JP3580486B2 - グロメット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はグロメットに係り、特に車体パネル等の取付板に対してワイヤーハーネス等の長尺部材を確実、かつ、容易に貫通保持できるグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の車体パネルを貫通するようにワイヤーハーネスを配設するためのグロメットが各種提案されている。
そして、本願出願人は、ワイヤーハーネスに嵌合する小径筒部と、車体パネルの取付孔に嵌合可能な大径筒部と、小径筒部および大径筒部を連結するテーパ筒部と、大径筒部の外周面に沿って設けられた嵌合溝および押え片とを備えたグロメットを提案した(特開平8−212857号公報:従来例)。
【0003】
この従来例においては、まずワイヤーハーネスを小径筒部を嵌合させた状態で、テーパ筒部の小径端部を境界として、テーパ筒部から大径筒部までの部分を小径筒部に被せるように長手方向一方側に向けて裏返すことにより、押え片を嵌合溝よりも内周側に位置させておく。
次に、ワイヤーハーネスをパネルの取付孔に通して押し込むことにより、押え片の先端をパネルの取付孔に挿入させるとともに、裏返しの状態の大径筒部を取付孔の周縁のパネル面に当てる。そして、さらにワイヤーハーネスを一方側に押し込むことにより、グロメット自身に復元力を発生させて、テーパ筒部および大径筒部を初期形状に復元させるとともに、嵌合溝を取付孔に係合させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来例においては、大径筒部をパネル面に当ててから復元力が発生し始める段階まで、ワイヤーハーネスを取付孔に押し込むことにより裏返しの状態から初期形状に復元させる必要がある。
【0005】
ところが、前述した従来例では、テーパ筒部の小径側端部つまりテーパ筒部の根元から大径筒部側が裏返しに反転するため、初期形状に復元する復元動作が大きく、スムーズに嵌合し難いという問題があった。
【0006】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は車体パネル等の取付板を貫通するようにワイヤーハーネス等の長尺部材を容易、かつ、確実に配設できるグロメットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、請求項1に記載したように、取付板に形成された取付孔に長尺部材を貫通保持するために、
前記長尺部材を挿通可能な第1円筒部と、前記第1円筒部の外周面に設けられた略円錐環状の接続部を介して接続された第2円筒部と、前記第2円筒部の外周面に沿って設けられた溝部と、前記第2円筒部の外周面における前記溝部と前記接続部との間に設けられた鍔部とを有し、
前記第2円筒部を内周面が外方を向くように裏返すことにより前記鍔部の周縁を前記取付孔に挿入し、次いで前記第2円筒部を初期形状に復元させることにより前記第1円筒部を前記取付孔内に挿通させるとともに、前記取付孔の開口縁部に前記溝部を嵌合させるグロメットであって、
前記接続部の母線に沿って設けられたリブを有し、前記リブが、前記接続部の小径端部から大径端部側の所定位置まで連続しており、
前記第1円筒部が前記第2円筒部内に配置され、前記リブが前記接続部の内周面に沿って形成されるとともに、前記第1円筒部の外周面に接続されていることを特徴としている。
【0008】
ここで、第1円筒部としては、ワイヤーハーネス等の長尺部材における外径寸法に対応した内径寸法を有していればよく、長尺部材が圧入されるように若干小さな内径寸法を有していてもよい。なお、この第1円筒部は、長手方向に沿って同一の内径寸法あるいは外径寸法が連続している必要はなく、例えば段付き円筒形状や先細り円筒形状であってもよい。
【0009】
一方、第2円筒部としては、取付孔の内径寸法に対応した外径寸法を有していればよく、その基端部が接続部の周縁に接続されていればよい。
従って、これらの第1円筒部および第2円筒部としては、例えば略入れ子状に配置されていてもよく、あるいは軸線方向に沿うように接続部を介して連設配置されていてもよい。
なお、第1円筒部、接続部および第2円筒部は、適度な弾力性、耐水性を有する合成樹脂により互いに一体形成されていてもよいが、第2円筒部に適度な弾力性、耐水性が得られれば互いに別体であってもよい。
【0010】
また、鍔部としては、第2円筒部の外周面における周方向に沿って連続する環状に形成しておいてもよく、あるいは周方向に沿って所定間隔で複数設けておいてもよい。
そして、この鍔部は、例えば厚み寸法を第2円筒部の肉厚寸法よりも大きく設定する構造や、あるいは所定の金属プレートをインサート成形しておく構造等を採用できる。
【0011】
また、接続部の母線とは、接続部が略円錐環状に形成されていることから、円錐の軸を含む平面と円錐面との交わる線を指している。この母線に沿ってリブを設けたので、リブは円錐の軸を含む平面内に存在している。
【0012】
このように構成されたグロメットにおいては、接続部の小径端部から大径端部側の所定位置まで連続したリブを有しているので、このリブが接続部の折れ曲がり位置を規制する。すなわち、このリブのある範囲では接続部が折れ曲がりにくくなり、第2円筒部側を裏返しに反転させたときに、接続部の根元から折れ曲がるのではなく、第2円筒部に近い接続部の途中から折れ曲がるようになる。従って、第2円筒部から接続部にかけての範囲が裏返しになるものの、過剰に大きい範囲にわたって裏返しになるのではなく(反転し過ぎるのではなく)、小さい範囲が裏返しになって、復元を開始する直前の形態に近い形態に留められる。このため、次にパネル面に第2円筒部を押し付けて、グロメットに復元する方向の力を加えたときに、即座に復元が開始されることになり、グロメットの嵌合がスムーズに行われる。
以上により、前述した目的が達成される。
なお、前記リブが接続部の母線に沿って設けられているので、反転時にリブに引張力や圧縮力が作用しても接続部には捻れなどが起こらない。
【0013】
さらに、本発明は、前記第1円筒部が前記第2円筒部内に配置され、前記リブが前記接続部の内周面に沿って形成されるとともに、前記第1円筒部の外周面に接続されていることを特徴としている。
【0014】
このようなグロメットにおいては、リブが接続部の内周面と第1円筒部の外周面との間に配置され、外に露出していないので、パネルの取付孔に対する装着時などに他の部位と干渉する虞れがなく、邪魔にならない。また、グロメットの第2円筒部側を裏返したときに、リブの引張力で接続部の反転位置を規制するので、リブを特別に厚く形成しないでも、反転位置の規制効果を十分に発揮できる。
【0015】
因みに、接続部の外周面にリブを設けても、リブによる接続部の折り曲げ位置規制効果は上がるが、リブを厚めに形成しないと、圧縮力によってリブが座屈気味になる虞れがあるので、前記のように接続部の外周面にリブを設ける方が好ましい。
【0016】
また、本発明は、請求項2に記載したように、リブを複数有し、前記各リブが前記接続部の軸線を中心として放射状に配置されていることを特徴としている。このようなグロメットにおいては、複数のリブが接続部の軸線を中心として放射状に配置されているので、グロメットの第2円筒部側を裏返したときに、接続部を円周方向にわたって一様に折り曲げ規制できる。すなわち、円周方向のどの位置でも、ほぼ同じ位置で反転するように規制できる。従って、円周方向に一様な裏返し状態を作ることができて、復元するときに円周方向の各部を同時に復元させて取付孔に嵌着できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2に示すように、本発明の実施形態であるグロメット10は、自動車の車体パネル11を貫通するようにワイヤーハーネス(図示せず)を配設するために、車体パネル11に設けられた取付孔12にワイヤーハーネスを挿通保持した状態で嵌合可能とされている。取付孔12は円形状とされ、開口縁部に沿って所定高さのフランジ13が形成されている。
【0018】
そして、グロメット10は、ワイヤーハーネスを挿通可能な第1円筒部21と、第1円筒部21の外周面に設けられた略円錐環状の接続部23と、接続部23を介して第1円筒部21に接続された第2円筒部22と、第2円筒部22の外周面に沿って設けられた溝部24と、第2円筒部22の外周面における溝部24と接続部23との間に設けられた鍔部25と、第2円筒部22の外周面における溝部24から開放端部に向かって形成された係合部26と、接続部23の母線に沿って設けられたリブ30とを含んで構成されている。
このようなグロメット10は、適度な弾力性,耐水性を有する合成樹脂により、第1円筒部21および第2円筒部22が一体形成されている。
【0019】
第1円筒部21は、小径部27および大径部28が同一軸線に沿って連設された段付き形状とされている。
小径部27は、ワイヤーハーネスの外径寸法に対応した内径寸法を有しているとともに、内周面に沿って円環状のリブ27Aが設けられている。
この小径部27は、ワイヤーハーネスが圧入されると、リブ27Aが弾性変形しながらワイヤーハーネスの外周面に密着し、これにより気密性を維持しながらワイヤーハーネスを保持するようになっている。
【0020】
一方、大径部28は、小径部27の内径よりも大きな内径寸法を有しているとともに、内周面に沿って円環状のリブ28Aが複数設けられている。
この大径部28は、ワイヤーハーネスが圧入された後、所定の充填材を充填して固化させることにより、気密性を維持しながらワイヤーハーネスを保持するようになっている。
【0021】
接続部23は、前述した小径部27および大径部28の境界部分から小径部27の開放端側に向かって拡開する略円錐環状とされている。
第2円筒部22は、取付孔12の開口寸法に対応した外径寸法を有しているとともに、小径部27の外径寸法よりも大きな内径寸法を有し、接続部23に接続されている。従って、この第2円筒部22は、所定間隔を空けて小径部27を収容するように、小径部27に対して略入れ子状に配置されている。
溝部24は、取付孔12のフランジ13が嵌合可能な断面略コ字状とされ、第2円筒部22の軸線に対して直交する周方向に沿って連続形成されている。
【0022】
鍔部25は、溝部24に隣接するとともに、第2円筒部22の軸線に対して直交する周方向に沿う円盤を4分割したような形状とされ、周方向に沿って略90度間隔の放射位置に配置されている。
【0023】
リブ30は、接続部23の内周面と第1円筒部21の小径部27の外周面との間に接続され、接続部23の軸線を中心として放射状に4枚配置されている。各リブ30は、略円錐環状の接続部23の母線に沿って設けられており、接続部23の小径端部23Aから大径端部23B側の所定位置まで連続して形成されている。この場合、リブ23は、4つの鍔部25と同じ位置に配置されている。
【0024】
次に、このようなグロメット10を用いたワイヤーハーネスの配設手順を説明する。
まず、ワイヤーハーネス(図示略)をグロメット10の第1円筒部21に挿通し、大径部28に所定の充填材を充填させて固化させておく。
【0025】
そして、図3に示すように、第1円筒部21の大径部28に向かって、第2円筒部22を反転させ、第2円筒部22の内周面が外側を向くように裏返す。
この際、第2円筒部22の反転操作により、接続部23が適当な位置で折れ曲がることで第2円筒部22が裏返し状態になるが、接続部23の内周面にはその小径端部23Aから大径端部23B側の所定位置まで連続したリブ30が設けられているので、接続部23の折れ曲がる位置がリブ30により規制される。すなわち、リブ30のある範囲では接続部23が折れ曲がりにくくなるため、従来のように接続部23の根元から折れ曲がるのではなく、リブ30の途切れたところ、つまり第2円筒部22に近い接続部23の途中から折れ曲がるようになる。
【0026】
従って、第2円筒部22から接続部23にかけての範囲が反転操作によって裏返しになるものの、従来のように過剰に大きい範囲にわたって裏返しになるのではなく(反転し過ぎるのではなく)、小さい範囲が裏返しになって、グロメット10が自力で復元を開始する直前の形態に近い形態に留められる。そして、この裏返しになった状態で、溝部24より内周側に鍔部25が位置することになる。
【0027】
次に、この状態で取付孔12のフランジ13を第2円筒部22が覆うようにグロメット10を配置し、取付孔12に通したワイヤーハーネスを押し込むことで、第1円筒部21の大径部28を取付孔12内に押し込む。この際、グロメット10は、ワイヤーハーネスが充填材を介して第1円筒部21に保持されているため、ワイヤーハーネスを図中左方に向けて押し込んでも、第1円筒部21からワイヤーハーネスが脱落する虞れはない。
【0028】
このように第1円筒部21の大径部28を取付孔12内に押し込むことで、裏返しになった第2円筒部22の鍔部25の周縁(先端)が取付孔12内に挿入され、溝部24を挟んでその外周側に位置する係合部25が、取付孔12の周縁のパネル11に当接する。図3に示す状態はこの状態である。
【0029】
続いて、さらにワイヤーハーネスを図中左方に向けて押し込むと、第2円筒部22の係合部25が車体パネル11に当接しているため、その当接した点を支点にして、第2円筒部22が外側に回転、つまり初期状態に復元する方向に回転する。その回転がある臨界点を超えると、グロメット10自身に復元力が発生し始めて、第2円筒部22および接続部23が自力で初期形状に戻ろうとし、鍔部25が取付孔12の孔縁に沿って回転して、その動作に伴う鍔部25の案内作用により、溝部24がパネル11の取付孔12の孔縁に嵌まる。
【0030】
この一連の過程において、最初にグロメット10の第2円筒部22を反転させた状態で、第2円筒部22や接続部23が小さい範囲で裏返しになり、自力で復元を開始する直前の状態に保持されているので、次にパネル11に第2円筒部22の係合部25を押し付けてグロメット10に復元する方向の力を付与したときに、即座に復元を開始させることができる。従って、小さい力で簡単、かつ、スムーズにワイヤーハーネスをグロメット10を介して取付孔12に配設することができる。
【0031】
また、他の作用効果として、リブ30が接続部23の母線に沿って設けられているので、反転時にリブ30に引張力が作用しても接続部23には捻れなどが生じない。また、リブ30が接続部23の内周面と第1円筒部22の小径部27の外周面との間に配置されており、外部に露出していないので、パネル11の取付孔12に対するグロメット10の装着時などに、他の部位とリブ30が干渉する虞れがなく、邪魔になることもない。また、グロメット10を裏返したときに、リブ30の引張力によって接続部23の反転位置を規制するので、圧縮力で規制するのと違い、リブ30を特別に厚く形成しないでも、反転位置の規制効果を十分に発揮することができる。
また、リブ30を接続部23の軸線を中心として放射状に4枚配置しているので、グロメット10を裏返したときに、接続部23を円周方向にわたって一様に折り曲げ規制することができる。従って、円周方向のどの位置において、ほぼ同じ位置で反転するように規制することができ、円周方向に一様な裏返し状態を作ることができて、復元するときに円周方向の各部を同時に復元させて取付孔12に嵌着させることができる。
【0032】
なお、前述した実施形態は、リブ30を接続部23の内周面側に設けた場合を示したが、本発明は、図1中二点鎖線で示すようにリブ31を接続部23の外周面側に設けてもよい。
【0033】
また、本発明は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であり、前述した実施形態において例示した取付板,取付孔,第1円筒部,接続部,第2円筒部,溝部,鍔部,係合部,リブ等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0034】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、請求項1に記載したように、接続部の母線に沿って設けられたリブを有し、前記リブが、前記接続部の小径端部から大径端部側の所定位置まで連続しており、第1円筒部が第2円筒部内に配置され、前記リブが前記接続部の内周面に沿って形成されるとともに、前記第1円筒部の外周面に接続されているので、装着に備えてグロメットを裏返しにした場合に、接続部の折れ曲がり位置をリブによって規制することができる。その結果、接続部の根元から折れ曲がるのではなく、第2円筒部に近い接続部の途中から折れ曲がるようにすることができ、裏返しにした状態で、復元を開始する直前の状態に留めておくことができる。このため、パネルの取付孔にグロメットを装着しようと操作すると、即座に自力による復元動作を開始させることができ、従来の反転し過ぎの状態から復元開始間際の状態となるまでの移動が不要になって、グロメットをスムーズに取付孔に嵌合させることができる。
【0035】
また、本発明によれば、第1円筒部を第2円筒部内に配置し、リブを接続部の内周面に沿って形成するとともに、第1円筒部の外周面に接続したので、リブが外に露出せず、邪魔にならなくなる。また、グロメットを裏返したときに、リブの引張力で接続部の反転位置を規制することになるので、リブを特別に厚く形成しないでも十分な効果を発揮することができる。
【0036】
また、本発明によれば、請求項2に記載したように、リブを複数有し、各リブが接続部の軸線を中心として放射状に配置されているため、グロメットを裏返したときに、円周方向に一様な裏返し状態を作ることができ、円周方向の各部を同時に復元させて取付孔に嵌着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態を示す平面図および断面図である。
【図2】図1のグロメットを示す全体斜視図である。
【図3】図1のグロメットを反転させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 グロメット
11 車体パネル(取付板)
12 取付孔
21 第1円筒部
22 第2円筒部
23 接続部
23A 小径端部
23B 大径端部
24 溝部
25 鍔部
26 係合部
30 リブ

Claims (2)

  1. 取付板に形成された取付孔に長尺部材を貫通保持するために、
    前記長尺部材を挿通可能な第1円筒部と、前記第1円筒部の外周面に設けられた略円錐環状の接続部を介して接続された第2円筒部と、前記第2円筒部の外周面に沿って設けられた溝部と、前記第2円筒部の外周面における前記溝部と前記接続部との間に設けられた鍔部とを有し、
    前記第2円筒部を内周面が外方を向くように裏返すことにより前記鍔部の周縁を前記取付孔に挿入し、次いで前記第2円筒部を初期形状に復元させることにより前記第1円筒部を前記取付孔内に挿通させるとともに、前記取付孔の開口縁部に前記溝部を嵌合させるグロメットであって、
    前記接続部の母線に沿って設けられたリブを有し、前記リブが、前記接続部の小径端部から大径端部側の所定位置まで連続しており、
    前記第1円筒部が前記第2円筒部内に配置され、前記リブが前記接続部の内周面に沿って形成されるとともに、前記第1円筒部の外周面に接続されていることを特徴とするグロメット。
  2. 前記リブを複数有し、前記各リブが前記接続部の軸線を中心として放射状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載したグロメット。
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