JP3572075B2 - 高い可撓性を有するスポーツ用履物 - Google Patents
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Description
本発明は、高い可撓性を有するスポーツ用履物に関するものである。
知られているように、所謂テレマークやクロスカントリー技術のような特殊のスキー技術に用いられる履物は、履物の最適の長手方向の撓わみと優れた横ねじれ抵抗とを確実にすると共に、アップヒルやダウンヒルなどの複合した地形での履物の使用を可能にし、且つ、ユーザーの足に優れた快適さを維持するという、特殊な技術特性を有しなければならず、また、横方向の支持とスキーへの運動の正確な伝達とを確実にしなければならない。
しかしながら、現在の履物はいくつかの欠点を免れない。
例えば、履物の甲皮のしわにより、従来の靴は撓む間に、しばしば中足部位での圧縮が起こり、従って履物の快適さが低下する。
更に、このタイプの履物では、履物の可撓性および傾 斜は、履物をつくるのに用いられる材料の弾性特性、特 に、回転するときの正確なスキー制御及び横ねじれに対する高い抵抗を確保するために履物の底皮の弾性特性 と、中足部位での可撓性とに主に依存している。
用いられる材料は、よい技術的な動作を確実にするためのいくつかの異なった必要条件を有しなければならないので、明らかに、得られる結果は常に好ましくない。
本発明の目標は、撓わみの間の中足部位の圧縮が除去されて著しい快適さを可能にする高い可撓性のスポーツ用履物を提供して、上述したいくつかの欠点を除去することである。
この目標の範囲内で、本発明の重要な目的は、ユーザーの要求に従って可撓性と傾斜の値を変えることを可能とするスポーツ用履物を提供することである。
本発明の他の目的は、優れた後方支持を有し、且つユーザーが歩いている間の足のローリングを大幅に容易にするスポーツ用履物を提供することである。
本発明の別の目的は、接着、直接射出(direct injection)または機械的な組立を含む既知の方法により、硬いまたは一部硬い外皮または在来のレーザ甲皮で有利に組み立てることができ、極めて高い撓わみ及び傾斜とい う主な特性を備えたスポーツ用履物を提供することである。
本発明の更に他の目的は、製作費を減らして大衆への販売を促進するように、高度の工業生産性を有する高い可撓性のスポーツ用履物を提供することである。
この目標、これらの目的などは、履物の少なくとも甲皮を底皮に対して徐々に傾けるための第1の一方向関節接合手段と、甲皮と底皮との間に設けられ履物の撓わみの値を変えるための第1の可撓性の手段とを、足の自然 な撓みの軸線のところで履き物の前部に備え、前記第1 の一方向関節接合手段が、甲皮の前部の下側領域の材料 内の凹部によって形成され、該凹部は、甲皮と底皮との 間に楔形スペースを形成するのに適していることを特徴とする、高い可撓性を有するスポーツ用履物によって達成される。
本発明によるスポーツ用履物の他の特性及び利点は、添付図面に単に非限定的な例として図示された好適ではあるが包括的でない実施例についての以下の詳細な説明から明らかになるであろう。図面中、
図1〜4は、本発明によるスポーツ用履物の概略側面図である。
図5〜8は、本発明による履物の甲皮が底皮に対して徐々に傾斜することを示す概略側面図である。
図9は、関節接合のための第1及び第2の手段を示す、履物の前部の部分概略図である。
図10は、本発明による第1及び第2の関節接合を示す詳細な分解斜視図である。
図11及び12は、甲皮の前部と底皮とを連結して歩行のための容易なローリングを可能にするパーツの概略図である。
上記図面を詳細に参照すると、本発明によるよく撓わむことのできるスポーツ用履物は、概括的に参照符号1で示されており、それは、前部に、概括的に参照符号2で示され履物の自然な撓わみ軸線に好都合に配置されて甲皮3が履物の底皮4に対して徐々に傾斜することを可能にする第1の一方向関節接合手段(以下、第1の関節 接合手段という)を有している。
この第1の関節接合手段2は、甲皮の前部の下側領域内の材料の凹部によって形成されており、従って、甲皮は、底皮4と共に、甲皮の前部の傾斜、従って履物の撓わみを容易にする楔形のスペース5を形成する。
この解決手段は、スキーヤーを理想的に支持することを容易にし、且つ、本質的に甲皮のしわに起因する中足部位での甲皮の圧縮を避けて最も早い体重の移動を可能にする。
甲皮2と底皮4との間に、更に第1の撓わむことのできる手段が設けられており、それは、好適にはプラスチックでつくられ、1端では甲皮3の前部に、他端では底皮4に連結されて、シール状態で楔形スペース5を閉じるベロー状の部品6を有している。
すぐ判るように、材料の形とベロー状部材6を提供するのに用いられた構造とに依存して、甲皮3が底皮4の方へ動くときに作用する反発力の値を随意に修正することが可能である。
甲皮3の前部への底皮の撓わみを底皮の弾性に専ら頼ることを避けるために、第1の関節接合手段2に近い底皮上には、第1の関節接合手段と協力して履物の可撓性と傾斜とを変えるのに適した少なくとも1つの第2の一方向関節接合手段(以下、第2の関節接合手段という)が設けられている。
詳細には、この第2の関節接合手段は、図1及び2に示すように、1以上の切込みを設けることによって底皮に形成された1以上の容易に撓わむ部位7を有する。
別の実施例では、この第2の関節接合手段は、ヒンジ9によりピボット11で底皮の土踏まず10にヒンジ結合されている先皮8を有している。
ピボット11は、底皮8の両翼12に形成されたそれぞれの穴と、両翼12の間に位置して土踏まず10から延びる中央の拡張部13とに係合する。
このようにして、第2の関節接合手段は、横ねじれに対する高い抵抗と靴からスキーへの運動の伝達における著しい正確さとを可能にする。
好都合に、両翼12は、先皮8が履物の甲皮3の方へ回転することは可能にするが、先皮が土踏まず10に関して完全に面一のときには反対方向への回転は可能にしない、停止ブロック15を有している。
ベロー状部材6に加えて、履物は、底皮4に形成さ れ、詳細には図10に示すように先皮8に形成された対応する座17に収容されたブロック16を含む第2の可撓性の手段を有する。
好都合に、このブロック16は、スペース5の楔状と合うようにやはり楔状を呈している。
好都合に、ブロック16は、履物が撓わみ且つ傾斜する 際に甲皮3と底皮4との間に生じる圧縮力に異なった抵抗を提供する少なくとも2つの部位18、19を有している。
このようにして、両部位18、19及びベロー状部材6によって、随意に且つユーザーの要求に従って、複合地形でも技術的動作と優れた快適性を高めるために、履物の撓わみ及び長手方向の傾斜の特性を変えることができる。
この履物は、更に、少なくとも1つのロック部材、詳しくは、1端で先皮8に他端で甲皮3の前部にヒンジ結合された2つのリンク20を有している。
容易に理解できるように、リンク20は先皮8が土踏まず10に関節接合されたときに、停止ブロック15と協力する。
若し、底皮4に例えば図1及び2で示すように撓わみ部位7が設けられていれば、リンク20は、底皮に関して甲皮の前部を楔状スペースの最大の開きのための位置にロックすることを可能にする。
付言すれば、歩行を容易にするために、本発明の履物は、図11及び12に示すように楔状スペース5が完全に閉じられる位置に甲皮3の前部を底皮4へ結合させるための部材を有している。
詳しくは、その接合部材は、底皮4間を通る穴と甲皮3に設けられた両翼22に形成された孔とに同時に係合するピン21によって形成されている。
本発明による履物の働きは、既述の及び図示されているものから明らかである。特に強調すべきは、履物の先皮の下側部位にある回転軸線により、スキーの最もよい制御が可能になる点と、靴とスキーとの間の作用力を効果的に伝達してエネルギーの分散をなくすことが可能になる点である。
本発明に係わる解決手段は、履物の可撓性と傾斜とを可能にし、また、履物が撓わむ間に中足部位の甲皮に生じる圧縮力が消失するので、優れた横方向安定性とねじれに対する抵抗と非凡な快適性とを確実にする。
更に、有利なことには、履物は、その可撓性及び傾斜とその後方支持とその歩行のための回転動作の値を調節することを可能にする。
本解決手段のもう1つの利点は、前述して撓わみ及び傾斜という主な特性を維持しながら、接着、直接噴射または機械的組み立てを含む既知の方法で、甲皮または丈夫な若しくは部分的に丈夫なシェルでできた履物に、または、従来の履物に組み立てられることである。
このように創案された本発明は、すべてが本発明の思想の範囲内にある多くの修正及び変形が可能であり、更に、そのすべての部分が、技術的に均等な要素によって置換されることができる。
実際に、使用される材料ならびに寸法は、要求に応じたまたは技術水準に応じた如何なるものでもよい。
請求の範囲に挙えられた技術的特徴部分に参照符号がつけられている場合に、それらの参照符号は、単に請求の範囲の理解可能性を増す目的でのみつけられたものであり、従って、そのような参照符号は、該符合によって例示的に示された各要素の範囲について何等の限定的効果を有しない。
知られているように、所謂テレマークやクロスカントリー技術のような特殊のスキー技術に用いられる履物は、履物の最適の長手方向の撓わみと優れた横ねじれ抵抗とを確実にすると共に、アップヒルやダウンヒルなどの複合した地形での履物の使用を可能にし、且つ、ユーザーの足に優れた快適さを維持するという、特殊な技術特性を有しなければならず、また、横方向の支持とスキーへの運動の正確な伝達とを確実にしなければならない。
しかしながら、現在の履物はいくつかの欠点を免れない。
例えば、履物の甲皮のしわにより、従来の靴は撓む間に、しばしば中足部位での圧縮が起こり、従って履物の快適さが低下する。
更に、このタイプの履物では、履物の可撓性および傾 斜は、履物をつくるのに用いられる材料の弾性特性、特 に、回転するときの正確なスキー制御及び横ねじれに対する高い抵抗を確保するために履物の底皮の弾性特性 と、中足部位での可撓性とに主に依存している。
用いられる材料は、よい技術的な動作を確実にするためのいくつかの異なった必要条件を有しなければならないので、明らかに、得られる結果は常に好ましくない。
本発明の目標は、撓わみの間の中足部位の圧縮が除去されて著しい快適さを可能にする高い可撓性のスポーツ用履物を提供して、上述したいくつかの欠点を除去することである。
この目標の範囲内で、本発明の重要な目的は、ユーザーの要求に従って可撓性と傾斜の値を変えることを可能とするスポーツ用履物を提供することである。
本発明の他の目的は、優れた後方支持を有し、且つユーザーが歩いている間の足のローリングを大幅に容易にするスポーツ用履物を提供することである。
本発明の別の目的は、接着、直接射出(direct injection)または機械的な組立を含む既知の方法により、硬いまたは一部硬い外皮または在来のレーザ甲皮で有利に組み立てることができ、極めて高い撓わみ及び傾斜とい う主な特性を備えたスポーツ用履物を提供することである。
本発明の更に他の目的は、製作費を減らして大衆への販売を促進するように、高度の工業生産性を有する高い可撓性のスポーツ用履物を提供することである。
この目標、これらの目的などは、履物の少なくとも甲皮を底皮に対して徐々に傾けるための第1の一方向関節接合手段と、甲皮と底皮との間に設けられ履物の撓わみの値を変えるための第1の可撓性の手段とを、足の自然 な撓みの軸線のところで履き物の前部に備え、前記第1 の一方向関節接合手段が、甲皮の前部の下側領域の材料 内の凹部によって形成され、該凹部は、甲皮と底皮との 間に楔形スペースを形成するのに適していることを特徴とする、高い可撓性を有するスポーツ用履物によって達成される。
本発明によるスポーツ用履物の他の特性及び利点は、添付図面に単に非限定的な例として図示された好適ではあるが包括的でない実施例についての以下の詳細な説明から明らかになるであろう。図面中、
図1〜4は、本発明によるスポーツ用履物の概略側面図である。
図5〜8は、本発明による履物の甲皮が底皮に対して徐々に傾斜することを示す概略側面図である。
図9は、関節接合のための第1及び第2の手段を示す、履物の前部の部分概略図である。
図10は、本発明による第1及び第2の関節接合を示す詳細な分解斜視図である。
図11及び12は、甲皮の前部と底皮とを連結して歩行のための容易なローリングを可能にするパーツの概略図である。
上記図面を詳細に参照すると、本発明によるよく撓わむことのできるスポーツ用履物は、概括的に参照符号1で示されており、それは、前部に、概括的に参照符号2で示され履物の自然な撓わみ軸線に好都合に配置されて甲皮3が履物の底皮4に対して徐々に傾斜することを可能にする第1の一方向関節接合手段(以下、第1の関節 接合手段という)を有している。
この第1の関節接合手段2は、甲皮の前部の下側領域内の材料の凹部によって形成されており、従って、甲皮は、底皮4と共に、甲皮の前部の傾斜、従って履物の撓わみを容易にする楔形のスペース5を形成する。
この解決手段は、スキーヤーを理想的に支持することを容易にし、且つ、本質的に甲皮のしわに起因する中足部位での甲皮の圧縮を避けて最も早い体重の移動を可能にする。
甲皮2と底皮4との間に、更に第1の撓わむことのできる手段が設けられており、それは、好適にはプラスチックでつくられ、1端では甲皮3の前部に、他端では底皮4に連結されて、シール状態で楔形スペース5を閉じるベロー状の部品6を有している。
すぐ判るように、材料の形とベロー状部材6を提供するのに用いられた構造とに依存して、甲皮3が底皮4の方へ動くときに作用する反発力の値を随意に修正することが可能である。
甲皮3の前部への底皮の撓わみを底皮の弾性に専ら頼ることを避けるために、第1の関節接合手段2に近い底皮上には、第1の関節接合手段と協力して履物の可撓性と傾斜とを変えるのに適した少なくとも1つの第2の一方向関節接合手段(以下、第2の関節接合手段という)が設けられている。
詳細には、この第2の関節接合手段は、図1及び2に示すように、1以上の切込みを設けることによって底皮に形成された1以上の容易に撓わむ部位7を有する。
別の実施例では、この第2の関節接合手段は、ヒンジ9によりピボット11で底皮の土踏まず10にヒンジ結合されている先皮8を有している。
ピボット11は、底皮8の両翼12に形成されたそれぞれの穴と、両翼12の間に位置して土踏まず10から延びる中央の拡張部13とに係合する。
このようにして、第2の関節接合手段は、横ねじれに対する高い抵抗と靴からスキーへの運動の伝達における著しい正確さとを可能にする。
好都合に、両翼12は、先皮8が履物の甲皮3の方へ回転することは可能にするが、先皮が土踏まず10に関して完全に面一のときには反対方向への回転は可能にしない、停止ブロック15を有している。
ベロー状部材6に加えて、履物は、底皮4に形成さ れ、詳細には図10に示すように先皮8に形成された対応する座17に収容されたブロック16を含む第2の可撓性の手段を有する。
好都合に、このブロック16は、スペース5の楔状と合うようにやはり楔状を呈している。
好都合に、ブロック16は、履物が撓わみ且つ傾斜する 際に甲皮3と底皮4との間に生じる圧縮力に異なった抵抗を提供する少なくとも2つの部位18、19を有している。
このようにして、両部位18、19及びベロー状部材6によって、随意に且つユーザーの要求に従って、複合地形でも技術的動作と優れた快適性を高めるために、履物の撓わみ及び長手方向の傾斜の特性を変えることができる。
この履物は、更に、少なくとも1つのロック部材、詳しくは、1端で先皮8に他端で甲皮3の前部にヒンジ結合された2つのリンク20を有している。
容易に理解できるように、リンク20は先皮8が土踏まず10に関節接合されたときに、停止ブロック15と協力する。
若し、底皮4に例えば図1及び2で示すように撓わみ部位7が設けられていれば、リンク20は、底皮に関して甲皮の前部を楔状スペースの最大の開きのための位置にロックすることを可能にする。
付言すれば、歩行を容易にするために、本発明の履物は、図11及び12に示すように楔状スペース5が完全に閉じられる位置に甲皮3の前部を底皮4へ結合させるための部材を有している。
詳しくは、その接合部材は、底皮4間を通る穴と甲皮3に設けられた両翼22に形成された孔とに同時に係合するピン21によって形成されている。
本発明による履物の働きは、既述の及び図示されているものから明らかである。特に強調すべきは、履物の先皮の下側部位にある回転軸線により、スキーの最もよい制御が可能になる点と、靴とスキーとの間の作用力を効果的に伝達してエネルギーの分散をなくすことが可能になる点である。
本発明に係わる解決手段は、履物の可撓性と傾斜とを可能にし、また、履物が撓わむ間に中足部位の甲皮に生じる圧縮力が消失するので、優れた横方向安定性とねじれに対する抵抗と非凡な快適性とを確実にする。
更に、有利なことには、履物は、その可撓性及び傾斜とその後方支持とその歩行のための回転動作の値を調節することを可能にする。
本解決手段のもう1つの利点は、前述して撓わみ及び傾斜という主な特性を維持しながら、接着、直接噴射または機械的組み立てを含む既知の方法で、甲皮または丈夫な若しくは部分的に丈夫なシェルでできた履物に、または、従来の履物に組み立てられることである。
このように創案された本発明は、すべてが本発明の思想の範囲内にある多くの修正及び変形が可能であり、更に、そのすべての部分が、技術的に均等な要素によって置換されることができる。
実際に、使用される材料ならびに寸法は、要求に応じたまたは技術水準に応じた如何なるものでもよい。
請求の範囲に挙えられた技術的特徴部分に参照符号がつけられている場合に、それらの参照符号は、単に請求の範囲の理解可能性を増す目的でのみつけられたものであり、従って、そのような参照符号は、該符合によって例示的に示された各要素の範囲について何等の限定的効果を有しない。
Claims (10)
- 履物の少なくとも甲皮(3)を底皮(4)に対して徐々に傾けるための第1の一方向関節接合手段(2)と、前記甲皮と前記底皮との間に設けられ履物の撓わみの値を変えるための第1の可撓性の手段(6)とを、足の自然な撓みの軸線のところで履物の前部に備 え、
前記第1の一方向関節接合手段(2)が、前記甲皮 (3)の前部の下側領域の材料内の凹部によって形成さ れ、該凹部は、前記甲皮と前記底皮との間に楔形スペー ス(5)を形成するのに適している
ことを特徴とする、高い可撓性を有するスポーツ用履物。 - 前記底皮上の前記第1の一方向関節接合手段の近くに、該第1の一方向関節接合手段と協力して履物の可撓性を変える少なくとも1つの第2の一方向関節接合手段(7,8,9,10,11)が設けられていることを特徴とする、請求の範囲1に記載の履物。
- 前記第1の可撓性の手段が、前記楔形スペース(5)を封じるように閉じる、前記甲皮(3)の前部と前記底皮(4)とに連結されたベロー状の部品(6)を有することを特徴とする、請求の範囲1に記載の履物。
- 前記第2の一方向関節接合手段が、前記底皮上に形成された容易に撓わむ領域(7)を有することを特徴とする、請求の範囲2に記載の履物。
- 前記第2の一方向関節接合手段が前記底皮 の先皮(8)を備え、前記先皮(8)が、前記先皮(8)の両翼(12)に形成されたそれぞれの穴と前記両翼(12)の間に位置し且つ土踏まず(10)から延びる中央の突出部(13)とに係合するピボット(11)を有する ヒンジ(9)により前記土踏まず(10)に枢着されてい ることを特徴とする、請求の範囲2に記載の履物。
- 前記両翼(12)が、前記土踏まずに対する前記先皮(8)の一方向回転を可能とする後方の停止ブロック(15)を有することを特徴とする、請求の範囲5に記載の履物。
- 前記底皮(4)に形成された対応する座(17)に収容された少なくとも一つのブロック(16)を備えた第2の可撓性の手段(16,17)を有することを特徴とする、請求の範囲6に記載の履物。
- 前記ブロック(16)が、履物が撓む間に前 記甲皮(3)の前部と前記底皮(4)の間に生じる圧縮力に対して異なった抵抗を有する少なくとも2つの部位(18,19)を有することを特徴とする、請求の範囲7に記載の履物。
- 前記甲皮(3)の前部を前記底皮(4)に対して前記楔状スペース(5)の開きを最大にする位置にロックするための少なくとも1つの部品(20)を有することを特徴とする、請求の範囲1に記載の履物。
- 前記甲皮(3)の前部を前記楔状スペース(5)を完全に閉じる位置で前記底皮(4)に連結するための部品(21)を有することを特徴とする、請求の範囲1に記載の履物。
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