JP3570842B2 - 読出し専用メモリのデータ書換え装置 - Google Patents

読出し専用メモリのデータ書換え装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気信号の印加に応じて書換え可能な読出し専用メモリのデータ書換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平2−130799号公報に記載されているように、EEPROMなどの読出し専用メモリを備える端末装置にケーブルを介して接続可能なコネクタと、このコネクタとバスライン接続されるROMソケットと、このROMソケットに着脱可能に接続され、読出し専用メモリを書換える書換え用データがあらかじめ記憶されるROMとを備えた読出し専用メモリのデータ書換え装置が提案されている。
【0003】
この従来のデータ書換え装置では、端末装置とケーブルを介してコネクタを接続し、ROMにあらかじめ記憶される書換え用データをROMソケット、コネクタおよびケーブルを介して読出し専用メモリへ伝送することにより、この読出し専用メモリに記憶されるデータを書換えるようになっている。
【0004】
また、前記の読出し専用メモリ内のデータは、通常プログラム型式とプログラムバージョン毎に管理が行なわれ、そのマスタデータはROMまたはフロッピディスクに格納された状態で所定の管理部署に保管されており、読出し専用メモリ内のデータ書換えを行なう際、例えばフロッピディスクに格納されるマスタデータをROMに複写して、このROMを前記のデータ書換え作業を担当する保全部署に送付するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のデータ書換え装置では、ROMソケットにROMを着脱するとき、直接手で触れて静電気によりROMに記憶されるデータを破壊したり、ROMのピンを折損する懸念があるとともに、ROMを間違った向きでROMソケットに装着した場合もROMに記憶されるデータを破壊する懸念がある。このため、ROMの取扱いに細心の注意が必要であり、読出し専用メモリを備える端末装置が据付られた現場では作業環境が悪いことが多く、したがって、データ書換え作業を行なうには上記のROMが使いにくいという作業性の問題が顕著である。
【0006】
また、上述したようにROMのピンが折損したりROM内のデータが破壊した場合、データ書換え作業を担当する保全部署は、マスタデータを管理する管理部署にROMの再送付を依頼する必要があり、ROMの入手までに時間が掛るため、データ書換え作業計画が遅延するという管理上の問題もある。
【0007】
また特に、対象となるプログラム型式あるいはプログラムバージョンと異なるデータが格納されるROMで読出し専用メモリを書換えた場合、すなわち読出し専用メモリの書換え用データを間違えた場合、この読出し専用メモリのデータを修復するには、対象となるプログラム型式およびバージョンのデータが格納される正規のROMに取替えて再び読出し専用メモリを書換える必要があり、正規のROMが手元にないときには、保全部署へ探しに戻ったりするために無駄な時間を要し、データ書換え作業がかなり遅延するという問題がある。
【0009】
本発明はこのような従来技術における実情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、読出し専用メモリを備えた端末装置の据付現場でデータ書換えを行なう際の作業性を向上させることのできる読出し専用メモリのデータ書換え装置を提供することにある。
【0010】
また、その第2の目的は、読出し専用メモリに間違ったデータを書換えた場合、データの修復を短時間で行なうことのできる読出し専用メモリのデータ書換え装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る発明は、端末装置を制御する制御プログラムおよび制御データからなる制御情報を記憶し、この制御情報を電気信号の印加に応じて書換え可能な読出し専用メモリのデータ書換え装置において、種々の制御処理を行なうMPUと、データ書込みおよび読出しが可能なRAMと、前記端末装置との接続を行なう接続コネクタと、ROMが着脱可能な少なくとも1個のROMソケットと、ICメモリカードが着脱可能な少なくとも1個のICカードコネクタと、パーソナルコンピュータと接続可能な通信コネクタとを、互いにバスライン接続するとともに、前記読出し専用メモリの書換用データが記憶された書換え元として、前記ROMソケットに装着されたROM、前記ICカードコネクタに装着されたICメモリカード、および前記通信コネクタに装着されたパーソナルコンピュータのいずれかから選択する書換え元選択手段と、前記選択された書換え元に記憶された書換用データを前記読出し専用メモリに書込む書換え制御手段と、前記読出し専用メモリのデータ書換えを実行する前に、この読出し専用メモリ内の全記憶データを前記RAM、ICカードおよびパーソナルコンピュータの少なくとも一つに格納するデータ保護手段とを備えた構成にしてある。
【0013】
このように構成した本発明の請求項1に係る発明では、書換え元選択手段により、読出し専用メモリの書換え用データが記憶された書換え元としてROM、ICメモリカードおよびパーソナルコンピュータのいずれかから選択した後、作業者はこの表示内容を確認して書換え制御手段の制御によりデータ書換えを実行させる。これによって、書換え用データが記憶された書換え元としてROM、パーソナルコンピュータおよびICメモリカードのうちから選択することにより、当該書換え作業を行なう作業者の使い易いものや空いているものを用いることができるため、読出し専用メモリを備えた端末装置の据付現場でデータ書換えを行なう際の作業性を向上できる。
【0015】
また、万一、間違ったデータを読出し専用メモリに書込んだ場合、この読出し専用メモリのデータ書換えを行なう前に格納したデータをRAM、ICメモリカードおよびパーソナルコンピュータのいずれかから読出すことにより、読出し専用メモリのデータ修復を短時間で行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の読出し専用メモリのデータ書換え装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る読出し専用メモリのデータ書換え装置を示すブロック図、図2は本実施形態のデータ書換え装置の正面図、図3は本実施形態のデータ書換え装置に備えられるICカードアダプタの説明図、図4は本実施形態のデータ書換え装置の処理手順の一部を示すフローチャート、図5は本実施形態のデータ書換え装置の処理手順の残り部分を示すフローチャートである。なお、図4のA部と図5のA部とが連続している。
【0019】
図1に示す本実施形態のデータ書換え装置1は、端末装置、例えば図示しないエレベータの異常を検出する異常検出装置2と着脱可能に接続されている。この異常検出装置2は、異常検出装置2を制御する制御プログラムおよび制御データからなる制御情報を記憶し、この制御情報を電気信号の印加に応じて書換え可能な読出し専用メモリ、例えばEEPROM2Bと、このEEPROM2Bから制御情報を読出して制御処理を行なうMPU2Aと、これらのMPU2AおよびEEPROM2Bとバスライン2I、2Jを介して接続される接続コネクタ2Cとを有しており、この異常検出装置2は、電源コネクタ2Dを介して電源5に接続されている。
【0020】
そして、本実施形態のデータ書換え装置1は、種々の制御処理を行なうMPU1Aと、データ書込みおよび読出しが可能なRAM1Bと、内蔵型のROM1Cとを有し、これらのMPU1A、RAM1BおよびROM1Cは、バスライン1I、1Jを介して、I/Oポート1D、1E、通信ポート1F、3個のROMソケット1G、および2個のICカードコネクタ1Hと接続されている。
【0021】
通信ポート1Fには、通信コネクタ1Kを介して携帯用パーソナルコンピュータ3が接続可能であり、このパーソナルコンピュータ3にフロッピディスク3Aを装着した状態で、このフロッピディスク3Aに記憶されているプログラムやデータをROM1CやEEPROM2Bに取込むことが可能であるとともに、RAM1B、ROM1CやEEPROM2Bに記憶されているプログラムやデータをフロッピディスク3Aに格納することも可能である。
【0022】
I/Oポート1Dには、7セグメント3桁のLED1Lと、5個の押釦1M1〜1M5からなるスイッチ群1Mと、8個のディップスイッチ1N1〜1N8からなる他のスイッチ群1Nと、ブザーBとが接続されている。他のI/Oポート1Eには、異常検出装置2の接続コネクタ2Cと図示しないケーブルを介して接続可能な接続コネクタ1Pが接続され、この接続コネクタ1Pには電源コネクタ1Qが接続されている。
【0023】
ROMソケット1Gには、内蔵型のROM1Cと異なるROM1Gaが装着可能であり、このROM1Gaに記憶されているプログラムやデータをROM1CやEEPROM2Bに取込むことが可能であるとともに、EEPROM2B、RAM1BやROM1Cに記憶されているプログラムやデータをROM1Gaに格納することも可能である。
【0024】
ICカードコネクタ1Hには、図3に示すように、ICメモリカードソケット4Aを搭載したICカードアダプタ4が着脱可能に取付けられ、このICカードアダプタ4にICメモリカード4Bを挿入可能である。このICメモリカード4Bに記憶されているプログラムやデータをROM1CやEEPROM2Bに取込むことが可能であるとともに、EEPROM2B、RAM1BやROM1Cに記憶されているプログラムやデータをICメモリカード4Bに格納することも可能である。
【0025】
上述したスイッチ群1Mは、図2に示すように、ROMソケット1Gの少なくとも1つに搭載されるROM1Gaに記憶されたプログラムやデータ、ICメモリカード4Bに記憶されたプログラムやデータ、あるいはフロッピディスク3Aに記憶されたプログラムやデータをEEPROM2Bに取込む信号を選択的に出力する書込み釦1M2と、書換え元のプログラムやデータと書換えられたプログラムやデータとが同一かどうかを検証するベリファイ信号を出力するベリファイ釦1M3と、プログラムやデータの複写を2個のICカードコネクタ1Hにそれぞれ接続されたICメモリカード4Bの相互間で行なうとともに、パーソナルコンピュータ3とICメモリカード4Bとの間、3個のROMソケット1Gの少なくとも1つに搭載されたROM1GaとICメモリカード4Bとの間、3個のROMソケット1Gにそれぞれ搭載されたROM1Gaの相互間で行なう複写信号を出力するコピー釦1M4と、これらの釦1M2〜1M4で選択された動作を有効にする選択釦1M1と、この選択釦1M1で有効になった機能を起動させるスタート釦1M5とから構成されている。
【0026】
上述した他のスイッチ群1Nは、8個のディップスイッチ1N1〜1N8からなり、これらのディップスイッチ1N1〜1N8を所定の組み合わせで操作することにより、ROM1Ga、フロッピディスク3AおよびICメモリカード4Bなどのデータ読出しやデータ書込みの可否を設定することができる。
【0027】
上記のスイッチ群1M、1Nの操作に応じてLED1Lにより所定の表示が行なわれるので、作業者はこの表示内容を確認することにより、スイッチ群1M、1Nの誤操作や誤動作を知ることができる。例えば、データ書換え装置1の電源を投入し、書込み釦1M2およびベリファイ釦1M3を押圧した後、選択釦1M1を押圧すると、LED1Lにより書換え元、複写先の所定のアドレスに記憶されているプログラム型式やプログラムバージョンを所定時間、例えば5秒間表示するようになっている。
【0028】
上述したブザーBは、データ書換え装置1が動作中であるか正常終了および異常終了したかに応じて、あらかじめ定められる複数の種類の鳴動音を発し、この鳴動音をディップスイッチ1N1〜1N8を所定の組み合わせで操作することにより消すことができる。
【0029】
この実施形態では、図4および図5に示す処理手順にしたがってEEPROM2Bのデータ書換えを行なうようになっている。すなわち、まず図4の手順S1として、作業者は異常検出装置2の接続コネクタ2Cとデータ書換え装置1の接続コネクタ1Pを図示しないケーブルを介して接続し、手順S2として、書換え用データが記憶されるROM1GaをROMソケット1Gに装着した後、手順S3として異常検出装置2の電源5を投入(ON)する。これにより、電源5より接続コネクタ2C−図示しないケーブル−接続コネクタ1Pを介してデータ書換え装置1に電力が供給される。
【0030】
次いで、図5の手順S4として、ディップスイッチ1N1の投入(ON)によりROM1GaからEEPROM2Bへのデータ書込みを選択するとともに、他のディップスイッチ1N8の釈放(OFF)により前記のROM1Gaへのデータ書込みの阻止を選択し、LED1Lの表示を見ながら書込み釦1M2を所定回数押圧することによりROM1GaからEEPROM2Bへのデータ書込みモードを選択した後、手順S5として、選択釦1M1の押圧により前記の選択されたデータ書込みモードを有効にする。これに伴い、手順S6として、MPU1AはROM1Gaのプログラム型式およびプログラムバージョンが記憶されているアドレスを読込み、LED1Lにより、まずプログラム型式を例えば5秒間表示させた後、プログラムバージョンを例えば5秒間表示させる。
【0031】
このとき、作業者はROM1Gaに記憶される書換え用データのプログラム型式およびプログラムバージョンが作業指示の対象のものと合致するかどうかを確認し、作業指示の対象のものと合致しない場合、データ書換え作業を中止する。一方、作業指示の対象のものと合致した場合、手順S7としてスタート釦1M5を押圧すると、手順S8として、MPU1Aは、EEPROM2Bに記憶されているデータを読出し、手順S9として、前記の読出したデータをRAM1Bに記憶させた後、手順S10として、ROM1Gaに記憶された書換え用データをEEPROM2Bに順次書込み、手順S11として、書込み元であるROM1Gaの書換え用データとEEPROM2Bに書込まれたデータとの検証を行なう。
【0032】
その結果、EEPROM2Bに正しいデータが書込まれた場合、手順S12として、MPU1Aは、LED1Lにより正常終了を示す旨の文字、例えば「END」を表示する。この表示を作業者が確認した後、異常検出装置2の電源5を遮断し、この異常検出装置2からデータ書換え装置1を取外して作業を終了する。
【0033】
一方、前記の手順S11でROM1Gaの書換え用データとEEPROM2Bに書込まれたデータとが合致せず、すなわちEEPROM2Bへのデータ書換えが正常に行なわれなかったとき、MPU1Aは、LED1Lにより異常を示す旨の文字、例えば「Er」を表示する。この表示を作業者が確認した後、手順S13として、LED1Lの表示を見ながら書込み釦1M2を所定回数押圧することによりRAM1BからEEPROM2Bへのデータ書込みモードを選択し、選択釦1M1の押圧により前記の選択されたデータ書込みモードを有効にするとともにスタート釦1M5を押圧する。これに伴って、手順S10として、MPU1Aは、RAM1Bに記憶されているEEPROM2Bの書込み前のデータを読出して再びEEPROM2Bに書込むことによりデータ修復を行なうため、異常検出装置2は従来のデータで動作可能となる。
【0034】
また、データ複写作業を行なう際には、スイッチ群1Nの組合せの投入操作およびコピー釦1M4の押圧操作により、複写元および複写先をROM1Ga、フロッピディスク3AおよびICメモリカード4Bのなかから選択した後、選択釦1M1とスタート釦1M5の押圧操作によりデータ複写が可能となり、上記のEEPROM2Bのデータ書換えと基本的には同様であるので、データ複写の詳しい説明を省略する。
【0035】
このように構成した実施形態では、書換え用データが記憶された書換え元として、ROM1Ga、フロッピディスク3AおよびICメモリカード4Bのうちから選択することにより、当該書換え作業を行なう作業者の使い易いものや空いているものを用いることができるとともに、間違ったデータをEEPROM2Bに書込むことを防止できるため、異常検出装置2の据付現場でデータ書換えを行なう際の作業性を向上できる。
【0036】
また本実施形態では、万一、間違ったデータをEEPROM2Bに書込んだ場合、このデータ書換えを行なう前に格納したデータをRAM1B、ICメモリカード4Bおよびパーソナルコンピュータ3のいずれかから読出すことにより、EEPROM2Bのデータ修復を短時間で行なうことができる。
【0037】
また本実施形態では、書換え用マスタデータの複写が容易にかつ確実に数多く作成できるので、効率の良い作業計画の立案が可能となり、EEPROM2Bのデータ書換え作業計画を短期間で行なうことができる。
【0038】
なお、本実施形態にあっては、手順S11で書換え元のデータと書換えられたデータとの比較検証を行なうようにしたが、ベリファイ釦1M3の押圧操作によっても同様の効果が得られる。
【0039】
さらに、本実施形態にあっては、MPU1Aによって、EEPROM2Bを書換える際の制御を行なう書換え制御手段と、データ書換えを実行する前に、EEPROM2B内の全記憶データをRAM1Ga、ICメモリカード4Bおよびパーソナルコンピュータ3の少なくとも一つに格納するデータ保護手段と、ROM1Ga、ICメモリカード4Bおよびパーソナルコンピュータ3のいずれかに記憶された書換え用データを複写する際の制御を行なう複写制御手段とが構成されている。また、書込み釦1M2およびスイッチ群1Nによって、書換用データが記憶された書換え元としてROM1Ga、ICメモリカード4Bおよびパーソナルコンピュータ3のいずれかから選択する書換え元選択手段が構成され、コピー釦1M4およびスイッチ群1Nによって、複写先としてROM1Ga、ICメモリカード4Bおよびパーソナルコンピュータ3のいずれかから選択する複写先選択手段が構成されている。また、ベリファイ釦1M3によって、書換えの正誤を確認する確認信号を出力する書換え操作手段と、複写の正誤を確認する確認信号を出力する複写操作手段とが構成されている。また、LED1Lによって、書換用データの所定アドレス、MPU1Aの作動状況、および書換え時と複写時のエラーコードを表示する表示装置が構成されている。
【0040】
さらに、本実施形態にあっては、読出し専用メモリがEEPROM2Bからなる場合を例示したが、EEPROM2Bの代わりにフラッシュROMからなる場合も同様である。
【0041】
さらに、本実施形態にあっては、ROM1GaからEEPROM2Bへのデータ書込みを行なう場合を例示したが、ROM1Gaの代わりに、パーソナルコンピュータ3あるいはICメモリカード4BからEEPROM2Bへのデータ書込みを行なう場合も同様である。
【0042】
【発明の効果】
以上のように構成したので、本発明の請求項1に係る発明は、書換え用データが記憶された書換え元としてROM、パーソナルコンピュータおよびICメモリカードのうちから選択することにより、当該書換え作業を行なう作業者の使い易いものや空いているものを用いることができ、したがって、読出し専用メモリを備えた端末装置の据付現場でデータ書換えを行なう際の作業性を向上できる。
【0043】
また、万一、間違ったデータを読出し専用メモリに書込んだ場合、読出し専用メモリのデータ書換えを行なう前に格納したデータをRAM、ICメモリカードおよびパーソナルコンピュータのいずれかから読出すことにより、読出し専用メモリのデータ修復を短時間で行なうことができ、したがって、読出し専用メモリを備えた端末装置が長時間休止する事態を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る読出し専用メモリのデータ書換え装置を示すブロック図である。
【図2】本実施形態のデータ書換え装置の正面図である。
【図3】本実施形態のデータ書換え装置に備えられるICカードアダプタの説明図である。
【図4】本実施形態のデータ書換え装置の処理手順の一部を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態のデータ書換え装置の処理手順の残り部分を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ書換え装置
1A MPU
1B RAM
1G ROMソケット
1Ga ROM
1H ICカードコネクタ
1I、1J バスライン
1K 通信コネクタ
1L LED(表示装置)
1P 接続コネクタ
2 異常検出装置(端末装置)
2B EEPROM(読出し専用メモリ)
3 パーソナルコンピュータ
3A フロッピディスク
4 ICカードアダプタ
4B ICメモリカード

Claims (1)

  1. 端末装置を制御する制御プログラムおよび制御データからなる制御情報を記憶し、この制御情報を電気信号の印加に応じて書換え可能な読出し専用メモリのデータ書換え装置において、
    種々の制御処理を行なうMPUと、データ書込みおよび読出しが可能なRAMと、前記端末装置との接続を行なう接続コネクタと、ROMが着脱可能な少なくとも1個のROMソケットと、ICメモリカードが着脱可能な少なくとも1個のICカードコネクタと、パーソナルコンピュータと接続可能な通信コネクタとを、互いにバスライン接続するとともに、前記読出し専用メモリの書換用データが記憶された書換え元として、前記ROMソケットに装着されたROM、前記ICカードコネクタに装着されたICメモリカード、および前記通信コネクタに装着されたパーソナルコンピュータのいずれかから選択する書換え元選択手段と、前記選択された書換え元に記憶された書換用データを前記読出し専用メモリに書込む書換え制御手段と、前記読出し専用メモリのデータ書換えを実行する前に、この読出し専用メモリ内の全記憶データを前記RAM、ICカードおよびパーソナルコンピュータの少なくとも一つに格納するデータ保護手段とを備えたことを特徴とする読出し専用メモリのデータ書換え装置。
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