電機器の記憶手段は揮発性メモリからなることを特徴とする
    請求項2記載の調理家電機器の情報共有システム。
  3. 前記第1の調理家電機器の記憶手段は不揮発性メモリからなり、前記第2の調理家電機器の記憶手段は揮発性メモリからなることを特徴とする
    請求項2記載の調理家電機器の情報共有システム。
  4. 前記第2の調理家電機器は、前記記憶手段に記憶された設定情報が変更されたときに、変更後の設定情報を含む記憶情報を前記第1の調理家電機器に伝送し、前記第1の調理家電機器は、前記第2の調理家電機器から伝送された記憶情報を自らの記憶手段に記憶することを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の調理家電機器の情報共有システム。
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