JP3580720B2 - 溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属製外皮中にフラックスを充填してなる溶接用フラックス入りワイヤに関し、特に、過酷な製造環境下にあってもフラックスが吸湿することなく、良好なフラックスの流動性を保持すると共に、長手方向での良好なアーク安定性を確保することができる溶接用フラックス入りワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フラックス入りワイヤ(以下、FCWという。)は、継ぎ目があるもの(シーム有り)とないもの(シームレス)に大別されるが、それらの製造時には必ず金属鞘(フープ)の中にフラックスをつめる工程がある。
【0003】
周知のように、フラックスの量又は種類は、FCWの溶接作業性及び溶着金属の性能等FCWの品質上重要な因子である。従って、これまで、数多くのフラックスの量又は種類の検討がなされてきている。特に、FCWの長手方向の品質を安定させるために、フラックスの量を製造時に安定して投入することは極めて重要である。
【0004】
そこで、従来、フラックスの製造方法、粒度及び水分の管理について、種々の提案がなされている。
【0005】
例えば、フラックスの粒度を規定し、フラックスの充填むら及び成分偏析を防止すると共に、FCWの伸線時に断線を防止するものが開示されている(特開昭63−49397号公報)。
【0006】
また、フラックスをバインダを用いて造粒し、250メッシュより細かい粒子が60%以上になるように調整したフラックスを充填して、フラックスの供給性及びFCWの長手方向のフラックス率の変動を防止したものが開示されている(特開昭52−125436号公報)。
【0007】
更に、フラックスにシリコーンオイルを含有させて、フラックスの流動性を高め、FCWの高速製造に対応させたものが提案されている(特開昭61−216892号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の溶接用フラックス入りワイヤ(特開昭52−125436、特開昭63−49397号公報及び特開昭61−216892号公報)においては、温度又は湿度等の製造環境によっては、フラックスが吸湿してしまい、フラックスの流れが劣化し、FCWの長手方向のフラックス率が安定せず、溶接時のアークの安定性が劣化するという問題点があり、これが依然として指摘されつづけている。
【0009】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、フラックス製造時の温度及び湿度等の環境が過酷なものであってもフラックスが吸湿することなく、良好なフラックス流動性を有し、良好なアーク安定性を確保することができる溶接用フラックス入りワイヤを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る溶接用フラックス入りワイヤは、金属製外皮中にフラックスを充填してなる溶接用フラックス入りワイヤであって、前記フラックスに含有される酸化チタンのうち、ルチル型酸化チタンの含有量を[Ir]とし、アナターゼ型酸化チタンの含有量を[Ia]とするとき、前記[Ir]と前記[Ia]との比[Ir]/[Ia]が5以上であり、前記フラックス全重量当たり、前記酸化チタンを20乃至60重量%含有することを特徴とする。
【0011】
本発明においては、前記酸化チタンの平均粒度は、70乃至600μmであることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例に係る溶接用フラックス入りワイヤについて詳細に説明する。本願発明者等は、フラックスの流動性を向上させるために、先ず、フラックスの各構成原料について逐一検討した。周知のように、フラックスは15乃至25種類程度のフラックス原料を混合することで構成されている。従って、フラックスの流動性については、その各原料が何らかの作用をなしていると考えられている。
【0013】
その結果、フラックスの流動性については、フラックス中の水分量、特に、吸湿環境下に放置したときの吸湿水分量を極小にすることが重要であることを見出した。そこで、15乃至25種類程度のフラックス原料中でも、フラックス原料中で最も一般的で配合量が多い(約20乃至60重量%)酸化チタン(TiO2)に着目した。
【0014】
このTiO2を詳細に検討したところ、結晶構造的にみてアナターゼ型酸化チタンが多いTiO2は吸湿量が多い傾向にあることが分かった。また、TiO2に含有されるルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比が5以上である場合には、耐吸湿性が良好であり、流動性も良好であることが分かった。また、このルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比が20以上であるフラックスにおいて、更に耐吸湿性が良好になり、その結果、更に、良好な流れ性を有することが分かった。
【0015】
また、ルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比が5以上であり、更にTiO2の平均粒度を適正な粒度にすることにより、より一層流動性が向上することを見出した。
【0016】
平均粒度が細かすぎる場合には、TiO2の比表面積が大きくなり、耐吸湿性及び流動性が劣化する。一方、平均粒度が粗すぎると、耐吸湿性は向上するものの、伸線時に断線を生じるという別の問題点がある。
【0017】
なお、TiO2に含まれるルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比は、粉末X線回折分析(粉末XRD)法による強度比で測定することができる。図1は縦軸に回折強度、横軸に回折角をとり、XRD法により得られた酸化チタンの回折ピークを示す模式図である。具体的には、図1に示すように、アナターゼ型酸化チタンの回折ピークと、ルチル型酸化チタンの回折ピークとの強度比をTiO2に含まれるルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比とすることができる。また、ルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比はTiO2が採掘される場所により異なり、種々の値をとるが、人工的な処理、例えば、1000℃以上の温度で焼成することにより、その比を変えることができる。本発明においては、ルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比を制限したことに特徴がある。更に、上述のようなルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比が20以上の場合において、更に一層フラックス流動性が向上する。これはTiO2自体の良好な流動性によるものである。
【0018】
以下、本発明の溶接用フラックス入りワイヤの数値限定理由について説明する。
【0019】
[Ir]/[Ia]:5以上
TiO2に含有されるルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比、即ち、[Ir]/[Ia]が5よりも小さいと、結晶構造的に見て、アナターゼ型酸化チタンが多くなり、TiO2の水分、特に、高湿度環境下での耐吸湿性が劣化し、フラックスの流動性ひいてはワイヤのアーク安定性が劣化する。従って、[Ir]/[Ia]は5以上とする。更に、[Ir]/[Ia]が20以上であると更に良好な流動性を得ることができる。このことから、好ましくは[Ir]/[Ia]は20以上とする。
【0020】
フラックス中の酸化チタンの含有量:20乃至60重量%
フラックス中の酸化チタンの含有量が20重量%未満である場合には、上記[Ir]/[Ia]の値を満足した場合でも、良好な流動性の向上は認められない。一方、フラックス中の酸化チタンの含有量が60重量%を超える場合には、脱酸剤及びアーク安定剤等が不足し、溶接作業性が劣化してしまうという問題点がある。従って、フラックス中の酸化チタンの含有量はフラックス全重量当たり1乃至60重量%とする。
【0021】
酸化チタンの平均粒度:70乃至600μm
酸化チタンの平均粒度が70μmより小さい場合には、フラックスの比表面積が大きくなり、より良好な流動性の効果が発揮されない。一方、酸化チタンの平均粒度が600μmを超えると、フラックスの流動性は確保されるものの、粒度が大きいために伸線中に断するという問題が生じる。従って、酸化チタンの平均粒度は70乃至600μmとする。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の範囲に入る溶接用フラックス入りワイヤの実施例について、その特性を比較例と比較して具体的に説明する。
【0023】
下記表1に示すフラックスAと下記表3に示す金属製外皮とを使用して溶接用FCWを作製した。同様に、下記表2に示すフラックスBと下記表4に示すSUS304Lからなる金属製外皮とを使用して溶接用FCWを作製した。なお、表1に示すスラグ形成剤は、Si、Mn、Zr、Al、Ca、Mg及びBa等の金属酸化物である。但し、TiO2は除く。また、メタル成分は、Fe、Fe−Si、Fe−Mn、Fe−Al、Ni及びMg等である。
【0024】
また、表2に示すスラグ形成剤は、Si、Mn、Zr、Al、Ca、Mg及びBa等の金属酸化物である。但し、TiO2は除く。また、メタル成分は、Fe、Fe−Si、Fe−Mn、Fe−Cr、Ni及びMo等である。
【0025】
表1及び表2に示すフラックスA及びBについて、焼成温度を850乃至1300℃の温度範囲で、焼成時間を1乃至60分の範囲で夫々調整して種々の溶接用FCWを作製することにより、耐吸湿性、流動性及びアーク安定性を評価した。
【0026】
なお、作製したフラックス入りワイヤは表1に示すフラックスAを使用したものは、フラックス率が13±1%で、線径が1.2mmであった。また、表2示すフラックスBを使用したものは、フラックス率が26±1%で、線径が1.2mmであった。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
TiO2に含有されるルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの含有量比は夫々に起因する特有な回折強度ピークの強度面積比により算出した。図2はルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの含有量比の測定方法を示すフローチャート図である。先ず、図2に示すように、下記表5に示す測定条件でXRD法により回折角(2θ)における強度を測定した(ステップS1)。次に、X線回折結果からルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの回折ピークを抽出した(ステップS2)。次に、アナターゼ型酸化チタンの強度面積は回折角(2θ)の範囲を24.9乃至25.5degとし、ルチル型酸化チタンの強度面積は回折角(2θ)の範囲を27.1乃至27.7degとして、強度面積を夫々求めた(ステップS3)。次に、求めた強面積の比からTiO2に含有されるルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの含有量比[Ir]/[Ia]を求めた(ステップS4)。
【0032】
【表5】
【0033】
図3は本発明の溶接用フラックス入りワイヤの耐吸湿性の測定試験方法を示す模式図である。
【0034】
耐吸湿性は図3に示すように、秤量瓶1にフラックス2が試料高さ約10mm(正確には9乃至11mm)になるようにサンプリングした。次に、フラックス2を110℃の温度で2時間の予備乾燥を行った。次に、フラックス2を30℃の温度で相対湿度80%の雰囲気に48時間放置した。次いで、フラックス2を良く混合し抽出条件として温度が1000℃のAr雰囲気でK.F水分測定を行った。評価は、水分が100ppm未満を◎とし、水分が100以上200ppm未満を○+とし、水分が200以上400ppm未満を○とし、400ppm以上を△とした。
【0035】
流動性の評価方法は、溶接用FCWを試作した時のCV値(ワイヤ重量の標準偏差/ワイヤ重量の単重平均)で評価する。調査は成型後の溶接用FCW(線径:2.0乃至5.5mm)について、サンプル本数は30本で行った。評価は、CV値が0.003未満を◎とし、CV値が0.003乃至0.008未満を○+とし、CV値が0.008以上0.010未満を○とし、CV値が0.010以上を△とした。
【0036】
このCV値が大きいほど電流変動に伴うアーク長変動が大きいことを確認している。これは、フラックスの充填むらによる電流密度の変動を無くすべく電流値により修正しようとする電流特性から生じるものである(定電圧特性)。
【0037】
平均粒度は、先ず、レーザ光により粒度分布を測定した。その後、データ解析により平均粒度を求めた。なお、測定条件は、測定方法として乾式法で行い、測定圧力を2気圧、測定時間を5乃至10秒とした。図4は縦軸に積算粒子数及び粒度分布、横軸に粒度をとり、本発明の溶接用フラックス入りワイヤのフラックスの平均粒度を測定した測定例を示すグラフ図である。この平均粒度の測定結果の一例を図4に示す。図中、曲線Aと積算粒子数とは下記数式1を満足する。
【0038】
【数1】
A+積算粒子数=1(一定)
【0039】
数式1より、曲線Aが積算粒子数を示すとき、曲線Aは積算粒子数を示す曲線と積算粒子数が0.5のところで交わる。即ち、A=積算粒子数=0.5となる。この場合の粒度の値を平均粒度とした。なお、平均粒度の条件として、積算粒子数を0.5とすれば、曲線Aがなくても、平均粒度を算出することができる。
【0040】
これらの測定結果を下記表6及び表7に示す。なお、表6はフラックスAを使用したものであり、表7はフラックスBを使用したものである。また、フラックスAを使用した評価結果を下記表8に示し、フラックスBを使用した評価結果を下記表9に示す。
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
【0043】
【表8】
【0044】
【表9】
【0045】
上記表8及び表9に示したように本発明の請求項1を満足する実施例No.1乃至14はフラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性が充分に満足するものであった。
【0046】
なお、特に酸化チタンの[Ir]/[Ia]の値が20を超える実施例No.6及び7はフラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性が非常に良好であった。
【0047】
実施例No.9は平均粒度が65μmと小さく、本発明の請求項1は満足しているものの、本発明の請求項2の範囲未満ではあるが、フラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性が充分に満足するものであった。
【0048】
実施例No.12は平均粒度が620μmと大きく、本発明の請求項1は満足しているものの、本発明の請求項2の範囲を超えている。しかし、フラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性は充分に満足するものの、現在の製造技術においては断線が発生した。
【0049】
一方、表8及び表9に示す比較例No.15及び16は夫々TiO2の含有量が3及び15重量%と少なく、フラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性が劣った。比較例No.17はTiO2の含有量が65重量%と過多で、脱酸不足等を生じアーク安定性が劣った。比較例No.18は[Ir]/[Ia]の値が本発明の範囲未満であるため、フラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性が劣った。
【0050】
比較例No.19は[Ir]/[Ia]の値が本発明の範囲未満であるため、フラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性が劣った。
【0051】
比較例No.20は[Ir]/[Ia]の値が本発明の範囲未満であるため、フラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性が劣った。
【0052】
比較例No.21は[Ir]/[Ia]の値が本発明の範囲未満であるため、フラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性が劣った。
【0053】
【発明の効果】
以下詳述したように本発明においては、酸化チタンに含まれるルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比[Ir]/[Ia]の値及び酸化チタンの含有量を規定することにより、フラックス製造時の温度及び湿度等の環境が苛酷なものであっても、フラックスの耐吸湿性、フラックスの流動性及びアーク安定性が優れたフラックス入りワイヤを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦軸に回折強度、横軸に回折角をとり、XRD法により得られた酸化チタンの回折ピークを示す模式図である。
【図2】本発明の溶接用フラックス入りワイヤの酸化チタンに含有されるルチル型酸化チタンとアナターゼ型酸化チタンとの比を測定する方法を示すフローチャート図である。
【図3】本発明の溶接用フラックス入りワイヤのフラックスの耐吸湿性試験方法を示す模式図である。
【図4】縦軸に積算粒子数及び粒度分布、横軸に粒度をとり、本発明の溶接用フラックス入りワイヤのフラックスの平均粒度を測定した測定例を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1;秤量瓶
2;フラックス
A;曲線
Claims (2)
- 金属製外皮中にフラックスを充填してなる溶接用フラックス入りワイヤであって、前記フラックスに含有される酸化チタンのうち、ルチル型酸化チタンの含有量を[Ir]とし、アナターゼ型酸化チタンの含有量を[Ia]とするとき、前記[Ir]と前記[Ia]との比[Ir]/[Ia]が5以上であり、前記フラックス全重量当たり、前記酸化チタンを20乃至60重量%含有することを特徴とする溶接用フラックス入りワイヤ。
- 前記酸化チタンの平均粒度は、70乃至600μmであることを特徴とする請求項1に記載の溶接用フラックス入りワイヤ。
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