JP3579528B2 - 内視鏡用ブラシ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の管路内の掃除や擦過細胞診等に用いられる内視鏡用ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用ブラシは一般に、ブラシ毛を間に挟み込んだ複数の素線を撚り合わせて形成されたブラシ軸の基端部側の部分を、加熱して合成樹脂製の支持部材に圧入することにより、支持部材をブラシ軸に溶着固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ブラシ軸を形成する撚り線は複数の単線が螺旋状に撚り合わされてネジ状になっているので、ブラシ軸と支持部材を相対的に回転させると溶着部分が比較的簡単に剥がれて、ブラシ軸が支持部材から抜け出して離脱してしまうことがある。
【0004】
そこで本発明は、ブラシ軸と支持部材との間に相対的な回転力が加わってもブラシ軸が支持部材から離脱しない耐久性の優れた内視鏡用ブラシを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用ブラシは、ブラシ毛を間に挟み込んだ複数の素線を撚り合わせて形成されたブラシ軸の、上記ブラシ毛が挟持された部分より基端寄りの部分が、合成樹脂製の支持部材に差し込み固定された内視鏡用ブラシにおいて、上記ブラシ軸の上記支持部材に差し込まれる部分に切り欠きを形成し、その部分を加熱して上記支持部材に圧入することにより、上記支持部材を上記ブラシ軸に溶着固定したことを特徴とする。
【0006】
なお、上記切り欠きが上記ブラシ軸の側面に形成されていてもよく、上記支持部材が、上記切り欠き部に側方からめり込むように加熱、変形されていてもよい。また、上記切り欠きが、上記ブラシ軸の基端に形成されていてもよい。
【0007】
また、上記支持部材が可撓性チューブであってもよく、或いは、上記支持部材が固形の摘みであってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の内視鏡用ブラシを示しており、ブラシ毛1が突設されたブラシ軸2の基端寄りのブラシ毛1のない部分が、例えば4フッ化エチレン樹脂からなる細長い可撓性チューブ3の先端に差し込まれて支持されている。この内視鏡用ブラシは、内視鏡の送気、送水、吸引等のための管路内をブラッシングして掃除するために用いられるが、擦過細胞診用等に用いてもよい。
【0009】
ブラシ軸2は、細いステンレス鋼線からなる2本(又は3本以上)の素線を撚り合わせた撚り線によって形成されている。そして、ブラシ毛1は、ブラシ軸2の先端寄りの部分の素線の間にきつく挟み込まれて、ブラシ軸2とほぼ直角の方向に突出するようにブラシ軸2に固定されている。ブラシ軸2の基端寄りの部分には、ブラシ毛1は突設されていない。
【0010】
ブラシ軸2の基端に近い部分の側面には、ブラシ軸2の断面をほぼ半月状に削り取った形状の切り欠き4が形成されており、ブラシ毛1が突設されていないブラシ軸2の基端寄りの部分を加熱して可撓性チューブ3の孔3a内に圧入することによって、孔3aに差し込まれた部分のブラシ軸2に可撓性チューブ3が溶着固定されている。
【0011】
そして、II−II断面を略示する図2にも示されるように、切り欠き4の部分では、可撓性チューブ3が切り欠き4内に側方からめり込むように加熱、変形されて係合していて、可撓性チューブ3が切り欠き4の平面部分に密着する状態で溶着されている。
【0012】
したがって、可撓性チューブ3と切り欠き4とを相対的に回転させようとする力が働いても、その回転が切り欠き4部分で抑制されて溶着が剥がれない。なお図2には、複数の素線からなるブラシ軸2が一方の線のように略示されている。
【0013】
図3は、本発明の第2の実施の形態の内視鏡用ブラシを示しており、ブラシ軸2を基端側に延長して、可撓性チューブ3内にほぼ全長にわたって挿通して芯金にしたものである。ただし、ブラシ軸2の撚りは可撓性チューブ3内では先端に比べて粗にしてある。他の部分の構造及び作用効果等は第1の実施の形態と同様である。
【0014】
図4は、本発明の第3の実施の形態の内視鏡用ブラシを示しており、第2の実施の形態と同様にブラシ軸2の基端側を延長して可撓性チューブ3内に芯金として挿通し、そのブラシ軸2の基端近傍に切り欠き4を形成したものである。このように構成しても第1及び第2の実施の形態と同様の作用効果がある。
【0015】
図5は、本発明の第4の実施の形態の内視鏡用ブラシを示しており、第3の実施の形態と同様のブラシ軸2が、さらに可撓性チューブ3の基端から突出するように延長されている。
【0016】
そして、可撓性チューブ3の基端から突出したブラシ軸2の端部に切り欠き4が形成されていて、そこに、球状に形成された硬質のプラスチック材からなる摘み6が溶着されている。したがって、ここでは摘み6がブラシ軸2を支持している。
【0017】
この実施の形態においては、可撓性チューブ3の基端部分を差し込むための孔6aが摘み6に予め形成されていて、ブラシ軸2の切り欠き4部分を加熱してその孔6a内から摘み6に圧入することによって、ブラシ軸2に摘み6が溶着固定されている。また、可撓性チューブ3の基端部分と摘み6とは接着剤7によって接合されている。
【0018】
図6は、本発明の第5の実施の形態の内視鏡用ブラシを示しており、可撓性チューブ3を省いて、短く形成されたブラシ軸2の基端側の部分に硬質プラスチック材からなる摘み6を溶着固定して、ブラシ軸2を支持したものである。このような内視鏡用ブラシは、内視鏡の管路の口金内を掃除するために用いられる。
【0019】
切り欠き4はブラシ軸2の基端に形成されていて、摘み6にはブラシ軸2を差し込むための孔6aが予め形成されている。そして、ブラシ軸2の切り欠き4部分を加熱してその孔6a内から摘み6に圧入することによって、ブラシ軸2に摘み6が溶着固定されている。
【0020】
図7は、本発明の第6の実施の形態の内視鏡用ブラシを示しており、可撓性チューブ3の先端に接着などにより取り付けられたプラスチック材からなる連結部材8を、ブラシ軸2の基端側の部分に溶着固定してブラシ軸2を支持したものである。
【0021】
切り欠き4はブラシ軸2の基端に形成されていて、連結部材8にはブラシ軸2を差し込むための孔8aが予め形成されている。そして、ブラシ軸2の切り欠き4部分を加熱してその孔8a内から連結部材8に圧入することによって、ブラシ軸2に連結部材8が溶着固定されている。
【0022】
図8は、本発明の第7の実施の形態の内視鏡用ブラシを示しており、基端部に切り欠き4が形成されたブラシ軸2の基端側の部分を加熱して可撓性チューブ3の孔3aの先端に圧入して、可撓性チューブ3をブラシ軸2に溶着させることにより、可撓性チューブ3の先端にブラシ軸2を支持したものである。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、ブラシ軸の支持部材に差し込まれる部分に切り欠きを形成し、その部分を加熱して支持部材に圧入して支持部材をブラシ軸に溶着固定したことにより、切り欠き部における係合によってブラシ軸と支持部材との間の相対的な回転が規制されるので、ブラシ軸と支持部材との間に相対的な回転力が加わってもブラシ軸が支持部材から離脱せず、優れた耐久性を得ることができる。
【0024】
そして、切り欠きをブラシ軸の側面に形成して、その切り欠き部に側方からめり込むように支持部材を加熱、変形させれば、ブラシ軸と支持部材との係合が強力になり、より優れた耐久性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用ブラシの側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のII−II断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の内視鏡用ブラシの側面断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の内視鏡用ブラシの側面断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の内視鏡用ブラシの側面断面図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態の内視鏡用ブラシの側面断面図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態の内視鏡用ブラシの側面断面図である。
【図8】本発明の第7の実施の形態の内視鏡用ブラシの側面断面図である。
【符号の説明】
1 ブラシ毛
2 ブラシ軸
3 可撓性チューブ
4 切り欠き
6 摘み
8 連結部材

Claims (4)

  1. ブラシ毛を間に挟み込んだ金属製の複数の素線を撚り合わせて形成されたブラシ軸の、上記ブラシ毛が挟持された部分より基端寄りの部分が、合成樹脂製の支持部材に形成された孔に差し込み固定された内視鏡用ブラシにおいて、
    上記ブラシ軸の上記支持部材に差し込まれる部分の側面に切り欠き形成され、その部分上記支持部材に加熱、圧入されることにより、上記支持部材が、上記ブラシ軸の切り欠き部に側方からめり込んだ状態に熱変形して上記ブラシ軸に溶着固定されていることを特徴とする内視鏡用ブラシ。
  2. 上記切り欠きが、上記ブラシ軸の基端に形成されている請求項1記載の内視鏡用ブラシ。
  3. 上記支持部材が可撓性チューブである請求項1又は2記載の内視鏡用ブラシ。
  4. 上記支持部材が固形の摘みである請求項1又は2記載の内視鏡用ブラシ。
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