JP3570796B2 - スプレー用作動ボタン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスプレー用作動ボタンに関し、特に、エアゾール容器のような噴霧容器のステムに装着されて容器内の製品を外部に噴出させるのに用いられるスプレー用作動ボタンに関する。
【0002】
【従来の技術】
エアゾール容器等のステムに装着されるスプレー用作動ボタンにおいて、使用目的に応じて噴射パターンを切り換えられるようにしたものは知られている。その代表的なものとして、図7に示すように、容器1のステム2の開口に連通する連通孔51を穿設した軸部52を持つ固定部材50に、該軸部52を枢支軸として回転自在となった回転部材53を取り付けた形態のものが知られている(実開平4−14154号公報)。回転部材53には軸部52と直交しかつ一方に開放端を持つ連通路54が形成されており、該連通路54内に前記軸部52の先端に形成したカム面52a部分が突出することにより、軸部52の連通孔51と連通路54の内部空間とは連通状態となっている。
【0003】
該連通路54の前記開放端にはノズル部材10aが取り付けられる。該ノズル部材10aは前記連通路54側を開放端とする開孔11aを有し、該開孔11aの他端は閉止端12aとなっている。そして、該閉止端12aの中央には小径のオリフィス13aが形成され、さらに、該閉止端12aには一端を前記オリフィス13aに開放した凹溝14aが複数本径方向に形成されている。
【0004】
前記開孔11aにはその外径が開孔11aの内径よりも幾分小径のニードル部材20aが摺動自在に挿入され、付勢部材55により閉止端12aに向けて常時押圧されている。そして、前記ニードル部材20aには前記軸部52の先端に形成したカム面52aに摺接する係合部56が形成されており、回転部材50を回動することにより、該係合部56とカム面52aとの係合位置が変化し、それにより、ニードル部材20aは、その先端を前記ノズル部材10aの閉止端12aに衝接した位置とそこから離間した位置との間で連続的に移動することができるようになっている。
【0005】
図7はニードル部材20aがノズル部材10の裏面側である閉止端12aに衝接した状態であり、いわゆるメカニカルブレークアップ機構を構成している。すなわち、容器1の内容物はステム2の開孔から連通孔51、連通路54を通り、さらに、ノズル部材10aの開孔11aとニードル部材20aとの間の空間を通って、ノズル部材10aの裏面である閉止端12aに達する。そこから、該閉止端12aに形成された凹溝14aを通過してオリフィス13aに達し、オリフィス13aを通過して外部に旋回しながら高速で噴射され、比較的径の大きい噴射パターンを形成する。
【0006】
図示しないが、回転部材53を図1の状態から180°回転させることにより、ニードル部材20aの先端はノズル部材10aの裏面から最も離間した状態となる。その状態ではもはやメカニカルブレークアップ機構は構成されず、エアゾール容器における通常のオリフィスからの噴射と同じ状況となり、噴射量を大きく変化させることなく比較的小さい半径を持つ噴射パターンが形成される。
【0007】
この種のスプレー用作動ボタンは、エアゾール容器において噴射剤として圧縮ガスを用いる場合、内容物をミスト化して噴射させるために特に有効に用いられる。しかしながら、上記したスプレー用作動ボタンは内容物のミスト化のためのメカニカルブレークアップ機構としてノズル部材の裏面側に凹溝を形成する等複雑な構成を有しており、また、非噴射時にノズル部材の裏面とニードル部材の先端とを密閉しない状態で放置される場合もあり得ることから、ヘアスプレー、ペイント、接着剤のような詰まり易い内容物用の作動ボタンとして使用する場合に、その非噴射時に、オリフィスや凹溝の部分あるいはノズル部材の裏面とニードル部材の先端との間に内容物の乾燥固化分が堆積し易く、再使用時に噴射不良を起こす場合がある。
【0008】
内容物の堆積による詰まりを防止したスプレー用作動ボタンとして、ニードル部材をバネの付勢力により常時ノズル部材裏面へ圧接状態とすると共に、該バネによる付勢力を調節可能とし、かつ、噴射圧によりニードル部材を後退させてオリフィスを開放し噴射させるようにしたものが知られている(特開昭51−52510号公報参照)。
【0009】
さらに、他の形態のスプレー用作動ボタンとして、噴射圧によりニードル部材を後退させてオリフィスを開いて噴射させるようにした作動ボタンにおいて、ニードル部材の先端にオリフィス内に挿入する突起部を形成すると共に、ニードル部材の後退によるオリフィス開口と同時にオリフィス部に空気を噴出して滞留している内容物を空気と共に噴射するようにし、かつ、非噴射時にはバネ付勢力によりオリフィスを密閉するようにしたものも知られている(特公平7−34881号公報参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、図7に示す形態のスプレー用作動ボタンは噴射時、非噴射時を問わず、ニードル部材の先端位置は、ニードル部材に形成した係合部56と軸部52の先端に形成したカム面52aとの位置関係により決まるものであり、ノズル部材とニードル部材先端との間に内容物の乾燥固化分が堆積して詰まりが生じ易い。
【0011】
特開昭51−52510号公報及び特公平7−34881号公報に記載の形態のスプレー用作動ボタンは、非噴射時にはオリフィスが閉鎖されるために内容物の乾燥固化によるオリフィス近傍の詰まりはある程度回避できるが、一方向(閉鎖方向)に常時付勢されたピストン機構とされるニードル部材の進退機構は複雑であり、製造コストが高くなる。また、オリフィスの開放度は噴射圧に左右されるため一定の噴射角度を常時維持することが困難であり、使用に伴う圧力低下により、開放度が不十分となる場合が生じる。
【0012】
また、いずれの場合もニードル部材の先端は容易に変形しない剛性体で形成されているので、例えばオリフィス内に挿入する突起を形成する場合に、精密かつ慎重な加工が必要とされ、また、剛体である突起は使用中に破損してオリフィスを塞いでしまう恐れがある。また、メカニカルブレークアップ機構を持たせるためにノズル部材の裏面に径方向の凹溝を形成したものにあっては、剛性体であるニードル部材の先端を該凹溝のすべてを閉塞する形状に加工することはきわめて困難である。
【0013】
上記のように、従来知られたメカニカルブレークアップ機構を備えたスプレー用作動ボタンにおいては、いずれも複雑な機構を導入してオリフィスあるいはその近傍での内容物の乾燥固化による詰まりを回避しているが、なお完全ではなく改善が求められている。
従って本発明の目的は、メカニカルブレークアップ機構を備えたスプレー用作動ボタンにおいて、簡単な構成でありながら確実に内容物の固化による詰まりを防止することのできるスプレー用作動ボタンを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明によるスプレー用作動ボタンは、基本的に、容器のステム開口に一端が連通可能な連通孔と、該連通孔の他端側に位置するノズル部材と、該連通孔内において該ノズル部材の裏面に近接して配置されるニードル部材とを有しており、該ノズル部材及びニードル部材は一方が他方に対して移動可能とされることにより、ノズル部材の裏面とニードル部材の先端とは互いに衝接した状態と離間した状態とを取りうるようになっているスプレー用作動ボタンにおいて、前記移動可能とされる部材の衝接方向への移動と離間方向への移動は共に強制移動手段、好ましくはネジ嵌合による移動手段により行われると共に、前記ニードル部材は少なくともその先端部分が弾性材料により構成されていることを特徴とする。
【0015】
このスプレー用作動ボタンにおいては、ノズル部材あるいはニードル部材の他方に対する移動は、衝接方向への移動も離間方向への移動も共に強制移動手段により行われる。そのために、従来の作動ボタンのように、噴射圧の低下あるいは指による押し下げ力の変化により、ノズル部材の裏面とニードル部材の先端との間の距離が変化することはなく、終始所望の間隙を保持して噴射を継続して行うことができる。また、オリフィス部あるいはその近傍に詰まりが生じた場合でも、強制移動手段をさらに閉鎖方向に作動してニードル部材を前進させることにより、堆積した乾燥固化分をオリフィスから排除することが可能となる。
【0016】
また、非噴射時にはノズル部材の裏面とニードル部材の先端とを衝接させて滞留する内容物を外部に排出し、内容物の乾燥固化による詰まりを防止するが、本発明によるスプレー用作動ボタンにおいてはニードル部材の少なくとも先端部分は弾性材料により構成されていることから、衝接後にさらにネジ嵌合による移動手段を密閉方向に作動させることにより、弾性材料の一部がオリフィス内に侵入することができ、密封度をさらに向上させることができる。この場合には、オリフィス内に残存する内容物の量はさらに低減し、次回の再使用時にオリフィス内に残存していた内容物は容易に噴出可能であり、詰まりから回避される。
【0017】
本発明の好ましい態様においては、前記ノズル部材の裏面にはオリフィスに通じる径方向の凹溝が形成される。この場合にも、衝接後にさらにネジ嵌合による移動手段を密閉方向にさらに作動させることにより、弾性材料であるニードル部材の先端部は容易に変形して前記凹溝内に確実に入り込むことができ、その結果、凹溝内に内容物が残存するのは回避される。
【0018】
本発明のさらに好ましい態様ではニードル部材の先端にノズル部材のオリフィスに挿入可能な突起が形成される。この態様によれば、ネジ嵌合による移動手段を密閉方向に作動させることにより、オリフィス内に残存する内容物のほとんどを確実に排出することができる。突起を含むニードル部材の先端部分は弾性材料であり、突起の形状がオリフィスの形状に完全に一致していなくとも、オリフィス内への進入は可能であり、突起の成形加工は容易となる。また、同じ形状の突起を持つニードル部材を多少寸法のことなるオリフィスを持つノズル部材にも利用可能となる。さらに、弾性体であることから、突起物が破損する可能性も低下する。
【0019】
本発明によるスプレー用作動ボタンは、エアゾール容器のように容器内の圧力により内容物が噴出する形態の容器のスプレー用作動ボタンとしても使用でき、また、指等で押し下げることにより生じるポンプ作用で内容物を噴出する形態の容器のスプレー用作動ボタンとしても使用できる。
【0020】
【発明の実施の態様】
以下、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の態様をいくつかの実施例に基づき説明する。
図1は本発明によるスプレー用作動ボタンの一実施例を示す断面図であり、ステム2のみを示す内容物を収容した圧力容器に装着して用いるものとして示している。図示しない容器の首部に着脱自在に装着されるようにされた本体ケーシング5は該容器のステム2に嵌合する嵌合孔6を有し、該嵌合孔6の先端にはステム2の開口に連通する第1の連通孔7が形成される。さらに、前記第1の連通孔7に連通する第2の連通孔8が本体ケーシング5を貫通する状態で形成されており、該第2の連通孔8の一方端側(図1では左端側)には後記するノズル部材10が装着され、他端側(図1では右端側)には内面にネジが切られた筒状ブッシュ9が装着されている。
【0021】
図5a、bはノズル部材10の一例を示しており、このノズル部材10は、装着時に前記第2の連通路8側となる筒状の開孔部11と、先端側の閉止部12とを有し、閉止部12の中央には小径のオリフィス13が形成され、さらに、閉止部12の裏面側には図5bによく示すように一端を前記オリフィス13に開放した凹溝14が複数本(図では4本)径方向に形成されている。
【0022】
前記第2の連通路8の先端にノズル部材10を装着した状態で、該ノズル部材10の閉止部12の裏面側に近接した位置には、ノズル部材10の開孔部11の内径よりも幾分小径とされるニードル部材20が配置される。該ニードル部材20は先端部分(ノズル部材10の閉止部12側に位置する部分)21はゴム、エラストマーのような弾性材料で形成されており、後方部分22は樹脂材料のように剛性材料で形成されている。図示のものでは、先端部分21が後方部分22よりも小径のものとなっているが、同じ径であってもよい。
【0023】
ニードル部材20の後方端には、前記筒状ブッシュ9にネジ嵌合するネジ部23を持つステム24が回動は自由であるが軸方向の移動は規制された状態で取り付けられている。ステム24は筒状ブッシュ9を越えてさらに延出し、延出端にはハンドルとして機能する径大部25となっている。従って、径大部25を指で回転させることによりステム24は回動し、筒状ブッシュ9とのネジ嵌合により、その回動の方向及び回転量に応じて図で左右方向に移動する。そして、外ステム24の移動に応じて、前記ニードル部材20はノズル部材10に衝接する方向及び離間する方向に移動する。
【0024】
次に、このスプレー用作動ボタンの作用について説明する。内容物を収容する容器のステム2に嵌合孔6を嵌合させた状態で容器にスプレー用作動ボタンを装着する。次に、使用者は径大部25を指で回転させてニードル部材20の裏面12とノズル部材10の先端部との間隙を所望の距離に調節し、作動ボタンを押し下げる。容器の内圧によりあるいはポンプ作用により、容器の内容物は、ステム2から第1及び第2の連通路7、8を通り、ノズル部材10の開孔部11とステム部材20との筒状流路を通過し、ノズル部材10の閉止部12に形成したオリフィス13から噴射される。
【0025】
図5に示すような裏面に凹溝14を形成したノズル部材を用いる場合には、ニードル部材の弾性材料で形成された先端部分21の先端面が該ノズル部材10の裏面側に衝接する位置までニードル部材20を前進させてから使用する(図2参照)。それにより、内容物はノズル部材10の裏面に形成した凹溝14を通過してオリフィス13から噴射されるので、ミスト化が促進されかつ噴射角度も大きくなる。狭い角度での噴射の望む場合には、図1に示すように、ステム24を回転してニードル部材20を所望距離後退させる。
【0026】
噴射を終えた時点で、使用者は、図2に示す状態(すなわち、ニードル部材20の先端面がノズル部材10の裏面に衝接した状態)からさらにステム24を閉鎖方向に回転させ、増し締めを行う。ニードル部材20の先端部分21は弾性材料で構成されており、この増し締めによりニードル部材20の先端部分21は、図3に21aとして示されるように、ノズル部材10の裏面に形成した凹溝14の内部及びオリフィス13の内部に容易に侵入することができる。それにより、噴射圧の解除により凹溝14の内部及びオリフィス13の内部に残存していた内容物はそのほとんどがオリフィス13から外部に押し出される。そのために、従来のこの種のボタンのように非使用時にオリフィス内等に残存する内容物が乾燥固化して次回の噴射時に詰まりが生じる、ということは確実に回避できる。
【0027】
噴射終了時にこの増し締めを行わなかった場合、あるいは、ノズル部材10の裏面とニードル部材20の先端との間に間隙を残したままで放置した場合のように詰まりが生じた場合であっても、本発明によるスプレー用作動ボタンにあっては、ニードル部材20は接近及び離間両方向に強制移動されるものでありかつニードル部材20の先端は弾性材料により構成されているので、ニードル部材20の往復動及び前記増し締め動作を反復して行うことにより、残存内容物の乾燥固化物は容易に外部に排出することができ、詰まりは容易に解消できる。
【0028】
図4はニードル部材20の他の実施例を示しており、この例では、弾性材料でありニードル部材20の先端部分21の先端面にオリフィス13に挿入可能な突起21bが一体成形されている。このニードル部材20を用いることにより、オリフィス3の詰まりはさらに確実に回避できることは理解されよう。
上記の説明は本発明によるスプレー用作動ボタンの好ましい態様の説明であって他に多くの変形例が存在する。ニードル部材20を前進、後退させる機構としてネジ嵌合による移動手段を示したが、これに限ることなく、両方向に強制的に移動させることのできる手段であれば、任意に用いることができる。また、ノズル部材は固定とし、ニードル部材20が移動するものとして示したが、図6に示すように、ニードル部材20’を本体ケーシング5’に固定状態に一体的に形成し、外周にねじ19を形成したノズル部材10’を本体ケーシング5’に形成した第2の連通孔8’の開放した先端部ににネジ嵌合することにより、ニードル部材20’に対して衝接した状態と離間した状態とを取りうるように移動するようにしてもよい。また、双方を移動可能としてもよい。
【0029】
また、ノズル部材10の裏面及びニードル部材20の先端面は共に平面のものとして示したが、両者が密着状態で衝接可能でれば、その形状は任意であり、一方が凹面、他方が対応した凸面の形状であってもよい。さらに、ニードル部材20は全体が弾性材料により構成されていても、目的が達成可能であることは容易に理解されよう。
【0030】
【発明の効果】
本発明によるスプレー用作動ボタンによれば、非噴射時における内容物の乾燥固化による詰まりを確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスプレー用作動ボタンの一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示すスプレー用作動ボタンの一使用態様を示す断面図。
【図3】非噴射時の一態様を示す断面図。
【図4】本発明によるスプレー用作動ボタンの他の実施例を示す断面図。
【図5】ノズル部材の一例を示す図であり、(a)はその一部断面による側面図、(b)は右側面図である。
【図6】本発明によるスプレー用作動ボタンの他の実施例を示す断面図。
【図7】スプレー用作動ボタンの従来例を示す断面図。
【符号の説明】
2…ステム、5…本体ケーシング、7、8…連通孔、10…ノズル部材、13…オリフィス、14…凹溝、20…ニードル部材、21…弾性材料からなる先端部分、21b…突起、22…後方部分、23…ネジ部、24…ステム、25…径大部

Claims (4)

  1. 容器のステム開口に一端が連通可能な連通孔と、該連通孔の他端側に位置するノズル部材と、該連通孔内において該ノズル部材の裏面に近接して配置されるニードル部材とを有しており、該ノズル部材及びードル部材は一方が他方に対して移動可能とされることにより、ノズル部材の裏面とニードル部材の先端とは互いに衝接した状態と離間した状態とを取り得るようになっているスプレー用作動ボタンにおいて、
    前記移動可能とされる部材の衝接方向への移動と離間方向への移動は共に強制移動手段により行われると共に、前記ニードル部材は少なくともその先端部分が弾性材料により構成されており、該先端部分と前記ノズル部材の裏面とを衝接させた状態で前記ニードル部材をさらに前記ノズル部材の方へ移動させることにより、前記先端部分の一部を前記ノズル部材のオリフィス内に侵入させることができることを特徴とするスプレー用作動ボタン。
  2. 前記強制移動手段がネジ嵌合による移動手段であることを特徴とする請求項1記載のスプレー用作動ボタン。
  3. 前記ノズル部材の裏面にはオリフィスに通じる径方向の凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載のスプレー用作動ボタン。
  4. 前記ニードル部材はその先端に前記ノズル部材のオリフィスに挿入可能な突起を有していることを特徴とする請求項1記載のスプレー用作動ボタン。
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