JP3576447B2 - テンションローラ制動装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テンションローラ制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
整経機などの巻き取り機に多くの糸を同時に巻き取るためには、巻き取られるすべての糸の張力を一定に保持しておくことが好ましい場合が多い。そのために、例えば特開平11−301927号公報に記載されているような張力制御装置が各糸について用いられている。かかる張力制御装置は、DCモータを利用した回生ブレーキデバイスと、その回転軸に連結されたテンションプーリとを備えており、回生ブレーキデバイスで所定のトルクを発生させることにより、テンションプーリに架張された糸に所定の張力を付与することができるようになっている。
【0003】
上述の公報に記載された張力制御装置では、何らかの理由により巻き取り機が急に停止した際でもテンションローラの回転が惰性により直ぐには停止しないため、テンションローラと巻き取り機との間の糸が弛んで断線や糸の損傷などが生じるといった不都合が生じてしまうおそれがある。そこで、これを防止するために、巻き取り機の停止信号を張力制御装置に与え、そのコイルの前後に設けられたスイッチを電気的に閉じてコイルを短絡させることによってテンションローラを停止させるという方式が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような制動方式を採用した張力制御装置には、以下のような問題がある。まず、巻き取り機に関連するすべての張力制御装置それぞれに巻き取り機の停止信号を与える必要があり、そのために巻き取り機と個々の張力制御装置との間に例えば1000以上の非常に多数の配線を設ける必要が生じ、張力制御装置を含むシステム構成が複雑になってしまう。次に、巻き取り機からの停止信号に応答してスイッチを電気的に閉じるためにスイッチに電力を供給する必要が生じ、そのためにも非常に多数の配線が必要となってシステム構成が複雑になってしまう。
【0005】
このように、既存の張力制御装置には、巻き取り機の急停止などに起因した糸の弛みを防止しようとすると、非常に多数の配線が必要となってテンションローラを含むシステム構成がきわめて複雑になってしまうとともに、スイッチの開閉に伴って電力消費量が増大してしまうという問題がある。そこで、本発明の目的は、無配線且つ無給電で糸の弛みを極力防止することが可能なテンションローラ制動装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のテンションローラ制動装置は、テンションローラに架張された線状物に付与された張力に応じた位置に移動する可動部材と、所定値以下の張力に対応した所定位置に前記可動部材があるときに前記テンションローラの回転を停止させることが可能なローラ回転制動手段とを備えている。
【0007】
請求項1によると、線状物に付与された張力に応じた位置に可動部材が移動し、所定値以下の張力に対応した所定位置に可動部材があるときにローラ回転制動手段がテンションローラの回転を停止させる。つまり、線状物の張力が小さくなると可動部材が移動し、ローラ回転制動手段によってテンションローラが停止させられる。従って、巻き取り機の停止信号および電力を個々のテンションローラ制動装置に与えなくとも自律的にテンションローラを停止させて線状物の弛みを極力防止することが可能となって、テンションローラを含むシステムを無配線且つ無給電の簡略な構成とすることができるようになる。
【0008】
また、請求項2のテンションローラ制動装置は、前記ローラ回転制動手段が、コイルを含んでいると共に前記テンションローラに連結されており、前記可動部材が前記所定位置にないときに所定の大きさのトルクを発生する回生ブレーキデバイスと、前記可動部材が前記所定位置にあるときに前記回生ブレーキデバイス内の前記コイルを短絡状態とする接点を有するスイッチとを備えていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項2によると、可動部材が所定位置にあるときにスイッチが働いて回生ブレーキデバイス内のコイルが短絡状態となる。そのため、回生ブレーキデバイスに連結されたテンションローラの回転が停止させられる。すなわち、線状物に付与される張力の減少を外部からの信号に因らずに可動部材の位置に基づいて電気的に検出して、無配線且つ無給電の簡略な構成で線状物の弛みを極力防止することができる。
【0010】
また、請求項3のテンションローラ制動装置は、前記ローラ回転制動手段が、前記可動部材が前記所定位置にあるときに前記テンションローラと直接的に接触する摩擦制動部材を備えていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3によると、可動部材が所定位置にあるときにテンションローラと直接的に接触する摩擦制動部材をローラ回転制動手段が備えているので、可動部材の位置に基づいて機械的にテンションローラを停止させて、無配線且つ無給電の簡略な構成で線状物の弛みを極力防止することができる。
【0012】
本発明において、請求項2のスイッチを用いた制動方式と請求項3の摩擦制動部材を用いた制動方式は併用することが可能であり、これによって、より迅速にテンションローラを停止させることが可能となる。
【0013】
また、請求項4のテンションローラ制動装置は、前記ローラ回転制動手段が、コイルを 含んでいると共に前記テンションローラに連結されており、前記可動部材が前記所定位置にないときに所定の大きさのトルクを発生する回生ブレーキデバイスをさらに備えたものである。そして、前記回生ブレーキデバイスは、前記コイルを含むロータがステータ磁石の内側に設けられたインナーロータ型であることを特徴としている。
【0014】
請求項4によると、ロータの慣性モーメントがアウターロータ型のものよりも小さくなって張力の追従性がよくなり、ブラシレスの簡略化された構成となって優れた耐久性が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態に関わるテンションローラ制動装置及びテンションローラの斜視図であり、図1はこのテンションローラとともに用いられる整経機が動作していて糸が巻き取られているとき、図2は整経機が停止しているときをそれぞれ示している。図3は、本実施の形態のテンションローラ制動装置の回路図である。図1および図2に示されたテンションローラ制動装置1は、基板3と、糸押さえ5と、出口プーリ6と、回生ブレーキデバイス7と、取付金具8と、アーム10と、リミットスイッチ12とを具備している。
【0017】
円盤状のテンションローラ4は、回転軸9を中心として回転可能であり、そのほぼ全周にわたって糸2が巻き掛けられる。
【0018】
基板3の裏面に配置された回生ブレーキデバイス7は、回転軸9によってテンションローラ4と連結されている。回生ブレーキデバイス7としては、これに含まれるコイル17(図3参照)とスイッチ12との接続を容易とするために、磁石がロータであってコイル17を含むアマチュアがステータとなったタイプのものであることが好ましい。なお、回生ブレーキデバイス7のタイプはこれに限定されるものではなく、例えば上述した特開平11−301927号公報に記載されているようなインナーロータ型であって、コイルを含むロータがステータ磁石の内側に設けられているものであってもよい。
【0019】
取付金具8は、他部材にテンションローラ制動装置1を取り付けるための部材であって、基板3と互いに接続されている。アーム10は、短冊状部材を曲げ加工したような形状の部材であり、その一端側において軸11を中心として基板3と回動可能に接続されており、図示しない弾性部材(例えばコイルバネ)によって常に基板3から離れる方向に付勢されている。また、アーム10の他端側には出口プーリ6が取り付けられている。そのため、アーム10は、糸2に張力が加えられていないとき(すなわち糸2が巻き取られていないとき)には、コイルバネの弾性力によって図2に示したように基板3から離隔した位置にあり、糸2に加えられる張力が大きくなるにつれてコイルバネの弾性力に抗して基板3に近づく。そして、一定以上の張力が加えられて糸2が巻き取られると、図1に示すように、アーム10の側面が基板3の側面に当接した状態となる。このとき、アーム10は、出口プーリ6を挟んで出口プーリ6よりも下流側の整経機(図示せず)側に送られる糸とほぼ直角をなしている。
【0020】
リミットスイッチ12は、基板3上に配置されており、アーム10が基板3の側面に当接しているときにアーム10の側面によってリミットスイッチ12のB接点が開かれ、それ以外の時にはリミットスイッチ12のB接点が閉じられる。図3に示すように、リミットスイッチ12は、回生ブレーキデバイス7のコイル17を短絡させることができるようにその両端に制御回路16と並列に接続されている。制御回路16は、スイッチ12が開いているとき(すなわち糸2が巻き取られているとき)に、コイル17で発生した逆起電圧を整流するとともに、ロータの回転数に因らず一定の電流をコイル17に流すように制御する。これによって、回生ブレーキデバイス7が所定の大きさのトルクを発生するので、糸2が整経機によって巻き取られている間の糸2の張力を糸2の走行速度に拘わらず一定に維持できるようになっている。
【0021】
次に、本実施の形態のテンションローラ制動装置1の動作について説明する。糸2がテンションローラ4および出口プーリ6に巻き掛けられただけで糸2が静止している初期状態では、図2に示すようにアーム10が基板3から離隔している。そのため、スイッチ12のB接点が閉じられてコイル17が短絡し、テンションローラ制動装置1によるブレーキ力が最大となっている。
【0022】
この状態から下流にある整経機へと糸2を巻き取り始めると、糸2が走行し始めるとともにテンションローラ4が回転し、糸2の張力が徐々に増加する。そして、ある程度張力が大きくなると、アーム10がコイルバネの弾性力に抗して基板3方向に回動し、ついには図1に示すようにアーム10の側面が基板3の側面と当接し、リミットスイッチ12のB接点が開く。これによりコイル17からの電流が制御回路16で制御されるようになって、上述したように糸2に一定の張力が与えられるようになる。
【0023】
そして、何らかの理由によって整経機が急停止したり、テンションローラ4と整経機との間での糸切れが生じたりするなどによって糸2の張力が小さくなると、コイルバネの弾性力が張力に打ち勝ってアーム10が基板3から離れる方向に回動し、テンションローラ制動装置1は図2に示された状態に戻る。すると、スイッチ12のB接点が閉じられて、コイル17が短絡し、瞬時に大きなブレーキ力が発生してテンションローラ4は急停止する。そのため、テンションローラ4が惰性により回転し続けることがなく、テンションローラ4と整経機との間における糸2の弛みを最小限に抑制することができるようになる。
【0024】
このように、本実施の形態のテンションローラ制動装置1によると、整経機の停止信号および電力を個々のテンションローラ制動装置1に与えなくとも自律的にテンションローラ4を停止させて糸2の弛みを極力防止することが可能となって、テンションローラ4を含むシステムを無配線且つ無給電の簡略な構成とすることができるようになる。なお、本実施の形態のテンションローラ制動装置は、スイッチ12の開閉に伴う回路内の電流変化を検出することによって糸切れ検出を行うために用いることも可能である。
【0025】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4および図5は、本発明の第2の実施の形態にかかるテンションローラ制動装置及びテンションローラの斜視図であり、図4はこのテンションローラとともに用いられる整経機が動作していて糸が巻き取られているとき、図5は整経機が停止しているときをそれぞれ示している。図4および図5に示されたテンションローラ制動装置21は、基板23と、出口プーリ26と、回生ブレーキデバイス27と、アーム30と、摩擦制動部材32とを具備している。
【0026】
円盤状のテンションローラ24は、回転軸29を中心として回転可能であり、そのほぼ全周にわたって糸2が巻き掛けられる。出口プーリ26は、テンションローラ24の下流側に配置されており、糸を整経機(図示せず)へと導く。
【0027】
基板3裏面に配置された回生ブレーキデバイス27は、回転軸29によってテンションローラ24と連結されている。回生ブレーキデバイス27としては、例えば上述した特開平11−301927号公報に記載されているようなインナーロータ型であって、コイルを含むロータがステータ磁石の内側に設けられており、制御回路がロータと一体に回転するものであってもよい。本実施の形態でこのような回生ブレーキデバイス27を用いるのは、本実施の形態では第1の実施の形態のようなコイルを含む回路に組み込まれるリミットスイッチを用いないからである。そして、このような回生ブレーキデバイス27を用いることによって、ロータの慣性モーメントがアウターロータ型のものよりも小さくなって張力の追従性がよくなり、ブラシレスの簡略化された構成となって優れた耐久性が得られるという利点がある。なお、回生ブレーキデバイス27としては、第1の実施の形態で説明したような磁石がロータであってコイル17を含むアマチュアがステータとなったタイプのものであってもよいし、他の制動デバイスを用いてもよい。
【0028】
なお、この回生ブレーキデバイス27の制御回路は、第1の実施の形態と同様に、コイルで発生した逆起電圧を整流するとともに、ロータの回転数に因らず一定の電流をコイルに与えるように制御する。これによって、糸2が整経機によって巻き取られている間の糸2の張力を糸2の走行速度に拘わらず一定に維持できるようになっている。
【0029】
アーム30は、およそ120°程度の角度をなすように屈曲接続されているとともに、軸31を中心として基板23に対して回動可能に接続されており、一方の端部には円筒形状の摩擦制動部材32が取り付けられている。また、アーム30の他方の端部には出口プーリ26が取り付けられている。
【0030】
アーム30は、図示しない弾性部材(例えばコイルバネ)によって常に出口プーリ26が取り付けられた側の端部が基板23から離れる方向に付勢されている。そのため、糸2に張力が加えられていないとき(すなわち糸2が巻き取られていないとき)には、コイルバネの弾性力によって図5に示したように、出口プーリ26は基板23から離隔した位置にあり、摩擦制動部材32はテンションローラ24と当接するような位置にある。そして、糸2に加えられる張力が大きくなるにつれて、コイルバネの弾性力に抗して出口プーリ26は基板23に近づき、摩擦制動部材32はテンションローラ24から離れていき、やがて図4に示すように、出口プーリ26が取り付けられた側においてアーム30の側面が基板23と当接する限界位置に達する。
【0031】
摩擦制動部材32は、テンションローラ24との摩擦係数が大きくなるように例えばフェルトや不織布などが表面に貼付されたものであってよく、テンションローラ24の側面と当接することによって摩擦力によりその回転を停止させる。
【0032】
次に、本実施の形態のテンションローラ制動装置21の動作について説明する。糸2がテンションローラ24および出口プーリ26に巻き掛けられただけで糸2が静止している初期状態では、図5に示すようにアーム30の出口プーリ26が取り付けられた側が基板23から離隔しており摩擦制動部材32がテンションローラ24に当接している。
【0033】
この状態から下流にある整経機へと糸2を巻き取り始めると、糸2が走行し始めるとともにテンションローラ24が回転し、糸2の張力が徐々に増加する。そして、張力の増加に対応してコイルバネの弾性力に抗して摩擦制動部材32がテンションローラ24から離れ出口プーリ26が取り付けられた側のアーム30が基板23方向に回動し、ついには図4に示すように限界位置に達する。その後、テンションローラ24の回転数が増加したとしても、制御回路による制御によって糸2にはより大きな張力が加えられることはなく、糸2には一定の張力が与えられる。
【0034】
そして、何らかの理由によって整経機が急停止したり、テンションローラ24と整経機との間での糸切れが生じたりするなどによって糸2の張力が小さくなると、コイルバネの弾性力が張力に打ち勝って出口プーリ26が取り付けられた側のアーム30が基板23から離れる方向に回動し、テンションローラ制動装置21は図5に示された状態に戻る。すると、摩擦制動部材32がテンションローラ24に当接して、テンションローラ24に大きなブレーキ力が加えられてテンションローラ24は急停止する。そのため、テンションローラ24が惰性により回転し続けることがなく、テンションローラ24と整経機との間における糸2の弛みを最小限に抑制することができるようになる。
【0035】
このように、本実施の形態のテンションローラ制動装置21によると、整経機の停止信号および電力を個々のテンションローラ制動装置21に与えなくとも自律的にテンションローラ24を停止させて糸2の弛みを極力防止することが可能となって、テンションローラ24を含むシステムを無配線且つ無給電の簡略な構成とすることができるようになる。
【0036】
以上本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された限りにおいて様々な設計変更を行うことが可能である。例えば、第1の実施の形態ではリミットスイッチを用いてテンションローラの回転を停止させ、第2の実施の形態では摩擦制動部材を用いてテンションローラの回転を停止させたが、これらの両方を用いて停止させるようにすれば、より迅速にテンションローラを停止させることが可能となって、糸の弛みをより効果的に防止することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によると、巻き取り機の停止信号および電力を個々のテンションローラ制動装置に与えなくとも自律的にテンションローラを停止させて線状物の弛みを極力防止することが可能となって、テンションローラを含むシステムを無配線且つ無給電の簡略な構成とすることができるようになる。
【0038】
また、請求項2によると、線状物に付与される張力の減少を外部からの信号に因らずに可動部材の位置に基づいて電気的に検出して、無配線且つ無給電の簡略な構成で線状物の弛みを極力防止することができる。
【0039】
また、請求項3によると、可動部材の位置に基づいて機械的にテンションローラを停止させて、無配線且つ無給電の簡略な構成で線状物の弛みを極力防止することができる。
【0040】
請求項4によると、ロータの慣性モーメントがアウターロータ型のものよりも小さくなって張力の追従性がよくなり、ブラシレスの簡略化された構成となって優れた耐久性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるテンションローラ制動装置及びテンションローラの斜視図であって、整経機が動作していて糸が巻き取られているときの状態を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかるテンションローラ制動装置及びテンションローラの斜視図であって、整経機が停止しているときの状態を示す図である。
【図3】図1および図2に示すテンションローラ制動装置の回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかるテンションローラ制動装置及びテンションローラの斜視図であって、整経機が動作していて糸が巻き取られているときの状態を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかるテンションローラ制動装置及びテンションローラの斜視図であって、整経機が停止しているときの状態を示す図である。
【符号の説明】
テンションローラ制動装置
2 糸
3 基板
4 テンションローラ
5 糸押さえ
6 出口プーリ
7 回生ブレーキデバイス
8 取付金具
9 回転軸
10 アーム
11 軸
12 リミットスイッチ
16 制御回路
17 コイル

Claims (4)

  1. テンションローラに架張された線状物に付与された張力に応じた位置に移動する可動部材と、
    所定値以下の張力に対応した所定位置に前記可動部材があるときに前記テンションローラの回転を停止させることが可能なローラ回転制動手段とを備えていることを特徴とするテンションローラ制動装置。
  2. 前記ローラ回転制動手段が、
    コイルを含んでいると共に前記テンションローラに連結されており、前記可動部材が前記所定位置にないときに所定の大きさのトルクを発生する回生ブレーキデバイスと、
    前記可動部材が前記所定位置にあるときに前記回生ブレーキデバイス内の前記コイルを短絡状態とする接点を有するスイッチとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のテンションローラ制動装置。
  3. 前記ローラ回転制動手段が、前記可動部材が前記所定位置にあるときに前記テンションローラと直接的に接触する摩擦制動部材を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のテンションローラ制動装置。
  4. 前記ローラ回転制動手段が、
    コイルを含んでいると共に前記テンションローラに連結されており、前記可動部材が前記所定位置にないときに所定の大きさのトルクを発生する回生ブレーキデバイスをさらに備えており、
    前記回生ブレーキデバイスは、前記コイルを含むロータがステータ磁石の内側に設けられたインナーロータ型であることを特徴とする請求項3に記載のテンションローラ制動装置。
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