JP3578314B2 - エレベーターかごの天井改装方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、既設エレベーターの内装を更新するエレベーターかごの天井改装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のエレベーターかごの天井照明改装方法を説明するエレベーターのかごの要部縦断側面図である。図において、1はかご、2はかご1の天井、3は天井2の中央部に設けられた非常救出口、4は天井2の一部を形成して非常救出口3を開閉する蓋、5は蓋4に設けられた換気装置、6は天井2に設けられた照明器具で、取付孔を介して取付ねじ7によって天井2に締結されている。
【0003】
上記のように構成されたエレベーターのかご1について、内装の模様替えを行う場合であってかご1の天井照明を改装するときに、従来次に述べるような改装工事が行われていた。すなわち、天井2から旧設の換気装置5、照明器具6が撤去される。
【0004】
次いで、新設される換気装置用の開口部(図示しない)が天井2面に寸法採りされてマーキングされ、また新設される照明器具用の取付孔(図示しない)が天井2面に寸法採りされてマーキングされる。次に、天井2面のマーキングに従って開口部、取付孔の加工が行われると共に、旧設の開口部、取付孔の塞ぎ加工及び天井2面の再塗装等の仕上げ作業が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーターかごの天井改装方法では、取付孔のマーキング作業がかご1内で行われ、また旧設の取付孔等の塞ぎ加工及び天井2面の再塗装等の仕上げ作業が行われる。このため、狭いかご1内での煩雑な作業となり天井改装のために長時間を要するという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、かごの照明装置箇所を容易に更新することができるエレベーターかごの天井改装方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターかごの天井改装方法においては、一面に明色面が形成されて、天井機器用開口部、照明器具用取付孔位置標識及び照明フレーム用取付孔位置標識が設けられた内装板を製作する第一工程と、内装板の明色面をかご内側に配置し内装板の他面をかごの天井面に配置して天井に内装板を接着保持し、天井機器用開口部に従って天井面に開口部を加工し、照明器具用取付孔位置標識に従って天井面に取付孔を加工し、照明フレーム用取付孔位置標識に従って天井面に取付孔を加工する第二工程と、少なくとも、照明器具用取付孔を介して照明器具を装着し、照明フレーム用取付孔を介して照明フレームを装着する第三工程とからなる作業が行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図4は、この発明の実施の形態の一例を説明する図で、図1はエレベーターのかごの要部縦断側面図、図2は図1の天井の下面に配置される内装板の平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図1の天井の下面に配置される非常救出口箇所の内装板の平面図である。
【0009】
図において、1はかご、2はかご1の天井、3は天井2の中央部に設けられた非常救出口である。4は天井2の一部を形成して非常救出口3を開閉する蓋、5は蓋4に設けられた換気装置、6は天井2に設けられた照明器具で、取付孔8を介して取付ねじ7によって天井2に締結されている。
【0010】
9は第一内装板で、薄鋼板からなり一面に明色面が形成され、この明色面が下側に配置され中央部に非常救出口3、すなわち天井機器用開口部に対応した開口部10が設けられ、他面すなわち下面側に照明器具用取付孔位置標識11及び照明フレーム用取付孔位置標識12が設けられている。また、外周縁部及び開口部10の周縁部の上面側に両面接着テープ13が装着されている。
【0011】
14は第二内装板で、薄鋼板からなり一面に明色面が形成され、この明色面が下側に配置され中央部に換気装置5、すなわち天井機器用開口部に対応した開口部15が設けられ、他面すなわち下面側に照明フレーム用取付孔位置標識12及び換気装置用取付孔位置標識16が設けられている。また、外周縁部の上面側に両面接着テープ17が装着されている。
【0012】
18は天井2の下面から下方に離れて配置されて光天井を形成する照明フレームで、上方に延長された取付板19の上縁部が取付孔20を介して取付ねじ21によって天井2に締結されている。22は周囲が照明フレーム18に支持されて装着された散光板、23は周囲が照明フレーム18に支持されて装着された換気装置5のデフューザである。
【0013】
上記のような構成によるエレベーターかごの天井改装方法において、エレベーターのかご1について、内装の模様替えを行う場合であって、かご1の天井照明を改装するときに次に述べるような改装工事が行われる。すなわち、図示が省略してあるが天井2から旧設の換気装置、照明器具が撤去される。
【0014】
そして、工場における第一工程において、下面側に照明器具用取付孔位置標識11等がが設けられ、また上面側に両面接着テープ11が装着された第一内装板9及び第二内装板14が製作される。次いで、かご1内における第二工程により、第一内装板9、第二内装板14の明色面を下側にして、第一内装板9の上側が天井2下面の所定位置に両面接着テープ13により、また第二内装板14の上側が非常救出口3の蓋4下面の所定位置に両面接着テープ17によりそれぞれ接着保持される。
【0015】
そして、第二内装板14の開口部15に従って蓋4に換気装置5用の開口部が加工される。また、第一内装板9の照明器具用取付孔位置標識11及び照明フレーム用取付孔位置標識12に従って天井2板に取付ねじ7,21用の取付孔8,20が加工される。また、第二内装板14の照明フレーム用取付孔位置標識12及び換気装置用取付孔位置標識16に従って蓋4に取付ねじ用の取付孔が加工される。
【0016】
次に、かご1内により第三工程により、第二内装板14の下側から非常救出口3の蓋4の取付孔を介して換気装置5が蓋4に装着され、また第一内装板9の下側から天井2板の取付孔8を介して照明器具6が天井2に装着される。そして、第二内装板14又は第一内装板9の下側から、蓋4又は天井2板の取付孔20を介して照明フレーム18が蓋4又は天井2板に装着される。そして、照明フレーム18に散光板22、デフューザ23が支持されて装着される。
【0017】
以上説明したような天井照明の改装工事では、照明器具用取付孔位置標識11等が設けられた第一内装板9及び第二内装板14が、天井2板等に対する改装工事のための取付孔8,20加工のゲージ板の機能を果たす。そして、第一内装板9及び第二内装板14は工場において製作されるので、かご1内での作業による天井2面等に対する寸法採り、マーキング作業を省くことができる。
【0018】
また、第一内装板9及び第二内装板14は天井2面等に接着保持されたまま照明器具6の取付ねじ7等によって天井2面等に固定され、さらに第一内装板9及び第二内装板14は明色面がかご1内側に配置される。したがって、天井2面等の旧設の照明器具の取付孔等の塞ぎ加工及び天井2面の再塗装等の仕上げ作業が不要になる。
【0019】
また、かご1内側に第一内装板9及び第二内装板14の明色面が配置されることによって、照明器具6による照明効率を向上することができる。また、上述の天井照明の改装工事によって狭いかご1内での煩雑な作業が減少して、天井照明の改装を容易に行うことができ作業時間を短縮することができる。これによって、かご1の照明装置箇所を容易に更新することができ、費用を節減することができる。
【0020】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、一面に明色面が形成されて、天井機器用開口部、照明器具用取付孔位置標識及び照明フレーム用取付孔位置標識が設けられた内装板を製作する第一工程と、内装板の明色面をかご内側に配置し内装板の他面をかごの天井面に配置して天井に内装板を接着保持し、天井機器用開口部に従って天井面に開口部を加工し、照明器具用取付孔位置標識に従って天井面に取付孔を加工し、照明フレーム用取付孔位置標識に従って天井面に取付孔を加工する第二工程と、少なくとも、照明器具用取付孔を介して照明器具を装着し、照明フレーム用取付孔を介して照明フレームを装着する第三工程とからなる作業を行うものである。
【0021】
これによって、照明器具用取付孔位置標識等が設けられた内装板が、天井に対する改装工事のための取付孔加工のゲージ板の機能を果たし、内装板は工場において製作されるので、かご内での作業による天井面に対する寸法採り、マーキング作業を省くことができる。また、内装板は天井面に接着保持されたまま照明器具取付ねじ等によって天井面に固定される。さらに、内装板は明色面がかご内側に配置されるので、天井面の旧設の照明器具の取付孔等の塞ぎ加工及び天井面の再塗装等の仕上げ作業が不要になる。このため、狭いかご内での煩雑な作業が減少して作業時間を短縮することができ、かごの天井改装を容易に行うことができ費用を節減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を説明する図で、エレベーターのかごの要部縦断側面図。
【図2】図1の天井の下面に配置される内装板の平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図1の天井に配置される非常救出口箇所の内装板の平面図。
【図5】従来のエレベーターかごの天井照明改装方法を説明するエレベーターのかごの要部縦断側面図。
【符号の説明】
1 かご、2 天井面、6 照明器具、8 取付孔、9 第一内装板、10
天井機器用開口部、11 照明器具用取付孔位置標識、12 照明フレーム用取付孔位置標識、14 第二内装板、15 天井機器用開口部、16 換気装置用取付孔位置標識、18 照明フレーム、20 取付孔。
Claims (1)
- 一面に明色面が形成されて、天井機器用開口部、照明器具用取付孔位置標識及び照明フレーム用取付孔位置標識が設けられた内装板を製作する第一工程と、上記内装板の明色面をかご内側に配置し上記内装板の他面を上記かごの天井面に配置して上記天井に上記内装板を接着保持し、上記天井機器用開口部に従って上記天井面に開口部を加工し、上記照明器具用取付孔位置標識に従って上記天井面に取付孔を加工し、上記照明フレーム用取付孔位置標識に従って上記天井面に取付孔を加工する第二工程と、少なくとも、上記照明器具用取付孔を介して照明器具を装着し、上記照明フレーム用取付孔を介して照明フレームを装着する第三工程とからなるエレベーターかごの天井改装方法。
Priority Applications (1)
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JP15159398A JP3578314B2 (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | エレベーターかごの天井改装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP15159398A JP3578314B2 (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | エレベーターかごの天井改装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11343085A JPH11343085A (ja) | 1999-12-14 |
JP3578314B2 true JP3578314B2 (ja) | 2004-10-20 |
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ID=15521921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15159398A Expired - Fee Related JP3578314B2 (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | エレベーターかごの天井改装方法 |
Country Status (1)
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---|---|---|---|---|
JP2009215009A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの乗りかごの天井意匠改良方法 |
-
1998
- 1998-06-01 JP JP15159398A patent/JP3578314B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11343085A (ja) | 1999-12-14 |
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