JP3571304B2 - Cdmaシステムのインターリーバーメモリアクセス装置及びその方法 - Google Patents

Cdmaシステムのインターリーバーメモリアクセス装置及びその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMAシステムに係るもので、詳しくは、CDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のCDMAシステムにおいては、図5に示したように、ソースデータにデータ伝送率を表すフレームクォリティー指示子(Frame quality indicator)を付加するフレームクォリティーインジケータ(10)と、
前記フレームクォリティーインジケータ(10)の出力に8ビットのエンコーダトレールビットを付加するトレールビット(trail bit)付加部(20)と、
前記トレーラルビット付加部(20)からデータビットを入力して、各データビット当たり3個のコードシンボル(シリアルデータ)を発生するコンバルーショナルエンコーダ(Convolutional encoder)(30)と、
フルレート(Full Rate)と同様なデータサイズを形成するために、コンバルーショナルエンコーダ(30)に対し、シンボルを反復出力するコードシンボル反復器(40)と、
アドレス発生器(60)から出力されるロー及びコラムアドレスによって、前記コードシンボル反復器(40)から出力されたコードシンボルを格納するインターリーバーメモリ(Interleaver memory)(50)と、
前記インターリーバーメモリ(50)から出力されたコードシンボルを入力して、6コードシンボル当たりワルシインデックス(Walsh index)を生成して、64個のワルシコードを出力する直交変調器(Orthogonal Modulator)(70)と、
前記直交変調器(70)から出力された64個のワルシチップを拡散変調して、高周波無線信号を伝送する無線周波数処理部(80)と、を備えて構成されていた。
【0003】
以下、このように構成された従来のCDMAシステムの動作に対し、図面を参照して説明するが、説明の便宜上、データ伝送率は、4800bpsに仮定する。
【0004】
先ず、アナログ音声信号のソースデータが、CDMAシステムに入力されると、該ソースデータは、PCM変調された後、デコーダ(図示されず)を経てフレームクォリティーインジケータ(10)に入力される。その後、前記フレームクォリティーインジケータを付加した後、4.4kbpsのデータビットを出力し、トレールビット付加部(20)は、前記4.4kbpsのデータビットに8ビットのエンコーダトレールビットを付加して4.8kbpsのデータビットを出力する。
【0005】
コンバルーショナエンコーダ(30)は、トレールビット付加部(20)から出力された各データビット毎に3個のコードシンボルをそれぞれ発生して、14.4kspsのコードシンボルを出力し、コードシンボル反復器(40)は、フルレート(9600bps)と同様なデータサイズを形成するために、コンバルーショナルエンコーダ(30)から入力されたコードシンボルを1回反復出力して、28.8Kspsのコードシンボルを発生する。
【0006】
且つ、コードシンボル反復器(40)は、データ伝送率が2400bpsである場合は、3回のコードシンボル反復を行い、データ伝送率が1200bpsである場合は、7回のコードシンボル反復を行う。従って、コードシンボル反復器(40)から出力されるコードシンボルの伝送率は、フルレートと同様なデータサイズを有する。
【0007】
又、前記インターリーバーメモリ(50)は、図6に示したように、32個のローと18個のコラムとから構成され、前記アドレス発生器(60)から出力されたロー及びコラムアドレスによって、前記コードシンボル反復器(40)からのコードシンボルをライト及びリードする。
【0008】
更に、直交変調器(70)は、インターリーバーメモリ(50)から入力されたコードシンボルを6個ずつディコーディングして、一つのワルシインデックスを生成し、該生成されたワルシインデックスを利用して、64個のワルシコード中の何れか一つを選択、出力する。よって、無線周波数処理部(80)は、前記直交変調器(70)から出力された4.8Kbpsのワルシチップを拡散変調した後、高周波無線信号を変換して伝送する。
【0009】
以下、前記インターリーバーメモリ(50)のアクセス動作をより詳しく説明する。
【0010】
一般に、CDMAシステムは、多様なデータ伝送率を支援しているため、コードシンボル反復器(40)は、データ処理を容易化するために、フルレート(9600bps)を除いたデータ伝送率、即ち、ハーフレート(Half Rate)(4800bps)、クォータレート(Quarter Rate)(2400bps)及びエイトレート(Eight Rate)(1200bps)に対してコードシンボル(シリアルデータ)反復を行う。
【0011】
且つ、通常、CDMAシステムにおいては、無線インタフェースを利用してデータ伝送を行うが、このとき、各種のノイズ発生により不意のデータ損失が発生する恐れがあるため、コードシンボルの変調及び伝送を行う以前に、ブラストエラーを防止するためのデータインターリービングを行っている。
【0012】
又、従来のCDMAシステムでのデータインターリービングは、インターリーバーメモリ(50)及びアドレス発生器(60)により具現される。
【0013】
即ち、前記インターリーバーメモリ(50)は、コードシンボル反復器(40)からそれぞれ出力されたコードシンボルを、アドレス発生器(60)から出力されたロー及びコラムアドレスによって、図6に示したように、ノマルインターリーバーメモリマップの位置に順次ライトする。その結果、インターリーバーメモリ(50)には、1〜576までのコードシンボル(1フレームデータ)がライトされる。このような過程を、各データ伝送率別のインターリーバーメモリマップの一例に示すと、図7のようである。
【0014】
一旦、データライト動作が終了されると、インターリーバーメモリ(50)のリード動作は、CDMA移動通信規定による順序、即ち、図6に示したようなノマルインターリーバーメモリマップで、次のようなローアドレス順に行われる。
【0015】
Figure 0003571304
例えば、フルレートのコードシンボルが、図8の形態にインターリーバーメモリ(50)に格納されたと仮定すると、アドレス発生器(60)は、一つのローアドレスを出力した状態で、コラムを(1〜12)まで変化させて、インターリーバーメモリ(50)から12個のコードシンボルを順次リードさせる。且つ、その他の各データ伝送率のコードシンボルも前記フルレートと同様なローアドレス及びコラムアドレス順にリードされる。
【0016】
このように、従来のCDMAシステムでは、インターリーバーメモリのアクセス(リード及びライト)動作は、コードシンボル単位に繰り返される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、このような従来のCDMAシステムにおいては、次のような不都合な点があった。
【0018】
先ず、シリアルデータの1フレームのコードシンボルを、全てリード/ライトするためには、アドレス(ロー及びコラム)発生及びインターリーバーメモリのアクセス動作を頻繁に行うべきであるため、迅速なデータ処理及び低電力化を具現することができないという不都合な点があった。
【0019】
且つ、従来のCDMAシステムにおいて、直交変調器(70)は、直列データの6個のコードシンボルを入力して一つのワルシインデックスを生成するが、このとき、前記直交変調器(70)は、一つのワルシインデックスを生成するために、インターリーバーメモリ(50)から6個のコードシンボルを待機しなければならないので、データ処理時間が増加するという不都合な点があった。
【0020】
このように、従来のCDMAシステムは、移動通信システムでのデータ処理の迅速化及び電力消耗の最小化要請に応えられないという不都合な点があった。
【0021】
そこで、本発明は、このような従来の問題点を鑑みてなされたもので、本発明の目的は、インターリーバーメモリのアドレシング及びアクセス動作を改善して、低電力化を図り、データのアクセス速度を向上し得るCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置及びその方法を提供することにある。
【0022】
且つ、本発明の他の目的は、6個のコードシンボルを並列に入力して一つのワルシインデックスを生成することで、データの処理速度を向上し得るCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置及びその方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明に係るCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置においては、伝送すべきコードシンボルを格納するインターリーバーメモリと、
前記インターリーバーメモリから18ビットのコードシンボルを同時に受信して、6コードシンボルずつ出力するシフトレジスタ部と、
前記シフトレジスタから出力された6個のコードシンボルをディコーディングしてワルシインデックスを生成するインデックスディコーディング部と、
前記インターリーバーメモリのアクセス動作と、シフトレジスタ部及びインデックスディコーディング部の入出力動作とを制御するアドレス発生器及び制御ロジックと、
前記インデックスディコーディング部から出力されたワルシインデックスに基づいて、64個のワルシコードを出力する直交変調器と、を備えて構成されることを特徴とする。
【0024】
本発明に係るCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法においては、伝送すべきコードシンボルをインターリーバーメモリに格納する過程と、ローアドレス信号を利用して、インターリーバーメモリに格納された1−Rowコードシンボルをシフトレジスタにリードする過程と、
コードシンボルの伝送率に従い、シフトレジスタに格納された第1コードシンボルを繰り返してアクセスする過程と、
前記シフトレジスタから出力された6個のコードシンボルをディコーディングして一つのワルシインデックスを生成する過程と、
を順次行うことを特徴とする。
【0025】
本発明は、伝送すべきコードシンボルを格納するインターリーバーメモリと、前記インターリーバーメモリから18ビットのコードシンボルを同時に受信して、6コードシンボルずつ出力するシフトレジスタ部と、前記シフトレジスタ部から出力された6個のコードシンボルをディコーディングして、ワルシインデックスを生成するインデックスディコーディング部と、前記インターリーバーメモリのアクセス動作と、シフトレジスタ部及びインデックスディコーディング部の入出力動作とを制御するアドレス発生器及び制御ロジックと、を備えて構成されることを特徴とする、CDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置であり、これにより上記目的が達成される。
【0026】
本発明の一つの局面は、前記インデックスディコーディングから出力されたワルシインデックスに基づいて、64個のワルシコードを出力する直交変調器を更に備えて構成されることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置である。
【0027】
本発明の一つの局面は、前記インターリーバーメモリは、前記アドレス発生器及び制御ロジックから出力されたローアドレスによって、1−Rowコードシンボルを同時に出力することを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置である。
【0028】
本発明の一つの局面は、前記シフトレジスタ部は、一つのシフトレジスタがリード動作を行うとき、残りの一つは、ライト動作を行い得るように直列連結された二つのシフトレジスタから構成されることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置である。
【0029】
本発明の一つの局面は、前記各シフトレジスタは、三つの格納領域に区分されていることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置である。
【0030】
本発明の一つの局面は、前記シフトレジスタは、アドレス発生器及び制御ロジックから出力されたデータ選択信号によって各格納領域に格納された6コードシンボルを同時に出力することを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置である。
【0031】
本発明の一つの局面は、前記インデックスディコーディング部は、シフトレジスタ部から6個ずつのコードシンボルを順次入力して、それぞれ一つのワルシインデックスを生成する第1〜第3インデックスディコーダから構成されることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置である。
【0032】
本発明の一つの局面は、前記第1〜第3インデックスディコーダは、アドレス発生器及び制御ロジックから出力されたイネーブル信号により順次活性化されることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置である。
【0033】
本発明の一つの局面は、前記アドレス発生器及び制御ロジックは、伝送すべきコードシンボルがフルレートでない場合は、前記シフトレジスタを反復してアクセスすることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置である。
【0034】
本発明の一つの局面は、前記アドレス発生器及び制御ロジックは、ハーフレート(Half rate)である場合は、シフトレジスタを1回反復してアクセスし、クォータレート(Quarter rate)である場合は、3回反復してアクセスし、エイトレート(Eight rate)である場合は、7回反復してアクセスすることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置である。
【0035】
さらに本発明は、伝送すべきコードシンボルをインターリーバーメモリに格納する過程と、ローアドレス信号を利用して、インターリーバーメモリに格納された1−Rowコードシンボルをシフトレジスタにリードする過程と、コードシンボルの伝送率に従い、シフトレジスタに格納された第1コードシンボルを繰り返してアクセスする過程と、前記シフトレジスタから出力された6個のコードシンボルをディコーディングして一つのワルシインデックスを生成する過程と、
を順次行うことを特徴とする、CDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法であり、これにより上記目的が達成される。
【0036】
本発明の一つの局面は、前記インターリーバーメモリは、ロー及びコラムアドレスによりシンボルコードをライトし、ローアドレスによりシンボルコードをリードすることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法である。
【0037】
本発明の一つの局面は、前記シフトレジスタ部は、一つのシフトレジスタがリード動作を行うとき、残りの一つは、ライト動作を行い得るように直列連結された二つのシフトレジスタから構成されることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法である。
【0038】
本発明の一つの局面は、前記各シフトレジスタは、三つの格納領域に区分され、各格納領域には6個のコードシンボルが格納されることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法である。
【0039】
本発明の一つの局面は、前記コードシンボルの伝送率が、フルレートであると、シフトレジスタを反復してアクセスしないことを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法である。
【0040】
本発明の一つの局面は、前記コードシンボルの伝送率が、ハーフレートである場合は、シフトレジスタを1回反復してアクセスし、クォータレートである場合は、3回反復してアクセスし、エイトレートである場合は、7回反復してアクセスすることを特徴とする、上記のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法である。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0042】
本発明に係るCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置においては、図1に示したように、インターリーバーメモリ(100)と、
前記インターリーバーメモリ(100)から18ビットのコードシンボルを同時に受信して、6コードシンボルずつ出力するシフトレジスタ部(101)と、前記シフトレジスタ(101)から出力された6個のコードシンボルをディコーディングしてワルシインデックスを生成するインデックスディコーディング部(102)と、
前記インデックスディコーディング部(102)から出力されたワルシインデックスに基づいて、64個のワルシコードを出力する直交変調器(103)と、前記インターリーバーメモリ(100)のアクセス動作と、シフトレジスタ部(101)及びインデックスディコーディング部(102)の入出力動作とを制御するアドレス発生器及び制御ロジック(104)と、を備えて構成されている。
【0043】
そして、前記インターリーバーメモリ(100)は、従来と同様なサイズ(576ビット)のメモリバンクに構成され、前記シフトレジスタ部(101)は、一つのシフトレジスタがリード動作を行うとき、残りの一つはライト動作を行い得るように2個のシフトレジスタが直列に連結されている。
【0044】
且つ、前記各シフトレジスタは、三つの格納領域に区分され、アドレス発生器及び制御ロジック(104)から出力されたデータ選択信号(DS)によって6個のコードシンボルを順次出力する。
【0045】
又、前記インデックスディコーディング部(102)は、前記シフトレジスタ部(101)の各レジスタから6個のコードシンボルを順次入力して、一つのワルシインデックスを生成する第1〜第3インデックスディコーダ(50〜52)から構成される。
【0046】
このとき、前記第1〜第3インデックスディコーダ(50〜52)は、アドレス発生器及び制御ロジック(104)から出力されたイネーブル信号(EN)により活性化される。
【0047】
更に、前記直交変調器(103)は、従来のように、ワルシインデックス及びワルシコードを全て生成することなく、インデックスディコーディング部(102)から出力されたワルシインデックスに基づいて、ワルシコードのみを生成して出力する。
【0048】
以下、このように構成された本発明に係るCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置の動作に対し、図面を参照して説明する。
【0049】
先ず、図2に示したように、インターリーバーメモリ(100)のアクセス動作時に、次のようなリード動作が行われる。
【0050】
即ち、本発明では、CDMA移動通信規定による順序に従ってインターリーバーメモリのリード動作を行うとき、コラムアドレスを使用せず、ローアドレスのみを利用する。従って、アドレス発生器及び制御ロジック(104)によりローアドレスが入力される度にインターリーバーメモリ(100)にライトされた1−Rowデータ、即ち、図6の18個のコードシンボルが同時にリードされる。
【0051】
例えば、フルレートのコードシンボルが、図8に示したようにインターリーバーメモリ(100)に格納されていると仮定すると、インターリーバーメモリ(100)は、アドレス発生器及び制御ロジック(104)から順次入力するローアドレス(1,....16)に基づいて、1−Rowのコードシンボルを一緒に出力する。即ち、ローアドレスは、シンボルコードの伝送信号と同様な役割をする。
【0052】
且つ、ハーフレートのコードシンボルが、図3に示したように、インターリーバーメモリ(100)に格納されていると仮定すると、前記インターリーバーメモリ(100)は、アドレス発生器及び制御ロジック(104)から入力したローアドレス(1 3 5 7 9 11 13 15)に基づいて1−Rowのコードシンボルを一緒に出力する。
【0053】
このとき、前記インターリーバーメモリ(100)の偶数番目のローに格納されたコードシンボルは、データ処理の容易性を図るために、従来のシンボル反復部で反復格納されたコードシンボルであって、以前ローのコードシンボルと同様である。
【0054】
従って、本発明は、図4に示したように、インターリーバーメモリ(100)の偶数番目のローに格納されたコードシンボルをインターリーバーメモリ(100)からリードせず、データ選択信号(DS)を出力して、既にシフトレジスタ(101)に伝送されたローのコードシンボルを反復アクセスすることで、偶数番目のローに格納されたコードシンボルのアクセス動作に代わる。
【0055】
且つ、前記インデックスディコーディング部(102)の第1〜第3ディコーダ(50〜52)は、アドレス発生器及び制御ロジック(104)から出力されたイネーブル信号(EN)により順次活性化されて、シフトレジスタ部(101)から入力され6個のコードシンボルをディコーディングして、一つのワルシインデックスをそれぞれ生成する。従って、直交変換器(103)は、第1〜第3インデックスディコーダ(50〜52)から出力されたワルシインデックスによって64個のワルシコードを生成して出力する。
【0056】
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で種々の変更が可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置及びその方法においては、ローアドレスのみを利用してインターリーバーメモリのリード動作を行うため、メモリアクセス時のアドレシング動作を簡素化して、データアクセス速度、及び全体CDMAシステムの性能を向上し得るという効果がある。
【0058】
且つ、インターリーバーメモリに格納された反復データをリードせず、シフトレジスタに既に格納されたローのコードシンボルを反復アクセスして生成するため、インターリーバーメモリのアクセス回数が低減され、メモリアクセス時の電力消耗を減らし得るという効果がある。
【0059】
又、本発明では、従来の直交変調器内に備えられていたワルシインデックス生成機能を別途のインデックスディコーディング部として具現し、更に、1クロックのインネーブル信号を利用して、シフトレジスタから6個のコードシンボルが同時に出力するため、インデックスディコーディング部では、従来のように、6個のコードシンボルが入力されるまで待機することななく、ワルシインデックスを迅速に生成することができる。従って、直交変調器の動作速度を改善し得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置のブロック図である。
【図2】図1のインターリーバーメモリのアドレシング及び該当データ出力値を示した図面である。
【図3】図1のハーフレートのコードシンボルが格納されたインターリーバーメモリマップの一例を示した図面である。
【図4】図3のインターリーバーメモリのアドレシング及び該当データ出力値を示した図面である。
【図5】一般のCDMAシステムの概略構成を示したブロック図である。
【図6】図5のノマルインターリーバーメモリマップを示した図面である。
【図7】各データ伝送率に対するインターリーバーメモリマップの一例を示した図面である。
【図8】フルレートのコードシンボルが格納されたインターリーバーメモリマップの一例を示した図面である。
【図9】図8のインターリーバーメモリのアドレシング及び該当データ出力値を示した図面である。
【符号の説明】
100 インターリーバーメモリ
101 シフトレジスタ部
102 インデックスディコーディング部
103 直交変調器
104 アドレス発生器及び制御ロジック

Claims (13)

  1. 伝送すべきコードシンボルが格納されており、ローアドレスによって、1−Rowコードシンボルを同時に出力するインターリーバーメモリと、
    前記インターリーバーメモリから出力された1−Rowコードシンボルを6コードシンボルずつ出力するシフトレジスタ部と、
    前記シフトレジスタ部から出力された6個のコードシンボルをディコーディングして、ワルシインデックスを生成するインデックスディコーディング部と、
    前記インターリーバーメモリにローアドレスを出力するとともに、出力されるローアドレスのコードシンボルが、データ伝送率によって反復格納されていないコードシンボルの場合は、前記インターリーバーメモリから出力された1−Rowコードシンボルを出力し、データ伝送率によって反復格納されたコードシンボルの場合は、以前の1−Rowコードシンボルが反復的に出力されるように、前記シフトレジスタを制御するアドレス発生器及び制御ロジックと、を備えて構成されることを特徴とする、CDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置。
  2. 前記インデックスディコーディングから出力されたワルシインデックスに基づいて、64個のワルシコードを出力する直交変調器を更に備えて構成されることを特徴とする、請求項1に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置。
  3. 前記シフトレジスタ部は、一つのシフトレジスタがリード動作を行うとき、残りの一つは、ライト動作を行い得るように直列連結された二つのシフトレジスタから構成されることを特徴とする、請求項1に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置。
  4. 前記各シフトレジスタは、三つの格納領域に区分されていることを特徴とする、請求項3に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置。
  5. 前記インデックスディコーディング部は、シフトレジスタ部から6個ずつのコードシンボルを順次入力して、それぞれ一つのワルシインデックスを生成する第1〜第3インデックスディコーダから構成されることを特徴とする、請求項1に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置。
  6. 前記第1〜第3インデックスディコーダは、アドレス発生器及び制御ロジックから出力されたイネーブル信号により順次活性化されることを特徴とする、請求項5に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置。
  7. 前記アドレス発生器及び制御ロジックは、ハーフレートである場合は、シフトレジスタを1回反復してアクセスし、クォータレートである場合は、3回反復してアクセスし、エイトレートである場合は、7回反復してアクセスすることを特徴とする、請求項1に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス装置。
  8. 伝送すべきコードシンボルをインターリーバーメモリに格納する過程と、
    ローアドレス信号を利用して、前記インターリーバーメモリに格納された1−Rowコードシンボルを同時にシフトレジスタにリードする過程と、
    出力されるコードシンボルが、データ伝送率によって反復格納されていないコードシンボルの場合は、そのリードされたシフトレジスタの1−Rowコードシンボルを出力し、データ伝送率によって反復格納されるコードシンボルの場合は、前記リードされた1−Rowコードシンボルを反復的に出力する過程と、
    前記シフトレジスタから出力された6個のコードシンボルをディコーディングして一つのワルシインデックスを生成する過程と、を順次行うことを特徴とする、CDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法。
  9. 前記インターリーバーメモリは、ロー及びコラムアドレスによりシンボルコードをライトし、ローアドレスによりシンボルコードをリードすることを特徴とする、請求項8に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法。
  10. 前記シフトレジスタ部は、一つのシフトレジスタがリード動作を行うとき、残りの一つは、ライト動作を行い得るように直列連結された二つのシフトレジスタから構成されることを特徴とする、請求項9に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法。
  11. 前記各シフトレジスタは、三つの格納領域に区分され、各格納領域には6個のコードシンボルが格納されることを特徴とする、請求項10に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法。
  12. 前記コードシンボルの伝送率が、フルレートであると、シフトレジスタを反復してアクセスしないことを特徴とする、請求項8に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法。
  13. 前記コードシンボルの伝送率が、ハーフレートである場合は、シフトレジスタを1回反復してアクセスし、クォータレートである場合は、3回反復してアクセスし、エイトレートである場合は、7回反復してアクセスすることを特徴とする、請求項8に記載のCDMAシステムのインターリーバーメモリアクセス方法。
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