JPS5815420Y2 - 回転式糸張力調整装置 - Google Patents

回転式糸張力調整装置

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Publication number
JPS5815420Y2
JPS5815420Y2 JP1978047354U JP4735478U JPS5815420Y2 JP S5815420 Y2 JPS5815420 Y2 JP S5815420Y2 JP 1978047354 U JP1978047354 U JP 1978047354U JP 4735478 U JP4735478 U JP 4735478U JP S5815420 Y2 JPS5815420 Y2 JP S5815420Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
magnet
rotary
circuit
adjustment device
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978047354U
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English (en)
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JPS54150533U (ja
Inventor
佐藤了
増田武志
Original Assignee
誠研産業株式会社
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Publication date
Application filed by 誠研産業株式会社 filed Critical 誠研産業株式会社
Priority to JP1978047354U priority Critical patent/JPS5815420Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は糸切れの際に直ちに回転式張力調整装置の回転
を停止させ、切れた糸等が回転式張力調整装置やガイド
に捲き付くことを防止させる回転式糸張力調整装置に関
するものである。
糸の張力を調整する装置を大別すると、固定式と回転式
とに分類される。
固定式の張力調整装置は、固定したガイドに可動ガイド
をのせ、その間に糸を通すことにより糸に張力を与える
もので、その際の糸の張力は可動ガイドの重量を変える
ことにより変化せしめるようになっている。
しかしながら、上記の如く糸にかかる張力の調整のため
には、その必要張力に応じて可動ガイドの重量を其の都
度変えてやらねばならず、手間がかかるばかりでなく、
糸の摩擦を利用するため、糸目体に損傷を与えやすいと
いう欠点がある。
一方、回転式の張力調整装置は、例えば第1図に示すよ
うに、回転式張力調整装置1の断面より見てV字型糸把
持部2を有する円板状の糸案内リール3が軸受4により
張力調整装置10本体5に植立された軸6に回転自在に
軸支されている。
糸案内リール3の下方には金属板7(回転磁性体)が設
けられ、これと対抗するようにマグネット(電磁石)8
が本体5に取付けられ、このマグネット8に加える電流
値を電圧調整器で変えて磁力を調節して案内リール3に
加わるブレーキ力を調整するようになっている。
第2図は電気回路図で、電圧を可変できる電圧調整器9
に複数個のマグネット8が並列に配線され、糸Yの必要
とする張力に応じて電圧E1が印加されるようになって
いる。
前記構造の張力調整装置によれば、マグネット8の励磁
力を変化させることにより、強磁性体からなる金属板7
0回転を停止しようとする力が働くので、糸案内リール
3を介して糸Yにブレーキ力が作用するが、このブレー
キ力は電圧E1を変更することによって連続的に変化す
るので、簡単に、全錘同時でしかも正確に糸張力を調整
できるという効果がある。
一般に、前記糸張力調整時にマグネット8に作用する電
圧は小さいものであり、糸切れが発生した場合には、糸
案内リール3は直ちに停止せず、慣性のために回転を継
続する。
この傾向は糸速が高速であればある程大きく、したがっ
て糸切れが発生した際には案内リール3が回転して糸端
がこれに巻き付き、回転が止まる!でにはかなりの長さ
の糸が巻き付いてし1う。
糸が案内リールやガイド類にからまるとこれを除去する
のが非常に煩雑であり、工程をかなりの時間中断すると
いう問題があったのである。
本考案は前記従来の張力調整装置の有する欠点を解消す
るために得られたものであって、回転式張力調整装置に
よる糸の張力調整中の糸切れ発生時に、直ちに案内リー
ルの回転を停止させることにより、切断した糸の端部が
この案内リール等に捲きつき、からみあうことを防止す
ることを目的とした装置を提供しようとするものである
この目的を達成するための本考案は、マグネットの磁力
により回転体に回転抵抗を付与して糸の張力調整を行う
回転式糸張力調整装置の電気回路において、前記マグネ
ットを利用して糸切れ時に前記回転体を急停止させるべ
く、前記電気回路に、糸切れ時に作動するスイッチと、
そのスイッチ作動時に該マグネットへのブレーキ電圧な
印加せしめる短時間通電回路を設けた回転式糸張力調整
装置を特徴とするものである。
以下図面を参照して本考案の実施例について説明する。
第3図は本考案の実施例における回転式張力調整装置の
電気回路図、第4図および第5図は第3図における短時
間通電回路の拡大詳細図である。
まず本考案の実施例では、第1図に示した回転式張力調
整装置1のコイル状のマグネット8に対する電圧を調整
して、その磁力に応じて金属板7にプレーキカを作用さ
せて糸の張力を調整する回転方式の糸張力調整装置を使
用し、その電気回路を第3図ないし第6図にて説明する
が、第2図の従来例における回路図と同じ部品は同じ部
品番号で示している。
本考案の回転式張力調整装置1の電気回路においては、
糸Yのテンション調整用のコイルを使用したマグネット
8に対する電圧なElにて示しており、一方、糸切れの
際作動する糸切れスイッチ10を設け、糸切れが発生す
ると、この糸切れスイッチ10が作動し、短時間通電回
路11がつながるようになっている。
短時間通電回路11は第4図の詳細図で示すように、コ
ンデンサーCの充電電流(例えば本実施例では600か
も1000 pF )を利用して回転式張力調整装置1
のマグネット8にブレーキ用電圧E2をかげるもので、
Rは放電用抵抗(例えば本実施例では10から2OKΩ
程度のもの)が使用される。
ここで糸の張力調整用電圧E1とブレーキ電圧E2は常
に、El(E2の関係にあるため、ブレーキ電圧E2が
張力調整用電圧E□に流入するのを防止するため、第3
図に示すようにダイオード12を設けている。
短時間通電回路11は、回転式の糸張力調整装置1のマ
グネット8に高圧のブレーキ電圧E2が長時間印加され
ることによって回路に事故が発生するのを防止するため
のものである。
この短時間通電回路としては、第4図の如<C,Rによ
る時定数を有する回路や、第5図の如く半導体装置を組
合せた回路を使用することもできる。
次に作用効果を説明すれば、通常の動作状態においては
電圧E1がマグネット8に印加されているので、糸張力
は全錘−斉にしかも正確に調整される。
一方、糸切れが発生した際には、糸切れスイッチ10が
動作し、短時間通電回路11を通じてブレーキ電圧E2
を短時間マグネット8に印加する。
マグネット8に高電圧が印加されると金属板7が強力に
磁力吸引され、案内リール3が急停止する。
したがって切断した糸は案内リール3によって引き取ら
れないので、糸端部がこの案内リールに捲き付いたり、
他の部材にからするということがなくなり、従来の装置
の如くから1つた糸を除去するという煩雑な作業がなく
なるので、工程管理上非常に有利となる。
以上のように本考案によれば、糸の張力調整を行う回転
体に回転抵抗を付与するマグネットを利用して、糸切れ
時に回転体を急停止するようにしたので、特別急停止用
のマグネットを設けなくても、電気回路を改良するだけ
の簡単な機構で回転体を急停止させることができる。
従って、常に糸切れに注意しなげればならない従来装置
のように切断した糸が回転体等にからまったりすること
がなく、糸の切断事故処理を迅速に行うことができる。
捷た、マグネットへ印加するブレーキ電圧の回路を短時
間通電回路にしたことにより、高電圧による回路の故障
を防止できる等本考案は、従来のマグネットを利用した
回転式張力調整装置の電気回路にブレーキ電圧を短時間
印加する回路を併設するだけで簡単に実施できるので、
実用上極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転式糸張力調整装置の要部の側断面図、第2
図は従来例における回転式張力調整装置の電気回路図、
第3図は本考案の実施例における回転式張力調整装置の
電気回路図、第4図および第5図は第3図における短時
間通電回路である。 1・・・・・・回転式張力調整装置、2・曲・糸把持部
、3・・・・・・案内リール、7・・・・・・金属板(
弾磁性体)、8・・・・・・マグネット、10・・・・
・・糸切れスイッチ、11・・・・・・短時間通電回路
、12・・・・・・ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マグネットの磁力により回転体に回転抵抗を付与して糸
    の張力調整を行う回転式糸張力調整装置の電気回路にお
    いて、前記マグネットを利用して糸切れ時に前記回転体
    を急停止させるべく、前記電気回路に、糸切れ時に作動
    するスイッチと、そのスイッチ作動時に該マグネットへ
    のブレーキ電圧な印加せしめる短時間通電回路を設けた
    ことを特徴とする回転式糸張力調製装置。
JP1978047354U 1978-04-11 1978-04-11 回転式糸張力調整装置 Expired JPS5815420Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978047354U JPS5815420Y2 (ja) 1978-04-11 1978-04-11 回転式糸張力調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978047354U JPS5815420Y2 (ja) 1978-04-11 1978-04-11 回転式糸張力調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54150533U JPS54150533U (ja) 1979-10-19
JPS5815420Y2 true JPS5815420Y2 (ja) 1983-03-28

Family

ID=28929071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978047354U Expired JPS5815420Y2 (ja) 1978-04-11 1978-04-11 回転式糸張力調整装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS5815420Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813808U (ja) * 1971-06-23 1973-02-16
JPS517662U (ja) * 1974-07-03 1976-01-20

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813808U (ja) * 1971-06-23 1973-02-16
JPS517662U (ja) * 1974-07-03 1976-01-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54150533U (ja) 1979-10-19

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