JP3576846B2 - 油圧ショベルの作業量モニタ装置 - Google Patents

油圧ショベルの作業量モニタ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、揚土船上に設置され、別の船によって運搬されてきた土砂を掬ってホッパに投入する油圧ショベル等の建設機械の作業量モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に、揚土船上で稼働する油圧ショベルの作業形態の一例を示す。
【0003】
同図において、海上で作業をする揚土船2は、2台の油圧ショベル1a、1bと、油圧ショベル1a、1bによって土砂が投入されるホッパ4と、投入された土砂を圧送する圧送ポンプ5とから構成されている。揚土船2には土砂を運んできた別の船(バージ船)3が横付けされ、油圧ショベル1aと油圧ショベル1bとは交互にバージ船3から土砂を掬い上げ、旋回してホッパ4に投入する。ホッパ4に所定量の土砂が投入されると、ホッパ4中のセメント(固化材)と混合され、圧送ホンプ5によって図示されていない埋め立て予定地等に圧送される。
【0004】
この時、ホッパ4に投入される土砂量に対して適正な量の固化材をホッパ4に投入するためには、土砂量の計算が必要である。従来、油圧ショベル1a,1bによってバージ船3から掬ってホッパ4に投入された土砂量は、揚土船2上に設けられる管理部所6にいる管理者の目視によって測定され、ホッパ4に投入すべき固化材の量を決めていた。また、油圧ショベル1a,1bによってホッパ4に投入した土砂量や、土砂を掬ってホッパ4への投入に要する作業時間等の作業量は、同じく管理部所6の管理者が所定の用紙に書き込む等して記録していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の管理者による複数台の油圧ショベルの作業量を監視する方法では、揚土船上の管理者は少なくとも2台以上の油圧ショベルを同時に目視で管理する必要があり、管理者にとって作業負担が大きいという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、油圧ショベルが交互にバージ船から掬ってホッパに投入した土砂量等の作業量を1つの装置を使ってモニタして表示し、管理者の負担を軽減することを可能にした揚土船上に設けられる油圧ショベルの作業量モニタ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
【0008】
油圧ショベル及びホッパを備え、土砂を油圧ショベルで掬いに行く第一の作業と、この掬った土砂の入った油圧ショベルのバケットをホッパへ移動する第二の作業と、このホッパへ移動した油圧ショベルのバケットから土砂をホッパに投入する第三の作業とを反復して土砂を掬い上げる作業を行う揚土船上に設けられ、第三の作業に関する油圧ショベルの作業量をモニタする油圧ショベルの作業量モニタ装置において、
複数台設けられた油圧ショベルの各々の作業量を計測する作業量計測手段と、前記計測された各々の作業量を1つの表示手段に表示して管理する管理手段とを備え、作業量計測手段は、第二の作業が行われていることを判断するための第二の作業の判断手段と、バケットのダンプ操作が有ることを判断するためのダンプ操作の判断手段と、ホッパに投入するバケット内の土砂の荷重を検出するための荷重の検出手段とを設けて、第二の作業の判断手段で第二の作業が行われていると判断され、かつ、ダンプ操作の判断手段でバケットのダンプ操作が有ると判断された場合に、ホッパに投入するバケット内の土砂の荷重を荷重の検出手段で検出することができるように構成している
【0009】
このように、本発明の油圧ショベルの作業量モニタ装置は、複数台設けられた油圧ショベルの各々の作業量を計測する作業量計測手段を備え、この作業量計測手段は、第二の作業の判断手段とダンプ操作の判断手段と荷重の検出手段とを備えて、第二の作業の判断手段で第二の作業が行われていると判断され、かつ、ダンプ操作の判断手段でバケットのダンプ操作が有ると判断された場合に、ホッパへ投入するバケット内の土砂の荷重を荷重の検出手段で検出することができるように構成しているので、複数台の油圧ショベルで土砂を掬ってホッパに投入する作業において、掬った土砂を油圧ショベルがホッパに投入していることを第二の作業の判断手段とダンプ操作の判断手段とにより検出して、このときの各油圧ショベルの作業量を荷重の検出手段で検出することができる。そのため、こうしたことを従来のように目視により行う管理者の負担は解消される。加えて、こうして検出された複数台の油圧ショベルの作業量を1台の管理装置に表示して管理することができるので、本発明によれば、2台以上の油圧ショベルの作業量を管理するための管理者の負担を軽減することを可能にした、揚土船上に設けられる油圧ショベルの作業量モニタ装置を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1から図16を用いで説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係わる油圧ショベルの作業量モニタ装置を示すブロック図である。
【0012】
なお、同図において、図2に示す部分と同一部分についでは同一符号を付して説明を省略する。また、本実施形態では油圧ショベルが2台の場合について説明する。
【0013】
同図において、121は第1の油圧ショベル1a(1号機)のブームシリンダ12のボトム室、122はブームシリンダ12のロッド室、123はボトム室121の圧油の圧力を計測する圧力センサ、124はロッド室122の圧油の圧力を計測する圧力センサ、14は油圧ショベル1aの油圧ポンプ、15は作動油タンク、16は油圧ポンプ14とブームシリンダ12の間に介在するコントロール弁である。
【0014】
17はバケット操作レバー、18は旋回操作レバーであり、171はバケットをダンプ方向に操作した時のパイロット圧力を検出する圧力スイッチ、181は油圧ショベル1aを左旋回に操作をした時のパイロット圧を検出する圧力スイッチ、182は同じく右旋回に操作した時のパイロット圧力を検出する圧力スイッチである。なお、各圧力スイッチ171,181,182は圧力センサに代用することができる。その場合は、荷重計測装置本体19内部に各操作レバー17,18の操作を検出するための圧力の閾値を有し、計測した圧力と比較して操作の有無を判断する。また、圧力スイッチや圧力センサに限らず、旋回操作やバケットダンプ操作を電気レバーで操作し得る場合は、電気信号を用いてもよい。さらに、旋回角度やバケットの回動角度を検出するセンサを取り付けてその出力を右旋回信号、左旋回信号およびバケットダンプ信号として利用してもよい。さらにまた、バケットシリンダのストロークを計測するストロークセンサの出力をバケットダンプ信号として用いてもよい。
【0015】
19は各種の入力データに基づいてバケット13が掬った土砂を演算して計測する荷重計測装置本体、20はブーム11の根元にあるピンの回動角度を計測するブーム角度センサ、21は後述するブーム角度の境界角度や旋回境界時間を教示する時に用いる教示開始ボタン、22はブーム11のブーム境界角度を教示するためのブーム境界角度教示ボタン、23は旋回時間を教示するための旋回境界時間教示ボタンである。
【0016】
荷重計測装置本体19には、圧力スイッチ182の右旋回信号S1、圧力スイッチ181の左旋回信号S2、圧力スイッチ171のバケットダンブ信号S3、圧力センサ123からの圧力信号S4、圧力センサ124からの圧力信号S5、ブーム角度センサ20からの角度センサ信号S6、教示開始ボタン21からの教示開始信号S7、ブーム境界角度教示ボタン22からの教示指令信号S8、旋回境界時間教示ボタン23からの教示指令信号S9の各種の信号が入力され、作業判定とその時の荷重を演算する。
【0017】
荷重計測装置本体19によって計測された荷重のデータは無線機24および同じ揚土船2上に設置される無線機26を介して管理装置25を備える管理部所6に伝送される。受信されたデータは土量管理装置27に取り込まれ、表示装置28に出力される。土量管理装置27は、荷重計測装置本体19による土砂の量の計測を開始するための計測開始ボタン27aと、計測を終了するための計測終了ボタン27bと、作業を管理するプログラムを終了するためのプログラム終了ボタン27cとを備える。
【0018】
なお、第2の油圧ショベル1b(2号機)にも、第1の油圧ショベル1a(1号機)の荷重計測装置本体19と同一構成の荷重計測装置本体19’が設けられ、上記の信号S1〜S9と同様の信号S1’〜S9’を入力し土砂を計測し、計測した荷重データを無線機24’および揚土船上の無線機26を介して管理部所6の管理装置25に伝送し、1号機の場合と同様に処理される。
【0019】
ここで、管理部所6における管理者による作業は次のように行われる。
【0020】
土砂を掬い出す作業を開始する時は、計測開始ボタン27aを押す。このボタン27aが押されると、計測開始信号Sが土量管理装置27に入力され無線機26を介して油圧ショベルの1号機1aおよび2号機1bの荷重計測装置本体19,19’に送られ、それぞれの油圧ショベル1a,1bにおいて荷重の計測が開始され、計測結果が各荷重計測装置本体19,19’から土量管理装置27に送信される。また、管理者は作業を終了する時は、計測終了ボタン27bを押す。このボタン27bが押されると計測終了信号Eが土量管理装置27に入力され、無線機26を介して荷重計測装置本体19,19’にデータの送信を中止させる信号が送られる。荷重計測装置本体19,19’では計測が終了し、荷重データの土量管理装置27への送信を終了する。また、土量管理装置27におけるプログラム処理を終了するときは、管理者はプログラム終了ボタン27cを押す。このボタン27cが押されると、プログラム終了信号PEが土量管理装置27に入力され、プログラム処理を終了する。
【0021】
図3は、図1に示す荷重計測装置本体19の構成を示すブロック図である。
【0022】
荷重計測装置本体19は主としてコンピュータによって構成され、191はA/D変換器を備え各種の信号を入力するための入力インターフェース、192は各種の演算を実行する中央処理ユニット(CPU)、193は時刻信号を出力するタイマ、194は演算処理された結果を格納するランダムアクセスメモリ(RAM)、195はCPU192において実行される各種の処理プログラムが格納されるリードオンリメモリ(ROM)、196は管理装置25からの信号を受信したり、荷重のデータ等を送信する通信制御部である。
【0023】
ROM195には、後に詳述する、荷重計測装置本体19の作動を開始するスタートプログラム195a、油圧ショベル1aがホッパ4へ土砂を放土したことを検出したり、バケット13内部の荷重を計算したりする作業検出プログラム195b、位置教示プログラム195c、および旋回境界時間教示プログラム195d、計測制御プログラム195eが格納されている。
【0024】
計測制御プログラム195eは、通信制御部196でデータ要求コマンドを受信すると、データを要求している油圧ショベルの号機が、この計測制御プログラム195eに載っている油圧ショベルの号機と一致するかを判定し、一致していれば、作業検出プログラム195bを起動する。また、計測制御プログラム195eでは、データ送信停止コマンドを受信すると、作業検出プログラム195bを終了する。
【0025】
作業検出プログラム195bとしては、後で詳述するように図8及び図9の作業検出プログラム(1)または図11及び図12の作業検出プログラム(2)のいずれか一方を格納して作業検出と土量の演算を実行する。また、旋回境界時間教示プログラム195dは作業検出プログラム(1)を用いた場合に使用される。
【0026】
図4は、図1に示す土量管理装置27の構成を示すブロック図である。
【0027】
土量管理装置27はコンピュータによっで構成され、271は計測開始ボタン27a、計測終了ボタン27b、およびプログラム終了ボタン27cからの各信号S,E,PEを入力するための入力インターフェース、272は各種の演算を実行する中央処理ユニット(CPU)、273は時刻信号を出力するタイマ、274は演算処理の結果等が格納されるランダムアクセスメモリ(RAM)、275はCPU272の処理プログラムが格納されているリードオンリメモリ(ROM)、276は土砂の荷重等のデータを加工して得られた各種の作業量データを表示装置28に出力するための出力インターフェースである。また、277は荷重計測装置本体19,19’へ各種コマンドを送信し、土砂の荷重データ等を受信する通信制御部である。なお、ROM275には、後で詳述するスタートプログラム275a、作業量を演算し表示装置28に作業量を表示する作業管理プログラム275b、および作業量の計測を制御する計測制御プログラム275cが格納されている。
【0028】
図5は、荷重計測装置本体19(19’)の演算処理時に使用され前もって設定されるブーム境界角度αを説明するための図である。
【0029】
ブーム境界角度αは、油圧ショベル1a(1b)の水平位置(図5のX軸)から下位方向の所定角度すなわちマイナスの角度に設定され、後述する教示処理によりブーム角度センサ20から検出された角度センサ信号S6(S6’)に基づいて設定される。荷重計測装置本体19(19’)は、設定されたブーム境界角度αに基づいて油圧ショベル1a(1b)がバージ船3から土砂を掬い出しホッパ4に投入する作業を検出する。つまり、ブーム11が回動してブーム境界角度αを上から通過して、ブーム角度センサ20の出力がブーム境界角度αよりも小さくなれば、バケット13でバージ船3から掬い出しに行く作業、ブーム境界角度αを下から通過して、ブーム角度センサ20の出力がブーム境界角度αよりも大きくなれば、土砂の入ったバケット13をホッパ4へ移動する作業と判断することができる。
【0030】
図6は、荷重計測装置本体19(19’)に入力する各種信号の波形の一例およびその内部で演算処理された各種信号の波形を示す図である。
【0031】
aは設定されたブーム境界角度αとブーム角度センサ20によって検出された角度センサ信号S6とを対比してブーム11がブーム境界角度αを横切ったときに検出されるブーム境界角度検知信号、△Prbはブームシリンダ12のボトム室121の圧力とロッド室122の差圧である。なお、差圧△Prbをブームシリンダ12のボトム室121の圧力とロッド室122の差圧に代えて、ボトム室121の圧力を用いてもよい。
【0032】
なお、本実施形態では、ブーム11がブーム境界角度αの境界線を通過して、ブーム11のブーム角度センサ20の出力がブーム境界角度αよりも大きくなると、ONになってブーム境界角度検知信号aを出力し、ブーム11がブーム境界角度αの境界線を再度通過して、ブーム角度センサ20の出力がブーム境界角度αより小さくなると、ブーム境界角度検知信号aがOFFになるように設計されている。
【0033】
また、図示するように、ブーム境界角度検知信号aがOFFになったときはバケット13中には土砂がない状態なので、△Prbは小さな値を示す。また、再度、ブーム境界角度検知信号aが検出されたときは、バケット13の中には土砂が入っており△Prbが大きな値を示す。さらに、ブーム境界角度検知信号aがONになると、右旋回信号S1がONして一定時間持続する。これをホッパ4への旋回とみなすことができる。あまりにも短い場合は誤操作であったりホッパ4への旋回作業ではないといえる。次に、バケットダンプ信号S3がONになると、油圧ショベル1aがホッパ4に土砂を投入したことを示す。次に左旋回信号S2がONして一定時間持続すると、これは、ホッパ4からバージ船3へ旋回していることを示す。この状態ではバケット13の中は空であるので△Prbは小さな値になる。つまり、右旋回信号S1が検出されているときの圧力△Prbと左旋回信号S2が検出されているときの圧力△Prbの差圧△Pwが実際に土砂による圧力変化となるある一定の差圧以上である時のブーム境界角度検知信号がONになってから最初のバケットダンプ操作直前の差圧△Prbを取り込む。この差圧△Prbに圧力−重量変換係数をかけることよって土砂の荷重を検出することができる。
【0034】
本実施形態によれば、バケットダンプ位置がそれほど変化せず、また姿勢が変化しないので、補正を荷重計測時にしなくてもよいが、アーム角度センサやバケット角度センサを用いて姿勢を求めて荷重の計算をしてもよい。
【0035】
次に、荷重計測装置本体19(19’)の位置教示プログラム195cの処理手順を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0036】
この位置教示処理は、ブーム境界角度を教示して荷重計測装置本体19(19’)のRAM194に格納するために実行される。
【0037】
はじめに、教示処理に先だって、油圧ショベル1aのオペレータは、バージ船3からホッパ4に土砂の掬い出し作業を開始するためエンジンを始動する(または、専用ボタンを押す)と、図3に示すスタートプログラム195aが実行される。このスタートプログラム195aによって各種パラメータが初期化される。例えば、右旋回操作の検出フラグSrや左旋回検出フラグSlやバケットダンプ検出フラグBd、ブーム境界角度αを通過したことを示す信号、等のフラグ情報やS1、S2、S3等の信号の格納メモリ、ブームシリンダ圧力の格納メモリ等が初期化される。この時、ブーム境界角度αや圧力−重量変換係数等は初期化されない。
【0038】
次に、油圧ショベル1aの運転室内のオペレータが教示処理をするために教示開始ボタン21を押すと、その信号S7は荷重計測装置本体19に入力され、図3に示す位置教示プログラム195cが起動される。教示処理は図5に示すように、図示していない操作レバーを操作してブーム12をバージ船3の方向へ下げていき、バージ船3近くまでバケット13の先端が来たら図1に示すブーム境界角度教示ボタン22を押す。図7のステップS1において、ブーム境界角度教示ボタン22が押されたか否かが判断され、押されると、ステップS2において、その時のブーム角度センサ20によって検出された信号S6が荷重計測装置本体19に入力され、そのブーム角度をブーム境界角度αとして取り込み記憶する。次いで、ステップS3において、ブーム境界角度αが設定されたので、ステップS4において、ブーム境界設定フラグAupをONにして教示を終了する。
【0039】
次に、荷重計測装置本体19(19’)に格納される作業検出プログラム195bとして、作業検出プログラム(1)を用いた場合の処理手順を図8および図9に示すフローチヤートを用いて説明する。
【0040】
この作業検出プログラムは後に説明する計測制御プログラムによって制御される。
【0041】
はじめに、ステップS11において、旋回計測時間Tswの他、後述する種々のカウント値m、iが初期化される。次いで、ステップS12においてブーム境界角度検知信号aがOFFからONに変化(立ち上がり)したかを判定する。ここではONになったタイミングで、ステップS13に示すように、旋回計測時間Tswの他、カウント値m,iを初期化する。次に、ステップS14において右方向の旋回操作中であるか否かを判定する。操作中である場合は、ステップS15に示すように旋回計測時間Tswに計測サンブリング時間△Ts(作業検出プログラム(1)の実行周期)を加算する。この後、ステップS16において、予め設定しておいた旋回境界時間Tswrefと比較する。旋回境界時間Tswrefとは、ブーム境界角度検知信号aがONになってから油圧ショベルが土砂を放土する直前まで旋回している時間である。ここで、Tsw≧Tswrefである場合は、ステップS17に移行し、その時の旋回通過時刻Tpassをタイマ193から取出しRAM194に保存する。ステップS14において右方向の旋回操作中でなかった場合は、ステップS18において左方向の旋回操作中であるか否かを判断する。この時、左方向の旋回操作中である場合は、ステップS19に示すように旋回計測時間Tswから計測サンプリング時間△Tsを引く。ステップS19の処理を設けることによって、例えば、右方向に放土位置があり右方向の旋回途中において何等かの理由で左方向に旋回操作され再び右方向に旋回されたた場合に、より正確な旋回計測時間Tswを計測することができる。次に、ステップS20において、バケットダンプ操作があるかを判断する。バケット操作がある場合は、ステップS21においてバケット操作開始時刻Tbckt(m)としてタイマ193から読み出しRAM194に保存する。ここで、mはバケット操作数を表し、ステップS20におけるバケットダンプ操作は、例えば図6のバケットダンプ信号S3に示すように、本来予定しているバケットダンプ操作(m=3)以外にも、作業検出上計測すべきでないバケットダンプ操作(m=1,2)があり得る。次に、ステップS22でバケットダンプ操作開始時刻Tbckt(m)の直前のブームシリンダ圧力(例えば、Tbckt直前の所定時間△Tの平均ブームシリンダ圧力PRrbb)も保存した後、ステップS23でカウント値mに1を加算する。次に、ステップS24において、ブーム境界角度検知信号aがONからOFFに変化(立ち下がり)したか否かを判断する。変化した場合は、ステップS25以降の処理を行う。ここでは、ブーム境界角度検知信号aがOFFからONへ変化した時刻から、ブーム境界角度検知信号aがONからOFFへ変化した時刻までの経過時間内に発生したバケットダンプ操作が放土のためのバケットダンプ操作であるか否かを判定する。まず、ステップS25において差圧ΔPrbまたは荷重を取り込み、ステップS26においてステップS20で計測された各バケット操作回数mについて、いずれのバケットダンプ操作が放土のためのバケットダンプ操作であるかを検索する。ここでiは放土のためのバケットダンプを検索するための処理に使用されるカウント数を表し、各バケット操作回数mについて、ステップS21において保存したバケットダンブ操作開始時刻Tbckt(m)がステップS17で保存した旋回通過時刻Tpassと等しいか大きいかを判定する。小さい場合は、所定のバケットダンプ操作とは判断されず、ステップS27でiに1を加算して再びステップS25からの処理を繰り返す。ステップS26において大きいと判定された場合は、例えば、図6のm=3の場合は、バケット13がホッパ4上にあると判断し放土直前とみなす。そこで、ステップS28において、ステップS22で保存したバケットダンプ操作開始時刻直前の所定時間△Tの平均ブームシリンダ圧力△PRrbbを演算し、放土毎のバケットダンプ姿勢があまり変化しないので、圧力−重量変換係数kをかけた値を荷重とする。また、アーム角度センサやバケット13の回転角度もしくはバケットシリンダのストロークセンサ等を用意し、バケット放土位置での姿勢を計測して荷重を計算してもよい。続いて、ステップS29において通信制御部196に土砂の荷重や土砂をホッパに投入した時間等のデータをセットする。
【0042】
ここで、前記旋回境界時間(Tswref)を設定するために使用される旋回境界時間教示プログラム195dによる処理手順を図10に示すフローチャートを用いて説明する。
【0043】
油圧ショベル1a,1bのオペレータによって教示開始ボタン21が操作されると旋回境界時間教示プログラム195dが実行を開始する。はじめに、ステップS30において旋回境界時間教示ボタン23がONか否かを判断する。ONの場合は、ステップS31においてブーム角度がブーム境界角度αを通過した時刻からバケットをダンプする直前でオペレータが旋回境界時間教示ボタン23を押されるまでの旋回時間を旋回境界時間(Tswref)としてRAM194に保存する。この設定法によれば、簡単な操作で旋回境界時間が自動的の設定され、土砂を掬いだしてからホッパ4に放土する旋回角度が変化しても簡単に旋回境界時間を調整できる。
【0044】
次に、荷重計測装置本体19(19’)に格納される作業検出プログラム195bとして、作業検出プログラム(2)を用いた場合の処理手順を図11および図12に示すフローチヤートを用いて説明する。
この作業検出プログラムも、後に説明する計測制御プログラムによって制御される。
【0045】
はじめに、ステップS41において、後述する種々のカウント値h,i,jが初期化される。
【0046】
次いで、ステップS42において右旋回操作有りか否かが判定される。ここでは、2秒間の右旋回操作で右旋回操作をしたこととする。そのため、ステップS43、ステップS44において、カウント値hがあらかじめ設定された値K1に達したか否かが判定される。ステップS45に示すように、各カウント値h毎にブームシリンダ14のボトム室21の圧力PRr(th)とロッド室22の圧力PRb(th)との差を計算し、△PRrb(th)のデータまたは荷重のデータとしてRAM194に格納する。カウント値hが所定値K1、即ち2秒間経過すると、S46において右旋回検出フラグSrを1にする。
【0047】
次いで、ステップS47において左旋回有りか否かが判定される。右旋回の場合と同様に、ステップS48、ステップS49において、カウント値があらかじめ設定された値K2に達したか否かが判定される。ステップS50に示すように、各カウント値i毎にブームシリンダ14のボトム室21の圧力PLr(ti)とロッド室22の圧力PLb(ti)との差を計算し、△PLrb(ti)のデータまたは荷重のデータとしてRAM194に格納する。カウント値iが所定値K2、即ち2秒間経過すると、S51において左旋回検出フラグSlを1にする。
【0048】
次に、ステップS52において、バケット操作有りか否かの判定が行われる。ステップS53、ステップS54において、カウント値があらかじめ設定された値K3に達したか否かが判定される。カウント値jが所定値K3、ここではバケットダンプ動作は、比較的速いので1秒間の操作をバケット操作ありとみなしており、1秒間経過すると、S55においてバケットダンプ操作検出フラグBdが1となる。
【0049】
次に、S56において右旋回検出フラグSrと左旋回検出フラグS1とバケットダンプ検出フラグBdの全てが1であるか否かを判定する。全てのフラグが1であればステップS57に、そうでない場合はS42に戻る。
【0050】
ステップS56においてYESの場合は、ステップS57に移行し、信号の発生順番を判定する。即ち、図6に示すような右旋回信号S1→バケットダンプ信号S3→左旋回信号S2の順位でフラグが1になった場合に図12に示すフローチャートの「A」に移行する。このステップS57の判定を行うことによって油圧ショベルの土砂を掬い旋回して他の場所に移送する作業を誤りなく検出することができる。
【0051】
なお、タイマ193から読み込んだ各操作の発生時刻がRAM194に格納されているので、それらを比較することで、前記信号の発生順位は容易に行われる。また、発生順番が合致しない場合は、ステップS58に進み、右旋回検出フラグSrと左旋回検出ブラグS1とバケットダンプ検出フラグBdの全てをゼロにする。また、ステップS57において、右旋回→バケットダンプ→左旋回の信号の発生順序を判定しているが、左旋回→バケットダンプ→右旋回の信号の発生順序で判定してもよい。その場合は、平均値△PLrbと平均値△PRrbとの差を求め、この差が所定値Prefより小さいかを判定する。
【0052】
発生順位が合致した場合は、ステップS59において、右旋回または左旋回の操作終了時刻が境界角度検知信号aがON中にあるかどうかを判定する。つまり、バケット13に土砂が入った状態で旋回しているか否かを判定できる。
【0053】
ステップS59でYESの場合は、ステップS60において、最初の旋回方向とは逆の方向の旋回操作開始の後に境界角度検知信号aがOFFになったかを判定する。
【0054】
ステップS60でYESの場合はステップS61に進み、ステップS45において右旋回時に検出された△PRrb(th)の平均値Σ△PRrb(th)/K1と、ステップS50において左旋回時に検出された△PLrb(ti)の平均値Σ△PLrb(ti)/K2との差を求め、この差が所定値Prefより小さいかを判定し、この処理によりバケット13中に土砂が入っていない状態で旋回していることを判定して除外することができる。なお、ステップS63の処理は、作業検出精度は多少落ちるが省略することも可能である。次に、ステップS64において、バケットダンプ操作開始時刻Tbckt直前の所定時間△Tの平均ブームシリンダ圧力PRrbbを求める。ステップS65において、平均ブームシリンダ圧力PRrbbに所定の圧力−重量変換係数kを掛けてバケット13が1回当たり運搬した土砂の荷重を求める。続いて、ステップS66において通信制御部196に土砂の荷重と土砂をホッパに投入した時間(バケットダンプ操作開始時刻)をセットする。なお、本実施形態では、バケットダンプ時の油圧ショベル1の放土姿勢があまり変化しないので、補正を土量算出時にしなくてもよいが、ブームの角度センサに加えてアーム角度センサやバケット角度センサを用いて姿勢を求めて荷重の計算をしてもよい。
【0055】
ステップS59、ステップS60、およびステップS63に該当しないときは、図11に示すフローチャートの「B」のステップS58に戻り、全てのフラグがゼロに設定され、さらにステップS42に戻る。また、作業検出が一巡する毎に「C」のステップS41に戻り作業検出処理が繰り返される。
【0056】
なお、ステップS59およびステップS60は、多少精度が落ちるもののこれらのステップの処理を省略することもできる。
【0057】
次に、土量管理装置27の計測制御プログラム275cで設定するコマンドの構成について説明する。
【0058】
図13は、土量管理装置27に接続された計測開始ボタン27aが押された時に生成されるデータ要求コマンド30と、計測終了ボタン27bが押された時に生成されるデータ送信停止コマンド31を示す図である。
【0059】
同図において、データ要求コマンド30は、無線機26にコマンドの送信を指示する無線機制御用コード301と、データを要求する油圧ショベルの号機を示す号機コード302と、データの要求を指示するデータ要求コード303と、1コマンドが終了したことを意味するデータ列終了コード304とから構成される。
【0060】
また、データ送信停止コマンド31は、データ要求コマンドと同様に無線機26にコマンドの送信を指示する無線機制御用コード311と、データの送信停止を指示する油圧ショベルの号機を示す号機コード312と、データの送信の停止を指示するデータ送信停止コード313と、データ列終了コード314とから構成される。
【0061】
図14は、荷重計測装置本体19(19’)が土量管理装置27に送信する荷重データの構成を示す図である。
【0062】
同図において、荷重データは、無線機26によってデータを受信したことを示す無線機制御用コード321と、データの送信元を示す油圧ショベルの号機コード322と、土砂の荷重や土砂がホッパ4へ投入された時間等の作業量に関するデータで構成した荷重データ323と、データ列の最後であることを示すデータ列終了コード324とから構成される。
【0063】
データ要求コマンド30が、土量管理装置27から1号機と2号機の荷重計測装置本体19,19’へ送信されると、コマンドを受信したそれぞれの荷重計測装置本体19,19’は、土量管理装置27へ荷重データ32を送信する。さらに、データ送信停止コマンド31が、土量管理装置27から1号機と2号機の荷重計測装置本体19,19’へ送信されると、コマンドを受信したそれぞれの荷重計測装置本体19,19’は荷重データの送信を終了する。
【0064】
次に、荷重計測装置本体19の計測制御プログラム195eの処理手順を図15に示すフローチヤートを用いて説明する。
【0065】
このプログラムは、スタートプログラム195aが終了した後に実行される。まず、ステップS70において、1号機へのデータ要求コマンドを受信したか否かを判定する。ここでは、データ要求コマンド30の号機コード302が1号機(例えば、001〉であるかを判定する。ここで、号機コードが001でない場合は、ステップS72に進む。号機コードが001である場合は、ステップS71において作業検出プログラムの起動を行う。これにより、油圧ショベル1aがホッパ4に投入する作業と土砂の量の計測が開始される。
【0066】
続いて、ステップS72ではデータ送信停止コマンド31を受信したか否かを判定する。ここでもコマンド内部の号機コード312が1号機を示す001かを判定する。001でなければ次のステップS74へ進む。号機コード312が001であれば、ステップS73で作業検出プログラムを終了し、荷重データの送信を停止する。
【0067】
次に、ステップS74において1号機の油圧ショベルのキースイッチがOFFであるかを判定する。OFFであればプログラム処理を終了し、ON中はステップS70からの処理を続ける。
【0068】
計測制御プログラム195eは、2号機についても上記と同一の処理を行う。ただし、号機コードを001ではなく002等の他の号機コードとなる。
【0069】
次に、土量管理装置27の計測制御プログラム275cの処理手順を図16に示すフローチャートを用いて説明する。
【0070】
土量管理装置27のスタートプログラム275aにおいて、日毎の履歴やバージ船3毎の履歴等が初期化された後、計測制御プログラム275cが起動する。まず、ステップS80において、管理者が土砂の量の計測を開始する時に押す計測開始ボタン27aが押された時に土量管理装置27に入力される計測開始信号SがONであるか否かを判定する。ONでない場合は、ステップS82に進む。ONの場合はステップS81においてデータ要求コマンドの設定と送信を行う。ここでは、図13に示すデータ要求コマンド30を1号機用と2号機用とに分けて作成する。1号機用のデータ要求コマンド30は号機コードを001に設定し、2号機用のデータ要求コマンド30は号機コードを002に設定し、順番に通信制御部277にセットし送信する。
【0071】
次に、ステップS82において通信制御部277に1号機の荷重データを受信しているか否かを判定する。ここでは、受信した荷重データの中の号機コードが001であるかを判定し、001であれば、ステップS83の作業管理プログラム275bを実行する。作業管理プログラム275bでは、受信した1号機の荷重データすなわちホッパ4へ投入した土砂の量を表示装置28に表示するとともに、日毎およびバージ船3毎の1号機の土砂の量や投入回数を計算し履歴として記憶し、表示装置28に表示する。また、1号機および2号機がホッパ4に投入した土砂の時間当たりの量や日毎およびバージ船3毎の総量や合計回数も計算し記憶して表示する。
【0072】
次に、ステップ84において2号機の荷重を通信制御部277が受信しているか否かを判定する。ここでは、受信した荷重データの中の号機コードが002であるか否かを判定する。002であれば、ステップS83の作業管理プログラム275bを実行する。作業管理プログラム275bでは、受信した2号機の荷重データすなわちホッパ4へ投入した土砂の量を1号機と同じ表示装置28に表示するともに、日毎およびバージ船3毎の2号機がホッパ4へ投入した土砂の量や投入回数を履歴として記憶し、表示装置28に表示する。さらに、1号機と2号機がホッパ4に投入した土砂の時間当たりの量や日毎およびバージ船3毎の総量や合計回数も計算し記憶して表示装置28に表示する。
【0073】
次に、ステップS85において、管理者が土砂の量の計測を終了する時に押す計測終了ボタン27bが押されたときに土量管理装置27に入力される計測終了信号EがONであるか否かを判定する。ONではない場合は、ステップS87に進む。ONである場合はステップS86においてデータ送信停止コマンドの設定を行う。ここでは、図13に示すデータ送信停止コマンド31を1号機用と2号機用に分けて作成する。1号機用のデータ送信停止コマンド31は号機コードを001に設定し、2号機用のデータ送信停止コマンド31は号機コードを002に設定し、順番に通信制御部277にセットして送信する。
【0074】
次に、ステップS87においてプログラム終了信号がONか否かを判定する。ここで、ONの場合は、ステップS88において土量管理装置27本体の電源が自動的に切れる。また、ONでない場合は、ステップS80からの処理を繰り返す。
【0075】
以上のように、本実施形態では、2台の油圧ショベル1a,1bの作業量を1台の管理装置25で管理し、1台の表示装置28で荷重計測装置19,19’によって荷重計測された作業量を統合して表示することができるので、管理者が目視で2台分の作業量を管理することなく、1つの表示装置で2台の作業量を同時に管理できるので管理者の負担が軽減される。
【0076】
また、油圧ショベル1a,1bと管理装置25とをケーブルで接続し計測を行うと、油圧ショベルは360度以上旋回することが可能なためケーブルがしばしば切れることがあるが、本実施形態によれば、無線機を用いてデータの通信を行っているので、安全確実に作業量の管理ができる。
【0077】
なお、本実施形態では、2台の油圧ショベルの場合を例にして説明したが、3台以上の油圧ショベルを用いる場合も同様に作業量の管理を行うことができる。
【0078】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の油圧ショベルの作業量モニタ装置は、「課題を解決するための手段」の項に示した手段を採用しているので、少なくとも2台以上の油圧ショベルが土砂を掬い出してホッパに投入する作業において、これらの油圧ショベルの作業量を管理するための管理者の負担を軽減することができる。また、本発明の油圧ショベルの作業量モニタ装置を具体化する場合に、特に、特許請求の範囲の請求項2に記載のように具体化すれば、無線を使って油圧ショベルと管理手段間の通信を行うことができるので、ケーブルで通信する場合のようにケーブル切断による通信ができなくなることがなくなり、確実に作業量の管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる油圧ショベルの作業量モニタ装置を示すブロック図である。
【図2】揚土船2上で稼働する油圧ショベル1a,1bの作業形態の一例を示す図である。
【図3】荷重計測装置本体19の構成を示すブロック図である。
【図4】土量管理装置27の構成を示すブロック図である。
【図5】荷重計測装置本体19(19’)の演算処理時に使用され前もって設定されるブーム境界角度αを説明するための図である
【図6】荷重計測装置本体19(19’)に入力する各種信号の波形およびその内部で演算処理された各種信号の波形を示す図である。
【図7】荷重計測装置本体19(19’)の位置教示プログラム195cの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】荷重計測装置本体19a(19b)に格納される作業検出プログラム195bとして、作業検出プログラム(1)を用いた場合の処理手順を示すフローチヤートである。
【図9】荷重計測装置本体19a(19b)に格納される作業検出プログラム195bとして、作業検出プログラム(1)を用いた場合の処理手順を示すフローチヤートである。
【図10】荷重計測装置本体19a(19b)に格納される旋回境界時間(Tswref)を設定するために使用される旋回境界時間教示プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】荷重計測装置本体19(19’)に格納される作業検出プログラム195bとして、作業検出プログラム(2)を用いた場合の処理手順を示すフローチヤートである。
【図12】荷重計測装置本体19(19’)に格納される作業検出プログラム195bとして、作業検出プログラム(2)を用いた場合の処理手順を示すフローチヤートである。
【図13】土量管理装置27に接続された計測開始ボタン27aが押された時に生成されるデータ要求コマンド30と、計測終了ボタン27bが押された時に生成されるデータ送信停止コマンド31を示す図である。
【図14】荷重計測装置本体19(19’)が土量管理装置27に送信する荷重データ32の構成を示す図である。
【図15】1号機の荷重計測装置本体19の計測制御プログラム195eの処理手順を示すフローチヤートである。
【図16】土量管理装置27の計測制御プログラム275cの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b 油圧ショベル
2 揚土船
3 パージ船
4 ホッパ
5 圧送ポンプ
11 ブーム
12 ブームシリンダ
121 ボトム室
122 ロッド室
123,124 圧力センサ
13 バケット
17 バケット操作レバー
18 旋回操作レバー
19,19’荷重計測装置本体
195b 作業検出プログラム
195c 位置教示プログラム
195d 旋回境界時間教示プログラム
195e 計測制御プログラム
20 ブーム角度センサ
21 教示開始ボタン
22 ブーム境界角度教示ボタン
23 旋回境界時間教示ボタン
24,24’26 無線機
25 管理装置
27 コンピユータ
275b 作業管理プログラム
275c 計測制御プログラム
28 表示装置

Claims (2)

  1. 油圧ショベル及びホッパを備え、土砂を油圧ショベルで掬いに行く第一の作業と、この掬った土砂の入った油圧ショベルのバケットをホッパへ移動する第二の作業と、このホッパへ移動した油圧ショベルのバケットから土砂をホッパに投入する第三の作業とを反復して土砂を掬い上げる作業を行う揚土船上に設けられ、第三の作業に関する油圧ショベルの作業量をモニタする油圧ショベルの作業量モニタ装置において、
    複数台設けられた油圧ショベルの各々の作業量を計測する作業量計測手段と、前記計測された各々の作業量を1つの表示手段に表示して管理する管理手段とを備え、作業量計測手段は、第二の作業が行われていることを判断するための第二の作業の判断手段と、バケットのダンプ操作が有ることを判断するためのダンプ操作の判断手段と、ホッパに投入するバケット内の土砂の荷重を検出するための荷重の検出手段とを設けて、第二の作業の判断手段で第二の作業が行われていると判断され、かつ、ダンプ操作の判断手段でバケットのダンプ操作が有ると判断された場合に、ホッパに投入するバケット内の土砂の荷重を荷重の検出手段で検出することができるように構成していることを特徴とする油圧ショベルの作業量モニタ装置。
  2. 請求項1記載の油圧ショベルの作業量モニタ装置において、前記の複数台設けられた油圧ショベルの各々の作業量を計測する作業量計測手段によって計測された各々の作業量を前記管理手段に伝送する無線通信手段を設けたことを特徴とする油圧ショベルの作業量モニタ装置。
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