JP3574299B2 - 車両用監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両周囲の監視領域を撮像する撮像手段を用いた車両用監視装置に関し、特に視認性が良くないと判別するときは、自動的に監視領域の画像をディスプレイに表示し、ドライバーの負担を軽減するようにした車両用監視装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
信号機がなく、見通しの悪い交差点を通過するときなど、進入する道路の状況を視認することは困難であるため、自動車の先端部に複数方向の画像を撮像する撮像手段としてのビデオカメラを取り付け、進入しようとする車線の道路状況を監視する車両用監視装置が提案されている。
例えば、特開平8−85385号公報があり、図13に示す構成図によれば、左右側方の光像を1箇所に集合させる偏光手段1と、形成された光像をビデオ信号に変換する撮像手段2と、そのビデオ信号による画像を表示するディスプレイ6とで構成されている。
また、光像を形成する際には、光センサ3a,3bで得られる電気信号に応じて、左右のコントローラ5a,5bが左右の透過率可変フィルタ4a,4bの透過率を制御するため、明るさを均一にした複数の監視領域の画像を一つの画面上に同時に表示することを可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような車両用監視装置では、目視による安全確認が不可能である場合に、ドライバーがスイッチ等を用いて監視領域の画像を選択してディスプレイに表示する必要があり、ドライバーの負担となり、安全運転を妨げるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、視認性がよくないときは、自動的に監視領域の画像をディスプレイに表示し、ドライバーの負担を軽減することができる車両用監視装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る車両用監視装置は、車両周囲の監視領域を撮像する撮像手段と、監視領域の視認性を判別する視認性判別手段と、ビデオ信号による画像を表示するディスプレイと、視認性判別手段で視認性が良くないと判別される場合、撮像手段より出力されるビデオ信号をディスプレイに供給して、このディスプレイに撮像手段より出力されるビデオ信号による画像を表示させる制御手段とを備え、撮像手段のフォーカスは無限遠点に固定され、視認性判別手段は、撮像手段より出力されるビデオ信号を処理してフォーカスの合致度を検出し、このフォーカスの合致度より視認性を判別するものである。
【0005】
請求項2の発明に係る車両用監視装置は、請求項1の発明において、複数のビデオ信号よりディスプレイに供給するビデオ信号を選択するビデオ信号選択手段を備え、制御手段は、視認性判別手段で視認性が良くないと判別される場合、ビデオ信号選択手段で撮像手段より出力されるビデオ信号が選択されるように制御するものである。
【0008】
請求項3の発明に係る車両用監視装置は、請求項1または請求項2の発明において、自車両の走行速度を検出する自車速検出手段を有し、制御手段は、自車速検出手段で検出される自車両の走行速度が所定速度以下であるときのみ、視認性判別手段に視認性の判別を行わせて、その結果を利用するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1としての車両用監視装置の構成を示すブロック図である。
図において、11は、図13の撮像手段2と同様に、監視領域としての車両の左右方向の道路状況を撮像する撮像手段を構成するビデオカメラである。このビデオカメラ11からは、左右監視画像を表示するためのビデオ信号Saが出力される。なお、このビデオカメラ11のフォーカスは、無限遠点に固定されている。
【0010】
12は、通常画像を表示するためのビデオ信号Sbまたはビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saのいずれかを選択的に取り出して液晶表示パネル等で構成されるディスプレイ13に供給するためのスイッチ回路である。この場合、スイッチ回路12のa側の固定端子にはビデオ信号Saが供給され、そのb側の固定端子にはビデオ信号Sbが供給され、その可動端子はディスプレイ13の入力側に接続されている。スイッチ回路12は、後述するCPUからの選択信号SWCによって、その切り換えが制御される。
【0011】
ここで、通常画像を表示するためのビデオ信号Sbは、例えばナビゲーションシステムからのナビゲーション画像を表示するためのビデオ信号、テレビチューナからのテレビ画像を表示するためのビデオ信号、前方画像を撮像するビデオカメラより出力されるビデオ信号等である。
【0012】
14Aは、制御手段および視認性確認手段としてのCPU(central processing unit)である。このCPU14Aは、ビデオカメラ11より出力される撮像信号Saより、監視領域としての左右方向の視認性を確認し、視認性の良し悪しに応じた選択信号SWCを出力し、この選択信号SWCをスイッチ回路12に供給するものである。
スイッチ回路12は、選択信号SWCに基づき、視認性が良いと判別されるときはb側に接続され、一方視認性が良くないと判別されるときはa側に接続される。
【0013】
次に動作について説明する。
CPU14Aで監視領域としての左右方向の視認性が良いと判別されるとき、スイッチ回路12はb側に接続される。そのため、ビデオ信号Sbがスイッチ回路12のb側を介してディスプレイ13に供給され、このディスプレイ13にはビデオ信号Sbによる通常画像が表示される。
一方、CPU14Aで監視領域としての左右方向の視認性が良くないと判別されるとき、スイッチ回路12はa側に接続される。そのため、ビデオカメラ11より出力される撮像信号Saがスイッチ回路12のa側を介してディスプレイ13に供給され、このディスプレイ13にはビデオ信号Saによる画像、つまり左右監視画像が表示される。
【0014】
次に、CPU14Aにおける制御動作を、図2のフローチャートを使用して説明する。
ステップ42Aで、監視領域としての左右方向の視認性の判別処理をする。続いて、ステップ43で、視認性が良いか否かを判別する。視認性が良いと判別されるときは、ステップ44で、選択信号SWCを通常画像を選択する状態(スイッチ回路12をb側に切り換えてビデオ信号Sbを選択する状態)とし、ステップ47で、その状態の選択信号SWCを出力してスイッチ回路12に供給する。一方、視認性が良くないと判別されるときは、ステップ45で、選択信号SWCを左右監視画像を選択する状態(スイッチ回路12をa側に切り換えてビデオ信号Saを選択する状態)とし、ステップ47で、その状態の選択信号SWCを出力してスイッチ回路12に供給する。
なお、図2のフローチャートの動作は所定周期毎に繰り返し行われ、ステップ47でスイッチ回路12に供給される選択信号SWCは、次の周期における動作のステップ47まで同じ状態で保持されることとなる。
【0015】
次に、図3のフローチャートを使用して、視認性判別処理の動作を説明する。なお、図4は、ビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saによる左右監視領域内の画像の一例を示しており、路地から本道へ出ようとしている状況の画像である。また、図5は、右監視領域内(左監視領域内)の画像を画素単位で表したものである。
ステップ61で、ビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saより右監視領域内の画像のエッジ成分の総和SUMRを検出する。この総和SUMRは、隣接する画素の差分値の総和であって、右監視領域内の画像を構成する画素が図5のように表される場合、(1)式で表される。
【0016】
【0017】
上述したようにビデオカメラ11のフォーカスは無限遠点に固定されている。そのため、近距離に建物等があり、視界が遮られている場合等はフォーカスが合わず、ぼやけた画像になる。ぼやけた画像では、隣接する画素の差分値は少なく、フォーカスが合致した場合と比較すると、差分値の総和SUMRは微少な値になる。
そこで、ステップ62で、エッジ成分の総和SUMRが所定値より大きいか否かを判定し、総和SUMRが所定値より大きいと判定するときは、ステップ63で、右監視領域内の画像のフォーカスは合っているとして、ステップ65に進む。一方、ステップ62で総和SUMRが所定値より大きくないと判定するときは、ステップ64で、右監視領域内の画像のフォーカスは合っていなとして、ステップ65に進む。
【0018】
ステップ65では、上述した右監視領域内の画像のエッジ成分の総和SUNRと同様にして、ビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saより左監視領域内の画像のエッジ成分の総和SUMLを検出する。
そして、ステップ66で、エッジ成分の総和SUMLが所定値より大きいか否かを判定し、総和SUMLが所定値より大きいと判定するときは、ステップ67で、左監視領域内の画像のフォーカスは合っているとして、ステップ69に進む。一方、ステップ66で総和SUMLが所定値より大きくないと判定するときは、ステップ68で、左監視領域内の画像のフォーカスは合っていなとして、ステップ69に進む。
【0019】
フォーカスが合っている場合の画像は、視界を遮る障害物がない状況であり、図4に示すような道路を撮像した画像である考えられるため、フォーカスが合っている場合は、路地から本道に出ようとする場合等の視認性の悪い状況であると判別できる。よって、左右いずれかの監視領域内の画像において、フォーカスが合っていれば、視認性が良くないと判別でき、いずれの監視領域内の画像もフォーカスが合っていなければ、視認性が良いと判別できる。
そこで、ステップ69では、左右いずれかの監視領域内の画像のフォーカスが合っているか否かを判定する。そして、左右いずれの監視領域内の画像もフォーカスが合っていないときは、ステップ70で、視認性が良いと判別し、処理を終了する。一方、左右いずれかの監視領域内の画像のフォーカスが合っているときは、ステップ71で、視認性が良くないと判別し、処理を終了する。
【0020】
以上のように、図1に示す車両用監視装置によれば、監視領域としての左右方向の視認性が判別され、視認性が良くないときは、スイッチ回路12がa側に接続され、ディスプレイ13にはビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saによる左右監視画像が自動的に表示される。そのため、ドライバーは左右監視画像をディスプレイ13に表示するためのスイッチ等の操作をすることが必要なくなり、ドライバーの負担を軽減できる効果がある。
【0021】
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2としての車両用監視装置の構成を示している。この図6において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。14Bは、図1に示す車両用監視装置におけるCPU14Aに相当するCPUである。このCPU14Bには、ビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saの他に、自車速検出部15からの自車両の走行速度情報SPDが供給される。
【0022】
図1に示す車両用監視装置におけるCPU14Aは、常に視認性の判別を行うものである(図2のフローチャート参照)。しかし、視認性の悪い状況では、ドライバーが一旦停止することは当然のことであるため、走行速度が所定値以上であれば、視認性を判別する必要がないと考えられる。そこで、CPU14Bでは、自車両の走行速度が視認性判別の条件とされる。図6に示す車両用監視装置のその他の構成は、図1に示す車両用監視装置と同様である。
【0023】
次に、CPU14Bにおける制御動作を、図7のフローチャートを使用して説明する。
ステップ41で、走行速度が所定値より小さいか否かを判定する。そして、走行速度が所定値より小さいときは、ステップ42A以降の処理に移行する。このステップ42A以降の処理は、図2のフローチャートで説明したので、その詳細説明は省略する。
一方、ステップ41で走行速度が所定値以上であるときは、視認性判別処理をすることなく、ステップ46で、選択信号SWCを通常画像を選択する状態(スイッチ回路12をb側に切り換えてビデオ信号Sbを選択する状態)とし、ステップ47で、その状態の選択信号SWCを出力してスイッチ回路12に供給する。
【0024】
このように図6に示す車両用監視装置では、自車両の走行速度が所定値より小さいとき、監視領域としての左右方向の視認性が判別され、視認性が良くないときは、スイッチ回路12がa側に接続され、ディスプレイ13にはビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saによる左右監視画像が自動的に表示される。そのため、図1に示す車両用監視装置と同様に、ドライバーは左右監視画像をディスプレイ13に表示するためのスイッチ等の操作をすることが必要なくなり、ドライバーの負担を軽減できる効果がある。
【0025】
また、自車両の走行速度が所定値以上であって、視認性を判別する必要がないと考えられるとき、スイッチ回路12がb側に接続され、ディスプレイ13にはビデオ信号Sbによる通常画像が表示される。そのため、自車両の走行速度が所定値以上で、視認性を判別する必要がないとき、ディスプレイ13に不要な左右監視画像が表示されることを防止できる効果がある。
【0026】
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3としての車両用監視装置の構成を示している。この図8において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。14Cは、図1に示す車両用監視装置におけるCPU14Aに相当するCPUである。このCPU14Cは、ビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saからではなく、カーナビゲーションシステム16より得られる情報INVより視認性を判別するようになっている。図8に示す車両用監視装置のその他の構成は、図1に示す車両用監視装置と同様である。
【0027】
次に、CPU14Cにおける制御動作を、図9のフローチャートを使用して説明する。
ステップ42Bで、監視領域としての左右方向の視認性の判別処理をし、ステップ43に進む。ステップ42Bにおける視認性の判別処理は、後述するように、カーナビゲーションシステム16より得られる情報INVより視認性の判別処理を行うものである。 なお、ステップ43以降の処理は、図2のフローチャートで説明したので、その詳細説明は省略する。
【0028】
次に、図10のフローチャートを使用して、視認性判別処理の動作を説明する。
ステップ101で、カーナビゲーションシステム16からの情報INVとして、自車両の走行位置および走行方向と自車両周辺の道路状況の情報を入力する。そして、ステップ102で、自車線に交わる車線が進行方向に存在するか否かを判定する。自車線に交わる車線が進行方向に存在するときは、ステップ103で、交差点に信号機がないか否かを判定する。
【0029】
交差点に信号機がないと判定するときは、左右の安全確認を必要とする状況にあるため、ステップ104で、視認性が良くないと判別し、処理を終了する。
一方、自車線に交わる車線が進行方向に存在しないとき、または交差点に信号機があると判定するときは、左右の安全確認を必要としない状況であるため、ステップ105で、視認性が良いと判別し、処理を終了する。
【0030】
以上のように、図8に示す車両用監視装置によれば、監視領域としての左右方向の視認性が判別され、視認性が良くないときは、スイッチ回路12がa側に接続され、ディスプレイ13にはビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saによる左右監視画像が自動的に表示される。そのため、図1に示す車両用監視装置と同様に、ドライバーは左右監視画像をディスプレイ13に表示するためのスイッチ等の操作をすることが必要なく、ドライバーの負担を軽減できる効果がある。
【0031】
実施の形態4.
図11は、この発明の実施の形態4としての車両用監視装置の構成を示している。この図11において、図8と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。14Dは、図8に示す車両用監視装置におけるCPU14Cに相当するCPUである。このCPU14Dには、カーナビゲーションシステム16からの情報INVの他に、自車速検出部15からの自車両の走行速度情報SPDが供給される。
【0032】
図8に示す車両用監視装置におけるCPU14Cは、常に視認性の判別を行うものである(図9のフローチャート参照)。しかし、視認性の悪い状況では、ドライバーが一旦停止することは当然のことであるため、走行速度が所定値以上であれば、視認性を判別する必要がないと考えられる。そこで、CPU14Dでは、自車両の走行速度が視認性判別の条件とされる。図11に示す車両用監視装置のその他の構成は、図8に示す車両用監視装置と同様である。
【0033】
次に、CPU14Dにおける制御動作を、図12のフローチャートを使用して説明する。
ステップ41で、走行速度が所定値より小さいか否かを判定する。そして、走行速度が所定値より小さいときは、ステップ42B以降の処理に移行する。このステップ42B以降の処理は、図9のフローチャートで説明したので、その詳細説明は省略する。
一方、ステップ41で走行速度が所定値以上であるときは、視認性判別処理をすることなく、ステップ46で、選択信号SWCを通常画像を選択する状態(スイッチ回路12をb側に切り換えてビデオ信号Sbを選択する状態)とし、ステップ47で、その状態の選択信号SWCを出力してスイッチ回路12に供給する。
【0034】
このように図11に示す車両用監視装置では、自車両の走行速度が所定値より小さいとき、監視領域としての左右方向の視認性が判別され、視認性が良くないときは、スイッチ回路12がa側に接続され、ディスプレイ13にはビデオカメラ11より出力されるビデオ信号Saによる左右監視画像が自動的に表示される。そのため、図1に示す車両用監視装置と同様に、ドライバーは左右監視画像をディスプレイ13に表示するためのスイッチ等の操作をすることが必要なくなり、ドライバーの負担を軽減できる効果がある。
【0035】
また、自車両の走行速度が所定値以上であって、視認性を判別する必要がないと考えられるとき、スイッチ回路12がb側に接続され、ディスプレイ13にはビデオ信号Sbによる通常画像が表示される。そのため、自車両の走行速度が所定値以上で、視認性を判別する必要がないとき、ディスプレイ13に不要な左右監視画像が表示されることを防止できる効果がある。
【0036】
実施の形態5.
上述実施の形態においては、通常画像を表示するためのビデオ信号Sb、あるいは左右監視画像を表示するためのビデオ信号Saを選択的に取り出してディスプレイ13に供給するスイッチ回路12を有し、視認性が良くないと判別されるときはビデオ信号Saを取り出し、ディスプレイ13に他の画像に代わって左右監視画像を表示するものであるが、他の画像との切り換えを行うためのスイッチ回路12を有せず、視認性が良くないと判別されるとき、ビデオ信号Saをディスプレイ13に供給し、このディスプレイ13に左右監視画像を表示するものも考えられる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、視認性が良くないと判別される場合、撮像手段より出力されるビデオ信号をディスプレイに供給し、このディスプレイにそのビデオ信号による監視画像を自動的に表示するものであり、ドライバーは監視画像をディスプレイに表示するためのスイッチ等の操作をすることが必要なくなり、ドライバーの負担を軽減できる効果がある。
また、撮像手段のフォーカスは無限遠点に固定され、撮像手段より出力されるビデオ信号を処理してフォーカスの合致度を検出し、このフォーカスの合致度より視認性を判別するものであり、例えば建物等で視界が遮られている場合はフォーカスが合致せず、道路等の無限遠点の存在する画像ではフォーカスが合致することから、左右の安全確認が必要か否か、すなわち視認性を良好に判別できる効果がある。
【0038】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、複数のビデオ信号よりディスプレイに供給するビデオ信号を選択するビデオ信号選択手段を備え、視認性が良くないと判別される場合、このビデオ信号選択手段で撮像手段より出力されるビデオ信号を選択し、ディスプレイに他の画像に代えて監視画像を自動的に表示するものであり、ドライバーは他の画像に代えて監視画像をディスプレイに表示するためのスイッチ等の操作をすることが必要なくなり、ドライバーの負担を軽減できる効果がある。
【0041】
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明において、自車速検出手段で検出される自車両の走行速度が所定速度以下であるときのみ、視認性の判別を行ってその結果を利用するものであり、自車両の走行速度が所定値以上で、視認性を判別する必要がないとき、ディスプレイに不要な監視画像が表示されることを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1としての車両用監視装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す車両用監視装置のCPUの制御動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す車両用監視装置のCPUの視認性判別処理を示すフローチャートである。
【図4】左右監視画像の一例を示す図である。
【図5】右監視領域内(左監視領域内)の画像を画素単位で表した図である。
【図6】この発明の実施の形態2としての車両用監視装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す車両用監視装置のCPUの制御動作を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施の形態3としての車両用監視装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す車両用監視装置のCPUの制御動作を示すフローチャートである。
【図10】図8に示す車両用監視装置のCPUの視認性判別処理を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態4としての車両用監視装置の構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示す車両用監視装置のCPUの制御動作を示すフローチャートである。
【図13】従来の車両用監視装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 ビデオカメラ、12 スイッチ回路、13 ディスプレイ、14A〜14D CPU、15 自車速検出部、16 カーナビゲーションシステム。
Claims (3)
- 車両周囲の監視領域を撮像する撮像手段と、
上記監視領域の視認性を判別する視認性判別手段と、
ビデオ信号による画像を表示するディスプレイと、
上記視認性判別手段で視認性が良くないと判別される場合、上記撮像手段より出力されるビデオ信号を上記ディスプレイに供給して、このディスプレイに上記撮像手段より出力されるビデオ信号による画像を表示させる制御手段と、を備え、
上記撮像手段のフォーカスは無限遠点に固定され、
上記視認性判別手段は、上記撮像手段より出力されるビデオ信号を処理してフォーカスの合致度を検出し、このフォーカスの合致度より上記視認性を判別する
ことを特徴とする車両用監視装置。 - 複数のビデオ信号より上記ディスプレイに供給するビデオ信号を選択するビデオ信号選択手段を備え、
上記制御手段は、上記視認性判別手段で視認性が良くないと判別される場合、上記ビデオ信号選択手段で上記撮像手段より出力されるビデオ信号が選択されるように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用監視装置。 - 自車両の走行速度を検出する自車速検出手段を有し、
上記制御手段は、上記自車速検出手段で検出される自車両の走行速度が所定速度以下であるときのみ、上記視認性判別手段に上記視認性の判別を行わせて、その結果を利用する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用監視装置。
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