JP3577054B2 - 光ピックアップ及び光ピックアップの製法並びに光ディスクシステム - Google Patents

光ピックアップ及び光ピックアップの製法並びに光ディスクシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レーザを利用して、光ディスクに書き込まれた情報を読み取る光ピックアップ及び光ピックアップの製法並びに該光ピックアップを備えた光ディスクシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクに書き込まれた情報を読取るDVD、MO、CD−R/RW、DVD−R/RW/RAM等のシステムでは、半導体レーザを光ピックアップの光源として用いている。図9は、光ディスク36に記録された情報を読取るための光ピックアップ31の概略構造である。光ピックアップ31は、半導体レーザ32、ハーフミラー33、コリメートレンズ34、対物レンズ35、受光素子37を備える。半導体レーザ32からの出力光は、ハーフミラー33で反射されて、コリメートレンズ34で平行光束になる。平行光束は対物レンズ35で光ディスク36に集光される。光ディスク36から反射された光は、対物レンズ35、コリメートレンズ34を通過し、ハーフミラー33を透過して受光素子37で検出される。ハーフミラー33は、入射する光の凡そ50%は透過させるが、凡そ50%は反射させる。このため、光ディスクからの反射光の一部は、本来の受光素子37に向かわずに、半導体レーザに戻ることになる。これを戻り光という。光ディスクから半導体レーザへの戻り光は、半導体レーザの発光と干渉して、半導体レーザの出力光に戻り光ノイズが発生する。
【0003】
戻り光ノイズの測定系を図1に示す。図1において、11は半導体レーザ、12はコリメートレンズ、13はハーフミラー、14は減衰器、15は全反射ミラー、16は対物レンズ、17は受光素子、18はノイズ測定機である。半導体レーザ11からの出力光をコリメートレンズ12で平行光束とし、ハーフミラー13で2つの平行光束に分離する。分離された平行光束の一方は、減衰器14で所要の減衰を受け、全反射ミラー15で反射されて、半導体レーザ11に戻る。分離された平行光束の他方は、対物レンズ16で集光され、受光素子17で受光される。受光した半導体レーザ出力光はノイズ測定機18でノイズ量が測定される。この測定系では、減衰器14の減衰量を調整することによって、戻り光ノイズに対する戻り光の量の影響を測定することができる。
【0004】
戻り光ノイズを防ぐため、半導体レーザを駆動する直流電流に高周波電流を重畳する方法が提案されている(Electronics Letters, vol.20, No.20, pp.821−822)。図2に直流電流に高周波電流を重畳して半導体レーザを駆動したときの光出力を示す。図2において、駆動電流として、直流電流にサイン状の高周波電流を重畳すると、出力光はパルス状となる。この提案は、直流電流に高周波電流を重畳して半導体レーザを駆動すると、高周波電流により駆動電流が半導体レーザの閾値を瞬時的にしたまわり、再度、発光開始するときにマルチモードで発光する現象を利用するものである。
【0005】
この提案では、半導体レーザから反射体までの距離が100mmで、1GHzの高周波電流を重畳している。この場合、半導体レーザは500psecの間、発光した後に500psecの間、発光停止というパルス発光動作を繰り返す。光は500psecで約150mm進むため、半導体レーザから反射体までの往復200mmの測定系では、半導体レーザの発光が停止した状態の間に前の発光状態からの出力光が反射体に反射されて戻り光(図2において戻り光A)となる。この戻り光は、発光停止状態から次の発光状態のときに戻る。半導体レーザは発光状態と発光停止状態というパルス発光動作を繰り返す際に、前の発光状態にあるときの半導体レーザ出力光と次の発光状態にあるときの半導体レーザ出力光はコヒーレンスの相関がなくなる。この結果、戻り光と次の発光状態の出力光はコヒーレントな相互作用をしないため、戻り光ノイズは比較的低い値に抑えられる。
【0006】
最近の光ピックアップは小型化が進み、光ピックアップの半導体レーザ端面と光ディスクの距離は30mm程度に短くなっている。また、重畳する高周波電流の周波数は不要輻射を防ぐため、300〜500MHzに抑えられている。このため、半導体レーザが発光状態の間に出力光が光ディスクで反射して戻り光(図2において戻り光B)となるため、戻り光が半導体レーザの発光と干渉し、戻り光ノイズが大きくなる。
【0007】
また、戻り光ノイズを低減するために、自励発振する半導体レーザも開発された。これは、半導体レーザで発光が開始されると、発光波長での吸収係数等が変化して、発光を停止し、発光を停止すると吸収係数等が戻り、再度発光を開始するというパルス発光動作をするものである。自励発振する半導体レーザも発光開始時にはマルチモード発光することから、戻り光ノイズが発生しにくいとされてきた。しかし、自励発振する半導体レーザも、発振周波数に上限があり、小型化の進んだ光ピックアップでは、半導体レーザが発光状態の間に出力光が光ディスクで反射して戻り光となると、戻り光が半導体レーザの発光と干渉し、半導体レーザ出力光の戻り光ノイズが大きくなるという問題がある。
【0008】
従来の光ピックアップの構成では、マルチモード発振の半導体レーザは戻り光に強いとされてきたが、前述したように、小型化した光ピックアップでは戻り光の影響を受けるため、戻り光ノイズを評価する必要が生じた。高周波電流の重畳効果や自励発振効果は最終的には半導体レーザの出力光におけるノイズで評価されるが、ノイズの測定は極めて複雑で、戻り光によるノイズ評価の測定系において、重畳する高周波電流の強度と戻り光ノイズの関係を評価することを困難にしている。
【0009】
一方、半導体レーザの出力光の可干渉性をマイケルソン干渉計で評価する方法は多く報告されている。図3にマイケルソン干渉計の原理構成を示す。図3において、19は移動ミラー、20は固定ミラーである。半導体レーザ11からの出力光をコリメートレンズ12で平行光束とし、ハーフミラー13で2つの平行光束に分離する。分離された平行光束の一方は、固定ミラー20で反射され、ハーフミラー13を通過し、対物レンズ16を経て受光素子17で検出される。分離された平行光束の他方は、移動ミラー19で反射され、さらにハーフミラー13で反射され、対物レンズ16を経て受光素子17で検出される。移動ミラー19を移動させることにより、分離された2つの平行光束の受光素子17までの距離差を可変とする。半導体レーザ11の出力光を、移動ミラー19の作り出す距離差と受光素子17で検出される光電力から可干渉性を測定する。
【0010】
現在のマイケルソン干渉計では、比較的、距離差の小さい範囲では容易に測定できるが、光ピックアップの半導体レーザ端面から光ディスクまでの距離に相当する距離差程度になると、簡易に測定できる範囲を越えている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題を解決するために、光ピックアップに適用できる半導体レーザを簡易に調整するか、又は選定することを目的とする。
発明者は、困難なノイズ測定に代えて、他の指標で評価することを検討した。その結果、マルチモード発振する半導体レーザ出力光の可干渉性をマイケルソン干渉計で観測し、visibility曲線の包絡線が一定値以下に落ちる距離を可干渉距離と定義し、該可干渉距離を光ピックアップの光路長よりも短くなるようにすれば、戻り光ノイズを抑えられることを見出した。光ピックアップの光路長とは、光ピックアップの半導体レーザ出射端面から、光ディスクまでの距離を屈折率で補正して、空気中での距離に換算したものをいう。
【0012】
マイケルソン干渉計による可干渉性の観測結果を図4の左側のグラフに示す。図4の左側のグラフにおいて、横軸は図3における分離された2つの平行光束の受光素子17までの距離差を表し、縦軸はvisibility(干渉出力)を表す。簡易なマイケルソン干渉計では、移動ミラーを大きく移動させることができないため、図4の左側のグラフに示すように、微小距離差でしかvisibilityを測定できない。一方、図4に示すように、visibility曲線の包絡線はガウス分布で近似できることから、それぞれの半導体レーザにおいて、visibility曲線のγ1の値から包絡線を外挿して、visibility曲線の包絡線が一定値になる値を推定した。γnとはvisibility曲線の中央に対するn番目のピークの比をいい、従って、γ1とは、visibility曲線の中央に対する次のピークの比をいう。visibility曲線の包絡線が当該一定値になる値を可干渉距離と定義し、光ピックアップの光路長が可干渉距離よりも長ければ、半導体レーザ出力光の戻り光ノイズが許容量以下になることを見出した。ここで、γ1からだけでなく、簡易なマイケルソン干渉計で測定できる任意のn番目のγnから包絡線を外挿してもよい。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、推定した可干渉距離と光ピックアップの光路長の比較から、光ピックアップに適用できる半導体レーザを選定又は調整する。具体的には、請求項1に係る発明は、縦マルチモード化した半導体レーザの出力光のvisibility 曲線の包絡線が1/e になる距離を光ピックアップ光路長よりも短くした半導体レーザを備えた光ピックアップである。
【0014】
請求項2に係る発明は、直流電流に高周波信号を重畳した駆動電流で半導体レーザを動作させ、縦マルチモード化した半導体レーザからの出力光のvisibility 曲線の包絡線が1/e になる距離を、光ピックアップ光路長よりも短くなるよう駆動電流を調整して前記半導体レーザを組み込むことを特徴とする光ピックアップの製法である。
【0015】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の光ピックアップ、又は請求項2に記載の製法によって製造した光ピックアップを組み込んだ光ディスクシステムである。
本発明により、複雑な手順のノイズ測定や、大規模なマイケルソン干渉計を使用した測定を不要とし、許容される戻り光ノイズ量以下の光ピックアップ及び該光ピックアップを組み込んだ光ディスクシステムを構成することができる。
【0016】
【実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
光ピックアップに適用する半導体レーザをマルチモードで発光させるために、直流電流に330MHzの高周波電流を重畳した駆動電流で半導体レーザを駆動する。このときの、出力光を時間軸で測定した結果を図5(1)に示す。高周波電流の周波数に合わせて、パルス状の発光状態になっている。このときの、半導体レーザの出力光の可干渉性を簡易なマイケルソン干渉計で観測する。観測結果を図5(2)に示す。
【0017】
図5(2)の結果を基に、図4で説明した手法により、visibilityの包絡線を外挿する。発明者は、本光ピックアップに適用する半導体レーザでは、visibility曲線の包絡線が、1/eになる距離を可干渉距離と定めて、この可干渉距離を光ピックアップの光路長よりも短くすれば、許容される戻り光ノイズ量よりも低減できることを見出した。図5(2)のvisibility曲線の包絡線から導かれる可干渉距離は、47mmである。
【0018】
さらに、重畳する高周波電流の周波数を上げ、直流電流を小さくした上で高周波電流の振幅を上げて、半導体レーザを駆動する。このときの、出力光を時間軸で測定した結果を図6(1)に示す。図5(1)の出力光に比較して、パルス繰り返し周波数が上昇し、さらに、パルス幅も狭くなっている。このときの、半導体レーザの出力光の可干渉性を簡易なマイケルソン干渉計で観測する。測定結果を図6(2)に示す。図5(2)に比較して、visibility曲線が急に減衰していることが理解できる。これは、上記のように、パルス幅を狭くしたために、発光時のマルチモード化が進んだためである。図6(2)のvisibility曲線から導かれる可干渉距離は、27mmである。
【0019】
上記の妥当性を確認するための測定も行った。図5及び図6の状態で、ピックアップ光路長を変化させたときの戻り光ノイズ量を測定した。測定結果を図7に示す。図7の横軸は光ピックアップの光路長、縦軸は戻り光ノイズである。図7において、図5の状態をA、図6の状態をBとしている。図7において、戻り光ノイズ許容量は−125dB/Hzであることから、Aの場合に許容される光ピックアップの光路長は49mm、Bの場合に許容される光ピックアップの光路長は27mmである。先にvisibility曲線から求めた可干渉距離とよく一致していることが分かる。
【0020】
本実施の形態から、visibility曲線の包絡線が1/eになる距離を可干渉距離と定めて、直流電流に高周波電流を重畳した駆動電流で半導体レーザを動作させ、縦マルチモード化した半導体レーザからの出力光の可干渉距離が、光ピックアップ光路長よりも短くなるように、半導体レーザの駆動電流を調整することにより、許容戻り光ノイズ量以下の光ピックアップを構成できることが確認できた。
【0021】
以上のことから、本光ピックアップの製法により、複雑な手順のノイズ測定や、大規模なマイケルソン干渉計を使用した観測を不要とし、また、縦マルチモード化した半導体レーザの出力光の可干渉距離を光ピックアップ光路長よりも短くした半導体レーザを備えた光ピックアップは、許容戻り光ノイズ量以下とすることができた。
【0022】
(実施の形態2)
図5と同じ駆動電流の条件で、異なる半導体レーザを駆動した場合の可干渉性を測定した。このとき、visibility曲線の包絡線が1/eになる距離、即ち可干渉距離は30mmであった。この状態で、光ピックアップの光路長を変化させたときのノイズ量を測定した。測定結果を図7に併せて示す(図7のC)。図7において、戻り光ノイズ許容量は−125dB/Hzであることから、Cの場合に許容される光ピックアップの光路長は30mmである。先にvisibility曲線から求めた可干渉距離とよく一致していることが分かる。
【0023】
従って、光ピックアップの光路長が30mm以上の光ピックアップには本半導体レーザを選定することができる。自励発振する半導体レーザであっても、半導体レーザの出力光の可干渉距離が光ピックアップの光路長よりも短い半導体レーザを選定することによって、光ピックアップに組み込むことができる。
本実施の形態で説明したように、半導体レーザの出力光の可干渉距離を光ピックアップ光路長よりも短くした半導体レーザを選定して光ピックアップに組み込むことによって、許容ノイズ量以下の光ピックアップを実現することができた。
【0024】
以上のことから、本光ピックアップでは、複雑な手順のノイズ測定や、大規模なマイケルソン干渉計を使用した測定を不要とし、また、縦マルチモード化した半導体レーザの出力光の可干渉距離を光ピックアップ光路長よりも短くした半導体レーザを備えた光ピックアップは、許容戻り光ノイズ量以下とすることができた。
【0025】
(実施の形態3)
光ディスクシステムは、図8に示すように光ピックアップ21と、光ピックアップスライド機構22と、光ディスク回転機構23とを有する。光ピックアップスライド機構22は、光ピックアップをスライドさせるための機構であって、光ピックアップをスライドさせる歯車(22−1)やレール機構(22−2乃至22−3)等を備える。光ディスク回転機構は、光ディスクを回転させる機構を備える。従って、光ピックアップの光路長とは、光ピックアップ21に設置された半導体レーザから、光ディスク回転機構23によって回転させられる光ディスク(図示せず)までの距離をいうことになる。
【0026】
本実施の形態では、実施の形態1又は2で説明した光ピックアップを組み込むことにより、要求される許容戻り光ノイズ量以下の性能を有する光ディスクシステムを構成することができた。
以上のことから、本光ディスクシステムでは、複雑な手順のノイズ測定や、大規模なマイケルソン干渉計を使用した測定を不要とし、所望の戻り光ノイズ量以下の光ディスクシステムを構成することができた。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば複雑な手順のノイズ測定や、大規模なマイケルソン干渉計を使用した測定を不要とし、所望の戻り光ノイズ量以下の光ピックアップ及び該光ピックアップを組み込んだ光ディスクシステムを構成することができる。
本発明による光ピックアップでは、所望のノイズ量以下の性能を保証することができ、任意の組み合わせで光ディスクシステムを構成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】戻り光ノイズの測定系を説明する図である。
【図2】半導体レーザの駆動電流に対する光出力の関係、及び出力光と戻り光の時間関係を説明する図である。
【図3】マイケルソン干渉計の測定原理を説明する図である。
【図4】マイケルソン干渉計で半導体レーザの出力光の可干渉性を観測した結果を説明する図である。
【図5】直流電流に高周波電流を重畳した駆動電流で半導体レーザを駆動したときの出力光を時間軸で測定した結果と、出力光の可干渉性をマイケルソン干渉計で観測した結果を説明する図である。
【図6】直流電流に高周波電流を重畳した駆動電流で半導体レーザを駆動したときの出力光を時間軸で測定した結果と、出力光の可干渉性をマイケルソン干渉計で観測した結果を説明する図である。
【図7】光ピックアップの光路長に対する半導体レーザ出力光の戻り光ノイズを測定した結果を説明する図である。
【図8】光ディスクシステムの構成を説明する図である。
【図9】光ピックアップの概略構造を説明する図である。
【符号の説明】
11:半導体レーザ
12:コリメートレンズ
13:ハーフミラー
14:減衰器
15:全反射ミラー
16:対物レンズ
17:受光素子
18:ノイズ測定器
19:移動ミラー
20:固定ミラー
21:光ピックアップ
22−1、22−2、22−3:光ピックアップスライド機構
23:光ディスク回転機構
24:光ディスクシステム
31:光ピックアップ
32:半導体レーザ
33:ハーフミラー
34:コリメートレンズ
35:対物レンズ
36:光ディスク
37:受光素子

Claims (3)

  1. 半導体レーザからの出力光を光ディスクに集光し、該光ディスクからの反射光を受光することにより前記光ディスクに書き込まれた情報を読取る光ピックアップにおいて、縦マルチモード化した半導体レーザの出力光のvisibility 曲線の包絡線が1/e になる距離を光ピックアップ光路長よりも短くした半導体レーザを備えた光ピックアップ。
  2. 半導体レーザからの出力光を光ディスクに集光し、該光ディスクからの反射光を受光することにより前記光ディスクに書き込まれた情報を読取る光ピックアップの製法において、直流電流に高周波信号を重畳した駆動電流で半導体レーザを動作させ、縦マルチモード化した半導体レーザからの出力光のvisibility 曲線の包絡線が1/e になる距離を、光ピックアップ光路長よりも短くなるよう駆動電流を調整して前記半導体レーザを組み込むことを特徴とする光ピックアップの製法。
  3. 光ピックアップと、光ピックアップスライド機構と、光ディスク回転機構とを有する光ディスクシステムにおいて、請求項1に記載の光ピックアップ、又は請求項2に記載の製法によって製造した光ピックアップを組み込んだ光ディスクシステム。
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