JP3573478B2 - 燃料冷却装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車両のエンジンに供給するガソリン、軽油等の液体燃料を冷却する燃料冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料噴射装置を備えた自動車では、燃料は常時燃料ポンプにより燃料タンクからエンジンに送られて噴射され、エンジンに噴射されなかった燃料は燃料タンクに還流され、またこの燃料を使用して噴射用インジェクタのソレノイドコイル等を冷却することもある。しかし、燃料が燃料タンクとエンジンとを常時循環してエンジンへの燃料の供給が行われているために、燃料の温度はエンジンルーム内の熱等によって上昇し、例えばガソリンエンジンの場合、燃料の温度が55℃を越えると、燃料の揮発が激しくなり、燃費が悪化すると共に環境汚染などの問題が生じ易い。
【0003】
また、燃料の沸騰によって燃料配管中に気体が発生することにより、燃料の供給が不安定となり、エンジンの運転に円滑性を欠く等制御の信頼性が低下したり、エンジン停止後の高温状態でのエンジンの再起動が困難になるという問題も発生する。
【0004】
これらの問題を解決するためには、エンジンに供給又はタンクに還流される燃料を冷却することが必要であり、従来はカーエアコンの冷気を利用したり、冷媒により燃料配管を冷却することにより燃料の温度上昇を抑えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
カーエアコンの冷気を利用して燃料を冷却する方法では、車両の燃費が悪化すると共に、渋滞時などで車速が低下しエンジンの回転数が低くなると、燃料の温度が上昇し易くなるが、この状態ではカーエアコンの冷却効率が低下し、燃料冷却の効率が悪化するという問題がある。また、冷媒により燃料を冷却する方法では、冷却効率を高めるためには冷媒の維持コスト上で問題が生じると共に、使用中や装置廃棄時に冷媒が漏洩、放出されて近年問題となっている環境汚染が発生するものである。
【0006】
本発明は、前述したようなこの種の燃料冷却の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゼオライトの吸湿発熱特性を利用することにより車速に依存されずに安定した冷却効果を有し、維持コストも低減可能な燃料冷却装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、Xタイプ、Yタイプ、Aタイプ等のゼオライトを有する複数のゼオライト反応槽と潜熱熱交換器とを備え、車両のエンジンに供給する燃料と、乾燥活性化されたゼオライト反応槽の吸湿発熱反応で得られる高温乾燥空気とを、前記潜熱熱交換器に供給し、該潜熱熱交換器内の水分が前記乾燥空気に吸湿されて気化熱を奪うことにより前記燃料を間接的に冷却する燃料冷却装置であり、
第1のゼオライト反応槽で高温化された乾燥空気が第1の熱交換器で温度調整され、この温度調整された空気と前記燃料とが、前記潜熱熱交換器に供給されて前記燃料が冷却され、前記潜熱熱交換器を通過した空気が、前記第1のゼオライト反応槽に戻されるように、前記第1のゼオライト反応槽、前記第1の熱交換器及び前記潜熱熱交換器が、互いに直列に接続されて形成された燃料冷却循環流路と、
第2のゼオライト反応槽に第2の熱交換器で温度調整した外気を流入させて、前記第2のゼオライト反応槽を乾燥する活性化流路と、
前記活性化流路で乾燥活性化されたゼオライト反応槽を、前記第1のゼオライト反応槽として、前記燃料冷却循環流路に切換挿入し、前記燃料冷却循環流路で使用されて加湿されたゼオライト反応槽を、前記第2のゼオライト反応槽として前記活性化流路に切換挿入するように、前記複数のゼオライト反応槽を選択して切換制御を行う切換制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
この構成では、第1のゼオライト反応槽、第1の熱交換器及び潜熱熱交換器が、互いに直列に接続されて形成される燃料冷却循環流路において、第1のゼオライト反応槽でゼオライトの吸湿発熱作用により空気中の水分がゼオライトに吸収されると共に、その反応熱により加熱されて高温化された乾燥空気が、第1の熱交換器でほぼ大気温度近くまで温度(低下)調整され、このように温度調整されたほぼ大気温度の乾燥空気と、エンジンに供給する燃料とが潜熱熱交換器に供給され、潜熱熱交換器で該潜熱熱交換器内の水分が乾燥空気に吸湿され、その際気化熱が奪われることによって燃料が間接的に冷却され、冷却された燃料がエンジンに供給或いはタンクに還流され、潜熱熱交換器を通過して温度は低いが加湿された空気は第1のゼオライト反応槽に戻されて燃料冷却循環流路内を循環する。
【0009】
また、第2のゼオライト反応槽に第2の熱交換器でエンジンの排気ガス熱等を利用して高い温度に温度(上昇)調整した外気を流入させて、第2のゼオライト反応槽内のゼオライトを脱水乾燥する活性化流路により、加湿されていた第2のゼオライト反応槽は乾燥活性化される。
【0010】
この場合、切換制御手段によって、活性化流路で乾燥活性化されたゼオライト反応槽を、第1のゼオライト反応槽として燃料冷却循環流路に切換挿入し、燃料冷却循環流路で使用されて加湿されていたゼオライト反応槽を、第2のゼオライト反応槽として活性化流路に切換挿入するように、複数のゼオライト反応槽を選択して切換制御が行われる。
【0011】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0012】
先ず、第1の実施例を図1及び図2を参照して説明する。ここで、図1は本実施例の動作時の構成を示す説明図、図2は本実施例の停止時の構成を示す説明図である。
【0013】
これらの図に示すように、エンジン1からの排気ガスが配管2aにより第2の熱交換器3に供給され、熱交換されて温度の低下した排気ガスが第2の熱交換器3から配管2bによって大気に放出されており、この第2の熱交換器3には外気がブロワ4を介し、配管5aによって流入され、熱交換器3で熱交換されて高温となった空気を導く配管5bは切換弁6、7に接続してある。また、切換弁6、7はそれぞれゼオライトを内装したゼオライト反応槽8a、8bの入口側に接続してあり、ゼオライト反応槽8a、8bの出口側には、それぞれ切換弁9、10の入口側が接続してある。なお、使用されるゼオライトとしてはAタイプ、Xタイプ、Yタイプ等が使用できるが、最大の多孔質開口と吸水性を有するXタイプのゼオライトが好ましく、これを球状ペレット又は棒状体として使用する。切換弁9、10の出口側は配管25で大気に開放されると共に、配管11、12を介して第1の熱交換器13の入口側に接続してあり、第1の熱交換器13の出口側は配管14aを介して、潜熱熱交換器15の入口側に接続してあり、潜熱熱交換器15の出口側は配管14b及びブロワ19を介して、配管14cにより切換弁6及び切換弁7の入口側に接続してある。また、潜熱熱交換器15には、水16が充填してあり、この水16から先端を突出させて、底部より毛細管現象を利用して吸水し上部で気化する吸水筒17が配置してあり、この吸水筒17には燃料の供給管18が巻装されている。
【0014】
そして、図1に示す装置の動作時には、切換弁6は配管14cをゼオライト反応槽8aに接続するように切り換えられ、切換弁7は配管5bをゼオライト反応槽8bに接続するように切り換えられている。同様に、装置の動作時には、切換弁9はゼオライト反応槽8aを配管11に接続するように切り換えられ、切換弁10はゼオライト反応槽8bを配管25に接続するように切り換えられている。この状態で、ゼオライト反応槽8a、切換弁9、配管11、12、第1の熱交換器13、配管14a、潜熱熱交換器15、配管14b、ブロワ19、配管14c、切換弁6及びゼオライト反応槽8aで燃料冷却循環流路が形成され、大気、ブロワ4、配管5a、第2の熱交換器3、配管5b、切換弁7、ゼオライト反応槽8b、切換弁10、配管25及び大気で活性化流路が形成されている。また、装置の停止時には、図2に示すように、切換弁6、7と切換弁9、10とは閉じられている。
【0015】
このような構成の第1の実施例の動作を説明する。
【0016】
図1はゼオライト反応槽8aが、第1のゼオライト反応槽として燃料冷却循環流路に挿入され、ゼオライト反応槽8bが第2のゼオライト反応槽として活性化流路に挿入された状態である。外気がブロワ4を介して配管5aから第2の熱交換器3に流入され、配管2aから熱交換器3に流入するエンジン1の排気ガスとの間で熱交換が行われ、排気ガスで加熱された高温の空気が配管5b及び切換弁7を介してゼオライト反応槽8bを通過し、切換弁10及び配管25を介して大気に放出される。この状態では、ゼオライト反応槽8b内のゼオライトは高温空気で加熱脱水(除湿)され、ゼオライト反応槽8bの活性化が行われる。
【0017】
一方、潜熱熱交換器15から送り出され、配管14b、ブロワ19、配管14c及び切換弁6を介してゼオライト反応槽8aに送り込まれた潜熱を奪われ、高湿度で低温の空気は、活性化されているゼオライト反応槽8aでの吸湿発熱反応で高温の乾燥空気となり、切換弁9及び配管11、12を介して熱交換器13に送り込まれる。熱交換器13で外気と熱交換され温度がほぼ外気温度近くまで(低下) 調整された乾燥空気は、配管14aを介して潜熱熱交換器15に流入され、潜熱熱交換器15の水16を、特に毛細管現象により吸水している吸水筒17の上部で気化することにより気化熱を吸収しながら水16を冷却し、吸水筒17に巻装された燃料管18に流される燃料も、気化する水により気化熱を奪われて冷却された水により間接冷却される。潜熱熱交換器15を通過して温度が低下した加湿空気は、配管14b、ブロワ19及び配管14cを介してゼオライト反応槽8aに流入され、以下同様にして燃料冷却循環流路を循環する。そして、潜熱
熱交換器15で冷却された燃料がエンジンに供給される。
【0018】
このようにして燃料の冷却が行われる過程で、ゼオライト反応槽8aが流入空気の水分を吸収し続け、その湿度が予め設定した所定値を越えると、図示せぬ検出器がこれを検出し、図示せぬ切換制御手段によって切換弁6が、配管5bをゼオライト反応槽8aに接続するように切り換えられ、切換弁7が、配管14cをゼオライト反応槽8bに接続するように切り換えられる。同時に、切換弁9がゼオライト反応槽8aを配管25に接続するように切り換えられ、切換弁10がゼオライト反応槽8bを配管11に接続するように切り換えられる。この切換によって、ゼオライト反応槽8aが第2のゼオライト反応槽として活性化流路に挿入され、ゼオライト反応槽8bが第1のゼオライト反応槽として燃料冷却循環流路に挿入される。そして、すでに活性化されているゼオライト反応槽8bによって、潜熱熱交換器15における燃料冷却動作が継続され、過度に加湿されたゼオライト反応槽8aに対しては、活性化処理が開始される。
【0018】
以下、同様にして、ゼオライト反応槽8a、8bが交互に切り換えられて、活性化処理が行われ、常に活性化されたゼオライト反応槽による燃料の冷却が実行される。装置を停止する場合には、ゼオライト反応槽8a、8bの加湿を防止するために、図2に示すように、切換制御手段によって切換弁6、7、9、10は閉じ状態に設定される。
【0019】
このようにして、第1の実施例によると、ゼオライト反応槽8a、8bを交互に活性化流路に挿入して活性化処理を行い、活性化処理されたゼオライト反応槽を燃料冷却循環流路に挿入して、燃料の冷却を継続して且つ効果的に行うことができる。また燃料の冷却効果が車速に依存せずに行われ、高価な冷媒を使用しないので装置の維持コストを大幅に低減することが可能である。
【0020】
次に、本発明の第2の実施例を図3を参照して説明する。ここで、図3は第2の実施例の動作時の構成を示す説明図である。
【0021】
本実施例では図3に示すように、潜熱熱交換器15の出口側に接続された配管14bを第1の熱交換器13aを介してブロワ19に接続してあり、本実施例では、第1のゼオライト反応槽から流出する空気の温度調整を、潜熱熱交換器15から流出する低温空気との熱交換により行うようにしてある。本実施例のその他の部分の構成は、すでに説明した第1の実施例と同一である。
【0022】
本実施例では、ゼオライト反応槽から流出する空気の温度調整が、潜熱熱交換器15から流出する低温空気との熱交換により行われるので、潜熱熱交換器15の動作状態に対応した温度調整が実施され、潜熱熱交換器15での燃料の冷却動作をより効果的に行うことができる。本実施例のその他の動作及び効果は、すでに説明した第1の実施例の効果と同一である。
【0023】
更に、本発明の第3の実施例を図4を参照して説明する。ここで、図4は第3の実施例の動作時の構成を示す説明図である。
【0024】
本実施例では図4に示すように、潜熱熱交換器15内の水16をポンプ22により、配管21aを介して第1の熱交換器13Bに流入し、第1の熱交換器13Bから配管21bにより潜熱熱交換器15に戻すようにしてあり、第1の熱交換器13Bでは、第1のゼオライト反応槽から流出する空気が、潜熱熱交換器15内の水16と熱交換されるようにしてある。本実施例のその他の部分の構成は、すでに説明した第1の実施例と同一である。
【0025】
本実施例では、第1のゼオライト反応槽から流出する空気の温度調整が、潜熱熱交換器15内の水16との熱交換により行われるので、潜熱熱交換器15の動作状態に対応した温度調整が実施され、潜熱熱交換器15での燃料の冷却動作をより効果的に行うことができる。本実施例のその他の動作及び効果は、すでに説明した第1の実施例の効果と同一である。
【0026】
また、本発明の第4の実施例を図5を参照して説明する。ここで、図5は第4の実施例の動作時の構成を示す説明図である。
【0027】
本実施例では図5に示すように、第1の熱交換器13aを、図3に示した熱交換器13Aと図1に示した熱交換器13とを直列に接続した構成にしてある。
【0028】
本実施例では、第1のゼオライト反応槽から流出する空気の温度調整が、先ず熱交換器13により外気との熱交換で行われ、次いで熱交換器13Aにより潜熱熱交換器15から流出する空気との熱交換で行われるので、潜熱熱交換器15の動作状態に対応したきめの細かい温度調整が実施され、潜熱熱交換器15での燃料の冷却動作をより効果的に且つきめ細かく行うことができる。本実施例のその他の動作及び効果は、すでに説明した第1の実施例の効果と同一である。
【0029】
次に、本発明の第5の実施例を図6を参照して説明する。ここで、図6は第5の実施例の動作時の構成を示す説明図である。
【0030】
本実施例では図6に示すように、第1の熱交換器13bを、図4に示した熱交換器13Bと図1に示した熱交換器13とを直列に接続した構成にしてある。
【0031】
本実施例では、第1のゼオライト反応槽から流出する空気の温度調整が、先ず熱交換器13により外気との熱交換で行われ、次いで熱交換器13Bにより潜熱熱交換器15内の水16との熱交換で行われるので、潜熱熱交換器15の動作状態に対応したきめの細かい温度調整が実施され、潜熱熱交換器15での燃料の冷却動作をより効果的に且つきめ細かく行うことができる。本実施例のその他の動作及び効果は、すでに説明した第1の実施例の効果と同一である。
【0032】
以上の実施例では吸水筒17に燃料管18を巻装した潜熱熱交換器15を示したが、図7に示すように配管14aの端部に多数の孔14a′を穿設して該端部を水16中に浸漬すると共に、燃料管18をコイル状に形成してコイル部分も水16中に浸漬して燃料管18中を流れる燃料を間接冷却することもできる。
【0033】
なお、各実施例では第1のゼオライト反応槽の湿度が所定値を越えると、切換制御手段によって第1のゼオライト反応槽と第2のゼオライト反応槽との切換を行う構成のものを説明したが、本発明は実施例に限定されるものでなく、第1のゼオライト反応槽の温度が所定値以下になると、切換制御手段によって第1のゼオライト反応槽と第2のゼオライト反応槽との切換を行うことも可能である。また、各実施例では説明していないが、本発明には、第1のゼオライト反応槽で発生する水蒸気を凝縮し、加湿度装置に回収する回収手段や、潜熱熱交換器の水量を一定に保持する給水手段を設けることが可能であり、さらに長期間に亘りエンジンが停止していた場合等、第1と第2のゼオライト槽内のゼオライトが吸湿している時の対策としてゼオライト反応槽8a、8bに外部又は内部の加熱装置9a、9bを設けることも可能である。
【0034】
【発明の効果】
本発明によると、切換制御手段によって、活性化流路で乾燥活性化されたゼオライト反応槽を、第1のゼオライト反応槽として燃料冷却循環流路に切換挿入し、燃料冷却循環流路で使用されて加湿されたゼオライト反応槽を、第2のゼオライト反応槽として活性化流路に切換挿入するように、複数のゼオライト反応槽を切換選択して燃料の冷却が行われるので、燃料の冷却を継続して且つ効果的に行うことができ、燃料の冷却効果が車速に依存しないので、安定した冷却効果が得られ、高価な冷媒を使用しないので装置の維持コストを大幅に低減することが可能である。
【0035】
さらに、使用中や装置の廃棄時に冷媒の漏洩や放出がないので、オゾン層の破壊等の環境汚染の可能性もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の動作時の構成を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例の停止時の構成を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例の動作時の構成を示す説明図である。
【図4】本発明の第3の実施例の動作時の構成を示す説明図である。
【図5】本発明の第4の実施例の動作時の構成を示す説明図である。
【図6】本発明の第5の実施例の動作時の構成を示す説明図である。
【図7】本発明に係る潜熱熱交換器の他の実施例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン
3 第2の熱交換器
6、7、9、10 切換弁
8a、8b ゼオライト反応槽
9a、9b 加熱装置
13、13a、13b 第1の熱交換器
15 潜熱熱交換器
Claims (6)
- 複数のゼオライト反応槽と潜熱熱交換器とを備え、車両のエンジンに供給する燃料と、乾燥活性化されたゼオライト反応槽の吸湿発熱反応で得られる乾燥空気とを、前記潜熱熱交換器に供給し、該潜熱熱交換器内の水分が前記乾燥空気に吸湿されて気化熱を奪うことにより前記燃料を間接的に冷却する燃料冷却装置であり、
第1のゼオライト反応槽で高温化された乾燥空気が第1の熱交換器で温度調整され、この温度調整された空気と前記燃料とが、前記潜熱熱交換器に供給されて前記燃料が冷却され、前記潜熱熱交換器を通過した空気が、前記第1のゼオライト反応槽に戻されるように、前記第1のゼオライト反応槽、前記第1の熱交換器及び前記潜熱熱交換器が、互いに直列に接続されて形成された燃料冷却循環流路と、
第2のゼオライト反応槽に第2の熱交換器で温度調整した外気を流入させて、前記第2のゼオライト反応槽を乾燥する活性化流路と、
前記活性化流路で乾燥活性化されたゼオライト反応槽を、前記第1のゼオライト反応槽として、前記燃料冷却循環流路に切換挿入し、前記燃料冷却循環流路で使用されて加湿されたゼオライト反応槽を、前記第2のゼオライト反応槽として前記活性化流路に切換挿入するように、前記複数のゼオライト反応槽を選択して切換制御を行う切換制御手段とを有することを特徴とする燃料冷却装置。 - 前記切換制御手段は、前記第1のゼオライト反応槽の湿度が所定値を越えると、前記第1のゼオライト反応槽を前記活性化循環路に挿入するように切換制御することを特徴とする請求項1記載の燃料冷却装置。
- 前記切換制御手段は、前記第1のゼオライト反応槽の温度が所定値より低下すると、前記第1のゼオライト反応槽を前記活性化循環路に挿入するように切換制御することを特徴とする請求項1記載の燃料冷却装置。
- 前記第2のゼオライト反応槽で発生する水蒸気を凝縮し、前記潜熱熱交換器に回収する回収手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の燃料冷却装置。
- 前記潜熱熱交換器の水量を一定に保持する給水手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の燃料冷却装置。
- 前記潜熱熱交換器は吸水筒に燃料配管が巻き付けられた構造であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の燃料冷却装置。
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