JP3581328B2 - 商品展示板およびその係合片 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は板材の前面に商品を吊り下げて展示する商品展示板およびその係合片に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
商品を吊り下げて展示するタイプの従来の商品展示板には、図9、10に示すようにボール紙等の厚紙よりなる板材20の適所に、上開きの切起こし片21を形成し、この切起こし片に商品22の吊り下げ用の孔23を掛けて吊り下げるタイプのものがある。
【0003】
このような従来の展示板では、切起こし片21を板材20の裏側からいちいち指で前面側に押し出して商品をセットしなければならず、しかも商品の脱落を確実に防止するには商品をセットした後に切起こし片を粘着テープ等で板材の切起こし片の上方部分に貼り付ける必要がある。
【0004】
また、殆どの買い物客は商品を引っ張って取るが、この際、引き起こし片が破れて取れてしまうことがあり、引き起こし片が取れた板材の部分は見た目に体裁が悪く、商品の購買意欲を損なうことがある。
【0005】
上述した展示板の他にも板材の前面にL字状のフックを有し、このフックに商品を吊り下げるようにした展示板もあるが、フックそのものの製造コストが嵩むとともにフックを板材に取り付ける手間が掛かるので、コスト高であり、しかもフックを取り付けた状態では嵩張り、運搬や保管のスペースが大となるという問題もある。
【0006】
【目的】
本発明の目的とするところは、商品の取り付けが簡単で低コストであり、しかも商品を取り外す際に板材が破れて体裁を損なうようなおそれがまずない商品展示板およびその係合片を提供することにある。
【0007】
【本発明の構成】
上述した目的を達成するために、本発明に係る商品展示板は、円形の係合孔を有し、この係合孔に径方向のスリットを有する板材と、この板材とは別部材にして、フック部と係留片部とが前記係合孔の径よりも幅の狭い首部で連続する板状の係合片とよりなり、この係合片は、フック部の横幅および係留片部の横幅がともに係合孔の径よりも大であるが、係留片部の横幅は係合孔の径にスリットの長さを加えた長さ以下であり、前記係留片部はスリットと係合孔を通して板材の裏側に臨んで係合し、フック部に商品が吊り下げられる構成のものとしてある。
【0008】
また、本発明の商品展示板は、円形の係合孔を有する板材と、この板材とは別部材にして、フック部と係留片部とが前記係合孔の径よりも幅の狭い首部で連続し、若干弾性を有する素材よりなる板状の係合片とよりなり、この係合片は、フック部の横幅および係留片部の横幅がともに係合孔の径よりも大であるが、前記係合片は係留片部の横幅は係合孔の径よりも大であるが、係留片部は係合孔に挿入される際に撓められることにより横幅が小となって係合孔を通過し、板材の裏側にて係留片部が適度に弾性復元して板材の裏面に係合し、フック部に商品が吊り下げられる構成のものとしてある。
【0010】
本発明に係る係合片は、フック部と略円形状の係留片部が幅の狭い首部で連続する板状のものであって、前記係留片部を板材の係合孔に挿入してフック部に商品を吊り下げるためのものとしてある。
【0011】
また、前記係合片は若干弾性を有する素材よりなり、係留片部の横幅は係合孔の径よりも大であるが、係留片部は係合孔に挿入される際に撓められることにより横幅が小となって係合孔を通過し、板材の裏側にて係留片部が適度に弾性復元して板材の裏面に係合することができるようにした構成のものとしてある。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
本発明の商品展示板は、展示板本体たる板材1と、この板材に商品を吊り下げる係合片2とよりなり、図1に示されるように板材1には多数の係合孔3、3をあけてあり、また係合片2は図2に示されるように略三角形状のフック部4と略円形状の係留片部5を有し、係留片部5を板材1の係合孔3に挿入して板材の裏面に係合させ、フック部4にて商品を吊り下げる構成のものとしてある。
【0013】
前記板材1は例えばボール紙や合成樹脂板よりなり、図3に拡大して示すように係合孔3の上縁に径方向のスリット6を形成してある。
このスリットは前記係合片2を挿通させるためのものであり、板材1がボール紙等のある程度の柔軟性を有するものであればスリットは単なる切り込みとすればよく、硬質の合成樹脂板等の柔軟性があまりないものであれば、スリットの幅を係合片の厚さと同程度か若干広く形成する。
【0014】
前記係合片2はボール紙や合成樹脂製の板状のものとしてあり、略三角形状のフック部4と略円形状の係留片部5は首部7で連結している。
なお、図1中の符号1aは板材1を壁や棚等に取り付けるための吊り下げ紐を示す。
【0015】
次ぎに、係合孔3と係合片2の寸法関係について図2、3および係合状態を示す図4に基づいて説明する。
係合片2はその係留片部5が係合孔3に挿通されて板材1の裏面に係合するので、係留片部5の横幅Rを係合孔3の径rよりも大とし、かつ首部7の幅Nを係合孔の径rより小とする。また、係留片部5は係合孔とスリット6を通して板材の裏面に挿通せしめるので、係留片部5の横幅Rを係合孔の径にスリットの長さを加えた長さLと同じかこれよりも小とする。
【0016】
すなわち、係合孔3の径にスリット6の長さを加えた長さL、係留片部5の横幅R、係合孔3の径rおよび首部7の幅Nの関係は、
L≧R>r>N
とする。
【0017】
また、フック部4の横幅Wは商品にあけられた吊り下げ用の孔の径よりも大とし、係留片部5の横幅Rは商品にあけた吊り下げ用の孔の径よりも小とする。
【0018】
次ぎに、上述した構成の本発明の商品展示板に商品を取り付ける具体例を図5に基づいて説明する。
まず、係合片2をその横幅方向が上下となるようにして係留片部5を商品8の上部にあけた吊り下げ用の孔9に挿通し、さらに係留片部5を係合孔3とスリット6を通して板材1の裏側に臨ませる。
【0019】
係留片部5が係合孔を通過して首部7が係合孔の位置に来たら、係合片2をその挿通方向まわりに90度回転させる。
かくすると、係留片部5の横幅Rが係合孔3の径rよりも小であるから、係留片部5が板材1の裏面に係合し、また、商品8は吊り下げ用の孔9がフック部4における左右の上縁に係合して安定よろしく吊り下げられる。
【0020】
商品を取り外す際には、係合片2を再び90度回転させ、係留片部5の側縁をスリットに合わせて引き出せばよく、係合片を例えば薄手のボール紙のように裂断し易い素材のものとして、商品を手前に引っ張ると係合片が首部で裂断されて商品が板材から外れるようにする場合もある。
【0021】
上述した実施例においては、スリット6を係合孔の上縁から径方向に形成したが、スリットの長さと係合孔の径の和Lが係留片部5の横幅R以上であれば、図6に示すように2つのスリット6a、6bを係合孔の上縁と下縁からそれぞれ径方向に形成する場合もあるし、また、スリットを形成する方向は上下でなく斜め方向や横方向に形成する場合もある。
【0022】
以上の実施例においては、係合孔3にスリットを形成することによって係合片2の係留片部5を係合孔に挿入できるようにしてあるが、図7に示すように係合孔3にスリットを設けない場合もある。
【0023】
この場合には係合片2を若干弾性を有する素材、例えばボール紙や薄手の合成樹脂材で構成し、係留片部5は係合孔3に挿入される際に撓められることにより横幅が小となって係合孔を通過させられ、板材1の裏側にて係留片部が弾性復元力により元の横幅に戻されて係合する。
【0024】
また、係合孔にスリットを設けない他の例として、図8に示すように板材1に長径(縦幅)r1が上下方向となる楕円形やあるいは長円形の係合孔10を形成し、長径r1は係留片部5の横幅Rよりも大であるが、短径(横幅)r2は係留片部の横幅Rよりも小とする場合もあり、係合片2を係合孔10に挿入する際には、係合片をその横幅が係合孔の上下方向すなわち係合孔の長径の方向となるようにして係留片部5を係合孔に挿入し、その後係合片を90度回転させ、係留片部を係合孔の横方向すなわち短径の方向となるようにして係留片部を板材の裏側に係止する。
【0025】
なお、本発明に係る展示板の係合片2や係合孔3の形状は上述した実施例の形状のものに限定されるものではなく、例えば係合片2の首部7を上下方向に長く形成する場合もあれば、フック部4を横長の矩形状に形成したり、あるいは係留片部5を楕円形や矩形等の多角形に形成したりする場合もある。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、係合片の係留片部を商品の吊り下げ用孔と板材にあけた係合孔に挿通し、係留片部を板材の裏面に係合せしめることによって商品を取りけるので、従来のもののように商品を取り付ける前にいちいち切起こし片を引き起こすような手間が不要で商品の取り付けが簡単であり、しかも商品はフック部に確実に係止され、粘着テープ等で補強しなくても商品を安定よろしく吊り下げておくことができる。
【0027】
また、展示板から商品を引っ張って取り外しても、板材と係合片は別部材で構成してあるので、商品を強く引っ張ると係合片が変形して係合孔から外れるか、あるいは係合片が裂断するので、係合孔まわりの板材が破れて体裁が損なわれるおそれがまずない。
【0028】
さらに、板材や係合片は構造が簡単で低コストに製造することができ、しかもフラットな形状のものであるので、運搬や保管、廃棄の際に嵩張らず、取り扱いが容易であるというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る展示板における板材の実施例を示す正面図。
【図2】本発明に係る展示板における係合片の実施例を示す正面図。
【図3】係合孔を拡大して示す板材の正面図。
【図4】係合孔と係合片の係合状態を示す斜視図。
【図5】本発明の展示板に商品を取り付ける状態を示す斜視図。
【図6】係合孔の他の例を示す正面図。
【図7】係合孔のさらに他の例を示す正面図。
【図8】係合孔のさらに他の例を示す正面図。
【図9】従来の展示板の一例を示す斜視図。
【図10】図9のX−X線縦断面図。
【符号の説明】
1 板材
2 係合片
3 係合孔
4 フック部
5 係留片部
6 スリット
7 首部
8 商品
9 商品吊り下げ用の孔
10 係合孔
Claims (4)
- 円形の係合孔を有し、この係合孔に径方向のスリットを有する板材と、この板材とは別部材にして、フック部と係留片部とが前記係合孔の径よりも幅の狭い首部で連続する板状の係合片とよりなり、この係合片は、フック部の横幅および係留片部の横幅がともに係合孔の径よりも大であるが、係留片部の横幅は係合孔の径にスリットの長さを加えた長さ以下であり、前記係留片部はスリットと係合孔を通して板材の裏側に臨んで係合し、フック部に商品が吊り下げられる商品展示板。
- 円形の係合孔を有する板材と、この板材とは別部材にして、フック部と係留片部とが前記係合孔の径よりも幅の狭い首部で連続し、若干弾性を有する素材よりなる板状の係合片とよりなり、この係合片は、フック部の横幅および係留片部の横幅がともに係合孔の径よりも大であるが、前記係合片は係留片部の横幅は係合孔の径よりも大であるが、係留片部は係合孔に挿入される際に撓められることにより横幅が小となって係合孔を通過し、板材の裏側にて係留片部が適度に弾性復元して板材の裏面に係合し、フック部に商品が吊り下げられる商品展示板。
- フック部と略円形状の係留片部が幅の狭い首部で連続する板状のものであって、前記係留片部を板材の係合孔に挿入してフック部に商品を吊り下げるための係合片。
- 若干弾性を有する素材よりなり、係留片部の横幅は係合孔の径よりも大であるが、係留片部は係合孔に挿入される際に撓められることにより横幅が小となって係合孔を通過し、板材の裏側にて係留片部が適度に弾性復元して板材の裏面に係合することができるようにした請求項3に記載の係合片。
Priority Applications (2)
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