JP3581544B2 - 魚釣用リ−ル - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スプ−ルの回転に遠心力による制動を掛ける魚釣用リ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
スプ−ルに巻回されている釣糸は、キャステング時に仕掛けの重さや釣竿の反動等により、スプ−ルが急速に回転して釣糸の繰出し速度よりスプ−ルの回転が速くなってバックラッシュが生じ、このバックラッシュにより釣糸が絡み合ったり、或はスプ−ルフランジ外周とリ−ル本体との間に釣糸が食い込んだり等のトラブルが発生する。
【0003】
このトラブルの発生を防止するために、従来より例えば実開昭56−100187号公報で見られるように、スプ−ル軸に直交する支持杆に制動体を支持杆の軸芯方向に移動自在に設けて遠心力を利用してスプ−ルを制動する方式が知られている。 更にキャステング初期の低速から中速、そして中速から高速回転に至る領域において、より強い制動力を作用させて確実にバックラッシュを防止するように、前記公報の構成を第1次ブレ−キ構造とすると、この第1次ブレ−キ構造に第2次ブレ−キ構造を加えて、回転数に応じて順次制動力を作用させるようにしたものが、例えば特開昭57−202234号公報で知られている。
【0004】
しかしながら、前記両公報の構成では、スプ−ルの高速回転初期からスプ−ルの回転に制動が掛けられるから、キャステング初期時の高速回転(立ち上がり区間)に達する前に制動が掛けられてスプ−ルの回転が抑えられ、スプ−ル初速回転速度が伸びず、そのため、仕掛けの放出飛距離が伸びず、飛距離の向上を図りながらバックラッシュを防止するスプ−ル制動装置としては課題を残している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記の構成では、スプ−ルの高速回転初期からスプ−ルの回転に制動が掛けられるから、キャステング初期時の高速回転に達することが出来ず、仕掛けの放出飛距離が伸びない欠点がある。
【0006】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、キャステング初期時から高速回転に至るまでのスプ−ル回転立ち上がり区間では制動を掛けず、仕掛けの放出飛距離を伸ばすと共にバックラッシュの発生を防止した魚釣用リ−ルを提供することである。
【0007】
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、リ−ル本体の側板間に回転自在に支持したスプ−ルと一体的に回転する支持部材に制動部材を径方向に移動可能に支持し、該制動部材を前記スプ−ルの回転による遠心力により前記リ−ル本体に設けた環状制動面に摺接してスプ−ルの回転を制動するようにした魚釣用リ−ルにおいて、前記支持部材に遊嵌される制動部材の前記支持部材との間に形成される凹部内に収容配置された付勢部材で前記制動部材を前記環状制動面より離間する方向に付勢し、前記スプ−ルの高速回転時のみ前記制動部材を付勢力に抗して前記環状制動面に摺接可能としたことを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、釣糸17の繰出し速度よりスプ−ル16の回転が速くなる前に制動部材8、8′、8″、9、9′が遠心力で発条a、b、c、d、31、35の弾性力に抗して制動円盤体4の制動リング18の環状制動面αに摺接されてスプ−ル16の回転に制動が掛けられてバックラッシュが防止される。
本発明は、釣糸17の繰出し速度よりスプ−ル16の回転が速くなる前の領域以下では環状制動面αから制動部材8、8′、8″、9、9′は離間されるように設定されているので、キャステング初期時から高速回転に至るまでのスプ−ルの回転が抑えられず、スプ−ル回転立ち上がり区間では制動を掛けずに回転速度が伸び、仕掛けの放出飛距離が伸びて飛距離の向上を図りながらバックラッシュを防止することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べれば、図1は魚釣用両軸受型リ−ルの要部断面平面図、図2は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面平面図、図3は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【0010】
図1で魚釣用両軸受型リ−ルはリ−ル本体Aが構成される左右両側枠1、2が図示しない支柱とリ−ル脚固定板10と指載せ板11で平行に保持されて左右両側枠1、2の外側には夫々リ−ル側板12、3が取り付けられている。
左側枠1の透孔1aに軸受保持部と筒状制動部を有する制動円盤体4の鍔部4aが離脱可能に嵌合されて図示しないビスで取り付けられている。
軸受保持部4bには軸受13とスラスト板14が取り付けられてスプ−ル軸5の一端5aが支持されている。
右側枠2の軸受保持部2aの取り付けられた軸受15にスプ−ル軸5の他側5bが支持されている。
スプ−ル軸5に固定されたスプ−ル16が左右両側枠1、2間に回転可能に設けられている。
スプ−ル16の巻胴部外周には釣糸17が捲回されている。
制動円盤体4の筒状制動部4cの内側には制動リング18が嵌合固定されている。
【0011】
スプ−ル軸5の右側には係合部5dと小径部5eが形成され、小径部5eより右側のスプ−ル軸端部5fはリ−ル側板3の軸受19で軸承されると共に、リ−ル側板3の筒部3a外周に螺合された制動ツマミ20内のスラスト受21に当てられている。
リ−ル側板3内のスプ−ル軸5の小径部5eにはピニオン6が摺動自在に嵌合され、スプ−ル軸5の係合部5dとピニオン6の係合部6aがクラッチレバ−22で係合・離脱されるように構成されている。
前記ピニオン6はハンドル駆動軸23に摩擦結合された駆動歯車24に噛合されている。
右側枠2に取り付けられた軸受25とリ−ル側板3に取り付けられた軸受26でハンドル駆動軸23が支持され、ハンドル駆動軸23に制動調節ハンドル27が螺合されてハンドル駆動軸23と駆動歯車24の制動力が調節される。
ハンドル駆動軸23の端にはハンドル28が取り付けられている。
【0012】
スプ−ル軸5の一端5a側外周には複数本の杆状の支持部材7が直交するように設けられている。
複数本の杆状の支持部材7はスプ−ル軸5の一端5a側外周にカラ−29が嵌合されてカラ−29の透孔とスプ−ル軸5の穴5gに圧入され、支持部材7でスプ−ル軸5にカラ−29が固定されている。
支持部材7に立方体状の制動部材8が夫々径方向に移動自在に遊嵌されている。
制動部材8は硬質ゴム等で形成されてバネ掛け板30が埋設されている。
制動部材8は必要に応じて鉛等を含有させて重量が調節されている。
支持部材7にはバネ掛け用横孔7aが穿設されている。
支持部材7の制動部材8よりスプ−ル軸5側に発条a、b、c、dが遊嵌されて発条a、b、c、dの夫々両端は夫々バネ掛け板30とバネ掛け用横孔7aに掛け止めされている。
発条a、b、c、dで夫々制動部材8はスプ−ル軸5方向に付勢されている。
【0013】
制動部材8の重量と発条a、b、c、dの付勢力は、釣糸17の繰出し速度よりスプ−ル16の回転が速くなる前に制動部材8が遠心力で制動円盤体4の制動リング18の環状制動面αに摺接されるように設定され、釣糸17の繰出し速度よりスプ−ル16の回転が速くなる前の領域以下では環状制動面αから制動部材8は離間されるように設定されている。
発条a、b、c、dの付勢力はa<b<c<dに付勢力を夫々変えてもよく、この場合、釣人の熟練度や釣場の状況変化に対応した制動特性の設定が可能となる。
【0014】
魚釣用リ−ルが前記のように構成されてハンドル28が回転されると、制動調節ハンドル27で設定された制動力で駆動歯車24が回転されてピニオン6が回転されると共に、制動ツマミ20で設定された制動力でスプ−ル軸5が回転されてスプ−ル16が回転される。
キャスティングにより所定のポイントへ仕掛けを着水させる時は、クラッチレバ−22でピニオン6の係合部6aとスプ−ル軸5の係合部5dを離してスプ−ル16をフリ−状態にした後、釣竿が振り降ろされて図示しない仕掛けがキャスティングされる。
【0015】
仕掛けがキャスティングされると、仕掛けの重さや釣竿の反動等により、スプ−ル16が急速に回転して釣糸17の繰出し速度よりスプ−ル16の回転が速くなってバックラッシュが生じるが、釣糸17の繰出し速度よりスプ−ル16の回転が速くなる前に制動部材8が遠心力で発条a、b、c、dの付勢力に抗して制動円盤体4の制動リング18の環状制動面αに摺接され、スプ−ル16の回転に制動が掛けられてバックラッシュが防止される。
ピニオン6の係合部6aとスプ−ル軸5の係合部5dが係合された状態で釣糸17が繰り出される時は、制動ツマミ20が回動されてスプ−ル軸5の回転に制動が掛けられると共に、制動調節ハンドル27で設定された制動力で駆動歯車24とピニオン6とスプ−ル16が回転される。
【0016】
前記のように魚釣用リ−ルが構成されると、釣糸17の繰出し速度よりスプ−ル16の回転が速くなる前に制動部材8が遠心力で発条a、b、c、dの付勢力に抗して制動円盤体4の制動リング18の環状制動面αに摺接されてスプ−ル16の回転に制動が掛けられてバックラッシュが防止されると共に、釣糸17の繰出し速度よりスプ−ル16の回転が速くなる前の領域以下では環状制動面αから制動部材8は離間されるように設定されているので、キャステング初期時から高速回転に至るまでのスプ−ルの回転が不必要に抑えられず、スプ−ル回転立ち上がり区間では制動を掛けずに回転速度が伸び、仕掛けの放出飛距離が伸びて飛距離の向上を図りながらバックラッシュを防止することができる。
【0017】
図4は本発明の請求項1に係わる第1実施例で、図4は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【0018】
実施例では、複数本の杆状の支持部材7の先端に周溝7bが形成されている。
支持部材7には上面に鍔部を有する凹字状の制動部材8′が夫々径方向に移動自在に遊嵌されると共に、発条31が嵌合されて周溝7bにEリング32が係合されて抜け止めされている。
制動部材8′は凹部8aと上面の鍔部8bが一体に形成されて凹部8a内に発条31が配置されて制動部材8′はスプ−ル軸5方向に付勢されている。
【0019】
図5は本発明の請求項1に係わる第2実施例で、図5は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【0020】
実施例では、複数本の杆状の支持部材7の先端に周溝7bが形成されている。
支持部材7には上面に鍔部を有する凹字状の制動部材8′が夫々径方向に移動自在に遊嵌されると共に、弾性を有する軟質材33が嵌合されて周溝7bにEリング32が係合されて抜け止めされている。
制動部材8′は凹部8aと上面の鍔部8bが一体に形成されて凹部8a内に軟質材33が配置されて制動部材8′はスプ−ル軸5方向に付勢されている。
【0021】
図6は本発明の請求項1に係わる第3実施例で、図6は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【0022】
実施例では、複数本の杆状の支持部材7の先端にネジ部7cが形成されている。
支持部材7には上面に鍔部を有する凹字状の制動部材8′が夫々径方向に移動自在に遊嵌されると共に、発条31が嵌合されてネジ部7cにナット34が調節自在に螺合されて抜け止めされている。
制動部材8′は凹部8aと上面の鍔部8bが一体に形成されて凹部8a内に発条31が配置されて制動部材8′はスプ−ル軸5方向に付勢されている。
ナット34で遠心力による制動部材8′の制動円盤体4の制動リング18の環状制動面αへの摺接が調節される。
ナットはダブルナットにしてもよい。
【0023】
図7は本発明の請求項1に係わる第4実施例で、図7は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【0024】
実施例では、複数本の杆状の支持部材7の先端に周溝7bが形成されている。
支持部材7には上面に鍔部を有する凹字状の制動部材8″が夫々径方向に移動自在に遊嵌されると共に、発条35が嵌合されて周溝7bにEリング32が係合されて抜け止めされている。
制動部材8″は凹部8aと上面の鍔部8bと凹部8a上部の鍔部8cが一体に形成されて凹部8a内に発条35が配置されて制動部材8″はスプ−ル軸5方向に付勢されている。
【0025】
図8は本発明の請求項1に係わる第5実施例で、図8は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【0026】
実施例では、複数本の杆状の支持部材7の先端に周溝7bが形成されている。
支持部材7には上面内側に鍔部と底部の外側に突出した鍔部を有する凹字状の制動部材9が夫々径方向に移動自在に遊嵌されると共に、発条35が嵌合されて周溝7bにEリング32が係合されて抜け止めされている。
制動部材9は凹部9aと凹部9a上部の鍔部9bと底部の外側に突出した鍔部9cが一体に形成されて凹部9a内に発条35が配置されて制動部材9はスプ−ル軸5方向に付勢されている。
【0027】
図9は本発明の請求項1に係わる第6実施例で、図9は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【0028】
実施例では、複数本の杆状の支持部材7の先端に周溝7bが形成されている。
支持部材7には上面内側に鍔部を有する台形状の制動部材9′が夫々径方向に移動自在に遊嵌されると共に、発条35が嵌合されて周溝7bにEリング32が係合されて抜け止めされている。
制動部材9′は凹部9aと凹部9a上部の鍔部9bと底部の外側が突出されて一体に形成されて凹部9a内に発条35が配置されて制動部材9′はスプ−ル軸5方向に付勢されている。
【0029】
図10は本発明の請求項1に係わる第7実施例で、図10は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【0030】
実施例では、複数本の杆状の支持部材7の先端にネジ部7cが形成されている。
支持部材7には上面内側に鍔部を有する台形状の制動部材9′が夫々径方向に移動自在に遊嵌されると共に、発条35が嵌合されてネジ部7cにナット36が調節自在に螺合されて抜け止めされている。
制動部材9′は凹部9aと凹部9a上部の鍔部9bと底部の外側が突出されて一体に形成されて凹部9a内に発条35が配置されて制動部材9′はスプ−ル軸5方向に付勢されている。
凹部9aの内部にはナット36が係合される形状に形成されている。
制動部材9′が支持部材7に対して回動されると、ナット36の位置が移動される。
【0031】
図11は本発明の請求項1に係わる第8実施例で、図11は魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【0032】
実施例では、台形状の制動部材9′が前記第7実施例に対して夫々上下左右が逆に複数本の杆状の支持部材7に夫々径方向に移動自在に遊嵌されると共に、発条35が嵌合されて周溝7bにEリング32が係合されて抜け止めされている。
制動部材9′は凹部9aと凹部9a上部の鍔部9cと上部の外側が突出されて一体に形成されて凹部9a内に発条35が配置されて制動部材9′はスプ−ル軸5方向に付勢されている。
【0033】
前記説明では、支持部材7を4本図示したが、2本、3本、5本以上としてもよい。
前記説明では、魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べたが、他の形式のリ−ルに実施してもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0035】
釣糸の繰出し速度よりスプ−ルの回転が速くなる前に制動部材が遠心力で発条の弾性力に抗して環状制動面に摺接されてスプ−ルの回転に制動が掛けられてバックラッシュが防止されると共に、釣糸の繰出し速度よりスプ−ルの回転が速くなる前の領域以下では環状制動面から制動部材は離間されるように設定されているので、キャステング初期時から高速回転に至るまでのスプ−ルの回転が抑えられず、スプ−ル回転立ち上がり区間では制動を掛けずに回転速度が伸び、仕掛けの放出飛距離が伸びて飛距離の向上を図りながらバックラッシュを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】魚釣用両軸受型リ−ルの要部断面平面図である。
【図2】魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面平面図である。
【図3】魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【図4】本発明の請求項1に係わる第1実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【図5】同第2実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【図6】同第3実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【図7】同第4実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【図8】同第5実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【図9】同第6施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【図10】同第7実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【図11】同第8実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの左側の要部拡大断面側面図である。
【符号の説明】
A リ−ル本体
a、b、c、d、31、35 付勢部材(発条)
α 環状制動面
3、12 側板
7 支持部材
8、8′、8″、9、9′制動部材
16 スプ−ル

Claims (1)

  1. リ−ル本体の側板間に回転自在に支持したスプ−ルと一体的に回転する支持部材に制動部材を径方向に移動可能に支持し、該制動部材を前記スプ−ルの回転による遠心力により前記リ−ル本体に設けた環状制動面に摺接してスプ−ルの回転を制動するようにした魚釣用リ−ルにおいて、前記支持部材に遊嵌される制動部材の前記支持部材との間に形成される凹部内に収容配置された付勢部材で前記制動部材を前記環状制動面より離間する方向に付勢し、前記スプ−ルの高速回転時のみ前記制動部材を付勢力に抗して前記環状制動面に摺接可能としたことを特徴とする魚釣用リ−ル。
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