JP2002051835A - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JP2002051835A
JP2002051835A JP2000241238A JP2000241238A JP2002051835A JP 2002051835 A JP2002051835 A JP 2002051835A JP 2000241238 A JP2000241238 A JP 2000241238A JP 2000241238 A JP2000241238 A JP 2000241238A JP 2002051835 A JP2002051835 A JP 2002051835A
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Yasushi Okuda
靖 奥田
Shingo Suzuki
眞吾 鈴木
Kazutoshi Endo
和俊 遠藤
Takao Kato
孝夫 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動ヘッドを備えた歯ブラシにおいて、歯ブ
ラシの性能として重要である清掃性能とフィット性を向
上させ、さらには成形性の向上も図った歯ブラシを提供
する。 【解決手段】 ヘッド部、首部および把持部からなる歯
ブラシにおいて、硬質樹脂4からなるヘッド部1の一部
または全面に軟質樹脂5を積層し、ヘッド部長手方向の
中心軸X−Xに対してヘッド部先端中央部P1 とヘッド
部後端中央部P2とを結ぶ軸線のなす可撓角をθとする
とき、軟質樹脂5を積層されたヘッド部先端側がθ=
0.1°〜85°の範囲でヘッド部1の表裏面方向へ向
かって可撓できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッド部の一部ま
たは全面がヘッド部の表裏面方向へ向かって可撓可能と
された歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な歯ブラシは、歯ブラシヘッド部
全体が硬質樹脂によって構成されており、刷毛はこの硬
質樹脂部に植毛されているのが普通である。このため、
ブラッシング時に刷毛はたわむものの、ヘッド部自体の
たわみはほとんどなく、刷毛先を奥歯から前歯、さらに
は頬舌側の歯列に沿ったカーブ部位など、口腔内の凹凸
にうまくフィットさせることが難しかった。
【0003】このような問題をなくすために、ヘッド部
に可動性を持たせた歯ブラシが提案されており、例え
ば、ヘッド部にヒンジ効果を付与したもの(特表平5−
501221号)、2つまたはそれ以上のセグメントを
可撓的、弾性的に連結したもの(特表平6−50779
2号)、弾性材が弾性変形することによって相対的位置
が変動するもの(特開平9−19323号)、刷毛束基
端部が弾性体で保持されたもの(実開平1−81924
号)などが知られている。
【0004】これら従来の可動性を有する歯ブラシの出
現によって、歯ブラシとしてのフィット性は多少改善さ
れたが、ヘッドの適正な可動範囲や連結部の面積、厚さ
などについて明確に規定したものはなかった。また、従
来の可動性を有する歯ブラシにおいて、ヘッド部に可動
性を与えるためにヘッド部を構成する硬質樹脂を薄肉と
した場合、金型キャビティ内での薄肉部分の樹脂の充填
性が悪く、歯ブラシハンドル製造時の成形性が悪かっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するためになされたもので、可動ヘッドを備えた歯
ブラシにおいて歯ブラシの性能として重要である清掃性
能とフィット性を向上させ、さらには成形性の向上をも
図った歯ブラシを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ヘッド部、首部および把持
部からなる歯ブラシにおいて、硬質樹脂からなるヘッド
部の一部または全面に軟質樹脂を積層し、該軟質樹脂を
積層されたヘッド部分をヘッド部の表裏面方向へ向かっ
て可撓可能としたものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、ヘッド部長手方向の中心軸に対して
ヘッド部先端中央部とヘッド部後端中央部とを結ぶ軸線
のなす角度をθとするとき、ヘッド部先端側がθ=0.
1°〜85°の範囲で可撓するようにしたものである。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、可撓部の面積をヘッド部全体の面積
の5〜90%としたものである。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明において、硬質樹脂のMFRを5〜70g/1
0min 、軟質樹脂のMFRを0.01〜70g/10mi
n (試験方法JIS K7210、試験温度230℃、
試験荷重2.16Kg/cm2) としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0011】図1および図2に、本発明の第1の実施の
形態を示す。この第1の実施の形態に係る歯ブラシは、
ヘッド部、首部および把持部からなる歯ブラシにおい
て、歯ブラシヘッド部の一部または全面を硬質樹脂と軟
質樹脂の二層または多層構造とすることにより、歯ブラ
シヘッド部に可撓性を与えたものである。
【0012】図1(a)は、刷毛束2を植毛された凹曲
面状のヘッド部1の全体を二層構造としたもので、上層
側を首部3と一体成形された薄肉の硬質樹脂層4とする
とともに、下層側を薄肉の軟質樹脂層5としたものであ
る。なお、硬質樹脂層4と軟質樹脂層5を区別するため
に、軟質樹脂層4にはハッチングをして示した(以下、
同様)。
【0013】図1(b)は、凹曲面状のヘッド部1の全
体を二層構造としたもので、前記例とは逆に、上層側を
薄肉の軟質樹脂層5とするとともに、下層側を首部3と
一体成形された薄肉の硬質樹脂層4としたものである。
【0014】図1(c)は、先端側をヘッド部植毛面側
に向けて折り曲げたヘッド部1の先端側下面部を軟質樹
脂層5とするとともに、残りの部分を硬質樹脂層4とし
たものである。
【0015】図1(d)は、先端側をヘッド部植毛面側
に向けて折り曲げたヘッド部1の先端側上面部を軟質樹
脂層5とするとともに、残りの部分を硬質樹脂層4とし
たものである。
【0016】図1(e)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の先端側下面部を軟質樹脂層5とするとともに、残りの
部分を硬質樹脂層4としたものである。
【0017】図1(f)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の基端側(首部3側)下面部を軟質樹脂層5とするとと
もに、残りの部分を硬質樹脂層4としたものである。
【0018】図1(g)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の下面側中央部付近に軟質樹脂層5を形成するととも
に、残りの部分を硬質樹脂層4としたものである。
【0019】図1(h)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の下面側前後の2個所に軟質樹脂層5を形成するととも
に、残りの部分を硬質樹脂層4としたものである。
【0020】図2(a)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の全面を三層構造としたもので、中層を首部3と一体成
形された薄肉の硬質樹脂層4とするとともに、上層側と
下層側を薄肉の軟質樹脂層5とし、硬質樹脂層4の全面
を軟質樹脂層5,5によって上下からサンドイッチ状に
挟んだものである。
【0021】図2(b)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の先端側半部を三層構造としたもので、この三層構造部
分の上層側と下層側を軟質樹脂層5とするとともに、中
層部を首部3と一体成形された硬質樹脂層4とし、硬質
樹脂層4の先端側半部を軟質樹脂層5,5によって上下
からサンドイッチ状に挟んだものである。
【0022】図2(c)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の基端側半部を三層構造としたもので、上層側と下層側
を軟質樹脂層5とするとともに、中層部を首部3と一体
成形された硬質樹脂層4とし、硬質樹脂層4の基端側半
部を軟質樹脂層5,5によって上下からサンドイッチ状
に挟んだものである。
【0023】図2(d)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の中央部付近を三層構造としたもので、上層側と下層側
を軟質樹脂層5とするとともに、中層部を首部3と一体
成形された硬質樹脂層4とし、中央部付近の硬質樹脂層
4を軟質樹脂層5,5によって上下からサンドイッチ状
に挟んだものである。
【0024】図2(e)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の全面を三層構造としたもので、上層側と下層側を薄肉
の硬質樹脂層4とするとともに、中層部を薄肉の軟質樹
脂層5とし、軟質樹脂層5を硬質樹脂層4,4によって
上下からサンドイッチ状に挟んだものである。
【0025】図2(f)は、凹曲面状をしたヘッド部1
の中央部付近の内部に軟質樹脂層5を形成するととも
に、残りの部分を硬質樹脂層4としたものである。
【0026】図3および図4に、前記第1の実施の形態
に係る歯ブラシにおけるヘッド部の平面形状の例を示
す。図3(a)(b)は軟質樹脂層5がヘッド部先端側
にある場合の例(図1(d)、図2(b)の歯ブラシに
相当)、図3(c)〜(e)は軟質樹脂層5がヘッド部
植毛面の全面を覆っている場合の例(図1(b)、図2
(a)の歯ブラシに相当)、図4(a)は軟質樹脂層5
がヘッド部の基端側にある場合の例(図2(c)の歯ブ
ラシに相当)、図4(b)は軟質樹脂層5がヘッド部中
央付近にある場合の例(図2(d)の歯ブラシに相
当)、図4(c)は軟質樹脂層5がヘッド部植毛面の前
後2箇所にある場合の例である。
【0027】上記のような構成とすることによって、ヘ
ッド部1の硬質樹脂層4と軟質樹脂層5の積層部分が可
撓性を有するようになり、該部分がブラッシング時に作
用する力に応じて弾性的に曲がるようになる。この結
果、毛先が歯面や口腔内の凹凸によくフィットするよう
になり、刷掃効果が向上する。また、ヘッド部1の特定
部分に力が集中することがなく、耐久性にも優れたもの
となる。さらに、軟質樹脂層4が最外層にある場合に
は、口腔内の歯や歯肉への当たり心地がよりソフトにな
り、刷掃実感もより優れたものとなる。
【0028】硬質樹脂層4の材質としては、熱可塑性樹
脂として、曲げ弾性率500〜3000MPa(JIS
K7203)のものが好ましく、ポリオレフィン(ポ
リプロピレン、ポリエチレンなど)、ポリエステル(ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トなど)、ポリカーボネート(ポリエステルとのブレン
ドを含む)、ポリアリレート(ポリエステルとのブレン
ドを含む)、ポリオキシメチレン、AS樹脂、ABS樹
脂、セルロースプロピオネート、ポリアミド、PMMA
樹脂などを用いることができる。
【0029】軟質樹脂層5の材質としては、曲げ弾性率
1〜150MPa、硬さ(JISK6253硬さ試験、
試験条件JIS A)が5〜100、好ましくは20〜
60のものがよく、ポリオレフィン系熱可塑性エラスト
マー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリウレ
タン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性
エラストマー、1,2-ポリブタジェン系熱可塑性エラスト
マー、エチレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、
ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、天然ゴム系熱
可塑性エラストマー、フッ素系熱可塑性エラストマー、
トランス−ポリイソプレン系熱可塑性エラストマーなど
を用いることができる。
【0030】実際の歯ブラシハンドルでは、上記素材を
適宜組み合わせて用いるが、歯ブラシ用材料として求め
られる物性、価格や相互の相溶性を考慮して、ポリプロ
ピレンとポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、また
はポリスチレン系熱可塑性エラストマーを用いることが
好ましい。例えば、ポリオレフィン系熱可塑性エラスト
マーとしては、ゴム成分としてEPDM(エチレン−プ
ロピレン−ジエン3元共重合体)を、硬成分としてポリ
プロピレンをそれぞれ選び、これらをブレンドして一部
あるいは全部を架橋したものが用いられる。さらには、
熱可塑性エラストマーの代わりに、2液混合射出による
熱硬化性シリコーン樹脂を使用してもよい。
【0031】ヘッド部長は10mm〜30mm、好まし
くは15mm〜28mmであって、ヘッド幅は5mm〜
20mm、好ましくは7mm〜15mmとすれば、口腔
内操作性が高く、使用性の高いコンパクトなヘッド部と
なる。また、ヘッド部の骨格部材を1次材料である硬質
樹脂で首部と一体に形成し、複数の毛束領域にわたって
連続的かつ弾性的にたわむことができる程度の厚みに設
定することが望ましい。
【0032】このように複数の毛束領域で弾性的にたわ
むようにすることによって、ヘッド部内の特定部分に力
が集中せず、耐久性に優れ、また、可撓部分と植毛部分
が一体となっているため、可撓部のために特に植毛の空
白部分を作ることなく、通常の歯ブラシと同様の毛束配
列の自由度を得ることができ、ヘッド部植毛面の利用効
率が高くなる。可撓領域が複数の毛束領域にわたるよう
にするには、可撓領域は幅1.0mmを越えるように
し、より好ましくは3.0mm以上とするとよい。
【0033】可撓部分に位置する硬質樹脂の厚みは、薄
くすると、可撓性は高くなるが、ブラッシング力がうま
く伝わらず、使用性が悪くなるし、厚くし過ぎると、可
撓性がなくなり、既存の歯ブラシと変わらなくなってし
まう。最少厚みとしては、0.1mm〜5.0mm、好
ましくは0.1mm〜3.0mmとするとよい。このよ
うな厚みで、首部よりも薄くしてヘッド部と首部を接合
してもよいし、首部と一連の厚みとなるように接合して
もよい。
【0034】また、複数の毛束領域にわたる可撓性部分
は、ヘッド部全面にわたってもよく、あるいは先端部分
であったり、後端部分のみであったり、中央部分など部
分的であってもよい。可撓性を得るために少なくともヘ
ッド部の面積の5%、好ましくは10%以上は可撓部分
として構成するとよい。
【0035】前記可撓部分の変化量としては、ヘッドに
1[N]以上の刷掃力が加わったときに、ヘッド部と首
部の接合部とヘッド先端との位置関係において、少なく
とも0.1°以上(または0.1mm以上)変位するよ
うに設定することが望ましい。好ましくは、0.5°以
上(または0.5mm以上)、より好ましくは1°以上
(または1.0mm以上)変位するように設定すると、
よりはっきりとした可撓実感が得られ、フィット性の点
からも好ましい。
【0036】可撓部分における硬質樹脂の厚みは、首部
よりも薄く構成し、均一厚み部分を設けるようにしても
よいし、不均一厚みとしてもよい。首部との接合部分を
含め、厚み部分に力を集中させないために、曲線的ある
いは直線的に緩やかに変化するように構成することが好
ましい。また、ヘッド部全体で撓むようにする他、先端
部分のみ可撓とする場合には、後端部分は従来のヘッド
厚みのままとし、ヘッド部の途中から弾力的に撓むよう
な厚みに設定することが好ましい。
【0037】また、厚みを緩やかに変化させながらヘッ
ドの中間付近で厚みが極小値をとるようにしてもよい。
その場合、後端部分に極小部分を設定すれば、後端付近
でのみ可撓であっても、ブラッシング時の力の集中を分
散させながら、結果的にヘッド全体が撓むようにするこ
とも可能である。また、ヘッドの中央近傍に極小部分を
設定すれば、後端部分の剛性をある程度維持しながら、
先端部分を可撓とすることもできる。また、可撓部分を
ヘッド内に複数設けてもよい。
【0038】ヘッド部の少なくとも可撓領域で、硬質樹
脂層4と軟質樹脂5の積層構造とすれば、ヘッドの弾性
を補完向上させる作用が得られ、さらには、骨格部材へ
の直接的な力の伝わりに対して緩衝作用も発揮するた
め、ヘッド部強度の向上も図ることができる。
【0039】また、軟質樹脂層5が最外層にあれば、口
腔内の歯や歯肉への当たりが優しくなるし、ヘッドの周
囲を被覆すれば、口腔内への当たり心地がよりソフトに
なり、好ましい。
【0040】軟質樹脂層5は、それぞれの部位で独立に
隔離して形成し、射出ゲートを複数設けて成形してもよ
いが、これらの部位を接続するようにヘッドの植毛面や
ヘッドを貫通して流路を設けると、射出ゲートを1個所
として一度の射出成形操作で充填することができ、極め
て効率的である。さらに、首部、握り部の軟質樹脂部を
お互いに接続するようにしてもよい。
【0041】ヘッド部に部分的に形成した場合の可撓領
域、あるいは、そこに積層した軟質樹脂層の平面形状
は、ヘッド部を横断しているように形成すれば、より可
撓性を高めることができる。その形状は限定されない。
非可撓領域との境界は、必ずしもヘッド部長軸に対して
略直角な直線でなくてもよく、可撓領域形状が、例え
ば、多角形、円形状または凸レンズ状や凹レンズ状、湾
曲帯状(U字状、C字状、波状)などであってもよい。
さらには、非可撓領域に、および/または、非可撓領域
を少なくとも部分的に囲むような配置であってもよい。
【0042】ヘッド部1の植毛面は、平面でもよいし、
首部側から先端側に向かって曲率半径300mm以下、
好ましくは200mm以下の略凹曲面状、または45°
以下、好ましくは30度以下の1つもしくは複数の屈曲
部を有するように構成するとよい。このように凹曲面と
したり、屈曲部を形成した場合には、ヘッド部先端側の
刷毛先が、歯の裏や奥歯の奥など、毛先の届きにくい部
位に確実に届き、刷毛による歯垢掻き取り効果とフィッ
ト性を向上させることができる。
【0043】歯ブラシハンドル全体の形状は、例えば、
ヘッド部、首部、把持部を同軸上に配置して全体として
ストレートタイプのハンドルとしてもよいし、全体に緩
やかなS字状になるようなハンドル形状としてもよい
し、首部を植毛面側または反対側に角度付けして湾曲さ
せたり、ヘッド部が把持部に対してオフセットするよう
な位置関係としてもよい。
【0044】植毛される刷毛についても特に限定しない
が、これらは歯ブラシの仕様に応じて適宜選択すればよ
い。例えば、3〜12ミル(0.076mm〜0.30
5mm)、好ましくは6〜11ミル(0.152mm〜
0.279mm)の刷毛や高度テーパー毛、毛先が球
状、へら状、先割れ状となっているものを必要に応じて
組み合わせて使用してもよい。
【0045】刷毛束2の断面形状も、例えば、φ1mm
〜φ5mm程度の円形(楕円)、四角形、三角形など、
種々の断面形状を用いることができる。
【0046】また、毛切り形状と刷毛長(例えば7mm
〜13mm)を任意に設定することにより、単一平面状
としたり、山切り状としたり、凹凸形状とするなど、さ
らには、外側と内側、先端部と後端部などで異なった構
成としてもよい。
【0047】刷毛材質は、通常はナイロン(ナイロン6
−12、ナイロン6−10など)やPBT(ポリブチレ
ンテレフタレート)であるが、必要に応じて天然毛と組
み合わせてもよい。
【0048】1束の刷毛本数は、刷毛径と毛束断面に応
じて充填率50〜80%の間で適宜決定されるが、毛束
のような形態をとらず、1本1本が独立であったり、例
えば2〜10本程度の極少本数が集積された形態であっ
てもよい。
【0049】ヘッド部植毛面への刷毛束の植毛方法とし
ては、金属片(平線)を用いて固定する平線植毛法、特
開昭60−241404号のように刷毛束溶融部を溶融
して、歯ブラシヘッド部中へ圧入して固定する熱融着
法、特開昭61−268208号、特表平9−5127
24号のように刷毛もしくは刷毛束の下端を加熱して溶
融塊を形成した後、溶融した樹脂を金型内に注入して歯
ブラシを製造するインモールド法など、従来周知の方法
を利用することができる。
【0050】図5に、本発明の第2の実施の形態を示
す。この第2の実施の形態に係る歯ブラシは、ヘッド部
先端側がθ=0.1°〜85°の範囲で可撓するように
構成し(図5(c)参照)、さらに、この可撓部の面積
がヘッド部全体の面積の5〜90%となるように設定し
たものである。
【0051】すなわち、図示するように、刷毛束12を
植毛されたヘッド部11の前半部を二層構造とし、上層
側を首部13と一体成形された薄肉の硬質樹脂層14と
するとともに、下層側を薄肉の軟質樹脂層15とし、ヘ
ッド部11の長手方向の中心軸X−Xに対してヘッド部
先端中央部P1 とヘッド部後端中央部P2 とを結ぶ軸線
のなす角度(以下、可撓角という)をθとするとき、ヘ
ッド部先端側がθ=0.1°〜85°の範囲で可撓でき
るように、軟質樹脂層15の硬度を設定するとともに、
可撓部の面積をヘッド部全体の面積の5〜90%となる
ように設定したものである。
【0052】一般に、歯ブラシにおいて推奨される刷掃
中の刷掃力は、2〜3[N]ないしは2〜4[N]であ
り、このような力が作用する場合に、ヘッド部の可撓角
θが0.1°〜85°の範囲となるように設定すると、
刷毛束12の歯面へのフィット性が高くなり、刷掃効果
が向上する。この可撓角θは0.1°〜75°とする
と、より確実に刷掃力が歯面に伝わり、さらに好ましい
ものとなる。なお、この可撓角θ=0.1°〜85°を
一般的な大きさの歯ブラシに当てはめて距離Lで表す
と、L=0.1mm〜20mm程度となる。
【0053】上記において、可撓部の面積をヘッド部1
2全体の面積の5〜90%とすれば、歯面や口腔内の凹
凸への毛先のフィット性が良好となり、一方で、可撓し
ない固定部分でより高い歯垢除去力が得られ、これらの
バランスによって刷掃効果がさらに向上する。この面積
比率は15%〜80%とするとより好ましく、20%〜
70%とするとさらに好ましい。軟質樹脂部は連結部に
限定することなく、植毛面や背面側で面積的広がりを持
たせてもよい。この場合は、軟質樹脂部と硬質樹脂部の
接触面積が増大する他、刷掃による力の加わり方が分散
され、剥離強度が向上する。また、軟質樹脂が応力のな
い状態の約50%まで収縮、あるいは約250%まで延
伸するように構成すると、さらに剥離強度を向上させる
ことができる。なお、軟質樹脂の収縮は80%まで、延
伸は240%までとするとより確実に刷掃力が歯面に伝
わり、より好ましい。また、軟質樹脂でヘッド部の周囲
も被覆すれば、口腔内への当たり心地がよりソフトにな
り、好ましい。
【0054】なお、硬質樹脂および軟質樹脂の素材とし
ては、前述した第1の実施の形態と同様のものを用いる
ことができる。また、刷毛の材質や太さ、形状なども同
様である。さらに、刷毛束の植毛方法も、前述した平線
植毛法、熱融着法、インモールド法など、従来周知の方
法を利用することができる。
【0055】図6に、本発明の第3の実施の形態を示
す。この第3の実施の形態に係る歯ブラシは、刷毛束1
2を植毛されたヘッド部11の前半部を二層構造とし、
下層側を首部13と一体成形された薄肉の硬質樹脂層1
4とするとともに、上層側を薄肉の軟質樹脂層15と
し、ヘッド部先端側がθ=0.1°〜85°の範囲で可
撓するように軟質樹脂層15の硬度を設定したものであ
る。なお、この可撓角θ=0.1°〜85°を一般的な
大きさの歯ブラシに当てはめて距離Lで表すと、L=
0.1mm〜20mm程度となる。
【0056】なお、硬質樹脂および軟質樹脂の素材とし
ては、前述した第1の実施の形態と同様のものを用いる
ことができる。また、刷毛の材質や太さ、形状なども同
様である。さらに、刷毛束の植毛方法も、前述した平線
植毛法、熱融着法、インモールド法など、従来周知の方
法を利用することができる。
【0057】図7に、本発明の第4の実施の形態を示
す。この第4の実施の形態に係る歯ブラシは、刷毛束1
2を植毛されたヘッド部11の前半部を三層構造とし、
中層部を首部13と一体成形された薄肉の硬質樹脂層1
4とするとともに、上層側と下層側を薄肉の軟質樹脂層
15とすることにより、硬質樹脂層14をサンドイッチ
状に挟み込み、ヘッド部先端側がθ=0.1°〜85°
の範囲で可撓するように軟質樹脂層15の硬度を設定し
たものである。この可撓角θ=0.1°〜85°を一般
的な大きさの歯ブラシに当てはめて距離Lで表すと、L
=0.1mm〜20mm程度となる。
【0058】なお、硬質樹脂および軟質樹脂の素材とし
ては、前述した第1の実施の形態と同様のものを用いる
ことができる。また、刷毛の材質や太さ、形状なども同
様である。さらに、刷毛束の植毛方法も、前述した平線
植毛法、熱融着法、インモールド法など、従来周知の方
法を利用することができる。
【0059】図8に、第5の実施の形態を示す。一般
に、ヘッド部に薄肉の硬質樹脂層と軟質樹脂層を形成す
ることによってヘッド部の一部または全部に可撓性を持
たせるようにした場合、歯ブラシハンドルの射出成形時
に金型キャビティ内での薄肉部分の樹脂の充填率が悪
く、成形が難しくなる。また、射出圧や材料のMFRを
大きくしすぎると、成形段階でバリが出やすくなる。そ
こで、請求項5記載の発明は、歯ブラシハンドルとして
の良好な加工性を与えるために、硬質樹脂と軟質樹脂の
MFR(メルト・フロー・レート)を射出成形に最適な
値に設定したものである。
【0060】すなわち、この第5の実施の形態に係る歯
ブラシは、図8に示すように、刷毛束32を植毛された
ヘッド部31の前側約2/3の部位を二層構造としたも
ので、上層側を首部33と一体とされ、かつ、ヘッド部
先端側に向かって徐々に薄くなっていく凹曲面状の硬質
樹脂層34とするとともに、下層側に薄肉の軟質樹脂層
35を沿わせたもので、硬質樹脂層34を構成する硬質
樹脂のMFRを5〜70g/10min 、また軟質樹脂層
35を構成する軟質樹脂のMFRを0.01〜70g/
10min (いずれも、試験方法JIS K7210、試
験温度230℃、試験荷重2.16Kg/cm2において)と
したものである。なお、ヘッド部31に植毛された刷毛
束については図示を省略した。
【0061】硬質樹脂のMFRを上記のような値に設定
すると、歯ブラシハンドルの成形性が向上し、射出成形
時のバリの発生を抑えることができる。この硬質樹脂の
MFRは7〜65g/10min とすればより好ましく、
9〜60g/10min とすればさらに好ましい。この効
果は、厚みが1mm以下となるような薄肉部を有する歯
ブラシにおいて特に顕著である。
【0062】さらに、軟質樹脂のMFRを上記のような
値に設定すると、樹脂の廻りがよくなり、成形性や硬質
樹脂との接着(接合)性も向上し、バリの発生を抑制す
ることができる。この軟質樹脂のMFRは0.05〜6
5g/10min とすればより好ましく、0.08〜60
g/10min とすればさらに好ましい。
【0063】なお、硬質樹脂および軟質樹脂の素材とし
ては、前述した第1の実施の形態と同様のものを用いる
ことができる。また、刷毛の材質や太さ、形状なども同
様である。さらに、刷毛束の植毛方法も、前述した平線
植毛法、熱融着法、インモールド法など、従来周知の方
法を利用することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
硬質樹脂からなるヘッド部の一部または全面に軟質樹脂
を積層し、この軟質樹脂を積層されたヘッド部分をヘッ
ド部の表裏面方向へ向かって可撓可能に構成するととも
に、ヘッド部先端の可撓角度、可撓部分の面積のヘッド
部全体の面積に対する割合、軟質樹脂の硬度、さらには
軟質樹脂と硬質樹脂のMFRを最適な値に設定したの
で、可動ヘッドを備えた歯ブラシにおいて歯ブラシの性
能として重要である清掃性能とフィット性を向上させ、
さらには成形性の向上も図った歯ブラシを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(h)は、第1の実施の形態を示すも
ので、歯ブラシヘッド部の略示側面図である。
【図2】(a)〜(f)は第1の実施の形態の他の例を
示すもので、歯ブラシヘッド部の略示側面図である。
【図3】(a)〜(e)は第1の実施の形態における歯
ブラシヘッド部の略示平面図である。
【図4】(a)〜(c)は第1の実施の形態におけるブ
ラシヘッド部の他の例を示す略示平面図である。
【図5】第2の実施の形態を示すもので、(a)は歯ブ
ラシヘッド部の略示平面図、(b)はその略示側面図、
(c)は可撓状態の歯ブラシヘッド部の略示側面図であ
る。
【図6】第3の実施の形態を示すもので、(a)は歯ブ
ラシヘッド部の略示平面図、(b)はその略示側面図、
(c)は可撓状態の歯ブラシヘッド部の略示側面図であ
る。
【図7】第4の実施の形態を示すもので、(a)は歯ブ
ラシヘッド部の略示平面図、(b)はその略示側面図、
(c)は可撓状態の歯ブラシヘッド部の略示側面図であ
る。
【図8】第5の実施の実施の形態を示すもので、歯ブラ
シヘッド部の略示側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部 2 刷毛束 3 首部 4 硬質樹脂層 5 軟質樹脂層 11 ヘッド部 12 刷毛束 13 首部 14 硬質樹脂層 15 軟質樹脂層 31 ヘッド部 33 首部 34 硬質樹脂層 35 軟質樹脂層
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 和俊 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 加藤 孝夫 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3B202 AA06 BB03 DA02 DB01 EA01 EA06 HA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部、首部および把持部を備えた歯
    ブラシにおいて、 硬質樹脂からなるヘッド部の一部または全面に軟質樹脂
    が積層され、該軟質樹脂を積層されたヘッド部分がヘッ
    ド部の表裏面方向へ向かって可撓可能とされていること
    を特徴とする歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の歯ブラシにおいて、 ヘッド部長手方向の中心軸に対してヘッド部先端中央部
    とヘッド部後端中央部とを結ぶ軸線のなす角度をθとす
    るとき、ヘッド部先端側がθ=0.1°〜85°の範囲
    で可撓することを特徴とする歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の歯ブラシにおいて、 前記可撓部分の面積がヘッド部全体の面積の5〜90%
    とされていることを特徴とする歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の歯ブラシにおいて、 硬質樹脂のMFRが5〜70g/10min 、軟質樹脂の
    MFRが0.01〜70g/10min (試験方法JIS
    K7210、試験温度230℃、試験荷重2.16Kg
    /cm2) であることを特徴とする歯ブラシ。
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