JP3575040B2 - 非常用照明器具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、非常用照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
非常用照明器具は、電池および非常点灯点検用の点検スイッチを設け、停電時等に電池により点灯するとともに、通常時に点検スイッチにより非常点灯できるか否かを常時点検できるようにしている。
従来、開口枠の内側に点検スイッチを取付け、その開口枠の孔から点検スイッチを引き下ろしたものがあった(たとえば実開昭60−90705号) 。しかし、開口枠に点検スイッチのスペースを設ける必要があるため、開口枠が大型化する欠点があった。
【0003】
これに対して、図6に示すように器具本体50内に取付けられたボックス58内に点検スイッチ51を設け、点検スイッチ51のひも52をパネル53の内側に垂らしたものがあった。54はランプ、55は取付具、56は天井、57は埋込穴、59はボックス58に取付けられたランプソケット、60はパネル53を支持する開口枠であり、マジックばねにより器具本体50に支持される。
【0004】
この照明器具によれば、開口枠60に点検スイッチ51の取付スペースを設ける必要がなく、小型化できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この非常用照明器具は、開口枠60を外してパネル53を外さなければ点検スイッチ51のひも52を操作することができないという欠点があった。またパネル53の面に点検スイッチ51の影が映った。
したがって、この発明の目的は、器具本体に点検スイッチを設けたものにおいて、開口枠を外すことなく点検スイッチを操作することができるとともに操作片によるパネル面の影を防止することができる非常用照明器具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の非常用照明器具は、天井の埋込孔に取付けられる筒部を有し前記筒部よりも外側方に張り出した非常点灯点検用の点検スイッチを有し前記筒部内にランプが配置されて前記筒部の開口より光を放射する器具本体と、前記筒部の開口の周縁部に設けられて前記開口を塞ぐ透光パネルを取付けるとともに長方形の角孔を形成した開口枠と、前記筒部の内周面に摺動自在に支持されるとともに前記角孔に摺動自在に通されて外端を前記開口枠から突出し内端を前記点検スイッチの作動部にひもにより連結した板状の点検操作片とを備え、前記角孔の長手方向が開口枠の周方向に平行である。
【0008】
【作用】
請求項1の非常用照明器具によれば、開口枠より突出した点検操作片を操作すると点検スイッチが動作し非常点灯を確認することができる。この場合、点検操作片を板状にし開口枠の角孔に通しているため、開口枠を外すことなく点検スイッチを操作でき、また透光パネルの面に点検操作片の影が出ない。また開口枠に板状の点検操作片の一部を突出しているため配光の妨げにならず、さらに点検操作片が板状のため開口枠の長方形の角孔からの光漏れがない。
【0009】
また、前記器具本体が天井の埋込穴に取付けられるものであり、前記点検スイッチは前記器具本体の側部に張り出すように取付けられ、前記点検操作片を貫挿する前記角孔の長手方向が前記開口枠の周方向に平行としたため、板状の点検操作片を器具本体の内側で開口枠と透光パネルとの間の隙間を利用して、器具本体から開口枠の角孔に通すことができるとともに、器具本体の高さが大きくならないので天井裏が低い箇所にもこの非常用照明器具を適用することができる。
【0010】
【実施例】
この発明の一実施例を図1ないし図5により説明する。すなわち、この非常用照明器具は、器具本体1と、開口枠2と、点検操作片3とを有する。器具本体1は、電池4および非常点灯点検用の点検スイッチ5を取付けるとともに光を放つ開口6を有する。実施例の器具本体1は図2に示すように天井7の埋込穴8に取付けられるものであり、器具本体1は埋込穴8に嵌合する筒部9と、筒部9に設けられた支柱部10と、支柱部10から側方に張出した部品取付部11と、筒部9および支柱部11の内側に取付けられた反射鏡12とを有する。また器具本体1の支柱部10に形成した取付具挿通スリット13に図6と同様な構造の取付具(図示せず)を取付けて天井裏に係止するとともに、筒部9の端部に外向きつば14を形成して埋込穴8の縁部に係止している。そして部品取付部11に安定器15、ランプソケット16、端子台17およびボックス9が取付けられている。電池4および点検スイッチ5はボックス41に収納されることにより、器具本体1の側部に張り出すように取付けられ、フレキシブルパイプ18を通して配線している。19はランプソケット16に装着された片口金ランプ、25は支柱部10に形成されたマジックばね係止爪である。なお、電池4、点検スイッチ5、ランプソケット16、端子台17、安定器15等を接続する点灯回路の構成は公知のものを適用するので詳細を省略する。
【0011】
開口枠2は、開口6の周縁部に設けられて開口6を塞ぐ透光パネル20を取付けるとともに長方形の角孔21を形成している。実施例の開口枠2はリング状板の内周縁23を折り返してその縁部を垂直に立ち上げるように曲げ、外周縁22を内周縁23と同方向に折曲し、外周縁22と内周縁23の間に器具本体1の開口6の縁部のつば14が挿入されるようにしている。また折返し部24にガラス製の透光パネル20が載置される。この開口枠2は線ばねを折曲することにより形成したマジックばね(図示せず)により係止爪25に摺動自在に係止して開口枠2を所定長さ器具本体1の開口6から引き下ろし、さらにマジックばねを係止爪25から着脱できるようにしている。
【0012】
点検操作片3は板状であり、角孔21に摺動自在に通されて外端26を開口枠2から突出するとともに内端27を点検スイッチ5に接続している。実施例の点検操作片3を貫挿する角孔21の長手方向は開口枠2の周方向に平行になっている。また実施例では器具本体1の筒部9に切曲部30を形成して点検操作片3を器具本体1に摺動自在に支持し、透光パネル20を支持する開口枠2の内周縁22と、器具本体1の筒部9との間の隙間Dを通して角孔21に挿通している。さらに点検操作片3の上端部に連結孔31を形成し、下端部につまみ用孔32を形成し、連結孔31に線材を曲げて形成したひも連結具33を引掛け、ひも連結具33に可撓性索条であるひも34の一端を連結して点検スイッチ5の作動部にひも34の他端を連結している。またひも34の中間部をガイドするため、スペーサビスすなわちひも34を摺動自在にガイドする周溝36を形成したねじ35を器具本体1に取付けるとともに、コイルばね37の一端を器具本体1にねじ38により取付け固定し、コイルばね37の他端に曲成した輪部39にひも34を通してひも34をガイドしている。したがって、点検操作片3はひも34に吊持されている。
【0013】
この実施例によれば、開口枠2より突出した点検操作片3を操作すると点検スイッチ5が動作し非常点灯を確認することができる。この場合、点検操作片3を板状にし開口枠2の角孔21に通しているため、開口枠2を外すことなく点検スイッチ5を操作でき、また透光パネル20の面に点検操作片3の影が出ない。また開口枠2に板状の点検操作片3の一部を突出しているため配光の妨げにならず、さらに点検操作片3が板状のため開口枠2の長方形の角孔21からの光漏れがない。
【0014】
またこの実施例は、器具本体1が天井7の埋込穴8に取付けられるものであり、電池4および点検スイッチ5は器具本体1の側部に張り出すように取付けられ、点検操作片3を貫挿する角孔21の長手方向が開口枠2の周方向に平行としたため、板状の点検操作片3を器具本体1の内側で開口枠2と透光パネル20との間の隙間Dを利用して、器具本体1から開口枠2の角孔21に通すことができるとともに、器具本体1の高さが大きくならないので天井裏が低い箇所にもこの非常用照明器具を適用することができる。
【0015】
さらに、点検操作片3と点検スイッチ5とを可撓性索条により接続したため、点検スイッチ5と点検操作片3との位置関係の制約が緩和されるので製造容易になる。
なお、この発明において電池4は蓄電池でもよい。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の非常用照明器具によれば、開口枠より突出した点検操作片を操作すると点検スイッチが動作し非常点灯を確認することができる。この場合、点検操作片を板状にし開口枠の角孔に通しているため、開口枠を外すことなく点検スイッチを操作でき、また透光パネルの面に点検操作片の影が出ない。また開口枠に板状の点検操作片の一部を突出しているため配光の妨げにならず、さらに点検操作片が板状のため開口枠の長方形の角孔からの光漏れがないという効果がある。
【0017】
また、前記器具本体が天井の埋込穴に取付けられるものであり、前記点検スイッチは前記器具本体の側部に張り出すように取付けられ、前記点検操作片を貫挿する前記角孔の長手方向が前記開口枠の周方向に平行としたため、板状の点検操作片を器具本体の内側で開口枠と透光パネルとの間の隙間を利用して、器具本体から開口枠の角孔に通すことができるとともに、器具本体の高さが大きくならないので天井裏が低い箇所にもこの非常用照明器具を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の部分側面図である。
【図2】その半断面側面図である。
【図3】下から見上げた照明器具の底面図である。
【図4】電池等を収納したボックスの側面図である。
【図5】点検操作片の取付状態を示す部分断面図である。
【図6】従来例の半断面側面図である。
【符号の説明】
1 器具本体
2 開口枠
3 点検操作片
4 電池
5 点検スイッチ
6 開口
20 透光パネル
21 角孔
26 外端
27 内端
Claims (1)
- 天井の埋込孔に取付けられる筒部を有し前記筒部よりも外側方に張り出した非常点灯点検用の点検スイッチを有し前記筒部内にランプが配置されて前記筒部の開口より光を放射する器具本体と、前記筒部の開口の周縁部に設けられて前記開口を塞ぐ透光パネルを取付けるとともに長方形の角孔を形成した開口枠と、前記筒部の内周面に摺動自在に支持されるとともに前記角孔に摺動自在に通されて外端を前記開口枠から突出し内端を前記点検スイッチの作動部にひもにより連結した板状の点検操作片とを備え、前記角孔の長手方向が開口枠の周方向に平行である非常用照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1725694A JP3575040B2 (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 非常用照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1725694A JP3575040B2 (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 非常用照明器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07226106A JPH07226106A (ja) | 1995-08-22 |
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Family
ID=11938887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1725694A Expired - Lifetime JP3575040B2 (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 非常用照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3575040B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP6468940B2 (ja) * | 2015-05-15 | 2019-02-13 | 三菱電機株式会社 | 照明器具 |
-
1994
- 1994-02-14 JP JP1725694A patent/JP3575040B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH07226106A (ja) | 1995-08-22 |
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