JP3570141B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば画像形成装置のランプ負荷などに電力を供給するスイッチング電源装置に関し、特に、ランプの断線等による負荷の開放または電源装置の故障を検知して原因がいずれであるかを特定できるようにしたスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置などのハロゲン・ランプ点灯用スイッチング電源装置において、ランプ断線検知機能(負荷開放検知)を電源装置内に組み込み断線時に該電源回路を停止させるようにすることが行われている。
例えば、特開平8ー80034号公報に示されるスイッチング電源回路は、負荷電流をスイッチング素子の駆動パルス幅などによって検出し、負荷が開放状態になったことを検出して回路動作を停止させ出力をとめるようにしている。
また、特開平8−80035号公報に示されるスイッチングレギュレータは、チョークコイルの複巻き線に誘起する電圧を検出して、負荷の断線を検出し、スイッチング素子を駆動するパルス変調制御回路の発振を停止させて、スイッチングレギュレータの出力を0にしている。
【0003】
これらの、スイッチング電源装置は、負荷の断線を検出してスイッチング電源装置の動作を停止させるものであって、ランプの断線を検出して電源装置を停止させることはできるが、ランプ点灯用電源装置自体に故障が生じたときに、ランプ断線による停止かランプ点灯用電源装置の故障による停止かを判断することができず、修理時にどちらの部品を交換してよいのか判断できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来のスイッチング電源装置が有する問題を解決するものであって、例えば、ランプ点灯用スイッチング電源装置において、負荷の開放(ランプの断線)またはスイッチング電源装置自体の故障を検出して、該スイッチング電源装置を停止させるとともに、スイッチング電源装置の停止時に、負荷の断線による停止か電源装置の故障による停止かを判断することができるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、直流電源と負荷への出力端子に直列に接続されたスイッチ素子およびインダクタからなる電圧変換回路と、負荷電流を検出する負荷電流検出手段と、前記インダクタに磁気的に結合された巻線を有し電源装置の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記検出した負荷電流と前記検出した出力電圧に基づいて前記スイッチ素子の動作を制御する制御回路からなり、該制御回路を直流電源からの電圧によって起動し、起動後は前記巻き線から駆動電圧を供給してスイッチ素子の動作のデューティを制御して前記負荷への供給電圧を一定にするスイッチング電源装置に、前記出力電圧検出手段の出力を用いて、電源装置から所定の出力電圧が出力されているか否か、及び負荷に異常が発生した結果、当該電源装置から所定の出力電圧が出力されていないかを監視する出力監視手段と、前記出力監視手段の出力である電源装置から所定の出力電圧が出力されているか否か、及び負荷に異常が発生した結果、当該電源装置から所定の出力電圧が出力されていないかに基づいて、故障個所を特定する故障個所特定手段とを設けた。
【0006】
【作用】
定格負荷以下においてインダクタ(チョークコイル)に流れる電流を臨界電流値以下(不連続モード)となるようにチョークコイルL1のインダクタンス値を設定することによって、故障個所特定機能は、寿命などによりハロゲン・ランプなどの負荷が断線し負荷開放状態となったときに、チョークコイルに磁気結合された二次巻線からスイッチング素子制御手段へ供給される電源電圧が不足し、スイッチング動作は停止する。その後、スイッチング電源装置は、起動抵抗等を介した電圧によって再起動動作となり一瞬出力電圧が出力されるが二次巻線から電源が供給されないので停止し、この起動停止を繰り返して間欠動作となる。
【0007】
スイッチング電源装置を間欠動作させるためのインダクタンス値L1の条件は、スイッチング電源装置の出力電圧をVoとし、スイッチング素子Q1のオフ時間をTOFFとし、スイッチング電源装置の出力電流をIoとすると、下記(1)式で表わされる。
L1<{Vo×TOFF)}÷(2×Io)……(1)
【0008】
制御回路へ電源を供給しているチョークコイルL1の二次巻線L2を平滑した第3のコンデンサC3の電圧を監視し、この監視信号に基づいて、電源装置が故障したときには、故障個所特定手段は電源装置故障またはランプ断線のいずれかの状態を出力する。
よって、スイッチング電源装置の故障箇所を容易に判別することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1を用いて、本発明にかかるスイッチング電源装置の回路の基本構成を説明する。
本発明にかかるスイッチング電源装置1は、直流電源10と、電圧変換手段20と、出力電圧検出手段30と、負荷電流検出手段40と、スイッチング素子制御手段50と、起動手段60と、出力監視手段70と、故障個所特定手段80とから構成される。
スイッチング電源装置1は、交流電源2から電力の供給を受けハロゲンランプなどの負荷3に制御された直流電圧Voを供給する。
【0010】
直流電源10は、ダイオードブリッジDBからなる整流回路11と、該整流回路の直流出力端子間に接続された平滑用コンデンサとして働く第1のコンデンサC112とを有して構成される。
直流電源10は、所定の直流電圧Vc1を出力する。
【0011】
電圧変換手段20は、前記直流電源10の出力と負荷3との間に直列に接続された例えばスイッチングFETからなる第1のスイッチング素子Q121およびチョークコイルL122と、前記直流電源の出力端子に前記第1のスイッチング素子Q1を介して並列に接続されたフライホイールダイオードとして働く第1のダイオードD123と、前記直流電源の出力端子に第1のスイッチング素子Q1およびチョークコイルL1を介して並列に接続された第2のコンデンサC224とを有して構成される。
電圧変換手段20は、制御された所定の電圧をスイッチング電源装置1の出力電圧Voとして出力する。
【0012】
出力電圧検出手段30は、前記チョークコイルL122の二次巻線L231と、該二次巻線L2の一方の端子に一方の端子が直列に接続された第2のダイオードD232と、該第2のダイオードD2の他方の端子と前記二次巻線L2の他方の端子との間に接続された第3のコンデンサC333とを有して構成される。
出力電圧検出手段30は、スイッチング電源装置1の出力電圧Voに見合った検出電圧Vc3を出力する。
【0013】
負荷電流検出手段40は、前記直流電源10の一方の端子と前記スイッチング素子Q121との間に接続された負荷電流検出抵抗として働く第2の抵抗R241と、該第2の抵抗R2に並列に接続された分圧抵抗として働く第3の抵抗R342と、第4の抵抗R443とを有して構成される。
負荷電流検出手段40は、負荷電流に見合った負荷電流検出電圧Vr4を出力する。
【0014】
スイッチング素子制御手段50は、前記出力電圧検出手段30の出力Vc3と前記負荷電流検出手段40の出力Vr4に基づいて前記スイッチング素子Q121のデューティを制御する。
【0015】
起動手段60は、前記直流電源10の出力端子間に並列に接続された起動用抵抗として働く第1の抵抗R161と、第11の抵抗R1163および該第11の抵抗R11に並列に接続された第4のコンデンサC462とから構成される。
前記第1の抵抗R1と第11の抵抗R11および第4のコンデンサC4の接続点は、第3のダイオードD3を介して前記出力電圧検出手段30の出力に接続されるとともに、前記スイッチング素子制御手段50に接続される。
【0016】
出力監視手段70は、前記出力電圧検出手段30の出力端子間に並列に接続された第5の抵抗R571とフォトカプラPC172を構成するフォトダイオード721と、電源Vcc1に直列に接続された1次側トランスT174とフォトカプラPC172を構成するフォトトランジスタ722とを有して構成される。
【0017】
故障回路特定手段80は、電源Vcc1と電源Vcc2から電圧が供給され、前記出力監視手段70の1次側トランスT174と磁気結合された2次側トランスT281と該2次側トランスT281に直列に接続された第5のダイオードD5100と第5のコンデンサC582の直列接続体と、該第5のダイオードD5と第5のコンデンサC5の接続点に接続された第6の抵抗R683と、前記電源Vcc1と第1の出力端子88とに直列に接続された第4のダイオードD484と、前記電源Vcc2に第7の抵抗R786を介して接続された第2のスイッチング素子Q285と、第1の出力端子88と接地との間に接続された第7のコンデンサC787と第2の出力端子89を有して構成される。
前記第6の抵抗R6の他端が前記トランジスタQ2のベースに接続される。
【0018】
以下、図2および図3を用いて、図1に示したスイッチング電源装置1の動作を説明する。
直流電源10は、交流入力電圧を整流回路11で全波整流し、平滑コンデンサC112で平滑して直流電圧Vc1を得る。
スイッチング素子制御手段50は、負荷電流ILや交流入力電圧および出力電圧Voなどの条件によって、第1のスイッチング素子Q121の導通時間率(デューティ)を制御することによって、平滑された直流電圧Vc1をチョッピングし脈流電圧に変換した後、チョーク・コイルL122、第1のダイオードD123、および第2のコンデンサC2により、スイッチング素子Q121の時比率に応じた直流降圧電圧Voに変換しハロゲン・ランプからなる負荷3に供給する。
【0019】
第1のスイッチング素子Q121のデューティを制御するスイッチング素子制御手段50の起動時には、起動抵抗R161とR1163の分圧により第4のコンデンサC462を充電した充電電圧Vc4が該制御手段50へ供給され、該制御手段50は、所定の周波数で起動する。
起動後は、スイッチング素子制御手段50には、チョークコイルL122の二次巻線L231からスイッチング電源装置1の出力電圧Voに比例した検出電圧Vc3が供給され、該制御手段50は、前記出力電圧Voが所定の値になるように第1のスイッチング素子Q121のデューティを制御する。
【0020】
故障箇所特定機能は、出力監視手段70と故障箇所特定手段80から構成される。出力監視手段70は起動抵抗R1,R11および第4のコンデンサC4の影響を受けない第2のダイオードD2と第3のダイオードD3間に接続されている。故障個所特定手段80は、正常時と電源装置故障やランプ断線などの異常発生時の動作モードにより発生する各々のモニター信号レベルや種類により判別してモニタ端子T5およびモニタ端子T6へ出力する。
【0021】
図2にスイッチング電源装置1が正常に動作している状態と負荷が断線した状態での、出力電圧Vo、負荷電流IL、第3のコンデンサC3の端子間電圧Vc3、第4のコンデンサC4の端子間電圧Vc4、故障個所特定手段80の第1の出力電圧Vm1、および第2の出力電圧Vm2の関係を示す。
【0022】
スイッチング電源装置1が正常に動作しているときには、出力電圧Voは、制御された電圧”High”(以下、”Hi”と記す)であり、負荷3には所定の負荷電流IL”Hi”が流れる。このとき、チョークコイルL122の二次巻線L231には常に電圧が誘起され第2のダイオードD2を通して第3のコンデンサC3は所定の電圧Vc3に充電される。
【0023】
スイッチング素子制御手段50は、電源装置10の出力電圧Vc1によって起動用抵抗R161,R1163を介して充電された第4のコンデンサC4の端子間電圧Vc4によって起動される。該制御手段50が起動された後は、制御手段50は二次巻線L2に誘起された電圧によって充電された第3のコンデンサC3の端子間電圧Vc3によって駆動される。このときの電圧Vc3は、スイッチング素子制御手段50が動作する下限の電圧以上となるように、かつ出力電圧に比例して制御素子が動作するように負荷電流と出力電圧およびチョークコイルL1ならびに二次巻線L2との関係が設定されている。
【0024】
このとき、出力監視手段70および故障個所検出手段80においては、第3のコンデンサC3の電圧Vc3によってフォトカプラPC172のフォトダイオード721が動作してフォトトランジスタ722は導通する。
したがって、故障個所検出手段80の第1の出力端子T5の出力電圧Vm1は”Low”(以下、Loと記す)となり、出力監視手段70の出力に変化が生じないので2次側トランスT281に電圧が誘起されず第2のスイッチング素子Q285は遮断されるので第2の出力端子T6の出力電圧Vm2は”Hi”となる。
【0025】
次ぎに、スイッチング電源装置1が正常に動作している状態で、ランプが断線(負荷が開放)した場合を説明する。
負荷が開放されると、負荷電流ILは”Lo”となる。チョークコイルL1のインダクタンス値は、定格負荷以下においてチョークコイルL1に流れる電流が臨界電流値以下(不連続モード)となるように設定されているので、二次巻線L2を平滑した第3のコンデンサC3の端子間電圧Vc3は、スイッチング素子制御手段50が動作する下限の電圧以下となり、制御手段50は停止してスイッチング電源装置1は停止する。
【0026】
その後、起動抵抗R161とR1163を介して第4のコンデンサC4が充電され電圧Vc4が、スイッチング素子制御手段50が動作する下限の電圧以上となると、スイッチング素子制御手段50が再起動され、スイッチング電源装置1は一瞬出力電圧Voを発生するが、チョークコイルL122に流れる電流は臨界電流値以下であるので、二次巻線L2からは制御手段50を駆動するに充分な電圧が供給されず、制御手段50は停止する。
すると、上に述べたとおり、制御手段50は再起動されその結果制御手段50は起動停止を繰り返す間欠動作となる。
【0027】
このようにスイッチング電源装置1が間欠動作すると、二次巻線L2の誘起電圧を平滑した第3のコンデンサC3の電圧Vc3はパルス状に発生する。そのパルス電圧はフォトカプラPC172のフォトダイオード721を間欠動作させ、フォトトランジスタ722は間欠的に導通する。
したがって、フォトトランジスタ722に印加される電圧Vcc1は、第7のコンデンサC7で平滑され、モニタ端子T5の出力電圧Vm1は”Hi”となる。
一方、第2のスイッチング素子Q285のベースに接続された第5のコンデンサC5は出力監視手段70の出力が間欠的に導通しているので2次側トランスT281に電圧が誘起されダイオードD5を通して充電され、第2のスイッチング素子Q285は導通して、モニタ端子T6の出力電圧Vm2は”Lo”へ切り替わる。
【0028】
このように、モニタ端子T5の出力電圧Vm1が”Lo”のときは電源装置1は正常に動作している状態で、”Hi”のときは負荷3を含む電源装置1の動作に異常が発生した状態として判別することができる。
また、モニタ端子T5の出力電圧Vm1が”Hi”で異常状態を示している時に、モニタ端子T6の出力電圧Vm2が”Lo”のときは、ランプ断線(負荷開放)と判別できる。
【0029】
図3を用いて、負荷(ランプ)3は正常であるがスイッチング電源装置1に故障が生じた場合の動作を説明する。
まず、スイッチング素子Q1が短絡し、スイッチング電源装置1がスイッチング動作しなくなった場合に付いて説明する。
このような状態では、電源装置1の出力電圧Voは、直流電源10の出力電圧Vc1となり、過大な負荷電流ILと出力電圧Vc1によりランプが断線(負荷が開放)する。しかしスイッチング動作しないことから負荷電流ILに変化が生じないので、チョークコイルL122の二次巻線L231に電圧が誘起されずフォトカプラPC172は導通しない。
したがって、モニタ端子T5の出力電圧Vm1は”Hi”のままであり、同じくモニタ端子T6の出力電圧Vm2も電源装置1が動作しないので”Hi”のままである。
【0030】
一方、スイッチング素子制御手段50が故障したりスイッチング素子Q121が破損して電圧変換手段20が動作しなくなった場合は、スイッチング電源装置1の出力電圧Voは0となり、負荷電流ILが流れないのでチョークコイルL122の二次巻線L231に電圧が誘起されずフォトカプラPC172は導通しない。
したがって、モニタ端子T5の出力電圧Vm1は”Hi”のままであり、同じくモニタ端子T6の出力電圧Vm2も電源装置が動作しないので”Hi”のままである。
【0031】
このように、モニタ端子T5の出力電圧Vm1が”Hi”で、かつモニタ端子T6の出力電圧Vm2が”Hi”場合は、電源装置1が正常に動作していないことを示しており、電源装置1に異常が発生した状態として判別することができる。
【0032】
上述したモニタ端子T5の出力電圧Vm1とモニタ端子T6の出力電圧Vm2の状態による故障の見分け方を図4に示す。
すなわち、モニタ端子T5の出力電圧Vm1が”Lo”のときはスイッチング電源装置1は正常に動作している。
モニタ端子T5の出力電圧Vm1が”Hi”となり、モニタ端子T6の出力電圧Vm2が”Lo”となったときは負荷開放(ランプ断線)の状態であるので、装置が複写機などの画像形成装置であるときには、説明を省略した表示制御手段によって操作パネルにランプ断線を表示するとともに、所定の手続を経てランプ点灯用スイッチング電源装置1の動作を停止させる。
モニタ端子T5の出力電圧Vm1が”Hi”となり、モニタ端子T6の出力電圧Vm2が”Hi”となったときは電源装置1に故障が生じたときであるので、操作パネルに電源装置故障を表示して、スイッチング電源装置1の動作を停止させる。
【0033】
図5を用いて、本発明にかかるスイッチング電源装置1の第2の実施の態様を説明する。この第2の実施の態様における故障箇所特定機能を構成する部分以外の基本構成は第1の実施の態様と同様であり、同じ符号は同じ要素を示している。
【0034】
故障箇所特定機能達成部分の一つである出力監視手段70は、電源Vcc1と電源Vcc2から電圧が供給される。該出力監視手段70は、電源Vcc1に接続された第1のフォトカプラPC172からなる負荷電流検出部と、電源Vcc2に直列接続された1次側トランスT174と第2のフォトカプラPC273からなる出力電圧検出部から構成される。
第1のフォトカプラPC172は、フォトダイオード721とフォトトランジスタ722から構成される。第2のフォトカプラPC273は、フォトダイオード731とフォトトランジスタ732から構成される。
【0035】
故障回路特定手段80は、電源Vcc3から電圧が供給される。
故障回路特定手段80は、電源電源Vcc2に接続された前記出力監視手段70の1次側トランスT174と磁気結合された2次側トランスT281と該2次側トランスT281に直列に接続された第5のダイオードD5100と第5のコンデンサC582の直列接続体と、該第5のダイオードD5と第5のコンデンサC5の接続点に接続された第6の抵抗R683と、前記電源Vcc3に第7の抵抗R786を介して接続された第2のスイッチング素子を構成するトランジスタQ285と、前記フォトカプラ72のフォトトランジスタ722の出力をモニタ端子T5に出力する第1の出力端子88と、電源Vcc3に第7の抵抗R786を介して接続された第2のスイッチング素子Q285の出力をモニタ端子T6に出力する第2の出力端子89を有して構成される。
前記第6の抵抗R6の他端が前記第2のスイッチング素子を形成するトランジスタQ2のベースに接続される。
【0036】
出力検出手段90は、電圧変換手段20の出力と負荷3との間に接続された電流検出用抵抗R892と、該抵抗R892の後に接続された第3のスイッチング素子Q391と、前記スイッチング素子Q391の後に接続された第9の抵抗R993と、前記抵抗R892の後に接続された第10の抵抗R1094とから構成される。
【0037】
出力監視手段70の負荷電流検出部は、負荷電流ILを電流検出抵抗R892によって電圧信号に変換して第9の抵抗R993と第3のスイッチング素子Q391によって検出する。
出力監視手段70の出力電圧検出部は、スイッチング電源装置1の出力電圧Voを第10の抵抗R1094を通して検出する。
【0038】
以下、図6および図7を用いて、図5に示したスイッチング電源装置1の動作を説明する。
図6にスイッチング電源装置1が正常に動作している状態と負荷が断線した状態での、出力電圧Vo、負荷電流IL、フォトカプラPC1の動作状態、フォトカプラPC2の動作状態、故障個所特定手段80の第1の出力電圧Vm1、および第2の出力電圧Vm2の関係を示す。
【0039】
スイッチング素子制御手段50は、直流電源10の出力電圧Vc1によって起動用抵抗R161を介して充電された第3のコンデンサC362の端子間電圧Vc3によって起動される。該制御手段50が起動された後は、制御手段50は二次巻線L2に誘起された電圧によって充電された第3のコンデンサC3の端子間電圧Vc3によって駆動される。このときの電圧Vc3は、スイッチング素子制御手段50が動作する下限の電圧以上となるように、かつ出力電圧に比例して制御素子が動作するように出力電圧と負荷電流およびチョークコイルL1ならびに二次巻線L2との関係が設定されている。
スイッチング電源装置1が正常に動作しているときには、出力電圧Voは、制御された電圧”Hi”であり、負荷3には所定の負荷電流IL”Hi”が流れる。このとき、出力検出手段90の第3のスイッチング素子Q391は導通し、出力監視手段70のフォトカプラPC172のフォトダイオード721は発光する。同様に出力監視手段70のフォトカプラPC273のフォトダイオード731は発光する。
【0040】
したがって、第1のフォトカプラPC172のフォトトランジスタ722は導通し、故障個所検出手段80の第1の出力端子T5の出力電圧Vm1は”Lo”となる。同様に第2のフォトカプラPC273のフォトトランジスタ732は導通状態が続き変化が生じないので2次側トランスT2に電圧が誘起されず、第2のスイッチング素子Q285は遮断されるので第2の出力端子T6の出力電圧Vm2は”Hi”となる。
【0041】
次ぎに、スイッチング電源装置1が正常に動作している状態で、ランプが断線(負荷が開放)した場合を説明する。
負荷が開放されると、負荷電流ILは”Lo”となる。チョークコイルL1のインダクタンス値は、定格負荷以下においてチョークコイルL1に流れる電流が臨界電流値以下(不連続モード)となるように設定されているので、二次巻線L2を平滑した第3のコンデンサC3の端子間電圧Vc3は、スイッチング素子制御手段50が動作する下限の電圧以下となり、制御手段50は停止してスイッチング電源装置1は停止する。
【0042】
その後、起動抵抗R161を介して第3のコンデンサC3が充電され電圧Vc3が、スイッチング素子制御手段50が動作する下限の電圧以上となると、スイッチング素子制御手段80が再起動され、スイッチング電源装置1は一瞬出力電圧Voを発生するが、チョークコイルL122に流れる電流は臨界電流値以下であるので、二次巻線L2からは制御手段50を駆動するに充分な電圧が供給されず、制御手段50は停止する。
すると、上に述べたとおり、制御手段50は再起動されその結果制御手段50は起動停止を繰り返す間欠動作となる。
【0043】
このようにスイッチング電源装置1が間欠動作すると、出力電圧Voが間欠的に”Hi”となるごとに第2のフォトカプラPC273のフォトダイオード731は間欠的に発光するが、出力電圧Voが間欠的に”Hi”となっても抵抗R892に電流が流れないので第1のフォトカプラPC172のフォトダイオード721は導通しない。
したがって、フォトトランジスタ722は導通せず、モニタ端子T5の出力電圧Vm1は”Hi”となる。
一方、フォトトランジスタ732は間欠的に導通するので2次側トランスT2に誘起された電圧がダイオードD5100を通して第2のスイッチング素子Q285のベースに接続された第5のコンデンサC5が充電され、第2のスイッチング素子Q285は導通して、モニタ端子T6の出力電圧Vm2は”Lo”へ切り替わる。
【0044】
このように、モニタ端子T5の出力電圧Vm1が”Lo”のときは電源装置1は正常に動作している状態で、”Hi”のときは負荷3を含む電源装置1の動作に異常が発生した状態として判別することができる。
また、モニタ端子T5の出力電圧Vm1が”Hi”で異常状態を示している時に、モニタ端子T6の出力電圧Vm2が”Lo”のときは、ランプ断線(負荷開放)と判別できる。
【0045】
図7を用いて、負荷(ランプ)3は正常であるがスイッチング電源装置1に故障が生じた場合の動作を説明する。
まず、スイッチング素子Q1が短絡し、スイッチング電源装置1がスイッチング動作しなくなった場合に付いて説明する。
このような状態では、電源装置1の出力電圧Voは、直流電源10の出力電圧Vc1となり、過大な負荷電流ILと出力電圧Vc1によりランプが断線(負荷が開放)し負荷電流ILが流れない。したがって、第1のフォトカプラPC172のフォトダイオード721は動作せず発光しないのでモニタ端子T5の出力電圧Vm1は”Hi”となる。
一方、第2のフォトカプラPC273のフォトダイオード731は直流電源10の出力電圧Vc1により発光してフォトトランジスタ732が導通するが、導通状態のまま変化しないので2次側トランスT281に電圧が誘起されず第2のスイッチング素子Q285は遮断され、モニタ端子T6の出力電圧Vm2は”Hi”となる。
【0046】
一方、スイッチング素子制御手段50が故障したりスイッチング素子Q121が破損して電圧変換手段20が動作しなくなった場合は、スイッチング電源装置1の出力電圧Voは0となり、負荷電流ILが流れない。したがって、第1のフォトカプラPC172のフォトダイオード722および第2のフォトカプラPC273のフォトダイオード732はいずれも動作せず発光しない。
したがって、モニタ端子T5の出力電圧Vm1は”Hi”のままであり、同じくモニタ端子T6の出力電圧Vm2は”Hi”となる。
【0047】
このように、モニタ端子T5の出力電圧Vm1が”Hi”で、かつモニタ端子T6の出力電圧Vm2が”Hi”場合は、スイッチング素子制御手段50が故障したりスイッチング素子Q121が破損して電源装置1が正常に動作していないことを示しており、電源装置1に異常が発生したことを判別することができる。
【0048】
本実施の態様においては、負荷電流検出方法は、スイッチング素子Q1の駆動パルスの幅やチョークコイルL1の二次巻線L2に発生する電圧など負荷電流が検出できる方法であればとくに上記実施態様に限定されるものではない。
また、この実施の態様では、出力電圧検出部は電源装置出力端に接続されているが、出力電圧検出部の接続場所や検出方法についても、正常動作時に電圧が発生し、ランプ断線時に間欠信号が検出できるものであれば上記例に限定されるものではない。
【0049】
以上の第1の実施の態様および第2の実施の態様については、負荷をハロゲンランプとして説明したが、本発明はこれに限定せず、ランプ点灯装置のように負荷開放と一定負荷しか発生しない可能性のある負荷に対して実施することができる。
また、パルス信号の検出方法はカウンタ回路を用いてもよくまたソフトウェアによる制御などパルス上の電源電圧の発生を検出する機能を満足するのであればその具体的は方法は実施の態様の例に限定されるものではない。また、信号伝達方式もその機能を満たす方式であれば伝達方法は限定されるものではない。
【0050】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、負荷が開放されたときには、スイッチング電源装置1は間欠的に動作し、出力電圧Voも間欠的に表れるので、従来技術で問題になっていた負荷の開放と電源装置の故障とを判断することができず、修理時にどちらの部品を交換してよいのかわからないという問題がなくなる。
また、故障個所特定機能はチョークコイルのインダクタンス値の設定以外は、従来の負荷開放検知回路を利用できるので少量の部品追加で構成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスイッチング電源装置の構成を示す回路図。
【図2】本発明にかかるスイッチング電源装置の動作特性を説明するタイミングチャート(その1)。
【図3】本発明にかかるスイッチング電源装置の動作特性を説明するタイミングチャート(その2)。
【図4】本発明にかかるスイッチング電源装置のモニタ信号出力と電源装置の状態との論理表。
【図5】本発明にかかるスイッチング電源装置の他の実施の態様の構成を示す回路図。
【図6】本発明にかかるスイッチング電源装置の他の実施の態様の動作特性を説明するタイミングチャート(その1)。
【図7】本発明にかかるスイッチング電源装置の他の実施の態様の動作特性を説明するタイミングチャート(その2)。
【符号の説明】
1 スイッチング電源装置、 2 交流電源、 3 負荷,ハロゲン・ランプ、 10 直流電源、 11 整流回路,ダイオード・ブリッジ(DB)、 12 平滑コンデンサ(C1)、 20 電圧変換手段、 21 スイッチング素子(Q1)、 22 チョークコイル,インダクタ(L1)、 23 フライホイールダイオード(D1)、 24 平滑コンデンサ(C2)、 30 出力電圧検出手段、 31 二次巻線(L2)、 32 ダイオード(D2)、 33 コンデンサ(C3)、 40 負荷電流検出手段、 41 負荷電流検出用抵抗(R3)、 42,43 分圧抵抗(R3,R4)、 50 スイッチング素子制御手段、 60 起動手段、 61 起動用抵抗(R1)、 62 コンデンサ(C)4、 63 起動用抵抗(R11)、 70 出力監視手段、 71 抵抗(R5)、 72 フォトカプラ(PC1)、 721 フォトダイオード、 722 フォトトランジスタ、 73 フォトカプラ(PC2)、74 1次側トランス(T1)、 731 フォトダイオード、 732 フォトトランジスタ、 80 故障個所特定手段、 81 2次側トランス(T2)、 82 コンデンサ(C5)、 83 抵抗(R6)、 84 ダイオード(D4)、 85 スイッチング素子(Q2)、 86 抵抗(R7)、 87 コンデンサ(C7)、 88,89 出力端子、 90 出力検出手段、 91 スイッチング素子(Q3)、 92,93,94 抵抗(R8,R9,R10)、 100 ダイオード(D5)。
Claims (5)
- 直流電源と負荷への出力端子に直列に接続されたスイッチ素子およびインダクタからなる電圧変換回路と、負荷電流を検出する負荷電流検出手段と、前記インダクタに磁気的に結合された巻線を有し電源装置の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記検出した負荷電流と前記検出した出力電圧に基づいて前記スイッチ素子の動作を制御する制御回路からなり、該制御回路を直流電源からの電圧によって起動し、起動後は前記巻き線から駆動電圧を供給してスイッチ素子の動作のデューティを制御して前記負荷への供給電圧を一定にするスイッチング電源装置において、前記出力電圧検出手段の出力を用いて、電源装置から所定の出力電圧が出力されているか否か、及び負荷に異常が発生した結果、当該電源装置から所定の出力電圧が出力されていないかを監視する出力監視手段と、前記出力監視手段の出力である電源装置から所定の出力電圧が出力されているか否か、及び負荷に異常が発生した結果、当該電源装置から所定の出力電圧が出力されていないかに基づいて、故障個所を特定する故障個所特定手段とを有することを特徴とするスイッチング電源装置。
- 負荷開放時に前記インダクタに流れる電流を臨界電流値以下となるように前記インダクタの値を設定し、起動動作と起動後の動作の停止の繰返しによって前記制御回路を間欠動作させて間欠出力電圧を得るようにしたことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
- 故障個所特定手段は、スイッチング電源装置が間欠動作したことによって、負荷開放を特定することを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源装置。
- 負荷は、ランプである請求項1ないし請求項3のいずれか記載のスイッチング電源装置。
- 故障個所特定手段の出力に基づいて、故障個所を表示する機能を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載のスイッチング電源装置。
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